モチタン辞典 › 読みもの › 英検 › 英検1級の英作文書き方・解答例

英検1級英作文書き方の完全手順と合格テンプレート
英検1級の英作文(意見論述)で合格ラインを超える最短ルートは、序論・本論3つ・結論からなる5パラグラフ構成の型を守り、論理的な理由を3つの異なる視点から展開することです。
200〜240語の語数制限のなかで、無理に難解な単語を並べるのではなく、減点されない文法と適切なつなぎ言葉を用いて論理の一貫性を保つことが高得点への直結要因となります。
英検1級作文対策の基本と採点基準の仕組み
英検1級のライティング(意見論述問題)は、与えられたトピックに対して自身の意見とそれを裏付ける3つの理由を、200〜240語のエッセイ形式で記述する試験です。合格基準を満たすためには、試験の枠組みと採点の観点を正しく理解しておく必要があります。
採点の4観点と評価のポイント
ライティングの答案は、公益財団法人日本英語検定協会が公表している以下の4つの観点で採点されます。各観点に均等に配点が割り振られており、合計点で評価されます。
- 内容:指定されたトピックに正確に答えているか。理由が3つ明確に示され、説得力のある説明や事例で肉付けされているか。
- 構成:エッセイ全体の論理展開が明確か。序論・本論・結論のパラグラフの役割が果たされ、接続表現が正しく機能しているか。
- 語彙:トピックに適した語彙が文脈に合わせて正確に使われているか。同一表現の単調な反復を避け、適切な言い換えができているか。
- 文法:多様な文構造(複文、分詞構文、受動態、関係詞など)が正確に扱えているか。時制の一致、単複の区別、前置詞の選択に誤りがないか。
合格ライン(25点以上)を確保するための基準
一次試験を確実に突破するためには、4観点合計で32点満点中、25点以上(各観点6点以上)を獲得することが大きな目安となります。ここで重要なのは、難しい語彙で加点を狙うよりも、文法や構成のミスをなくして減点を防ぐ姿勢です。
| 観点 | 目指すべき状態(減点を防ぐ基準) | 避けるべき失点要因 |
|---|---|---|
| 内容 | 問いに正対した主張と、3つの独立した論理的根拠 | 論点の重複、トピックからの論点ズレ、理由が2つ以下 |
| 構成 | 序論、本論3段落、結論の明瞭な5パラグラフ構成 | 段落分けの欠如、接続詞の乱用や不自然な論理飛躍 |
| 語彙 | 文脈に合ったフォーマルな語彙と自然な同義語展開 | スペルミス、不自然なコロケーション、口語表現 |
| 文法 | 基本的な時制・一致の正確さと適度な複文構造 | 主述の不一致、冠詞・可算名詞の誤用、文構造の破綻 |
新形式を踏まえた時間配分の戦略
新形式の試験では、従来の意見論述(200〜240語)に加えて英文要約問題(90〜110語)が課されます。筆記試験全体の時間を考慮すると、意見論述に使える時間は約30分から35分が標準です。
- 構成案の作成(ブレインストーミング):約5分
- エッセイの執筆:約20〜23分
- 見直しとセルフチェック:約5〜7分
構成案を作らずにいきなり書き始めると、途中で理由が思い浮かばなくなったり、語数が足りなくなったりして大幅なタイムロスにつながります。最初の5分で3つの理由の枠組みを固めることが不可欠です。
次の疑問採点基準を踏まえて実際の出題傾向を把握したい方は、英検1級の過去問と無料問題まとめで過去のトピックを確認してみてください。
英検一級ライティング書き方と段落の語数配分
英検1級のエッセイは、5つの段落(パラグラフ)で組み立てるのが標準的かつ最も安定した構成です。全体の語数200〜240語を過不足なく満たすため、各段落の語数配分をあらかじめ決めておきます。
表は横にスクロールできます →
| 段落 | 役割 | 目安語数 | 書くべき要素 |
|---|---|---|---|
| 第1段落(序論) | トピックへの導入と自己の立場表明 | 30〜35語 | 背景描写 + 主張(賛成/反対) + 理由の予告 |
| 第2段落(本論1) | 1つ目の理由の提示と具体例 | 45〜55語 | トピックセンテンス + 説明・事例 + 結果 |
| 第3段落(本論2) | 2つ目の理由の提示と具体例 | 45〜55語 | トピックセンテンス + 説明・事例 + 結果 |
| 第4段落(本論3) | 3つ目の理由の提示と具体例 | 45〜55語 | トピックセンテンス + 説明・事例 + 結果 |
| 第5段落(結論) | 最終的な立場の再提示 | 25〜30語 | 結論の導入 + 主張の言い換え + 要約 |
第1段落(Introduction:序論)の組み立て方
