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英検6級とは?新設の現状・レベルと今受けるべき級

英検6級とは?新設の現状・レベルと今受けるべき級

実用英語技能検定(英検)に現在「6級」や「7級」はなく、受験できる一番下の級は5級です。小学生向けに6級・7級の新設が発表されたものの導入は延期されており、8級や10級という公式の級も存在しません。

低学年のお子さまが英語力を測る場合は、合否のない英検Jr.を受験するか、直接5級の合格を目指すかの2通りから選択します。

英検6級・7級の新設発表と導入延期の現状

実用英語技能検定を運営する日本英語検定協会より、小学校における英語教育の早期化に合わせて「英検6級」および「英検7級」を新設する構想が発表されました。

しかし、実施環境の整備やシステム構築などの準備を万全にする観点から、導入時期の延期がアナウンスされています。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

新設が構想された背景には、小学校の外国語活動・外国語科で英語に触れる子どもが増えた一方で、従来の英検の一番下の級である5級との間に学習難易度の隔たりがある点が挙げられます。文字の読み書きや文法学習が本格化する前の段階でも、無理なく挑戦できるスモールステップを用意することが新設の狙いです。

現時点では受付を開始しておらず、公式の試験会場で6級や7級を受験することはできません。そのため、お子さまの英語検定を検討されている保護者の方は、新設級の開始を待つのではなく、現在実施されているテストの中から適した目標を選ぶ必要があります。

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英検一番下の級と「8級・10級」の真相

インターネット上で「英検8級」や「英検10級」といった言葉を見かけることがありますが、実用英語技能検定にそのような級は一切存在しません。現在受験できる英検の中で、もっとも下の級は「5級」です。

8級や10級という名称が検索される主な理由は、日本漢字能力検定(漢検)や珠算・そろばん検定の級数設定と混同されているためです。漢字検定では10級が小学校1年生修了程度として設定されているため、「英検でも入門レベルは8級や10級あたりではないか」と連想される傾向があります。

また、幼児や小学生向けのテストである「英検Jr.(旧・児童英検)」と混同されているケースも少なくありません。英検Jr.には「BRONZE(ブロンズ)」「SILVER(シルバー)」「GOLD(ゴールド)」の3つのグレードが用意されていますが、これらは「○級」という表記を用いません。

俗に「英検10級レベル」と呼ばれる超初歩の英語力(アルファベットの認識、身近な単語の聞き取りなど)を測りたい場合は、英検Jr.のブロンズが実質的な選択肢となります。

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実在しない級の背景を詳しく知りたい方は、英検に6級や7級・10級はある?をご覧ください。

次の疑問現在の公式制度に存在する級の全体像を確認したい方は、英検の級一覧と何級から受けるべきかをまとめた解説が参考になります。

英検6級レベル・7級の難易度と出題形式

新設が検討されている英検6級および7級は、小学校の教育課程に合わせた難易度設計が想定されています。従来の英検5級が「中学初級(中学1年生修了)程度」と位置づけられているのに対し、6級と7級は小学校での学びをそのまま活かせる水準です。

英検7級は「小学校中学年相当」とされ、アルファベットの文字と音の結びつき、挨拶、身の回りの物や色、数字などの基礎的な語彙を中心としたリスニング中心の出題が想定されています。

英検6級は「小学校高学年〜中学入門相当」と位置づけられ、学校生活、家族、趣味、日課などの身近な日常会話の聞き取りに加え、短い文の読み取りが含まれる見込みです。ただし、関係代名詞や過去形などの複雑な文法事項は扱われず、定型的な表現の理解が中心となります。

想定される問題のイメージは以下のとおりです。

英検初級レベルの難易度比較
◀ 入門・聞き取り中学修了レベル ▶
英検7級(新設予定)小学校中学年相当。文字と音、挨拶や基礎語彙のリスニング中心。
英検6級(新設予定)小高学年〜中学入門相当。日常会話の聞き取りと短い文の読み取り。
英検5級(現行最下級)中学初級(中1修了)程度。英文読解や文法知識、マークシート解答。

新設予定の7級・6級と現行5級の難易度や出題対象の違いです。

英検5級・新設級・英検Jr.の徹底比較表

現在実施されている英検5級、子ども向けテストである英検Jr.、そして新設予定の6級・7級の違いを整理しました。合否の有無や出題形式を把握することで、お子さまに最適な試験形態を判断できます。

