モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 英語で「触らないで」の注意・警告

触らないでの英語表現と使い分け
「触らないで」を英語で伝える最も自然で基本的な表現は Don't touch(ドウント・タッチ)です。自分自身の身体を触られたくないときは Don't touch me(ドウント・タッチ・ミー)、展示物や私物などの対象物であれば Don't touch that(ドウント・タッチ・ザット)のように、後ろに対象となる名詞や代名詞を置くのが文法上の基本形です。
拒絶の警告、丁寧な看板、子どもへの声かけまで、対象と状況に応じた使い分けが存在します。
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「触らないで」の英語表現一覧表
「触らないで」に相当する英語表現は、危険制止・防犯・案内表示・私物の保護など、使う場面や相手との関係性によって語調が大きく変化します。日常会話から公的な掲示まで活用できる代表的な12個の言い方を整理しました。
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| 表現 | 読み(発音の目安) | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| Don't touch that. | ドウント・タッチ・ザット | 日常的・直接的な注意 | 家族・友人・子どもへの注意 |
| Don't touch me. | ドウント・タッチ・ミー | 強い不快感・身体接触の拒絶 | 不審者・痴漢・失礼な相手 |
| Hands off! | ハンズ・オフ | 鋭く強い警告(手を引け) | 私物を奪われそうな時・威嚇 |
| Get your hands off me! | ゲット・ユア・ハンズ・オフ・ミー | 激しい怒りを伴う身体拒絶 | 緊急時・身の危険を感じた時 |
| Please don't touch. | プリーズ・ドウント・タッチ | 柔らかいお願い・丁寧な制止 | 知人・子ども連れの客 |
| Please do not touch. | プリーズ・ドゥー・ノット・タッチ | 公的で丁寧な掲示・案内 | 美術館・店舗の展示・POP |
| Please refrain from touching. | プリーズ・リフレイン・フロム・タッチング | フォーマルな要請(接触をご遠慮ください) | 格式高いギャラリー・高級店 |
| Just look, okay? | ジャスト・ルック・オーケイ | 優しく行動を促す表現(見るだけにしようね) | 幼児・小さな子どもへの声かけ |
| It's hot. Don't touch. | イツ・ホット・ドウント・タッチ | 理由を先立たせた危険回避 | 調理器具・熱い器の周囲 |
| Please don't touch without asking. | プリーズ・ドウント・タッチ・ウィズアウト・アスキン | ルールを明示する大人の配慮 | 職場の私物・機密書類・道具 |
| Leave it alone. | リーヴ・イット・アローン | それに触らず放っておいて | 調整中の機器・触られたくない物 |
| Step back, please. | ステップ・バック・プリーズ | 距離を取らせる制止(下がってください) | 危険作業・壊れやすい展示前 |
基本文法と自然に伝える発音のコツ
「触る」を表す基本動詞は touch(タッチ)です。中学校で習う否定命令文 Don't + 動詞の原形 を使い、Don't touch [対象] の語順で組み立てます。
対象を置かずに単に Don't touch! だけでも意味は通じますが、英語では何に触れてほしくないのかを明示するのが自然です。
身近な物を指す場合は Don't touch this.(これに触らないで)や Don't touch that.(それに触らないで)を用います。
特定の物品であれば Don't touch the screen.(画面に触らないでください)のように the + 名詞 を配置します。
カタカナ発音と通じるためのコツ
英語の touch は「タッチ」と読みますが、発音のポイントを意識すると相手へ瞬時に意図が届きます。
- touch の母音:日本語の「ア」よりも口をあまり開けず、短く鋭く発音します。語尾の「ch」は息を破裂させるように「チュッ」と止めます。
- Don't touch のリンキング(音の繋がり):Don't の語尾の「t」は脱落しやすく、実際には「ドウン・タッチ」のように聞こえます。「ドント・タッチ」と母音の「オ」を強く伸ばさないよう注意します。
- 強勢(アクセント)の位置:通常の注意では動詞の touch または対象の名詞を強く読みます。しかし「触るなと言っている」と禁止を際立たせたいときは、否定語である Don't を最も高く強く発音します。
Don't touch the screen.画面に触らないでください。
否定命令文のDon'tと動詞touchに対象を続けます。
次の疑問Don'tを使った注意や禁止のフレーズをさらに広げたい方は、教室で走らないでの英語表現も合わせて押さえておくと便利です。
身体への接触を拒否する英語表現
混雑した電車内での痴漢行為、街中での不審者、あるいは不快な距離感で肩や腰に触れてくる相手に対しては、曖昧な態度を捨てて毅然と意思表示を行う必要があります。英語圏では、ためらいを見せると同意とみなされる恐れがあるため、短く明確なフレーズを鋭い声で放つことが身を守る鉄則です。
とっさに使える撃退フレーズ
- Don't touch me!(私に触らないで!)
