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英検二次試験に落ちたらどうなる?一次免除の期限と合格法
英検の二次試験に落ちたら、一次試験の合格実績は維持され、次回以降の一次試験が免除されます。免除の有効期限は「合格した回から1年間(翌年度の同回まで)」です。
ただし、一次免除を利用して二次試験(面接)のみを再受験する場合でも、検定料の割引や免除はなく、通常の受験料を満額支払う必要があります。結果待ちで不安な方も、ミスの内容によっては十分合格の可能性がありますので、まずは合否の境界線を確認しましょう。
英検二次試験に落ちた場合の一次免除と有効期限ルール
英検の二次試験(面接試験)で不合格になった場合でも、すでに合格基準を満たした一次試験の結果が取り消されることはありません。公益財団法人 日本英語検定協会の規定により、一次試験免除(通称:一次免除)の資格が付与されます。
まずは制度の基本ルールと、多くの受験生が誤解しやすい検定料の仕組みを整理して確認しておきましょう。
一次試験免除の有効期限は「1年間(翌年度の同回まで)」
一次試験免除の有効期間は、一次試験に合格した試験回を含めず、その次の試験回から数えて1年間(翌年度の同回まで)です。従来型の本試験は年3回実施されているため、チャンスは実質的に計3回用意されています。
例えば、2024年度第1回の一次試験に合格し、同回の二次試験で不合格になった場合、免除申請をして二次試験から再受験できる期間は以下の通りです。
- 2024年度 第2回(1回目の免除行使)
- 2024年度 第3回(2回目の免除行使)
- 2025年度 第1回(3回目の免除行使・有効期限の最終回)
この期間内であれば、一次試験(筆記・リスニング)の受験をスキップして二次試験(面接)のみを受験できます。もし有効期限内に一度も再受験しなかった場合や、有効期限内に合格できなかった場合は一次免除資格が失効し、次回は再び一次試験からの受験となります。
一次免除でも再試験の検定料は「全額自己負担」
受験生から非常に多い質問が「二次試験だけ受けるなら、一次試験の分だけ受験料は安くなるのか」という疑問です。結論から言うと、一次免除を利用して二次試験のみを受験する場合でも、検定料は割引されず満額を支払う必要があります。
一次試験のペーパーテストを受けない場合でも、会場手配費用や面接委員の人件費、システム管理費用などがかかるため、通常の申込と同一の正規検定料が発生します。費用面での優遇はありませんが、一次試験の勉強時間をすべて二次面接の対策に集中できる点は大きなアドバンテージです。
| 項目 | 通常の受験 | 一次試験免除での再受験 |
|---|---|---|
| 一次試験の受験 | 必要(筆記・リスニング) | 免除(受験不要) |
| 有効期間 | 該当の試験回のみ | 1年間(翌年度同回までの計3回) |
| 検定料(受験料) | 規定の通常料金 | 同額(割引・減額なしの全額負担) |
| 試験当日の拘束時間 | 半日(一次)+ 後日二次 | 面接指定時間の前後のみ |
英検二次試験で落ちたかも?不安な時の合否診断基準
二次試験を終えた直後、「質問を聞き返してしまった」「うまく答えられずやらかした」「間違えた単語を言ってしまった」と不安で押しつぶされそうになる受験生は少なくありません。しかし、英検の二次面接は減点方式だけでなく、伝えようとする姿勢や部分点を拾う加点要素も豊富に用意されています。
合否発表を待つ間に自分の手応えを冷静に振り返ることができるよう、合否の分かれ目となる「致命的なミス(アウト)」と「挽回可能なミス(セーフ)」の境界線を整理しました。
致命的なミス vs 挽回可能なミスの判定表
| 面接での出来事 | 判定 | 合否への影響と理由 |
|---|---|---|
| 質問後に10秒以上沈黙して一言も話せなかった | アウト寄りの危険 | 応答不能とみなされ、その設問の配点が0点になる可能性が高い |
| 質問の意味が分からず完全に無関係な話をした | アウト寄りの危険 | 質問に対する応答(Content)の要件を満たさず大幅減点となる |
| 面接官の質問を2回丁寧に聞き返した | セーフ | 自然な聞き返し表現を使っていれば減点対象にはならない |
| 単語の三人称単数-sや過去形を間違えて言い直した | セーフ | 自発的な修正(Self-correction)はむしろ評価され、軽微なミスで済む |
| 質問に対して1文しか答えられなかった設問がある | セーフ | 満点は取れなくても部分点が入り、他の設問で十分挽回可能 |
| パッセージの音読で知らない単語の発音を間違えた | セーフ | 1〜2語の読み間違いで不合格になることはない |
