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許せない英語表現の使い分けと完全一覧
英語で「許せない」を表す基本フレーズは、客観的に行為を非難する That's unforgivable.(ザッツ・アンフォーギヴァブル)や、主観的に怒りを伝える I can't forgive that.(アイ・キャント・フォーギヴ・ザット)です。
ビジネスで受け入れがたい問題には That is unacceptable.(ザット・イズ・アンアクセプタブル)を用います。「許せない」は、人(私)を主語にして感情をぶつけるのか、行為・事象を主語にして冷静に不当さを指摘するのかで選ぶ語句が大きく変わります。
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許せない英語フレーズ12選一覧表
怒りの強さ、客観性の度合い、使用場面に応じた主要な「許せない」英語表現をまとめました。
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| 表現 | 読みの目安 | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| I can't forgive you. | アイ・キャント・フォーギヴ・ユー | あなたを許すことができない(直接的な感情的拒絶) | 友人・恋人・家族(直接の対決) |
| I'll never forgive you. | アイル・ネヴァー・フォーギヴ・ユー | 絶対に一生許さない(極めて強い怒りと絶縁宣告) | 人間関係を断ち切るほどの重大な裏切り |
| That's unforgivable. | ザッツ・アンフォーギヴァブル | その行為は道徳的・倫理的に許されない(客観的非難) | 友人・同僚・公の場(事実に対する批判) |
| That's inexcusable. | ザッツ・インエクスキュウザブル | 弁解の余地がない・言い訳が通用しない | ビジネス・学術・重大なミスへの追及 |
| That is unacceptable. | ザット・イズ・アンアクセプタブル | 容認できない・承服しかねる(冷静な抗議) | ビジネス・公的対応・顧客対応 |
| I can't let it go. | アイ・キャント・レット・イット・ゴー | どうしても水に流せない・気持ちの整理がつかない | 友人・家族(悩みの吐露や相談) |
| Sorry doesn't cut it. | ソーリー・ダズント・カット・イット | 謝って済む問題ではない | 口頭での謝罪を拒否する会話 |
| That's over the line. | ザッツ・オーヴァー・ザ・ライン | 一線を越えている・いくら何でも限度を超えている | 同僚・友人・SNS上の過激な言動 |
| That's outrageous. | ザッツ・アウトレイジャス | あり得ない・言語道断だ(強い憤慨・呆れ) | ニュースの感想・友人同士の会話 |
| That's not allowed. | ザッツ・ノット・アラウド | 規則・ルール上禁止されている(感情抜きの事実) | 学校・公共施設・業務上の規則確認 |
| That's a no-go. | ザッツ・ア・ノー・ゴー | それは認められない・取りやめだ(口語の禁止表現) | 同僚・友人・進行中プロジェクトの判断 |
| I can't put up with this. | アイ・キャント・プット・アップ・ウィズ・ディス | これ以上は我慢できない・耐えられない | 慢性的な理不尽に対する限界の表明 |
怒りの強さと場面のマトリクス表
「許せない」という一言でも、個人的な怒りなのか、道徳的な非難なのか、あるいは業務上の規律維持なのかによって適した語彙は明確に分かれます。以下の表を指標にしてください。
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| シチュエーション | 軽度〜中度(不快・納得不能) | 強度(強い非難・抗議) | 最大値(絶縁・全面拒絶) |
|---|---|---|---|
| 友人・恋人・家族 | That's over the line. (限度を超えてるよ) | I can't forgive this. (これは許せないよ) | I will never forgive you. (絶対に許さない) |
| ビジネス・取引先 | This is difficult to accept. (受け入れがたい状態です) | This is unacceptable. (容認できません) | This is completely inexcusable. (弁解の余地がございません) |
| 社会規範・マナー | That's not allowed. (それは規則違反です) | That's outrageous. (言語道断です) | That is unforgivable. (人道上決して許されない) |
| 自身の心理・感情 | It still bothers me. (まだ引っかかっている) | I can't let it go. (水に流せない) | I'm deeply scarred by that. (深く傷ついて忘れられない) |
直接怒りをぶつける英語表現
主語を I(私)にすると、話者の生々しい感情が相手に直接向かいます。裏切りや強い憤りを正面から相手にぶつける場合の表現です。
1. I can't forgive... / I'll never forgive...
動詞 forgive は「罪や過ちを赦す」ことを指します。現在形の否定 I can't forgive you. は「今の段階であなたを許す気になれない」という強い拒絶です。
未来否定の I will never forgive you.(短縮形: I'll never forgive you.)は「一生許すことはない」という絶縁に近い宣言になります。
発音のコツ: forgive(フォーギヴ)は第2音節の「ギヴ」に強勢を置きます。never(ネヴァー)を入れる場合は、never を強く長めに発音すると怒りの決意が明確に伝わります。
- I can't forgive what you did to my family.