序論の目的は、自分がトピックに対してどのような立場をとるのかを採点者に明快に伝えることです。長大な背景説明は避け、2〜3文で簡潔にまとめます。
- トピックの背景・現状:"There has been a growing debate over whether..."(…すべきかどうかを巡って議論が高まっている)などの表現で切り出します。
- 明確な立場表明(Thesis Statement):"I firmly believe that... for the following three reasons."(以下の3つの理由から、私は…であると強く確信している)と立場を宣言します。
第2〜4段落(Body:本論)を強固にするPREP法
本論の各段落は、PREP法(主張・理由・具体例・影響)に沿って展開することで、論理の飛躍を防ぐことができます。
- Point(論点):段落の第1文で、その段落で述べる理由を簡潔に提示します(例: "First, renewable energy significantly reduces greenhouse gas emissions." / 第一に、再生可能エネルギーは温室効果ガスの排出を大幅に削減します)。
- Reason & Explanation(理由・説明):なぜその主張が成り立つのかを掘り下げます(例: "Unlike fossil fuels, solar and wind power generate electricity without releasing harmful pollutants." / 化石燃料とは異なり、太陽光や風力は有害な汚染物質を排出することなく発電します)。
- Example(具体例・証拠):客観的な事実や動向を挙げます(例: "Countries that have invested heavily in green technology have seen measurable improvements in air quality." / グリーンテクノロジーに多額の投資を行った国々では、大気環境の顕著な改善が見られます)。
- Point / Result(結論・影響):結果としてどのような好影響・悪影響があるかをまとめます(例: "Therefore, transitioning to clean energy is essential for combating climate change." / したがって、クリーンエネルギーへの移行は気候変動対策に不可欠です)。
第5段落(Conclusion:結論)のまとめ方
結論では、新しい論点を持ち込んではいけません。序論で述べた主張を別の言葉で言い換え、本論の3つの理由を総括して締めくくります。
基本形は "In conclusion, considering A, B, and C, I strongly maintain that..."(結論として、A、B、Cを考慮すると、私は…であると強く主張する)という形です。2〜3文で手短に終わらせることが重要です。
英検1級英作文パターン別理由の思考手順
トピックを見てから「賛成か反対か」を自分の感情で選ぶと、理由が2つしか思い浮かばずに行き詰まる原因になります。英検1級では、自分の本音ではなく「説得力のある理由を3つ英語で書きやすい立場」を選択することが鉄則です。
理由を3つ捻出するための分析フレームワーク
多角的な視点から理由を導き出すために、以下の5つの分析軸(PESTE)を頭の中に用意しておきます。トピックが提示されたら、この5軸のうちどの3つを使えるかを素早く検討します。
- P(Politics / 政治・外交):国家間の対立、国際協力、民主主義の保護、法規制、安全保障
- E(Economy / 経済・財政):雇用創出、経済格差、産業競争力、公的支出、インフラ投資
- S(Society / 社会・倫理):少子高齢化、人権問題、教育の機会均等、メンタルヘルス、プライバシー
- T(Technology / 科学技術):生産性の向上、医療の進展、サイバー脅威、自動化
- E(Environment / 環境・持続可能性):地球温暖化、生物多様性、エネルギー安全保障、資源枯渇
例えば「宇宙探査への投資を増やすべきか」というトピックであれば、Technology(新技術の開発や波及効果)、Economy(新産業の創出と民間投資)、Environment/Resource(地球外資源の探索による資源問題の解決)という3つの視点を選び出せます。
ブレインストーミングの具体例
トピック:"Should the government provide free higher education for all students?"(政府はすべての学生に対して高等教育を無償化すべきか?)
