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中3英語の不定詞問題を完全攻略
中3英語の不定詞は、中2で習った「to+動詞の原形」の基本3用法に加えて、「人に〜するように言う/頼む」を表す構文や、形式主語「It is ... for 人 to do」、「疑問詞+to do」などの文構造が新しく登場します。
これらは形を暗記するだけでなく、文全体の意味上の主語や語順のルールを整理して演習を重ねることが得点への最短ルートです。
中2と中3の不定詞の違い一覧表
中3の不定詞でつまずく原因の多くは、中2で習った基礎用法との区別があいまいな点にあります。学年ごとの到達目標と構文の違いを整理しておきましょう。
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| 学年 | 構文・用法 | 意味 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 中2 | 名詞的用法 | 〜すること | I like to play tennis.(私はテニスをすることが好きです。) |
| 中2 | 副詞的用法(目的) | 〜するために | He went to the park to run.(彼は走るために公園へ行きました。) |
| 中2 | 副詞的用法(原因) | 〜して(嬉しい/悲しい) | I am glad to see you.(あなたに会えて嬉しいです。) |
| 中2 | 形容詞的用法 | 〜するための/〜すべき | I have a lot of homework to do.(私にはすべき宿題がたくさんあります。) |
| 中3 | want / tell / ask + 人 + to do | 人に〜してほしい/〜するように言う/頼む | My mother told me to study.(母は私に勉強するように言いました。) |
| 中3 | It is + 形容詞 + (for 人) + to do | (人にとって)〜することは…だ | It is easy for him to swim.(彼にとって泳ぐことは簡単です。) |
| 中3 | 疑問詞 + to do | 何を/どこで/どうやって〜すべきか | I don't know what to do.(私は何をすべきかわかりません。) |
| 中3 | too ... to do | あまりに…なので〜できない | He is too young to drive.(彼はあまりに幼いので運転できません。) |
| 中3 | ... enough to do | 〜できるほど十分に… | She is tall enough to reach it.(彼女はそれに届くほど十分に背が高いです。) |
中2英語不定詞問題の復習演習
まずは中2で学習した不定詞の基本3用法(名詞的用法・副詞的用法・形容詞的用法)を正確に見分けられるか確認します。
【問題1】用法の識別問題
下線の不定詞が「名詞的用法」「副詞的用法」「形容詞的用法」のどれであるか答えてください。
- I want to visit Hokkaido this summer.
- Ken got up early to catch the first train.
- Do you have anything cold to drink?
- We were surprised to hear the news.
- My dream is to be an English teacher.
【問題1の解答・全訳・解説】
- 名詞的用法(全訳:私はこの夏、北海道を訪れたいです。)
want の目的語として「訪れること」という意味になっています。動詞の直後にあり、「〜すること」と訳せる場合は名詞的用法です。 - 副詞的用法(目的)(全訳:ケンは始発列車に乗るために早起きしました。)
「何のために早起きしたのか」という動作の目的を表しています。「〜するために」と訳して動詞を修飾します。 - 形容詞的用法(全訳:何か冷たい飲み物はありますか。)
直前の代名詞 anything cold を後ろから修飾して「飲むための(何か冷たいもの)」という意味を作っています。 - 副詞的用法(感情の原因)(全訳:私たちはその知らせを聞いて驚きました。)
感情を表す形容詞 surprised の直後に続き、「なぜ驚いたのか」という原因を表しています。 - 名詞的用法(全訳:私の夢は英語の先生になることです。)
My dream is ... の補語(主語を説明する語)として機能し、「〜になること」という意味になっています。
基本を復習したいときは、不定詞の3用法の例文集を確認してみましょう。
次の疑問3用法の見分け方にまだ不安があるなら、中学英語の不定詞の基礎と使い方で基本ルールを整理し直すのが近道です。
want・tell・ask構文の問題
中3で頻出の重要構文「動詞 + 人 + to do」です。主語が「人」に動作を働きかける表現をマスターしましょう。基本ルールは「人の部分には代名詞の目的格(me, him, her, us, them)を置く」という点です。
【問題2】穴埋め・並び替え問題
- (穴埋め)父は私に部屋を掃除するように言いました。
My father ( ) me ( ) clean my room. - (並び替え)彼女は兄に手伝ってほしいと思っています。
She ( help / her brother / to / wants ) her. - (穴埋め)私は先生にその質問をもう一度説明してくれるよう頼みました。
I ( ) the teacher ( ) explain the question again. - (並び替え)母は私に夜遅くに外出しないよう言いました。
My mother told ( not / out / me / to / go ) late at night.
