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TOEFL iBTの当日持ち物と流れ
TOEFL iBT当日に絶対に忘れてはならない必須の持ち物は、公式規定を満たした身分証明書(ID)のみです。紙の受験票は発行されないため、持参する必要はありません。試験室のPC席には私物の筆記用具や時計の持ち込みが禁止されており、会場支給品以外は原則ロッカーに預ける必要があります。
TOEFL iBTの持ち物チェックリスト
試験当日の朝や出発直前に慌てないよう、まずは持ち物を「必ず持参するもの」「試験室のPC席へ持ち込める私物」「ロッカーに保管するもの」「持参が推奨されるアイテム」に分類して整理します。
TOEFL iBTでは私物の持ち込み制限が厳格に定められており、違反すると不正行為とみなされて即座に退場・スコア無効となる場合があります。
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| 持ち物の種類 | アイテム名 | 試験室(PC席)への持ち込み | 備考 |
|---|---|---|---|
| 必須の持ち物 | 規定を満たす身分証明書(パスポート/マイナンバーカード) | 可(本人確認後も机上に保持) | 有効期限内かつ登録氏名とアルファベット完全一致が条件 |
| 確認用(任意) | 予約確認書(Registration Confirmation)の控え | 不可(ロッカーへ) | 予約番号(Appointment Number)確認用。スマホ画面でも可 |
| 私物(持込可) | 備え付けロッカーの鍵 | 可 | 受付時に手渡される、またはロッカーに付属 |
| 私物(持込可) | メガネ | 可(検査あり) | スマートグラス等は不可。ケースは持ち込み不可 |
| 私物(条件付) | フォームタイプの耳栓 | 可(目視検査あり) | 有線・Bluetooth機能付きは不可。ケースは持ち込み不可 |
| 私物(条件付) | 目薬・個包装のポケットティッシュ | 可(検査あり) | 外装フィルムやケースを外して中身のみ確認後に持込 |
| 私物(条件付) | 羽織る上着(カーディガン・パーカー等) | 可(着用または椅子の背もたれ) | ポケットの中身を事前に空にしてセキュリティ検査を受ける |
| 会場からの支給品 | 鉛筆(2〜3本)・メモ用紙(3枚程度) | 可(支給品のみ使用) | 私物のペン・消しゴム・ノートは一切持ち込み不可 |
| 持ち込み禁止物 | 腕時計・スマートウォッチ全般 | 不可(ロッカーへ) | PC画面上に残り時間のタイマーが表示されるため不要 |
| 持ち込み禁止物 | スマートフォン・携帯電話・電子機器 | 不可(電源を切りロッカーへ) | 試験室持ち込みは即失格。待合室でもチェックイン後は使用禁止 |
| 持ち込み禁止物 | 飲食料(水・軽食・飴・ガム) | 不可(ロッカーへ) | 試験室への持ち込み不可。試験前の待合室で摂取する |
上記の通り、試験室内に自前で持ち込める物品は極めて限定されています。試験に必要な筆記用具(pencils)と下書き用紙(scratch paper)はすべて会場側から貸与されるため、自前の文房具をカバンから取り出す必要はありません。
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必須の持ち物と身分証明書の条件
TOEFL iBTを受験するにあたり、最も重大なトラブルが「身分証明書(ID)の不備による受験拒否」です。規定を満たさない身分証を持参した場合、いかなる理由があっても試験会場に入場できず、受験料の返金や日程変更も認められません。
有効な身分証明書(ID)の基準
日本国内のテストセンターで受験する場合、単独で有効な一次身分証明書として認められている代表例は以下の2点です。
- 有効期限内のパスポート(Passport):署名欄があり、顔写真が鮮明であるもの。
- 顔写真付きマイナンバーカード(Individual Number Card):プラスチック製の実物カードのみ。