発音の目安:ドウント・タッチ・ミー
自分自身の身体への接触を拒む最も確実な表現です。語尾の me を強く低めに発音すると、真剣さと怒りが相手に伝わります。 - Get your hands off me!(私から手を離せ!/触るな!)
発音の目安:ゲット・ユア・ハンズ・オフ・ミー
すでに相手の手が自分に触れている状態を物理的に引き離すための非常に強い命令表現です。相手を一瞬でひるませる威力があります。 - Hands off!(手を触るな!/手を引け!)
発音の目安:ハンズ・オフ
二語で叫べる短縮表現です。「手を離せ」という物理的な意味と、「手を出すな」という警告の意味を兼ね備えています。 - Stop it!(やめて!)
発音の目安:ストップ・イット
触ってくる動作そのものを制止させる直感的な表現です。Don't touch me! と組み合わせて Stop it! Don't touch me! と連呼すると効果的です。
緊急時のトーンとイントネーション
緊急事態では、疑問文のような語尾の上がり調子(語尾上げ)は厳禁です。声が裏返ったり語尾が上がったりすると、相手に怯えや迷いを感じさせてしまいます。息を吸い込んで腹部から低めのトーンで、語尾を鋭く切り落とすように言い放ちます。周囲に聞こえる音量で明確に発声することが防犯の基本となります。
身体への接触を拒む最も確実な基本表現
触れている手を物理的に引き離す強い命令
手を離せ・手を出すなと警告する2語の表現
触ってくる動作そのものを直感的に制止
危険を感じた際は毅然とした態度で鋭く言い放ちます。
店舗や施設で使えるお手を触れないでPOP
店舗の商品、美術館や博物館の展示物、故障中の機器などに「お手を触れないでください」と案内を掲出する際は、短縮形を避けた正式な表記が好まれます。
短縮形の Don't touch は口頭の指示や警告の響きが強いため、書面・サインでは Do not touch またはクッション言葉を添えた表現を用います。
コピペして使える掲示用英語テンプレート
店舗やギャラリーでそのまま印刷・転記して使える代表的なレイアウトです。
| 用途 | 掲示文(英語) | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 標準的な展示品 | PLEASE DO NOT TOUCH Exhibits on display. | お手を触れないでください。 展示品です。 |
| 壊れやすい陶器やガラス | FRAGILE Please do not touch. Ask staff for assistance. | 壊れ物 お手を触れないでください。 スタッフにお声がけください。 |
| 高級品・工芸品 | PLEASE REFRAIN FROM TOUCHING Thank you for your cooperation. | 作品への接触はご遠慮ください。 ご協力ありがとうございます。 |
| 故障中・調整中の機器 | OUT OF ORDER Do not touch. | 故障中 触らないでください。 |
| 塗装中・ペンキ塗りたて | WET PAINT Do not touch. | ペンキ塗りたて 触らないでください。 |
| 試作品・見本(撮影可) | DISPLAY ONLY Please do not touch. Photos welcome! | 展示専用(非売品) 触れないでください。撮影は歓迎します。 |
サインで併用される重要単語
- Fragile(フラジャイル):壊れやすい、割れ物注意
- Out of order(アウト・オブ・オーダー):故障中、運転停止中
- Refrain from ~ing(リフレイン・フロム〜):〜することを差し控える、ご遠慮いただく
- On display(オン・ディスプレイ):展示中の

子どもを危険から守る英語の声かけ
幼い子どもが熱いアイロン、刃物、割れ物に手を伸ばしたとき、危険を回避しつつパニックを起こさせない声かけが求められます。単に怒鳴るのではなく、「なぜ触ってはダメなのか」の理由を短い単語で添えることが理解を促す鍵です。
危険を制止する親子の短いフレーズ
- It's hot! Don't touch.(熱いよ!触らないでね。)
理由を冒頭に叫ぶことで、子どもは何が起きているかを瞬時に察知します。 - Careful, it's sharp. Don't touch that.(気をつけて、尖ってるよ。それ触らないで。)
刃物や角張った物から遠ざけるときの自然な声かけです。 - Hands to yourself, sweetie.(おてては前で揃えておこうね/勝手に触らないよ。)
公共の乗り物やお店の中で、両手を自分の手元に戻させたいときに親がよく使う定番の育児英語です。 - Just look with your eyes, okay?(見るだけにしようね、いいかい?)
