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高校英語の関係代名詞問題PDFと解法
高校英語の関係代名詞で高得点を取る鍵は、先行詞の有無と直後の節が「完全文か不完全文か」を機械的に判定する解法手順の確立にあります。中学レベルの単純な主格・目的格の穴埋めとは異なり、大学入試では前置詞の移動、連鎖関係詞節、名詞節を作る what の識別が頻出します。
A4印刷対応の問題PDFを活用し、構造分析のプロセスを定着させましょう。
高校英語・関係代名詞問題プリントPDF
高校範囲の関係代名詞は、文構造の把握が複雑になり、選択肢の吟味に論理的な手順が求められます。演習用のプリントとして、A4用紙に印刷して書き込みができるPDF教材を用意しました。標準レベルから難関大学入試レベルまでの良問を収録しています。
高校英語・関係代名詞演習問題プリント(PDF)をダウンロードする
Web上で手に入る多くの無料学習プリントは、中学英語レベルの基本的な格変化(who、which、whose の初歩)に留まり、高校生がつまずきやすい「前置詞+関係代名詞」や「連鎖関係代名詞節」などの骨のある問題が不足しがちです。
本プリントは記述式・整序・正誤判定を含め、自習時に解答根拠まで深く確認できるよう作成されています。
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高校で関係代名詞の問題が難しい理由
高校に入ると関係代名詞の問題が格段に難しく感じられるのは、単に覚える用語が増えるからではなく、1文に含まれる文法要素が複合化するためです。難易度が跳ね上がる主な要因は以下の5点に集約されます。
- 前置詞+関係代名詞:前置詞が文末から関係代名詞の直前に移動し、後続の節が「前置詞の目的語が抜けた不完全文」から「完全文」の見かけへと変化する。
- 先行詞を含む関係代名詞 what:先行詞となる名詞が存在せず、関係詞節全体が主語・動詞の目的語・補語となる名詞節を形成する。
- カンマを伴う非制限用法:先行詞に関する補足説明を行う用法で、関係代名詞 that が使用不可となる制約が生じる。
- 連鎖関係代名詞節:関係詞の直後に I think や they believed などの主節が割り込み、一見すると文構造が崩れているように錯覚する。
- 複合関係代名詞:whoever や whatever などの語が、名詞節または譲歩を表す副詞節を形成し、構文把握を複雑にする。
これらの項目を攻略するには、感覚的な訳読に頼るのではなく、文の骨格(S, V, O, C)を正確に見抜く訓練が必要です。
前置詞が直前に移動し、後続の節が見かけ上「完全文」に変化する。
先行詞を含み、関係詞節全体がS・O・Cになる名詞節を形成する。
カンマで補足説明を行い、関係代名詞thatが使用不可となる制約が生じる。
関係詞直後に主節が割り込み、一見すると文構造が崩れたように錯覚する。
高校で関係代名詞が難しくなる主な文法要素のまとめです。
次の疑問高校範囲でつまずきを感じるなら、まずは中学レベルの関係代名詞の基礎問題で土台を固め直すのが近道です。
完全文と不完全文を見抜く判定手順
関係代名詞と関係副詞を区別する上で最も重要な基準が、空欄の後ろに続く節が「完全文」か「不完全文」かという判別です。感覚で判断せず、以下の手順に沿って論理的に確認します。
ステップ1:空欄直後の節の主語(S)を確認する
空欄の直後にいきなり動詞(V)が来ている場合、主語が欠けているため即座に「主語が欠けた不完全文」と判定できます。この場合は主格の関係代名詞(who、which、that など)が入ります。
ステップ2:動詞の性質(自動詞か他動詞か)を確認する
主語が存在する場合、動詞を確認します。動詞が他動詞(目的語を必要とする動詞)であるにもかかわらず、直後に目的語(名詞)が存在しない場合は、「目的語が欠けた不完全文」です。
この場合は目的格の関係代名詞が適合します。一方、動詞が自動詞、あるいは第3文型ですでに目的語が揃っている場合はステップ3へ進みます。
ステップ3:前置詞の目的語抜けを確認する
節の末尾などに前置詞が残されており、その前置詞の目的語となる名詞が存在しない場合も「不完全文」です。前置詞の後ろに置くべき名詞が先行詞として前に出ている構造であるため、目的格の関係代名詞が必要です。
表は横にスクロールできます →
| 節の状態 | 欠落している要素 | 入る品詞・語句 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 不完全文 | 主語(S) | 主格の関係代名詞 | This is the book which was written in 1990.(これは1990年に書かれた本です。) |
