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英検S-CBTで一次免除は使える?二次試験だけの受験方法
英検S-CBTでは一次試験免除を利用でき、当日は二次試験(スピーキングテスト)のみを受験して終了できます。従来型の英検で取得した一次免除資格をS-CBTで使うことも、S-CBTで取得した一次免除資格を従来型で使うことも可能です。
対象級は準1級・2級・準2級・3級で、検定料の割引はなく正規料金となります。
英検S-CBTで一次試験免除は利用可能!対象級と基本
英検S-CBT(CBT方式の英検)では、一次試験免除制度(通称:一免)を問題なく利用できます。従来型の紙の試験で一次試験を通過して二次試験で不合格になった場合や二次試験を棄権した場合でも、その資格を使って英検S-CBTで二次試験のみを受験することが認められています。
逆に、英検S-CBTで一次試験(リーディング・リスニング・ライティング)の基準スコアを満たして二次試験(スピーキング)に届かなかった場合、次回以降に従来型の英検で一次試験免除を申請することも可能です。
一次試験免除を利用できる対象級は決まっています。1級および4級・5級には対応していません。
| 級 | 一次試験免除の適用 | 試験形式 |
|---|---|---|
| 1級 | S-CBT未実施のため対象外 | 従来型のみ |
| 準1級 | 利用可能 | コンピュータ(吹き込み式) |
| 2級 | 利用可能 | コンピュータ(吹き込み式) |
| 準2級 | 利用可能 | コンピュータ(吹き込み式) |
| 3級 | 利用可能 | コンピュータ(吹き込み式) |
| 4級・5級 | 二次試験制度がないため対象外 | — |
S-CBTは原則として1日で4技能すべてを測定するテストですが、一次試験免除を正しく申請して申し込むと、システム上でスピーキングテストのみが割り当てられます。受験の機会を増やしたい学習者にとって、毎週末のように実施されている英検S-CBTでの一免利用は非常に有用な選択肢となります。
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英検S-CBTで二次試験だけ受ける当日の流れと時間割
一次試験免除を適用して英検S-CBTを受験する場合、試験当日は本当に「二次試験(スピーキングテスト)だけ」を受験して退出します。通常の英検S-CBT受験者はスピーキングの後にリスニング、リーディング、ライティングと進みますが、一次免除受験者は最初のスピーキングセクションが完了した段階で試験終了となります。
当日の受付から退室までの手順
- 受付・手荷物預け:指定の集合時間までにテストセンターに到着し、本人確認書類の提示と顔写真の撮影、手荷物のロッカー預け入れを行います。
- 入室・着席:指定されたブースに着席し、PC端末の画面指示に従ってヘッドセットの音量確認やマイクテストを実施します。
- スピーキングテスト受験:画面上の面接官映像および音声プロンプトに従い、マイクに向かって英語を吹き込みます。
- 試験終了・退出:スピーキングテストの解答が完了すると、画面に終了アナウンスが表示されます。試験監督者の指示に従って速やかに退室し、ロッカーの荷物を取り出して帰宅します。
通常受験では拘束時間が2時間から2時間半程度に及びますが、一次免除利用者の場合は着席から退室まで短時間で完了します。待ち時間や筆記試験の疲労がない状態でスピーキングテストに集中できる点が大きなメリットです。
本人確認や写真撮影を行い、荷物を預ける
ブースで音量確認やマイクテストを実施
画面の指示に従いマイクに英語を吹き込む
終了画面を確認後、速やかに退室し帰宅
スピーキングテスト終了後に退室でき、短時間で試験が完了します。
次の疑問対面面接と吹き込み式の違いを詳しく比べたい方は、英検S-CBTと従来型二次試験の違いを確認しておくと安心です。
一次試験免除の有効期間ルールと検定料の注意点
一次試験免除には明確な有効期限が定められており、期限を過ぎると資格は失効して再度4技能すべてを受験し直す必要があります。また、受ける試験科目数が減っても検定料が変わらないという点もあらかじめ理解しておく必要があります。
有効期限の計算ルール
一次試験免除の有効期間は、「一次試験に合格した検定回の翌年度の同一検定回まで」です。具体的には、免除資格を取得した回を含めずに数えて、連続する3回分の検定回が有効期間となります。
| 一次試験に合格した検定回 | 免除を受けられる有効期限 | 適用可能なS-CBT実施期間 |
|---|---|---|
| 第1回検定 | 翌年度の第1回検定まで | 該当する検定回に対応するS-CBT期間 |
| 第2回検定 | 翌年度の第2回検定まで | 該当する検定回に対応するS-CBT期間 |
| 第3回検定 | 翌年度の第3回検定まで | 該当する検定回に対応するS-CBT期間 |
S-CBTは毎月複数回実施されていますが、実施月ごとに対応する検定回(第1回・第2回・第3回)が紐付けられています。申込画面で希望する日程がどの検定回に属しているかを確認してください。
検定料の割引はない
