モチタン辞典 › 読みもの › 英文法 › 立命館大学の英語文法対策と勉強法

立命館大学の英語文法問題の対策と解法
立命館大学の英語における大問4(文法・語法問題)は、短文空所補充の4択マーク式で配点は約16点(全体120点満点中)です。悪問や奇問はなく標準的な文法・語法が中心ですが、長文読解に十分な時間を残すために5分から7分で解き終え、8割から9割以上の得点を確保することが合格ラインとなります。
立命館の英語文法の形式と配点サマリ
立命館大学の一般入試英語は、試験時間80分、全体配点120点満点で実施されます。大問は全部で5題あり、長文読解(大問1・大問2)で約60点、短文・知識系(大問3・大問4・大問5)で約60点と、長文読解と知識系の配点比率がほぼ半分ずつに設定されています。
表は横にスクロールできます →
| 大問 | 出題分野 | 解答形式 | 配点目安(全体120点) | 目標所要時間 |
|---|---|---|---|---|
| 大問1 | 長文読解(総合・内容一致) | 4択マーク式 | 約35点 | 25分 |
| 大問2 | 長文読解(空所補充・指示語など) | 4択マーク式 | 約25点 | 20分 |
| 大問3 | 会話文読解 | 4択マーク式 | 約20点 | 10分 |
| 大問4 | 英文法・語法(短文空所補充) | 4択マーク式 | 約16点 | 5〜7分 |
| 大問5 | 語彙・語句定義・同意語 | 4択マーク式 | 約24点 | 10分 |
| 合計 | 全5題 | マークシート式 | 120点 | 70〜72分(見直し8〜10分) |
大問4の文法・語法問題は約16点の配点となっており、問題数は年度や日程により多少前後しますが、短文の空所に当てはまる適切な語句を4つの選択肢から選ぶ形式です。
配点比率だけを見ると小さく見えますが、知識系の大問3から大問5までを合わせると全体の50%を占めるため、ここで手堅く高得点を取ることが合格に直結します。
次の疑問文法だけでなく長文読解の語彙力も底上げしたいなら、関関同立英語の単語帳の選び方を確認しておくと安心です。
立命館英語文法の難易度と目標得点率
立命館大学の英語文法問題には、受験生を迷わせるような重箱の隅をつつく難問や奇問は原則として出題されません。教科書や一般的な学習書に掲載されている標準的な文法知識や、動詞の語法・前置詞の組み合わせを正確に覚えているかを問う問題がほとんどです。
合格に必要な目標得点率
大問4の合格目標得点率は80%〜90%です。全問正解、または間違えても1問にとどめる正確性が求められます。立命館大学の英語は全体として80分という試験時間に対して読解量が多く、大問1と大問2の長文読解に最低でも45分前後の時間を確保しなければなりません。
そのため、大問4の文法問題は悩まずに即答し、時間を節約して長文に回す役割も担っています。
| 項目 | 基準値・指標 | 対策上のポイント |
|---|---|---|
| 難易度水準 | 標準レベル(共通テスト〜私大標準) | 奇問対策は不要。典型パターンの定着を優先 |
| 目標得点率 | 80%〜90%(1ミス以内) | 基礎的な失点が合否の致命傷になりやすい |
| 目標解答時間 | 5分〜7分(1問あたり30〜40秒) | 選択肢と空所前後を見て瞬時に解法を想起する |
| 出題傾向比率 | 文法項目 40% : 語法・イディオム 60% | 文法構造だけでなく動詞型や前置詞の暗記が必須 |
文法問題で失点してしまう受験生の多くは、知識そのものの難しさではなく、あやふやな記憶のまま解いて紛らわしい選択肢に引っかかるか、余計な長文精読に時間を使いすぎて見直しの時間を失うことが原因です。
大問4を1問30秒で解く3ステップ
大問4を5分から7分で解き終えるためには、英文を先頭から最後まで全訳してから考える解き方をやめる必要があります。選択肢を先に確認し、問われている文法・語法テーマを特定してから空所の前後を見る手順を踏むことで、1問30秒から40秒での解答が可能になります。
ステップ1:選択肢を先読みして出題カテゴリーを特定する
