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英検二級文法一覧と演習プリント
英検2級の文法範囲は高校卒業程度であり、合否を分ける重要単元は仮定法、分詞構文、関係詞、原形不定詞、完了形の5つです。準2級までの中学英文法を土台に、文構造の複文化や形式目的語、助動詞を用いた推量・仮定の表現が加わります。
大問1の短文空所補充だけでなく、要約や意見論述のライティングで失点を防ぐ文法運用力を身につけることが合格への最短ルートです。
英検2級文法一覧と優先度まとめ
英検2級の審査基準は「高校卒業程度」と規定されています。中学から高校1年レベルを中心とする準2級と比較すると、複文の構造把握や、動詞の語法・時制の細かな使い分けが問われる点が大きく異なります。
試験対策を効率よく進めるため、高校英文法の全単元を出題頻度と長文・ライティングへの波及効果に基づいてS・A・Bの3段階に分類しました。まずはSランクの単元を確実に理解し、その後Aランクへ進む進め方が最も効率的です。
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| 優先度 | 文法単元 | 主な出題箇所 | 準2級からの変化・学習ポイント |
|---|---|---|---|
| Sランク(最重要) | 仮定法(過去・過去完了・without構文) | 短文空所補充・長文読解 | 現在の事実と反対の仮定だけでなく、過去の事実の仮定やwishを用いた構文が定着しているかが問われます。 |
| Sランク(最重要) | 分詞構文・分詞の形容詞用法 | 短文空所補充・長文読解 | 接続詞を使わずに副詞節を短縮する構文です。長文での文頭分詞構文の主語判定が必須になります。 |
| Sランク(最重要) | 関係詞(非制限・前置詞+関係代名詞・複合関係詞) | 短文空所補充・ライティング | whichやwhoの基本用法に加え、「前置詞+which」や文全体を先行詞とする用法が頻出です。 |
| Aランク(頻出) | 原形不定詞・使役動詞・知覚動詞 | 短文空所補充 | make、have、letの後ろに原形不定詞が続く語法や、受動態でのtoの復活が狙われます。 |
| Aランク(頻出) | 完了形(過去完了・未来完了)・時制の一致 | 短文空所補充・ライティング | 過去のある時点より前の出来事を示す大過去や、時・条件を表す副詞節での未来完了の代用が問われます。 |
| Aランク(頻出) | 形式主語・形式目的語(it ... to / that) | 短文空所補充・ライティング | 第5文型(SVOC)におけるmake it possible to doなどの形式目的語構文の把握が長文と作文で重要です。 |
| Bランク(基本確認) | 助動詞+have+過去分詞 | 短文空所補充・リスニング | should have done(〜すべきだったのに)など、過去の後悔や推量を表す表現を整理します。 |
| Bランク(基本確認) | 受動態の応用(完了形・進行形・群動詞) | 短文空所補充・長文読解 | is being built(建設中である)やwas spoken to(話しかけられた)など前置詞の重なりを見極めます。 |
| Bランク(基本確認) | 比較の応用(the + 比較級, the + 比較級など) | 短文空所補充・長文読解 | 比例を表す構文や、no more thanなどのクジラ構文に代表される慣用表現の識別です。 |
大問1の短文空所補充では、17問の語彙・文法問題のうち、純粋な文法・語法問題が数問出題されます。また、長文読解の正答率を高め、ライティングで文法項目での減点を避けるためにも、上記の一覧に挙げた構造を正しく見抜く力が不可欠です。
出題形式別の詳しい攻略法は、英検2級で問われる文法項目と対策でも解説しています。
準2級と2級の文法における決定的な差
準2級から2級に進む際、多くの学習者が壁を感じる原因は「文の構造(SVOC)の複雑化」にあります。準2級までは単文や等位接続詞(and、but、so)で結ばれた素直な文が中心でしたが、2級では修飾語句が長く入り組んだ文構造が標準となります。
1. 第5文型(SVOC)と形式目的語構文の定着
準2級でもfind it easy to doのような基本的な形式目的語構文は見られますが、2級では目的語や補語の位置に節や句が複雑に組み込まれます。
The new software makes it easier for employees to manage their daily tasks.(その新しいソフトウェアのおかげで、従業員は日常業務を管理しやすくなっている。)
この文では、主語がThe new software、動詞がmakes、形式目的語がit、補語がeasier、真の目的語がfor employees to manage their daily tasksとなっています。
大問1では、空所にitを選ばせる問題や、easierの部分に副詞ではなく形容詞を選ばせる語法問題が頻出します。
