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関係代名詞と疑問代名詞の違いと見分け方を整理

関係代名詞と疑問代名詞の違いと見分け方を整理

関係代名詞と疑問代名詞の決定的な違いは、「直前に修飾する名詞(先行詞)を必要とするか」と「カタマリが形容詞節になるか名詞節になるか」の2点です。

関係代名詞は名詞を後ろから説明するつなぎ言葉ですが、疑問代名詞は「だれ・何」という質問の意味そのものを持ち、文や節の中で主語や目的語になります。

基本ルールさえ押さえれば、文頭や文中の単語を見た瞬間に確実に見分けられます。

関係代名詞と疑問代名詞の根本的な違い

英語の文法問題を解く際や英文読解で多くの学習者がつまずくのが、同じスペルを持つwho、which、whatが関係代名詞なのか疑問代名詞なのかという判別です。まずは両者の基本的な役割と文法的な特徴を表で確認しましょう。

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項目関係代名詞(who, which, that等)関係代名詞(what)疑問代名詞(who, which, what)
直前の先行詞必ず必要(名詞)不要(先行詞を含む)不要
導く節の品詞形容詞節(名詞を修飾)名詞節(S / O / Cになる)名詞節(間接疑問)または独立文
単語自体の意味意味は持たない(訳出しない)「〜すること」「〜するもの」「だれ」「どれ」「何」
文末の記号ピリオド(.)または疑問符(?)ピリオド(.)または疑問符(?)直接疑問文は疑問符(?)

上の表の通り、原則として関係代名詞は直前に置かれた名詞(先行詞)を修飾する「形容詞節」を導きます。たとえば I know the girl who won the race.(私はレースで勝ったその少女を知っている)では、the girl という名詞を後ろから who won the race が説明しています。

一方、疑問代名詞は「だれ」「どれ」「何」という具体的な質問の核となる情報を表します。直接尋ねる直接疑問文(Who broke the window?:だれが窓を割ったのですか)だけでなく、文の一部に組み込まれて名詞節(間接疑問文)を作る働きもあります(I know who won the race.:私はだれがレースで勝ったのかを知っている)。

例外的に、関係代名詞の what だけは先行詞を自分の中に含んでおり、形容詞節ではなく「名詞節」を作ります。この what と疑問代名詞 what の識別が最も重要になりますので、後ほど詳しく取り上げます。

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3秒で見抜く判別フローチャート

読解中や文法問題で who、which、what に遭遇したときは、次の手順に沿って確認すると即座に品詞を判別できます。

ステップ1:直前に修飾可能な「名詞(先行詞)」があるか

ステップ2:文末の記号が「?」か「.」か

ステップ3:主節の動詞の性質を確認する

関係詞・疑問詞の判別手順
1直前の名詞を確認

名詞があれば関係代名詞。なければ次へ

2文末の記号を確認

文頭かつ文末が「?」なら疑問代名詞

3主節の動詞を確認

疑問動詞なら疑問代名詞、確定動詞ならwhat

直前の先行詞、文末記号、動詞の性質の3段階で判別します。

関係代名詞と疑問詞「what」の完全判別法

最も質問が多く、識別が紛らわしいのが what です。疑問代名詞の what も、関係代名詞の what も、どちらも「直前に先行詞をとらず、全体で名詞節(文の主語・目的語・補語)になる」という共通点があるためです。

文頭のwhat:文末の符号と「2つ目の動詞」に注目

文頭に what がある場合、まず文末を見ます。文末が「?」であれば疑問代名詞の直接疑問文です。

What caused the accidental power outage yesterday?
(昨日起きた偶発的な停電の原因は何でしたか。)

文末がピリオド(.)の場合、what 節全体が文の主語(S)になっています。このとき、what 節の終わりは「2つ目の動詞の直前」までとなります。

What he said to the team yesterday surprised everyone in the room.
(彼が昨日チームに対して言ったことは、部屋にいた全員を驚かせた。)

この文では、1つ目の動詞が said、2つ目の動詞が surprised です。したがって what 節の範囲は What he said to the team yesterday までとなり、文全体の主語として「彼が言ったこと」という意味のカタマリを作っています。

