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英語の接頭辞・接尾辞一覧【例語151語つき】un-・re-・pre-・-tion・-ful の意味と語彙の増やし方

英語の接頭辞・接尾辞一覧【例語151語つき】un-・re-・pre-・-tion・-ful の意味と語彙の増やし方

英単語は「接頭辞+語根+接尾辞」のパーツでできています(un-happy-ness=不幸せ)。パーツの意味を知っていると、初めて見る単語でも意味を推測でき、1つ覚えると10語に応用できます。主な接頭辞・接尾辞と例語151語を読み方・意味つきでまとめました。

否定の接頭辞(un-・in-・im-・dis-・non-)の例語時・順序・反対の接頭辞(re-・pre-・post-・anti-・de-)の例語位置・程度・関係の接頭辞(super-・sub-・over-・under-・inter-・co-)の例語その他の接頭辞(mis-・auto-・bi-・tri-・multi-・tele-・micro-・semi-)の例語名詞を作る接尾辞(-er・-or・-ist・-ness・-ment・-tion・-ity・-ship・-hood・-dom)の例語形容詞・副詞・動詞を作る接尾辞(-ful・-less・-able・-ous・-ive・-al・-ly・-ize・-en)の例語ポイント例文よくある質問

否定の接頭辞(un-・in-・im-・dis-・non-)の例語(24語)

英語読み方・発音記号意味
unhappyアンハピーʌnhǽpi不幸せな(un-=〜でない)
unknownアンノウンʌnnóun未知の・無名の
unableアンエイブルʌnéibl〜できない
unusualアンユージュアルʌnjúːʒuəlふつうでない・珍しい
unfairアンフェア不公平な
unluckyアンラッキーʌnlʌ́ki運の悪い
unlockアンロック鍵を開ける(un-=逆の動作)
incorrectインコレクトìnkərékt間違った(in-=〜でない)
independentインディペンデントìndipéndənt独立した
invisibleインヴィズィブル[US] invízəbəl [UK] invízəbəl目に見えない
informalインフォーマル[US] infɔ́rməl [UK] infɔ́ːməl非公式の・くだけた
impossibleインポスィブル[US] impɑ́səbəl [UK] impɔ́sibəl不可能な(im-:p の前)
impoliteインポライト無礼な
impatientインペイシェントimpéiʃəntせっかちな
illegalイリーガルilíːgəl違法な(il-:l の前)
irregularイレギュラーirégjələr不規則な(ir-:r の前)
disagreeディサグリーdìsəgríː反対する(dis-=反対・否定)
dislikeディスライクdisláik嫌う
disappearディサピアdìsəpíər消える
dishonestディスオネスト不正直な
discoverディスカヴァーdiskʌ́vər発見する(cover を外す)
nonsenseノンセンスばかげたこと(non-=非)
nonstopノンストップ止まらない・直行の
nonfictionノンフィクション[US] nɑ̀nfíkʃən [UK] nɔ̀nfíkʃənノンフィクション

時・順序・反対の接頭辞(re-・pre-・post-・anti-・de-)の例語(20語)

英語読み方・発音記号意味
returnリターン[US] ritə́ːrn [UK] ritə́ːn戻る(re-=再び・元へ)
reviewリヴューrivjúː復習する・見直す
rewriteリライト(動) rìːráit書き直す
recycleリサイクル[US] risáikəl [UK] riːsáikəl再利用する
rebuildリビルドrìːbíld建て直す
replayリプレイ再生する
previewプリヴューpríːvjùː下見・予告編(pre-=前に)
predictプリディクトpridíkt予測する
prepareプリペアpripέər準備する
prehistoricプリヒストリックprìːhistɔ́rik有史以前の
preschoolプリスクール幼稚園・保育園
postwarポウストウォー[US] póustwɔ̀r [UK] póustwɔ̀ː戦後の(post-=後に)
postponeポウストポウン[US] poustpóun [UK] pəustpə́un | pəspə́un延期する
postgraduateポウストグラジュエットpòus(t)grǽdʒuət大学院の
antiwarアンティウォー[US] æ̀ntaiwɔ́ːr [UK] æ̀ntiwɔ́ː反戦の(anti-=反対)
antibioticアンティバイオティック[US] æ̀ntibaiɑ́tik [UK] æ̀ntibaiɔ́tik抗生物質
antivirusアンティヴァイラスウイルス対策の
defrostディフロスト解凍する(de-=除去・下げる)
decreaseディクリース(動) dìːkríːs (名) díːkriːs減る
decodeディコウドdiːkóud解読する

