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中学英語の代名詞一覧表と格の使い分け・覚え方
代名詞は名詞の重複を避けて文を簡潔にする品詞であり、英語では文中の位置や役割に応じて「主格・所有格・目的格・所有代名詞」の4つの形(格)に変化します。日本語にはない格変化の規則や動詞の三単現のsとの連動を正しく押さえることで、定期テストの穴埋め問題や長文読解での意味の取り違えを確実に防げます。
中学英語一覧表で確認する人称代名詞の活用
人称代名詞は、話し手(1人称)、聞き手(2人称)、それ以外の第三者やモノ(3人称)を指し示す代名詞です。英語の人称代名詞には単数と複数があり、文中での役割によって4つの形に変化します。学校の授業で唱える「アイ・マイ・ミー・マイン」は、この格変化を順番に並べたものです。
表は横にスクロールできます →
| 人称・数 | 主格(〜は・〜が) | 所有格(〜の) | 目的格(〜を・〜に) | 所有代名詞(〜のもの) |
|---|---|---|---|---|
| 1人称単数(私) | I | my | me | mine |
| 1人称複数(私たち) | we | our | us | ours |
| 2人称単数(あなた) | you | your | you | yours |
| 2人称複数(あなたたち) | you | your | you | yours |
| 3人称単数男性(彼) | he | his | him | his |
| 3人称単数女性(彼女) | she | her | her | hers |
| 3人称単数モノ・動物(それ) | it | its | it | — |
| 3人称複数(彼ら・彼女ら・それら) | they | their | them | theirs |
表を見るときに注目したいポイントがいくつかあります。まず、2人称のyouは単数(あなた)でも複数(あなたたち)でも形がまったく同じです。また、3人称単数モノを表すitには所有代名詞(〜のもの)が存在しません。
さらに、heの所有格と所有代名詞はどちらもhisであり、sheの所有格と目的格はどちらもherになります。このような重複部分を把握しておくと、暗記の負担を減らせます。
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代名詞中学英語の要となる4つの格の役割と見分け方
代名詞のテストで失点しないためには、空欄に入るべき「格」を文の構造から見分ける技術が必要です。それぞれの格が文の中で置かれる場所と役割を整理します。
主格(〜は、〜が):文の先頭で主語になる
主格は文の主語として使われます。基本的に動詞の前に置かれ、動作を行う人や状態の主体を表します。
所有格(〜の):必ず直後に名詞を置く
所有格は「だれだれの」という意味で、後ろに続く名詞を修飾します。単独で使うことはできず、必ず「所有格+名詞」のセットで文に登場します。
目的格(〜を、〜に):一般動詞や前置詞の後ろに置く
目的格は動作の対象を表し、一般動詞の後ろ、または前置詞(to、for、with、atなど)の後ろに置かれます。「前置詞の後ろは必ず目的格」という規則は、定期テストの文法問題で頻出です。
- Ken knows him well.(ケンは彼をよく知っています。)※動詞の後ろ
- Please look at me.(私を見てください。)※前置詞の後ろ
- This present is for her.(このプレゼントは彼女宛てです。)※前置詞の後ろ
所有代名詞(〜のもの):「所有格+名詞」を1語にまとめる
所有代名詞は「だれだれのもの」という意味を表し、すでに文脈に出てきた名詞の繰り返しを避けるために使います。所有格と違って単独で主語や補語、目的語になります。「所有代名詞 = 所有格 + 名詞」という等式で覚えておくと、書き換え問題で迷いません。
- This pen is mine.(このペンは私のものです。= my pen)
- That bag is hers.(あのかばんは彼女のものです。= her bag)
- Your bicycle is new, but theirs is old.(あなたの自転車は新しいですが、彼らのものは古いです。= their bicycle)
主格(〜は・が)
- 文の主語になる
- 動詞の前に置く
所有格(〜の)
- 名詞を修飾する
- 直後に名詞を置く
目的格(〜を・に)
- 一般動詞の後ろ
- 前置詞の後ろ
所有代名詞(〜のもの)
- 所有格+名詞を1語化
- 単独で主語や補語
代名詞の4つの格が文中で置かれる位置と働きの整理です。
次の疑問文頭に置く主格の使い分けをより確実にしたいなら、英語の主語一覧と代名詞表で主語ごとのパターンを確認しておくと迷いません。
中学英語動詞とは?代名詞とbe動詞・一般動詞の連動ルール
中学英語の動詞とは、文の述語として主語の動作や状態を表す言葉であり、大きく「be動詞」と「一般動詞」に分かれます。代名詞の主格が主語になるとき、動詞の形は主語の人称と数(単数か複数か)によって連動して変化します。この連動ルールを理解することが文法習得の基礎になります。
代名詞とbe動詞の組み合わせ
現在形のbe動詞にはam、is、areの3種類があり、主語となる代名詞によって使う形が決まっています。