問題文を読む前に、4つの選択肢を0.5秒で俯瞰します。選択肢の並び方を見るだけで、何が問われているのかが瞬時に判別できます。
- 同一動詞の異なる形(例:participate, participating, participated, to participate)→ 時制、受動態、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)の識別
- 関係代名詞や関係副詞(例:which, where, whose, that)→ 関係詞の節構造と後続文の完全・不完全判別
- 異なる動詞の原形(例:suggest, tell, remind, explain)→ 後続の文型(動詞の語法・目的語の取り方)
- 前置詞(例:of, with, for, to)→ 直前の動詞・形容詞・名詞との結びつき(コロケーション)
ステップ2:空所前後をチェックして文構造を把握する
選択肢からテーマを絞り込んだら、問題文全体の意味を最初から訳すのではなく、空所の直前・直後を確認します。例えば動詞の語法であれば「空所+人+that節」という形になっているか、関係詞であれば「空所の前の名詞(先行詞)」と「空所後ろの文に主語や目的語が欠けているか」を確認します。これだけで2択まで絞り込めるケースが大半です。
ステップ3:文脈と時制を照合して1つに確定する
空所前後の構造だけで解けない場合のみ、文全体の時制の一致、主語の単複、接続詞の因果関係を確認して最終判断を下します。確信が持てたら次の問題に進み、ひとつの問題で1分以上立ち止まらないリズムを作りましょう。
4つの選択肢を0.5秒で俯瞰し出題テーマを特定する
直前・直後の文構造をチェックして2択まで絞り込む
時制の一致や主語の単複を確認し正解を1つに確定する
選択肢の確認から始めて空所前後を照合し、30秒で解く流れです。
立命館英語で頻出の文法単元と解法例
立命館大学の文法問題で特に出題頻度が高い4大単元は「関係詞」「仮定法」「準動詞(分詞構文)」「動詞の語法」です。それぞれの解法手順と実戦例を確認します。
1. 関係詞の識別
関係代名詞と関係副詞の判別、先行詞を含む複合関係詞、前置詞+関係代名詞が頻出です。
例題:
This is the laboratory ( ) the breakthrough was achieved.
(A) which
(B) where
(C) whose
(D) what
解法プロセス:
空所の直前は名詞 laboratory(研究所)です。空所の後ろの文 the breakthrough was achieved を見ると、受動態の文であり主語も揃っている完全な文です。
不完全な文を従える関係代名詞 which は不可であり、先行詞が場所で後続が完全文であるため、関係副詞の where(B)が正解となります。
訳:ここはその大発見が成し遂げられた研究所です。
2. 仮定法の倒置と慣用表現
立命館では標準的な仮定法過去完了だけでなく、if が省略されて倒置が起きた形(Had S pp... や Were S to...)がよく問われます。
例題:
( ) you followed my advice, you would not be in trouble now.
(A) If
(B) Were
(C) Had
(D) Should
解法プロセス:
帰結節が you would not be in trouble now となっており、「過去の行為が現在の状態に影響している」混合仮定法です。
条件節側は過去の事実と反対の内容を表すため過去完了の形が必要です。if がないため倒置を疑うと、Had you followed(If you had followed の倒置)である(C)が正解と分かります。
訳:もし私の助言に従っていたら、今頃困ったことにはなっていなかっただろうに。
3. 動詞の語法(目的語と前置詞のパターン)
意味が似ている動詞の文型の違いを区別させる問題は、大問4の頻出パターンです。
例題:
The manager ( ) the staff of the upcoming inspection.
