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英検1次試験免除の有効期限・回数・料金と申請方法

英検1次試験免除の有効期限・回数・料金と申請方法

英検の一次試験免除(一免)とは、一次試験に合格した級の二次試験(面接・スピーキングテスト)を翌年度の同検定回までの1年間、一次試験なしで受験できる制度です。

利用可能回数は従来型で最大3回までで、二次試験を不合格になった場合だけでなく欠席・棄権した場合でも資格が付与されます。ただし検定料の割引はなく通常と同額が必要で、出願時に過去の個人番号などを入力して申請しなければ自動適用されません。

英検1次試験免除とは?対象級と制度の基本

英検の一次試験免除(通称「一免」)は、公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定において、一次試験の合格実績を一定期間保持し、二次試験のみを単独で受験できる救済・再挑戦制度です。

一次試験免除の対象となる級

一次試験免除が適用されるのは、一次試験(リーディング・リスニング・ライティング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)の2段階選考が導入されている以下の6つの級です。

4級および5級はスピーキングテストが導入されていますが、合否判定は一次試験のみで行われるため、一次試験免除の制度自体が存在しません。

一次試験免除が認められる条件

一次試験免除の資格を得るための条件は「一次試験に合格していること」の1点のみです。二次試験の結果は問われません。つまり、二次試験を受験して不合格になった受験者はもちろん、当日の体調不良や急用、会場間違いなどで二次試験を欠席・棄権した受験者であっても、一次試験の合格基準を満たしていれば等しく一次試験免除資格が付与されます。

なお、一次試験免除の適用を受けるためには、出願時に免除申請の手続きを行う必要があります。自動的に二次試験のみの受取扱いになるわけではないため、申し込み時の入力手順に注意が必要です。

英検一次試験免除の対象級
英検の各級

一次免除の対象(2段階選考)

  • 1級
  • 準1級
  • 2級
  • 準2級
  • 3級

一次免除の対象外(1次のみで合否)

  • 4級
  • 5級

一次免除は2段階選考がある3級以上のみが対象です。

次の疑問そもそも各試験で問われる技能やスケジュールを確認したいなら、英検の一次試験・二次試験の違いと日程で全体像を整理できます。

英検1次試験免除はいつまで?期限の判定ルールと早見表

一次試験免除の有効期間は、日本英語検定協会の規定により「一次試験に合格した検定回から1年間」と定められています。具体的には「翌年度の同検定回まで」が有効期限です。

有効期限の計算ルール

英検は年間3回の検定回(第1回・第2回・第3回)が設定されています。年度は4月から翌年3月までで区切られるため、「翌年度の同じ回次まで」が免除の対象期間となります。

一次試験合格回免除有効期限(最終受験可能回)対象となる検定回数
第1回合格翌年度 第1回まで当該年度第2回、第3回、翌年度第1回
第2回合格翌年度 第2回まで当該年度第3回、翌年度第1回、翌年度第2回
第3回合格翌年度 第3回まで翌年度第1回、翌年度第2回、翌年度第3回

たとえば第1回検定の一次試験に合格した場合、その年度の第2回・第3回、そして翌年度の第1回検定までの合計3回にわたって免除を申請する権利があります。翌年度の第2回検定になると期限切れとなり、再び一次試験から受験し直す必要があります。

一次試験免除資格が発生する正確なタイミング

一次試験免除を利用する上で多くの方が直面するトラブルが、「直後の回に申し込もうとしても免除資格が選択できない」という現象です。

一次試験免除の資格は、一次試験の合否が判明した瞬間にはシステム上で確定しません。免除資格が正式に付与され、次回以降の出願画面で申請可能になるのは、「当該検定回の二次試験Web合否公開日時」です。

二次試験を受験しなかった場合や、受験直後に手応えがなくて不合格を確信している場合でも、二次試験のWeb合否公開日時を迎えるまではシステム上で免除番号が有効化されません。申込受付期間の締め切りとWeb合否公開日の兼ね合いを確認し、資格付与のタイミングを待って手続きを進める必要があります。