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| 代名詞(主格) | 対応するbe動詞 | 短縮形 | 例文 |
|---|---|---|---|
| I | am | I'm | I am a junior high school student.(私は中学生です。) |
| You | are | You're | You are kind.(あなたは親切です。) |
| He / She / It | is | He's / She's / It's | He is my brother.(彼は私の兄です。) |
| We / You / They | are | We're / You're / They're | They are my classmates.(彼らは私のクラスメイトです。) |
一般動詞の「三単現のs」ルール
be動詞以外の動詞(run、play、studyなど)を一般動詞と呼びます。現在形の文で、主語が「3人称」かつ「単数」である場合、一般動詞の語尾に-sまたは-esを付けなければなりません。この規則を「三単現のs」と呼びます。
- 1人称(単数): I play soccer.(原形のまま)
- 2人称(単数): You play soccer.(原形のまま)
- 3人称単数: He plays soccer.(動詞に-sが付く)
- 3人称単数: She studies English.(yをiに変えて-esが付く)
- 3人称複数: They play soccer.(複数なので原形のまま)
主語がhe、she、itのときに動詞の形が変わるという感覚を、代名詞の学習と同時に定着させることが大切です。
主語に応じた使い分けを例文で確認したいときは、be動詞の使い方の例文集を参考にしてください。
中学英語文法難しいと感じる理由と即答置き換えトレーニング
中学英語の文法が難しいと感じられる最大の原因は、日本語では文脈に応じて主語や格助詞が省略されるのに対し、英語では「だれが・だれの・だれを」を代名詞の語形変化によって厳格に区別しなければならない点にあります。
また、普通の名詞が主語に出てきたときに、それを瞬時に代名詞へ頭の中で変換できないことも、三単現のsの付け忘れや格の選択ミスにつながります。
普通の名詞を代名詞に即答変換する練習
英文を読んだり書いたりするときは、主語の名詞を見た瞬間に「どの代名詞に当たるか」を判断する習慣をつけます。
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| 元の主語(名詞表現) | 置き換えられる代名詞 | 人称と数 | be動詞の選択 |
|---|---|---|---|
| Ken(人名・男性1人) | he | 3人称単数 | is |
| My mother(母・女性1人) | she | 3人称単数 | is |
| This cat(動物1匹) | it | 3人称単数 | is |
| Ken and I(ケンと私) | we | 1人称複数 | are |
| You and Ken(あなたとケン) | you | 2人称複数 | are |
| Ken and Mary(2人の人物) | they | 3人称複数 | are |
| These books(複数のモノ) | they | 3人称複数 | are |
特に間違いやすいのがKen and Iです。「私(I)」が含まれているため、代名詞に置き換えるとwe(私たち)になります。後ろに続くbe動詞はamではなくareになる点に注意してください。同様に、モノの複数形(These books)を受ける代名詞はitではなくtheyになります。

つまずきやすいポイントを基礎から復習したいときは、中学英語のまとめが役立ちます。
指示代名詞(this / that)と人称代名詞(it / they)の整理
「これ」「あれ」とモノや人を指し示す代名詞を指示代名詞と呼びます。指示代名詞は距離感(近いか遠いか)と数(単数か複数か)によって使い分けます。
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| 位置・距離 | 単数(1つ・1人) | 複数(2つ以上・2人以上) | 意味 |
|---|---|---|---|
| 近く(話し手の近く) | this | these | これ(これら)/ この人(この人たち) |
| 遠く(話し手から離れた所) | that | those | あれ(あれら)/ あの人(あの人たち) |
指示代名詞で質問された場合、答える文では人称代名詞に置き換えるのが英語の決まりです。
- Is this your notebook?(これはあなたのノートですか。)
→ Yes, it is. / No, it is not.(thisのまま答えず、itで受けます) - Are these your shoes?(これらはあなたの靴ですか。)
→ Yes, they are. / No, they are not.(theseのまま答えず、theyで受けます)
会話の相手から「これ?」と聞かれたものを答えるときは、自分の手元からの距離に関係なく、その話題のモノ自体を指すためitやtheyを使います。
単数(1つ・1人)
- 問い:this / that で質問
- 答え:it で受ける
- 例:Is this...? → Yes, it is.
