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英検準一級一次免除の期限と申請手順・二次対策
英検準一級の一次試験免除(一次免除)は、一次試験に合格した回の「翌年度の同回」まで有効であり、実質1年間で最大3回まで二次試験のみを受験できます。
利用時は全技能受験と同じ正規の検定料が必要となり、過去の一次合格時の個人番号を入力して申請します。英検S-CBTでも利用可能で、不合格や欠席が生じても有効期限内であれば免除資格は維持されます。
英検準一級一次試験免除の仕組みと有効期限の早見表
実用英語技能検定(英検)の一次試験免除制度とは、一次試験(リーディング・リスニング・ライティング)に合格し、二次試験(面接・スピーキング)が不合格または棄権(欠席)となった場合に、以降の試験で一次試験を免除して二次試験から受験できる公式制度です。
対象級は1級から3級までと定められており、準1級もこの対象に含まれます。
有効期間は、一次試験に合格した回の「翌年度の同回」までです。英検は年に3回実施されるため、実質的に合格後1年間、通算して最大3回の試験において一次免除資格を適用して出願できます。
一次試験合格回別の有効期限早見表
| 一次試験に合格した検定回 | 免除が適用される検定回(最大3回) | 有効期限となる最終回 |
|---|---|---|
| 第1回検定で一次合格 | 同年度 第2回、同年度 第3回、翌年度 第1回 | 翌年度 第1回検定 |
| 第2回検定で一次合格 | 同年度 第3回、翌年度 第1回、翌年度 第2回 | 翌年度 第2回検定 |
| 第3回検定で一次合格 | 翌年度 第1回、翌年度 第2回、翌年度 第3回 | 翌年度 第3回検定 |
上記の通り、どの回で合格しても「翌年度の同じ回」まで権利が持続します。例えば、ある年度の第1回検定で一次試験を通過した場合、その年度の第2回・第3回、そして次の年度の第1回まで申請が認められます。
この3回のチャンスの間に二次試験に合格できなければ、一次試験免除の権利は失効し、再び一次試験からの受験が必要です。
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一次免除の申し込み手順と申請に必要な準備物
一次免除を利用して出願する際は、通常の申し込み画面や願書において「一次試験免除」の区分を選択し、過去の合格履歴を正しく照合させる必要があります。自動的に免除扱いにはならないため、必ず出願者自身で免除申請を行わなければなりません。
申請時に手元に必要な準備物
- 合格時の個人番号:一次試験に合格した回に発行された7桁の数字です。本人確認および合格履歴照会に必須となります。
- 合格通知書(一次試験)またはWEB合否結果画面:個人番号のほか、合格した「年度」「検定回」を正確に確認するために使用します。
- 証明写真(顔写真):二次試験当日に持参する受験票に貼付、または英検S-CBT申し込み時にアップロードする顔写真データです。
受験方式別の申し込み手順
申し込み経路によって入力方法が異なります。それぞれの窓口に応じた手順を把握しておきましょう。
| 受験方式 | 申請の流れ | 注意点 |
|---|---|---|
| 本会場(インターネット申込) | 公式サイトの申込画面で「一次試験免除」を選択し、過去の年度・回次・個人番号を入力して決済へ進む | 個人番号の入力ミスがあると通常受験として処理される場合がある |
| 団体申込 | 所属団体(学校・塾など)の担当者に一次免除での受験を申し出て、願書に過去の個人番号を記載する | 団体の内部締切に合わせる必要がある |
| 英検S-CBT | 予約申込画面で一次試験免除を選択し、過去の合格情報を入力して試験日時・会場を予約する | 予約完了後の免除区分変更はできない |
インターネット申込では、個人番号を入力した段階で過去の合格情報との照合が行われます。照合エラーが出る場合は、合格通知書に記載されている氏名(漢字・カナ・英字表記)や生年月日の登録内容が一致しているか確認してください。
- 合格時の個人番号7桁の数字。照会に必須
- 合格通知書またはWEB結果画面合格年度・検定回の確認に使用
- 証明写真(顔写真)受験票貼付またはS-CBTで登録
申請時に手元に揃えておくべき3つの項目です。
次の疑問申請手順や全体のルールを級を問わず確認したいときは、英検一次試験免除の条件と有効期限をまとめた解説も役立ちます。
検定料と受験会場に関する重要ルール
