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英検六級の新設と延期の真相・レベルや対策の全解説

英検六級の新設と延期の真相・レベルや対策の全解説

実用英語技能検定(英検)の「6級」は、日本英語検定協会から新設が発表されたものの、現在は導入が延期されており受験できません。現行の英検における最下級は5級(中学初級程度)のままであり、小学生向けの公式検定としては合否判定のない英検Jr.が実施されています。

他団体が実施する同名の検定との違いや、新設予定だった6級の想定レベル、延期期間中に小学生が目標とすべき具体的な学習手順が分かります。

英検六級の現状と導入が延期された背景

実用英語技能検定を実施する公益財団法人日本英語検定協会は、小学校における英語教育の教科化や早期化の流れを受け、従来の5級より手前の段階として「6級」および「7級」を新設する方針を公表しました。

しかし、その後の公式発表により、導入時期は延期されることになりました。現時点では試験の受付や実施は行われておらず、すぐには受験できない状態が続いています。

導入延期の主な理由

導入が延期された背景には、国の教育方針を審議する中央教育審議会における議論や、次期学習指導要領の改訂に向けた動向との整合性を慎重に見極める必要性が生じた点があります。

小学校の外国語活動および外国語科では、過度な文法偏重や早期の合否選別を避け、コミュニケーションへの意欲や音声中心の慣れ親しみを重視する指導方針が採られています。

学校教育現場の負担や、児童の発達段階における評価のあり方について多角的な議論が続けられており、検定側も公教育の方向性と足並みをそろえる判断を下したと考えられます。

再開時期について日本英語検定協会からの確定発表はなく、学習指導要領の検討状況や社会的な英語教育環境の変化に合わせ、改めて実施計画が精査される見通しです。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

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英検6級・7級・5級・英検Jr.のレベル比較

英検の受験を検討するにあたり、最も混乱しやすいのが「英検5級」「新設予定だった6級・7級」「英検Jr.」の難易度差や位置づけです。これらは対象年齢、判定方式、求められるスキルのバランスが大きく異なります。

表は横にスクロールできます →

検定・級想定対象判定方式中心となる技能難易度の目安
英検5級中学初級程度(中1修了レベル)合否判定(合格/不合格)リーディング・リスニング(筆記あり)基礎的な英文読解と文法理解が必要
英検6級(新設延期中)小学校高学年レベル合否判定(予定)リスニング・基礎リーディング小学校英語の到達目標に即した初級レベル
英検7級(新設延期中)小学校中学年レベル合否判定(予定)リスニング中心(単語認知)アルファベットと基礎語彙の初歩レベル
英検Jr.(旧・児童英検)幼児〜小学生合否なし(正答率%で表示)リスニング100%(イラスト選択)音声への慣れ親しみを測る入門テスト

英検5級との決定的な違い

現行の英検5級は「中学初級程度」と定義されており、中学校1年生の教科書で学習する一般動詞の三人称単数現在形、代名詞の格変化、助動詞 can、疑問詞を用いた疑問文などの文法知識が問われます。

また、長文というほどではないものの、2〜3文で構成される掲示文や会話文を自分で文字として読み取るリーディング能力が必須です。一方で、新設予定の6級は、小学校高学年の検定教科書で扱われる表現を中心とし、文法用語の理解ではなく「まとまった音声を聞き取れるか」「身近な語句を読めるか」に重点を置く設計となっています。

英検Jr.との接続関係

英検Jr.(旧・児童英検)は、児童の英語学習意欲を高めることを主目的とした育成型の検定です。合否判定はなく、ブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのグレードにおいて、成績は正答率(パーセンテージ)で示されます。

試験問題には文字を読む設問がほとんどなく、すべて音声を聞いてイラストを選ぶ形式です。これに対し、英検6級は合否判定が存在し、マークシートに文字の選択肢が印刷される予定であるため、音声主体の「英検Jr.」から文字を介した「英検5級」へと移行する間の架け橋として構想されました。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

次の疑問お子さんの学年や学習歴に応じたスタート級を知りたいときは、小学生の英検何級から受けるべきかの目安が参考になります。

英検六級で想定される出題内容と形式

公式の発表情報や小学校の学習指導要領を分析すると、英検6級の試験形式および出題内容は、低年齢の受験者にも配慮された構成になることが想定されています。既存の英検5級よりも文字への依存度を抑えつつ、基本的な英語コミュニケーション力を測定する内容です。

試験の構成と配点バランス

試験は一次試験のみで構成され、面接などのスピーキングテストは課されない見込みです。技能としてはリーディング(筆記)とリスニングの2技能で、全体の比重はリスニングが高く設定されることが予想されます。解答方式は従来の英検と同様に、マークシート方式による多肢選択式(3択または4択)が有力です。

出題される語彙・文法表現の例

出題範囲は、小学校5年生・6年生の教科書で繰り返し登場する日常生活の表現が中心となります。机上の文法理論ではなく、場面に応じた適切なやり取りができるかどうかが評価されます。