(あなたが私の家族にしたことは許せません。) - I will never forgive him for lying to me.
(私に嘘をついた彼を絶対に許しません。)
2. Sorry doesn't cut it.(謝って済む話じゃない)
相手が軽々しく謝罪してきた際、「ごめんでは許されない」「謝罪では解決しない」と突き放す口語表現です。cut it は「要求を満たす・役に立つ」という意味の成句で、否定形にすることで「謝罪の言葉は何の足しにもならない」という意味になります。
発音のコツ: doesn't cut it は「ダズント・カティット」のようにリンキング(音の連結)します。
現在の強い拒絶から一生許さない絶縁宣言までの強度の違いを示しています。
行為を客観的に非難する英語表現
個人間の感情的な争いを避け、問題となっている出来事や行動そのものの不当性を客観的に批判する場合は、That や It、あるいは行為そのものを主語にします。
1. That's unforgivable.(それは許されない行為だ)
形容詞 unforgivable は、倫理的・道徳的な観点から「赦免に値しない」事象を客観的に指します。主語を相手(You)ではなく行為(That)に置くことで、「あなた個人を感情的に攻撃しているのではなく、その行為そのものが社会通念上許されない」というニュアンスを帯びます。
文法・派生語の整理: 接頭辞 un-(否定)+ forgive(許す)+ -able(可能)から成る単語です。類義の派生語として、過去分詞から派生した形容詞 unforgiven(許されていない状態の)、寛容さがない厳しい性質を表す unforgiving(過酷な・容赦のない)があります。
- Betraying your teammates is unforgivable.
(チームメイトを裏切る行為は許されることではありません。)
2. That's inexcusable.(弁解の余地がない)
inexcusable は「言い訳(excuse)が通用しない」という意味です。不注意、義務の放棄、プロ意識の欠如などに対して、客観的に論理を詰める際に使われます。
- Leaving the patient unattended was completely inexcusable.
(患者を放置したことは、弁解の余地が一切ありません。)
3. That's over the line.(一線を越えている)
ジョークの限度を超えた侮辱や、プライバシーの侵害などに対して「許容範囲を逸脱している」と警告する表現です。
- Your comments went way over the line.
(あなたの発言は完全に度を越していました。)
倫理・道徳的観点
- That's unforgivable.
弁解・言い訳の余地なし
- That's inexcusable.
許容範囲・限度の逸脱
- That's over the line.
非難する観点や状況に応じた客観的な3つの表現分類です。

ビジネスで冷静に抗議する英語表現
職場や取引先とのやり取りで「許せない」と伝える際、I can't forgive you. などの個人的な感情語を使うのはビジネスマナーとして不適切です。客観的事実に基づき、「当社の基準として容認できない」という立場を冷静に表明します。
1. unacceptable / cannot accept を用いた公式の抗議
ビジネスにおいて最も標準的な「許容できない」の表現は unacceptable です。感情を排した毅然とした態度を示せます。
- Such a delay without prior notice is unacceptable.
(事前の連絡もないこのような遅延は容認いたしかねます。) - We cannot accept these revised terms.
(提示された修正条件を受け入れることはできません。)
2. コピペで使えるビジネス抗議メールテンプレート
重大な契約不履行や繰り返される不手際に対し、冷静かつ厳格に抗議を申し入れる文面です。
Subject: Urgent: Serious concern regarding the delivery delay for Project A
(件名: 緊急: プロジェクトAの納品遅延に関する重大な懸念について)
Dear Mr. Davis,
We are writing to express our serious dissatisfaction regarding the unannounced delay in the delivery of Project A.
(プロジェクトAの納品が予告なく遅延していることにつきまして、強い遺憾の意をお伝えするためにご連絡いたしました。
)
This continued lack of communication is entirely unacceptable under our agreement, as it has caused significant disruptions to our production schedule.
(事前の連絡が一切ないままの度重なる遅滞は、当社の製造計画に重大な支障をきたしており、契約条項上も到底容認できるものではございません。
)
We expect a full explanation of this issue and an updated delivery schedule by the end of today.
(本日中に、本事象に関する詳細な説明ならびに改定納期の提示を求めます。)
Sincerely,
Taro Yamada
次の疑問ビジネスの場で感情を抑えて対処したいときは、「冷静」の英語表現まとめで状況に合う単語を押さえておきましょう。
水に流せない感情を表す英語表現
相手に対して怒鳴り散らすような怒りではなく、「頭では分かっていても感情の整理がつかない」「割り切れずに引きずってしまう」という内省的な「許せない」状態を表す英語表現です。
1. I can't let it go.(水に流せない)
let it go は「過去の事として手放す・水に流す」という意味です。これを否定形にすることで、わだかまりが心の中に残り続けていて、どうしても割り切れない心理状態を自然に表現できます。
- Everyone tells me to forget about it, but I just can't let it go.