| 不完全文 | 他動詞の目的語(O) | 目的格の関係代名詞 | This is the book which I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です。) |
| 不完全文 | 前置詞の目的語 | 目的格の関係代名詞 | This is the house which he lived in.(これは彼が住んでいた家です。) |
| 完全文 | 欠落なし(S, V, O, C完備) | 関係副詞 / 前置詞+関係代名詞 | This is the house in which he lived.(これは彼が住んでいた家です。) |
次の疑問文構造の見分け方をさらに深めたいときは、関係代名詞と関係副詞の違いと判別法を整理した解説も役立ちます。
前置詞+関係代名詞の決定手順と書き換え
大学入試で頻出する「前置詞+関係代名詞」の問題では、使用すべき前置詞を正確に決定できるかが問われます。前置詞を決定するには、関係詞節を「元の2つの文」に還元して考えます。
前置詞を決定する2文還元のプロセス
例として、次の空所補充を考えます。
This is the city ( ) which he was born.
- 文を2つに分解する:文A「This is the city.」/文B「彼がその街で生まれた」
- 先行詞(the city)を文Bの末尾に名詞として配置してみる:He was born [ 前置詞 ] the city.
- city と結びつく適切な前置詞を考える:場所の内部を表すため in the city が自然。
- したがって、前置詞は in と決まり、空欄には in が入ります。
動詞・形容詞の熟語から決まる前置詞
先行詞との関係だけでなく、節内の動詞や形容詞の語法によって前置詞が決まるケースも多いため注意が必要です。
She is the teacher ( ) whom I was talking.
この場合、talk to [with] ...「〜と話す」という熟語が背景にあるため、正解は to または with になります。
関係副詞との書き換え関係
「前置詞+関係代名詞」は、意味に応じて関係副詞に書き換えることができます。
- 場所を表す場合:in [at, on] which = where
- 時を表す場合:in [on, at] which = when
- 理由を表す場合:for which = why
ただし、前置詞の直後に関係代名詞 that や who を用いることはできません。前置詞の直後に置けるのは which または whom に限られます。
文A「This is the city.」と文B「彼がその街で生まれた」に分ける。
先行詞the cityを文Bの末尾「He was born [前置詞] the city」に置く。
cityと結びつく前置詞として場所を表すinを選択し、空欄を確定する。
関係詞節を2文に分解し、適切な前置詞を導き出す手順です。

whatとthatの識別を確実にする基準
what と that の選択問題は、共通テストや私立大学の文法問題における最頻出パターンのひとつです。暗記ではなく、2つのステップで機械的に判別できます。
基準1:先行詞(修飾される名詞)の有無
what は自らの内部に「the thing(s) which(〜のこと・もの)」という先行詞を含んでいます。したがって、what の直前に修飾を受ける名詞(先行詞)を置くことはできません。空欄の直前に修飾対象となる名詞が存在する場合は what を排除できます。
基準2:空欄が導く節の働き(名詞節か形容詞節・副詞節か)
what が導く節は必ず文全体の主語(S)、目的語(O)、補語(C)になる「名詞節」です。一方、関係代名詞の that は先行詞を修飾する「形容詞節」を作ります。接続詞の that も名詞節を作りますが、その場合は直後の節が「完全文」になります。
表は横にスクロールできます →
| 識別対象 | 先行詞の有無 | 後ろの節の構造 | 節全体の役割 |
|---|---|---|---|
| 関係代名詞 what | なし | 不完全文(SまたはOが欠落) | 名詞節(S, O, Cになる) |
| 関係代名詞 that | あり | 不完全文(SまたはOが欠落) | 形容詞節(先行詞を修飾) |
| 同格の接続詞 that | あり(抽象名詞) | 完全文(欠落なし) | 名詞節(名詞と同格) |
| 接続詞 that | なし | 完全文(欠落なし) | 名詞節(動詞の目的語など) |
例文で比較します:
(What / That) he said was true.
