モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 小学生の英検準2級ライティング対策

英検準2級小学生ライティング対策と合格テンプレート
小学生が英検準2級のライティングで合格点を取る一番の近道は、中2レベルの基本文法で作られた型(テンプレート)に自分の知っている単語を当てはめることです。
長文読解で思うように得点できなくても、意見論述とEメールの2問で形式通りの構成と減点されない英文を揃えれば、ライティングのCSEスコアで大きく挽回して一次試験を突破できます。
英検準2級ライティングの配点と採点基準
英検準2級の一次試験におけるライティングテストは、意見論述問題とEメール問題の2問で構成されています。それぞれの問題で記述する英文は、日本英語検定協会が公表している4つの観点によって採点されます。
表は横にスクロールできます →
| 評価の観点 | 配点 | 審査されるポイント | 小学生がつまずきやすい失点原因 |
|---|---|---|---|
| 内容 | 4点 | 質問に正面から答え、理由や補足が筋道立っているか | 本心を優先して論点がずれる、質問と無関係な話を書く |
| 構成 | 4点 | 接続詞などを正しく使い、文章の流れが明確か | 接続詞の抜け、段落構成の型が崩れている |
| 語彙 | 4点 | 準2級にふさわしい単語が正しく使われているか | スペルミス、同じ単語ばかり過度に繰り返す |
| 文法 | 4点 | 文構造や時制、主語と動詞の一致が正確か | 三人称単数の s 抜け、助動詞の後の動詞の原形忘れ |
小学生にとって重要な戦略は、難しい単語を使って加点を狙うことではなく、4つの観点で減点されない無難な英文を確実に書き上げることです。一次試験の合否を判定するCSEスコアでは、リーディング、リスニング、ライティングの各技能に同じスコア配分が割り当てられています。
長文読解で語彙力不足による失点があっても、ライティングで満点近くを確保できれば、全体のスコアを押し上げて合格ラインに到達できます。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
意見論述の穴埋めテンプレートと文字数調整
意見論述問題の語数目安は50〜60語です。小学生が時間内に書き終えるためには、構成を考える時間を省き、決まった型に当てはめて書き進める訓練が有効です。
小学生向け意見論述の基本テンプレート
賛成(肯定)または反対(否定)のどちらの立場でも、以下の骨組みを使えば50〜60語に到達します。
I think that [主張].(私は〜だと思います。)
I have two reasons.(理由は2つあります。)
First, [理由1].(1つ目に、〜です。
)
For example, [理由1の具体例・説明].(たとえば、〜です。)
Second, [理由2].(2つ目に、〜です。)
Also, [理由2の具体例・説明].(また、〜です。
)
Therefore, I think that [主張の言い換え、または主張と同じ文].(したがって、私は〜だと思います。)
テンプレートを使った解答例
質問例:Do you think more people will use electric cars in the future?(将来、より多くの人々が電気自動車を使うようになると思いますか?)
I think that more people will use electric cars in the future.(将来、より多くの人々が電気自動車を使うようになると思います。
)
I have two reasons.(理由は2つあります。)
First, they are good for the environment.(1つ目に、それらは環境に良いです。
)
For example, they do not produce bad gas.(たとえば、それらは有害なガスを排出しません。)
Second, people can save money.(2つ目に、人々はお金を節約できます。
)
Electricity is cheaper than gas.(電気はガソリンよりも安いです。)
Therefore, I think electric cars are good.(したがって、電気自動車は良いと思います。)
(語数:53語)
語数が足りないときに安全に文字数を増やすフレーズ
あと数語足りないときは、文末や理由の補足に以下の短い表現を足すことで、文法エラーを起こさずに単語数を稼ぐことができます。
- in their daily lives(彼らの日常生活において / 4語追加)
例:It is very useful in their daily lives.(それは彼らの日常生活においてとても役に立ちます。) - all over the world(世界中で / 4語追加)
例:Many people use smartphones all over the world.(世界中で多くの人々がスマートフォンを使っています。) - in the future(将来 / 3語追加)
例:This will become more important in the future.(これは将来、さらに重要になるでしょう。)
I think that [主張].
I have two reasons.
First, [理由]. For example, [補足].
Second, [理由]. Also, [補足].
Therefore, I think that [主張].