| 立場 | 採用する視点 | ブレインストーミングで出す骨子 |
|---|---|---|
| 賛成(Agree) | 社会(平等) 経済(国力) 財政(将来性) | 1. 教育格差の解消による社会的分断の防止 2. 高度スキルを持つ労働力の増加による長期的な経済成長 3. 将来的な税収増による社会保障の安定 |
| 反対(Disagree) | 財政(負担) 教育(質) 公平性(納税者) | 1. 国家財政の深刻な圧迫と増税のリスク 2. 競争原理の低下に伴う大学教育の質の低下 3. 大学進学を選択しない納税者に対する不公平感 |
メモ用紙にこのようなキーワードを英語で箇条書きし、論点が重複していないことを確認してから執筆に入ります。
P(政治・外交)
- 国家間の対立
- 国際協力
- 民主主義の保護
- 安全保障
E(経済・財政)
- 雇用創出
- 経済格差
- 産業競争力
- 公的支出
S(社会・倫理)
- 少子高齢化
- 人権問題
- 教育機会均等
- プライバシー
T(科学技術)
- 生産性の向上
- 医療の進展
- サイバー脅威
- 自動化
E(環境・持続性)
- 地球温暖化
- 生物多様性
- エネルギー保障
- 資源枯渇
トピックから多角的に3つの理由を導き出すための5つの分析軸です。
英検一級ライティング使える表現と接続詞一覧
段落同士のつながりや文と文の論理関係を明確にするため、適切なディスコースマーカー(つなぎ言葉)やアカデミックな表現を活用します。同じ表現の重複を避け、文脈に応じたバリエーションを使い分けることが語彙・構成の評価につながります。
論理展開を整理するディスコースマーカー
| 機能 | 代表的な表現 | 例文 |
|---|---|---|
| 序論の開始 | It is often argued that... In recent years, ... has become a contentious issue. | In recent years, the ethical implications of artificial intelligence have become a contentious issue.(近年、人工知能の倫理的影響が議論の的となっています。) |
| 理由の提示(1つ目) | First and foremost, ... To begin with, ... | First and foremost, renewable energy contributes to mitigating environmental degradation.(何よりもまず、再生可能エネルギーは環境破壊の緩和に貢献します。) |
| 理由の追加(2・3つ目) | Furthermore, ... In addition, ... Another crucial point is that... | Furthermore, expanding public transportation alleviates severe urban traffic congestion.(さらに、公共交通機関の拡充は深刻な都市の交通渋滞を緩和します。) |
| 因果関係・結果 | Consequently, ... As a result, ... Therefore, ... | Consequently, many developing nations suffer from a chronic shortage of skilled healthcare workers.(その結果、多くの発展途上国が熟練した医療従事者の慢性的な不足に苦しんでいます。) |
| 対比・譲歩 | On the contrary, ... While it is true that ..., nevertheless ... | While it is true that initial costs are substantial, the long-term economic benefits are undeniable.(初期費用が多額であることは事実ですが、長期的な経済的利益は否定できません。) |
| 結論の導入 | In conclusion, ... Taking all these factors into account, ... | Taking all these factors into account, I firmly maintain that governments must enforce stricter regulations.(これらすべての要因を考慮すると、政府はより厳格な規制を課すべきだと強く確信します。) |
客観性を高めるアカデミック構文
エッセイでは、主観的な印象を与える "I think" を多用するのではなく、客観的な表現を用います。
- It is widely recognized that...(…であることは広く認識されている)
例文: "It is widely recognized that technological innovation drives economic growth."(技術革新が経済成長を牽引することは広く認識されています。) - ... plays a pivotal role in...(…は〜において極めて重要な役割を果たす)
例文: "International cooperation plays a pivotal role in resolving global conflicts."(国際協力は地球規模の紛争解決において極めて重要な役割を果たします。) - There is compelling evidence that...(…という説得力のある証拠が存在する)
例文: "There is compelling evidence that regular physical activity improves mental well-being."(定期的な身体活動が精神的健康を向上させるという説得力のある証拠が存在します。) - This poses a serious threat to...(これは…に対して深刻な脅威をもたらす)
例文: "Unregulated industrial activities pose a serious threat to marine ecosystems."(規制のない産業活動は海洋生態系に対して深刻な脅威をもたらします。)

説得力のある論述に使える表現は、英検1級の例文集でも詳しく確認できます。
次の疑問語彙の評価を伸ばすために高度な言葉の使い分けを知りたいときは、英検1級単語のレベルと覚え方が役立ちます。
英検1級英作文解答例と詳細なパラグラフ解説
頻出トピックに基づいた合格水準の解答例(モデルエッセイ)を示します。各段落の語数や論理構成の連動性を確認してください。
トピック
TOPIC: Agree or disagree: Can renewable energy completely replace fossil fuels in the near future?