後ろの節「he said (O欠落)」は不完全文であり、節全体が文の主語になっているため、正解は What です。「彼が言ったことは真実だった。」
I know the fact (what / that) he told a lie.
後ろの節「he told a lie」は第3文型の完全文であり、直前に the fact という抽象名詞があるため、同格の接続詞 that が正解です。「彼が嘘をついたという事実を私は知っている。」
連鎖関係代名詞節と非制限用法の解法
難関大学の入試問題で正答率が下がりやすいのが「連鎖関係代名詞節」と「カンマを伴う非制限用法」です。
連鎖関係代名詞節の見抜き方
関係代名詞の直後に I think、we believe、they say などの「主語+思索・発言動詞」が挿入される構造を連鎖関係代名詞節と呼びます。
He is the man who I thought was honest.(彼は私が正直だと思っていた男性です。)
この文では、I thought を括弧でくくって取り除くと、... the man who was honest という骨格が現れます。空欄の直後に I thought があるからといって目的格の whom を選んではいけません。
動詞 was の主語が欠けているため、主格の who が正解となります。文構造を分析する際は、思考動詞のまとまりを一時的に取り除いて考えるのが鉄則です。
非制限用法(継続用法)のルールと that の不可条件
先行詞の直後にカンマを置く非制限用法は、先行詞を限定して絞り込むのではなく、補足的な説明を付け加えます。
I have two sons, who became doctors.(私には息子が2人いて、彼らは医者になった。)
※息子は2人しかいないことが確定しています。
I have two sons who became doctors.(私には医者になった息子が2人いる。)
※他に医者になっていない息子がいる可能性があります。
非制限用法における文法上の絶対的なルールは、「カンマの後ろに関係代名詞 that は使えない」という点です。また、先行詞が直前の名詞だけでなく「直前の節全体」や「直前の文の一部」になる場合があり、その際は関係代名詞 which を単数扱いとして用います。
He said he was ill, which was a lie.(彼は病気だと言ったが、それは嘘だった。)
非制限用法(カンマあり)
- 先行詞に補足的な説明を加える
- 息子が2人しかいないことが確定
- 関係代名詞thatは使用不可
- 前の節全体を先行詞にできる
制限用法(カンマなし)
- 先行詞を限定して絞り込む
- 医者になっていない息子がいる可能性あり
- 関係代名詞thatを使用可能
カンマの有無による意味の違いと文法ルールの比較です。
高校入試・大学入試の実践演習問題と解説
入試で差がつく典型パターンを例題で演習します。
問題1:空所補充(前置詞+関係代名詞)
次の文の空欄に入る最も適切な語句を選びなさい。
The project ( ) she devoted all her energy was successful.
(A) to which (B) in which (C) of which (D) which
【正解】(A) to which
【解説】後ろの節の述語動詞 devoted に着目します。devote A to B(AをBに捧げる)という成句があるため、本来は she devoted all her energy to the project という構造でした。
前置詞 to の目的語として関係代名詞 which が前に出ているため、to which が適切です。(彼女が全エネルギーを注いだプロジェクトは成功した。)
問題2:整序問題(連鎖関係代名詞節)
次の日本文に合うように、語句を正しく並べ替えなさい。
「彼女は、私が彼女を助けてくれると信じていた唯一の人だった。」
She was the only person ( believed / could / help / I / who ) her.
【正解】who I believed could help
【解説】関係詞節内の動詞 could help の主語が欠落しているため、主格の who が先頭に来ます。その直後に I believed が挿入され、who [I believed] could help her という語順になります。
問題3:誤文訂正(whoseの用法)
次の文の下線部 (A)〜(D) のうち、文法的に誤っているものを1つ指摘し、正しく直しなさい。
The family (A) whose (B) the house was (C) damaged by the storm (D) received support.