型に沿って理由と補足を2つ並べることで、50〜60語を確実に達成できます。
次の疑問型を覚えたら、実際のテーマでどう書くか準2級ライティング過去問の例題と解答を確かめてみましょう。
意見論述で使い回せる万能の理由ストック
小学生が社会的な質問に対して理由をゼロから考えるのは困難です。どのような質問に対しても使える汎用的な理由パターンを暗記しておくと、素早く文を作成できます。
表は横にスクロールできます →
| 分類 | 小学生でも書ける基本フレーズ | 日本語訳 | 使えるテーマ例 |
|---|---|---|---|
| 時間 | It helps people save time. | 時間を節約するのに役立ちます。 | オンライン学習、ネットショッピング、自動運転 |
| 健康 | It is good for their health. | 健康に良いです。 | スポーツ、早起き、自然活動、自炊 |
| 便利さ | It is very convenient for everyone. | 誰にとってもとても便利です。 | スマートフォン、電子マネー、公共交通機関 |
| 環境 | It is good for the environment. | 環境に良いです。 | リサイクル、マイバッグ、公共交通機関の利用 |
| 学習 | They can learn many new things. | たくさんの新しいことを学べます。 | 読書、留学、インターネット利用、博物館見学 |
| 人間関係 | They can make many good friends. | たくさんの良い友達を作ることができます。 | 部活動、ボランティア活動、地域イベント |
それぞれの理由の後には、短い補足を1文付け加えます。たとえば It helps people save time. と書いた後は、They can have more free time.(彼らはより多くの自由な時間を持つことができます。
)のように、中1・中2レベルの短い文を続けるだけで十分な語数になります。
Eメール問題の書き方と質問返信パターン
英検準2級のEメール問題では、相手から届いたメールを読み、指定された下線部について2つの具体的な質問を行う返信を作成します。相手の文脈に合わせた返信を作成するための基本構成を身につけましょう。
小学生向けEメール返信の基本テンプレート
Thank you for your email.(メールをありがとう。)
[相手のメールに対する短いリアクション].
I have two questions about [下線部のトピック].(下線部について2つ質問があります。
)
First, [質問文1]?(1つ目に、〜ですか?)
Second, [質問文2]?(2つ目に、〜ですか?)
Please let me know.(教えてください。)
Best regards,(敬具)
小学生がミスなく使える質問疑問文の鉄板パターン
疑問文を作る際は、複雑な間接疑問文を避け、中1・中2で習う基本的な疑問詞を使った疑問文で構成します。
- When does it start?(それはいつ始まりますか?)
- Where is it held?(それはどこで開催されますか?)
- How much is the ticket?(チケットはいくらですか?)
- What kind of [名詞] do you like?(どんな種類の〜が好きですか?)
例:What kind of food will you cook?(どんな種類の料理を作りますか?) - How many [名詞の複数形] are there?(いくつ〜がありますか?)
例:How many people will come?(何人の人が来ますか?) - Do you need my help?(私の手助けが必要ですか?)
Eメールの解答例
相手のメールの下線部:I am planning a welcome party for our new teacher next Saturday.(来週の土曜日に新しい先生のための歓迎会を計画しています。)
Thank you for your email.(メールをありがとう。)
That sounds like a great idea.(とても良い考えですね。
)
I have two questions about the party.(そのパーティーについて2つ質問があります。)
First, where will you have the party?(1つ目に、どこでパーティーを開きますか?)
Second, how many students will join it?(2つ目に、何人の生徒が参加しますか?)
Please write back soon.(すぐに返信をください。)
Thank you for your email.
相手のメールに対する短い感想を書く
I have two questions about [下線部].
First, [質問1]? Second, [質問2]?
