
be動詞の使い方完全ガイド
be動詞は「主語と後ろの語句をイコール(=)で結ぶ」働きを持つ最重要の動詞です。主語の人称と時制に応じて「am / is / are / was / were」に形を変え、「〜です」「〜にいる・ある」という状態や存在を表します。一般動詞との混同をなくし、基本ルールを整理して身につけましょう。
- 主語と後ろをイコールで結び、状態や所在、存在を表します。
- 主語が誰(何)かと時制(現在・過去)の2軸で形を使い分けます。
- 否定文は直後にnotを置き、疑問文はbe動詞を文頭に出します。
be動詞の使い方とは(結論)
be動詞の使い分けは、「主語が誰(何)か」と「時制(現在か過去か)」の2軸だけで決まります。基本の活用は以下の表の通りです。
| 主語 | 現在形 | 過去形 |
|---|---|---|
| I(私) | am /æm/ | was /wəz/ |
| you(あなた / あなたたち) | are /ɑːr/ | were /wɜːr/ |
| he / she / it / 単数名詞 | is /ɪz/ | was /wəz/ |
| we / they / 複数名詞 | are /ɑːr/ | were /wɜːr/ |
例えば「私の名前はミアです」は主語が単数名詞なので My name is Mia. となり、「それは素晴らしかった」と過去のことを述べるなら It was great. となります。主語の単数・複数と時制を正しく見極めることが第1歩です。
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be動詞が持つ3つの基本の意味
be動詞には、文脈や後ろに続く語句によって大きく分けて3つの日本語訳が当てはまります。根本は「主語の状態・存在」を示す点にあります。
- 状態・同一「〜です、〜である」:主語と直後の名詞・形容詞を結びます。例:My favorite sport is soccer.(私の一番好きなスポーツはサッカーです)、Are you okay?(大丈夫ですか?)。
- 所在「〜にいる、〜にある」:後ろに前置詞や副詞を置き、主語の場所を表します。例:Where is the cat?(猫はどこにいるの?)、He is not here right now.(彼は今ここにいません)。
- 存在「〜がある」:there is / are ... の構文を使い、新情報を導入する際に使います。例:There are many good restaurants.(良いレストランがたくさんあるよ)、Is there anything else?(他に何かありますか?)。
状態・同一
- 〜です・〜である
- 直後に名詞・形容詞
所在
- 〜にいる・〜にある
- 直後に前置詞・副詞
存在
- 〜がある
- there is / are
be動詞は文脈や続く語句により3つの意味に分かれます。
否定文と疑問文の作り方
be動詞の否定文と疑問文の語順は、一般動詞(do / does / did を使う動詞)とは異なり、be動詞そのものを動かして作ります。
否定文は、be動詞の直後に not を置くだけです。
疑問文は、be動詞を文頭に出して「be動詞 + 主語 〜?」の順にします。
疑問詞(where, what など)を使う場合は、疑問詞を最前置して「疑問詞 + be動詞 + 主語 〜?」の形を作ります。例:Where are you from?(どちらの出身ですか?)、What is your name?(お名前は何ですか?)。
be動詞の直後に not を置くだけで作れます。
be動詞を文頭に出し「be動詞+主語〜?」にします。
疑問詞を最前置し「疑問詞+be動詞+主語〜?」にします。
be動詞自身を動かして否定文や疑問文を作ります。
日常会話で必須の短縮形一覧
日常会話やカジュアルな文章では、be動詞は短縮形で使われるのが一般的です。肯定の短縮形と、否定(not との合体)の短縮形を整理します。
| 主語+be動詞 | 肯定の短縮形 | 否定の短縮形 |
|---|---|---|
| I am | I'm | I'm not(※amn't は不可) |
| you are | you're | you aren't / you're not |
| he is | he's | he isn't / he's not |
| she is | she's | she isn't / she's not |
| it is | it's | it isn't / it's not |
| we are | we're | we aren't / we're not |
| they are | they're | they aren't / they're not |
過去形の否定は was not → wasn't、were not → weren't となります。主語と was / were の肯定短縮形(例: I'was など)は存在しない点に注意してください。
日本人が最もやりがちな典型ミス
日本人学習者が英会話や英作文で頻出させる最大の誤りが、「be動詞と一般動詞を同じ文で重ねて使ってしまうこと」です。
- 誤:I am live in Tokyo. → 正:I live in Tokyo.
- 誤:She is like music. → 正:She likes music.
- 誤:Do you are tired? → 正:Are you tired?