通知カード(紙製のカード)や、マイナンバーが記載された住民票は身分証明書として一切認められません。また、日本国内で一般的に本人確認書類として使われる運転免許証、健康保険証、学生証、社員証などは、単独では公式要件(英語氏名表記など)を満たさないため使用できません。
氏名スペルと順序のセルフチェック手順
アカウント登録時の氏名と、持参する身分証明書の氏名表記は、アルファベットの1文字に至るまで完全に一致している必要があります。以下の点を出発前に必ず確認してください。
- 姓名の順序の逆転:First Name(名)と Last Name / Surname(姓)が逆になっていないか確認します。例:山田太郎さんの場合、Given Name: Taro、Family Name: Yamada となっている必要があります。
- ヘボン式ローマ字の揺らぎ:パスポート記載の綴りと一致しているか確認します。特に「大野(ONO / OHNO / OONO)」「佐藤(SATO / SATOH)」「悠介(YUSUKE / YUUSUKE)」などの長音表記の不一致に注意してください。
- ミドルネーム欄の誤入力:日本人にミドルネームはないため、登録時に誤って名前の一部を Middle Name に入力していないか確認します。
- 旧姓と新姓の不一致:改姓手続き後にパスポートやマイナンバーカードの更新を行っていない場合、予約時の名義と身分証の名義が食い違う原因になります。
万が一スペルの不一致に気づいた場合は、試験当日に会場スタッフへ申し出ても変更できません。事前に公式サポート窓口へ連絡してプロファイル修正を完了させておく必要があります。
受験票は必要か?予約確認書の扱い
TOEFL iBTでは、大学入試や他の資格試験のような「紙の受験票」は郵送されません。試験当日は身分証明書による本人確認と、予約システム上の照合によってチェックインを行います。
ただし、マイページから表示できる予約確認書(Registration Confirmation)には、16桁の予約番号(Appointment Number)、会場名、開場時刻、テスト開始時刻が記載されています。
受付で口頭確認を求められたり、会場フロア案内で照会したりする際に役立つため、スマートフォンで画面を保存しておくか、念のため1枚プリントアウトしてカバンに入れておくと安心です。
ただし、この用紙を試験室のPC席に持ち込むことはできません。
- 有効期限内のパスポートを持参する署名欄と鮮明な顔写真が必要
- または顔写真付マイナンバーカードプラスチック製実物カードのみ有効
- 名と姓の順序の逆転がないか確認Given NameとFamily Nameの順序
- ヘボン式ローマ字の綴り一致を確認長音表記などの揺らぎに注意
- ミドルネーム欄が空欄か確認する日本人は誤入力に注意
- 改姓による新旧表記の不一致がない名義変更の手続き済みか確認
当日会場で受験拒否されないための事前確認リストです。
試験室の持ち込みルールと支給品
試験が行われるコンピュータールーム(ラボ)は、極めて厳格な不正対策が取られています。持ち込みが許可されているものと禁止されているものの境界線を正確に理解しておきましょう。
試験室へ持ち込めるもの
チェックインを通過し、PC席に着席する際に手元に持っていられる私物は以下の通りです。
- 受付で確認を受けた身分証明書:試験中もPCモニターの横や指定された位置に置いておきます。
- ロッカーの鍵:手荷物を預けたロッカーの番号キーです。
- メガネ:入場前のセキュリティチェックでフレームやヒンジ部分に小型カメラ等が仕込まれていないか目視検査を受けます。メガネ拭きやケースは持ち込めません。
- フォームタイプの耳栓:有線コードや通信機能のない一般的なウレタン製耳栓のみ許可されます。透明なビニールから出し、試験官の確認を受けます。
- 目薬・ポケットティッシュ:アレルギーや乾燥対策として持参する場合、外装フィルムを取り外した状態で検査を受け、許可されれば持ち込めます。