【正解】(B) the house → house
【解説】所有格関係代名詞 whose の直後に来る名詞には、冠詞(a, the)を付けることができません。whose house と無冠詞にするのが正解です。(暴風雨で家が損壊したその家族は支援を受けた。)
自習を最大化するPDF問題プリントの使い方
PDF教材を使って関係代名詞の弱点を克服するための効果的な学習手順を紹介します。
- 時間を計って解き、文構造に記号を振る:主語(S)、動詞(V)、先行詞、欠落している要素(空所や前置詞の目的語)に括弧や下線を書き込みながら解きます。記号化することで、勘に頼らない解法が身につきます。
- 元の2文への還元を書き出す:間違えた問題や自信のなかった問題は、関係詞によってつながれる前の「独立した2つの文」を余白に書き出します。前置詞の要否や格(主格・所有格・目的格)の決定根拠が明確になります。
- 解説を読み、不完全文の欠落箇所を再確認する:正解がなぜその関係詞になるのかを、他動詞の目的語抜けか、前置詞の目的語抜けかまで突き止めて確認します。
- 翌日と1週間後に解き直しを行う:構文把握は復習の間隔を空けて定着させる必要があります。PDFを複数枚印刷しておき、完全に構造が自力で見抜けるようになるまで反復しましょう。
時間を計り、S・V・先行詞・欠落要素に括弧や下線を書き込み解く。
間違えた問題は関係詞でつながる前の独立した2文を余白に書き出す。
解説を読み、他動詞や前置詞の目的語抜けなど正解根拠を突き止める。
翌日と1週間後に解き直しを行い、自力で構造が見抜けるまで反復する。
関係代名詞の弱点を克服するための効果的な学習ステップです。
文法全体の復習や入試対策を進めたいときは、高校英語のまとめを参考にしてください。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 先行詞の直後にカンマを置く非制限用法に関する注意点はどれ?
- 関係代名詞thatを使用することはできない
- 直前の節全体を先行詞にすることはできない
- 関係代名詞whichを複数扱いとして用いる
- 先行詞を限定して意味を絞り込む働きをする
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正解: A. 関係代名詞thatを使用することはできない
非制限用法ではカンマの後ろに関係代名詞thatは使えないという文法上の絶対的なルールがあります。直前の節全体を先行詞にする際はwhichを単数扱いで用います。
Q2. 関係代名詞whatとthatを識別する基準として正しいものは?
- whatは直前に修飾を受ける先行詞が必要である
- whatが導く節は必ず完全文になる
- whatが導く節は文全体の主語などの名詞節になる
- 関係代名詞thatが導く節は名詞節を作る
答えを見る
正解: C. whatが導く節は文全体の主語などの名詞節になる
whatは先行詞を含み、導く節は文全体の主語・目的語・補語になる名詞節を形成します。whatの直前に先行詞は置けず、導く節は不完全文になります。
Q3. 次の空欄に入る適切な語句はどれ?He said he was ill, ( ) was a lie.
- that
- which
- what
- who
答えを見る
正解: B. which
カンマを伴う非制限用法ではthatは使えません。また、直前の節全体を先行詞として受ける場合は関係代名詞whichを単数扱いとして用います。
よくある質問
- Q. whoseの後ろに冠詞(theなど)が付かないのはなぜですか?
- whoseは「my」や「his」と同じ所有格の限定詞だからです。「my the house」と言えないのと同様に、「whose the house」のように冠詞を重ねて置くことは文法上できません。
- Q. 関係代名詞thatが使えない場面はどこですか?
- 主に「カンマの後ろ(非制限用法)」と「前置詞の直後」の2箇所です。前置詞が文末に残っている場合はthatを使用できますが、前置詞が直前に移動した場合はwhichやwhomを用います。
- Q. 連鎖関係代名詞節でwhoかwhomか迷った時の見分け方は?
- 挿入されている「I think」などの思索動詞を取り除いて考えます。後ろに残った節で動詞の主語が欠けていれば主格のwho、目的語が欠けていれば目的格のwhom(またはwho)となります。
- Q. 印刷用PDFには解答と解説も付いていますか?
- はい。問題編に加えて、すべての問題に対して「文構造の分析」「元の2文への還元プロセス」「誤答の選択肢が不適である理由」を記載した詳細な解説編が含まれています。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部