モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 英検準2級ライティング過去問例題

英検準2級ライティング過去問の傾向と新形式2題の解き方

英検準2級ライティング過去問の傾向と新形式2題の解き方

英検準2級のライティングは、大問5「Eメール問題(40〜50語)」と大問6「意見論述問題(50〜60語)」の2題構成であり、日本英語検定協会の公式サイトで直近3回分の過去問と解答例が無料公開されています。

合格点を取る鍵は、配点基準である内容・構成・語彙・文法の4観点を満たす定型フォーマットに沿って、論理的な理由を2つ素早く組み立てることです。

英検準2級ライティングの出題形式と4つの採点基準

英検準2級の一次試験におけるライティングテストは、2024年度のリニューアル以降、2つの大問に分かれています。従来の意見論述問題に加えてEメール問題が新設されたため、2つの異なる形式に対応する準備が求められます。

新形式2題の構成と目標語数

表は横にスクロールできます →

大問問題形式目標語数主な出題内容
大問5Eメール問題40〜50語相手のメールに対する返信(下線部について質問を2つ)
大問6意見論述問題50〜60語Do you think 〜? で始まる社会・生活・教育関連の質問に対する意見と理由2つ

大問5のEメール問題は日常的な連絡文のやり取りであり、状況に応じた質問や報告を過不足なく書く技能が問われます。大問6の意見論述問題は、提示された問いに対して賛成か反対かを明確にし、それを支える2つの理由を論理的に述べる形式です。

採点基準の4観点(各4点満点・合計16点)

各大問はそれぞれ16点満点で採点され、合否判定のCSEスコアに換算されます。評価の観点は以下の4項目です。

どちらの大問も、難しい語彙を無理に使う必要はありません。準2級で頻出の基本構文を正しく使い、減点されない英文を堅実に書き切ることが高得点への近道です。

ライティング4つの採点観点
📝内容(4点)

指示条件を満たし理由や質問が揃っているか

🧱構成(4点)

接続詞を正しく使い論理的に流れているか

📖語彙(4点)

準2級レベルの語彙を使い繰り返しがないか

🔍文法(4点)

主語動詞の一致や時制、句読点が正しいか

各大問は4つの観点で各4点、合計16点満点として評価されます。

英検準2ライティング過去問の入手先と頻出テーマ傾向

効果的なライティング対策を始めるには、過去の出題内容を把握し、実際の試験形式に慣れることが最善です。ここでは公式情報の入手先と、頻出テーマの傾向を整理します。

公式過去問のダウンロード方法と活用手順

日本英語検定協会の公式サイトでは、直近3回分の一次試験問題、リスニング音源、筆記試験の解答例がPDF形式で無料公開されています。会員登録なしで誰でも閲覧・印刷が可能です。

過去問を活用する際は、最新回から順に解くことが重要です。リニューアル後の形式が反映されているのは最新の過去問であるため、まずは新形式の問題冊子を印刷し、問題文のレイアウトや解答欄の大きさを確認しながら時間を計って解いてみましょう。

3回分より前の過去問を解く場合は、大問6の意見論述問題(旧形式の英作文)の練習素材として活用できます。

過去問から分析する意見論述の4大頻出テーマ

テーマ分類過去問の出題例・論点主なキーワード
学校生活・教育放課後の過ごし方、宿題の量、制服の必要性、タブレット学習の是非study, school life, skills, future
日常生活・習慣家族との食事、朝型の生活、運動習慣、朝食を毎日食べることhealthy, lifestyle, family, time
テクノロジー・メディアスマートフォンの利用、オンラインショッピング、電子書籍の利用convenient, internet, useful, devices
環境・社会活動ゴミの分別、リサイクル、公共交通機関の利用、ボランティア活動environment, save energy, help, society

質問文はほとんどの場合、Do you think people should 〜?(人々は〜すべきだと思いますか)や Do you think it is good for students to 〜?(生徒にとって〜することは良いことだと思いますか)という形式で出題されます。

突拍子もない専門知識が求められることはなく、中高生の日常生活や身近な社会の話題が中心です。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