試験室への持ち込みが固く禁止されているもの
以下のアイテムは、いかなる理由があっても試験室内に持ち込むことはできません。発見された場合は即失格となります。
- 私物の筆記用具・文房具:シャープペンシル、ボールペン、消しゴム、蛍光ペン、定規など。
- 時計全般:腕時計、スマートウォッチ、ストップウォッチ、置き時計。試験画面に残り時間がカウントダウン表示されるため持ち込み不可です。
- すべての電子機器:スマートフォン、タブレット、イヤホン、充電器、スマートグラス。
- 飲食物:ペットボトル、水筒、軽食、飴、ガム。水分補給も含めて試験席での飲食は禁止されています。
- 紙類・参考書:ノート、単語帳、予約確認書の印刷物、白紙のメモ用紙。
- 財布・貴重品類:身分証とロッカーの鍵以外の貴重品はすべてロッカーへ収納します。
会場で配布される支給品
リスニング、スピーキング、ライティングでのメモ取りに必要な備品は、入室時に試験官から直接手渡されます。
- 鉛筆(Pencils):木軸の鉛筆が2本から3本程度配布されます。芯が丸くなったり折れたりした場合は、試験中に挙手(raise your hand)して試験官に合図すれば、新しい削り済みの鉛筆と交換してもらえます。
- メモ用紙(Scratch Paper):色付き(ピンク、青、黄色など)の用紙が通常3枚配られます。メモ用紙は試験終了時にすべて回収され、1枚でも持ち帰ることは禁止されています。用紙が不足した場合は、使用済みの用紙と引き換えに新しい用紙が支給されます。
- ヘッドセット:マイク付きの密閉型ヘッドフォンが各PC席に配備されています。音声の聞き取りおよびスピーキングの録音に使用します。
持ち込み可能(条件付含む)
- 確認済みの身分証明書
- 手荷物ロッカーの鍵
- 検査済みのメガネ・目薬・ティッシュ
- ウレタン製耳栓(検査あり)
持ち込み禁止(即失格・要収納)
- 私物の筆記用具・文房具全般
- 腕時計・スマートウォッチ全般
- スマホ等のすべての電子機器
- 飲食物(水・軽食・飴等)
PC席に持ち込めるものと禁止されているものの違いです。
実力を100%発揮するおすすめ持ち物
必須の持ち物以外にも、長時間の集中力を維持し、実力を遺憾なく発揮するために持参すべき推奨アイテムがあります。
1. ウレタンフォーム素材の耳栓
TOEFL iBTの会場受験では、他の受験者と同一の部屋で一斉に、または時間差で試験が進行します。リーディングやリスニングの解答中に、隣の席の受験者がスピーキングセクションを開始して発声するケースが頻繁にあります。
会場のヘッドセットの上から遮音性を高めるため、またはヘッドセットを外して作業する時間帯のために、ウレタンフォーム素材の耳栓を持参することを推奨します。
Bluetooth機能付きのデジタル耳栓や、プラスチックパーツの多い特殊な耳栓はカンニング防止の観点から持ち込みを断られる場合があるため、シンプルな使い捨てフォームタイプを用意してください。
2. 温度調節が容易な前開きの上着
テストセンターの空調は、サーバー機器の熱対策や季節要因によって、極端に冷え込んでいたり暖房が効きすぎていたりすることが珍しくありません。試験席の指定はランダムまたはスタッフの誘導によるため、エアコンの風が直撃する席に当たる可能性もあります。
脱ぎ着しやすいカーディガン、ジップアップパーカー、薄手のジャケットなどを持参しましょう。なお、試験中に上着を脱いだ場合、椅子の背もたれにかける必要があります。また、ポケット付きの上着を着用している場合、チェックイン時にポケットの中身を裏返して空であることを試験官に示す必要があります。
3. 試験直前のエネルギー補給用軽食
TOEFL iBTは約2時間の高強度な集中を要する英語テストです。脳のエネルギー源となるブドウ糖を補給するため、会場到着後からチェックイン直前までの待機時間に素早く摂取できる軽食を持参しましょう。
- ブドウ糖タブレット・ラムネ:手軽に糖分を補給でき、胃もたれしません。
- ゼリー飲料:短時間でエネルギーと水分を同時に適量補給できます。
