モチタン辞典 › 読みもの › 英文法 › 基本英文法の実用例文集

英語文法の例文集|基礎から応用まで
英語文法を効率よく身につける最短ルートは、規則の丸暗記ではなく、構造が明確な短い例文に触れて声に出すことです。文の骨組み(主語や動詞)と意味のカタマリを意識しながら例文をインプットすれば、読解のスピードが上がるだけでなく、会話や英作文でも自然な英文を組み立てられるようになります。
英文法の基本構造と文型の例文
英語の文法を学ぶ土台となるのが「語順」です。日本語は助詞(てにをは)があるため語順を入れ替えても意味が通じますが、英語は配置された場所によって単語の働きが決まります。文の骨組みは「S(主語)」「V(動詞)」「O(目的語)」「C(補語)」の4要素で構成されます。
英語の基本5文型と代表的な英文
英語の文はすべて以下の5つの基本パターンのいずれかに分類できます。スラッシュ(/)で意味のカタマリを区切りながら構造を確認しましょう。
- 第1文型(SV):The sun / rises / in the east.(太陽は東から昇る。)
主語と動詞だけで文が成立します。in the east は修飾語(M)です。 - 第2文型(SVC):She / looks / happy.(彼女は幸せそうに見える。)
主語と補語がイコールの関係(She = happy)になります。 - 第3文型(SVO):He / plays / tennis / every Sunday.(彼は毎週日曜日にテニスをする。)
動詞の対象となる目的語(tennis)が必要です。主語と目的語はイコールではありません。 - 第4文型(SVOO):My father / bought / me / a watch.(父は私に腕時計を買ってくれた。)
「〜に(人)」と「〜を(物)」という2つの目的語を並べます。 - 第5文型(SVOC):They / call / him / Ken.(彼らは彼をケンと呼ぶ。)
目的語と補語の間に「him = Ken」という主語・述語の関係が成り立ちます。
文型を判別する際は、動詞の後ろにある語句が主語や目的語とイコールの関係になっているかどうかに注目すると迷いません。
文型の詳細な見分け方は、英語の5文型(SVOC)で詳しく解説しています。
次の疑問語順や文型だけでなく全体の基礎を順序立てて整理したいときは、英語文法の基礎と全体像まとめが道しるべになります。
be動詞と一般動詞・時制の英語文法例
英語の動詞は大きく分けて「be動詞」と「一般動詞」の2種類が存在します。be動詞は「主語=状態・存在」を表し、一般動詞は具体的な「動作や状態」を表します。
be動詞と一般動詞の基本ルール
| 分類 | 役割・コアニュアンス | 例文と対訳 |
|---|---|---|
| be動詞 | 主語と補語を「=」で結ぶ(存在・状態) | She is / an English teacher.(彼女は英語の先生です。) |
| 一般動詞 | 主語の具体的な動作や性質を表す | She teaches / English / at a high school.(彼女は高校で英語を教えています。) |
基本時制の例文一覧
現在形、過去形、未来表現、現在進行形の使い分けを例文で整理します。現在形は「現在の瞬間」だけでなく「普段の習慣や変わらない事実」を表す点が重要です。
- 現在形:I drink / coffee / every morning.(私は毎朝コーヒーを飲みます。)
習慣的な行動を表します。 - 過去形:I visited / Kyoto / last month.(私は先月京都を訪れました。)
過去の一時点に完了した事実を表します。 - 未来表現(will):I will call / you / tonight.(今夜あなたに電話します。)
その場で決めた意志や予測を表します。 - 未来表現(be going to):I am going to visit / my grandparents / tomorrow.(明日、祖父母を訪ねる予定です。)
事前に決まっていた予定や計画を表します。 - 現在進行形:He is reading / a book / right now.(彼は今まさに本を読んでいます。)
今まさに進行している動作を表します。
【差し替えテンプレート】
I usually [動詞の原形] [名詞] in the morning.