【問題2の解答・全訳・解説】
- 解答:told / to
全訳:父は私に部屋を掃除するように言いました。
解説:「人に〜するように言う」は tell + 人 + to do です。過去の文なので tell を過去形 told にします。 - 解答:wants her brother to help
完成文:She wants her brother to help her.
全訳:彼女は兄に手伝ってほしいと思っています。
解説:「人に〜してほしい」は want + 人 + to do の語順です。want to help にしてしまうと「彼女自身が手伝いたい」という意味になってしまうため注意が必要です。 - 解答:asked / to
全訳:私は先生にその質問をもう一度説明してくれるよう頼みました。
解説:「人に〜するよう頼む」は ask + 人 + to do を使います。過去形なので asked となります。 - 解答:me not to go out
完成文:My mother told me not to go out late at night.
全訳:母は私に夜遅くに外出しないよう言いました。
解説:「人に〜しないように言う(否定)」の形は、to の直前に not を置いて tell + 人 + not to do とします。入試で頻出の並び替えパターンです。
She wants her brother to help her.彼女は兄に手伝ってほしいと思っています。
「動詞+人+to do」の語順と、人の位置に目的格を置くルールを確認しましょう。
語順や使い方の詳細は、want 人 to doの使い方の解説が参考になります。
It is 形容詞 for 人 to do構文
文の主語が長くなるのを防ぐため、仮の主語として It を文頭に置き、本当の主語である「to + 動詞の原形」を後ろに回す構文です。「誰にとって」を表すときは「for + 目的格」を to の直前に入れます。
【問題3】書き換え・穴埋め問題
- (書き換え)To speak English well is difficult for me.
= ( ) is difficult for me ( ) speak English well. - (穴埋め)彼にとって毎朝走ることは大切です。
It is important ( ) ( ) to run every morning. - (並び替え)私たちが自然環境を守ることは必要です。
It is ( protect / for / necessary / us / to ) the environment.
【問題3の解答・全訳・解説】
- 解答:It / to
全訳:私にとって英語を上手に話すことは難しいです。
解説:主語である To speak English well を後ろに移動させ、元の主語の位置に形式主語の It を補います。 - 解答:for / him
全訳:彼にとって毎朝走ることは大切です。
解説:「彼にとって」は for の後ろに目的格を置くため、he ではなく him にします。前置詞の後ろは必ず目的格(me, him, her など)になります。 - 解答:necessary for us to protect
完成文:It is necessary for us to protect the environment.
全訳:私たちが自然環境を守ることは必要です。
解説:語順は It is + 形容詞(necessary) + for 人(for us) + to do(to protect) です。
To speak English well など文頭の不定詞を確認
文頭に仮主語Itを補い、述語部分を続ける
「誰にとって」を示す for me などを直前に配置
本当の主語 to speak English well を文末に回す
長くなった主語を後ろへ回し、文頭にItを置くステップを整理できます。

文の形に慣れたい方は、for 人 to doの例文集で実際の文を確認できます。
次の疑問仮主語Itを使うパターンの意味や語順をさらに深掘りしたいときは、It is 形容詞 to不定詞の用法も役立ちます。
疑問詞+to doの文構造問題
「疑問詞 + to + 動詞の原形」で、まとまった名詞のカタマリ(句)を作ります。文の中では動詞の目的語になることがほとんどです。入試では「疑問詞 + 主語 + should / can」への書き換え問題が頻出します。
| 表現 | 意味 | 同義書き換え表現 |
|---|---|---|
| what to do | 何をすべきか | what + 主語 + should do |
| how to do | どのようにすべきか(〜の仕方) | how + 主語 + should / can do |
| where to go | どこへ行くべきか | where + 主語 + should go |
| when to start | いつ出発すべきか | when + 主語 + should start |
【問題4】書き換え・和訳問題
- (書き換え)I don't know what I should say.
