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英検準2級に要約はある?新形式と要約問題の書き方のコツ

英検準2級に要約はある?新形式と要約問題の書き方のコツ

英検準2級のライティングには要約問題はなく、導入された新形式は「Eメール問題」です。英文要約問題が出題されるのは新設の「英検準2級プラス」や「英検2級」となります。

英検準2級に要約はある?新形式の出題事実を整理

2024年度以降のリニューアルに伴い、「英検準2級に要約問題が追加されたのではないか」と調べる方が増えています。結論からお伝えすると、通常の英検準2級のライティングに追加された新形式問題はEメール問題であり、要約問題ではありません。

英検のライティングテストにおいて英文要約問題が課されるのは、以下の級です。

一方、通常の英検準2級のライティング構成は以下の2問となっています。

したがって、「準2級の要約対策をしなければならない」と考えていた方は、まず自分が受験する級が「通常の準2級」なのか、新設された「準2級プラス」なのか、あるいは「2級」なのかを確認する必要があります。

準2級を受験する予定の方はEメール問題の対策を進め、準2級プラスや2級を受験する予定の方は英文要約問題の対策を進めるのが正確な学習手順となります。

新形式ライティングの出題構成
英検ライティング

要約が課される級

  • 英検1級
  • 英検準1級
  • 英検2級
  • 英検準2級プラス

通常の準2級

  • 意見論述問題
  • Eメール問題

級によって課される記述問題の種類が異なるため確認しましょう。

新設級のレベルや出題傾向を詳しく把握したい方は、英検準2級プラスとは?難易度と違いをご覧ください。

準2級プラスと2級の要約問題の違いを一覧比較

準2級の先を見据えて準2級プラスや2級を受験する場合、要約問題の形式や語数の違いを把握しておくことが不可欠です。準2級プラスと2級の要約問題における主な違いを以下の表にまとめました。

表は横にスクロールできます →

比較項目英検準2級プラス英検2級英検準2級(通常)
要約問題の有無ありありなし(Eメール問題)
要約の目標語数25〜35語程度45〜55語程度—
元の英文の語数100語前後150語前後—
英文パッセージの構成3段落構成3段落構成—
もう1つの記述問題意見論述(自己意見)意見論述(自己意見)意見論述(自己意見)
求められる語彙力高校中級レベル高校卒業レベル高校初級レベル

上記の通り、準2級プラスの要約問題は目標語数が25〜35語程度と比較的短く設定されています。元の英文も約100語とコンパクトであるため、各段落の要点を1文ずつ簡潔に抽出し、合計2〜3文でまとめる形式が基本となります。

一方、2級の要約問題は目標語数が45〜55語程度です。元の英文は約150語で、段落内の因果関係や補足理由まで含めて丁寧にパラフレーズ(言い換え)を行う表現力が求められます。準2級プラスと2級のどちらを受験するか迷っている場合は、この要約問題の語数とパッセージの難易度が判断材料の1つとなります。

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英検要約問題の解き方3ステップ

英文要約が苦手な方でも、決まった作業手順を踏めば迷わずに英文を組み立てることができます。ここではパッセージを論理的に整理して要約文を完成させる3つのステップを解説します。

ステップ1:パッセージの3段落構成を読み取る

英検の要約問題で出題されるパッセージは、基本的に論理的な3段落構成になっています。

まずはこの基本骨格を意識しながら読み進め、各段落が何について書かれているのかをつかみます。

ステップ2:各段落の核となる文(トピックセンテンス)を特定する

各段落から要約に残すべき情報を選び出します。段落の最初または最後の文に主要なメッセージが含まれているケースが多いため、まずはそこに注目してください。具体例(数字、地名、人名、具体的な商品名など)や「たとえば」と導入される文は削除候補として扱います。

ステップ3:接続詞を用いて2〜3文で論理的につなぐ

抜き出した要点をそのまま並べるのではなく、Also(また)や However(しかし)といった論理のつながりを示す接続表現を用いて、指定語数(準2級プラスであれば25〜35語)の英文にまとめます。

要約文作成の3ステップ
1構成の読み取り

背景・利点・課題の3段落構成をつかむ

2要点の特定

各段落の核となる文を選び具体例を省く

3接続詞でつなぐ

AlsoやHoweverを使い2〜3文でまとめる

パッセージの構造把握から論理的な接続までを順に進めます。

そのまま使える英検準2級プラス要約の基本型テンプレート

要約問題では、構成に迷う時間を最小限に抑えるために、解答の骨組みとなる型(テンプレート)をあらかじめ頭に入れておくことが効果的です。準2級プラスの25〜35語に適した2つのテンプレートを紹介します。

テンプレートA:メリット・デメリット型(標準パターン)

パッセージが「現状導入 → 利点 → 課題」という明確な対比になっている場合に最も使いやすい型です。

[第1文:トピックの現状]
[第2文:Also, 主語 + 動詞(メリットの要約).]
[第3文:However, 主語 + 動詞(デメリットの要約).]