英検6級の想定出題内容
英検6級の出題構成

リスニング

  • 短い対話や応答の選択
  • 状況を示す絵の選択

リーディング

  • 単語と絵の一致
  • 標識・掲示の語句選択
  • 挨拶等の空所補充

頻出の表現・語彙

  • 自己紹介・日課
  • 相手への質問
  • 曜日・月・数字・感情

小学校高学年の日常的な表現を中心に、2技能で出題される見込みです。

他団体の児童英語検定6級との違いと注意点

検索エンジンで「英検6級」と調べた際に、すでに存在している試験として情報が表示されることがあります。これは日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定ではなく、別の民間教育団体が長年実施している児童英語検定(全国的な英語教育協議会が主催する検定など)の級を指しているケースがほとんどです。申し込みや教材選びの際に混同しないよう注意が必要です。

項目実用英語技能検定(新設予定の6級)他団体の児童英語検定(既存の6級)
実施団体公益財団法人 日本英語検定協会民間の児童英語教育団体・協議会
現行ステータス導入延期中(現在は受験不可)全国の指定校や教室等で定期実施中
級の構成1級〜5級(現行)/6級・7級は延期1級〜6級(6級が入門・初級レベル)
主な受検会場一般の本会場・学校等の準会場加盟英語教室・提携小学校・特設会場
公的評価・入試国内の中学・高校入試で広く認知教室内の到達度確認や学習意欲向上中心

他団体が実施する検定も、幼児や小学生の基礎的な英語力を測るテストとして優れた実績を持っています。しかし、一般に中学校受験の優遇措置や出願書類で提出が求められる「英検」とは、日本英語検定協会が主催する実用英語技能検定を指します。

受験案内を取り寄せる際や過去問題集を購入する際は、主催団体名がどちらであるかを必ず表紙で確認してください。

英検に6級はある?小学生のスタート級のイメージ

次の疑問すでに6級が用意されている民間検定の形式を詳しく知りたい方は、JAPEC全国児童英語技能検定の対策法で試験内容を確認できます。

6級延期中に小学生が選ぶ代替学習ルート

英検6級が延期されている現状において、「小学生の子どもに今どの検定を受けさせるべきか」と悩む保護者は少なくありません。現在の実力や学習歴に合わせて、無理のないステップアップルートを選択することが大切です。

状況別の目標選択チャート

  1. 英語学習を始めたばかり/文字の読み書きがまだ不安: 英検Jr.ブロンズまたはシルバーを受験。音声のみで取り組めるため、英語への苦手意識を持たずに達成感を得られます。
  2. 小学校の英語授業が理解でき、簡単な単語が読める: 英検Jr.ゴールドを受験。ゴールドで正答率80%以上を獲得できれば、リスニング力は英検5級に十分通用します。
  3. アルファベットの大文字・小文字が書け、単語の音読ができる: 英検Jr.を省略し、直接「英検5級」の対策を開始。5級のリスニングは英検Jr.ゴールドより速度がゆっくりであることも多く、読解の練習を足せば合格が狙えます。

英検Jr.から英検5級へ直行する学習ステップ

英検Jr.ゴールドから英検5級へステップアップする際の最大の壁は「文字を読むこと」です。英検Jr.は音声を聞いて絵を選ぶだけですが、英検5級では選択肢の英単語や英文を自力で読まなければなりません。

このギャップを埋めるためには、フォニックス(文字と発音の規則性)を学習し、見た単語を声に出して読める状態を作ることが近道です。例えば dog、cat、pen のような3文字単語から始め、徐々に desk、milk、stand といった子音が重なる単語の音読へ進めると、スムーズに英検5級の筆記問題に対応できるようになります。

現在の英語力に応じた受験ルート
◀ 学習初期読み書き可能 ▶
英検Jr.ブロンズ/シルバー英語学習を始めたばかりで文字の読み書きが不安な段階
英検Jr.ゴールド小学校の授業が理解でき簡単な単語が読める段階
英検5級アルファベットが書け単語の音読ができる段階

現在のお子さまの習熟度に合わせて適切な検定を選択できます。

小学校の教科書語彙を活かした家庭学習法

現行の小学校学習指導要領において、小学校5年生・6年生の検定教科書で扱う語彙数は合計で600〜700語程度と定められています。新設予定だった英検6級もこの範囲に準拠する設計であるため、小学校の教科書内容を家庭で定着させることが、将来の6級対策および現在の5級対策として最も効果的です。

家庭で身につけておきたい重要単語群

小学校英語で頻出する語彙は、子どもの日常生活に密着したカテゴリーに分かれています。暗記カードや音声教材を使い、意味と発音をセットで覚える練習を取り入れてください。