一次試験免除制度を利用するにあたり、受験者が最も誤解しやすいのが検定料と試験会場の取り扱いです。出願前に以下の規則を正しく把握しておく必要があります。
検定料は全技能受験と同額が必要
一次試験の受験が免除され、二次試験(スピーキング)のみを受ける場合であっても、検定料の割引や減額はありません。リーディング、リスニング、ライティングを含む全技能を通常受験する際と同額の検定料を支払う必要があります。
免除されるのは「一次試験の受験そのもの」であり、試験の管理運営費用や採点費用が差し引かれるわけではない点に注意してください。最新の日程・料金は実施団体の公式サイトで確認してください。
受験会場と当日の時間帯
一次免除で受験する場合、本会場受験では一次試験の実施日には会場へ行く必要がありません。二次試験の実施日に指定された会場へ直接向かいます。
- 受験票の送付:一次免除申請者にも二次試験用の受験票が届きます(またはWEB上で発行されます)。一次試験の受験票は発行されないか、あるいは一次免除と明記された形で二次試験案内が届きます。
- 当日の拘束時間:一次試験会場に行く必要がないため、当日は二次試験の指定集合時刻に合わせて来場します。控室での受付、事前説明、面接本番、終了後の退出まで、およそ1時間から1時間半程度で終了します。
- 準会場での扱い:準1級は準会場では実施されないため、本会場での実施となります。一次免除を利用する場合も、本会場での対面面接を受験することになります。
二次試験のみの受験でも減額や割引はありません。
一次試験日は会場へ行かず二次試験日のみ向かいます。
受付から面接終了まで拘束時間は1〜1.5時間程度です。
準会場申込でも準1級の面接は本会場で実施されます。
一次免除を利用する際に知っておくべき要点です。
次回の日程や申し込み締め切りを確認したいときは、英検準1級の日程・申込期間・会場案内をご覧ください。
次の疑問免除利用時も含めた準1級の費用詳細を確かめたい方は、英検準1級の受験料・費用まとめで全体の出費を把握できます。
英検S-CBTでの一次試験免除と受験戦略
コンピュータ端末を使用して1日で4技能を測定する英検S-CBTにおいても、一次試験免除を利用した受験が可能です。従来型の本会場試験で得た一次免除資格を英検S-CBTで使用することも、英検S-CBTで得た一次免除資格を従来型で使用することも認められています。
従来型面接と英検S-CBT(録音式)の比較
| 比較項目 | 従来型(本会場) | 英検S-CBT |
|---|---|---|
| 面接形式 | 対面式(面接委員1名との対話) | 録音式(ヘッドセットを装着しPC画面に向かって発話) |
| 日程選択 | 年3回・指定された日曜日 | 原則毎週末に実施(希望日時を選択可能) |
| 質問の聞き直し | 自然な聞き返しが可能(評価に配慮) | 画面上のリピートボタン(回数制限あり) |
| タイムマネジメント | 面接委員がストップウォッチで計時 | 画面上に残り時間がカウントダウン表示 |
どちらの形式を選ぶべきか
人との対面コミュニケーションの方が感情を込めやすく、相槌や視線で間を取りやすい受験者は「従来型」が適しています。一方で、対人面接で過度に緊張してしまう受験者や、画面のタイマーを見ながら正確に秒数を管理したい受験者、あるいは学校や仕事の都合で平日の合間や特定の日程を選びたい受験者は「英検S-CBT」が有力な選択肢となります。
英検S-CBTで一次免除を利用する場合、試験会場ではスピーキングテスト(15分)のみを受験します。操作手順は会場のガイダンスに従ってください。

次の疑問S-CBTでの詳しい申請手順や注意点を知りたい場合は、英検SCBTは一次試験免除が使えるかを解説した記事が参考になります。
一次免除の権利消失と例外ルールへの対処法
一次免除資格を保持している期間中に、予期せぬ事態が起きた場合の権利の取り扱いについて、頻出の疑問を整理します。
一次免除を使わず通常受験して一次で落ちた場合
一次免除の有効期間内であるにもかかわらず、誤って一次試験を含む通常受験で出願し、その一次試験で不合格になってしまった場合でも、過去に取得した一次免除の権利は消失しません。
有効期間内であれば、保持している一次免除資格は有効なまま残り、次回の出願時に再度一次免除として申請することができます。ただし、通常受験した回の検定料は返金されず、その回で免除資格を上書きして二次に進むこともできないため、出願時の区分選択には細心の注意を払ってください。
二次試験を棄権・欠席した場合