テーマに合わせた表現を増やしたいときは、英検準2級 英単語一覧も参考にしてください。

次の疑問出題傾向を掴んだうえでさらに問題数をこなしたいときは、英検準2級英作文問題集の選び方と解法で演習を深められます。

準二級英検ライティング問題の型と意見論述の模範解答

大問6の意見論述問題は、あらかじめ文章の骨組みを決めておくことで、本番で迷うことなく50〜60語の英文を完成させられます。

意見論述の合格鉄板テンプレート

意見論述は次の5文または6文構成で組み立てます。

  1. 自分の立場(1文目):
    賛成の場合:I think that 〜.(私は〜だと思います。)
    反対の場合:I do not think that 〜.(私は〜だとは思いません。)
  2. 理由1の導入(2文目):
    First, 〜.(第一に、〜だからです。)
  3. 理由1の具体化・サポート(3文目):
    For example, 〜.(例えば、〜です。)または Also, 〜.(また、〜です。)
  4. 理由2の導入(4文目):
    Second, 〜.(第二に、〜だからです。)
  5. 理由2の具体化・サポート(5文目):
    This is because 〜.(なぜなら〜だからです。)
  6. 結び(6文目・語数調整用):
    Therefore, I think 〜.(それゆえに、私は〜だと思います。)

実戦例題と模範解答

【例題】
Do you think it is good for students to use tablets in class?
(授業でタブレットを使うことは生徒にとって良いことだと思いますか。)

【肯定(Yes)の模範解答】(56語)
I think that it is good for students to use tablets in class. I have two reasons. First, tablets make studying more convenient. Students can easily find information on the Internet. Second, it is good for the environment. Using digital textbooks helps schools save a lot of paper. Therefore, tablets are useful for students.
(訳:授業で生徒がタブレットを使うことは良いことだと思います。

理由は2つあります。第一に、タブレットは勉強をより便利にします。生徒はインターネットで簡単に情報を見つけることができます。第二に、環境に良いことです。

デジタル教科書を使うことは、学校が多くの紙を節約するのに役立ちます。そのため、タブレットは生徒にとって有益です。)

【否定(No)の模範解答】(55語)
I do not think that it is good for students to use tablets in class. First, looking at screens for a long time is bad for their health. It can hurt their eyes. Second, students might play games or watch videos during class. They cannot concentrate on their studies. For these reasons, using tablets is not good.
(訳:授業で生徒がタブレットを使うことは良いことだとは思いません。

第一に、画面を長時間見ることは健康に悪いです。目を痛める可能性があります。第二に、生徒は授業中にゲームをしたり動画を見たりするかもしれません。

彼らは勉強に集中できません。これらの理由から、タブレットの使用は良くありません。)

主張に対して理由を1文で述べた後、その理由を補強する短い説明を1文付け加えることで、自然と基準語数である50〜60語に収まります。

意見論述の5〜6文構成テンプレート
1自分の立場

I think that 〜. で賛否を明確に述べる

2理由1の導入

First, 〜. で1つ目の根拠を提示

3理由1のサポート

For example, などで具体例を追加

4理由2の導入

Second, 〜. で2つ目の根拠を提示

5理由2のサポート

This is because 〜. で理由を補足

6結び(調整用)

Therefore, I think 〜. で締めくくる

型に沿って文を配置することで50〜60語を迷わず組み立てられます。

英検準2ライティング問題のEメール作成ステップと例題

新形式の大問5であるEメール問題は、友達などから送られてきた短いメッセージを読み、その返信文を作成する形式です。目標語数は40〜50語です。

Eメール返信の基本構成

Eメール問題では、問題文に「下線部について2つの質問をしなさい」などの明確な指示が与えられます。返信メールは次の3ステップで構成します。

Eメール問題の実戦例題と模範解答

【受信したメールの例】
Hi! Next Saturday, I am going to have a birthday party at my house. We are going to make a big cake together. Can you come to my party?
(下線部:We are going to make a big cake together.)
【指示】下線部について、相手に2つの質問をしなさい。

【返信メールの模範解答】(44語)
Thank you for the invitation. I would love to go to your party! I have two questions about making the cake. What kind of cake are we going to make? Also, what should I bring to your house? I am looking forward to it.
(訳:招待してくれてありがとう。

ぜひパーティーに行きたいです!ケーキ作りについて2つ質問があります。私たちはどんな種類のケーキを作る予定ですか?また、私はあなたの家に何を持っていくべきですか?とても楽しみにしています。)

Eメール問題では、相手のメールから文脈を正しく汲み取れているかが評価されます。的外れな質問を避け、下線部のキーワード(上記の例では cake や make)に直接関連する問いを組み立てることが得点につながります。

