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that areは関係代名詞で正しい?複数形の理由と使い方
that are という並びは文法的に完全に正しい英語です。指示代名詞の that は単数扱いですが、関係代名詞の that は先行詞が複数形(books や people など)のときに直後の be 動詞が are に変化します。
関係代名詞節内の動詞は直前の先行詞の数に一致するため、先行詞が複数であれば that are になるのが標準的な文法規則です。
that areが文法的に正しい理由と基本構造
英語を学習していると、「that は単数を表す言葉だから、後ろに続く be 動詞は is になるはずではないか」と疑問に思うことがあります。しかし、関係代名詞として使われる that の場合、that are という並びは極めて自然で頻出の表現です。
指示代名詞と関係代名詞の根本的な違い
単語としての that には、遠くの1つのものを指す「指示代名詞」と、名詞を修飾する節を導く「関係代名詞」の2つの役割があります。この2つを混同することが、that are に違和感を覚える主な原因です。
- 指示代名詞の that:That is my car.(あれは私の車です)のように、単独で主語となり、単数として扱われます。複数形は those です。
- 関係代名詞の that:直前の名詞(先行詞)の身代わりとなって後ろの文をつなぎます。that 自体には固有の単数・複数の区別がありません。
主格の関係代名詞の構造
関係代名詞節の中で主語の働きをするものを「主格の関係代名詞」と呼びます。語順は「先行詞 + that + 動詞」となります。
I have two dogs that are very friendly.
(私にはとても人懐っこい2匹の犬がいます。)
この文では、先行詞である two dogs(複数名詞)を that が受けています。したがって、関係代名詞節の中の主語は実質的に two dogs であり、それに続く be 動詞は自然と are になります。
指示代名詞のthat
- 遠くの1つのものを指す
- 単独で主語となり単数扱い
- 複数形はthoseになる
- 例: That is my car.
関係代名詞のthat
- 先行詞の身代わりとして節をつなぐ
- 単複同形で固有の区別なし
- 先行詞が複数なら動詞はare
- 例: two dogs that are...
that areが可能なのは、関係代名詞のthatが先行詞の複数形を引き継ぐためです。
先行詞が複数でもthoseは不可!主語と動詞の一致
先行詞が複数形だからといって、関係代名詞の that を those に変えてしまう誤りがよく見られます。英語の関係代名詞に those という形は存在しません。
関係代名詞は単複同形である
関係代名詞の that は、先行詞が単数名詞であっても複数名詞であっても、形の変わらない不変化詞です。先行詞が単数のときは動詞が単数形になり、先行詞が複数のときは動詞が複数形になります。
表は横にスクロールできます →
| 先行詞の数 | 文法構造 | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|---|
| 単数名詞 | 先行詞 + that is | the book that is on the desk | 机の上にある本 |
| 複数名詞 | 先行詞 + that are | the books that are on the desk | 机の上にある本(複数冊) |
主語と動詞の一致(S-V一致)の原則
主格の関係代名詞に続く動詞の形は、関係代名詞そのものの形ではなく、「先行詞の人称と数」によって決定されます。これを英文法では「主語と動詞の一致(Subject-Verb Agreement)」と呼びます。
There are many students that are studying in the library.
(図書館で勉強している多くの生徒がいます。)
この文の先行詞は many students(3人称・複数)です。関係代名詞 that の中身は many students そのものであるため、後ろに来る動詞は3人称・複数に対応する are となります。
よくある間違い添削(OKとNGの比較)
- 誤り:Look at the birds those are flying in the sky.(関係代名詞に those は使えません)
- 誤り:Look at the birds that is flying in the sky.(先行詞が複数なのに動詞が is になっています)
- 正しい文:Look at the birds that are flying in the sky.
(空を飛んでいる鳥たちを見てごらん。)
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that areを優先して使うべき4つの典型パターン
主格の関係代名詞として先行詞が複数の場合、人なら who are、物なら which are を使うことも可能です。しかし、特定の文脈では that are を用いることが強く好まれる、あるいは文法上必須となります。
1. 先行詞が「人 + 動物」や「人 + 物」の組み合わせ
修飾する対象に人と人以外(動物や物)の両方が含まれている場合、who を選ぶと動物や物がこぼれ、which を選ぶと人がこぼれてしまいます。両方をカバーできる関係代名詞は that だけです。
Look at the boy and his dogs that are playing in the park.
(公園で遊んでいる少年と彼の犬たちを見てごらん。)
2. 先行詞に all や every などの強い限定語が付く場合
先行詞に「すべて」を表す限定語が付く場合、修飾節によって先行詞を1つのまとまりとして強く限定するため、that が好まれます。
All the documents that are required for the application must be submitted by Monday.
(申請に必要なすべての書類は月曜日までに提出しなければなりません。)
3. 先行詞に最上級の形容詞が付く場合
先行詞に最上級の形容詞(the best, the most important など)が付いている場合も、関係代名詞は that が優先されます。
These are the most reliable machines that are available in our factory.