- 個包装のチョコレート:緊張をほぐし、集中力を高める効果が期待できます。
ただし、過度な水分摂取は試験中の尿意につながるため、一口程度に留めるのが鉄則です。
4. 目薬(人工涙液)
約2時間にわたりPCモニターを凝視し続けるため、後半のライティングセクションに入る頃には深刻な目の乾燥や疲労を感じる受験者が多くいます。ドライアイ気味の方は、防腐剤の入っていない使い切りタイプの人工涙液や目薬を持参すると快適に試験を継続できます。
チェックイン時に試験官へ提示し、目視確認を受ければ机上に置くことができます。
他受験者のスピーキング音を遮断し集中力を保ちます。
室内の極端な冷暖房に合わせ着脱して温度調節します。
ラムネやゼリー飲料等で脳へ素早く糖分を補給します。
長時間の集中力を維持するために役立つおすすめの持ち物です。

当日の流れと何分前に到着すべきか
TOEFL iBTの公式規定では、「予約時刻の30分前までに会場へ到着すること」が義務付けられています。この時間を1分でも過ぎると遅刻とみなされ、会場への立ち入りが拒否される厳格な運用が行われています。
推奨到着時間は「予約時刻の45分〜1時間前」
不測の交通機関の遅延、ビルのエレベーター混雑、会場フロアの確認などを考慮すると、予約時刻の45分〜1時間前に現地のビル入口へ到着しているスケジュールを組むのが賢明です。
また、TOEFL iBTの会場受験では、早くチェックインを済ませた受験者から順に試験室へ案内され、各自のPCで順次試験が開始される形式が一般的です。
早く入場すると、周囲が静かな環境でリーディングセクションに集中できる利点があります(後から入室してくる人の足音は発生します)。逆に遅めにスタートすると、リーディング中に周囲のスピーキングの声が響くリスクが高まります。
当日のタイムライン:到着から試験終了まで
会場に到着してから試験を終えて退出するまでの一連の手順は以下の通りです。
- 会場受付・番号札(バインダー)の受け取り
受付で名前を告げ、受験番号が記載されたバインダーや同意書(Confidentiality Agreement)を受け取ります。 - 待合室での誓約書記入
待合室にて、テストの規則を遵守する旨の誓約書に署名(サイン)と日付を記入します。誓約書の文面を書き写す欄がある場合は、落ち着いて手書きで記入します。 - 手荷物をロッカーへ預ける
身分証明書、誓約書、ロッカーの鍵、ティッシュや耳栓など許可された私物以外の手荷物(スマホ、時計、参考書、財布、飲食物)をすべて指定のロッカーへ収納し、確実に施錠します。スマホの電源は必ず切っておきます。 - チェックイン(本人確認・セキュリティ検査・写真撮影)
スタッフに呼ばれたらチェックインスペースへ進みます。
・金属探知機(ハンディ型)による全身スキャン
・ポケットを裏返して中身の確認、袖口や裾のめくり上げ確認、メガネの目視検査
・身分証明書と誓約書の照合
・PC用カメラでの顔写真撮影(この写真が後日の公式スコアレポートに印刷されます)
・マイクに向かって指定の英文を読み上げるボイスサンプルの録音(“I agree to observe all ETS rules…” などのフレーズ) - 試験室への入室・着席
試験監督官(proctor)の案内で試験室に入り、指定されたPCブースに着席します。鉛筆とメモ用紙が置かれていることを確認します。 - マイクテスト・試験開始
画面の指示に従い、ヘッドセットを装着してマイクの音量テスト(マイクに向かって英語で話すテスト)を行います。完了後、画面上の指示に従ってリーディングセクションからテストがスタートします。 - 試験終了・用紙回収と退室
すべてのセクションが終了すると、画面上にリーディングとリスニングの非公式スコア(unofficial scores)が即座に表示されます。スコアをキャンセルするか送付するか(Report / Cancel Scores)の選択画面が出たら、必ず「Report(送付・記録)」を選択して終了します。挙手して試験官を呼び、メモ用紙と鉛筆を返却して退室します。
予約45〜60分前に到着しバインダー受取
