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英検6級問題の真相と公式サンプル・予想練習問題

英検6級問題の真相と公式サンプル・予想練習問題

実用英語技能検定(英検)の最下級は長らく5級でしたが、小学校の外国語教育との接続を目的として6級および7級の新設が発表されました(2026年7月31日に導入時期の延期が発表され、新たな導入時期は未定です)。

現時点で実施前の級には過去問題冊子が存在しないため、公式サンプル問題の形式を把握し、小学校の教科書やフォニックスを活用した基礎学習を進めることが確実な対策になります。

英検6級問題・7級・10級の真相と試験の違い

インターネットで「英検6級問題」「英検7級問題」「英検10級問題」と検索される背景には、実用英語技能検定の新設の動きと、別団体の検定や子ども向けテストとの混同があります。まずは、ご自身やお子さまが目指している試験がどれに該当するのかを整理しましょう。

実用英語技能検定・英検Jr.・民間児童検定の比較

英語の基礎を測る子ども向けの試験には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴と対象レベルの違いは次の通りです。

表は横にスクロールできます →

試験名称実施団体設定されている級やグレード合否判定・特徴
実用英語技能検定(従来の英検)日本英語検定協会1級〜5級(中学初級程度〜)合否あり(筆記・リスニング)
英検新設級(6級・7級)日本英語検定協会6級・7級(小学校外国語活動・教科対応)合否判定(公式サンプルが一部公開)
英検Jr.(旧・児童英検)日本英語検定協会BRONZE(ブロンズ)・SILVER(シルバー)・GOLD(ゴールド)合否なし(正答率のパーセント表示・リスニング中心)
他団体の児童英語検定民間教育団体1級〜6級、または10級前後のステップ設定各団体の基準によるグレード認定

従来の英検(実用英語技能検定)において、これまでの最下級は中学校初級レベルの5級でした。新設が予定されていた6級・7級(導入時期は延期)は、小学校で必修化された外国語活動や外国語科の学習成果を測り、スムーズに5級へステップアップできるように設計された級です。

一方、「英検10級問題」と検索される場合、実用英語技能検定に10級という区分は存在しません。これは民間教育団体が主催する児童英語検定の細かい級分けや、英検Jr.の各グレードと名称が混同されているケースがほとんどです。

目的の試験が日本英語検定協会の実用英語技能検定なのか、英検Jr.なのか、あるいは他団体の検定なのかを確認することが大切です。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

実用英語技能検定全体の構成を確かめたい方は、英検の級一覧を参考にしてください。

公式サンプル問題からわかる英検6級の出題形式

英検6級の「過去問」を探している方が多く見受けられますが、試験導入前であるため、実用英語技能検定としての6級の過去問題冊子は公式に存在しません。現在確認できる公式の情報は、日本英語検定協会から公開された一部のサンプル問題のみです。

公表された公式サンプル問題の特徴

公式から公開された英検6級のサンプル問題では、次のような短文とイラスト選択形式が示されています。

On Sunday, I went to the aquarium. I saw many colorful fish and a big sea turtle.
(日曜日に、私は水族館へ行きました。たくさんの色鮮やかな魚と大きなウミガメを見ました。)

この短い英文を読み、文章の内容と一致しているイラストを複数の選択肢から選ぶという出題形式です。この形式から、次のような出題傾向が分析できます。

5級のリーディングでは短文の空所補充(文法や単語の穴埋め)や語句整序問題が中心ですが、6級ではイラストを手がかりに意味を読み取る読解力が重視される設計となっています。

英検6級サンプルの出題傾向
🏫身近な出来事

曜日や場所など小学校の授業で扱う話題の短文が中心

🖼️イラストと一致

和訳ではなく英文全体の場面をイメージとして捉える形式

📖平易な過去形

wentやsawなど小学校高学年で習う基本動詞を含む

公開されたサンプル問題から読み取れる3つの出題特徴です。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

