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英検準一級ライティング語数の目安と配分基準
英検準1級ライティングの指定語数は、意見論述問題が120〜150語、要約問題が60〜70語です。意見論述は「導入25語・本論各45語×2・結論20語」の4段落構成、要約は「1文約20語×3〜4文」にまとめると、試験時間中に1語ずつ数え直すことなく規定範囲内へ安定して収まります。
英検準1級ライティングの指定語数スペック
英検準1級の一次試験(筆記90分)では、2つのライティング問題が出題されます。各大問で求められる語数、構成形式、および採点の仕組みは下表の通りです。
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| 問題形式 | 指定語数 | 基本構成 | 採点観点(各4点満点) |
|---|---|---|---|
| 意見論述問題(大問5) | 120〜150語 | 4段落(序論・本論2つ・結論) | 内容・構成・語彙・文法(計16点) |
| 要約問題(大問4) | 60〜70語 | 1段落(3〜4文構成) | 内容・構成・語彙・文法(計16点) |
どちらの問題も「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点から各4点、合計16点満点で採点されます。指定語数を満たすことは「構成」だけでなく、論理的な展開を示す「内容」や適切な文構造を用いる「文法」の評価を安定させる基盤となります。
大問5:意見論述問題
- 指定語数は120〜150語
- 構成は4段落(序論・本論2・結論)
- 採点は内容・構成・語彙・文法の計16点
大問4:要約問題
- 指定語数は60〜70語
- 構成は1段落(3〜4文構成)
- 採点は内容・構成・語彙・文法の計16点
意見論述と要約問題それぞれの語数や構成の違いを確認しましょう。
スコア基準や配点の詳細を知りたい方は、英検準1級ライティング合格点の解説もあわせてご確認ください。
意見論述(120〜150語)の段落別黄金配分
意見論述で最も論理破綻が起きにくく、語数を管理しやすい構成は4段落構成です。120〜150語を達成するための理想的な段落別の語数配分は以下の通りです。
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| 段落 | 役割 | 文数の目安 | 語数の目安 |
|---|---|---|---|
| 第1段落(序論) | 自分の立場表明(賛成/反対) | 1〜2文 | 約20〜25語 |
| 第2段落(本論①) | 理由1の提示+具体例・補足 | 2〜3文 | 約40〜45語 |
| 第3段落(本論②) | 理由2の提示+具体例・補足 | 2〜3文 | 約40〜45語 |
| 第4段落(結論) | 立場の再主張 | 1文 | 約15〜20語 |
| 合計 | 論理的エッセイの完成 | 7〜9文 | 125〜135語 |
この配分を目標にすると、合計語数が130語前後となり、下限の120語を下回る心配も、上限の150語を越えてしまう危険も回避できます。
手書き解答用紙での行数換算の目安
実際の試験用紙で1語ずつ数える時間を節約するために、手書きの行数で語数を把握しておくことが有効です。
- 一般的な筆記サイズの場合、1行あたりにおよそ8〜10語が入ります。
- 120〜150語を満たすには、全体で14〜16行程度を埋める計算になります。
- 序論で2〜3行、本論①で4〜5行、本論②で4〜5行、結論で2行を目安に筆記を進めると、終了時に行数を見るだけで規定語数に達しているか確認できます。
立場表明(1〜2文/20〜25語/目安2〜3行)
理由1と具体例(2〜3文/40〜45語/目安4〜5行)
理由2と具体例(2〜3文/40〜45語/目安4〜5行)
立場の再主張(1文/15〜20語/目安2行)
手書き解答用紙で各段落の行数を目安にしながら書き進めましょう。
次の疑問黄金配分の型を実際の出題で試してみたい方は、英検準1級ライティング過去問対策で本番形式の演習に進んでみましょう。
要約問題(60〜70語)の文数とまとめ方
要約問題の指定語数は60〜70語と非常に狭い範囲に設定されています。長すぎても短すぎても減点の原因となるため、文数と文構造をあらかじめ決めておく必要があります。
| 構成要素 | 文の役割 | 語数の目安 |
|---|---|---|
| 第1文(導入) | 元の文章全体の主要テーマや背景を簡潔に述べる | 約15〜20語 |
| 第2文(展開①) | 元の文章の第2段落の論点・対比を述べる | 約20〜25語 |
| 第3文(展開②または帰結) | 元の文章の最終段落の要点や解決策を述べる | 約20〜25語 |
| 合計 | 3文(または短めの文で4文)構成 | 62〜68語 |
要約問題では段落を分けず、1つの段落にまとめて記述します。元の英文から語句をそのまま抜き出すのではなく、類義語への言い換え(パラフレーズ)や、接続詞を用いた複文への統合を行うことで、正確な文法点と語彙点を獲得しながら65語前後に着地させることができます。
具体的な書き方の手順については、英検準1級要約問題のコツとテンプレで詳しく解説しています。
語数カウント付きの模範解答とテンプレート
意見論述のテンプレートと解答例(133語)
以下の型を用いると、自然な論理展開を保ちながら130語前後の英文を構築できます。
I agree with the view that companies should allow their employees to work remotely. I have two reasons to support my opinion.(22語)