表は横にスクロールできます →

項目英検Jr.(ブロンズ・シルバー・ゴールド)英検6級・7級(新設予定)英検5級(現行の最下級)
想定対象幼児〜小学校中学年小学校中学年〜高学年小学校高学年〜中学生
想定レベル初歩的な英語の慣れ親しみ小学校外国語活動〜外国語科入門中学1年生修了程度
試験構成リスニングのみ(フルカラー)リスニング中心+基礎リーディングリーディング+リスニング
成績表示合否なし(正答率%で評価)合否判定を予定合否判定(Pass/Fail)+英検CSEスコア
受験方式オンライン(ペーパー版もあり)検討中本会場・準会場(マークシート)
文字の読み書き不要(イラスト重視)簡単な単語・短文の読み取り必須(語順・文法・英文読解)

英検Jr.は落とすためのテストではなく、英語への親しみと自信を育むために正答率(%)で結果が返却されます。一方、英検5級はマークシート方式で明確に合否が決まり、英文を自力で読める力と基本的な文法知識が求められます。新設予定の6級・7級は、両者の間をつなぐ橋渡し役として位置づけられています。

英検6級・7級・8級はある?英検の級一覧のイメージ

診断チャート:延期中の今受けるべきテストの選び方

英検6級・7級が導入延期となっている現在、お子さまが受けるべきテストを判断するための診断手順です。英語の学習歴や文字への慣れに応じて進路を選択してください。

  1. 文字の自力読みができるか確認する
    アルファベットの大文字・小文字を識別でき、book(本)や dog(犬)などの短い単語を目で見て読めるか確認します。自力読みがまだ難しい場合は「英検Jr. ブロンズ」が適しています。
  2. 短い英文の意味が理解できるか確認する
    I like apples.(私はリンゴが好きです)や This is my pen.(これは私のペンです)といった短い文を読んで意味がわかる場合は、英検5級の準備に進めます。音声で聞けばわかるが文字になると読めない場合は「英検Jr. シルバーまたはゴールド」で耳を鍛えつつ文字学習を進めます。
  3. 不合格のリスクを受け入れられるか確認する
    テストで「不合格」という結果が出たときに苦手意識を持ちやすい低学年のお子さまには、合否が出ず正答率で達成感を得られる英検Jr.が推奨されます。合格証書を手にして達成感を得たい高学年のお子さまには、英検5級への挑戦が適しています。
今受けるべきテストの診断手順
1文字の自力読み

自力読みが難しい場合は英検Jr.ブロンズを選択します。

2短い英文の理解

文字で読めれば5級準備へ、音だけならJr.上位で鍛えます。

3合否リスクの確認

苦手意識を防ぐならJr.、合格証が欲しいなら5級を受けます。

文字の読解力や合否への受け止め方に応じたテストの選び方です。

次の疑問小学生のうちにどの級を目指すか迷っているなら、学年別の目安がわかる小学生の英検何級から受けるかと勉強法も役立ちます。

家庭でできる英検6級レベル簡易チェックリスト

将来的な英検6級相当の基礎力が身についているかどうかを、ご家庭で簡単に確認できる語彙と会話フレーズのリストです。すべて口頭で意味が言えるか、文字を見て理解できるか試してみてください。

基礎単語チェック(名詞・形容詞・動詞)

基礎フレーズ・日常会話チェック

上記の表現を聞いて瞬時に意味を理解でき、文字を見て正しく音読できれば、新設予定の6級レベルおよび英検5級に向けた基礎力は十分に備わっています。

英検6級レベル基礎力チェック

新設予定の6級相当の基礎力が身についているか確認する項目です。

小学生が受ける教育的メリットと中学受験・内申評価

小学生のうちに英語検定を受験することには、学習意欲の向上という大きな教育的メリットがある一方で、受験や進学における資格としての実質的価値については客観的な理解が必要です。

教育的メリット:スモールステップによる自信の醸成

英語学習において最も重要な要素は「通じた」「解けた」という成功体験です。客観的な指標で自分の成長を実感できると、子どもの学習モチベーションは大きく高まります。特に級やグレードが上がる達成感は、自発的に英語に触れるきっかけを作ります。

中学受験や調査書(内申点)における客観的価値

資格としての実利面では注意が必要です。中学受験における英語選択入試や帰国生入試、優遇措置で評価対象となるのは、一般的に英検3級以上、学校によっては準2級や2級以上が基準となります。