| イラストの描写で人物の行動を1つ描写し忘れた | セーフ | 配点の半分程度は確保でき、全体で合格点に届く余地がある |
| 面接室の入退室で日本語を話してしまった | セーフ | アティチュードに軽微な影響があっても、英語力でカバー可能 |
多少の間違いで不合格になることはない
多くの受験生が「1つの設問で詰まったからもう落ちた」と思い込みがちですが、二次試験の合格率は級にもよるものの、全体として80%〜90%前後とされています。これは「10人中8人から9人は受かる」試験であることを意味します。
面接官が見ているのは、ネイティブのような流暢さではなく「英語を用いて対面でコミュニケーションを成立させようとする意思と基礎力」です。文法に多少の破綻があっても、単語を並べて意図を伝えようとしたり、笑顔でハキハキと受け答えができていれば、合格ラインに滑り込んでいるケースは多々あります。結果が出る前に過度に落ち込む必要はありません。
次の疑問どのくらい減点されると不合格になるのか気になる方は、英検二次試験の合格率と採点基準で配点の目安を確認しておくと安心です。
英検二次試験で落ちる人の共通点と主な減点原因
二次試験の合格率が高いにもかかわらず、不合格になってしまう人には明確な共通点があります。不合格になる典型的な原因を把握しておくことで、次回の再試験に向けた効果的な弱点補強が可能になります。
1. 最大の不合格原因は「沈黙・無言」
面接において最も避けるべき行為は、考え込んでしまい無言のまま時間が過ぎることです。面接官は受験生が黙ってしまうと、「質問を理解していないのか」「答えを考えている最中なのか」「これ以上話す気がないのか」を判断できません。
一定時間(およそ5〜10秒以上)の沈黙が続くと、面接官は次の質問へ進んでしまい、その設問はほぼ無得点(0点)となってしまいます。英語が出てこなくても、何らかの応答を繋ぐ姿勢が必須です。
2. 各パート別によくある減点要因
級ごとの試験構成に応じて、受験生がつまずきやすい失点ポイントが存在します。
- パッセージの音読(準2級・2級など): 単語の発音そのものよりも、「意味の区切り(チャンク)」を無視して一本調子で読んだり、ピリオドを無視して息継ぎなしで走り抜けてしまうミスが多く見られます。意味のまとまりごとに適切なポーズ(間)を置かないと、内容を理解して読んでいるとみなされず、リーディング評価が下がります。
- イラスト描写(3級・準2級・2級など): 最も多い失敗は時制のミスです。準2級などの「今まさに〜している」場面では現在進行形(be + -ing)、2級のストーリー展開では過去形や過去進行形を基軸にして話す必要があります。現在形だけで事実を並べてしまうと、文法的一貫性を欠いて減点されます。
- 受験者自身の意見を問うQ&A: 質問に対して「理由」を述べずに一言だけで終わらせてしまうケースです。Why? や Why not? と促されても何も答えられなかったり、述べた理由が質問の論点とズレてしまっている(論理破綻している)と、高得点は得られません。
3. アティチュード(態度・意欲)の軽視
二次試験には「アティチュード(態度・姿勢)」という独立した採点項目(通常3点満点)があります。この点数は単なる礼儀正しさだけでなく、「積極的にコミュニケーションを取ろうとしているか」を評価するものです。
声が小さすぎて聞き取れない、面接官と一度も目を合わせず下を向いている、聞き返された際にふてくされた態度を取るといった行為は、アティチュードの失点に直結します。
最大の原因
- 5〜10秒以上の沈黙
- 無言での時間経過
パート別の失点
- 音読の意味区切り無視
- イラスト描写の時制ミス
- Q&Aで理由を言わない
姿勢・態度
- アティチュードの軽視
合否を分ける3大減点要因と、各パートで注意すべき失点ポイントの整理です。
3級を受験して不合格だった場合の対策は、英検3級に落ちた原因と再対策で解説しています。
面接でやらかした・間違えた瞬間を救う英語表現集
本番で言葉に詰まったり、面接官の英語が聞き取れなかったりした際に沈黙を防ぎ、減点を最小限に抑えるためのレスキューフレーズをまとめました。これらを口から自然に出せるように準備しておくだけで、二次試験の生存率は格段に上がります。
聞き取れなかったときの安全な聞き返しフレーズ
質問が聞き取れなかった場合、無言で見つめ合ったり適当に相づちを打つのは最悪の対応です。丁寧な表現を使って自然に聞き返せば、減点されることはありません(ただし、同じ設問で3回以上連続して聞き返すと理解力不足と判断される可能性があるため、1〜2回に留めましょう)。
- Pardon me?(失礼ですが、もう一度おっしゃっていただけますか?)