位置・程度・関係の接頭辞(super-・sub-・over-・under-・inter-・co-)の例語(23語)

英語読み方・発音記号意味
supermanスーパーマン超人(super-=超・上の)
supermarketスーパーマーケット[US] súpərmɑ̀rkit [UK] súːpəmɑ̀ːkitスーパーマーケット
superstarスーパースター大スター
subwayサブウェイsʌ́bwèi地下鉄(sub-=下の)
submarineサブマリーンsʌ́bmərìːn潜水艦
subtitleサブタイトルsʌ́btàitəl字幕・副題
overeatオウヴァーイート食べすぎる(over-=過度に・上に)
oversleepオウヴァースリープòuvərslíːp寝すごす
overseasオウヴァースィーズ(名・副) òuvərsíːz (形) óuvərsíːz海外の
undergroundアンダーグラウンド(名・形) ʌ́ndərgràund (副) ʌ̀ndərgráund地下の(under-=下の・不足)
underlineアンダーライン(動) ʌ́ndərlàin | ʌ̀ndərláin (名) ʌ́ndərlàin下線を引く
understandアンダースタンドʌ̀ndərstǽnd理解する
internationalインターナショナル国際的な(inter-=間の)
internetインターネット[US] íntərnèt | ínərnèt [UK] íntənètインターネット
interviewインタヴューíntərvjùː面接・取材
interactインタラクトìntərǽkt交流する
cooperateコウオペレイト[US] kouɑ́pərèit [UK] kəuɔ́pərèit協力する(co-=共に)
coworkerコウワーカーkóʊwə̀ːrkər同僚
coexistコウイグズィスト共存する
transportトランスポート(動) trænspɔ́ːrt (名) trǽnspɔːrt輸送する(trans-=越えて)
translateトランスレイト[US] trǽnslèit | trǽnzleit [UK] trænsléit翻訳する
exportエクスポート(動) ikspɔ́ːrt (名) ékspɔːrt輸出する(ex-=外へ)
importインポート(動) impɔ́ːrt (名) ímpɔːrt輸入する(im-=中へ)

その他の接頭辞(mis-・auto-・bi-・tri-・multi-・tele-・micro-・semi-)の例語(21語)

英語読み方・発音記号意味
mistakeミステイクmistéik間違い(mis-=誤って)
misunderstandミスアンダースタンド誤解する
misspellミススペルつづりを間違える
automaticオートマティック[US] ɔ̀təmǽtik [UK] ɔ̀ːtəmǽtik自動の(auto-=自分で)
autographオートグラフ[US] ɔ́təgræ̀f [UK] ɔ́ːtəgrɑ̀ːfサイン・自筆
autobiographyオートバイオグラフィ自伝
bicycleバイスィクルbáisikl自転車(bi-=2)
bilingualバイリンガルbailíŋgwəl2か国語を話す
triangleトライアングル三角形(tri-=3)
tricycleトライスィクル三輪車
multipleマルティプルmʌ́ltəpl多数の(multi-=多くの)
multiculturalマルティカルチュラル多文化の
telephoneテレフォウン[US] téləfòun [UK] télifə̀un電話(tele-=遠くの)
televisionテレヴィジョンtéləvìʒənテレビ
telescopeテレスコウプtéləskòup望遠鏡
microscopeマイクロスコウプmáikrəskòup顕微鏡(micro-=小さい)
microwaveマイクロウェイヴmáikrəweiv電子レンジ
semifinalセミファイナル準決勝(semi-=半分)
semicircleセミサークル半円
unicornユニコーン一角獣(uni-=1)
uniformユニフォーム[US] júːnəfɔ̀rm [UK] júːnəfɔ̀ːm制服