関係代名詞の what は the thing(s) which または the thing(s) that に置き換えが可能です。

文中のwhat:主節の動詞による分類

他動詞の目的語や前置詞の後ろに来る what 節は、主節で使われている動詞の意味合いによって判別します。

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動詞の分類主な動詞what節の判別例文と日本語訳
疑問・未確定ask, wonder, doubt, not know疑問代名詞(何)になりやすいI wonder what happened there.
(そこで何が起きたのかしら。)
確定・結果・行為do, make, believe, eat, buy関係代名詞(〜すること・もの)になりやすいPlease do what you think is right.
(あなたが正しいと思うことをしてください。)
認識・伝達(両用)know, tell, remember, forget文脈によりどちらも成立可能I know what she wants.
(彼女が何を望んでいるか知っている / 彼女が望むものを知っている)

関係代名詞whatを含む重要慣用表現

大学入試や各種英語試験で頻出の関係代名詞 what を使った決まり文句も整理しておきましょう。

実際の用例をもっと確認したいときは、関係代名詞 what の使い方の例文集を参考にしてください。

次の疑問訳し方や文構造の共通点で迷いやすい方は、関係代名詞whatと疑問詞whatの違いに特化した判別法も確認してみてください。

「who」と「which」の見分け方と例文比較

who と which の識別は、what に比べると構造が明確です。「直前に名詞(先行詞)が存在するかどうか」を確認するだけでほとんどのケースで判別できます。

who:先行詞の有無と役割

who の直前に人を表す名詞があれば関係代名詞、動詞や文頭の直後にあれば疑問代名詞です。

The doctor who examined my grandmother was very kind and professional.
(私の祖母を診察したその医師は、とても親切で専門的だった。

)
※直前に The doctor(名詞)があるため関係代名詞。who examined my grandmother が形容詞節として直前の名詞を修飾しています。

We could not find out who left the laboratory door unlocked last night.
(昨晩だれが研究室のドアの鍵を開けたままにしたのか、私たちには分からなかった。

)
※直前に名詞がなく、句動詞 find out の目的語になっています。「だれが〜したか」という意味の名詞節(間接疑問文)を導く疑問代名詞です。

which:先行詞の有無と役割

which も同様に、直前に修飾対象となる名詞(物や事柄)があるかどうかで判定します。

This is the guidebook which contains all the necessary regional travel maps.
(これは必要な地域の旅行地図がすべて掲載されているガイドブックです。)
※直前に the guidebook があるため関係代名詞。

The new students were asked which course they preferred to take this term.
(新入生たちは今学期どのコースを取りたいかを尋ねられた。

)
※受動態の文で、尋ねられた内容を示す名詞節を導く疑問詞(疑問代名詞/疑問形容詞)です。「どちらの・どれ」の意味を持ちます。

whoとwhichの判別基準

関係代名詞

  • 直前に先行詞(名詞)がある
  • 直前の名詞を修飾する形容詞節を作る
  • 例: The doctor who examined...

疑問代名詞

  • 直前に先行詞となる名詞がない
  • 動詞の目的語など名詞節を作る
  • 例: find out who left...

直前に修飾対象となる名詞があるかどうかで役割が分かれます。

疑問詞と関係代名詞の見分け方のイメージ

次の疑問whoの格変化や疑問文での語順まで深く知りたいときは、whoの疑問詞と関係代名詞の文法ルールをまとめた記事が参考になります。

関係代名詞を使った疑問文の構造と語順

学習者が混乱しやすいパターンの一つに、「疑問文の中に関係代名詞が入り込んでいる文」があります。疑問代名詞と関係代名詞が1つの文に混在するため、語順を見失いがちです。

基本構造:一般疑問文+関係代名詞節

最も基本的な形は、文全体が疑問文で、その保護や目的語となる名詞を関係代名詞節が修飾する構造です。

Is this the express train which goes directly to Tokyo Central Station?
(これは東京中央駅へ直接向かう急行列車ですか。)

文全体の主語は this、動詞は is の疑問文です。文末は「?」で終わっていますが、which は直前の the express train を修飾する関係代名詞です。

疑問文の語順になっているのは主節(Is this ...)の部分だけであり、関係代名詞節の内部は通常の平叙文の語順(主語+動詞)を保ちます。

疑問詞で始まり、関係代名詞を含む構造

文頭に疑問詞(疑問代名詞や疑問副詞)が置かれ、さらに文中に関係代名詞が含まれる英文もあります。

Who is the woman that was talking with our principal near the entrance?
(入口の近くで私たちの校長と話していた女性はだれですか。)

この文の構造を分解すると次のようになります。

  1. 文頭の Who:文全体の疑問代名詞(だれですか)
  2. 主節:Who is the woman(その女性はだれですか)
  3. 関係代名詞節:that was talking with our principal near the entrance(入口の近くで校長と話していた)

このように、文頭の疑問代名詞 Who と、名詞 the woman を後ろから修飾する関係代名詞 that(または who)がそれぞれの役割を担っています。関係代名詞の直前に名詞があるという原則は、文全体が疑問文になっても変わりません。

疑問詞+関係代名詞の文構造
Who+is+the woman+that was talking with...