現行の5級や新設予定の6級・7級、英検Jr.は、入試の加点対象や調査書での優遇材料として扱われるケースはほとんどありません。

したがって、低学年・中学年での受験は「入試の実績作り」ではなく、あくまで「学習習慣の定着」や「本番の試験形式に慣れるための経験」として位置づけるのが健全な活用法です。

英検Jr.から5級へつなぐ小学生の学習ロードマップ

英検6級・7級の導入を待たずに、現行の試験制度を活用して無理なくステップアップするための推奨ロードマップです。

  1. ステップ1:英検Jr. ブロンズ・シルバー(耳と音声のインプット)
    幼児〜小学校低学年では、英語の音に親しむことを最優先にします。イラストと音声を結びつけ、英語を日本語に訳さずにイメージで捉える感覚を養います。正答率80%以上を目安にグレードを上げます。
  2. ステップ2:英検Jr. ゴールド(文字とフォニックスの導入)
    小学校中学年を目安に、アルファベットの読み書きとフォニックス(文字と発音の規則性)を学び始めます。耳で知っている単語を文字として認識できるように練習します。
  3. ステップ3:英検5級の準備と受験(文法と読解へのステップアップ)
    英検Jr. ゴールドで高い正答率が取れるようになったら、英検5級の過去問や予想問題に取り組みます。主語と動詞の並び順(語順)を理解し、マークシートの解答方法を練習して本番に臨みます。
英検Jr.から5級へのステップ
1ステップ1

英検Jr.ブロンズ・シルバーで耳と音声のインプットを重視します。

2ステップ2

英検Jr.ゴールドで文字とフォニックスの学習を導入します。

3ステップ3

語順理解とマークシート練習を行い、英検5級の準備・受験をします。

現行のテストを活用して英検5級合格へ無理なく進むロードマップです。

目標の級に応じた対策手順を確認したいときは、英検の級別勉強法(5級〜1級)が役立ちます。

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英検の疑問をすべて見る「英検」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検6級・7級の新設が構想された主な背景は何ですか?

  1. 小学校の英語と現行5級の間に難易度の隔たりがあるため
  2. 英検8級や10級の受験希望者が急増しているため
  3. 中学受験での優遇基準を満たす級を増やすため
  4. 英検Jr.の受験者をすべて移行させるため
答えを見る

正解: A. 小学校の英語と現行5級の間に難易度の隔たりがあるため
小学校で英語に触れる子が増えた一方、現行の一番下の級である5級との間に学習難易度の隔たりがあるため、スモールステップとして新設が構想されました。

Q2. 英検Jr.の特徴として本文で説明されているものはどれですか?

  1. 中学1年生修了程度の英語力が求められる
  2. マークシート方式で明確な合否判定が出る
  3. 合否判定はなく正答率(%)で結果が返却される
  4. 関係代名詞や過去形などの文法が出題される
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正解: C. 合否判定はなく正答率(%)で結果が返却される
英検Jr.は英語への親しみと自信を育むためのテストであり、合否判定はなく正答率(%)で評価結果が返却されます。

Q3. 「何のスポーツが好きですか」への適切な返答はどれですか?

  1. Yes, I do.
  2. I like soccer.
  3. It is a red apple.
  4. Open your book.
答えを見る

正解: B. I like soccer.
本文の出題イメージにおいて、「What sports do you like?」という問いかけに対する適切な返答として「I like soccer.」が挙げられています。

よくある質問

Q. 英検6級や7級はいつから受けられますか?
新設が発表されたものの導入は延期されており、現時点で受験開始の公式日程は確定していません。現在は5級が最下級です。
Q. 英検七級と英検Jr.は何が違いますか?
英検Jr.は合否がなく正答率で評価されるリスニングテストです。構想中の英検7級は合否判定があり、小学校中学年レベルを想定しています。
Q. 英検8級や10級レベルのテストはありますか?
実用英語技能検定に8級や10級はありません。入門レベルの力試しをしたい場合は、合否のない英検Jr.のブロンズが実質的な選択肢です。
Q. 英検一番下の級は何級ですか?
現在受験できる英検の中で一番下の級は5級(中学初級程度)です。合否のない児童向けテストを含めると英検Jr.ブロンズが一番初歩です。
Q. 英検6級の代わりに今受けるなら何級ですか?
文字の読み書きに不安がある場合は英検Jr.のゴールド、英文が読めてマークシート解答ができる場合は英検5級を直接目指すのが確実です。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部