例:I usually drink green tea in the morning.(私は普段朝に緑茶を飲みます。)
過去から未来へとつながる時間軸に沿った各時制の表す範囲と例文です。
現在完了形・助動詞・受動態の重要英文
中学後半から高校文法の重要項目である「現在完了形」「助動詞」「受動態」は、日常会話や文章読解で頻出します。それぞれの構造とニュアンスを理解しましょう。
現在完了形(have / has + 過去分詞)の3つの用法
現在完了形のコアニュアンスは「過去の出来事が現在までつながっている」ことです。過去形との違いは、意識が「今」に向いている点にあります。
| 用法 | キーワード | 例文と対訳 |
|---|---|---|
| 完了・結果 | already, yet, just | I have already finished / my homework.(私はすでに宿題を終えました。) |
| 経験 | ever, never, before | Have you ever been / to Canada?(今までにカナダへ行ったことがありますか。) |
| 継続 | for, since | We have lived / in Tokyo / for ten years.(私たちは10年間東京に住んでいます。) |
助動詞のコアニュアンスと例文
助動詞は動詞の前に置き、話し手の気持ちや判断を添える役割を持ちます。
- can(能力・可能性):She can speak / three languages.(彼女は3つの言語を話すことができます。)
- must(強い義務・確信):You must wear / a seatbelt.(シートベルトを締めなければなりません。)
- should(当然の助言・提案):You should get / some rest.(少し休んだほうがよいですよ。)
- may(許可・推量):May I open / the window?(窓を開けてもよろしいですか。)
受動態(be動詞 + 過去分詞)の基本構造
受動態は「〜される」という受け身の立場から動作を捉える文法です。動作の受け手を主語にしたい場合や、動作主が不特定または明らかな場合によく使われます。
- 基本文:This temple / was built / in 1600.(この寺院は1600年に建てられました。)
- 動作主を示す文:The book / was written / by a famous author.(その本は有名な作家によって書かれました。)
次の疑問完了形と受け身が組み合わさった表現で迷ったら、現在完了形の受動態の作り方で語順とニュアンスを確認できます。
不定詞・動名詞・比較表現の文法例文
動詞の形を変えて名詞や形容詞のように使う「準動詞(不定詞・動名詞)」と、2つ以上のものを比べる「比較表現」を解説します。
不定詞(to + 動詞の原形)の3用法
| 用法 | 働き | 例文と対訳 |
|---|---|---|
| 名詞的用法 | 〜すること(主語・目的語) | To learn English / is / fun.(英語を学ぶことは楽しいです。) |
| 形容詞的用法 | 〜するための(名詞修飾) | I have / a lot of work / to do / today.(私には今日やるべき仕事がたくさんあります。) |
| 副詞的用法 | 〜するために(目的・原因) | He went / to the station / to meet / his friend.(彼は友人に会うために駅へ行きました。) |
動名詞(動詞の -ing 形)と不定詞の使い分け
動名詞は「〜すること」という意味になり、過去の事実や現実に行っている動作を表す傾向があります。これに対し不定詞は「これから先のこと(未来志向)」を表す動詞と相性が良いという特徴があります。
- 動名詞をとる動詞(enjoy, finish, stop など):
She enjoyed / playing / tennis / yesterday.(彼女は昨日テニスをして楽しみました。) - 不定詞をとる動詞(want, hope, decide など):
He decided / to study / abroad / next year.(彼は来年留学することを決めました。)
比較表現(原級・比較級・最上級)
- 原級(as 〜 as):This room / is / as large as / that one.(この部屋はあの部屋と同じくらいの広さです。)
- 比較級(-er / more 〜 than):Ken / is / taller than / Tom.(ケンはトムよりも背が高いです。)
- 最上級(the -est / the most 〜):Mount Fuji / is / the highest mountain / in Japan.(富士山は日本で最も高い山です。)
【差し替えテンプレート】
[A] is more [形容詞] than [B].
例:Health is more important than money.(健康はお金よりも大切です。)
動名詞(-ing)
- 過去の事実や現実に行っている動作を表す
- enjoy, finish, stop などが後ろにとる
- 例:She enjoyed playing tennis yesterday.
不定詞(to+動詞の原形)
- これから先のこと(未来志向)を表す
- want, hope, decide などが後ろにとる
- 例:He decided to study abroad next year.