名詞を作る接尾辞(-er・-or・-ist・-ness・-ment・-tion・-ity・-ship・-hood・-dom)の例語(30語)

英語読み方・発音記号意味
teacherティーチャーtíːtʃər先生(-er=〜する人)
playerプレイヤーpléiər選手
writerライターráitər作家
actorアクターǽktər俳優(-or=〜する人)
visitorヴィズィターvízətər訪問者
inventorインヴェンター[US] invéntər [UK] invéntə発明者
artistアーティスト[US] ɑ́rtist [UK] ɑ́ːtist芸術家(-ist=〜する人・主義者)
scientistサイエンティストsáiəntəst科学者
pianistピアニストpiǽnəstピアニスト
kindnessカインドネスkáindnəs | káindnis親切(-ness=〜であること)
happinessハピネスhǽpinəs幸福
darknessダークネス暗さ
movementムーヴメントmúːvmənt動き(-ment=〜すること)
developmentディヴェロップメントdivéləpmənt発達
governmentガヴァメントgʌ́və(rn)mənt政府
informationインフォメイションìnfərméiʃən情報(-tion=〜すること)
educationエデュケイションèdʒukéiʃən教育
inventionインヴェンションinvénʃən発明
decisionディスィジョンdisíʒən決定(-sion)
abilityアビリティəbíləti能力(-ity=〜の性質)
realityリアリティri(ː)ǽləti現実
friendshipフレンドシップfrén(d)ʃìp友情(-ship=関係・状態)
leadershipリーダーシップlíːdərʃìp指導力
childhoodチャイルドフッドtʃáildhùd子ども時代(-hood=時期・状態)
neighborhoodネイバーフッドnéibərhùd近所
freedomフリーダムfríːdəm自由(-dom=状態・領域)
kingdomキングダムkíŋdəm王国
arrivalアライヴァルəráivəl到着(-al)
differenceディファレンスdífərəns違い(-ence)
importanceインポータンス[US] impɔ́rtəns [UK] impɔ́ːtəns重要性(-ance)

形容詞・副詞・動詞を作る接尾辞(-ful・-less・-able・-ous・-ive・-al・-ly・-ize・-en)の例語(33語)

英語読み方・発音記号意味
carefulケアフルkέərfl注意深い(-ful=〜に満ちた)
beautifulビューティフルbjúːtəfl美しい
usefulユースフルjúːsfl役に立つ
carelessケアレスkέərləs不注意な(-less=〜がない)
uselessユースレス役に立たない
homelessホウムレスhóumləs家のない
endlessエンドレス終わりのない
comfortableカンフタブルkʌ́mftəbl快適な(-able=〜できる)
readableリーダブル読みやすい
availableアヴェイラブルəvéiləbl利用できる
visibleヴィズィブルvízəbl目に見える(-ible)
dangerousデインジャラスdéindʒərəs危険な(-ous=〜の性質を持つ)
famousフェイマスféiməs有名な
curiousキュリアスkjúəriəs好奇心の強い
activeアクティヴǽktiv活動的な(-ive=〜の傾向がある)
creativeクリエイティヴkriéitiv創造的な
expensiveイクスペンスィヴikspénsiv | ekspénsiv高価な
nationalナショナルnǽʃənəl国の(-al=〜に関する)
naturalナチュラルnǽtʃərəl自然の
musicalミュージカル[US] mjúzikəl [UK] mjúːzikəl音楽の
friendlyフレンドリーfréndli親しみやすい(-ly=形容詞)
quicklyクウィックリーkwíkliすばやく(-ly=副詞)
carefullyケアフリーkέərfəli注意深く
rainyレイニーréini雨の(-y=〜の多い)
healthyヘルスィhélθi健康な
Japaneseジャパニーズdʒæ̀pəníːz日本の(-ese)
realizeリアライズríːəlàiz実現する・気づく(-ize=〜にする)
memorizeメモライズméməràiz暗記する
organizeオーガナイズ[US] ɔ́rgənàiz [UK] ɔ́ːgənàiz整理する・主催する
shortenショートゥン[US] ʃɔ́rtən [UK] ʃɔ́ːtən短くする(-en=〜にする)
widenワイドゥンwáidən広げる
strengthenストレングスンstréŋkθn強くする
simplifyスィンプリファイsímpləfài簡単にする(-fy)