待合室でテスト規則遵守の誓約書に署名
許可私物以外の荷物をロッカーへ収納施錠
金属探知機検査と本人確認、顔写真撮影
支給品を受け取りPC席で順次テスト開始
会場到着からチェックインを終えて受験するまでの手順です。
次の疑問受付から解散までの全体の受け方を押さえておきたいときは、TOEFL当日の持ち物と注意点も役立ちます。
新形式での注意点と会場トラブル対策
テスト時間の短縮化に伴い、受験環境や時間管理に関するルールにも重要な変化が生じています。会場特有のトラブルを事前に回避するための実戦的な知識を身につけておきましょう。
10分間の強制休憩の廃止とトイレ対策
旧形式のTOEFL iBTでは、リスニング終了後に全員一律で「10分間の強制休憩(10-minute break)」が設けられており、その間にロッカーから飲み物を取り出して水分補給を行ったり、トイレに行ったりすることが可能でした。
しかし、新形式(約2時間に短縮されたテスト)では、この10分間の休憩時間は廃止されています。リーディングからライティングまで途切れることなく一気に試験が進行します。
試験の途中でトイレに行くこと自体は挙手して試験官に申し出れば可能ですが、離席中も試験タイマーは止まらずに減点リスクを負うことになります。さらに、再入室時には再度金属探知機によるセキュリティチェックと身分証確認が行われるため、往復で数分以上の貴重な解答時間を失います。
試験開始の直前に必ずトイレを済ませておき、直前の水分摂取は最小限に抑えるよう自己管理を徹底してください。
USキーボード(英語配列)への適応
日本のTOEFL iBTテストセンターに設置されているキーボードの多くは、US配列(英語キーボード)です。普段日本語配列(JISキーボード)のノートパソコンやデスクトップを使用している方は、以下のキー配列の違いに戸惑い、ライティングセクションでタイピング速度が低下する恐れがあります。
- アポストロフィ(')やクオーテーション(")の位置:Enterキーのすぐ左隣に配置されています。短縮形(don't, it's)の入力で多用します。
- コロン(:)やセミコロン(;)の位置:Lキーの右隣にあります。
- ハイフン(-)やイコール(=)の位置:数字キー「0」の右側に並んでいます。
- Enterキーの形状:JISキーボードの逆L字型と異なり、USキーボードは横長の長方形です。
普段と打鍵感が異なることを見越し、試験開始前の画面説明の時間などにキーの配置を目視で指差し確認しておくと焦りを防げます。
周囲のスピーキング音への心構え
テストセンターでは、個別のブースがパーティションで仕切られているものの、完全な防音個室ではありません。受験者の開始タイミングが数分から十数分ずれるため、自分がリスニングやライティングに集中している最中に、隣の受験者が大声でスピーキングの解答を吹き込み始める状況が日常茶飯事です。
「周囲の声は必ず聞こえてくるもの」と最初から想定しておき、ヘッドセットの音量を適切に上げる、耳栓を装着する、または他人の発言内容に意識を向けず自分の画面のテキストに視線を固定する訓練をあらかじめイメージトレーニングしておきましょう。
試験会場での突発的な事態に備えて、トラブル・緊急時の英会話フレーズを確認しておくと安心です。
自宅受験(Home Edition)の持ち物とメモのルール
TOEFL iBTを自宅で受験する「Home Edition」では、会場受験とは全く異なる機材や備品の準備が必要です。遠隔の試験監督官(Proctor)による監視のもとで実施されるため、以下の規定を満たすアイテムを受験者自身で用意しなければなりません。
自宅受験で必要な持ち物リスト
- メモ用ボード:小型のホワイトボード、または白紙を入れた透明クリアファイル。通常のノートやコピー用紙、電子メモパッドは禁止されています。
- 筆記具・消し具:ホワイトボード用マーカー(インク切れ対策に2〜3本)とイレーサー。鉛筆、シャープペンシル、ボールペンの使用は不可です。