2. 修飾語句の複層化
2級の長文読解やリスニングでは、主語と動詞の間に分詞句や関係代名詞節が割り込み、述語動詞の発見を難しくする文が増加します。
The proposal submitted by the marketing team last week was approved by the board of directors.(先週マーケティングチームによって提出された提案は、取締役会によって承認された。)
準2級の感覚のまま左から右へ読むと、submittedを過去形の動詞と誤認して文構造を見失いがちです。submittedは過去分詞でThe proposalを後ろから修飾しており、本動詞はwas approvedであることを見抜く文法眼が必要です。
The new software makes it easier for employees to manage their daily tasks.その新しいソフトウェアのおかげで、従業員は日常業務を管理しやすくなっている。
主語・動詞・形式目的語・補語・真の目的語の構造を示しています。
土台となる基礎を復習したいときは、英検準2級で出る文法範囲とポイントを確認してみてください。
最頻出英文法1:仮定法の識別と構文
仮定法は英検2級の筆記試験において最も出題頻度が高い文法項目の一つです。仮定法過去、仮定法過去完了の公式を整理したうえで、ifを用いない仮定法構文のバリエーションを網羅しましょう。
1. 仮定法過去と仮定法過去完了の基本公式
仮定法過去は「現在の事実と反対の仮定」、仮定法過去完了は「過去の事実と反対の仮定」を表します。助動詞の過去形(would、could、might)が帰結節に含まれているかどうかが最大の識別ポイントです。
- 仮定法過去:If + 主語 + 過去形(be動詞はwere), 主語 + would / could / might + 動詞の原形
If I had enough time, I would participate in the volunteer project.(もし十分な時間があれば、そのボランティア事業に参加するのだが。) - 仮定法過去完了:If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would / could / might + have + 過去分詞
If they had checked the weather forecast, they would not have canceled the outdoor event.(もし彼らが天気予報を確認していたなら、その野外行事を中止しなかっただろうに。)
2. ifを用いない頻出の仮定法表現
大問1では、条件節のifを省略した形や、前置詞句を用いた表現が直接問われます。
| 表現 | 意味 | 書き換え表現 |
|---|---|---|
| without ... | 〜がなければ / なかったら | but for ... / if it were not for ... / if it had not been for ... |
| I wish + 仮定法 | 〜であればよいのに | — |
| as if + 仮定法 | まるで〜であるかのように | as though + 仮定法 |
例文:
Without your support, our team could not have achieved this success.(あなたの支援がなかったなら、私たちのチームはこの成功を収めることができなかっただろう。
)
He speaks as if he knew everything about the project.(彼はまるでその事業について何でも知っているかのように話す。)
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最頻出英文法2:分詞構文と分詞の用法
分詞構文は、長文読解の読解速度を左右し、短文空所補充でも選択肢に現在分詞と過去分詞が並ぶ頻出単元です。接続詞と主語を省略し、動詞を-ingまたは過去分詞に変えて副詞節を作る働きを持ちます。
1. 分詞構文の意味と見分け方
分詞構文には主に「時」「理由」「付帯状況」「条件」「譲歩」の意味があります。文脈に応じて意味を補いますが、大問1では「修飾される主語との能動・受動関係」を確認することが正解への近道です。
- 能動関係(主語が自ら動作を行う場合):現在分詞(-ing)を使用
Hearing the fire alarm, all the residents evacuated the building immediately.(火災報知器の音を聞いて、すべての住民は即座に建物を避難した。) - 受動関係(主語が動作を受ける場合):過去分詞(done)を使用(Beingは通常省略)
Written in simple English, the instruction manual is easy for beginners to understand.(平易な英語で書かれているため、その取扱説明書は初心者にも理解しやすい。)