Who is the woman that was talking with our principal near the entrance?入口の近くで私たちの校長と話していた女性はだれですか。

文頭の疑問代名詞が主節を作り、関係代名詞が直前の名詞を修飾します。

名詞節の「if」と関係代名詞の違い

「関係代名詞に if はあるのか」「間接疑問の if と何が違うのか」という疑問を持つ方が多くいます。結論から言うと、英語に関係代名詞の if は存在しません。if は常に接続詞です。

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分類代表語節の働き意味と特徴
関係代名詞who, which, that形容詞節直前の名詞を修飾する。自身が代名詞として節内でSやOになる。
名詞節の接続詞if, whether名詞節「〜かどうか」。他動詞の目的語になる。節内に欠落がない完全な文が続く。
副詞節の接続詞if副詞節「もし〜ならば」。条件を表す。

間接疑問文におけるifの位置づけ

間接疑問文を導く if は、「〜かどうか」という意味を表す接続詞であり、疑問代名詞(what や who)の代わりに「Yes/No で答える疑問文」を文に埋め込むときに使います。

I do not know if the library is open on national holidays.
(祝日に図書館が開館しているかどうか、私には分かりません。)

この if は接続詞であるため、後ろには the library is open on national holidays という主語・動詞・補語が揃った完全な文が続きます。

一方、関係代名詞(who, which など)の後ろには、主語や目的語が欠けた不完全な文が続きます。この「後ろの文が完全か不完全か」も大きな違いです。

どちらでも訳せる場合の考え方と解釈

know、tell、remember などの認識を表す動詞の直後に what 節が置かれた場合、文法的に疑問代名詞と関係代名詞のどちらで解釈しても意味がほとんど変わらない英文が存在します。

Please tell me what you heard at the meeting.

日本語に訳した際の表現は若干異なりますが、話者が伝えている客観的事実や情報の内容は同一です。このような文について、英語圏のネイティブスピーカーは「疑問詞か関係代名詞か」を厳密に区別して話しているわけではありません。

文法問題として出題された場合でも、前後の文脈に明確な指定がない限り、どちらの解釈も正解とみなされます。

挿入節が挟まった長文読解の注意パターン

関係詞節や疑問詞節の途中に I think や they say などの連鎖関係詞節(挿入節)が挟まると、構造が複雑に見えます。

This is what I think is the most reasonable solution to the problem.
(これが、その問題に対する最も合理的な解決策だと私が考えるものです。)

この文では、what の直後に I think が挿入されており、後ろに動詞 is が続いています。一見すると疑問文のように見えますが、what [I think] is the most reasonable solution([私が考えるに]最も合理的な解決策であるもの)という関係代名詞節が補語になっている構造です。

挿入句を括弧でくくることで、骨組みを正確に見抜くことができます。

tell/know後のwhat節解釈

疑問代名詞としての解釈

  • 「何を〜したか」と訳す
  • 例: 会議で何を聞いたのか教えて

関係代名詞としての解釈

  • 「〜したこと・もの」と訳す
  • 例: 会議で聞いたことを教えて

どちらで解釈しても伝える客観的事実や情報の内容は一致します。

実戦確認テスト全5問と詳細な解説

学んだ知識を定着させるために、空欄補充および判別問題に挑戦してみましょう。

第1問:空欄補充

She could not explain (   ) made her choose that unusual career path.
A. that
B. what
C. which
D. whom

正解:B(what)
解説:空欄の直前には先行詞となる名詞がなく、動詞 explain の目的語となる名詞節を作る語が必要です。また空欄の後ろは動詞 made で始まっており主語が欠けています。

先行詞を含み主語になれるのは what です。「何が彼女にその珍しい進路を選ばせたのか」という疑問代名詞、または「彼女に選ばせたこと」という関係代名詞のどちらでも解釈可能です。

第2問:下線部の識別

The officer who visited our office this morning left an important document.
下線部の who の品詞はどちらでしょうか。
A. 関係代名詞
B. 疑問代名詞