例文の骨組み:
Recently, more people are using [Topic]. Also, it helps people [Benefit]. However, some people worry about [Problem].
(最近、より多くの人々が〜を利用しています。

また、それは人々が〜するのに役立ちます。しかし、一部の人々は〜について心配しています。)

この構成を守るだけで、論理的な流れを崩さずに約25〜35語の英文を安定して作成できます。

テンプレートB:2文結合型(語数が少なめのパッセージ向け)

文の数を2文に絞り、接続詞 but や although を使ってすっきりとまとめる型です。

[第1文:トピックの現状 + メリット]
Nowadays, [Topic] is becoming popular because it is [Adjective].
(今日、〜は便利であるため普及しています。

)
[第2文:課題の提示]
However, it has some problems such as [Problem].
(しかし、それには〜のような問題もあります。)

語数が35語を超えてしまいそうなときは、文を細かく分けず、このように2文に圧縮する構成が有効です。

メリット・デメリット型テンプレート
第1文:トピックの現状+第2文:Also + 利点+第3文:However + 課題

Recently, more people are using [Topic]. Also, it helps people [Benefit]. However, some people worry about [Problem].最近、より多くの人々が〜を利用しています。また、それは人々が〜するのに役立ちます。しかし、一部の人々は〜について心配しています。

現状・利点・課題の対比で構成する標準的な文型パターンです。

英検準2級要約問題のコツのイメージ

テンプレートを活用した詳しい書き方を知りたい方は、英検準2級プラスの英作文要約対策が役立ちます。

英検準2級プラス要約のコツ5選と言い換え具体例

要約問題で高得点を取るためには、単に文を短くするだけでなく、適切なルールに沿って文章を処理する必要があります。ここでは減点を防ぎ加点を狙うための5つのコツを解説します。

コツ1:具体例や補足説明を大胆に削除する

本文中に for example や such as が出てきた場合、その後ろにある具体的な名詞や事例は要約文には含めません。たとえば「リンゴやバナナやオレンジ」と書かれている場合は、「果物」という上位の概念にまとめるか、文脈上不要であれば丸ごと削ります。

コツ2:パッセージの文をそのまま丸写し(コピペ)しない

問題文の文章をそのまま書き写すと、「要約する能力(自分の言葉でまとめる力)が不足している」とみなされ、語彙・文法・内容の項目で大きく減点される原因になります。重要な意味を保ったまま、別の単語や文構造に置き換える「パラフレーズ」を行いましょう。

コツ3:品詞の変換や同義語への置き換えを使う

言い換えを行う際は、意味が近い別の単語を使ったり、動詞を名詞に変えたりするのが効果的です。

元の表現(パッセージ例)言い換え後の表現(要約文)変換のポイント
save moneyreduce costs / be economical類義の動詞・形容詞へ置換
It is convenient for people.People can use it easily.形容詞構文から助動詞構文へ変換
a lot of peoplemany people / more people語数の圧縮と簡潔化
do not have enough timehave less time / be busy否定表現を肯定表現へ変換
Companies produce goods.Goods are produced by companies.能動態から受動態への変換

コツ4:代名詞を活用して主語の重複を避ける

第1文で具体的な名詞(例:online shopping)を出した後は、第2文や第3文では it や they などの代名詞に置き換えます。これにより、不自然な単語の繰り返しを防ぎ、語数をコンパクトに抑えることができます。

コツ5:最後に見直して指定語数の範囲に収める

準2級プラスの指定語数は25〜35語程度です。20語未満では内容不足と判断されるリスクがあり、40語を大幅に超えると要約としての簡潔さを欠いているとみなされる可能性があります。書き終えた後に必ず単語数を数える習慣をつけてください。

実践サンプル問題と模範解答の解説

実際の試験形式に近いオリジナルサンプル問題を使って、要約文を作成する手順を確認しましょう。

問題文(パッセージ:約90語)

Today, many schools are introducing digital textbooks. Students do not need to carry heavy paper books, and they can easily search for information they need on their tablets.
Also, digital textbooks make learning more enjoyable because they contain videos and sounds. Students can understand difficult topics better by watching educational clips.
However, some teachers worry about these devices. Looking at screens for a long time may harm students' eyes, and some students might play games during class instead of studying.