触りたい欲求を全否定せず、「目だけで見ようね」と行動を代替させる前向きな注意表現です。 - Step back, please.(一歩下がってね。)
危険物から物理的に距離を取らせたいときに有効です。
危険を回避
- It's hot! Don't touch.
- Careful, it's sharp.
- Step back, please.
行動を促す
- Hands to yourself
- Just look with your eyes
理由の提示や行動の代替など目的に応じて使い分けます。
職場や日常で私物を守る大人の表現
職場のデスクにあるパソコン、机上の書類、趣味の私物などを同僚や知人に勝手にいじられたくない場合、角を立てずに境界線を引く配慮表現が適しています。無言で Don't touch! と言うと人間関係に摩擦が生じるため、理由付けや「一声かけてほしい」という条件付けを添えます。
角を立てない配慮フレーズ
- Please don't touch this without asking.(触る前に一声かけてね/無断で触らないでね。)
「完全に禁止」ではなく「許可を取ってほしい」というニュアンスになり、大人のやり取りとして自然です。 - Could you leave these papers as they are? They're in a specific order.(この書類、順番に並んでいるのでそのままにしておいてもらえますか?)
整頓した資料を崩されたくないときに理由を伝える丁寧な依頼です。 - Please don't touch the settings.(設定を勝手に変えないでね/触らないでね。)
共有パソコンや共有機器の環境を維持したいときに使います。 - I'd appreciate it if you didn't touch my tools.(私の道具には触らないでいただけると助かります。)
プロフェッショナルの現場や工房で、自身の専門道具を守るための礼儀正しい表現です。
一声かけてほしい
- without asking を添える
現状を維持してほしい
- as they are と理由を説明
- the settings に触らないで
道具に触れないでほしい
- I'd appreciate it を使う
許可の確認や理由を添えてスマートに境界線を引きます。
ニュアンスと丁寧さのレベル比較
「触らないで」の各表現が持つ強制力や丁寧さを比較しました。状況に適した表現を選択する目安として活用できます。
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| レベル | 英語表現 | 相手との関係・心理的距離 | 使われる状況 |
|---|---|---|---|
| 極めて丁寧 | We kindly ask that you refrain from touching the items. | 初対面の顧客・来客(最もフォーマル) | 高級美術館・展示会・ホテル |
| 丁寧な案内 | Please do not touch the display. | 一般の顧客・見学者 | 店舗・博物館のPOPや看板 |
| 丁寧な注意 | Please don't touch that, thank you. | 同僚・知人・顧客への口頭注意 | 商品を手に取ろうとした客への声かけ |
| 日常の制止 | Don't touch that. | 友人・家族・子ども | 危険回避・家庭内での日常注意 |
| 強い警告 | Hands off! / Leave it alone! | 対等または威嚇対象 | 私物を奪われそうな時・邪魔の排除 |
| 拒絶・自衛 | Get your hands off me! / Don't touch me! | 不審者・加害者(敵対関係) | 痴漢撃退・身体的安全確保 |
そのまま使えるシチュエーション別英会話例
実際の日常会話でどのように「触らないで」がやり取りされるか、3つの場面に分けて紹介します。
会話例1:店舗で壊れやすい陶器を見ている外国人客への声かけ
Staff: Excuse me, sir. Please be careful. Those plates are very fragile.
店員:恐れ入ります、お客様。ご注意ください。そのお皿は大変割れやすくなっております。
Customer: Oh, I'm sorry! Should I not pick them up?
客:あ、すみません!持ち上げないほうがいいですか?
Staff: Please do not touch them directly. If you want a closer look, I will gladly hold one for you.