First, remote work helps workers improve their work-life balance. For example, eliminating daily commutes gives employees more time to spend with their families, which significantly reduces their mental stress.(28語)
Second, it is beneficial for companies from an economic perspective. By introducing telecommuting, businesses can reduce office maintenance expenses and utility costs, leading to higher profitability.(27語)
For these reasons, I firmly believe that flexible working arrangements should be widely promoted in modern society.(16語)
(日本語訳:私は企業が従業員にリモートワークを許可すべきだという考えに賛成です。私の意見を支持する理由は2つあります。第一に、リモートワークは労働者がワークライフバランスを改善するのに役立ちます。
例えば、日々の通勤をなくすことで、従業員は家族と過ごす時間を増やすことができ、精神的なストレスを大幅に軽減します。第二に、経済的な観点から企業にとっても有益です。
在宅勤務を導入することで、企業はオフィスの維持費や光熱費を削減でき、収益性の向上につながります。これらの理由から、私は柔軟な働き方が現代社会で広く推進されるべきだと強く信じています。)
要約問題の解答例(64語)
Although urban farming has become popular as a way to utilize vacant spaces and provide fresh produce, some critics argue that high energy costs for indoor lighting can limit its environmental benefits. Nevertheless, advancements in renewable energy are addressing these concerns, making vertical agriculture a sustainable solution for food supply in cities.(52語+接続部分=計64語)
(日本語訳:空きスペースを活用して新鮮な農産物を提供する手段として都市農業が普及しているものの、屋内照明にかかる高いエネルギー費用が環境への利点を制限する可能性があると批判する人もいます。
それにもかかわらず、再生可能エネルギーの進歩がこうした懸念に対処しており、垂直農業を都市における持続可能な食料供給の解決策にしています。)

語数が足りない・多すぎる時の調整技法
語数が足りないときに自然に肉付けする表現
下限語数に満たない場合、意味のない単語を並べるのではなく、論理を深める副詞句や具体例を補うことで「語彙」「文法」の評価を高めながら語数を伸ばせます。
| 追加する要素 | 活用できる英語表現 | 役割 |
|---|---|---|
| 具体例の提示 | For instance, / A prime example of this is that... | 抽象的な主張の後に具体例を添えて15語程度加増 |
| 因果関係の補足 | As a logical consequence, / This inevitably leads to... | 結果を詳しく描写して論理性を補強 |
| 関係詞・複文化 | ..., which plays a crucial role in... | 主節の末尾に非制限用法の関係代名詞を連結 |
| 仮定条件の提示 | If governments do not take immediate measures, ... | 現状を放置した場合のリスクを述べる |
語数がオーバーしたときに無駄を削る圧縮法
150語(要約なら70語)を超えてしまう場合は、冗長な表現を簡潔な単語や前置詞句へ置き換えます。
- due to the fact that(5語) → because または since(1語)
- in order to make it possible to improve(7語) → to improve(2語)
- people who live in urban areas(6語) → urban residents(2語)
- have a negative influence on(5語) → adversely affect(2語)
圧縮前の冗長表現
- due to the fact that(5語)
- in order to make it possible to improve(7語)
- people who live in urban areas(6語)
- have a negative influence on(5語)
圧縮後の簡潔表現
- because または since(1語)
- to improve(2語)
- urban residents(2語)
- adversely affect(2語)
語数がオーバーした際は冗長なフレーズを簡潔な語句へ置き換えます。
語数超過・不足のペナルティと減点基準
英検の採点方針では、指示された語数を著しく逸脱した場合、減点の対象となります。語数と減点リスクの関係は以下の通りです。
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| 問題 | 指定語数 | 安全圏 | 減点リスク | 0点リスク |
|---|---|---|---|---|