(再生可能エネルギーは近い将来、化石燃料を完全に代替できるか?)
解答例(立場:Disagree / 反対・否定、語数:224語)
There has been intense debate over whether renewable energy can fully replace fossil fuels in the near future. While transitioning to green energy is an urgent global objective, I firmly believe that complete replacement remains unrealistic in the coming decades due to technical, economic, and geopolitical challenges.
First and foremost, the inherent unreliability of renewable sources poses severe risks to energy security. Solar and wind power depend heavily on weather conditions, leading to intermittent power generation. Without advanced, large-scale energy storage systems, which are currently insufficient, modern electrical grids cannot function stably without conventional energy baseloads.
Furthermore, the economic burden of overhauling global energy infrastructure is prohibitive. Developing countries, in particular, rely heavily on affordable fossil fuels to sustain rapid industrialization and eradicate poverty. Forcing an abrupt transition to expensive green alternatives would severely hamper their economic progress and widen global inequality.
Lastly, the geopolitical supply chain of clean technology introduces new vulnerabilities. The production of solar panels and electric vehicle batteries requires vast quantities of rare earth minerals, which are geographically concentrated in a few nations. Overreliance on these scarce resources could trigger international conflicts and supply shortages, jeopardizing stable transition efforts.
In conclusion, given the limitations of current storage technologies, overwhelming financial costs for developing economies, and emerging supply chain risks, complete replacement of fossil fuels by renewables in the near future is unfeasible.
解答例の構成分解とポイント解説
| 段落 | 語数 | 使用された論理展開 |
|---|---|---|
| 序論 | 38語 | 議論の現状に触れつつ、technical, economic, and geopolitical という3つの観点を予告して立場を明示。 |
| 本論1 | 49語 | 技術的制約(天候依存による電力供給の不安定さ、蓄電池の不足)を説明し、ベースロード電源の必要性を指摘。 |
| 本論2 | 45語 | 経済的負担(途上国の産業発展と貧困問題)に焦点を当て、急激な移行がもたらす格差拡大を指摘。 |
| 本論3 | 48語 | 地政学的リスク(レアアース等のサプライチェーンの偏り)を取り上げ、新たな国際的緊張の懸念を提示。 |
| 結論 | 44語 | 本論の3要素(技術、コスト、サプライチェーン)を簡潔にまとめ、主張を言い換えて結び。 |
本論の3段落がそれぞれ「技術」「経済」「地政学」と異なる領域から論述されているため、論点の重複がなく、内容・構成の観点で高評価を得られる構造になっています。
英検1級ライティング勉強法と効果的な暗記術
英検1級の英作文対策で最も非効率なのは、長大な模範解答を丸暗記しようとすることです。丸暗記した文章は出題されたトピックに完全に合致しない場合、問いとのズレを引き起こし、内容の項目で大きく減点されます。