日本語の「〜です」に引っ張られて、すべての文に am や is を置きたくなる心理が原因です。英語の述語動詞は1つの節に1つが原則です。動作を表す一般動詞があるならbe動詞は不要であり、状態を表す形容詞や名詞を述語にする場合にbe動詞を使います。
よくある誤り
- I am live in Tokyo.
- She is like music.
- Do you are tired?
正しい表現
- I live in Tokyo.
- She likes music.
- Are you tired?
1つの節に置ける述語動詞は原則1つのみです。
進行形・受動態・be going toへの発展
be動詞の基本を押さえると、中学・高校英語の重要構文を迷わず理解できるようになります。いずれも「be動詞 + 準動詞・分詞」の構造をとります。
- 現在進行形(be + -ing):「いま〜している最中だ」を表します。
例:What are you thinking about?(何を考えているの?) - be going to + 動詞の原形:未来の予定や意図を表します。
例:What are you going to do?(何をするつもりですか?) - 受動態(be + 過去分詞):「〜される」という受け身を表します。
例:My flight was delayed by two hours.(飛行機が2時間遅れた。)
これらの応用構文でも、疑問文や否定文のルール、主語に応じた活用の規則はすべて本記事で解説したbe動詞の基本と全く同じです。
現在進行形
- be + -ing
- いま〜している最中
未来表現
- be going to + 原形
- 未来の予定や意図
受動態
- be + 過去分詞
- 〜される(受け身)
基本ルールは共通で、準動詞や分詞と組み合わせて発展します。
辞典の例文で見るbe動詞の使い方
| 英文 | 和訳 | ポイント |
|---|---|---|
| My name is Mia. ▶ | ミアです。 | 三人称単数現在「主語 is 名詞」の基本形 |
| It was great. I went hiking. ▶ | すごく良かった。ハイキングに行ったよ。 | 過去形 was を用いて状態を述べる例 |
| Where is the cat? ▶ | 猫はどこにいるの? | 「猫はどこにいるか」という所在を表す用例 |
| There are many good restaurants. ▶ | 良いレストランがたくさんあるよ。 | 「There are + 複数名詞」で存在を表す文 |
| He is not here right now. Can I take a message? ▶ | 今不在です。伝言をお預かりしましょうか? | 否定文「is not」と所在「here」の併用 |
| Are you from Canada? ▶ | カナダ出身ですか? | 主語 you に対する現在形疑問文の語順 |
| What are you going to do? ▶ | 何をするつもりですか? | 未来を表す be going to の疑問文展開 |
| My flight was delayed by two hours. ▶ | 飛行機が2時間遅れた。 | be動詞過去形 was を用いた受動態の例 |
be動詞の原形・過去分詞一覧と変化のルール
be動詞には、現在形(am, is, are)や過去形(was, were)のほかに、辞書の見出し語となる「原形(be)」と、完了形や受動態で使われる「過去分詞(been)」があります。英語に存在する動詞の中で、主語や時制によってこれほど多彩に形が変わる動詞はbe動詞だけです。
| 形 | 単語 | 主な使いどころ | 例文 |
|---|---|---|---|
| 原形 | be | 助動詞の後ろ、命令文、to不定詞 | You must be tired. (疲れているに違いありません。) |
| 現在形 | am / is / are | 現在の状態・所在(主語の人称・数で使い分け) | She is a teacher. (彼女は先生です。) |
| 過去形 | was / were | 過去の状態・所在 | We were busy yesterday. (私たちは昨日忙しかった。) |
| 過去分詞 | been | 現在完了形、過去完了形、受動態の完了形 | I have been to London twice. (ロンドンに2回行ったことがあります。) |
| 現在分詞 | being | 進行形(一時的な振る舞い・受動態の進行形) | Why are you being so kind? (なぜそんなに親切にしているの?) |
特に原形の be は、助動詞(will, can, must など)の直後や、文頭に置く命令文(Be careful.「気をつけなさい」)のように、「動詞の原形を使う」という文法規則が働く場面で元の姿のまま登場します。
中1英語で迷いやすい「長い主語」のbe動詞の選び方
中学英語の定期テストや英作文で失点しやすいのが、主語が I や he のような1語の代名詞ではなく、複数の単語から成る長い主語のケースです。be動詞を選ぶときは、「主語全体を1語の代名詞に置き換えると何か」を判定するのが確実な方法です。
1. 「A and B」の複合主語
My father and I のように末尾が I で終わる主語を見ると、直後のbe動詞に反射的に am を選んでしまう誤答が目立ちます。しかし、「父と私」は2人以上の集まりであり、代名詞に置き換えると「私たち(we)」です。したがって、選ぶべきbe動詞は are(過去なら were)になります。
- My father and I are good friends.(父と私は仲が良いです。)
2. 修飾語がついた名詞の主語
The books on the desk のような文では、前置詞句(on the desk)に目を奪われて直前の単数名詞 desk に合わせて is を選んでしまいがちです。修飾語(〜の上にある)をカッコで除外し、文の本当の主語である The books(代名詞の they に相当)に目を向けましょう。核となる名詞が複数形なので、選ぶ動詞は are です。
- The books on the desk are mine.(机の上にある本は私のものです。)
be動詞の疑問文に対するYes・Noの答え方
be動詞で始まる疑問文(Are you ...? や Is he ...?)に答える際は、一般動詞の疑問文で使う do や does ではなく、質問文と同じbe動詞を用いて返答します。答える文の主語は、必ず「人称代名詞」に置き換えるのが英語の決まりです。
肯定の返答(Yesの場合)
「Yes, 代名詞 + be動詞.」の語順で並べます。肯定で答える文末のbe動詞は、強く発音されるため短縮形を使えない点に注意が必要です。
- Is Ken busy now?(ケンは今忙しいですか?)