カタカナ読みは目安です。

主な接頭辞の意味と例

接頭辞意味例語
un- / in- / im- / il- / ir-〜でない(否定)unhappy、incorrect、impossible、illegal、irregular
dis-反対の動作・否定disagree、dislike、disappear
non-非〜nonsense、nonstop
re-再び・元へreturn、review、recycle
pre-前にpreview、predict、prepare
post-後にpostwar、postpone
anti-反対・対抗antiwar、antivirus
super-超・上のsuperman、supermarket
sub-下の・副subway、subtitle
over- / under-過度に/不足・下にovereat、oversleep/underground、underline
inter-〜の間international、internet、interview
co- / com- / con-共にcooperate、coworker、company、connect
trans-越えて・移してtransport、translate
ex- / im-(in-)外へ/中へexport、exit/import、include
mis-誤ってmistake、misunderstand
auto-自分で・自動automatic、autograph
uni- / bi- / tri- / multi-1/2/3/多数uniform、bicycle、triangle、multiple
tele-遠くのtelephone、television、telescope
micro-小さいmicroscope、microwave
semi-半分semifinal、semicircle

主な接尾辞の意味と例

接尾辞作る品詞・意味例語
-er / -or / -ist名詞:〜する人teacher、actor、artist
-ness名詞:〜であることkindness、happiness
-ment名詞:〜すること・結果movement、development
-tion / -sion名詞:〜することinformation、decision
-ity名詞:〜の性質ability、reality
-ship / -hood / -dom名詞:関係・状態・時期friendship、childhood、freedom
-ful形容詞:〜に満ちたcareful、useful
-less形容詞:〜がないcareless、homeless
-able / -ible形容詞:〜できるcomfortable、visible
-ous形容詞:〜の性質を持つdangerous、famous
-ive形容詞:〜の傾向があるactive、creative
-al形容詞:〜に関するnational、natural
-y形容詞:〜の多いrainy、healthy
-ly副詞:〜のように(形容詞+ly)quickly、carefully
-ize / -en / -fy動詞:〜にするrealize、shorten、simplify