2. 完了型分詞構文と独立分詞構文
主節の時制よりも前の出来事を表す場合は、完了型分詞構文(Having + 過去分詞)を用います。
Having lived in London for five years, she speaks fluent English.(ロンドンに5年間住んでいたので、彼女は流暢な英語を話す。)
また、分詞の主語と主節の主語が異なる場合は分詞の前に意味上の主語を残す「独立分詞構文」になります。
Weather permitting, the sports tournament will be held as scheduled.(天気が良ければ、そのスポーツ大会は予定通り開催される。)

最頻出英文法3:関係詞の識別と応用
2級では、中学で学ぶ基本の関係代名詞(主格・目的格・所有格)にとどまらず、関係副詞との明確な区別や、前置詞を伴う用法が問われます。
1. 関係代名詞と関係副詞の見極めルール
空所の後ろに続く節が「不完全文(主語や目的語が欠けている文)」であれば関係代名詞、「完全文(文型が成立している文)」であれば関係副詞を選択します。
表は横にスクロールできます →
| 分類 | 語 | 後ろに続く文の構造 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 関係代名詞 | which / that / who | 不完全文(SまたはOが欠落) | This is the museum which we visited last month.(これは私たちが先月訪れた博物館です。) |
| 関係副詞 | where / when / why / how | 完全文(欠落なし) | This is the museum where the exhibition was held.(これはその展覧会が開催された博物館です。) |
| 前置詞+関係代名詞 | in which / with whom など | 完全文(前置詞の目的語が前に移動) | This is the museum in which the exhibition was held.(これはその展覧会が開催された博物館です。) |
2. 非制限用法(カンマ+関係詞)
カンマを伴う非制限用法では、先行詞に関する補足説明を加えます。英検2級の長文読解では、前文全体を先行詞とする, whichが多用されます。
He failed to submit the report on time, which disappointed his supervisor.(彼は期限通りに報告書を提出できず、そのことが上司を失望させた。)
注意点として、カンマの後ろでは関係代名詞thatを使用することはできません。
最頻出英文法4:原形不定詞と使役・知覚動詞
「動詞 + 目的語(O)+ 原形不定詞(C)」の構造をとる使役動詞と知覚動詞は、短文空所補充の定番問題です。動詞ごとのニュアンスの違いと、受動態にした際の規則を押さえます。
1. 3大使役動詞の使い分け
- make + O + 原形不定詞:「Oに(強制的に)〜させる」
The heavy snow made the train stop for several hours.(大雪のために列車は数時間停車した。) - have + O + 原形不定詞:「Oに(当然のこととして/依頼して)〜してもらう」
The manager had his assistant prepare the meeting materials.(マネージャーは助手に会議の資料を準備させた。) - let + O + 原形不定詞:「Oに(許可して)〜することを許す」
My parents let me study abroad during the summer vacation.(両親は私が夏休みの間に留学することを許してくれた。)
※helpはhelp + O + (to) 原形不定詞の両方が可能です。また、getを使役で用いる場合はget + O + to不定詞となり、原形不定詞は使えません。
2. 知覚動詞の構文
視覚や聴覚を表す動詞(see、hear、watch、noticeなど)の後ろには、原形不定詞、現在分詞、過去分詞のいずれかが入ります。
- I heard someone knock on the front door.(誰かが玄関のドアをノックするのを聞いた。[動作の全体])
- I heard someone knocking on the front door.(誰かが玄関のドアをノックしているのを聞いた。[動作の進行中])
- I heard my name called in the distance.(遠くで私の名前が呼ばれるのを聞いた。[受動関係])
3. 受動態におけるtoの復活
使役動詞makeおよび知覚動詞を受動態にする場合、能動態では省略されていたtoが復活します。大問1で非常に誤答率が高い文法ポイントです。
能動態:They made him clean the room.