Please let me know. / Best regards,
お礼とリアクションから始め、下線部への質問を2つ並べて結びます。

次の疑問質問文のレパートリーをさらに広げたいときは、Eメール問題で使える返信表現のまとめが役立ちます。
難しい日本語を簡単な中2英語に言い換える技術
小学生がライティングで詰まる最大の要因は、思い浮かんだ日本語をそのまま英訳しようとして難しい単語が見つからなくなることです。「本心ではなく、英語で書ける嘘の意見を書く」「小学生の語彙を中2英語に噛み砕く」という2つの姿勢を徹底しましょう。
本心を捨てて「英語で書きやすい意見」を選ぶ
英検のライティングにおいて、内容の真偽や個人の思想信条は採点されません。「本当にそう思っているか」ではなく、「知っている単語だけで書けるか」で選ぶことが重要です。
- お題:「子どもは本をもっと読むべきか」
本音:「漫画や動画の方が楽しくて本は嫌い」
解答方針:「本は勉強に良い」「新しい言葉を学べる」という書きやすい肯定の立場で書く。 - お題:「紙の本と電子書籍のどちらが好きか」
本音:「電子書籍が好き(でも電子書籍の英語スペルや単語がわからない)」
解答方針:I like paper books.(紙の本が好き)を選び、They are easy to read.(読みやすい)と書く。
中2レベルの語彙で表現する言い換えリスト
| 言いたい日本語 | 難しい英語(避けたい表現) | 小学生が使える平易な表現 |
|---|---|---|
| 集中できる | concentrate on | focus on / do my work well |
| 地球温暖化を防ぐ | prevent global warming | protect the earth / keep the earth clean |
| ストレスを発散する | relieve stress | feel happy / feel relaxed |
| コミュニケーションをとる | communicate with | talk with friends / speak with each other |
| 視野を広げる | broaden horizons | learn new things / know about other countries |
| 便利である | have high utility | is very useful / is very easy to use |
中2レベルの語彙を固めたいときは、英検準2級 英単語一覧を確認しておくと安心です。
小学生がやってしまう文法・スペルミス対策
準2級の文法・語彙の配点で大きく失点しないよう、小学生が特に起こしやすいエラーをあらかじめ把握し、見直しの習慣をつけさせます。
小学生の3大失点ポイント
- 三人称単数現在形の s 抜け
主語が he, she, it または単数名詞のときに動詞に s を付け忘れるミスです。対策として、主語を可能な限り複数形の they や people に統一して書くことで、活用ミスそのものを防ぐことができます。
ミス例:My friend like reading.
修正:My friends like reading. または People like reading. - 助動詞の後の動詞の原形忘れ
can, will, should の後ろに動詞の過去形や -ing 形、s を付けてしまう誤りです。
ミス例:They can learned many things.
修正:They can learn many things. - 冠詞(a / the)と複数形の混同
数えられる名詞を単体で置いてしまうミスです。名詞を使うときは原則として「複数形の s を付ける」とルールを決めておくと安全です。
ミス例:Smartphone is useful.
修正:Smartphones are useful.
主語をtheyやpeopleに統一して活用の失点を回避する
canやwillの後は過去形や-ingにせず原形を置く
数えられる名詞は単体で置かず原則複数形sを付ける
主語を複数形に統一するなど、事前にルールを決めておくことでミスを防げます。
親子で進める5ステップ家庭学習法と添削のコツ
いきなり原稿用紙に向かわせると、子どもは手が止まって英語学習自体を嫌がってしまいます。家庭では以下の5段階に分けて進めると無理なく自力筆記まで導けます。
- ステップ1:日本語でのアイデア出し(ブレインストーミング)
親が「なんでそう思う?」「どんな良いことがある?」と問いかけ、日本語で理由を2つ口頭で引き出します。 - ステップ2:日本語を簡単な言葉に噛み砕く
出てきた日本語を「中2でも知っている単語」に置き換えます。「視野が広がる」なら「世界を知ることができる」に修正します。 - ステップ3:口頭での英作文
ペンを持たせず、口頭で1文ずつ英語で言ってみます。間違っても途中で遮らず、言えた部分を褒めます。 - ステップ4:親が書いた英文の書き写し
子どもが口頭で言った文を親がメモし、それを子どもが見ながらノートに清書します。単語のスペルとピリオドの位置を確認させます。 - ステップ5:時間を計って自力筆記
同じトピック、または似たトピックを使って、型を見ながら自力で最後まで書く練習をします。
子どものやる気を削がない添削チェック表