覚え方・使い方のポイント

接頭辞・接尾辞の攻略ポイント
🔄un-の2つの働き

形容詞につくと否定、動詞につくと逆の動作を表します。

🗣️in-の音変化

後ろに続く文字によりim-・il-・ir-に変化します。

🏷️接尾辞で品詞判別

-tion等は名詞、-ful等は形容詞、-lyは副詞を作ります。

⚖️-fulと-less

carefulとcarelessのように対義語のペアで覚えます。

接頭辞・接尾辞の規則性や品詞の見分け方を押さえると語彙力が高まります。

辞典の例文で見る接頭辞・接尾辞の英語

例文和訳ポイント
An unusual creature appeared in the forest.森に珍しい生き物が現れた。an+形容詞+名詞の語順に注目。
I am unable to run today because of an injury.怪我のため今日は走ることができない。be unable to+動詞で「~できない」。
Please rewrite the sentence.文を書き直してください。rewriteは目的語を取る動詞。命令文で使う。
The game was postponed due to the rain.試合は雨のため延期された。be postponed due toで「~のため延期される」。
My doctor prescribed antibiotics for my infection.医師が私の感染症のために抗生物質を処方した。antibioticsは複数形で使われている。
She tends to overeat when she's stressed.彼女はストレスがあると食べ過ぎる傾向がある。tend to+動詞で「~する傾向がある」。
Students interact with their teachers in class.生徒は授業で教師と交流する。interact withで「~と交流する」。
Don't misunderstand me; I support the idea.私のことを誤解しないでください。私はその考えを支持しています。Don't+動詞で「~しないで」と伝える。
Bilingual students often speak both English and Japanese.二言語話者の生徒はしばしば英語と日本語の両方を話す。both A and Bで「AとBの両方」。
He is a famous writer.彼は有名な作家だ。-erで職業を表す名詞writerになる。

接頭辞・接尾辞の英語の使い方・言い回し

接頭辞は主に「意味」を変化させ(品詞はそのまま)、接尾辞は「品詞」を決定づける役割を持ちます。例えば teach(動詞)に接尾辞が付くと teacher(名詞)になり、happy(形容詞)に接頭辞が付くと unhappy(否定の形容詞)になります。

よく使う言い回し

日本人が間違えやすいのは、-ly で終わる単語の品詞です。形容詞に -ly を足すと副詞(quickly など)になりますが、名詞に -ly が付いた friendly や lovely は「形容詞」として使います。「彼らは親切に話した」を They spoke friendly. と副詞的に使わず、in a friendly way などと言い換える必要があります。

接頭辞と接尾辞の役割の違い

接頭辞(prefix)

  • 主に単語の意味を変化させる
  • 品詞は原則変わらない
  • 例:happy(形)→ unhappy(形)

接尾辞(suffix)

  • 単語の品詞を決定づける
  • 別の品詞へと変化させる
  • 例:teach(動)→ teacher(名)

接頭辞は意味を付け足し、接尾辞は単語の品詞を決定づける違いがあります。

接頭辞・接尾辞の英語の覚え方

接頭辞・接尾辞をマスターすると、初見の単語でも意味を正確に推測できるようになります。以下の3つのコツで効率よく整理しましょう。

  1. パーツ分解して捉える:単語を「接頭辞+語根+接尾辞」に切り分けます。例えば uncomfortable は un-(否定)+ comfort(快適)+ -able(〜できる)で「快適でない」と瞬時に意味が分かります。
  2. 対義語ペアで覚える:import(輸入)と export(輸出)、careful(注意深い)と careless(不注意な)など、反対の接辞をペアでインプットすると記憶に定着します。
  3. 発音しやすい音変化のルールを知る:否定の in- は、後ろの文字が p や m のときは impossible や immature のように im- に変化します。発音のしやすさから生まれた規則を知るとスペルミスが激減します。

頻出の英単語接頭語「con」「ex」「un」の意味と成り立ち

英語の長文や語彙学習で特に出現頻度が高い接頭辞が con-(com-)、ex-、un- です。それぞれのコアとなる意味の広がりと成り立ちを押さえておくと、派生語の意味を一気に整理できます。

1. con- / com-(ともに・完全に)

ラテン語由来の接頭辞で、「一緒に(together)」という空間的な集まりだけでなく、「完全に(completely)」という動作の強調を表します。後ろに続く子音によって co-、col-、cor- などに変化します。

2. ex-(外へ・以前の)

ラテン語の前置詞に由来し、主に「外へ(out)」という物理的・抽象的な方向性を示します。また、ハイフンを介して名詞に直接付く場合は「以前の(former)」という意味を持ちます。

3. un-(否定・反対の動作)

古英語(ゲルマン系)由来の接頭辞です。形容詞や分詞に付いて「〜でない(not)」を表す用法と、動詞に付いて「以前の状態に戻す・取り消す(reversal)」を表す用法の2つがあります。

英単語の語源分解で初見の単語を推測する思考プロセス

学術用語や試験の高難度語彙の多くは、ラテン語やギリシャ語を起源とするパーツの足し算で構成されています。初見の単語に出会ったときは、「接頭辞(方向・状態)+語根(基本概念)+接尾辞(品詞決定)」の3層に解体して考えることで、文脈に合わせた意味の推測が可能になります。