受動態:He was made to clean the room by them.(彼は彼らによって部屋を掃除させられた。)
make + O + 原形
- Oに(強制的に)〜させる
- 強制力が最も強い
- 例:列車を数時間停車させた
have + O + 原形
- Oに当然のこと/依頼して〜してもらう
- 指示や依頼のニュアンス
- 例:助手に資料を準備させた
let + O + 原形
- Oに(許可して)〜することを許す
- 許可や容認のニュアンス
- 例:留学することを許してくれた
make・have・letそれぞれの持つ意味と使い分けを整理しています。
最頻出英文法5:完了形と時制の一致
2級では、過去の1点よりもさらに過去を表す「大過去」の過去完了形や、未来のある時点までの継続・経験・完了を表す未来完了形が頻出します。
1. 過去完了(had + 過去分詞)の識別
過去の出来事よりも時間的に前の出来事を示す場合、過去完了を用います。接続詞when、before、by the timeなどと共に用いられます。
When we arrived at the concert hall, the performance had already started.(私たちがコンサートホールに到着したとき、公演はすでに始まっていた。)
到着した時点(arrived)よりも、公演が始まった時点(had already started)の方が過去であるため、過去完了形が必要です。
2. 未来完了(will have + 過去分詞)の識別
未来の基準となる時点(by next year、by the time ...など)までに動作が完了している、または状態が継続していることを示します。
By the end of this month, she will have completed the training program.(今月末までに、彼女はその研修課程を修了しているだろう。)
3. 時・条件を表す副詞節のルール
時や条件を表す副詞節(if、when、as soon as、untilなど)の中では、未来の事柄であっても現在形を用います。同様に、未来完了の内容であっても副詞節の中では現在完了形(have + 過去分詞)を用います。
I will lend you the book when I have finished reading it.(その本を読み終えたら、あなたにお貸しします。)
ホールに到着した過去の時点より前に、公演が始まっていた関係を示します。
ライティングで減点を防ぐ文法注意点
英検2級の一次試験には、意見論述(英作文)および要約問題のライティングが含まれます。採点基準には「文法」の項目が独立して設けられており、ケアレスミスを重ねると得点が大きく下がります。特に減点されやすい代表的な文法ミスをまとめました。
1. 主語と動詞の一致(単複の混同)
主語が三人称単数である場合の動詞の-s忘れは最も多い減点要因です。また、動名詞句や不定詞句が主語になる場合は単数扱いとなります。
- 誤:Using public transportation help reduce air pollution.
- 正:Using public transportation helps reduce air pollution.(公共交通機関を利用することは大気汚染の削減に役立つ。)
2. 可算名詞と不可算名詞の識別
不可算名詞に不定冠詞a / anを付けたり、複数形の-sを付けたりするミスに注意してください。
表は横にスクロールできます →
| 名詞の種類 | 代表的な単語 | よくある誤用 | 正しい用法 |
|---|---|---|---|
| 不可算名詞 | information(情報) | an information / informations | information / a piece of information |
| 不可算名詞 | advice(助言) | an advice / advices | advice / a piece of advice |
| 不可算名詞 | environment(環境) | environment(冠詞なし) | the environment |
| 可算名詞 | reason(理由) | for this reason(複数文脈で無冠詞) | for this reason / for these reasons |
3. 接続詞と接続副詞の混同
HoweverやThereforeは副詞であり、2つの文をコンマ1つでつなぐ接続詞の働きはできません。文をいったんピリオドで区切るか、セミコロンを用います。
- 誤:Many people want to buy electric cars, however they are still expensive.
- 正:Many people want to buy electric cars. However, they are still expensive.(多くの人が電気自動車を買いたいと考えている。しかし、それらは依然として高価である。)
英検2級文法プリント:演習問題と解答解説
ここからは、画面上でのセルフチェックや印刷して書き込み学習ができる「文法確認プリント」です。英検2級の大問1形式に準拠した4択の短文空所補充問題を10問掲載しています。制限時間の目安は1問あたり30秒(合計5分)です。
【問題編】空所に入る最も適切なものを1つ選びなさい
- If it ( ) for your timely assistance, we could not have finished the project yesterday.