Eメール返信の3ステップ
1あいさつ・感想

メールへのお礼や話題への感想を1文書く

2タスクの遂行

疑問詞を使い下線部へ2つの質問をする

3結びの文

返信を促す文や楽しみに待つ文で締める

指示に答えつつ3つのパートに分けて40〜50語を作成します。

英検準2級ライティング過去問例題のイメージ

次の疑問返信の質問文作りに迷うときは、英検準2級Eメール対策と表現で定番の質問パターンを確認しておくとスムーズです。

英検準2級作文問題で理由が浮かばない時の4大発想法

意見論述で最も手が止まりやすい原因は、「自分の本当の意見」で書こうとして、英語にしやすい理由が思いつかないことです。試験では自分の本心を述べる必要はなく、「英語で書きやすい立場」を選ぶことが鉄則です。

賛成・反対の判定基準:どちらを選ぶべきか

問題文を読んだら、まず以下の4大切り口に当てはめて、どちらの立場が2つの理由を英語にしやすいか瞬時に判断します。

切り口賛成(Yes)で使える理由反対(No)で使える理由
利便性・時間時間を節約できる(save time)
より便利になる(more convenient)
時間がかかりすぎる(takes too much time)
使うのが難しい(difficult to use)
健康・安全健康維持に役立つ(good for health)
ストレスを減らす(reduce stress)
健康を害する恐れがある(bad for eyes / health)
危険である(dangerous)
費用・コストお金を節約できる(save money)
安く手に入る(cheaper)
費用がかかりすぎる(costs a lot of money)
無駄遣いになる(waste of money)
人間関係・経験新しい友達ができる(make new friends)
多くの知識を学べる(learn many things)
家族との時間が減る(less time with family)
集中力を妨げる(cannot concentrate)

例えば、「中学生は部活動に参加すべきか」という問題であれば、「友達ができる(人間関係)」と「運動になって健康に良い(健康)」の2つを使えば肯定(Yes)が簡単に書けます。

一方、「費用がかかる」「時間がない」を使えば否定(No)も容易です。自分が書きやすい単語(money、time、health など)を2つ選べる側の立場を選択してください。

理由の組み立てに役立つ語彙の確認には、英検準2級によく出る単語200の確認がおすすめです。

語数不足と語数超過を防ぐ調整術と行数感覚の目安

本番のライティングでは、大問5(40〜50語)と大問6(50〜60語)の制限語数の範囲内にきっちり収めることが求められます。単語を1語ずつ数えて時間を浪費しないよう、行数の感覚と語数調整フレーズを身につけておきましょう。

解答用紙の行数感覚:何行書けば基準に届くか

標準的な筆記文字の大きさでは、英検の解答用紙1行あたりにおおよそ7〜9語が入ります。

語数を増やす・減らすための即効フレーズ

語数が足りない場合は、理由の後に具体例や副詞を補います。逆に多すぎる場合は、接続詞や結論部分をスリム化します。

状況使える調整フレーズ例文
語数を増やしたい時For example, 〜(例えば〜)
in their daily lives(彼らの日常生活で)
such as 〜(〜のような)
For example, students can learn many things in their daily lives.(例えば、生徒は日常生活で多くのことを学べます。)
語数を減らしたい時理由を簡潔な単文にする
末尾の結論文を省く
Therefore, I agree with this idea. などのまとめの1文を丸ごと削除して語数を抑える。

無理に難解な関係代名詞を使って文を長くしようとすると、文法ミスで減点されるリスクが高まります。短い文を Also, や Because などで論理的につなぐ調整を心がけてください。

英検準2級ライティング練習とAI添削の活用手順

独学でライティングを練習する際、最も大きな悩みは「自分の書いた英語が正しいかどうか分からない」という点です。市販問題集の演習と合わせて無料のAIツールを添削者として活用することで、短期間で文法ミスをなくし合格ラインに到達できます。

過去問を解く順番と練習手順

  1. 最新の過去問から着手する:まずはリニューアル後の過去問を解き、新形式のEメール問題と意見論述問題の両方を制限時間内に書き切る負荷を体感します。
  2. 模範解答を音読・書き写しする:公式の解答例を書き写すことで、準2級で評価される自然な英語のリズムと語彙の使い方を体に覚え込ませます。
  3. 旧形式の過去問を意見論述の練習に使う:旧形式の過去問は意見論述のトピックの宝庫です。1日1問、テーマを見て理由を2つ書き出す訓練を繰り返します。