英検6級レベルのオリジナル予想練習問題:リーディング

過去問がない中で学習を進めるために、公式サンプルの傾向に合わせたオリジナルの予想問題を作成しました。小学生のお子さまに画面を見せながら解かせてみてください。

第1問:動物園での出来事

次の英文を読んで、内容と合っている場面を1〜3の中から1つ選びましょう。

Yesterday, Ken visited the zoo with his family. He took pictures of a mother bear and two baby bears.
(昨日、ケンは家族と一緒に動物園を訪れました。彼はお母さんグマと2頭の赤ちゃんグマの写真を撮りました。)

  1. 動物園でサルの写真を撮っている男の子
  2. 動物園でクマの親子(親1頭、子2頭)の写真を撮っている男の子
  3. 公園でイヌと遊んでいる男の子

【正解】 2

【解説】
visited the zoo(動物園を訪れた)、took pictures of(〜の写真を撮った)、a mother bear and two baby bears(お母さんグマと2頭の赤ちゃんグマ)というキーワードを正しく読み取れているかがポイントです。

単語のbear(クマ)だけでなく、two baby bearsという数字の情報にも着目させましょう。

第2問:放課後の過ごし方

次の英文を読んで、内容と合っている場面を1〜3の中から1つ選びましょう。

After school, Emma went to the park. She played soccer with her friends. It was a lot of fun.
(放課後、エマは公園へ行きました。彼女は友だちとサッカーをしました。とても楽しかったです。)

  1. 家の中で友だちとゲームをしている女の子
  2. 学校の教室で本を読んでいる女の子
  3. 公園で友だちとサッカーをしている女の子

【正解】 3

【解説】
went to the park(公園へ行った)という場所の情報と、played soccer(サッカーをした)という行動が一致している選択肢を探します。after school(放課後)やfriends(友だち)などの基本語句は、小学校の教科書でも頻出です。

第3問:朝のルーティン

次の英文を読んで、内容と合っている場面を1〜3の中から1つ選びましょう。

I got up at seven this morning. I ate toast and drank orange juice for breakfast.
(今朝、私は7時に起きました。朝食にトーストを食べて、オレンジジュースを飲みました。)

  1. 朝7時に起きて、トーストとオレンジジュースを飲食している場面
  2. 夜7時に起きて、ご飯とみそ汁を食べている場面
  3. 朝6時に起きて、牛乳を飲んでいる場面

【正解】 1

【解説】
got up(起きた)、ate(eatの過去形/食べた)、drank(drinkの過去形/飲んだ)という日常の動作を表す過去形が使われています。時間を示すat seven(7時に)や、飲食物を表すtoast、orange juiceが判断の決め手になります。

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英検6級レベルのオリジナル予想練習問題:リスニング想定

英検6級では、リーディングに加えてリスニングの出題も想定されます。小学校の外国語活動・外国語科では「聞くこと」が学習の大きな柱となっているため、短い会話を聞いて適切なイラストや返答を選ぶ形式が基本となります。保護者の方が英語を読み上げて問題を出題してみてください。

第1問:イラスト選択形式(読み上げ音声)

保護者の方が次の英語をゆっくり2回読んでください。

Boy: Where is my cap, Mom?
(男の子:僕の帽子はどこ、お母さん?)
Mother: It is on the desk in your room.
(お母さん:あなたの部屋の机の上にあるわよ。)

男の子の帽子はどこにありますか。正しいものを1〜3の中から選んでください。

  1. ベッドの下
  2. 机の上
  3. イスの上

【正解】 2

【解説】
位置を表す前置詞の聞き取りが重要です。on the desk(机の上に)という表現がはっきり聞き取れれば正解できます。場所を尋ねる疑問詞Where(どこ)とお母さんの答えの結びつきに注目させましょう。

第2問:応答文選択形式(読み上げ音声)

保護者の方が質問を読んだ後、1〜3の選択肢を読み上げてください。

What sport do you like, Ken?
(ケン、何のスポーツが好き?)