(みんな忘れろと言うけれど、どうしても水に流せないんだ。)
2. I can't get over it.(気持ちの整理がつかない・立ち直れない)
ショックや失望が大きすぎて、その事実を乗り越えられない状態を指します。
- I trusted her completely, so I still can't get over what happened.
(彼女を心から信じていたからこそ、起きたことをいまだに受け止めきれない。)
I can't let it go.
- 過去のこととして水に流せない
- 心の中にわだかまりが残り続けている
- どうしても割り切れない心理状態
I can't get over it.
- ショックや失望が大きすぎる状態
- 気持ちの整理がつかない
- その事実を乗り越えられない
水に流せない心理と立ち直れない心理のニュアンスの違いを整理しました。
日常英会話で使える許せないの対話例
実際の日常会話でどのように「許せない」が使われ、どう応対されるかの対話例を3パターン提示します。
対話例1: 親しい友人による約束破り
A: I'm really sorry I couldn't make it to your party yesterday. Something came up.
(昨日はパーティーに行けなくて本当にごめん。
急用が入っちゃって。)
B: You didn't even text me. Honestly, sorry doesn't cut it this time.
(メッセージの1本もくれなかったじゃない。
正直、今回ばかりは謝って済む話じゃないよ。)
A: You're completely right. I have no excuse. Let me make it up to you.
(まったく君の言う通りだ。言い訳のしようもない。埋め合わせをさせてくれないか。)
対話例2: 職場での重大な過失の指摘
A: We just found out that the confidential client list was sent to the wrong address.
(顧客の機密リストが別のアドレスに誤送信されたことが判明しました。
)
B: That is absolutely inexcusable. Have we notified the security team yet?
(それは完全に弁解の余地がありません。
セキュリティチームにはすでに報告しましたか?)
A: Yes, they are containing the issue right now.
(はい、現在チームが封じ込め対応を行っています。)
対話例3: モラルに反する行為への呆れと怒り
A: Look at that driver! He just cut in line and threw trash out the window.
(あの車を見てよ!割り込んだ上に窓からゴミを投げ捨てたわ。
)
B: That's completely outrageous. Behavior like that is totally unacceptable.
(まったく言語道断だな。あんなマナー違反は絶対に許されないよ。)
日本人がやりがちなNG誤用と主語の混同
日本語の「許せない」という言葉の幅広さゆえに、英語にする際に意味のズレや文法エラーが頻発します。典型的な間違いを把握しておきましょう。
1. 単なるルール違反に unforgivable を使ってしまうミス
「この部屋は飲食が許されない」を英訳する際に Eating here is unforgivable. とすると、「この部屋で飲食することは道徳的に万死に値する悪事である」という大げさな意味響きになってしまいます。
規則やマナーに関する禁止は、感情を交えずに not allowed や prohibited を使います。
- 誤: Smoking here is unforgivable.
- 正: Smoking is not allowed here.(ここは禁煙です。)
2. 主語の取り違え(感情と事象の混同)
英語は「何が許せない原因なのか」を主語や目的語に正確に配置する必要があります。例えば、unforgivable は事象や行為の性質を表す形容詞であるため、人を主語にして「私が許せない状態である」という意味で I am unforgivable. と言うと、「私自身が許されざる重罪人である」という意味になってしまいます。
- 誤: I am unforgivable.(私は許されない人間だ=自分が加害者)
- 正: I cannot forgive that.(私はそれを許せない=自分が被害者)
- 正: That is unforgivable.(その行為は許されない)
単なるルール違反に大げさなunforgivableを使わずnot allowedを使う
I am unforgivableは自分が加害者になるため行為を主語にする
日本語直訳から生じる2つの典型的なミスと正しい使い分けです。
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よくある質問
- Q. 一番きつい「絶対に許さない」の英語は?
- 最も強い絶縁の表現は I will never forgive you as long as I live.(生きている限り絶対に許さない)です。人間関係の完全な破綻を意味します。
- Q. 「自分が許せない」は英語で何と言う?
- I can't forgive myself.(自分が許せない)を用います。取り返しのつかない失敗をして自責の念に駆られている状況で非常によく使われる表現です。
- Q. 「許せない」と言われた時の返し方は?
- 非を認める場合は I know there's no excuse.(言い訳の余地がないことは分かっています)や I deeply regret it.(心から反省しています)と返します。
- Q. SNSでよく見る「許せない」のスラングは?
- That's so messed up.(マジで最低だ・あり得ない)や I'm so done with this.(これには愛想が尽きた・もう許容限界だ)が日常的によく使われます。
- Q. ビジネスで角を立てずに「納得できない」と言うには?
- With all due respect, we have strong reservations about this proposal.(恐れ入りますが、このご提案には強い懸念を抱いております)などの表現が適しています。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
forgive
unacceptable
outrageous