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who文法の完全整理:疑問詞と関係代名詞の使い方

who文法の完全整理:疑問詞と関係代名詞の使い方

英語のwhoは「人」を指し示し、その人物の正体や詳しい情報を後から補う語です。使い方は大きく分けて「誰ですか」と尋ねる疑問詞と、「〜する人」と名詞を修飾する関係代名詞の2つしかありません。

直後に動詞が続くときは主語を補い、直後に主語と動詞が続くときは目的語を尋ねる・修飾するという原則を押さえれば、語順の迷いやwhom・whoseとの混同は解消されます。

who文法の全体像と格変化

英語学習においてwhoが登場すると、「疑問詞のwho」と「関係代名詞のwho」を別々の難しいルールとして暗記してしまいがちです。しかし、英語を母語とする話者の感覚では、どちらも「これから話題にする特定の人物」を矢印で指し示し、後ろに説明を続けるという1つの同じ働きを持っています。

まずは、疑問詞と関係代名詞のそれぞれにおいて、whoがどのような役割(主格・目的格・所有格)を持ち、形を変えるのかを一覧表で整理します。

表は横にスクロールできます →

格(役割)疑問詞での意味関係代名詞での役割基本の形口語での代替
主格(主語)誰が〜するか〜する(人)who—
目的格(目的語)誰を・誰に〜するか〜を/に…する(人)whomwho
所有格(所有)誰の〜かその人の〜が…である(人)whose—

上の表のように、文の中で「誰が」という主語の位置を占めるときは主格のwhoを用います。一方で「誰を」「誰に」という目的語の位置を占めるときは本来whomを用いますが、現代の会話では主格と同じwhoで代用されるケースが一般的です。所有を表す「誰の」にはwhoseを用います。

短縮形であるwho'sは、who isまたはwho hasが縮まった形であり、所有格のwhoseとは文法上の機能が全く異なります。この違いも後ほど詳しく確認します。

次の疑問文中で使われている単語がどちらの役割か迷ったときは、疑問詞と関係代名詞の見分け方を確認すると構造がすっきり掴めます。

疑問詞whoの語順と助動詞

疑問詞のwhoを使う際、多くの学習者がつまずくのが「いつdidやdoを使い、いつ使わないのか」という語順の規則です。次の2つの文を見比べてみてください。

この2文で助動詞didの有無が異なる理由は、whoが文の中で「主語」なのか「目的語」なのかという点にあります。

1. whoが主語になる疑問文(助動詞do/does/didは不要)

質問したい対象そのものが文の主語(動作をする人)である場合、平叙文の主語をそのままwhoに置き換えるだけで疑問文が完成します。疑問文を作るためのdo、does、didを挟む必要はありません。

この文では、窓を割った主語(Ken)が不明であるため、主語の位置にwhoを置き、直後に動詞brokeを続けます。Who did break the window?とはしない点に注意が必要です。

2. whoが目的語になる疑問文(助動詞do/does/didが必要)

動作をする主語は分かっていて、その動作を受ける対象(目的語)が誰なのかを尋ねたい場合は、通常の一般動詞の疑問文と同じ語順をとります。すなわち、疑問詞の直後にdo、does、didを置き、その後に主語と動詞の原形を配置します。

文法的には目的語を尋ねているためWhom did you meet yesterday?が正式ですが、現代英語の日常会話ではwhoを使うのが通例です。文構造としては「Who + 助動詞 + 主語 + 動詞の原形」となります。

疑問詞whoの語順と助動詞

whoが主語(助動詞不要)

  • 主語の位置をそのままwhoに置換
  • 直後に一般動詞が続く
  • 例: Who broke the window?

whoが目的語(助動詞必要)

  • 通常の疑問文と同じ語順をとる
  • Who+助動詞+主語+動詞の原形
  • 例: Who did you meet yesterday?

whoが主語か目的語かによって、助動詞do/didの要否と語順が変わります。

主語を尋ねる疑問文の形をもっと確認したい場合は、疑問詞が主語になる疑問文の語順の例文集が役立ちます。

関係代名詞whoの基本構造

関係代名詞のwhoは、直前にある「人」を表す名詞(先行詞)を後ろから詳しく説明するための接着剤として機能します。基本的な構造は「[先行詞(人)] + who + [動詞...]」です。

2つの文を1つに結合するステップ

関係代名詞whoの成り立ちを理解するために、2つの文を合成する手順を確認します。

この2文において、文1のthe womanと文2のsheは同一人物です。文2の主語sheを関係代名詞whoに変えて文1の直後に接続します。

このとき、who自身が後ろに続く節の主語の役割を担っています。そのため、whoの後ろには代名詞sheを残さず、すぐに動詞speaksが続きます。

先行詞と後ろの動詞の単複一致

関係代名詞の主格を扱う際、試験や英作文で非常に失点が多い盲点が「動詞の三単現の-sや単複の一致」です。関係代名詞who自体には単数・複数の区別がありません。そのため、whoの直後に置く動詞の形は、修飾される先行詞の数に合わせる必要があります。