  1. I like blue.(青が好きです。)
  2. I like basketball.(バスケットボールが好きです。)
  3. Yes, I do.(はい、好きです。)

【正解】 2

【解説】
What sport(何のスポーツ)と聞かれているため、スポーツの名前(basketball)で答えている2が適切です。1は色(blue)について答えており、3はDo you like...?という疑問文に対する返答になってしまっています。

疑問詞で始まる質問にはYes / Noで答えないという基礎ルールを確認しましょう。

第3問:日常のやり取り(読み上げ音声)

保護者の方が次の会話をゆっくり2回読んでください。

Girl: Can you play the piano?
(女の子:ピアノを弾くことができる?)
Boy: No, I can't. But I can play the guitar.
(男の子:ううん、できないよ。でもギターなら弾けるよ。)

男の子ができることは何ですか。1〜3の中から選んでください。

  1. ピアノを弾くこと
  2. ギターを弾くこと
  3. ピアノとギターの両方を弾くこと

【正解】 2

【解説】
Can you...?に対する返答で、No, I can't.とピアノを否定した上で、But I can play the guitar.(でもギターなら弾ける)と述べています。But(しかし、でも)の後に続く肯定の内容を正確に聞き取ることがポイントです。

英検に6級や7級・10級はある?のイメージ

英検5級と6級の難易度比較と受験級診断チェック

「うちの子は新設の6級を待つべきか、それとも従来の5級に挑戦できるのか」と悩む保護者の方は少なくありません。5級と6級の難易度の差を整理し、お子さまの現在地に合わせた選択基準を確認しましょう。

英検5級と英検6級の違い

項目英検5級英検6級(想定)
レベルの目安中学初級程度小学校高学年(外国語科修了程度)
リーディング形式短文の語句空所補充、語順整序(文法・構文重視)短文読解とイラスト選択(場面理解重視)
求められる文法力疑問文・否定文の語順、助動詞、代名詞の変化などの文法規則頻出の日常会話表現、簡単な過去形・現在形の意味理解
リスニング形式会話の応答、イラスト選択、短文の内容一致会話の応答、イラスト選択(小学校の授業に即した平易な速度)
語彙数の目安およそ300〜600語(スペル認知含む)およそ200〜400語(小学校の必修単語中心)

うちの子はどっち? 受験級の診断チェックリスト

次の項目のうち、お子さまに当てはまるものを数えてみてください。

【判定の目安】
・4項目以上に当てはまる場合:英検5級の学習に十分挑戦できます。過去問や市販の5級対策問題集を活用して学習を進めましょう。
・当てはまる項目が1〜3個の場合:まずは英検6級レベル(小学校英語の復習)からスタートするのが安心です。

文法規則を細かく詰め込むよりも、イラストと結びつけた単語やフレーズの定着を優先しましょう。
・当てはまる項目が0個の場合:文字を読むことに慣れていない段階です。

英検Jr.のBRONZEなど、リスニング中心の試験で英語の音に親しむことから始めるのがおすすめです。

英検5級・6級の受験級診断

当てはまる項目数で5級挑戦か6級レベルから始めるかを判定します。

小学校低学年からの腕試しには、英検ジュニア過去問・サンプル問題の活用が役立ちます。

次の疑問現在の力で5級に届くか試してみたい場合は、英検5級過去問とサンプル問題で実際のレベル感を確認するのがおすすめです。

英検6級の過去問がない今できる家庭学習法

英検6級の公式過去問や専用の問題集はまだ出版されていません。しかし、小学校の教材や身近な学習ツールを活用することで、十分な準備が可能です。家庭で実践できる効果的な対策法を3点紹介します。

1. 小学校の英語教科書(Picture Dictionary)をフル活用する

英検6級の出題語彙は、小学校の検定教科書で扱われる基礎単語が中心となります。教科書の巻末に掲載されている「ピクチャーディクショナリー(絵辞書)」のページを開き、次の練習を行いましょう。

スペルを完璧に書くことまでは求められません。「文字を見て意味がイメージできる」「音を聞いて意味がわかる」という状態を目指すことが最優先です。

2. フォニックスの基本ルールを身につける

知らない単語が出てきても、文字の並びから音を推測できるようにするためにフォニックス学習が役立ちます。アルファベット26文字の「名前(エイ、ビー、スィー)」ではなく「音(ア、ブ、ク)」を理解することで、短い英文を自力で拾い読みできるようになります。