(A) suggested
(B) reminded
(C) explained
(D) announced
解法プロセス:
空所後ろの構造が「人(the staff)+ of + 名詞(the upcoming inspection)」になっています。
この形をとる動詞は「人に〜を思い出させる・知らせる」という意味の remind A of B です。suggest や explain は「explain B to A」のように人に前置詞 to を伴うため不適切です。
正解は(B)です。
訳:マネージャーはスタッフに今度の視察について知らせた。

語法問題と前置詞結合の頻出パターン
立命館大学の大問4では、時制や受動態といった純粋な文法規則よりも、「どの動詞がどの前置詞とセットになるか」「どの形容詞がどの前置詞を伴うか」という語法の知識が半分近くを占めます。ここを押さえておくことで瞬時に得点できます。
表は横にスクロールできます →
| 分類 | 代表的な表現・構文 | 日本語の意味 | 狙われるポイント |
|---|---|---|---|
| 動詞 + A + of B | remind A of B inform A of B convince A of B | AにBを思い出させる AにBを知らせる AにBを確信させる | 前置詞 of の識別、受動態 be convinced of の形 |
| 動詞 + A + with B | provide A with B supply A with B equip A with B | AにBを供給する AにBを支給する AにBを備え付ける | provide B for [to] A との書き換えの識別 |
| 動詞 + A + to do | encourage A to do enable A to do persuade A to do | Aに〜するよう促す Aが〜できるようにする Aを説得して〜させる | 原形不定詞ではなく to do を取ることの確認 |
| 動詞 + (that) S (should) 原形 | suggest that S do demand that S do insist that S do | 〜すべきだと提案する 〜すべきだと要求する 〜すべきだと主張する | 従属節の動詞が原形(仮定法現在)になる点 |
| 形容詞 + 前置詞 | be familiar with be capable of be reluctant to do | 〜に精通している 〜する能力がある 〜するのを嫌がる | 主語が人か物か、後ろが動名詞か不定詞かの違い |
これらの語法は、文全体の意味を文脈から推測するのではなく、単語どうしの結びつき(コロケーション)として頭に入っているかどうかが勝負を分けます。
市販問題集の効率的な学習ルート
立命館大学の文法問題対策では、分厚い文法問題集を1ページ目から最後の索引まで無差別に暗記しようとすると時間が足りなくなります。長文読解や語彙対策にも時間を割く必要があるため、優先度の高い章から仕上げていく戦略が有効です。
最優先で仕上げるべき単元
- 動詞の語法・前置詞との結びつき(文型・他動詞と自動詞の区別)
- 準動詞(不定詞・動名詞・分詞構文の意味上の主語や時制)
- 関係詞(主格・目的格・所有格、先行詞の有無、関係副詞)
- 仮定法(公式通りの文、without や with を用いた仮定、倒置)
- 助動詞(should have pp などの過去推量・後悔表現)
後回しにしてよい(優先度の低い)単元
名詞の細かな加算・不可算の例外分類や、特殊な冠詞の用法、否定の極めて稀な慣用句などは、立命館の大問4では出題頻度が低めです。まずは上記の最優先5単元を確実に固めてから、必要に応じて広げていくのが最短ルートです。
問題集の周回基準とメンテナンス法
標準的な文法・語法問題集を1冊選び、次の基準で周回します。
- 1周目:全問を解き、解説を読んで「なぜその選択肢になるのか」「なぜ他の3つはダメなのか」の根拠を言えるものに◯、あやふやなものに△、間違えたものに✕をつける。
- 2周目:△と✕のついた問題だけを解き直す。正解を選べるだけでなく、他人の前で正解の理由を説明できるレベルを目指す。
- 3周目:間違えた問題のみをランダム形式または章ごとにテストし、1問20秒以内で即答できるか確認する。
最優先で仕上げる
- 動詞の語法・前置詞
- 準動詞
- 関係詞
- 仮定法
- 助動詞
後回しにしてよい
- 名詞の加算・不可算
- 特殊な冠詞の用法
- 稀な否定の慣用句
配点と頻出度に合わせて単元ごとの優先順位を整理した分類です。