店員:直接お手を触れないようお願いいたします。近くでご覧になりたい場合は、私が喜んでお持ちいたします。
Customer: Understood. Thank you for letting me know.
客:わかりました。教えてくれてありがとうございます。
会話例2:台所で熱い鍋に近づく子どもへの注意
Parent: Wait, sweetie! Don't touch that pot. It's boiling hot!
親:待って!そのお鍋触っちゃダメ。すごく熱いよ!
Child: But I want to see what's cooking.
子ども:でも何作ってるのか見たいの。
Parent: Just look from here, okay? Step back a little bit.
親:ここから見るだけにしようね、いいかい?少し後ろに下がってね。
Child: Okay, I will stand right here.
子ども:わかった、ぼくここに立ってるね。
会話例3:職場で整理中のデスクに同僚が触れそうになったとき
Colleague: Hey, do you have that financial report? Is it this file here?
同僚:ねえ、財務レポート持ってる?ここにあるこのファイルかな?
You: Ah, please don't touch those documents without asking! I just organized them by date.
あなた:あ、その書類は勝手に触らないで!日付順に整理したばかりなんだ。
Colleague: My bad! I didn't realize they were organized. Could you hand me the April one when you're free?
同僚:悪かった!整理されてるとは知らなくて。手が空いたときに4月分のを渡してくれる?
You: Sure thing. I'll get it for you right now.
あなた:もちろん。今すぐ出すよ。
よくある間違いと触らないでと言われたときの返し方
直訳に頼りすぎると不自然になったり、意図せず失礼になったりする注意点と、自分が注意を受けたときのスマートな返し方を解説します。
よくある間違いと不自然な表現
- No touch(×):街中の看板などで見かけることがありますが、文法的には破綻したカタカナ英語(ピジン英語)です。幼児語としても不自然なため、掲示には必ず Do not touch または Please do not touch を使います。
- Don't touch yourself(×):一見「自分で触らないで」に見えますが、英語では自慰行為を連想させる極めて不適切な性的一文になってしまいます。「勝手にいじらないで」と言いたいときは Leave it alone や Please don't touch it without permission を使います。
- Touch is prohibited(△):文法的には通じますが、英語の標識としてはやや堅苦しく不自然です。Please refrain from touching のほうが自然で格式のある英語として認識されます。
注意されたときのスマートな返し方
もし美術館やお店でうっかり手を出してしまい、Please do not touch と注意されたときは、言い訳をせず短く非を認めるのがマナーです。
- I'm so sorry. I didn't know.(大変失礼しました。存じ上げませんでした。)
- My apologies. I'll be careful.(申し訳ありません。気をつけます。)
- Understood. Thank you.(わかりました。教えていただきありがとうございます。)
知らなかったと伝える
- I'm so sorry. I didn't know.
- 大変失礼しました。存じ上げませんでした。
次から気をつけると伝える
- My apologies. I'll be careful.
- 申し訳ありません。気をつけます。
理解とお礼を伝える
- Understood. Thank you.
- わかりました。教えていただき感謝します。
注意を受けたときは言い訳をせず短く非を認めます。
次の疑問相手から注意されて謝ったあとに「気にしないで」と返したいときは、気にしないでと英語で伝える表現を参考にしてみてください。
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よくある質問
- Q. 「お手を触れないで」の最も丁寧な英語は?
- 最もフォーマルで丁寧な表現は Please refrain from touching [対象] です。格式高い美術館や高級ブティックの案内文で頻繁に用いられます。
- Q. 「勝手に触らないでね」と軽く友人に言うには?
- 親しい間柄なら Don't mess with my stuff!(私の物いじらないで!)や Hey, hands off!(こら、触らないで!)が冗談交じりに使えます。
- Q. 看板でDon't touchと書いても失礼ではない?
- 短縮形の Don't touch は掲示物としては語気が強すぎます。看板やPOPには必ず Please do not touch や Do not touch を使用してください。
- Q. 痴漢対策で英語で叫ぶなら何が最も効果的?
- Don't touch me! または Get your hands off me! です。短く鋭い発声で、相手と周囲に明確な異常事態を伝えることができます。
- Q. 「触るな」と命令形で強く言い放つ英語は?
- Hands off!(手を引け/触るな)や Don't you dare touch that!(絶対にそれに触るなよ)が強い威嚇と警告を伴う表現です。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
touch
refrain from
fragile
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