特に子音+短母音+子音(例:cat, bed, pig, hot, cup)の3文字単語がスムーズに読めるようになると、長文に対する抵抗感が大幅に減ります。

3. 英検5級の簡単な問題や英検Jr.の教材を代用する

市販の教材で代用する場合は、英検5級の「一番やさしい入門テキスト」や、英検Jr.のシルバー・ゴールド向けのドリルを活用するのが効果的です。

過去問がない時期だからこそ、特定の試験形式に特化しすぎず、英語の基礎的な「聞く・読む」力をバランスよく伸ばす学習を心がけてください。

英検6級に向けた家庭学習の3本柱
📚絵辞書の活用

小学校教科書の巻末で単語を見て意味がイメージできる状態を作る

🔤フォニックス

文字の音のルールを学び3文字単語などを自力で拾い読みできるようにする

✍️既存教材代用

英検Jr.のドリルで聴解、5級の入門テキストで文字や短文読解を補う

公式過去問がない時期に家庭で実践できる効果的な対策法です。

5級の基礎単語から学びたいときは、英検5級によく出る単語200で語彙を増やせます。

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理解度チェック

Q1. 新設が準備されている英検6級・7級の特徴は何ですか?

  1. 中学校初級レベルの内容を対象としている
  2. 合否判定はなく正答率のパーセントのみ表示される
  3. 小学校の外国語活動や外国語科に対応している
  4. 民間教育団体が独自にグレード認定を行っている
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正解: C. 小学校の外国語活動や外国語科に対応している
本文によると、6級・7級は小学校で必修化された外国語活動や教科の成果を測るために新設されます。

Q2. 英検6級の公式サンプルに見られる出題形式はどれですか?

  1. 短文を読んで内容に合うイラストを選ぶ形式
  2. 語句を正しい順序に並び替える整序形式
  3. 文法や単語の空所を補充する穴埋め形式
  4. 長文を読んで日本語訳を記述する形式
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正解: A. 短文を読んで内容に合うイラストを選ぶ形式
公式サンプルでは、短い英文を読み内容と一致するイラストを選択肢から選ぶ形式が示されています。

Q3. What sport do you like? への適切な応答は?

  1. I like blue.
  2. Yes, I do.
  3. I like basketball.
  4. No, I can't.
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正解: C. I like basketball.
何のスポーツが好きか尋ねられているため、スポーツ名を答えている選択肢が適切です。

よくある質問

Q. 英検7級の問題はどんな内容ですか?
英検7級は6級よりもさらに基礎的な位置づけとして新設が発表された級です。小学校中学年の外国語活動に対応し、文字と音の一致や、アルファベットの認識、非常に平易なリスニング中心の出題形式になると見込まれています。
Q. 英検10級の過去問はどこで手に入りますか?
日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定に10級は存在しないため、英検としての過去問はありません。別の民間団体が実施する児童向け検定に細かな級が設定されている場合があるため、受験予定の試験名をご確認ください。
Q. 英検6級の専用問題集は書店で買えますか?
新設級の試験が実際に開始されるまでは、出版社各社による公式準拠の専用問題集は流通していません。対策を行う際は、小学校の英語教科書や、英検5級の基礎向け入門教材、英検Jr.の学習教材を代用することをおすすめします。
Q. 小学生が受けるなら英検Jr.と英検6級のどちらが良い?
アルファベットの読み書きにまだ不安があり、音声中心で楽しく学びたい場合は英検Jr.(合否なし)が向いています。短い英文を自分で読める力があり、合否のある検定に挑戦したい意欲がある場合は英検6級を目指すのが適しています。
Q. 英検6級の試験日程や受験料はどこでわかりますか?
試験の申込期間、実施日、検定料、会場案内などの最新情報は、実施団体である公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトにて順次発表されます。年度や回次ごとの募集要項を直接ご確認ください。

2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部