一次免除で出願していた二次試験を体調不良や急用で欠席(棄権)した場合、その回の合否結果は「不合格(または棄権)」となりますが、残りの有効期間内であれば免除資格は失われません。
次回以降の検定で、期間内であれば再び一次免除として出願可能です。ただし、欠席した回の検定料の返還や、次回への繰り越しは行われません。
二次試験で不合格になった場合
一次免除を利用して二次試験を受験し、不合格となった場合も同様です。有効期間(翌年度の同回まで)が残っていれば、次回も引き続き一次免除で挑戦できます。最大3回のチャンスをすべて使い切るか、有効期間が満了した時点で、初めて一次試験免除の権利が完全消滅します。
誤って通常出願して一次で落ちても権利は残ります。
体調不良等で欠席しても期間内なら次回再申請可能。
最大3回のチャンスを使い切るまで免除は継続します。
有効期間内であれば免除資格が残る3つのケースです。
準1級二次試験面接の構成と減点を防ぐ対策法
英検準1級の二次試験は、2級と比べて求められる論理的思考力と表現の幅が大きく跳ね上がります。試験の全体構成を理解し、減点されやすいポイントを事前に補強しておくことが一発合格への鍵です。
試験の構成と配点のポイント
- 自由会話:簡単な日常会話(ウォーミングアップ、採点対象外または態度点に関連)
- 4コマ漫画のナレーション(準備1分・発話2分):イラストの流れを起承転結で描写(配点割合大)
- 質疑応答 No. 1:4コマ目の状況に基づき「もしあなたが主人公なら何を思うか」に答える
- 質疑応答 No. 2〜4:イラストのテーマに関連した社会性のあるトピック(環境、ビジネス、教育、労働など)に対する意見陳述
ナレーション(4コマ漫画)の失点パターンと対策
ナレーションで最も多い減点要因は、時制の不一致と制限時間の超過です。
- 時制は過去形・過去進行形で統一する:問題文に「One day, ...(ある日、〜)」という導入句が指定されています。描写は原則として過去形(decided to ...、was planning to ...)で繋げてください。現在形が混ざると文法面で減点されます。
- 1コマあたり約30秒の配分:合計2分間で4コマを話すため、1コマにつき30秒(2〜3文)が目安です。2分を経過すると途中で打ち切られ、4コマ目の結末を話せないとナレーションの展開点で大きな失点となります。
ナレーションの繋ぎには、以下の表現を型として身につけておくと展開が滑らかになります。
コマの移行フレーズの例:
・2コマ目:The next day, ...(翌日、〜)/ A few days later, ...(数日後、〜)
・3コマ目:The following week, ...(その翌週、〜)
・4コマ目:A month later, ...(1か月後、〜)
質疑応答(No. 2〜4)の論理展開テンプレート
社会問題に関する質問では、単に Yes や No を答えるだけでなく、明確な理由と具体例を2点挙げる論理構成が求められます。
回答の基本骨格:
- 主張:I agree with this idea.(私はこの考えに賛成です。)または I don't think so.(私はそうは思いません。)
- 理由1:First of all, [理由1]. For example, [具体例].(まず第一に、〜です。例えば、〜。)
- 理由2:In addition, [理由2]. As a result, [帰結].(加えて、〜です。その結果、〜。)
使える実戦表現:
・lead to economic growth(経済成長につながる)
・例文:Investing in renewable energy will lead to economic growth in the long run.(再生可能エネルギーへの投資は、長期的には経済成長につながります。
)
・strike a balance between A and B(AとBのバランスを取る)
・例文:It is important for companies to strike a balance between profit and environmental protection.(企業にとって利益と環境保護のバランスを取ることが重要です。)
日常会話でウォーミングアップを行う
準備1分・発話2分でイラストを描写
4コマ目の状況から主人公の心情に回答
社会性のあるトピックについて意見陳述
面接室に入室してから退室するまでの試験の流れです。