パッセージの段落ごとの要点分析

模範解答(31語)

More schools are using digital textbooks, which help students carry fewer books and enjoy studying. However, some teachers worry that using screens might harm students' health and disturb their classes.

(より多くの学校がデジタル教科書を使用しており、それは生徒が運ぶ本を減らし学習を楽しむのに役立っています。しかし、画面の使用が生徒の健康を害し授業を妨げるかもしれないと心配する教師もいます。)

解説とポイント

第1段落と第2段落のメリット(重い本が減る、学習が楽しくなる)を関係代名詞 which を使って1文にまとめました。「動画や音声」などの具体例は削り、enjoy studying と抽象化しています。

第3段落の課題は However でつなぎ、「目の悪影響」「授業中のゲーム」を harm students' health(健康を害する)および disturb their classes(授業を邪魔する)という表現に簡潔に言い換えています。

合計31語となり、指定語数(25〜35語)の範囲に収まっています。

試験本番の時間配分と減点防止チェックリスト

筆記試験の中で要約問題をスムーズに終わらせるためには、時間配分の計画と見直しが大切です。本番で落ち着いて取り組むための基準を確認しておきましょう。

ライティングの時間配分目安

準2級プラスの筆記試験において、ライティング全体に使える時間は約20〜25分程度が目安です。

要約問題で15分以上使ってしまうと、意見論述問題やリーディング問題を解く時間が不足します。10分以内で書き切る訓練を重ねておきましょう。

提出前の減点防止チェックリスト

書き終わったら、以下の4項目を必ず指差し確認してください。

  1. 語数は指定範囲(25〜35語程度)に入っているか
    短すぎたり長すぎたりしないか、単語数を1つずつ数えます。
  2. 三単現の s や過去形などの時制は合っているか
    主語が三人称単数(it や a student など)の場合に動詞に -s が付いているか、文脈に応じた時制になっているか確認します。
  3. パッセージの丸写しになっていないか
    元の文の単語を連続して3〜4語以上そのまま書き写していないか見直します。
  4. 主語と代名詞の単複が一致しているか
    複数形の名詞(students)を指すときは they や their、単数の場合は it や its が正しく使われているかを確認します。
提出前の減点防止チェックリスト

書き終えたら減点を防ぐために必ず指差し確認を行いましょう。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年9月25日)。

次の疑問全体の試験構成や要約以外の問題形式もまとめて把握したい場合は、英検準2級プラス過去問・問題形式と対策が役立ちます。

続けて読む

英検の疑問をすべて見る「英検準2級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 通常の英検準2級のライティングに追加された新形式は?

  1. 英文要約問題
  2. リスニング要約問題
  3. Eメール問題
  4. グラフ読み取り問題
答えを見る

正解: C. Eメール問題
本文によると、通常の英検準2級のライティングに追加された新形式問題は要約ではなくEメール問題です。

Q2. 英検準2級プラスの要約問題の目標語数はどれですか?

  1. 25〜35語程度
  2. 45〜55語程度
  3. 50〜60語程度
  4. 100語前後
答えを見る

正解: A. 25〜35語程度
準2級プラスの要約問題の目標語数は25〜35語程度です。45〜55語程度は2級の基準です。

Q3. 本文で紹介された「save money」の適切な言い換えは?

  1. spend much money
  2. produce goods easily
  3. have less time
  4. reduce costs
答えを見る

正解: D. reduce costs
本文の言い換え具体例の表において、「save money」の変換例として「reduce costs」が挙げられています。

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よくある質問

Q. 英検準2級に要約問題は本当にないのですか?
はい、通常の英検準2級に要約問題はありません。2024年度のリニューアルで追加されたのは「Eメール問題」です。要約問題が出題されるのは、新設された英検準2級プラスや、英検2級以上の級です。
Q. 要約問題で本文をそのまま写すと0点になりますか?
直ちに0点になるとは限りませんが、要約問題では自分の言葉でまとめる表現力が評価されるため、パッセージの文を丸写し(コピペ)すると語彙や文法、内容面で大幅に減点される可能性が高いです。同義語への置き換えや構文変換を行いましょう。
Q. 準2級プラスの要約は何文で書くのが理想ですか?
2文から3文で構成するのが理想的です。第1段落のトピックと第2段落の利点で1〜2文、Howeverなどの接続詞を置いて第3段落の課題で1文を書くと、指定語数の25〜35語前後に収まりやすくなります。
Q. 準2級プラスと2級のどちらを受験すべきですか?
準2級に余裕を持って合格した方や高校初級〜中級レベルの方は準2級プラス(要約25〜35語)、高校卒業レベルの英語力があり大学入試等で資格を活用したい方は2級(要約45〜55語)の受験を検討するのが目安です。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部