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英検3級に要約問題はある?新形式ライティングの対策と解き方

英検3級に要約問題はある?新形式ライティングの対策と解き方

結論から申し上げますと、英検3級に「要約問題」は出題されません。2024年度のリニューアルで要約問題が導入されたのは2級以上であり(準2級プラスにも要約問題があります)、英検3級に新しく導入されたのは「Eメール返信問題」です。

現在の英検3級ライティングは、従来の「意見論述問題」に「Eメール返信問題」が加わった計2題の構成となっています。

英検3級に要約問題は出ない!新形式ライティングの事実

英検の形式変更に関するニュースを見て、「英検3級でも長文を要約する問題が出るのではないか」と不安に感じている受験生や保護者の方は少なくありません。しかし、冒頭でお伝えしたとおり、英検3級に要約問題は一切出題されません。

英検を実施する日本英語検定協会のリニューアル内容を確認すると、長文を読んで短くまとめる要約問題が追加されたのは準2級プラス、2級、準1級、1級の上位級です。英検3級のライティングに追加されたのは要約ではなく、短いEメールを読んで質問に返答する「Eメール返信問題」です。

したがって、英検3級の受験対策として英語の長文を要約する練習を行う必要はありません。対策すべき課題は、新設された「Eメール返信問題」と、従来から出題されている「意見論述問題」の2つです。まずはこの事実を正しく把握し、無駄な不安を解消したうえで、正しい試験対策を進めていきましょう。

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級別の出題形式一覧!要約問題とEメール問題の違い

英検のライティングテストにおいて、どの級でどのような問題が出題されるのかを整理しました。準2級や2級との違いを理解しておくと、今後の学習の道筋も立てやすくなります。

表は横にスクロールできます →

級ライティング第1問ライティング第2問要約問題の有無
3級意見論述問題(25〜35語)Eメール返信問題(15〜25語)なし
準2級意見論述問題(50〜60語)Eメール問題(40〜50語)なし
2級意見論述問題(80〜100語)要約問題(45〜55語)あり

上記の表のとおり、要約問題が課されるのは準2級以上です。英検3級のライティングは、自分の考えを理由とともに述べる「意見論述問題」と、相手のメールに対して適切に返信する「Eメール返信問題」の2題で構成されます。

どちらの問題も中学生レベルの文法と語彙で十分に合格点が狙える設計になっています。出題形式に合わせた適切な書き方のパターン(テンプレート)を身につけることが合格への近道です。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

次の疑問3級の先にある要約問題の形式を早めに知りたい方は、英検準2級要約問題のコツで実際の出題イメージを掴んでみてください。

英検3級Eメール返信問題の出題形式と解答テンプレート

英検3級で新たに追加された「Eメール返信問題」は、外国人の友達などから送られてきた短いメッセージを読み、その返信文を作成する形式です。

Eメール返信問題の基本ルール

そのまま使える穴埋め式返信テンプレート

小中学生でもミスなく書ける、汎用性の高い返信テンプレートをご紹介します。相手の質問に対して「答える文」と「その理由や詳細を補足する文」の2文構成で書くのが基本です。

【基本テンプレート】
Thank you for your email.(メールをありがとう。)
In answer to your question, [ 質問に対する直接の答え ].(あなたの質問への答えですが、〜です。)
Also, [ 詳しい情報や理由 ].(また、〜です。)

語数が15〜25語と短いため、難しく考える必要はありません。質問に対する直接の回答を1文書き、それに関連する具体的な情報をもう1文付け足すだけで、規定語数を自然に満たすことができます。

メール返信で役立つ決まり文句一覧

Eメール返信の基本構成
1お礼の挨拶

Thank you for your email. で書き始める

2質問への回答

In answer to your question, に続けて答える

3詳細・理由の補足

Also, を使って詳しい情報や理由を1文足す

感謝の挨拶から回答、補足情報へとつなげて規定語数を満たします。

全体の構成や型を詳しく確認したいときは、英検3級のライティング対策が参考になります。

Eメール返信問題の実戦サンプルと模範解答

実際の試験を想定したオリジナル予想問題と、それに対する模範解答例を見ていきましょう。

オリジナル予想問題

あなたは外国人の友人である Jack から次のEメールを受け取りました。下線部で尋ねられている質問に答える返信の本文を、15〜25語の英語で書きなさい。

From: Jack
Subject: Summer vacation
Hi! Next month, we will have summer vacation. Do you have any plans? What do you want to do during the vacation?