- 小型の手鏡、またはスマートフォン:試験開始前の環境チェック時に、パソコン画面やキーボード周辺をWebカメラに反射させて監督官に見せるために使用します(確認後は指示に従い部屋の隅へ配置)。
- Webカメラ:部屋の四方の壁や机の上下を360度映せる外付けカメラ(または動かせる内蔵カメラ搭載PC)。
- パスポート原本:画面越しに提示して厳格な本人確認を受けます。
自宅受験ではメモ取りのルールが極めて厳格です。試験終了直後には、監督官の指示に従ってメモをカメラの前ですべて綺麗に消去(erase all notes)し、白紙に戻した状態を確認させなければなりません。消去せずに終了するとスコア無効になる恐れがあるため注意してください。
受付時のボイスサンプル録音と誓約文の対策
テストセンター到着後の受付(チェックイン)では、身分証明書の提示や顔写真撮影、セキュリティスキャンに加えて「ボイスサンプルの録音(誓約文の音読)」が実施されます。これはスピーキングセクションでの本人証明や音声認識照合のために収集される手続きです。
英語スピーキングの試験ではないため流暢さで採点されることはありませんが、マイクに向かって落ち着いてクリアに発声する必要があります。受付画面に表示される標準的な誓約文は以下のとおりです。
"I will not give or receive unauthorized assistance on this test. I will not take test materials or notes out of the testing room, and I will not share test questions or answers with anyone."
(日本語訳:私はこのテストにおいて不正な援助を与えたり受けたりしません。
試験室からテスト資料やメモを持ち出しません。また、テストの問題や解答を誰とも共有しません。)
あらかじめ英文スクリプトの内容を把握し、スムーズに読み上げられるように準備しておくと受付時の緊張を和らげることができます。
当日の服装選びと身の回り品の注意点
TOEFLの試験会場は年間を通じて空調が強く設定されていることが多いため、前開きのカーディガンやパーカーなど、脱ぎ着しやすい服を重ね着して体感温度を調節できるようにしておくことが推奨されます。ただし、不正行為防止のために服装や身の回り品に関して以下のルールが定められています。
- ポケットの確認:カーゴパンツなどポケットが多い服を着用している場合、入室前の検査ですべて裏返して中身がないことを示す必要があります。
- フードの確認:フード付きの服は、内側にメモや通信機器が隠されていないかチェックされることがあります。
- 脱いだ上着の扱い:試験中に上着を脱いだ際は椅子の背もたれにかけるよう指示され、膝の上に丸めて置くことは禁止される場合があります。
- 装飾品・小物の制限:大ぶりのマフラー、ストール、つば付き帽子、過度なアクセサリー類は試験室への持ち込みが禁止されるのが一般的です。
- 目薬やティッシュ:目薬は外箱やラベルを剥がした本体のみ、ポケットティッシュは外装のビニールを外して中身のみであれば、検査を受けた上で持ち込みが許可される場合があります。
到着タイミング別のメリットと注意点
多くのテストセンターでは受付を済ませた順に試験を開始する「先着順スタート方式」が採られています。到着する時間帯によって試験環境や進行に違いが生じるため、それぞれの特徴を把握して行動スケジュールを決めましょう。
| 到着タイミング | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| かなり早めに到着 (45〜60分前) | ・焦らず誓約書の記入やトイレを済ませられる ・最初の入室組になり、周囲が無音の状態でリーディングに集中できる | ・自分がスピーキングを行っている最中に、後から入室してきた受験者の案内音などが聞こえる場合がある |
| 推奨時間通りに到着 (30分前) | ・公式スケジュール通りでトラブルの心配がない ・受付から入室までの待ち時間が長すぎず集中力を保ちやすい | ・受付待ちの列ができる会場では、チェックインまで立ち往生することがある |