(これらは私たちの工場で利用できる最も信頼性の高い機械です。)
4. 先行詞に the only, the same, the very などが付く場合
先行詞の意味を「唯一の」「まさにその」と極限まで限定する形容詞が添えられている場合も、客観的な性質を述べる which よりも特定性を高める that が標準的に選ばれます。
These are the only products that are certified by the committee.
(これらは委員会によって認定されている唯一の製品です。)
両方を1語でカバーできる関係代名詞はthatのみです。
全体を1つのまとまりとして強く限定するため好まれます。
the bestなど最上級が付く先行詞にはthatが優先されます。
先行詞の意味を極限まで限定する形容詞が付く場合に使います。
先行詞の組み合わせや強い限定表現がある文脈では、whichやwhoよりthatが優先されます。
人を修飾する関係詞を基礎から確認したいときは、関係代名詞whoの使い方と例文が役立ちます。
次の疑問先行詞によって that を優先する詳細な条件を整理したいときは、関係代名詞thatの特別ルールで確認できます。
that areの省略テクニック!分詞への書き換え
主格の関係代名詞は原則として単独で省略することができません。しかし、「主格の関係代名詞 + be 動詞」という組み合わせである that are は、2語をセットで丸ごと省略することができます。
1. that are + 現在分詞(~ing)の省略
that are の直後に現在分詞が続いている場合、that are を省くことで「分詞の後置修飾」の文に書き換えることができます。
The boys that are playing soccer over there are my cousins.
= The boys playing soccer over there are my cousins.
(向こうでサッカーをしている少年たちは私のいとこです。)
意味やニュアンスは完全に同一ですが、語数が減るため、日常会話や簡潔な文章では省略形が好まれます。
2. that are + 過去分詞(受動態)の省略
受け身の文構造である「that are + 過去分詞」からも、that are を丸ごと削除できます。
The items that are sold at this store are handmade.
= The items sold at this store are handmade.
(この店で販売されている商品は手作りです。)
3. that are + 前置詞句・形容詞句の省略
分詞だけでなく、前置詞句や形容詞句が続く場合も同様に省略が可能です。
The books that are on the table belong to the library.
= The books on the table belong to the library.
(テーブルの上にある本は図書館のものです。)
Employees that are eligible for the bonus will receive an email.
= Employees eligible for the bonus will receive an email.
(ボーナスの対象となる従業員にはメールが届きます。)
分詞が続く場合
- 現在分詞(playing〜)
- 過去分詞(sold〜)
修飾句が続く場合
- 前置詞句(on the table)
- 形容詞句(eligible for〜)
主格の関係代名詞とbe動詞のセットは、後ろに続く品詞に関わらず2語まとめて省略できます。

which areとの違い|制限用法のニュアンスと学術基準
先行詞が物の複数形である場合、that are と which are は文法的にどちらを使っても通じる場面が多くあります。しかし、ネイティブスピーカーの感覚やライティングの現場では明確な使い分けが存在します。
制限用法におけるニュアンスの違い
コンマを打たずに名詞を修飾する「制限用法」において、それぞれの単語には以下の語感の差があります。
- that are:先行詞の範囲を「絞り込む(特定する)」意識が強く働きます。「世の中にたくさんある中で、まさにこれらである」というニュアンスです。
- which are:先行詞についての「説明を補足・付加する」意識が残ります。やや客観的で硬い響きを持ちます。
Houses that are built of wood need regular maintenance.
(木造の家は定期的なメンテナンスが必要です。)
※木造以外の家と区別して「木造であるもの」に範囲を限定しています。
北米スタイルと学術論文(APA・MLAなど)での明確なルール
TOEFL、IELTS、学術論文、ビジネス文書などのフォーマルライティングでは、アメリカ英語のスタイルガイド(APAスタイルやシカゴ・マニュアル・オブ・スタイルなど)に従うことが一般的です。
表は横にスクロールできます →
| 用法 | 推奨される関係代名詞 | コンマの有無 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 制限用法(不可欠な情報) | that are | コンマなし | 修飾語がないとどの名詞か特定できない |
| 非制限用法(補足的な情報) | which are | コンマあり(, which are) | 先行詞はすでに特定されており、単に追加情報を添える |
学術ライティングでは「制限用法には that、非制限用法には which を使う」という厳密なルールが設定されていることが多く、制限用法で which are を使うと修正対象になる場合があります。
文法的に誤りとなるthat areの2大NGパターン
関係代名詞の that は万能に見えますが、使用が文法規則上禁止されている形が2つあります。定期テストやTOEICなどの文法問題で頻出の急所です。
1. 直前にコンマを置く非制限用法(, that are は不可)
関係代名詞 that には、先行詞の直後にコンマを置いて補足説明を加える「非制限用法(継続用法)」が存在しません。
- 誤り:My two sisters, that are teachers, live in London.
- 正しい文:My two sisters, who are teachers, live in London.