一次試験が免除されて当日はスピーキングのみを受験する場合でも、検定料の割引や減額はありません。4技能をフルで受験する受験者と全く同額の正規検定料を支払う必要があります。システム利用料、会場管理費、採点コストなどが一律で設定されているためです。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。
級ごとの具体的な日数や注意点は、英検2級の一次免除の期間と申請方法で詳しく解説しています。
3級をお持ちの方は、英検3級一次免除の申請方法と有効期限をあわせて確認してください。
次の疑問免除が適用される回数や全体のルールを整理したいときは、英検一次試験免除の条件と有効期限で詳しく確認できます。
S-CBT一次免除の申し込み手順と入力チェック項目
英検S-CBTの申込画面で一次試験免除の手続きを怠ると、自動的に4技能通常の受験扱いとなってしまい、当日に筆記試験も受ける必要が生じます。必ず申込完了前に申請が適用されているかを確認してください。
Web申込の流れ
- 受験級と日程の選択:英検S-CBTの申込サイトにログインし、受験を希望する級、会場、日時を選択します。
- 受験種別の選択:申込区分を選択する画面で「一次試験免除」の項目にチェックを入れます。
- 免除資格情報の入力:過去に一次試験を通過した際の「年度」「回次」「個人番号」「暗証番号」を正確に入力します。
- 入力内容の認証確認:システムが協会のデータベースと照合し、免除資格が正しく確認されると次の画面に進めます。
- 決済と完了確認:検定料の支払い手続きを完了します。
申請ミスを防ぐマイページ確認手順
申し込みが正常に一次免除として受理されたかどうかは、申込完了後にマイページの「申込状況確認」画面で必ず確認してください。「試験種別」または「受験科目」の欄にSpeaking only(スピーキングのみ)または「一次免除」と明記されているかを確認します。
もし「4技能」と表示されている場合は免除申請が通っていませんので、申込受付期間内に問い合わせ窓口へ連絡するか修正手続きを行う必要があります。
申込サイトで希望の級、会場、日時を選ぶ
区分で「一次試験免除」にチェックを入れる
合格時の年度・回次・個人番号・暗証番号を入力
データベース照合で免除資格の認証を行う
検定料を支払い、マイページで種別を確認
申込画面で一次免除を選択し、過去の資格情報を正しく入力します。

合格証書・成績表から個人番号と暗証番号を確認する方法
一次免除の申請時に最もつまずきやすいのが、「個人番号」と「暗証番号」の入力です。これらは一次試験を合格した際の通知書類に記載されています。
確認する書類と記載場所
| 確認する書類名 | 個人番号の記載場所 | 暗証番号の記載場所 |
|---|---|---|
| 一次試験結果通知書(一次成績表) | 用紙上部・氏名付近(数字7桁) | 個人番号の右横または下部(英数字4桁) |
| 二次試験結果通知書(不合格・欠席時) | 用紙上部・受験番号欄付近 | 個人番号欄の近傍に記載 |
| 英検合否結果閲覧サイト(Web画面) | マイページ内・会員情報欄 | ログイン時の暗証番号と同一 |
従来型の試験を学校や塾などの準会場で団体受験した場合は、結果通知書の個人番号欄の横に暗証番号が印字されているか確認してください。暗証番号が初期設定のまま(生年月日の一部など)になっている場合や、未設定で空欄の場合は、英検協会の問い合わせフォームまたは専用窓口から照会手続きを行う必要があります。
なお、「受験番号(数字6桁など)」と「個人番号(数字7桁)」は異なる番号です。入力欄には必ず「個人番号」を入力してください。番号を誤って入力すると認証エラーとなり、手続きを進めることができません。
対面面接とS-CBT吹き込み式の違いと二次試験対策
従来型の二次試験は対面の面接委員と直接会話を行いますが、英検S-CBTの二次試験はパソコン画面を見ながらヘッドセットのマイクに音声を吹き込む形式です。形式の違いを理解して対策することが合格への近道です。
対面面接とS-CBT吹き込み式の比較
| 項目 | 従来型(対面面接) | 英検S-CBT(吹き込み式) |
|---|---|---|
| 試験官 | 人間(ネイティブまたは日本人) | コンピュータ(画面映像と音声) |
| 聞き直し | 自然な聞き返しが可能 | 聞き直しボタン(回数制限あり) |
| 解答のタイミング | 試験官の問いかけ直後 | 画面の準備時間・録音カウント後 |
| 周囲の環境 | 個室で1対1 | 仕切りブースで他受験生の声が聞こえる |
吹き込み式で確実に得点するためのポイント
対面面接で不合格になった人がS-CBTでリベンジする場合、以下の3点に注意してください。
- 適切な音量と明瞭な発声:マイクが音声を拾えなければ採点されません。普段の対面会話よりも口を大きく開け、ハキハキと発音します。Speak clearly and loudly.(はっきりと大きな声で話す。)を徹底してください。
- 準備時間と録音時間のペース配分:画面に「準備時間(思考時間)」のカウントダウンが表示された後、「録音中」を示すバーが動きます。録音開始の合図が出る前に話し始めると冒頭が途切れるため、合図を待ってから話し始めます。
- 沈黙を作らないつなぎ表現:考え込んで沈黙すると録音が途中で途切れたと判定される恐れがあります。Let me see...(ええと…)や Well, I think that...(そうですね、私は…と考えます)などの表現を使って発話を継続してください。