― Yes, he is.(はい、忙しいです。※Yes, he's. や Yes, Ken is. は不可) - Are you ready?(準備はいいですか?)
― Yes, I am.(はい、できています。※Yes, I'm. は不可)
否定の返答(Noの場合)
「No, 代名詞 + be動詞 + not.」の語順で答えます。否定文の返答では、日常会話において短縮形を使うのが自然です。
- Are they college students?(彼らは大学生ですか?)
― No, they aren't.(または No, they're not. / いいえ、違います。) - Was the movie interesting?(その映画は面白かったですか?)
― No, it wasn't.(いいえ、面白くありませんでした。)
「be動詞」のよくある疑問
確認問題(5問)
次の空所に当てはまる語として最も適切なものを選びなさい。 It ( ) great. I went hiking.
答えと解説
正解: was
主語が It で過去のことを述べる場合、be動詞の過去形には was を用います。「猫はどこにいるの?」という文における be 動詞の役割・意味として最も適切なものを選びなさい。
答えと解説
正解: 所在(〜にいる、〜にある)
Where is the cat? では後ろに場所を尋ねる語を伴い、主語の「所在」を表しています。本文で「正しい表現」として紹介されている文を1つ選びなさい。
答えと解説
正解: Are you tired?
1つの節に置ける述語動詞は原則1つです。形容詞 tired を述語にする場合は Are you tired? とします。be動詞の短縮形について、本文の記述と合致しない(誤っている)ものを1つ選びなさい。
答えと解説
正解: 主語と過去形 was を組み合わせた「I'was」という短縮形が存在する。
本文において、主語と was / were の肯定短縮形(例: I'was など)は存在しないと説明されています。be動詞を用いた応用構文「be + 過去分詞」が表す意味として最も適切なものを選びなさい。
答えと解説
正解: 〜される(受動態・受け身)
「be + 過去分詞」は受動態となり、「〜される」という受け身を表します。
よくある質問
- Q. be動詞の原形「be」はいつ使いますか?
- 助動詞(will、can、mustなど)の後ろに置く場合や、to不定詞(to be 〜)、命令文(Be quiet. など)の時に、活用させずに原形「be」のまま使います。
- Q. There is と There are の違いは何ですか?
- 直後に続く名詞が単数(または数えられない名詞)なら There is、複数なら There are を使います。be動詞の後ろに置かれる名詞が実質的な主語となるためです。
- Q. I'm not の短縮形は他にありますか?
- 標準英語では I'm not のみです。is not を isn't、are not を aren't とするような合体形(amn't)は一般的に使われません。
- Q. 疑問文の答えで「Yes, I'm.」と短縮してはいけないのはなぜですか?
- 英語の文末に位置する語には強いアクセント(強勢)が置かれます。「Yes, I am.」の「am」は文末でしっかり発音する必要があるため、弱音化を伴う短縮形(I'm)にすることができません。一方、否定の「No, I'm not.」では後ろの「not」にアクセントが乗るため、手前の「I'm」を短縮しても問題ありません。
- Q. be動詞を使った命令文はどうやって作りますか?
- 命令文は文頭に「動詞の原形」を置くルールの文です。be動詞の原形は「be」であるため、主語を省いて文頭に「Be」を置きます。「Be careful.(気をつけなさい)」や「Be quiet.(静かにしなさい)」のように表現します。禁止を表す否定の命令文にするときは、文頭に「Don't」を補い「Don't be late.(遅刻してはいけません)」の形にします。
2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部
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