模範解答

Thank you for your email. I want to visit my grandparents in Hokkaido. I will enjoy eating delicious seafood there with my family.
(メールをありがとう。

私は北海道にいる祖父母を訪ねたいです。そこで家族とおいしいシーフードを食べるのを楽しみます。)
語数:25語

解説と高得点のポイント

この解答例では、まず相手のメールに対して感謝を伝え、下線部の質問である「夏休み中に何をしたいか」に対して I want to visit my grandparents in Hokkaido. と明確に答えています。

さらに I will enjoy eating delicious seafood there with my family. と詳細を1文付け加えることで、自然な文脈を保ちながら25語ぴったりの返信を完成させています。

難しい単語を使う必要はありません。中級レベルの構文(want to ... や enjoy ...ing など)を正確なスペルと文法で使うことが満点へのポイントです。

英検3級に要約はある?新形式のイメージ

従来の意見論述問題の書き方と頻出テーマ別例文

Eメール問題とともに出題されるのが、従来通りの「意見論述問題」です。与えられた質問に対して、自分の意見と2つの理由を25〜35語で書く形式です。

意見論述問題の基本テンプレート

英検3級の意見論述は、次の4つの文で組み立てる「型」を覚えるだけで確実に合格点が取れます。

  1. 自分の立場:I think [ 意見 ]. または I like to [ 意見 ].
  2. 理由1:First, [ 理由1 ].
  3. 理由2:Second, [ 理由2 ].
  4. まとめ(語数調整):So, I think so. または Therefore, I enjoy it.(語数が足りている場合は省略可)

頻出テーマ1:好きな季節・時間帯

【質問例】
Which season do you like the best?(あなたはどの季節が一番好きですか?)

【模範解答】
I like summer the best. First, I can enjoy swimming in the sea with my friends. Second, I have a long vacation, so I can visit many places.
(私は夏が一番好きです。

第一に、友達と海で泳ぐのを楽しめます。第二に、長い休みがあるので、たくさんの場所を訪れることができます。)
語数:31語

頻出テーマ2:日常生活・趣味の選択

【質問例】
Do you like reading books in your free time?(自由な時間に本を読むのが好きですか?)

【模範解答】
Yes, I like reading books. First, it is very interesting and relaxing for me. Second, I can learn many new words and useful things from books.
(はい、私は本を読むのが好きです。

第一に、それは私にとってとても面白く、リラックスできます。第二に、本からたくさんの新しい言葉や役に立つことを学べます。)
語数:27語

理由を書くときは、First, ... と Second, ... の接続詞を必ず使いましょう。採点者にとって理由の区切りが明確になり、構成面で高い評価を得られます。

意見論述問題の4文構成
1自分の立場

I think や I like to で意見を述べる

2理由1

First, に続けて1つ目の理由を書く

3理由2

Second, に続けて2つ目の理由を書く

4まとめ

語数が足りない場合に So などで補う

型に沿って自分の立場と2つの理由を並べ、必要に応じてまとめを加えます。

一次試験の時間配分と減点を防ぐ見直しチェックリスト

英検3級の筆記試験(リーディング・ライティング)は合計時間が決まっているため、ライティングが2題になったことで時間配分がより重要になりました。

推奨される試験時間配分

筆記試験全体の時間は65分です。長文読解などに時間を使いすぎてライティングが書けなくなると大きな失点につながります。以下の時間配分を目安に練習を進めましょう。

ライティングの2問に合わせて約17〜20分を確保するのが理想的です。ライティングは配点比率が高いため、リーディングの途中で時間が足りなくなりそうなら、先にライティングを解くという戦略も有効です。