最もシンプルで使いやすい定番の聞き返しです。語尾を上げて発音します。 - Could you please repeat the question?(質問をもう一度繰り返していただけますか?)
丁寧かつ自然に聞き直すフレーズです。落ち着いて話すことで時間を稼ぐ効果もあります。 - Could you speak a little more slowly, please?(もう少しゆっくり話していただけますか?)
面接官のスピードが速くて聞き取れなかった場合に有効です。
考えをまとめる時間を稼ぐつなぎ言葉(フィラー)
意見を求められてすぐに英文が組み立てられないときは、完全な無言を避け、「今考えています」という意思表示をするための言葉を挟みます。
- Well, let me see...(ええと、そうですね…)
3〜4秒ほど思考の時間を確保できます。間を持たせるのに最も適した表現です。 - That's an interesting question.(それは興味深い質問ですね)
大人の受け答えとして自然であり、最初の一言として時間を生み出せます。 - I think that... well, for example...(〜だと思います。そうですね、例えば…)
結論を述べたあと、具体例を探す際に詰まったらこのように繋ぎます。
言い間違いをその場で修正する自己訂正フレーズ
単語や文法を言い間違えたと気づいたときは、焦らずその場で修正すれば「自発的に誤りを直す語彙・文法力がある」とポジティブに捉えられます。
- I mean...(つまり… / 言い換えると…)
直前の単語や表現を訂正したい時に瞬時に使えます。
例文: He goes to... I mean, he went to the library.(彼は図書館に行き…つまり、行ったのです。) - Excuse me.(失礼しました)
言い直す直前に軽く添えることで、落ち着いた印象を保てます。
Pardon me? などで1〜2回丁寧に聞き直す
Well, let me see... で考え中と伝える
That's an interesting question. から始める
面接中に詰まったときは、状況に応じたフレーズを使って沈黙を回避しましょう。

次の疑問受け答えの幅をさらに広げたいときは、場面ごとの定型文をまとめた英検面接で使えるフレーズ集もあわせて確認してみてください。
次回確実に合格する二次試験の回答テンプレート
二次試験で安定して合格基準をクリアするためには、試験当日にゼロから英文を組み立てるのではなく、論理構成の「型(テンプレート)」を頭に入れて臨むことが不可欠です。どの級でも活用できる標準的な回答フォーマットを身につけておきましょう。
音読パートの必勝ルール
パッセージ音読で意識すべきは、発音の美しさよりも「意味を理解して読んでいると面接官に伝えること」です。
- タイトルから必ず読む(パッセージ本文だけでなくタイトルも採点対象)。
- カンマ(,)や接続詞(because, when, ifなど)、前置詞句の前で0.5秒ほどのわずかなポーズを入れる。
- ピリオド(.)では文末の音調をしっかり下げて、1秒程度の息継ぎを入れる。
イラスト展開・状況説明の構成テンプレート
イラスト問題(準2級のA/B問題や、2級の3コマストーリー)では、主語・動詞・時制を固定して話すのが鉄則です。
- 準2級(行動を描写する型):
A man is putting a box into his car.(男性が車に箱を積み込んでいるところです。)
A girl is going to buy some drinks.(女の子が飲み物を買おうとしています。)
現在進行形(be + -ing)または近接未来(be going to + 動詞)で統一します。 - 2級(過去のストーリーを繋ぐ型):
One day, Mr. Tanaka was talking with his family. He said, "..."(ある日、田中さんは家族と話していました。彼は「…」と言いました。)
The next day, ... / A few minutes later, ... などの矢印に書かれた時間経過フレーズを確実に読み上げ、過去進行形と過去形を組み合わせて2文ずつ描写します。
意見陳述Q&Aの「結論+理由+具体例」テンプレート
準2級や2級の後半で出題される社会性のある質問には、以下の3ステップで答えると論理的な一貫性が保たれ、高得点を獲得できます。
| ステップ | 役割と定番フレーズ | 具体例(英語と日本語訳) |
|---|---|---|
| 1. 立場の明示 | 賛成・反対を即答する I agree. / I disagree. Yes. / No. | I think so. (私もそう思います。) |
| 2. 主たる理由 | 理由を1文で述べる First, ... Because ... | These days, many people don't have enough time to cook. (最近、多くの人は料理をする十分な時間がありません。) |
| 3. 具体例・補足 | 掘り下げや結果を添える Also, ... For example, ... | Also, eating out is more convenient for busy workers. (また、忙しい労働者にとって外食のほうが便利です。) |
A man is putting a box into his car.