= I don't know ( ) ( ) say. - (並び替え)このスマートフォンの使い方を教えてくれませんか。
Could you tell me ( how / smartphone / use / to / this )? - (書き換え)Ken didn't know where he should go.
= Ken didn't know ( ) ( ) ( ).
【問題4の解答・全訳・解説】
- 解答:what / to
全訳:私は何を言うべきかわかりません。
解説:主節の主語(I)と従属節の主語(I)が一致しているため、what I should say は what to say に簡潔に書き換えられます。 - 解答:how to use this smartphone
完成文:Could you tell me how to use this smartphone?
全訳:このスマートフォンの使い方を教えてくれませんか。
解説:「〜の使い方」は「どのように使うべきか」と言い換えられるため、how to use を使います。語順は tell + 人(me) + 疑問詞句(how to use this smartphone) です。 - 解答:where / to / go
全訳:ケンはどこへ行くべきかわかりませんでした。
解説:過去の文でも「疑問詞 + to + 原形」の形自体は変化しません。where he should go を where to go に変換します。
too〜toとenough to書き換え問題
高校入試の長文や文法問題で大きな差がつくのが、too ... to do(あまりに…なので〜できない)と ... enough to do(〜できるほど十分に…)の書き換えです。特に so ... that + 主語 + cannot 構文への変換は正確な文構造理解が求められます。
【問題5】書き換え完成問題
- The tea was too hot for me to drink.
= The tea was ( ) hot ( ) I ( ) not drink it. - He is strong enough to carry this heavy box.
= He is ( ) strong ( ) he ( ) carry this heavy box. - This bag is so heavy that she cannot lift it.
= This bag is ( ) heavy ( ) her ( ) lift.
【問題5の解答・全訳・解説】
- 解答:so / that / could
全訳:そのお茶はあまりに熱くて、私には飲めませんでした。
解説:too ... to do は「so ... that + 主語 + cannot」に書き換えます。元の文の動詞が was(過去形)なので、can ではなく could に時制を一致させる点が最大の落とし穴です。また、that 節の中は完全な文になるため、目的語の it(お茶)を忘れないようにします。 - 解答:so / that / can
全訳:彼はこの重い箱を運べるほど十分に力持ちです。
解説:enough to do は肯定の意味を持つため、「so ... that + 主語 + can」で書き換えます。主節が現在形(is)なので can を用います。 - 解答:too / for / to
全訳:このバッグはとても重いので、彼女は持ち上げることができません。
解説:so ... that + 主語 + cannot から too ... to do への逆変換です。「彼女が持ち上げられない」という動作主を表すため、for her を to lift の直前に挿入します。too ... to 構文では文の主語(This bag)と動作の目的語が一致するため、文末に it は付けません。
too... to do
- あまりに…なので〜できない(否定)
- so... that + 主語 + cannot / could not
- 過去形の文ではcould notに時制一致
... enough to do
- 〜できるほど十分に…(肯定)
- so... that + 主語 + can / could
- 主節が現在形ならcanを使用
意味の違いと、それぞれ書き換えるso...that構文の肯定・否定の型を対比できます。
高校入試レベル総合実践問題
最後に、実際の公立高校入試を想定した総合問題に挑戦してみましょう。複数の構文が混ざり合っているため、文脈を正確に読み解く必要があります。
【問題6】総合実践問題
- (整序問題)日本を訪れる外国人観光客に、日本の歴史について知ってもらいたい。
I ( foreign tourists / want / to Japan / to know / visiting / about ) Japanese history. - (整序問題)私には、次にどの本を読むべきか決めるのが難しかったです。
It ( was / for / which book / difficult / me / to decide ) to read next. - (英作文)私はあなたに、そのコンピュータの使い方を教えてほしいです。
(指定語句:want / tell / how をすべて用いて英文を完成させてください)
【問題6の解答・全訳・解説】
- 解答:want foreign tourists visiting Japan to know about
完成文:I want foreign tourists visiting Japan to know about Japanese history.