| 時間ギリギリに到着 (30分前直前) | ・後半スタートになるため、周囲が先に発声しているスピーキングの内容から出題の雰囲気を察知できる場合がある | ・遅刻扱いとなり受験拒否されるリスクが極めて高い ・周囲の一斉スピーキングが自身のリスニング時間と重なり、集中を削がれる危険がある |
身分証トラブルによる受験拒否の具体例
身分証明書の不備は即座に受験拒否につながります。特に注意すべき典型的なトラブルの例は以下の通りです。
- 氏名スペルの不一致:申し込み時の登録名が「TARO YAMADA」であるのに対し、身分証のヘボン式表記が「TAHRO YAMADA」や「TAROH YAMADA」など1文字でも異なっている場合。
- 名と姓の逆転:姓名の入力欄を誤り、名(First Name)に姓、姓(Last Name)に名を入力してしまい、登録名と身分証の表記順が異なっている場合。
- 旧姓と新姓の相違:改姓手続き後にパスポートや免許証の更新を行っておらず、登録時の氏名と券面氏名が食い違っている場合。
- コピーや写真画像の提示:原本を自宅に忘れ、家族にスマートフォンで撮影・送信してもらった画像やコピーを提示しても一切認められません。
メモ用紙やペンの交換ルールと支給品の仕様
試験室で支給される用具には、不正防止や円滑な受験のための運用ルールが定められています。
- メモ用紙:各座席に色付きの用紙が2〜3枚程度支給されます。計算やライティングの構成案、リスニングの要点筆記に使用します。用紙が不足した場合は挙手してスタッフに申し出ると、私物の持ち出し防止のため「使用済みの用紙と引き換え」で新しい用紙が補充されます。
- 筆記用具:鉛筆(または専用ペン)が支給されます。芯が折れたりインクが出なくなったりした場合は挙手して交換を依頼できます。消しゴムは支給されない場合がありますが、不要な記述は斜線や二重線で消して問題ありません。
- ヘッドセット:音声の聞き取りとスピーキング録音を行うヘッドホンとマイクの一体型機器が各座席のパソコンに接続されています。
セキュリティチェックの具体的な手順
管理室で実施される厳格なセキュリティ確認の手順を事前に把握しておくと、落ち着いて本番へ臨めます。
- 金属探知機による検査:ハンディタイプの金属探知機で全身(前面、背面、足元)がスキャンされます。ポケットに何も入っていないことを示すためポケットを裏返して見せたり、ズボンの裾を軽く上げる指示が出されたりする場合があります。
- メガネ・上着の確認:着用しているメガネを外して検査員へ手渡し、フレーム等に小型カメラや通信装置が内蔵されていないか目視や触手で確認されます。羽織っているカーディガンやジャケットも、ポケット内や襟の裏側にメモ等の持ち込みがないかチェックされます。
- 誓約書の記入と写真撮影:機密保持に関する誓約書(Confidentiality Statement)へ署名し、端末カメラで本人確認用の顔写真(Score Reportに印刷される写真)を撮影します。
理解度チェック
Q1. 試験室のPC席へ持ち込みが許可されている私物はどれ?
- スマートウォッチ
- フォームタイプの耳栓
- 私物の消しゴム
- 個包装の飴やガム
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正解: B. フォームタイプの耳栓
時計類や私物の文房具、飲食物は持ち込み禁止ですが、通信機能のないフォームタイプの耳栓は検査後に持ち込めます。
Q2. 日本の会場で単独で有効な一次身分証明書はどれ?
- 運転免許証
- 紙製の通知カード
- 顔写真付きマイナンバーカード
- 在学中の学生証
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正解: C. 顔写真付きマイナンバーカード
単独で有効な一次身分証明書は、有効期限内のパスポートまたはプラスチック製の顔写真付きマイナンバーカードです。
Q3. 新形式のテストにおける休憩時間に関する記述で正しいものは?