このように、先行詞が単数か複数かを見極めて、関係節内の動詞の形を正しく選択することが正確な英文作成の鍵となります。

次の疑問修飾する感覚をさらに多くの文で掴みたい場合は、関係代名詞whoの使い方と例文で実際の英文パターンを復習できます。

who・whom・whoseの判別

テストの空欄補充や英作文で、who、whom、whose、そして短縮形のwho'sのどれを入れるべきか迷ったときは、空欄の直前と直後の語順を見ることで機械的に判別できます。

一瞬で見分ける判定ルール

  1. 直後に「動詞」が続く場合 → who(主格)
    直後に主語がなく、いきなり動詞が来ている場合は主語が欠けている状態です。主格のwhoを補います。
    例: I met a doctor who works at the hospital.(私はその病院で働く医師に会った。)
  2. 直後に「無冠詞の名詞」が続く場合 → whose(所有格)
    空欄の後ろにaやtheが付いていない名詞があり、「〜の[名詞]」と意味がつながる場合は所有格のwhoseを用います。
    例: She is the student whose essay won the prize.(彼女は作文が入賞した生徒です。)
  3. 直後に「主語 + 動詞」が続き、目的語が抜けている場合 → whom または who(目的格)
    文節内に主語と動詞がそろっており、動詞の目的語が欠けている場合は目的格です。書き言葉や試験ではwhom、会話ではwhoを用います。
    例: The person whom you recommended was hired.(あなたが推薦した人物が採用された。)

whose と who's の識別方法

発音が全く同じであるため混同しやすいのがwhoseとwho'sです。見分け方は単純で、「who is または who has に置き換えて文が成立するかどうか」を確認します。

空欄前後の判別ルール

空欄の直後に続く語の種類を確認することで、入るべき格を判定できます。

who の文法(疑問詞と関係代名詞)のイメージ

短縮形と所有格の混同を防ぐコツは、whose・who's の違いで整理できます。

次の疑問格変化の理屈をもう少し丁寧に整理しておきたいなら、who・whom・whoseの違いでそれぞれの役割を比較できます。

前置詞と使うwhoとwhomの境界

前置詞(with、to、about、forなど)と一緒に使う場合、文法規則と日常の会話表現との間に明確な使い分けの基準が存在します。

1. 前置詞が直前に来る場合(フォーマル・試験英語)

文法上の大原則として、前置詞の直後に置く名詞や代名詞は「前置詞の目的語」となるため、必ず目的格であるwhomを使わなければなりません。前置詞の直後に主格のwhoを置くことは文法上誤りとみなされます。

ビジネスメール、公的な文書、学術論文、TOEICなどの資格試験では、このように「前置詞 + whom」の形を用いるのが標準的です。ビジネスでよく見られるTo Whom It May Concern:(ご担当者様/関係各位)という決まり文句も、前置詞toの目的語であるためWhomが使われています。

2. 前置詞を文末に残す場合(日常会話)

一方、友人や同僚とのカジュアルな会話において「前置詞 + whom」を使うと、非常に硬く古めかしい印象を与えてしまいます。日常会話では、前置詞を文末に残し、文頭にはwhoを置く形が圧倒的に好まれます。

日常会話では前置詞を後ろに残したままwhoを使い、フォーマルな文面や改まった場では前置詞を前に出してwhomを使う、と状況に応じて切り替えるのが実用的です。

前置詞と使う位置と形の使い分け

前置詞が直前に来る場合

  • フォーマル・試験・公的文書向き
  • 前置詞+whom の形が必須
  • 例: with whom I had a meeting
  • 例: To Whom It May Concern:

前置詞を文末に残す場合

  • 日常会話・カジュアルな場面向き
  • 文頭に who を置く形が一般的
  • 例: Who did you go with?
  • 例: Who are you talking about?

前置詞を前に置くか文末に残すかで、whomとwhoの使い分けが生じます。

間接疑問文の語順と関係詞の使い分け

ここでは、疑問詞whoが文の一部として組み込まれる「間接疑問文」と、関係代名詞におけるthatやwhichとの使い分けを解説します。

間接疑問文の語順ルール

間接疑問文とは、「誰が〜か」という疑問の文をknowやtellなどの動詞の目的語として文の中に埋め込んだ形です。このとき、埋め込まれた節の中は「疑問文の語順」ではなく「主語 + 動詞(平叙文の語順)」に戻すという絶対ルールがあります。

よくある誤りとして、疑問文の語順のままI don't know who is he.としてしまうケースがあります。必ず「who + 主語(he) + 動詞(is)」の順序を守る必要があります。

ただし、第2節で解説したとおり、who自体が疑問文の主語である場合は、もともと平叙文と同じ語順になっているため語順の変更は生じません。

関係代名詞 who / that / which の使い分け

関係代名詞を選択する際は、先行詞が「人」か「物・動物」かによって使い分けます。

間接疑問文への変換手順
1直接疑問文を確認

Who is he?(彼は誰ですか?)