文法と並行して基礎語彙を固めたいときは、大学受験 英単語一覧も役立ちます。
次の疑問自分の実力に合う教材を整理したいときは、高校英語文法の参考書・問題集の選び方でレベル別の本を確かめてみてください。
立命館過去問の文法パート特化演習法
文法問題集で基礎を固めた後は、志望校の過去問題集を用いた演習に入ります。立命館大学の英語は日程や学部による出題形式の差が小さいため、異なる日程・学部の過去問も大問4の対策としてそのまま活用できます。
大問4だけを抜き出して解く「横断演習」
通常の80分通しの過去問演習とは別に、過去5年〜8年分(複数日程分を含めると15回〜20回分程度)の「大問4のみ」を連続して解く演習をおすすめします。
- ストップウォッチを5分にセットし、1回分の大問4を一気に解く。
- 丸付けを行い、間違えた問題の失点原因を「純粋な知識抜け」と「問題文の読み落とし・構造把握ミス」に分類する。
- 「知識抜け」だった場合は、使っている文法問題集の該当ページに戻り、周辺の関連知識も含めてノートに一元化する。
- 時間を測って連続10回分ほど解き進めることで、立命館特有の出題パターンや選択肢のトラップの作り方に慣れることができます。
この横断演習を行うと、立命館が好んで出題する語法や構文のパターンが浮き彫りになり、本番でも「またこのパターンが出た」と落ち着いて処理できるようになります。
ストップウォッチを5分にセットし1回分を解く
知識抜けか構造把握ミスかに原因を仕分ける
知識抜けは問題集に戻り周辺知識をノートにまとめる
過去問の大問4だけを連続して解き、弱点を集約する手順です。
短文での構文把握力を鍛えたいときは、大学受験の例文集の活用もおすすめです。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 大問4の文法・語法問題における目標所要時間はどれか。
- 25分
- 10分
- 5〜7分
- 15〜20分
答えを見る
正解: C. 5〜7分
本文の配点サマリや基準値において、大問4の目標所要時間は「5〜7分(1問あたり30〜40秒)」と記載されています。
Q2. 大問4を素早く解く手順のステップ1は何をするか。
- 英文を先頭から最後まで全訳する
- 選択肢を先読みして出題カテゴリーを特定する
- 空所前後の文構造だけをじっくり確認する
- 文全体の時制と因果関係を細かく照合する
答えを見る
正解: B. 選択肢を先読みして出題カテゴリーを特定する
大問4を解く手順のステップ1は「選択肢を先読みして出題カテゴリーを特定する」であり、全訳から入る方法は避けるべきとされています。
Q3. 次の空所に入る最も適切な語はどれか。This is the laboratory ( ) the breakthrough was achieved.
- which
- where
- whose
- what
答えを見る
正解: B. where
先行詞が場所のlaboratoryであり、後ろに主語と受動態が揃った完全な文が続いているため、関係副詞のwhereが正解となります。
英語の文法は、話して身につけよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
よくある質問
- Q. 大問4の文法は何分で解くべき?
- 目標時間は5分から7分です。大問1と大問2の長文読解に約45分、大問3の会話文と大問5の語彙に各10分使うため、大問4は1問30秒程度で即答する必要があります。
- Q. 立命館の文法は難問対策が必要?
- 難問対策は不要です。奇問や重箱の隅をつつく知識は出題されず、標準的な文法知識や動詞の語法が問われます。基礎から標準の問題集を1冊仕上げれば十分に対応できます。
- Q. 文法問題で何点取れば合格ライン?
- 配点約16点中、8割から9割以上の得点が目標です。標準レベルの出題であるため失点が差になりやすく、間違えても1問以内に抑える正確性が求められます。
- Q. 大問5の語彙問題とどちらを優先?
- まずは文法・語法(大問4)を優先して固めましょう。文法と語法の知識は長文読解や会話文の精読の土台にもなるため、英語全体の得点力を底上げする効果があります。
- Q. 過去問は何年分解くべき?
- 大問4の文法パートだけであれば、他学部や別日程を含めて10〜15回分を横断して解くのが効果的です。出題傾向が統一されているため、解くほど頻出パターンが身につきます。
2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部
participate
laboratory
breakthrough
achieve
advice
trouble