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英検1次試験免除は何回まで?再受験の上限回数

一次試験免除を利用して二次試験を再受験できる回数は、従来型検定において最大3回までです。

回数のカウント方法と注意点

有効期間である「1年間(翌年度の同検定回まで)」の間に開催される従来型の検定回数は全部で3回です。そのため、毎回連続して出願した場合は最大3回まで二次試験に挑戦できます。

この回数制限に関して、受講者から多く寄せられる疑問について整理します。

途中の回を見送った場合の有効期間の延長はない

一次試験免除は「3回受験する権利」ではなく、「1年間の期間内に実施される検定回で免除を受けられる権利」です。途中の検定回で受験を見送り、出願しなかった回があっても、有効期限である「翌年度の同検定回」が後倒しされることはありません。出願を見送った分だけ、実際に受験できる機会は減ることになります。

免除受験で不合格になっても権利は消滅しない

一次試験免除を利用して二次試験を受験し、再度不合格になってしまった場合でも、有効期間内であれば免除資格は消滅しません。残りの期間内にある検定回で、ふたたび一次試験免除を適用して二次試験のみを受験できます。

英検1次試験免除の料金と欠席・棄権時の取り扱い

一次試験免除を利用するにあたり、事前に知っておくべき費用面と受験規約の注意点について解説します。

一次免除でも検定料の割引や減額はない

一次試験免除を利用して二次試験のみを受験する場合でも、検定料(受験料)は一次試験と二次試験を両方受験する通常受験とまったく同額を支払う必要があります。一次試験のペーパーテストや採点を受けない場合でも、割引や返金などの優遇措置はありません。

最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。

二次試験を欠席・途中棄権した場合の免除資格

体調不良やスケジュールの重複、交通機関の遅延などにより、一次試験合格後の二次試験を当日欠席(棄権)した場合でも、一次試験免除の権利は問題なく付与されます。事前に欠席連絡を入れられなかった場合でもペナルティはなく、資格は自動的に保持されます。

ただし、欠席した検定回の検定料は返金されず、次回に繰り越すこともできません。次の検定回で一次試験免除を使って受験する際は、あらためて所定の検定料を全額支払って出願する必要があります。

料金と二次欠席時のルール
💰検定料は通常と同額

一次試験免除でも検定料の割引や返金はありません。

✅二次欠席でも資格保持

二次試験を欠席・棄権してもペナルティなく免除資格が付与されます。

⚠️欠席分の返金・繰越不可

欠席した回の検定料は返金されず次回への繰り越しもできません。

検定料は同額で、二次を欠席しても免除資格は保持されます。

英検一次試験免除の条件と有効期限のイメージ

次の疑問当日体調不良などで会場へ行けない場合の連絡や対応は、英検二次試験を欠席・遅刻する場合の手続きで詳しく解説しています。

一次試験免除の申込手順と英検S-CBTでの活用法

一次試験免除の適用を受けるには、出願の際に正確な情報申告が必要です。申し込み経路ごとの手順と、英検S-CBTでの利用ルールを解説します。

申請時に手元に必要な3つの情報

一次試験免除を申請する際は、過去に一次試験を通過した際の公式記録を入力します。手元に以下の3点を用意してください。

  1. 合格した検定の「年度」(例:前年度など)
  2. 合格した検定の「回次」(第1回、第2回、第3回)
  3. 合格時の「個人番号」(英検の合格通知書や受験票に記載されている数字)

インターネット申込での申請手順

英検公式サイトからの申し込み画面において、受験級を選択したあとに「受験種別」の選択項目が表示されます。ここで「一般受験」ではなく「一次試験免除」を選択し、過去の合格年度・回次・個人番号を入力します。入力内容が協会のデータベースと一致すれば、免除出願として承認されます。

英検S-CBTで一次試験免除を利用する方法

コンピュータを使用して1日で4技能を測定する「英検S-CBT」でも、一次試験免除を利用することができます。

英検S-CBTで一次試験免除を申請して受験する場合、試験当日はスピーキングテストのみを受験します。リスニング・リーディング・ライティングのセクションは免除され、スピーキングテストの終了時点で試験は終了となります。