減点・0点を防ぐ直前チェックリスト

書き終わったあとは、必ず次のポイントを確認してください。

減点を防ぐ直前確認項目

書き終えた後に確認すべき必須チェックポイントです。

次の疑問リーディングの解答時間をしっかり確保したいときは、英検3級長文読解の解き方・コツを身につけておくと安心です。

自宅でできるライティング練習法と保護者のサポート手順

英検3級を受験する小中学生が、自宅で効率よくライティング力を伸ばすための学習法と、保護者がサポートできる実践的な手順をまとめました。

1. テンプレートの暗記と書き写し

最初は何も見ずに書こうとせず、本記事で紹介したテンプレートや模範解答をノートに書き写す練習から始めます。英語の文の組み立て方(主語+動詞、理由のつなげ方)を体で覚えることが最初のステップです。

2. 頻出の理由表現ストックを作る

意見論述でもEメールでも、使い回しやすい便利なフレーズを3〜5個覚えておくと本番で迷いません。

3. 自動添削ツールや辞書機能の活用

書いた英文が正しいかどうか確認する際は、無料の文法チェッカーや翻訳ツールを活用するのが効果的です。英文を入力して不自然な箇所やスペルミスがないかチェックする習慣をつけると、自学自習でも正確な英文が書けるようになります。

4. 保護者が確認してあげられるサポート項目

英語が得意でない保護者の方でも、以下の3点を見るだけで十分なサポートになります。

この基本チェックを繰り返すだけでも、形式面のミスによる減点を大幅に防ぐことができます。

自宅ライティング学習の4手順
1型と解答の書写

テンプレートや模範解答をノートに書き写す

2表現ストック

使い回しやすい理由フレーズを3〜5個覚える

3添削ツール活用

文法チェッカー等でミスがないか確認する

4保護者サポート

大文字・ピリオド・語数・接続詞を確認

型を覚える基礎から保護者サポートまでの学習ステップです。

小学生のお子さんが受験する場合は、小学生向け英検3級ライティング対策も合わせてご覧ください。

続けて読む

英検の疑問をすべて見る「英検三級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検3級のライティングで実際に出題される形式は何ですか?

  1. 要約問題と意見論述問題
  2. 意見論述問題とEメール返信問題
  3. 要約問題とEメール返信問題
  4. リスニング要約と自由英作文
答えを見る

正解: B. 意見論述問題とEメール返信問題
英検3級に要約問題は出題されず、出題されるのは「意見論述問題」と「Eメール返信問題」の2題です。

Q2. Eメール返信問題で最初に感謝を伝える適切な表現はどれ?

  1. Thank you for your email.
  2. I like summer the best.
  3. First, it is very interesting.
  4. So, I think so.
答えを見る

正解: A. Thank you for your email.
本文のテンプレートや決まり文句として、メールへの感謝を伝える「Thank you for your email.」が紹介されています。

Q3. 英検3級の「Eメール返信問題」で目安とされる語数は何語?

  1. 10〜15語
  2. 15〜25語
  3. 25〜35語
  4. 40〜50語
答えを見る

正解: B. 15〜25語
本文によると、英検3級のEメール返信問題の目安となる語数は15〜25語程度と記載されています。

よくある質問

Q. 英検3級に要約問題は本当に出ませんか?
はい、出題されません。英検で要約問題が導入されたのは準2級プラス・2級以上です。英検3級で新たに追加されたのは「Eメール返信問題」ですので、要約対策をする必要はありません。
Q. 英検3級のライティングは何問出題されますか?
従来の「意見論述問題(25〜35語)」と新設された「Eメール返信問題(15〜25語)」の合計2題が出題されます。2題とも配点比率が高いため、両方の対策が不可欠です。
Q. Eメール問題では挨拶文も語数に含めますか?
Dear などの宛名や結びの言葉は解答用紙に印刷されているか、語数に含めない指示があります。自分が書く本文(相手への返答内容)のみで15〜25語を満たすようにしてください。
Q. ライティングで語数が足りない場合はどうなりますか?
指定語数より大幅に少なすぎたり多すぎたりすると、語数制限違反として減点される可能性があります。意見論述は25〜35語、Eメールは15〜25語の範囲に必ず収めましょう。
Q. 文法やスペルに自信がないときはどうすべきですか?
無理に難しい単語や複雑な構文を使わず、自分が確実に書ける簡単な単語と短い文(主語+動詞+目的語)を使って表現することが、失点を防いで高得点を取るコツです。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部