フレーズストック化による応用力の養成
合格に必要なのは「全文の暗記」ではなく、「どのトピックでも使える論理の骨組み(モジュール)」のストックです。市販の対策問題集や過去問の解答例を読む際は、以下の3要素に分解してノートに整理します。
- 原因・背景を表すモジュール:"The growing demand for ... has exacerbated ..."(…への需要増が〜を悪化させている)
- 影響・結果を表すモジュール:"This trend inevitably leads to a decline in ..."(この傾向は必然的に〜の低下を招く)
- 解決・提言を表すモジュール:"Governments ought to implement proactive measures to tackle ..."(政府は〜に対処するために積極的な施策を講じるべきである)
汎用性の高い表現ストックを30〜40個蓄積することで、初見のトピックに対してもスムーズに文章を組み立てることが可能になります。
自動添削ツールを活用したセルフチェック手順
独学でエッセイを書く際は、文章校正ツールや自動添削ツールを活用して客観的なフィードバックを得ることが有効です。ツールに入力する際は、英検1級の評価観点を明示した指示文を使用します。
【自動添削ツールへの指示文テンプレート】
- 指示内容の例:
「以下の英検1級エッセイを、公式の4観点(内容、構成、語彙、文法)に基づいて採点・添削してください。不自然なコロケーション、文法的なミス、論理の飛躍を具体的に指摘し、200〜240語の自然なアカデミック英語に修正した改善例を提示してください。」
添削結果から、自分が犯しやすい文法ミス(冠詞の抜け、三人称単数の不一致、過度に長い文による主述関係の崩れなど)を記録し、本番での再発を防ぎます。
需要増や問題の悪化など状況の要因を示す枠組み
傾向がもたらす低下や変化などの結末を示す枠組み
政府や社会が講ずべき積極的な施策を示す枠組み
全文暗記を避け、汎用的な論理の骨組みを3要素に分解して蓄積します。
客観的な添削指導を受けたい方は、英検1級の英作文・エッセイ添削サービスを活用するのも効果的です。
二次試験の2分間スピーチ例へ転用する学習法
英検1級の一次試験(ライティング)と二次試験(面接・2分間スピーチ)は、求められる思考力と構成ロジックが共通しています。一次試験の英作文対策を進める段階で二次試験への転用を意識すると、学習効率が倍増します。
ライティングとスピーチの構成対応表
| ライティング(200〜240語・5段落) | スピーチ(2分間・約180〜220語) | 話す際・書く際のポイント |
|---|---|---|
| 第1段落:序論(立場表明 + 3理由予告) | Introduction(立場表明 + 2〜3理由予告) | 迷わず最初の10秒で自分の意見をはっきり述べる |
| 第2段落:本論1(理由 + 具体例) | Body 1(第1の論点 + 根拠) | サインポスト(First, ...)を使って話を始める |
| 第3段落:本論2(理由 + 具体例) | Body 2(第2の論点 + 根拠) | Second, ... でスムーズに論点を切り替える |
| 第4段落:本論3(理由 + 具体例) | Body 3(第3の論点、または省略可) | ※2分間で時間が足りない場合は理由2つでも可 |
| 第5段落:結論(要約 + 立場の再提示) | Conclusion(結論のまとめ) | 残り15秒程度で簡潔に自分の立場を再確認する |
書いたエッセイを口頭で再現する練習
ライティングの答案を作成したら、そのまま放置せず、以下の手順でスピーチの練習に直結させます。
- エッセイの音読:書いた文章をタイマーで計りながら音読し、1分40秒〜1分50秒程度で読める感覚を掴みます。
- 骨子メモの作成:エッセイ本文を見ずに、各段落のキーワード(主張1点、理由3点)だけを紙に書き出します。
- 即興スピーチの実施:キーワードメモだけを見ながら、接続詞を使って2分間で口頭説明する練習を行います。
このサイクルを繰り返すことで、ライティングで培った論理的思考力と語彙力が、二次試験の面接でそのまま発揮されます。
タイマーで1分40秒〜50秒程度で読める感覚を掴む
本文を見ず主張1点と理由3点の要点だけを紙に書く
メモだけを見ながら接続詞を用いて2分間で口頭説明する
作成したエッセイをそのまま二次試験の対策へとつなげる3段階の練習法です。
口頭発表の表現を広げたいときは、スピーチ・プレゼンの英会話フレーズを参考に練習しましょう。
次の疑問面接本番で選べるカードのテーマを想定して練習したい方は、英検1級面接・二次試験の過去問も目を通しておくと安心です。
英検1級英作の減点を防ぐ見直しチェックリスト
書き終えた後の残り5分間で、確実にセルフチェックを行うことが合否を分けます。以下のチェックリストを順に確認し、ケアレスミスによる減点を回避してください。
1. 内容・構成の確認
- 問いに直接答えているか:トピックの前提条件(例: "in the near future" や "in modern society" など)を無視していないか。
- 理由が3つ存在するか:理由が2つになっていないか、あるいは本論の2つ目と3つ目が同じ内容の焼き直しになっていないか。