複数(2つ以上・2人以上)
- 問い:these / those で質問
- 答え:they で受ける
- 例:Are these...? → Yes, they are.
指示代名詞で尋ねられた際の応答代名詞の対応関係です。
文脈による細かいニュアンスの違いは、代名詞itとthatの違いと使い分けで詳しく解説しています。
次の疑問人を指すときの使い分けで迷いやすい場合は、theyとthoseの違いを整理した解説を読むとすっきり理解できます。
テストで差がつく代名詞の頻出失点トラップ4選
定期テストや高校入試で多くの生徒が間違えやすいポイントを4つまとめました。事前に知っておくことで不要な減点を防げます。
トラップ1:it's と its の混同
アポストロフィが付いているit'sはit isの短縮形です。一方、アポストロフィが付いていないitsはitの所有格(それの)です。
トラップ2:前置詞の直後に主格や所有格を入れてしまうミス
with、for、about、toなどの前置詞の直後には、必ず「目的格」を置きます。「ケンと私と一緒に」を英語にする際、日本語の語感に引きずられてwith Ken and Iと書くミスが多発しますが、正しくは目的格のmeを使ってwith Ken and meとなります。
- 誤: Come with I.
- 正: Come with me.(私と一緒に来てください。)
トラップ3:he の「his」と she の「her」の重なり
男性のheは所有格と所有代名詞が同じhisです(his dog / This is his.)。一方、女性のsheは所有格と目的格が同じherです(her dog / I know her.)。
形が同じでも文中の位置によって品詞の格が異なるため、下線部の格を問う問題では品詞の前後関係を慎重に確認してください。
トラップ4:所有代名詞の語尾の「s」忘れ
mineを除く所有代名詞は、すべて語尾が-sで終わります(yours、hers、ours、theirs)。テストの書き換え問題でyourやtheirのまま書いて名詞を付け忘れるミスに気をつけましょう。
it's は it is の短縮、its は所有格(それの)。
with や for などの直後には必ず目的格を置く。
he は所有格と所有代名詞、she は所有格と目的格が同形。
mine を除く所有代名詞は語尾が -s で終わる。
定期テストや入試で混同しやすい注意点4つのまとめです。
格の判別フローチャートと暗記を助けるリズム唱和法
問題文の空欄にどの格を入れるべきか迷ったときは、次の判別手順に沿って考えると瞬時に答えが出ます。
- 空欄の後ろに名詞があるか?
→ あるなら「所有格」(例: ( my ) bag) - 空欄の直後に動詞があるか?(文の主語になっているか?)
→ そうなら「主格」(例: ( She ) runs fast.) - 空欄の直前に動詞や前置詞があるか?
→ そうなら「目的格」(例: Help ( us ). / listen to ( him )) - 文末などで「〜のもの」という意味として単独で成り立っているか?
→ そうなら「所有代名詞」(例: That camera is ( yours ).)