A girl is going to buy some drinks.
Mr. Tanaka was talking... He said, ...
級ごとのイラスト問題では、指定の型と時制を統一して描写します。
一次免除申請の手続きと英検S-CBTでの再試験戦略
二次試験で不合格になった後、実際に一次試験免除を使って再受験する際の手続き手順と、従来型よりも圧倒的に早くリベンジできる日程戦略を解説します。
一次免除申請の具体的な手順
一次免除を利用して出願する場合、自動的に免除されるわけではなく、出願時に受験者自身で免除申請を行う必要があります。インターネット申込の場合の流れは以下の通りです。
- 英検の公式サイト(または受験ポータル)から次回試験の出願画面に進む。
- 出願情報入力画面で「一次試験免除」の利用有無を選択する項目があるため、「希望する」にチェックを入れる。
- 一次試験合格時に発行された成績表(合格証書)に記載されている「年度」「回次」「級」「個人番号」を入力する。
- 入力内容を確認し、通常通りの検定料を決済して出願を完了する。
万が一、個人番号の入力を忘れたり誤った番号を入力したまま出願を確定してしまうと、通常の一次試験からの受験扱いとなってしまいますので十分注意してください。
次の従来型を待たずに最短で受けるなら「英検S-CBT」
従来型の試験は年3回(およそ4カ月ごと)しか実施されないため、「入試の出願締め切りが迫っている」「前回の悔しさを忘れないうちに早く合格したい」という方には期間が長すぎることがあります。そこで有効な選択肢が英検S-CBTです。
英検S-CBTは、原則として毎週土日に全国のテストセンターでコンピューターを使って実施されている試験方式です。重要な点として、従来型の一次試験に合格して得た「一次免除資格」は、英検S-CBTの出願時にも適用可能です。
| 項目 | 従来型の一次免除再受験 | 英検S-CBTでの一次免除再受験 |
|---|---|---|
| 試験日程 | 年3回(特定の日曜日) | 原則として毎週末(日程を自由に選択可能) |
| 面接の形式 | 対面式(面接官と1対1で会話) | 吹き込み式(PCに向かってマイクに録音) |
| 待ち時間 | 次の試験期まで約3〜4カ月 | 最短で数週間後の日程を選択可能 |
| 合格証明書の効力 | 従来型と全く同等 | 従来型と全く同等(入試・単位認定も同一扱い) |
S-CBTでは対面の人間ではなくヘッドセットのマイクに向かって音声を吹き込む形式になるため、「対面だと緊張して頭が真っ白になる」という人にとっても相性が良い受験方法です。
公式サイト等の出願画面に進む
「一次試験免除」の希望にチェック
年度・回次・級・個人番号を入力する
内容を確認し通常検定料を決済して完了
自動免除はされないため、出願画面で免除希望と個人番号の入力を確実に行います。
次の疑問S-CBTでの受験を検討しているなら、吹き込み式の流れがわかる英検2級S-CBTスピーキング対策も参考になります。
不合格の場合のCSEスコアと大学・高校入試での扱い
二次試験で不合格通知を受け取った際、結果通知書には単に「不合格」と書かれているだけでなく、「不合格A」「不合格B」といった判定ランクや、各技能ごとの英検CSEスコアが明記されています。この数字を正しく理解しておくことは、次回の対策だけでなく入試戦略においても極めて重要です。
「不合格A」と「不合格B」の違いとは?