大学入試や提出期限から逆算する受験計画
大学受験の推薦入試・総合型選抜や単位認定、留学要件など、公的機関や教育機関へスコア・合格証明書を提出する場合、一次免除の1年間という有効期間をどのように配分するかが重要になります。
合否結果発表の時期と出願締切の管理
検定結果が手元に届く時期は、試験実施方式によって異なります。提出期限から逆算して、どの検定回をターゲットにするか計画を立ててください。
- 従来型(本会場):試験実施日から成績証明書(合格証書)の発送までに数週間の期間を要します。提出締切の直前の回では書類提出に間に合わないリスクがあるため、締切の1回前を本命回と設定するのが安全です。
- 英検S-CBT:実施日程が多く、受験の機会を柔軟に設定できますが、スコア発行スケジュールは所定の日数が必要です。WEB上での閲覧開始日と公式認定証の原本到着日には差があるため、出願先が「原本必着」か「WEB成績票の写しで可」かを確認しておく必要があります。
最大3回の有効活用モデル
一次免除の期間中は、精神的な余裕を持って二次試験対策に専念できます。以下のステップで学習を進めると着実に合格圏に到達できます。
| 段階 | 期間・時期 | 学習の重点内容 |
|---|---|---|
| 第1期 | 一次合格直後〜1回目受験 | ナレーションの過去時制の徹底、過去問5〜10回分の音読と時間計測(1コマ30秒感覚の確立) |
| 第2期 | 1回目で不合格の場合(2回目受験) | 弱点(語彙不足、沈黙、論理展開の弱さ)の補強、社会系テーマ(環境・雇用・高齢化)の意見ストック作成 |
| 第3期 | 有効期限最終回(3回目受験) | 模擬面接形式の実践練習、予期せぬ質問に対する切り返し表現の定着、確実な合格点の確保 |
免除期間があるからと先延ばしにせず、一次試験で培った語彙力や読解力が頭に残っている最初の検定回で合格を決める意識を持つことが最も推奨されます。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 英検準一級の一次試験免除に関する記述として正しいものは?
- 一次免除を利用すると検定料が半額になる
- 二次試験のみを受ける場合も全技能と同額が必要
- 一次試験免除は出願時に自動で適用される
- 二次試験を欠席すると免除資格は即座に失効する
答えを見る
正解: B. 二次試験のみを受ける場合も全技能と同額が必要
一次免除で二次試験のみを受ける場合でも割引や減額はなく、全技能と同額の検定料が必要です。
Q2. 準1級二次試験の4コマ漫画ナレーションでの注意点は?
- 現在完了形を多用して描写する
- 描写の時制は過去形や過去進行形で統一する
- 1コマあたり1分かけて詳しく話す
- コマの移行フレーズは使用してはならない
答えを見る
正解: B. 描写の時制は過去形や過去進行形で統一する
問題文にOne day, ...と指定されているため、描写は過去形などで統一する必要があります。
Q3. コマの移行フレーズとして本文で挙げられている英文は?
答えを見る
正解: A. The following week, ...
本文では3コマ目などの移行フレーズの例として「The following week, ...」が挙げられています。
よくある質問
- Q. 一次免除で受験すると検定料は安くなりますか?
- 安くなりません。一次試験を受験せず二次試験のみを受ける場合であっても、通常の全技能受験と同額の正規検定料を支払う必要があります。
- Q. 英検準一級の一次免除は何回まで使えますか?
- 一次試験に合格した回の翌年度同回まで有効であり、実質1年間で最大3回の検定に一次試験免除として出願することができます。
- Q. 一次免除で二次試験を欠席したら資格は消えますか?
- 資格は消えません。その回は不合格・棄権扱いとなりますが、有効期間内であれば次回以降の検定で再び一次試験免除として申請・受験が可能です。
- Q. 英検S-CBTでも準1級の一次免除は使えますか?
- 使えます。従来型の試験で得た免除資格を英検S-CBTで利用することも、英検S-CBTで得た資格を従来型で利用することも可能です。
- Q. 一次免除の申請に必要な個人番号を忘れました。
- 一次試験の合格通知書やWEB合否結果確認画面に記載されている7桁の数字です。確認できない場合は、英検サービスセンターへ問い合わせて照会手続きを行ってください。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部