教科書フレーズを声に出して定着させる練習

ただ単語を眺めるだけでなく、主語と動詞を組み合わせた短い文を声に出して発音する習慣をつけます。音読を重ねることで、語順の感覚が自然と身につきます。

小学校教科書の頻出語彙分類
家庭学習の重要語彙

動作・行動の動詞

  • play
  • study
  • watch
  • listen
  • cook

気持ち・状態の形容詞

  • nice
  • great
  • busy
  • sleepy
  • fine

身近な名詞

  • breakfast
  • library
  • station
  • park
  • birthday

教科書で扱う600〜700語の中から日常生活に密着した単語を覚えます。

家庭学習の基礎固めには、頻出語を網羅した小学生 英単語499語の活用が役立ちます。

学年に合わせた家庭での学習方針は、小学生の英語(単語・フレーズ・勉強法)で確認できます。

次の疑問授業で実際に扱う単語や構成を確かめたいときは、小学校の英語教科書の内容と対策をあわせて読むと理解が深まります。

合否判定のある試験を受けるメリットと注意点

英検Jr.のようなスコア制のテストと異なり、英検6級や5級のように「合格・不合格」が明確に出る検定に小学生が挑戦することには、教育的なメリットと同時に留意すべき点があります。

挑戦することで得られるメリット

保護者が知っておくべき注意点とサポート

最も避けなければならないのは、不合格になった際にお子さまが「自分は英語が苦手だ」「英語が嫌いだ」と思い込んでしまうことです。小学校段階の英語学習において最も重要なのは、知的好奇心と継続的な意欲です。

試験に臨む際は、合否の結果だけを評価するのではなく、「毎日テキストを開いたこと」「マークシートを最後まで塗れたこと」など、学習のプロセスそのものを具体的に褒める声かけを心がけてください。

もし不合格になっても、「今回は惜しかったね。次はここを練習すれば大丈夫」と前向きに捉え直し、再挑戦を無理強いしない配慮が求められます。

合否判定試験に挑む3つのメリット
📅学習習慣の定着

明確な期日と目標ができることで、日々の家庭学習にメリハリが生まれます。

🏅成功体験と自信

合格証書を手にした達成感が、中学以降の英語学習への強い原動力になります。

📝試験本番への適応

制限時間やマークシートの解答など、将来の入試に向けた予行演習になります。

合否のある検定への挑戦は、学習習慣や自信の形成につながります。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月12日)。

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英検の疑問をすべて見る「英検」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検Jr.と新設予定だった英検6級の違いとして正しいものは?

  1. 英検Jr.は合否判定があり、6級は正答率表示
  2. 英検Jr.は面接試験があり、6級は筆記のみ
  3. 英検Jr.は合否がなく、6級は合否判定がある
  4. 英検Jr.は中学生対象で、6級は幼児が対象
答えを見る

正解: C. 英検Jr.は合否がなく、6級は合否判定がある
英検Jr.は合否判定がなく正答率で示されますが、新設予定の英検6級は合否判定が存在する設計となっています。

Q2. 英検6級の出題例として本文に挙げられている英文はどれ?

  1. Where is the music room?
  2. What time do you go to bed?
  3. Who is your English teacher?
  4. How do you come to school?
答えを見る

正解: A. Where is the music room?
本文では学校生活・場所の案内の出題例として「Where is the music room?」が挙げられています。

Q3. 英検Jr.から英検5級へ直行する際の最大の壁は何とある?

  1. 長時間の面接試験を受けること
  2. 文字(英文や単語)を自力で読むこと
  3. リスニング音声のスピードが速すぎること
  4. 文法用語を日本語で説明させられること
答えを見る

正解: B. 文字(英文や単語)を自力で読むこと
英検Jr.は音声を聞いて絵を選ぶ形式ですが、英検5級では選択肢の単語や英文を自力で読む必要があるため、文字を読むことが最大の壁とされています。

よくある質問

Q. 英検に6級は実在しますか?
実用英語技能検定としては実在しません。新設が発表されたものの導入が延期されており、現在の最下級は5級です。なお、他団体が実施する児童向けの検定には6級が存在します。
Q. 英検6級はいつから受験できますか?
再開時期は未定です。次期学習指導要領の動向などを見極めるため導入が延期されており、公益財団法人日本英語検定協会からの新たな公式発表を待つ必要があります。
Q. 小学生はいきなり5級を受けても大丈夫?
アルファベットの読み書きと基礎単語の音読ができれば十分合格可能です。文字を読むのがまだ難しい場合は、まず合否のない英検Jr.のシルバーやゴールドから挑戦することをおすすめします。
Q. 英検6級と5級の難易度の差はどれくらい?
5級は中学1年生修了レベルで英文法の知識と短文読解が求められます。6級は小学校高学年の教科書レベルを想定し、リスニング中心で身近な会話表現を重視する設計でした。
Q. 中学受験で英検6級は加点対象になりますか?
導入延期中のため対象外です。現在の中学入試で優遇措置や加点の対象となるのは、一般的に英検5級以上(学校によっては4級や3級以上)となっています。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部