- There is no 10-minute break.
- There is a mandatory break.
- The timer stops during breaks.
- You can eat snacks at your desk.
答えを見る
正解: A. There is no 10-minute break.
新形式では従来の10分間の強制休憩は廃止されており、途中でトイレ等で離席する場合も試験タイマーは止まりません。
よくある質問
- Q. 運転免許証は当日身分証明書として使えますか?
- 使えません。日本国内のTOEFL iBT会場受験では、氏名がアルファベットで記載された有効期限内のパスポート、または顔写真付きのマイナンバーカード(プラスチック製)が必須であり、運転免許証は認められません。
- Q. マイナンバーの通知カードは身分証明書になりますか?
- 通知カード(紙製のもの)は身分証明書として認められません。顔写真が印刷されたプラスチック製の「個人番号カード(マイナンバーカード)」の実物のみが有効な本人確認書類となります。
- Q. 腕時計は机の上に置いて時間を測ってもよいですか?
- 一切持ち込めません。アナログ時計、デジタル時計、スマートウォッチを問わず、時計類の試験室への持ち込みは厳格に禁止されています。試験時間はPC画面上に常にカウントダウン形式で表示されます。
- Q. 試験当日に遅刻した場合はどうなりますか?
- 試験予約時刻の30分前を過ぎて到着した場合、理由を問わず入室を拒否されます。遅刻による受験料の返金や別日程への振替措置は一切行われないため、時間に余裕を持って到着してください。
- Q. 試験の途中でトイレに行くことはできますか?
- 挙手して試験官の許可を得れば可能ですが、離席中も試験タイマーは止まりません。再入室時にはセキュリティチェックも行われるため、試験開始前の待機時間に必ずトイレを済ませておきましょう。
- Q. 予約確認書(Appointment Confirmation)は印刷して持参すべきですか?
- 必須ではありませんが、紙で印刷して持参することを強く推奨します。通常はパスポートの提示で照合できますが、受付時の検索トラブルや同姓同名の確認時、16桁の予約番号(Appointment Number)を即座に提示できると安全です。また、会場内では早い段階でスマートフォンの電源を切ってロッカーへ預けるよう指示されるため、端末画面よりも印刷物を持参する方がトラブルを防げます。
- Q. 登録時のローマ字氏名やスペルが間違っていた場合、当日会場で修正できますか?
- 当日の会場受付では氏名の変更や修正は一切行えません。予約時に入力した氏名のスペルや名・姓の順序が身分証明書と完全に一致していない場合、その場で受験拒否となり受験料も返金されません。必ず試験日より前に公式の問い合わせ窓口へ連絡し、情報の修正手続きを完了させておいてください。
- Q. パスポートの署名欄が漢字でも本人確認書類として使えますか?
- 問題ありません。パスポート所持人記入欄の直筆サインが漢字であっても、予約時に登録した氏名のアルファベット表記と身分証の英字氏名が一致していれば本人確認書類として有効です。
- Q. 試験中に支給されたメモ用紙が足りなくなった場合はどうすればよいですか?
- 手を挙げて試験監督者に知らせることで、新しい用紙と交換してもらえます。その際、記入済みの古い用紙は回収されてしまうため、手元に残しておきたいメモがある場合は使い切る前に確認しておきましょう。
- Q. パスポートのサインは漢字とローマ字のどちらで書くべきですか?
- パスポートの所持人署名欄に記載されているサインと同一であれば、漢字でもアルファベット(ローマ字)でも問題ありません。当日の受付で誓約書に署名する際も、パスポートと同一の字体でサインを行ってください。
- Q. ティッシュや目薬は試験室に持ち込めますか?
- 原則として私物のティッシュペーパーや目薬は試験室内へ持ち込めません。鼻炎などの健康上の理由がある場合は、受付で申告してパッケージを外した状態で検査を受け、許可された場合に限り持ち込める運用となっています。
2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部