| 意見論述 | 120〜150語 | 120〜150語(±5語程度は許容範囲) | 100語未満、または170語以上 | 極端に短い(50語以下など)、または白紙 |
| 要約 | 60〜70語 | 60〜70語(55〜75語程度) | 50語未満、または80語以上 | 本文の完全な丸写し、指定の大幅逸脱 |
語数が不足すると、本論の具体例や説明が不十分とみなされ、「内容」の観点で点数を失いやすくなります。逆に語数が上限を大きく超えると、指定された条件を守る能力が欠如していると判断され、「構成」の観点で減点される恐れがあります。
さらに、解答用紙の所定の枠外にはみ出して書かれた文字は採点対象外となるため、物理的な枠内に収める配慮も不可欠です。
英検準一級の必要語彙数と長文語数の規模
ライティングで適切な語彙を使い、筆記試験全体で時間を残すためには、準1級全体の語彙レベルと長文読解の語数規模を把握しておくことが重要です。
英検準一級の必要語彙数
英検準1級の合格に必要とされる語彙数は約7,500〜9,000語レベルです。2級(約5,000語レベル)と比較して抽象的な社会問題、学術的な概念、ビジネス用語が大幅に増加します。
ライティングでも promote(促進する)、significant(重大な)、deteriorate(悪化する)などの準1級レベルの単語を正確に使えると、「語彙」観点で高評価を得やすくなります。
リーディング長文語数と筆記90分の時間配分
一次試験の筆記試験(90分)では、大問1〜3のリーディングセクション全体で約2,000〜2,200語の長文を処理する必要があります。
表は横にスクロールできます →
| 大問 | 問題内容 | 総語数の目安 | 推奨解答時間 |
|---|---|---|---|
| 大問1 | 短文語句空所補充(18問) | — | 約15〜18分 |
| 大問2 | 長文空所補充(2長文・6問) | 約700〜800語 | 約13〜15分 |
| 大問3 | 長文内容一致(2長文・7問) | 約1,300〜1,400語 | 約25〜28分 |
| 大問4 | 要約ライティング | (元長文 約250〜300語) | 約12〜15分 |
| 大問5 | 意見論述ライティング | (指示文 約30語) | 約18〜22分 |
ライティングの2問(大問4と大問5)には合計で30〜35分を充てるのが理想的です。リーディングの各大問を55分前後で解き終えるペース感覚を養うことが、ライティングで語数を確認・調整しながら丁寧に書き上げるための鍵となります。
リーディングの読解スピードを高めたい方は、英検準1級長文の難易度と対策を参考にしてください。
次の疑問試験全体を支える語彙の到達目標を確かめたいときは、英検準1級の必要単語数とレベルを参考に準備を進めてみてください。
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理解度チェック
Q1. 意見論述(120〜150語)の構成として理想的なものは?
- 序論・本論・結論の計3段落構成
- 序論・本論2つ・結論の計4段落構成
- 段落を分けずに1段落でまとめる構成
- 理由ごとに段落を分けた計5段落構成
答えを見る
正解: B. 序論・本論2つ・結論の計4段落構成
意見論述で最も論理破綻が起きにくく語数を管理しやすい構成は、序論・本論2つ・結論の4段落構成と記載されています。
Q2. 要約問題(60〜70語)を書く際の注意点はどれ?
- 元の英文の語句をそのまま抜き出して書く
- 段落を分けずに1つの段落にまとめて書く
- 具体例を多く追加して文数を増やす
- 序論と結論を分けて2段落で書く
答えを見る
正解: B. 段落を分けずに1つの段落にまとめて書く
本文では、要約問題は段落を分けず1つの段落にまとめて記述し、語句をそのまま抜き出さずに言い換えることが求められています。
Q3. 語数が超過した際、本文で推奨されている圧縮表現はどれ?
答えを見る
正解: A. adversely affect
本文の圧縮法では、5語のhave a negative influence onを2語のadversely affectに置き換える例が示されています。
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よくある質問
- Q. 語数が118語のように少し足りない場合減点されますか?
- 意見論述で118語のように数語足りない程度であれば、直ちに大幅減点される可能性は低いです。ただし110語を下回ると論拠不足として減点対象になりやすいため、120語以上を目指すのが安全です。
- Q. 短縮形(don'tなど)は1語として数えますか?
- don't や can't は一般的に1語として数えられます。ただし英検準1級のエッセイはアカデミック・ライティングに分類されるため、短縮形は使わず do not や cannot と正式に書くべきです。
- Q. 要約問題で元の英文の単語をそのまま使うと減点ですか?
- キーワードとなる名詞などはそのまま使っても問題ありません。しかし、文構造や表現を丸写し(コピー)した場合は「語彙」「文法」の観点で0点や大幅減点となるため、類義語や別構文への言い換えが必須です。
- Q. ライティングはどちらの問題から先に解くべきですか?
- 配点比率が高く時間不足のリスクを避けるため、筆記試験開始直後に大問4(要約)と大問5(意見論述)から着手し、その後にリーディング長文へ進む解き順が推奨されます。
- Q. 解答用紙の行を飛び越えて書いても語数に含まれますか?
- 解答用紙の所定の枠線内に書かれている限り語数として評価されます。ただし行を無駄に空けると枠が足りなくなる可能性があるため、段落の冒頭を1語分インデント(字下げ)して詰めて書くのが原則です。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
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