(私の2人の姉は、教師をしているのですが、ロンドンに住んでいます。)
先行詞が物の場合も同様で、, which are を使わなければならず、, that are にすることはできません。
2. 前置詞の直後に置く形(前置詞 + that are は不可)
関係代名詞 that の直前に前置詞(in, at, for, with など)を置くことはできません。前置詞の後ろには which または whom を用います。
- 誤り:These are the projects in that are involved five engineers.
- 正しい文:These are the projects in which five engineers are involved.
(これらは5人の技術者が関わっているプロジェクトです。)
前置詞を関係詞節の末尾に残す形であれば that を使うことができます(例:the projects that five engineers are involved in)。
非制限用法には使えません。who areやwhich areを使います。
前置詞の後ろには置けません。in whichなどの形に変えます。
関係代名詞thatには、コンマの後と前置詞の直後には置けないという明確なルールがあります。
長文読解で見抜く!接続詞・同格との瞬時判別ロジック
英語の長文読解では that が頻繁に登場します。接続詞(名詞節)の that や同格の that と混同せず、一瞬で「主格の関係代名詞」だと見抜くための判別ルールを押さえましょう。
直後に are があれば100%「主格の関係代名詞」
判別の基準は極めて明確です。that の直後を確認し、主語なしで動詞の are が直結していれば、その that は100%「主格の関係代名詞」です。
表は横にスクロールできます →
| thatの用法 | 直後の構造 | 後ろの文の完全性 | 役割と訳し方 |
|---|---|---|---|
| 主格の関係代名詞 | that are ...(動詞が直結) | 不完全(主語が欠落) | 先行詞を修飾する「〜である(先行詞)」 |
| 接続詞(名詞節) | that + S + V ... | 完全な文 | 動詞の目的語などになる「〜ということ」 |
| 同格のthat | 名詞 + that + S + V ... | 完全な文 | 抽象名詞の内容を説明する「〜という(名詞)」 |
接続詞の that や同格の that の後ろには、必ず「主語(S)+ 動詞(V)」を備えた完全な文が続きます。that are のように主語が抜けていきなり動詞が来る形を取ることは構造上あり得ません。
読解演習:文構造を把握する
Researchers surveyed the participants that are exposed to high stress levels.
(研究者たちは、高いストレスレベルにさらされている参加者たちを調査した。)
この文では、名詞 the participants の直後に that are が来ています。主語のない不完全な構造が続いているため、即座に「that are から文末までが the participants を修飾する主格の関係代名詞節である」と見抜くことができます。
次の疑問読解で迷いやすい節の構造を確実に整理したい方は、接続詞と関係代名詞thatの違いで判別法を確認できます。
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理解度チェック
Q1. 関係代名詞のthat areに関する説明で正しいものは?
- 先行詞が複数のときはthose areに変える
- 直後に動詞が続く主格の関係代名詞である
- コンマを直前に置く非制限用法で使える
- 前置詞の直後に置いて修飾節を作れる
答えを見る
正解: B. 直後に動詞が続く主格の関係代名詞である
関係代名詞にthoseという形はなく、コンマの後や前置詞の直後にも使えません。直後にareが直結している場合は主格の関係代名詞です。
Q2. 本文のルールに基づき、文法的に正しい英文はどれ?
- Look at the birds those are flying.
- Look at the birds that is flying.
- Look at the birds that are flying.
- Look at the birds, that are flying.
答えを見る
正解: C. Look at the birds that are flying.
先行詞が複数名詞(the birds)なので動詞はareになり、関係代名詞にthoseや直前のコンマは使えないため、that are flyingが正解です。
Q3. that areの省略について、本文の説明と一致するものは?
- thatだけを単独で省略してareを残せる
- that areの2語をセットで丸ごと省略できる
- 直後に現在分詞がある場合は省略できない
- 省略すると元の文と意味やニュアンスが変わる
答えを見る
正解: B. that areの2語をセットで丸ごと省略できる
主格の関係代名詞は単独では省略できませんが、「that are」の2語セットであれば丸ごと省略して分詞などの後置修飾に書き換えることができます。
よくある質問
- Q. that areをwho areに置き換えてもいいですか?
- 先行詞が「人間」の複数形であれば、who are に置き換えても文法的に全く問題ありません。日常会話では that are と who are のどちらも広く使われますが、フォーマルな文脈では人を明確に示す who are が好まれる傾向があります。
- Q. that areをwhich areに置き換える基準は?
- 先行詞が「物」の複数形であれば、原則として which are に書き換え可能です。ただし、先行詞に all や最上級などの強い限定語が付いている場合や、先行詞が「人+物」の場合は that are を使うのが標準的です。
- Q. 先行詞が複数形でもthat isになる例外はありますか?
- 先行詞が複数形の名詞である限り、動詞が is になることはありません。ただし、国名(the United States)や学問名(mathematics)など、末尾に -s が付いていても単数扱いされる名詞が先行詞の場合は that is になります。
- Q. that areのareは過去形ならどうなりますか?
- 過去の出来事を表す場合は、先行詞が複数であれば that were に変化します。現在形と同様に、関係代名詞節内の時制と主語の数(複数)に合わせて動詞の形を適切に一致させます。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部