動名詞と不定詞が持つニュアンスの違いと、それぞれを後ろにとる代表的な動詞です。

それぞれの動詞がどちらをとるか迷ったら、動名詞・不定詞をとる動詞の英単語の一覧で確認できます。
関係代名詞・仮定法・条件文の英語文法例
英文をより具体的に詳しく説明するために不可欠な「関係代名詞」と、現実とは異なる状況を思い描く「仮定法」を整理します。
関係代名詞の基本パターン
関係代名詞(who, which, that)は、先行詞と呼ばれる名詞を後ろから文の形で詳しく説明する接続の役割を果たします。
| 先行詞 | 主格(主語の代わり) | 目的格(目的語の代わり) |
|---|---|---|
| 人 | I know the girl / who / won the prize. (賞を取った女の子を知っています。) | This is the boy / whom [who] / I met yesterday. (こちらは私が昨日会った男の子です。) |
| 物・動物 | This is the train / which / goes to Tokyo. (これは東京へ行く電車です。) | The movie / which / I watched / was exciting. (私が見た映画は刺激的でした。) |
| 人・物共通 | She has a dog / that / runs very fast. (彼女はとても速く走る犬を飼っています。) | The cake / that / she made / was delicious. (彼女が作ったケーキは美味しかったです。) |
条件文(現実の条件)と仮定法過去(非現実の仮定)
日常会話で多用される「もし〜なら」という表現には、起こりうる未来を述べる「条件文」と、現在の事実とは異なる空想を述べる「仮定法」の2種類があります。
- 条件文(実現可能):If it rains tomorrow, / I will stay / at home.(もし明日雨が降れば、私は家にいます。)
※条件を表す副詞節の中では、未来の事柄でも動詞は現在形を用います。 - 仮定法過去(現在の事実に反する):If I had / enough money, / I would travel / around the world.(もし十分なお金があれば、世界中を旅するのに。)
※現在の妄想や願望を述べるため、時制を一つ過去にずらして「距離感」を表します。
条件文(現実の条件)
- 未来に起こりうる実現可能な事柄を述べる
- 副詞節の中では未来のことでも現在形を用いる
- 例:If it rains tomorrow, I will stay at home.
仮定法過去(非現実の仮定)
- 現在の事実に反する妄想や願望を述べる
- 現在の事柄でも時制を一つ戻して過去形を用いる
- 例:If I had enough money, I would travel...
「もし〜なら」を表す2つの構文における実現可能性と動詞の時制の違いです。
具体的な文構造や用例をもっと知りたいときは、仮定法の基本(仮定法過去・過去完了)の例文集が参考になります。
重要構文(強調構文・無生物主語)の英文例
試験問題の長文読解やビジネス英語で頻出する、一歩進んだ重要構文のパターンです。骨組みを見抜けるようにしておくと英文の理解度が一段と高まります。
強調構文(It is 〜 that ...)
文の中の特定の語句(主語・目的語・副詞句など)を際立たせたいときに使います。「…なのは、まさに〜だ」と訳します。
- 元の文:Ken met / Lisa / in the park / yesterday.(ケンは昨日公園でリサに会った。)
- 主語を強調:It was / Ken / that met Lisa in the park yesterday.(昨日公園でリサに会ったのは、ケンでした。)
- 時・場所を強調:It was / in the park / that Ken met Lisa yesterday.(ケンが昨日リサに会ったのは、公園でのことでした。)
無生物主語構文(物が主語になる文)
人以外の物・事柄・感情を主語に置く構文です。英語では非常によく好まれますが、日本語に訳すときは主語を「〜によって」「〜のおかげで」と原因や条件のように解釈すると自然な日本語になります。
| パターン | 英文と直訳 | 自然な日本語訳 |
|---|---|---|
| 使役・原因を表す make | The heavy rain / made / us / cancel the trip. (大雨が私たちに旅行を中止させた。) | 大雨のせいで、私たちは旅行を中止せざるを得ませんでした。 |
| 可能を表す allow / enable | The Internet / allows / us / to work / anywhere. (インターネットが私たちがどこでも働くことを可能にする。) | インターネットのおかげで、私たちはどこでも仕事ができます。 |
| 理由を表す take / bring | This bus / will take / you / to the airport. (このバスがあなたを空港へ連れて行くだろう。) | このバスに乗れば、空港へ行くことができます。 |
次の疑問読解力をさらに高める決まり文句をまとめて把握したいときは、英語の重要構文一覧まとめをあわせて活用してみてください。
間違いやすい英語文法の対比例文解説
文法の規則を理解していても、似たような表現の使い分けで迷うケースは少なくありません。日本人が特につまずきやすい対比ポイントを例文で比較します。
1. 現在完了形(have + 過去分詞) vs 過去形
| 文法項目 | 例文 | ニュアンスの決定的な違い |
|---|---|---|
| 現在完了形 | I have lost / my key.(鍵をなくしてしまいました。) | 過去に鍵をなくし、「現在も手元にない(困っている)」状態を伝えています。 |
| 過去形 | I lost / my key / yesterday.(昨日鍵をなくしました。) | 単に過去の出来事を述べているだけで、今見つかったかどうかは言及していません。 |
yesterday や two days ago のような過去の一時点を特定する副詞語句は、現在完了形と一緒には使えません。
2. will vs be going to
- will:I will help / you / with your luggage.(お荷物をお手伝いしましょう。)
話しているその場でパッと決めた意志を表します。 - be going to:I am going to buy / a new laptop / this weekend.(今週末、新しいノートパソコンを買う予定です。)
会話の前にすでに決めていた事前の計画を表します。
3. must vs have to
- must:話し手の主観的な強い確信や義務(「絶対にこうすべきだ」)を表します。
- have to:規則や状況による客観的な必要性(「規則だから〜せざるを得ない」)を表します。
例文を使って英語文法を定着させる学習法
文法の解説を読んだだけで終わらせず、自分の言葉として使えるようにするための実践的な3ステップ学習法です。
ステップ1:意味のカタマリごとにスラッシュ音読
英文の構造(SVOC)を意識しながら、区切りごとに声に出して音読します。頭の中で日本語に訳し戻さず、英語の語順のまま理解する感覚を養います。
例:I decided / to study abroad / next year.