(1) was not (2) had not been (3) were not (4) is not - ( ) from the top of the tower, the cars on the street looked like tiny toys.
(1) Seeing (2) Seen (3) To see (4) Having seen - The scientist explained the method by ( ) the experiment was successfully conducted.
(1) which (2) that (3) where (4) what - The manager made all the new employees ( ) the safety regulations before starting work.
(1) read (2) reading (3) to read (4) were read - By the time we arrived at the cinema, the movie ( ) already.
(1) starts (2) was started (3) had started (4) will start - The teacher found it necessary ( ) students to practice speaking English every day.
(1) of (2) for (3) to (4) with - The suspect was seen ( ) the bank shortly after the alarm went off.
(1) leave (2) to leave (3) left (4) was left - The factory introduces energy-saving machines, ( ) will reduce carbon emissions by twenty percent.
(1) which (2) that (3) what (4) where - By this time next year, my sister ( ) from the university.
(1) graduates (2) graduated (3) will have graduated (4) has graduated - She spoke to the audience in a calm voice as if she ( ) nervous at all.
(1) is not (2) were not (3) will not be (4) has not been
【解答と解説】
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| 設問 | 正解 | 該当文法単元 | 解説 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | (2) | 仮定法過去完了 | 帰結節がcould not have finished(過去の事実への仮定)であるため、条件節はhad not beenとなります。「If it had not been for ...(〜がなかったら)」の定型構文です。 |
| 第2問 | (2) | 分詞構文(受動) | 主節の主語であるthe cars(車)は「見られる」側であるため、過去分詞Seenが正解です。能動のSeeingを選ぶと車が見ていることになり不適切です。 |
| 第3問 | (1) | 前置詞+関係代名詞 | 前置詞byの後ろには関係代名詞whichを用います(thatは前置詞の直後には置けません)。先行詞はthe methodです。 |
| 第4問 | (1) | 使役動詞の構文 | make + O + 原形不定詞で「Oに〜させる」を表します。したがって原形不定詞のreadが入ります。 |
| 第5問 | (3) | 時制(過去完了) | 映画館に到着した時点(arrived)よりも前に映画が始まっていたことを示すため、過去完了had startedが適切です。 |
| 第6問 | (2) | 形式目的語構文 | find it necessary for A to do(Aが〜することが必要だとわかる)の構文です。意味上の主語を導く前置詞はforです。 |
| 第7問 | (2) | 知覚動詞の受動態 | 知覚動詞seeを受動態(be seen)にする場合、能動態で原形不定詞だった部分にtoが復活してto leaveとなります。 |
| 第8問 | (1) | 関係代名詞(非制限用法) | カンマの後に置く関係代名詞で、直前の内容(または名詞句)を補足説明します。非制限用法ではthatは使えないためwhichが正解です。 |
| 第9問 | (3) | 時制(未来完了) | 「来年の今頃までには」という未来の完了期限を示す副詞句(By this time next year)があるため、未来完了will have graduatedを選びます。 |
| 第10問 | (2) | 仮定法(as if構文) | 「まるで〜でないかのように」を表すas if + 仮定法過去です。現在の事実と異なる様子を主節の時制に合わせて描写するためwere notが適切です。 |
最短で合格するための文法学習手順