マイクが拾えるよう口を大きく開けて発音する
録音開始の合図を待ってから話し始める
つなぎ表現を使い発話を継続して沈黙を防ぐ
マイク録音特有の仕様に合わせた3つの対策ポイントです。
次の疑問2級を受験予定で画面に向かって話す練習を深めたい方は、英検2級S-CBTスピーキング対策も参考にしてみてください。
一次免除合格後のCSEスコア合算と証明書の発行
一次免除を利用して英検S-CBTのスピーキングテストに合格した場合、成績証明書や合格証書がどのように発行されるかについて不安を抱く方が少なくありません。結論として、過去に合格した一次試験のスコアと今回のスピーキングスコアが正常に合算され、完全な4技能のCSEスコアとして発行されます。
CSEスコアの合算と合格証書の仕様
合否判定および発行書類には以下の規則が適用されます。
- スコアの合算表示:免除元の一次試験で獲得したリーディング・リスニング・ライティングの各CSEスコアと、S-CBTで獲得したスピーキングのCSEスコアが合算され、4技能総合スコアおよびバンドが表示されます。
- 合格証明書の体裁:発行される「英検合格証明書」には一次試験免除を利用した事実による不利な表記や区別はなく、通常の合格者と同一の証明書が発行されます。
- 大学入試・高校入試での利用:提出先が「英検4技能のCSEスコア証明書」を求める場合でも、一次免除で取得した公式証明書は正式な4技能スコアとして提出可能です。入試出願要件を満たします。
従来型の合否結果を確認した直後にS-CBTを予約し、出願期限ギリギリで二次試験をリベンジして合格スコアを提出する受験生も多く存在します。資格を無駄にせず、最短の日程を選んで合格を勝ち取ってください。
過去の一次と今回の二次を合算し総合表示される
免除利用による不利な表記や区別はない
4技能スコア証明書として出願要件を満たす
一次免除で合格しても通常の4技能合格と同様に扱われます。
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理解度チェック
Q1. 英検S-CBTで一次試験免除を利用できる級はどれですか?
- 1級から3級まで
- 準1級から3級まで
- 2級から5級まで
- すべての級で利用可能
答えを見る
正解: B. 準1級から3級まで
本文の表と説明にある通り、1級はS-CBT未実施、4級・5級は二次試験制度がないため対象外で、利用できるのは準1級、2級、準2級、3級です。
Q2. 一次免除でS-CBTを受験する際の注意点として正しいものは?
- 受験科目が減るため検定料が減額される
- スピーキングの後に筆記試験を受験する
- 検定料は4技能受験者と同額を支払う
- 合格しても4技能CSEスコアは合算されない
答えを見る
正解: C. 検定料は4技能受験者と同額を支払う
一次試験免除でスピーキングのみを受験する場合でも、検定料の割引や減額はなく、4技能を受験する人と同額の正規検定料を支払う必要があります。
Q3. 吹き込み式で明瞭に話す対策として本文で示された英文は?
- Listen carefully and take notes.
- Speak clearly and loudly.
- Wait for the signal to start.
- Think and speak at the same time.
答えを見る
正解: B. Speak clearly and loudly.
適切な音量と明瞭な発声に関する注意点として、本文中に「Speak clearly and loudly.(はっきりと大きな声で話す。)」と記載されています。
よくある質問
- Q. 申し込み後に一次試験免除へ変更できますか?
- 申し込み完了後の受験種別の変更は原則としてできません。4技能通常受験で申し込んだ後に一次免除へ切り替えることはできないため、必ず申込時に免除申請を行ってください。
- Q. 同じ検定回の中で複数回S-CBTを受験できますか?
- 同一の検定回において、同一の級を複数回受験することはできません。異なる検定回であれば、一次免除の有効期間内である限り再度一次免除を利用して受験することが可能です。
- Q. 一免で受けたS-CBTが不合格でも資格は残りますか?
- 資格は残ります。一次免除の有効期限内(翌年度の同一検定回まで)であれば、一度S-CBTの二次試験で不合格になっても、期限が切れるまで次回以降の試験で再度一次免除を適用できます。
- Q. 暗証番号を忘れた場合はどうすればよいですか?
- 過去の成績表に記載がない場合や紛失した場合は、英検協会の公式ウェブサイトにある暗証番号照会窓口またはお問い合わせ窓口から登録情報の確認手続きを行ってください。
- Q. 当日の試験時間はどのくらい短くなりますか?
- 通常は筆記・リスニングを含めて2時間以上かかりますが、一次免除の場合はスピーキングテスト(約15分程度)のみで終了するため、入室から退室まで大幅に短い時間で済みます。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
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