従来型と英検S-CBTの相互利用ルール

一次試験免除の資格は、従来型検定と英検S-CBTの間で相互利用が可能です。

学校推薦や総合型選抜入試、各種出願の期限が迫っており、従来型の次回検定まで待てない受験生の場合、実施回数が多い英検S-CBTを活用することで、最短日程で二次試験の突破を目指すことができます。

一次試験免除の申請に必要な情報

申し込み画面で入力する3つの情報を事前に手元へ用意します。

個人番号や合格通知書を紛失した時の確認・解決フロー

免除申請に必要な「個人番号」や「受験番号」が記載された合格通知書・一次試験受験票を紛失してしまった場合の対処法をまとめました。

ステップ1:Web合否結果閲覧サービスの履歴を確認する

過去の検定結果を協会のWeb合否公開サービスや専用マイページで確認した履歴がある場合、アカウントにログインすることで過去の個人番号や回次情報を画面上で再確認できる場合があります。まずは登録したメールアドレスやログイン情報を確認してください。

ステップ2:学校や塾などの準会場申込責任者に問い合わせる

学校や学習塾などの「準会場」で団体受験した場合は、団体の担当窓口(英語科の教員や塾の事務局)に控えの記録が保管されているケースがあります。団体宛てに送付された成績一覧表から個人番号を照会してもらえるか相談してください。

ステップ3:英検サービスセンターへ直接照会を依頼する

手元に記録が一切残っていない場合は、日本英語検定協会の問い合わせ窓口(英検サービスセンター)へ本人から電話または専用フォームで直接照会を行います。

確認項目手元に準備する情報確認の目的
本人確認情報氏名・生年月日・登録電話番号・住所受験者本人であることの証明
受験履歴の推定受験したおおよその年度・回次・受験地協会データベース内での特定迅速化
受験会場の種別本会場(公開会場)か準会場(学校・塾)か照会先データの絞り込み

出願締切日の当日に番号不明で問い合わせを行っても、照会に日数を要して出願に間に合わないリスクがあります。免除受験を検討している場合は、出願開始前に合格証書や手控えの有無を確認しておくことが大切です。

二次試験で再度落ちないための失点分析と級別リカバリー

一次試験免除の権利を無駄にせず、次回の面接試験で確実に合格を掴むための原因分析と実践的な対策ポイントを解説します。

CSEスコアから落ちた原因を特定する

二次試験の不合格通知が届いたら、まずはスコア表の失点項目を確認します。

面接で沈黙を防ぐための必須フレーズ

質問が聞き取れなかった場合や、考えをまとめる時間が欲しい場合は、無言にならずに適切な英語表現を使って面接を円滑に進めます。

聞き返す時の表現:
Pardon?
(もう一度おっしゃっていただけますか。)
Could you repeat the question, please?
(もう一度質問を繰り返していただけますか。)

考える時間を稼ぐ表現:
Let me see...
(ええと、そうですね…)
Well, that's an interesting question.
(そうですね、興味深い質問です。)

3級・準2級の対策ポイント

3級と準2級では、音読とイラスト描写が中心となります。

音読では、タイトルから読み始めること、ピリオドやカンマで適切に息を継ぐこと、意味の区切りを意識することが求められます。イラスト問題では、登場人物の動作を be + -ing(現在進行形)で正確に表現する練習を重ねてください。

例文:
A man is putting a box into his car.
(男性が車の中に箱を積み込んでいるところです。)

2級・準1級・1級の対策ポイント

2級以上では、社会的なトピックに対する自身の意見とその根拠を述べる質疑応答が中心となります。

回答の基本骨子として、結論(I agree. / I don't think so. など)を述べた後、First, ...(第一に〜)、Second, ...(第二に〜)と理由を2点挙げる論理展開を定着させます。