家庭で親が添削する際は、最初から赤ペンでスペルや文法を直してはいけません。以下の優先順位を守って指導してください。
| 確認の順序 | チェック項目 | 親の声かけ例 |
|---|---|---|
| 1. まず褒める | 最後まで語数を埋めて書き切ったか | 「最後まで一人で書けたね!語数もしっかり足りているよ」 |
| 2. 構成の確認 | First や Second が入っているか | 「型通りに理由が2つ入っていて、文章の流れがとてもわかりやすいね」 |
| 3. 内容の確認 | 質問に対する理由になっているか | 「この理由は質問に合っているかな?別の使い回し理由に変えてみよう」 |
| 4. 文法の修正 | 主語と動詞の一致、スペルの確認 | 「この文の主語は They だから動詞はそのままで大丈夫だね」 |
日本語で理由を2つ口頭で引き出す
出てきた日本語を中2レベルの表現に直す
ペンを持たず1文ずつ英語で声に出す
親がメモした英文を見ながら清書する
時間を計り、型を見ながら自力で書く
いきなり書かせず、日本語の整理から口頭英作文を経て自力筆記へ導きます。
記述以外の技能も含めた学習順は、小学生の英検準2級対策と勉強法を参考にしてください。
英検準2級ライティング対策のおすすめ教材活用法
小学生が準2級の記述対策を進める場合、教材をあれこれ増やす必要はありません。以下の基準で選んだ問題集を1〜2冊繰り返し使うのが最も効果的です。
過去問題集の活用
実施団体が発行する過去問題集や最新年度の過去問は、必須の教材です。過去問に掲載されている模範解答は大人向けの語彙が使われていることが多いため、そのまま暗記しようとせず、「小学生用のテンプレートに置き換えたらどう書けるか」を親子で書き直してオリジナルの模範解答ノートを作る用途に活用します。
ライティング専用ドリル・予想問題集の選び方
ライティングに特化した市販の対策本を選ぶ際は、以下の条件を満たしているか確認してください。
- 新形式のEメール問題に対応した練習問題が収録されていること
- 単語の穴埋めからスタートできるスモールステップ形式になっていること
- 解説に「どのような理由を思い浮かべるべきか」の発想法が掲載されていること
まずは日本語での構成メモの作成を練習し、その後Eメール問題と意見論述問題を1日1問ずつ交互に解くスケジュールを組むと、過度な負担をかけずに記述力を定着させることができます。
表現の引き出しを増やしたいときは、英検準2級の例文集が役立ちます。
次の疑問演習用の一冊を具体的に選びたい場合は、英検準2級英作文問題集の選び方で特徴を比較できます。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 意見論述問題で推奨されている語数の目安は何語ですか?
- 30〜40語
- 50〜60語
- 70〜80語
- 90〜100語
答えを見る
正解: B. 50〜60語
本文の「意見論述の穴埋めテンプレートと文字数調整」にて、語数目安は50〜60語と記載されています。
Q2. 小学生が三人称単数のs抜けを防ぐ対策はどれですか?
- 主語をtheyやpeopleに統一する
- 動詞の過去形を多く使う
- 疑問文を中心に文を組み立てる
- 接続詞をできるだけ使わない
答えを見る
正解: A. 主語をtheyやpeopleに統一する
主語を可能な限り複数形のtheyやpeopleに統一して書くことで、活用ミスそのものを防げると書かれています。
Q3. Eメールの質問で使える正しい英文パターンはどれですか?
答えを見る
正解: A. How much is the ticket?
「ミスなく使える質問疑問文の鉄板パターン」に「How much is the ticket?」が紹介されています。
よくある質問
- Q. 小学生が嘘の理由を書いても減点されませんか?
- 減点されません。英検のライティングテストは事実関係や本人の本心ではなく、英語としての文法、構成、語彙が正確であるかを測定する試験です。書きやすさを最優先してください。
- Q. 指定語数より多すぎる・少なすぎる場合はどうなりますか?
- 目安の語数(意見論述は50〜60語)より極端に少ない場合は内容面で大幅に減点されます。大幅に超過した場合も枠外にはみ出したり論点が散漫になったりして減点の対象となります。前後5語程度の範囲内に収めるのが安全です。
- Q. Eメール問題で下線部以外の質問をしたら減点されますか?
- 減点されます。Eメール問題の設問条件は「下線部に関して2つの質問をする」ことです。メール全体の文脈に関係していても、下線部と直接関係のない質問を書くと内容の観点で失点します。
- Q. スペルミスは1語につき何点引かれますか?
- 減点の詳細な点数計算は非公開ですが、1〜2語程度の軽微なスペルミスであれば語彙の観点で1点引かれる程度です。意味が通じなくなる重大なスペルミスが重なると大幅に減点されます。
- Q. 文字をきれいに書けない小学生への対策はありますか?
- 採点官が判読できない文字はスペルミスや採点対象外とみなされる恐れがあります。大文字と小文字の区別(特に C, O, P, S, V, W, Z など)をはっきりさせ、単語同士の間隔をペン1本分空けて書く練習をしてください。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
for example
convenient
environment