リズム唱和で音から覚える手順
一覧表を視覚だけで覚えようとすると定着しにくいため、声に出して耳からリズムを叩き込むのが最も効果的です。
- I - my - me - mine(アイ・マイ・ミー・マイン)
- you - your - you - yours(ユー・ユア・ユー・ユアーズ)
- he - his - him - his(ヒー・ヒズ・ヒム・ヒズ)
- she - her - her - hers(シー・ハー・ハー・ハーズ)
- it - its - it(イット・イツ・イット)
- we - our - us - ours(ウィー・アワー・アス・アワーズ)
- they - their - them - theirs(ゼイ・ゼア・ゼム・ゼアーズ)
唱えるときは、常に左から「主格(は)・所有格(の)・目的格(を)・所有代名詞(のもの)」の並びになっていることを意識しながら、1日3回声に出して繰り返してください。
直後に名詞がある場合は「所有格」を選ぶ
直後に動詞があり主語なら「主格」を選ぶ
動詞や前置詞の直後なら「目的格」を選ぶ
文末などで単独で成り立つなら「所有代名詞」
空欄の前後関係から適する格を順番に判別する流れです。
実戦演習!定期テスト対策の穴埋め・書き換え確認問題
理解度を測るための練習問題です。空欄に適する代名詞を考えてから解説を確認してください。
問題1:空欄補充(適する形に変える)
- This is not my racket. It is ( she ).
- Do you know Ken? — Yes, I know ( he ) well.
- Mr. Tanaka teaches ( we ) English.
- ( They ) classroom is on the second floor.
問題2:書き換え(同じ意味の文にする)
解答と解説
問題1の解説- 正解: hers
「それは彼女のものです」という意味になるため所有代名詞を使います。 - 正解: him
一般動詞know(知っている)の直後に置くため、目的格にします。 - 正解: us
動詞teaches(教える)の後ろで「私たちに」という意味を表すため、目的格になります。 - 正解: Their
後ろにclassroom(名詞)があるため、「彼らの」を表す所有格を使います。文頭なので大文字で始めます。
- 正解: hers
「彼女のノート(her notebook)」を1語の所有代名詞「彼女のもの(hers)」に書き換えます。 - 正解: their car
「彼らのもの(theirs)」を「所有格+名詞(their car)」に分解して書き換えます。
次の疑問もっと色々な問題形式で解く力を試したいときは、英語の代名詞の練習問題で演習量を増やしてみましょう。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 人称代名詞「it」に関して、本文の説明と合致するものはどれ?
- 複数形は存在しない
- 所有代名詞(〜のもの)が存在しない
- 所有格はアポストロフィをつけてit'sと書く
- 所有格と目的格の形がまったく同じである
答えを見る
正解: B. 所有代名詞(〜のもの)が存在しない
本文では「3人称単数モノを表す it には所有代名詞(〜のもの)が存在しません」と説明されています。
Q2. 空欄に入る語として正しい英文はどれ? Come with ( ).
- Come with I.
- Come with my.
- Come with me.
- Come with mine.
答えを見る
正解: C. Come with me.
withなどの前置詞の直後には目的格を置く規則があるため、1人称単数の目的格である「me」が入ります。
Q3. 主語「Ken and I」を代名詞に置き換える場合、正しいものは?
- he
- they
- you
- we
答えを見る
正解: D. we
「私(I)」が含まれているため、代名詞に置き換えると1人称複数の「we」になります。
よくある質問
- Q. 代名詞の活用表はいつまでに暗記すべきですか?
- 中学1年生の1学期から2学期にかけての定期テスト前までに暗記するのが理想です。代名詞が定着していないと、2年生以降の受動態や現在完了形、関係代名詞などの学習でつまずく原因になります。
- Q. it にはなぜ所有代名詞がないのですか?
- 英語ではモノや動物に対して「それのもの」という所有権を表す表現を所有代名詞として1語で表す習慣がないためです。「そのモノの部品」などを表すときは、所有格を使って its cover のように名詞を添えて表現します。
- Q. 人称代名詞の主格が2人以上いるときの語順ルールは?
- 相手への敬意を示すため、原則として「2人称 → 3人称 → 1人称」の順に並べます。例えば「あなたと私」なら You and I、「ケンと私」なら Ken and I と表現します。
- Q. 代名詞の目的格は前置詞の後ろでなぜ使うのですか?
- 英語では動詞だけでなく前置詞も後ろに対象となる名詞(前置詞の目的語)を必要とするためです。そのため前置詞の直後に置く代名詞は必ず目的格(me, him, her など)になります。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部