意見を述べるテンプレート:
I think that more people will work from home in the future.
(将来、より多くの人々が在宅勤務をするようになると私は考えます。

)
First, it saves a lot of time commuting.
(第一に、通勤時間を大幅に節約できます。)
Second, it allows people to balance work and family life.
(第二に、仕事と家庭生活を両立させることができます。)

一次試験の筆記対策から解放されている期間を最大限に活かし、音読とスピーチの口頭練習に集中して対策を進めてください。

不合格スコア別の原因と対策

あと数点で不合格(ボーダー層)

  • 態度(Attitude)や聞き返しで失点
  • 入室から退室までの定型応答を整備
  • 明瞭な発声とアイコンタクトを意識

大幅に不足(知識・運用力不足層)

  • 応答の論理性や語彙・文法に課題
  • 単語1語での回答や沈黙が原因
  • 理由を2文以上で述べる構成を習得

CSEスコアの失点状況に応じた対策を整理して再挑戦に備えます。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年10月12日)。

3級の面接手順を詳しく確認したい場合は、英検3級の二次試験(面接)対策が役立ちます。

2級の面接で求められる答え方や質疑応答のコツは、英検2級の二次試験(面接)対策で確認できます。

次の疑問面接官とのやり取りや応答のコツを基礎から見直したいときは、英語面接・二次試験の対策法が役立ちます。

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理解度チェック

Q1. 一次試験免除(一免)の制度が適用される級はどれですか?

  1. 1級から5級までのすべての級
  2. 4級と5級のみ
  3. 1級・準1級・2級・準2級・3級
  4. 準2級と3級のみ
答えを見る

正解: C. 1級・準1級・2級・準2級・3級
一次試験免除は、2段階選考がある1級、準1級、2級、準2級、3級の5つの級に適用されます。4級と5級には制度がありません。

Q2. 一次試験免除を利用して受験する際の検定料はどうなりますか?

  1. 一次試験を受けない分、半額に割引される
  2. 通常受験とまったく同額を支払う
  3. 二次試験の面接官費用のみ支払う
  4. 初回の免除申請時のみ無料となる
答えを見る

正解: B. 通常受験とまったく同額を支払う
一次試験免除を利用して二次試験のみを受験する場合でも、検定料の割引や減額はなく、通常受験とまったく同額を支払う必要があります。

Q3. 面接で質問を聞き返したい時に適した英語表現はどれですか?

  1. Could you repeat the question, please?
  2. Let me see...
  3. A man is putting a box into his car.
  4. Well, that's an interesting question.
答えを見る

正解: A. Could you repeat the question, please?
質問が聞き取れず聞き返す時の表現として、「Could you repeat the question, please?」が挙げられています。

よくある質問

Q. 一次試験免除の申請は自動で適用されますか?
自動的には適用されません。出願手続きを行う際に、自身で「一次試験免除」を選択し、過去に一次試験を通過した際の合格年度・回次・個人番号を正しく入力して申請する必要があります。
Q. 一次免除を使ったら一次試験のスコアはどうなりますか?
過去に合格した一次試験の英検CSEスコアがそのまま保持されます。二次試験に合格した段階で、過去の一次試験スコアと今回の二次試験スコアが合算され、最終的な総合成績が認定されます。
Q. 英検S-CBTで一次免除を使うと受験内容はどうなりますか?
英検S-CBTで一次試験免除を適用した場合、リーディング・リスニング・ライティングの解答は免除され、スピーキングテスト(面接代替の吹き込み式試験)のみを受験します。
Q. 二次試験の当日に遅刻・欠席しても免除資格は残りますか?
残ります。二次試験を棄権・欠席した場合でも一次試験の合格実績は取り消されず、有効期限(翌年度の同検定回まで)内であれば次回以降の検定で一次試験免除を利用できます。
Q. 一次試験免除期間中に上の級を受験することは可能ですか?
可能です。保有している級の一次免除資格を維持したまま、同じ検定回で上位の級を通常受験(一次・二次両方)することや、ダブル受験することは制度上問題ありません。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部