分厚い総合英語参考書を1ページ目から通読する方法は、英検2級の文法対策としては効率的ではありません。短期間で合格ラインを超えるための実践的な手順を3つのステップに整理しました。
ステップ1:弱点単元の絞り込み(セルフチェック)
まずは以下のチェックリストを用いて、自分が理解できていない項目を特定します。チェックがつかない項目のみを参考書でピンポイントに復習します。
- 仮定法過去と仮定法過去完了の公式を見ずに書き分けられる
- withoutやbut forを用いた仮定表現をifの文に書き換えられる
- 文頭の現在分詞と過去分詞の使い分けを主語との関係から説明できる
- 関係代名詞と関係副詞の違いを、後ろに続く節の完全性から判断できる
- make / have / letの違いと、受動態でtoが復活するルールを覚えている
- 形式目的語構文(make it possible to ...など)の文構造を即座に分解できる
ステップ2:過去問の大問1で文法パターンの瞬解力を養う
過去問の大問1を解き、文法・語法問題に分類される設問を抽出します。正解を選ぶだけでなく、「なぜ他の3つの選択肢が文法的に誤りなのか」を声に出して説明できる状態を目指します。この訓練により、大問1にかける時間を短縮し、後半の長文読解やライティングに十分な時間を残せるようになります。
ステップ3:ライティングでの実践演習と自己添削
学んだ文法をライティングで意図的に使う練習を行います。特に、形式主語(It is important for us to ...)や関係詞(people who ...)、分詞による後置修飾を積極的に盛り込むことで、文構造の多様性をアピールし、表現力を高めることが可能です。
書き終えた後は、三人称単数の-s、名詞の単複、時制のブレがないかを必ず見直す習慣をつけましょう。
セルフチェックで理解不足の単元を特定し復習する
過去問の大問1で誤答の理由を説明できるようにする
作文で構文を使い、三人称単数や名詞の単複を見直す
合格ラインを効率よく突破するための文法学習の手順です。
実践的な例文を多くインプットしたい方は、英検2級頻出200の例文集の活用が役立ちます。
次の疑問試験本番まで残り時間が少ない方は、英検2級に1〜2週間で受かる勉強法で直前の時間配分を確認してみてください。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 関係詞の非制限用法(カンマの後ろ)に関する注意点はどれ?
- 関係副詞の where は使えない
- 関係代名詞の which は使えない
- 関係代名詞の that は使えない
- 直前の名詞しか修飾できない
答えを見る
正解: C. 関係代名詞の that は使えない
本文では、カンマを伴う非制限用法において「カンマの後ろでは関係代名詞 that を使用することはできません」と明記されています。
Q2. 使役動詞 make を受動態にする際の文法規則はどれ?
- 原形不定詞のままで変化しない
- 省略されていた to が復活する
- 動詞を現在分詞(-ing)に変える
- by の代わりに with を使う
答えを見る
正解: B. 省略されていた to が復活する
使役動詞 make および知覚動詞を受動態にする場合、能動態では省略されていた to が復活すると本文に記載されています。
Q3. 空所に入る最も適切な英文はどれ?「If they had checked the forecast, they ( ).」
- would not have canceled the event
- would not cancel the event
- did not cancel the event
- will not have canceled the event
答えを見る
正解: A. would not have canceled the event
仮定法過去完了の公式は「If+主語+had+過去分詞, 主語+would / could / might+have+過去分詞」です。
よくある質問
- Q. 英検2級に中学英語だけで合格できますか?
- 合格は極めて困難です。語彙だけでなく、仮定法や分詞構文、形式目的語などの高校英文法が長文読解やリスニングの前提知識として出題されるため、高校基礎文法の習得が必須です。
- Q. 文法問題は大問1で何問くらい出題されますか?
- リーディング大問1の短文空所補充(全17問)のうち、純粋な文法問題は3〜5問程度です。残りは単語・熟語ですが、文法知識は長文読解やライティングの得点にも直結します。
- Q. 文法プリントはどのように復習に活用すべきですか?
- 本記事の演習問題を印刷または書き写して解き、間違えた問題の解説から「どの単元のルールを見落としていたか」を確認してください。該当単元の例文を音読して定着させましょう。
- Q. ライティングで難しい文法を使う必要はありますか?
- 無理に複雑な文法を使う必要はありません。ミスなく正確に書くことが最優先です。形式主語や関係代名詞など、確実に使える構文を2〜3種類使い分ければ十分高得点が狙えます。
- Q. 準2級合格後、2級文法の対策期間はどれくらい必要ですか?
- 毎日30分程度の学習を確保できる場合、重要単元(S・Aランク)に絞り込めば約1〜2か月で試験に必要な文法事項を習得できます。総合英語を通読せず頻出分野に集中することが要点です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部