- 段落分けが明確か:段落の変わり目にインデントを入れるか、1行空けを行っているか。
2. 文法・構文の確認
- 主語と述語の一致:単数主語に対して動詞の単複が合っているか。
- 時制の統一:一般的な真理や現状を述べる文章で、不自然に過去形が混ざっていないか。
- 名詞の可算・不可算:無冠詞の単数可算名詞が存在しないか(例: benefit は可算名詞のため a benefit または benefits)。
- 関係詞・接続詞の重複:1つの文の中に動詞が過剰に含まれて文構造が崩れていないか。
3. 語彙・表記の確認
- 短縮形の排除:don't、can't、it's などの短縮形を使っていないか(do not、cannot、it is に修正)。
- 口語表現の排除:a lot of、kids、stuff などのカジュアルな語彙を使っていないか(numerous、children、factors などに修正)。
- 語数の範囲確認:指定語数(200〜240語)の中に収まっているか(1行あたりの平均語数から行数でおおよその総語数を割り出す)。
- トピックの問いに直接答えているか前提条件の無視がないか確認
- 独立した理由が3つ存在するか2つだけや重複を避ける
- 明確に段落分けされているかインデントか1行空けを実施
- 主語と述語の一致・時制の統一単複の誤りや不自然な過去形を防止
- 名詞の可算・不可算の区別無冠詞の単数可算名詞がないか
- 短縮形・口語表現の排除don'tやkids等を修正
- 語数が200〜240語の範囲内か行数から総語数を割り出す
書き終えた後の残り時間で確認し、ケアレスミスによる減点を回避します。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 英検1級の意見論述で合格ラインを目指す基本姿勢は?
- 難解な単語を多用して加点を狙う姿勢
- 文法や構成のミスをなくして減点を防ぐ姿勢
- 自分の感情に合わせて賛否を決める姿勢
- 模範解答を丸暗記してそのまま再現する姿勢
答えを見る
正解: B. 文法や構成のミスをなくして減点を防ぐ姿勢
本文では、難しい語彙で加点を狙うよりも、文法や構成のミスをなくして減点を防ぐ姿勢が重要とされています。
Q2. 序論(第1段落)の立場表明として適切な英語表現は?
- I firmly believe that... for three reasons.
- In conclusion, I argue that... finally.
- First and foremost, renewable energy is good.
- Consequently, many nations suffer severely.
答えを見る
正解: A. I firmly believe that... for three reasons.
本文の序論の組み立て方で、立場表明として「I firmly believe that... for the following three reasons.」が挙げられています。
Q3. 減点を防ぐ見直しの基準として本文で推奨されている対応は?
- it's などの短縮形を積極的に使う
- 口語表現の a lot of を多用する
- 単数可算名詞を無冠詞のまま放置する
- don't などの短縮形を do not に直す
答えを見る
正解: D. don't などの短縮形を do not に直す
本文の見直しチェックリストでは、短縮形を排除して「don't」などを「do not」に修正することが求められています。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
よくある質問
- Q. 語数が240語を超えたら減点されますか?
- 数語程度の超過で即座に不合格となるわけではありませんが、大幅に超過したり200語を下回ったりした場合は「内容」や「構成」で減点されるリスクが高まります。210〜230語前後を目標に書くのが最も安全です。
- Q. 理由が2つしか思いつかない時はどう書く?
- 「個人・社会」「経済・環境」「国内・国際」のように視点のスケールを分けることで3つ目の理由を見つけやすくなります。どうしても浮かばない場合は、反対意見への反論(Counter-argument)を1段落として組み込む方法もあります。
- Q. 難しい単語を使わないと合格点は取れませんか?
- 難解な単語を使う必要はありません。大学入試標準レベルから英検準1級レベルの単語であっても、文脈に正しく合致し、文法ミスなくアカデミックなトーンを維持できていれば、十分に25点以上の高得点を獲得できます。
- Q. 過去問は何年分ほど練習すべきですか?
- 直近3年分(9回分程度)の過去問を解くのが目安です。政治、環境、科学技術、国際情勢、教育などの主要分野をまんべんなくカバーし、それぞれの分野で頻出する論点や語彙に慣れておくことが重要です。
- Q. 市販の対策問題集の効果的な使い方は?
- 模範解答を丸暗記するのではなく、段落ごとの論理構造や汎用性の高い表現(ディスコースマーカーやコロケーション)を抜き出してストックします。その後、別の類似トピックでその表現を再利用して書く練習を行います。
2026年10月7日更新・モチタン辞典編集部
intermittent
mitigate
alleviate