英検の不合格通知には、合格基準点に対してどの程度の差で不合格になったかを示すアルファベットランクが記載されています。
- 不合格A: 合格基準点(ボーダーライン)まであと一歩の惜しい不合格です。具体的には、合格点との差が1問〜2問程度の僅差であったことを示しています。基礎的な力は備わっているため、沈黙の回避や応答の長さを少し伸ばすだけで、次回は高確率で合格できます。
- 不合格B: 合格基準点からやや離れた不合格です。複数の設問で無得点になっていたり、質問の意図を正確に聞き取れていない可能性があります。単なる面接慣れだけでなく、リスニング力や基本的な英文構築力を鍛え直す必要があります。
二次試験が不合格でも入試の「CSEスコア利用」に使える?
高校入試や大学入試の学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜において、英検の成績を提出する受験生が増えています。ここで知っておくべき重要な事実は、学校や学部によっては「合否に関わらず、4技能の総合CSEスコアが基準値を超えていれば出願資格を認める」という基準を設けている場合がある点です。
例えば、出願要件が「英検2級合格」ではなく「英検CSEスコア1980点以上(各技能規定点あり)」と設定されている場合、二次試験(スピーキング)の判定自体が不合格であっても、一次試験(R・L・W)で大幅にハイスコアを稼いでいれば、4技能合計で基準点をクリアできるケースが存在します。
出願期限が迫っている場合は、志望校の募集要項に書かれた英語資格の利用条件を直ちに確認してください。「級の合否」が必須なのか、「総合CSEスコア」のみで出願可能なのかによって、直ちに出願できるかどうかが大きく分かれます。
不合格A
- 合格基準点まであと1〜2問の僅差
- 基礎的な力は備わっている
- 沈黙回避や応答の伸長で合格可能
不合格B
- 合格基準点からやや離れた結果
- 複数問で無得点や聞き取りミスの疑い
- リスニングや英文構築の鍛え直しが必要
成績表に届く不合格ランクの違いから、次回に向けた学習課題を確認できます。
一次免除の対象級と個人番号の確認方法
一次試験免除が適用されるのは、二次試験が実施される1級、準1級、2級、準2級プラス、準2級、3級の6つの級です(二次試験のない4級・5級は対象外となります)。
申請時に必要な「個人番号」の確認方法
一次免除を出願する際は、一次合格時に発行された個人番号の入力が必要です。番号は以下のいずれかで確認できます。
- 一次試験の合格証書(合格証明書):券面の氏名周辺に記載
- 一次試験の合否通知書(郵送物):成績表の右上に記載
- 英検マイページの合否詳細画面:受験履歴や成績照会の該当回に表示
マイページに前回の受験情報が紐付いている場合は自動表示されることもありますが、別アカウントでの申込や準会場受験で未連携の場合は手動入力が必要です。
合否発表後の専用申込期間
従来型英検では、二次試験のWeb合否公開時点で次回検定の通常申込が終了間際または締め切られている場合があります。ただし、一次免除対象者向けには合否確認後でも申し込める専用受付期間が設けられるのが一般的です。
2級の免除期間や出願手順を詳しく確認したい場合は、英検2級の一次免除の期間と申請方法が役立ちます。
一次免除か一次から受け直すかの判断基準
入試などで英検CSEスコアの提出を求められている場合、一次免除を利用するか一次試験から受け直すかの判断が必要です。優遇条件が級の合否のみであれば、対策をスピーキングに集中できる一次免除一択ですが、総合CSEスコアの引き上げが必要な場合は以下の基準で判断します。
| 受験者の現状 | 推奨される選択 | 理由 |
|---|---|---|
| 一次試験のスコアが合格ラインぎりぎりだった | 一次試験から受け直す | スピーキングのみを満点近く伸ばしても総合スコアの伸び幅に限界があるため |
| 一次試験のスコアに余裕があり、二次で僅差不合格 | 一次免除を利用する | 前回の高い一次スコアがそのまま有効となり、スピーキングの加点だけで目標に届くため |
| 試験対策の残り時間が極めて少ない | 一次免除を利用する | 筆記3技能の復習に時間を割けず、一次のスコアを落としてしまうリスクを避けるため |
一次免除を利用して二次試験に合格した場合、最終的な成績表(合格証書)に記載される一次試験のCSEスコアは「前回の一次試験スコア」がそのまま引き継がれます。
S-CBT一次免除の当日の流れと方式診断