ステップ2:主語・動詞・名詞の差し替え練習(カ substitution)
覚えた例文のパーツを自分の身近な情報に置き換えて発音してみます。1つの文型から何通りもの英文を作ることで、応用力が飛躍的に高まります。
例:I decided to buy a car next year. / She decided to change her job next year.
ステップ3:理解度ミニチェックテスト
次の空欄に適切な語を入れ、英文を完成させてみましょう。
- 彼女は3年間東京に住んでいます。
She [ ] lived in Tokyo for three years. - もし明日晴れたら、公園に行きます。
If it [ ] sunny tomorrow, I will go to the park. - その知らせを聞いて、私たちは驚きました。
The news [ ] us surprised.
【正解】
1. has(主語が3人称単数かつ現在までの継続)
2. is(条件を表す副詞節のため現在形)
3. made(無生物主語構文:make + O + C)
SVOCを意識しカタマリごとにスラッシュ音読する
主語や動詞などを身近な情報に置き換えて発音練習
空欄補充のミニチェックテストで理解度を確認する
学んだ文法例文を実践で使えるようにするための定着ステップです。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 第5文型(SVOC)の特徴として正しいものはどれですか?
- 主語と動詞だけで文が成立する
- 動詞の対象となる目的語のみを必要とする
- 目的語と補語の間に主語・述語の関係が成り立つ
- 主語と補語がイコールの関係になる
答えを見る
正解: C. 目的語と補語の間に主語・述語の関係が成り立つ
第5文型(SVOC)は、目的語と補語の間に「him = Ken」のような主語・述語の関係が成り立ちます。
Q2. 未来表現「be going to」のニュアンスは何ですか?
- その場で決めた意志や予測を表す
- 事前に決まっていた予定や計画を表す
- 過去の一時点に完了した事実を表す
- 今まさに進行している動作を表す
答えを見る
正解: B. 事前に決まっていた予定や計画を表す
本文では「be going to」について、事前に決まっていた予定や計画を表すと説明されています。
Q3. 「もし十分なお金があれば世界中を旅するのに」を表す文は?
- If I have enough money, I will travel.
- If I had enough money, I will travel.
- If I have enough money, I would travel.
- If I had enough money, I would travel.
答えを見る
正解: D. If I had enough money, I would travel.
現在の事実に反する仮定法過去では、時制を過去にずらして「If I had ..., I would travel ...」と表現します。
英語の文法は、話して身につけよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
よくある質問
- Q. 英語文法を例文で学ぶメリットは何ですか?
- 単語の並ぶ順番や前置詞の組み合わせを文脈の中で丸ごと覚えられる点です。抽象的な文法用語を暗記するよりも直感的に理解でき、会話や英作文で即座にアウトプットできるようになります。
- Q. 英文法を復習する順番はどこから始めるべきですか?
- まずはbe動詞と一般動詞の区別、基本5文型、基本時制(現在・過去・未来)から始めましょう。その土台の上に受動態、現在完了形、関係代名詞などを積み上げるとスムーズに理解できます。
- Q. 文法の例文暗記はそのまま会話で役立ちますか?
- そのまま役立ちます。短く正しい標準的な例文の単語を自分の状況に合わせて差し替える練習を重ねることで、文法規則を意識せず流暢に話せるフレーズの引き出しが増えていきます。
- Q. 現在完了形と過去形の簡単な見分け方は?
- 「今とのつながりがあるか」で見分けます。過去形は過去の一時点の事実のみを語りますが、現在完了形は「その結果、今はどうなのか」という現在の状態まで含めて相手に伝えます。
- Q. 関係代名詞の that と which の違いは何ですか?
- 先行詞が人以外の物や動物のとき、基本的にはどちらも使えます。ただし日常会話では that がより好まれる傾向があり、カンマが付く非制限用法では which を使います。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部
関係する文法英語の5文型(SVOC)
subject
verb
tense