AIツールに貼り付けて自己添削するプロンプト例

自分で書いた英文をAIツールに入力し、英検準2級の採点基準に従って添削してもらうための指示文です。以下の枠内の文章をそのままコピーし、英文を差し替えて使用してください。

【AI添削用プロンプト】
あなたは英検準2級の採点官です。以下の受講者が書いたライティング解答を、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4観点(各4点・計16点満点)で採点してください。
また、不自然な表現や文法ミスを指摘し、準2級合格レベルに修正した改善例と日本語訳を提示してください。

【問題】:Do you think it is good for students to have part-time jobs?
【語数制限】:50〜60語
【受講者の英文】:(ここに自分の書いた英文を貼り付ける)

この方法を用いれば、冠詞の抜け(a や the)や名詞の複数形、三単現の-sといった細かな減点ポイントを本番前にすべて洗い出すことができます。

試験本番の時間配分とミスをなくす確認ポイント

一次試験の筆記テスト全体の中で、ライティングに使える時間を明確に決めておくことが、リーディングの塗り絵や時間切れを防ぐ防壁になります。

推奨される時間配分(合計20〜25分以内)

ライティングの2問に割り当てる時間の目安は以下の通りです。

筆記試験が始まったら、リーディングを解く前にまずライティングの大問5と6から解き始める作戦も非常に有効です。頭が疲れていない試験開始直後に英作文を終わらせることで、残りの時間をすべてリーディングの長文読解に安心して投入できます。

書き終えた後の見直しチェックリスト

書き終わったら、必ず次の項目を指差し確認してください。

書き終えた後の見直しチェックリスト

書き終えた直後に指差し確認してケアレスミスによる減点を防ぎます。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月7日)。

続けて読む

英検の疑問をすべて見る

理解度チェック

Q1. 新形式のライティング大問5(Eメール問題)の目標語数は?

  1. 30〜40語
  2. 40〜50語
  3. 50〜60語
  4. 60〜70語
答えを見る

正解: B. 40〜50語
本文の表や解説において、大問5のEメール問題の目標語数は40〜50語と明記されています。

Q2. 意見論述で理由が思いつかない時の立場の決め方はどれ?

  1. 自分の本心に最も近い立場を選ぶ
  2. 英語で理由を書きやすい立場を選ぶ
  3. 必ず賛成の立場から選ぶ
  4. 語数が多くなる複雑な立場を選ぶ
答えを見る

正解: B. 英語で理由を書きやすい立場を選ぶ
本心を述べる必要はなく、英語にしやすい理由を2つ選べる側の立場を選択することが鉄則とされています。

Q3. 語数が足りない時に文を補う表現として適切な英文はどれ?

  1. For example, students can learn many things.
  2. Therefore, I agree with this idea.
  3. I am looking forward to seeing you.
  4. Thank you for the invitation.
答えを見る

正解: A. For example, students can learn many things.
語数を増やしたい時の調整フレーズとして「For example, 〜」を用いた具体例の追加が挙げられています。

モチベア単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

よくある質問

Q. 過去問は何回分練習すれば合格できますか?
公式サイトで公開されている直近3回分に加え、市販の問題集などを合わせて最低でも5〜6問(意見論述とEメール各5回以上)練習すれば、出題形式と時間感覚に十分慣れることができます。
Q. スペルミスはどのくらい減点されますか?
軽微なつづり間違いが1〜2箇所程度であれば大きく減点される可能性は低いですが、文の意味が通じなくなるような単語のミスや初歩的な単語のスペル間違いが複数あると、「文法」「語彙」の観点で失点します。
Q. 語数が49語や61語など、1語ズレたら減点ですか?
厳密に1語前後しただけですぐ不合格になることはありませんが、大幅な語数不足(大問6で40語未満など)や過剰な記述は「内容」や「構成」で減点の対象になります。指定範囲に収めるのが原則です。
Q. 意見論述で理由が1つしか書けない場合はどうなりますか?
問題の指示である「理由を2つ述べる」という条件を満たしていないため、「内容」の項目で大幅に減点されます。どんなに短い文でも構いませんので、必ず理由を2つ提示してください。
Q. 英検準2級と2級のライティングの最大の違いは何ですか?
準2級は身近な生活や学校の話題について50〜60語で答えるのに対し、2級は社会性の高いテーマについて80〜100語で論述する必要があります。また準2級にはEメール作成問題が含まれます。

2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部