全訳:私は日本を訪れる外国人観光客に、日本の歴史について知ってもらいたい。
解説:骨組みは want + 人 + to know です。「人」の部分に現在分詞の修飾 visiting Japan が入るため、foreign tourists visiting Japan が一つのカタマリになります。中3で習う「現在分詞の後置修飾」と「不定詞の want 人 to do」が融合した入試典型問題です。 - 解答:was difficult for me to decide which book
完成文:It was difficult for me to decide which book to read next.
全訳:私には、次にどの本を読むべきか決めるのが難しかったです。
解説:It is ... for 人 to do の構文の中に、decide の目的語として「疑問詞 + to do」である which book to read next(次にどの本を読むべきか)が組み込まれています。 - 解答:I want you to tell me how to use the computer.
全訳:私はあなたに、そのコンピュータの使い方を教えてほしいです。
解説:「あなたに〜してほしい」は want you to ... を使います。「私に〜を教えてほしい」は tell me ... となるため、want you to tell me という接続になります。さらに「そのコンピュータの使い方」を how to use the computer で表現します。複数の重要構文を正しく連結できるかが試される良問です。
テストで減点されないミス撲滅策
不定詞の問題で失点するパターンは決まっています。テスト直前に必ず次の3項目を確認してください。
- toの直後を動詞の原形に戻しているか
主語が三人称単数だったり過去の文だったりしても、to の後ろは必ず原形です。wanted him to cleaned のように過去形にしてしまうミスが非常に多発します。 - forの直後の代名詞を目的格にしているか
It is hard for he to study. は誤りです。前置詞 for の後は him や them などの目的格にします。 - 否定文の not の位置が正しいか
「〜しないように頼む/言う」は asked me not to speak のように「not + to + 原形」の語順になります。to not speak や not asked me to にしないよう注意しましょう。
- toの直後が動詞の原形になっているか主語や時制に関わらず原形にする
- forの直後の代名詞が目的格になっているかheなどではなくhimやthemにする
- 否定文のnotがtoの前にあるかnot + to + 原形の語順を守る
不定詞の問題でよくある減点ポイントを、見直し用チェックリストとして確認できます。
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理解度チェック
Q1. 「人に〜しないよう言う」を表すときの語順はどれですか。
- tell + not + 人 + to do
- tell + 人 + not to do
- tell + 人 + to not do
- not tell + 人 + to do
答えを見る
正解: B. tell + 人 + not to do
「人に〜しないように言う」という否定の形は、to の直前に not を置いて「tell + 人 + not to do」の語順にします。
Q2. 「It is 形容詞 for 人 to do」で人の位置に置く語は?
- 代名詞の所有格
- 代名詞の主格
- 動詞の原形
- 代名詞の目的格
答えを見る
正解: D. 代名詞の目的格
前置詞 for の直後には、he などの主格ではなく him や them などの代名詞の目的格を置くルールになっています。
Q3. 「彼女は兄に手伝ってほしい」を表す正しい英文はどれですか。
- She wants to help her brother.
- She wants her brother to help her.
- She wants her brother help her.
- She wants to her brother help.
答えを見る
正解: B. She wants her brother to help her.
「人に〜してほしい」は「want + 人 + to do」で表します。want to do にすると自分が手伝いたいという意味になります。
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よくある質問
- Q. 中2と中3の不定詞の見分け方は?
- 中2は「名詞・副詞・形容詞」の基本3用法で、toの前に人や形式主語は入りません。中3は「人+to do」や「It is〜for人to do」など、文の構造が発展した構文として登場します。
- Q. want toとwant人の違いは?
- want to do は「自分が〜したい」という意味で、主語自身が動作を行います。一方、want 人 to do は「人に〜してほしい」となり、動作をするのは「人」です。
- Q. too〜toでnotを使わない理由は?
- too 自体に「度を超えて(〜できない)」という否定のニュアンスが含まれているためです。文中に not がなくても「あまりに…なので〜できない」と訳します。
- Q. It isのItをthatやthisにできますか?
- できません。形式主語(仮主語)構文として後ろの不定詞を受けることができる代名詞は It だけです。This is difficult to swim. などとは言えません。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
how to do
what to do
enough to do