2埋め込み節に接続

I don't know の後ろに配置する

3語順を平叙文へ戻す

who+主語+動詞(who he is)とする

文頭の疑問文を別の文に埋め込む際は、語順を平叙文の並びに直します。

形が似ていて迷いやすい構文の整理には、間接疑問文と関係代名詞の見分け方が参考になります。

whoの頻出表現と理解度チェック

日常会話で頻出するwhoを用いた定番の慣用表現を確認した後、本記事で学んだ知識を定着させるための練習問題に取り組みます。

そのまま使える頻出イディオム・定型表現

理解度チェック練習問題

空欄に入る最も適切な語を(a)〜(c)から選んでください。

問1. (  ) made this delicious cake?
(a)Who (b)Whom (c)Whose
正解: (a)Who
解説: 直後に動詞madeが続いており、文の主語を尋ねています。助動詞didを置かず主格のWhoを使います。

問2. The girl (  ) father is a pilot speaks French fluently.
(a)who (b)who's (c)whose
正解: (c)whose
解説: 直後に無冠詞の名詞fatherがあり、「その少女の父親」という所有関係が成り立っているため、所有格のwhoseが入ります。

問3. Can you tell me (  ) yesterday?
(a)who you saw (b)who did you see (c)whom did you see
正解: (a)who you saw
解説: 間接疑問文の中では「疑問詞 + 主語 + 動詞」の平叙文の語順にします。助動詞didを用いた倒置の形は不適切です。

問4. The candidates (  ) passed the interview will be contacted soon.
(a)whom (b)who (c)whose
正解: (b)who
解説: 先行詞The candidates(候補者たち)を受け、後ろに動詞passedが続いているため、主格の関係代名詞whoが適切です。

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英文法の疑問をすべて見る「英語文法」のまとめ

理解度チェック

Q1. 「誰が窓を割ったのですか?」の正しい英文はどれですか?

  1. Who did break the window?
  2. Who broke the window?
  3. Whom broke the window?
  4. Whom did you break the window?
答えを見る

正解: B. Who broke the window?
疑問詞whoが文の主語になる場合、助動詞doやdidは不要で、直後に動詞を続けます。

Q2. 関係代名詞whoの直後に置く動詞の形は何に合わせますか?

  1. 文頭の疑問詞
  2. 直後の目的語
  3. 先行詞の数
  4. 関係代名詞節の長さ
答えを見る

正解: C. 先行詞の数
who自体には単複の区別がないため、修飾される先行詞の単数・複数に合わせて動詞を決定します。

Q3. フォーマルな文書で前置詞の直後に置く正しい形はどれですか?

  1. 必ずwhoを用いる
  2. 必ずwhomを用いる
  3. whoseのみ用いる
  4. who'sを用いる
答えを見る

正解: B. 必ずwhomを用いる
前置詞の直後に置く代名詞は前置詞の目的語となるため、文法上必ずwhomを用います。

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よくある質問

Q. 現代英語でwhomはもう使わない?
日常会話ではほぼ使われず、目的格でもwhoが使われます。ただし、前置詞の直後(with whomなど)やビジネスメール、学術論文、TOEICなどの改まった場面では現在でもwhomを使うのが標準ルールです。
Q. 関係代名詞のwhoは省略できる?
直後に動詞が続く主格のwhoは省略できません。一方、直後に主語+動詞が続く目的格のwho(whom)は、日常会話や一般的な文章で省略されることが非常に多くあります。
Q. 関係代名詞whoの先行詞に物は使える?
使えません。whoの先行詞は原則として「人」に限られます。先行詞が物や動物の場合はwhichまたはthatを用います。ただし家族同然のペットを擬人化してwhoで受ける例外はあります。
Q. whoseの後ろの名詞に冠詞は必要?
冠詞(aやthe)は付けません。whose自体がmyやyourと同じ所有格の限定詞の役割を果たすため、whose a bookやwhose the carのように冠詞を重ねて置くことは文法上できません。
Q. Who do you think S+V?の語順は?
「誰が〜だと思いますか?」と尋ねる連鎖疑問文では、文頭にWhoを置き、直後に疑問文のdo you thinkを挟んで後ろに平叙文を続けます(例: Who do you think won the race?)。

2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部

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