正解:A(関係代名詞)
解説:直前に The officer(その職員・警察官)という名詞(先行詞)があり、後ろの節が直前の名詞を修飾して形容詞節を形成しています。したがって関係代名詞です。

第3問:文構造の判別

What is written in this instruction manual is completely incomprehensible.
下線部の What の用法として最も適切なものはどれでしょうか。


A. 直接疑問文を導く疑問代名詞
B. 主語となる名詞節を導く関係代名詞
C. 前置詞の目的語を導く関係代名詞
D. 条件を表す接続詞

正解:B(主語となる名詞節を導く関係代名詞)
解説:文末がピリオドで終わっており、1つ目の動詞 is written、2つ目の動詞 is(本動詞)があります。

2つ目の動詞の前まで(What is written in this instruction manual)が文全体の主語となる名詞節を作っているため、関係代名詞です。「この取扱説明書に書かれていること」と訳します。

第4問:適切な語の選択

I asked the hotel clerk (   ) breakfast was included in the room charge.
A. which
B. what
C. if
D. that which

正解:C(if)
解説:空欄の後ろは breakfast was included in the room charge(朝食が宿泊料金に含まれていた)と文の要素(主語・動詞・補語など)がすべて揃った完全な文です。

したがって関係代名詞や疑問代名詞は入れません。「〜かどうかを尋ねた」という意味の名詞節を作る接続詞 if が正解です。

第5問:語順の並べ替え

だれがそのプロジェクトの新しいリーダーに指名されたのか知っていますか。
( know / was / who / appointed / you / do )as the new project leader?
指定された語句を正しく並べ替えてください。

正解:Do you know who was appointed
解説:文全体は Do you know ...? という一般疑問文です。動詞 know の目的語として間接疑問文(疑問代名詞 who +動詞 was appointed)が続きます。

さらに多くの問題で理解を深めたい方は、関係代名詞の演習問題とプリントを解いてみましょう。

続けて読む

英文法の疑問をすべて見る「関係代名詞」のまとめ

理解度チェック

Q1. 関係代名詞whatの特徴として本文で説明されているものは?

  1. 直前に必ず修飾する先行詞が必要である
  2. 導く節は名詞を修飾する形容詞節になる
  3. 先行詞を含んでおり名詞節をつくる
  4. 文末が必ず疑問符(?)で終わる
答えを見る

正解: C. 先行詞を含んでおり名詞節をつくる
関係代名詞whatは例外的に先行詞を自分の中に含んでおり、形容詞節ではなく名詞節をつくります。

Q2. 空欄に入る語として最も適切な英文はどれですか。

  1. She asked me ( what ) came.
  2. We could not find out ( who ) left the door unlocked.
  3. I believe ( who ) he said to the team.
  4. This is the guidebook ( what ) contains travel maps.
答えを見る

正解: B. We could not find out ( who ) left the door unlocked.
句動詞find outの目的語として「だれが」を意味する間接疑問文を導くため、疑問代名詞whoが適切です。

Q3. 英語の接続詞「if」について、本文の説明と一致するものは?

  1. 後ろに主語や目的語が欠けた不完全な文が続く
  2. 関係代名詞のifは直前の先行詞を修飾する
  3. 英語に関係代名詞のifは存在しない
  4. 間接疑問文を導くifは「もし〜ならば」と訳す
答えを見る

正解: C. 英語に関係代名詞のifは存在しない
本文では「英語に関係代名詞のifは存在しません。ifは常に接続詞です」と明記されています。

よくある質問

Q. 関係代名詞にifはありますか?
関係代名詞にifは存在しません。ifは「もし〜なら」という条件を表す副詞節か、「〜かどうか」という意味で他動詞の目的語になる名詞節を導く接続詞です。
Q. what節の切れ目はどこで見分けますか?
文頭のwhat節が主語になる場合、節の範囲は原則として「2つ目の本動詞の直前」までです。1つ目の動詞はwhat節内部の述語で、2つ目の動詞が文全体の述語動詞になります。
Q. whoとwhomの使い分けはどうしますか?
whoは主格(主語)、whomは目的格(目的語)として使われます。ただし現代英語の口語では、疑問代名詞・関係代名詞ともに目的格でもwhoが広く使われます。
Q. 関係代名詞と疑問詞で迷ったらどう訳す?
主節の動詞がaskやwonderなら疑問詞(何・だれ)で訳し、主節の動詞が行動や確定事実なら関係代名詞(〜すること・人)で訳すと自然な日本語になります。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部

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