英検S-CBTで一次試験免除を申請して受験する場合、当日はスピーキングテストのみを受験します。テストセンターで本人確認とPCセッティングを終えた後、ヘッドセットを装着して画面上の面接官動画の問いかけにマイクで回答します。
スピーキングテストが終了した時点でその日の試験は終了となり、リスニング以降の筆記試験を受けずにそのまま退出・帰宅できます。
最短合格ルート診断
出願期日や学習状況に合わせて、従来型か英検S-CBTかを選択してください。
| 状況・出願の期日 | 推奨する受験方式 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 1〜2か月以内に入試等の証明書が必要 | 英検S-CBTでの一次免除 | 日程の選択肢が多く、合否通知までのサイクルを最短化できるため |
| 対面面接の方が緊張せず話しやすい | 従来型英検での一次免除 | PCへの吹き込みより、面接委員との対面対話が得意な場合に向く |
| 次回検定まで3か月以上の余裕がある | 従来型英検またはS-CBT | 二次対策にじっくり時間を割いて確実に合格を狙うスケジュールを組む |
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理解度チェック
Q1. 英検の一次試験免除の有効期間と回数はどれですか?
- 次の試験回のみの計1回
- 一次合格回を含めず1年間の計3回
- 一次合格回を含めて半年間の計2回
- 合格した年度内なら無制限
答えを見る
正解: B. 一次合格回を含めず1年間の計3回
一次試験免除は、合格した試験回を含めず次の回から数えて1年間(計3回)有効です。
Q2. 面接官の質問を聞き返したい時の適切な英語はどれですか?
- Could you repeat the question?
- What are you talking about?
- I don't know the answer.
- Please speak Japanese.
答えを見る
正解: A. Could you repeat the question?
丁寧な聞き返し表現として「Could you please repeat the question?」が紹介されています。
Q3. 一次免除を利用して二次試験を再受験する際の検定料は?
- 通常の半額になる
- 二次試験の手数料のみ支払う
- 割引や減額はなく満額を支払う
- 免除期間内なら無料で受験できる
答えを見る
正解: C. 割引や減額はなく満額を支払う
一次免除で二次試験のみを受験する場合でも、検定料は割引されず満額支払う必要があります。
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よくある質問
- Q. 二次試験に何回も落ちたらどうなりますか?
- 一次免除の有効期間内(翌年度の同回まで)であれば何度でも二次試験のみを再受験できます。しかし、有効期限内に合格できなかった場合は免除資格が失効し、一次試験から受け直しになります。
- Q. 二次試験で1問も答えられなかったら不合格ですか?
- 1問完全に沈黙してしまっても即座に不合格とは限りません。他の設問で十分な回答をし、音読やアティチュードで点数を確保できていれば、合格ラインに届く可能性は残されています。
- Q. 一次免除を使わず一次試験から受け直せますか?
- 可能です。出願時に一次免除申請を行わなければ、通常通り一次試験から受験できます。一次試験のCSEスコアをさらに引き上げたい場合に選ばれることがあります。
- Q. 二次試験を欠席した場合は不合格になりますか?
- 欠席した場合は「欠席」扱いとなり合否判定は出ませんが、一次免除の権利は付与されます。次回以降の有効期限内であれば一次免除で再受験することが可能です。
- Q. 二次試験の合格率は級によって違いますか?
- 2016年度第1回の速報では二次試験の合格率は2級80.4%、準1級89.8%、1級66.2%でした。公式サイトの「受験の状況」に級ごとの合格率は載っていません。
- Q. S-CBTで取得した一次免除を従来型英検で使えますか?
- 使えます。従来型英検と英検S-CBTの間で一次試験免除の資格は相互利用が認められており、どちらで取得した資格でも他方で適用できます。
- Q. 二次試験を欠席しても一次免除は使えますか?
- 使えます。一次試験に合格していれば、体調不良や都合により二次試験を欠席(棄権)した場合でも自動的に一次試験免除の資格が付与されます。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部