例えば inspector という単語は、以下のようにパーツを順に辿ることで「検査官・視察者」という意味を論理的に導き出せます。

単語接頭辞(方向・意味)語根(コアの意味)接尾辞(品詞の決定)パーツの合成と完成する意味
inspectorin-(中に)spect(見る)-or(〜する人)中をじっくり見る人 →「検査官・視察官」
predictionpre-(前もって)dict(言う)-tion(名詞化:こと)前もって言うこと →「予測・予言」
exportableex-(外へ)port(運ぶ)-able(〜できる)外へ運ぶことができる →「輸出可能な」
irreversibleir-(否定)re-(元へ)+ vers(向ける)-ible(〜できる)元の向きへ戻せない →「元に戻せない、不可逆の」

長文読解中に知らない単語に遭遇した場合、まずは単語の先頭(接頭辞)と末尾(接尾辞)を切り離し、中心に残る「語根」の共通イメージを探る習慣をつけましょう。

英語の接頭辞と単位記号「SI接頭語」の違い

「接頭辞(接頭語)」を調べる際、英単語の組み立てパーツだけでなく、単位の前につける k(キロ)や M(メガ)などの表記を見かけることがあります。これらは国際単位系(SI)で定められた「SI接頭語」であり、言語学的な英語接頭辞とは用途が異なります。

どちらも「語頭に付いて特定の意味を添える」という言語構造は共通しており、語源もギリシャ語やラテン語に基づいています。しかし、英単語の接頭辞は単語の意味の方向性(否定・反復・位置関係など)を広げるのに対し、単位のSI接頭語は「基準単位に対する10の整数乗倍(倍率)」を厳密に指示するために使われます。

区分主な例付加対象役割
英語の接頭辞(Prefix)un-, re-, dis-, con-語根・単語(名詞・動詞・形容詞など)語彙の意味・ニュアンス・方向性を付加・変化させる
単位のSI接頭語(SI Prefix)k(10³倍), M(10⁶倍), m(10⁻³倍)物理単位(m, g, B など)数値の桁数・スケール(十進法の倍数)を表す

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よくある質問

Q. 否定の接頭辞 un- と in- の使い分けは?
un- は英語固有(ゲルマン系)の単語につきやすく、in- はラテン語由来の語につく傾向があります。現代英語では un- の方が造語力が高く、新しい単語の否定には主に un- が用いられます。迷ったときは語源のまとまりで覚えるのが近道です。
Q. -ly で終わるのに形容詞の単語はありますか?
はい、存在します。名詞に -ly が付いた語は形容詞になります。代表例は friendly(親しみやすい)、costly(高価な)、daily(日常の)などです。これらは副詞ではないため、動詞を直接修飾できない点に注意が必要です。
Q. 接頭辞の後ろにハイフンをつける基準は?
固有名詞の前(anti-American など)や、母音が連続して読みにくい場合(re-enter など)にハイフンを置きます。また、recover(回復する)と re-cover(再び覆う)のように、同形異義語との混同を防ぐ目的でも使われます。
Q. 接尾辞でアクセントの位置が変わることはある?
あります。例えば -tion や -ity、-ic などの接尾辞が付くと、その直前の母音に強勢(アクセント)が移動します。inform から information、able から ability のようにリズムが変わるため、音読で規則を体感しましょう。
Q. ラテン語由来の接頭辞に見られる「同化(音変化)」とは何ですか?
後ろに続く語根の最初の子音に合わせて、接頭辞の末尾の音が発音しやすいように変化する現象です。例えば「中に・否定」を表す in- は、p・b・m の前では唇を閉じる発音に合わせて im-(impossible, import)になり、l の前では il-(illegal)、r の前では ir-(irregular)に変化します。同様に con- も compose, collect, correct などの形に変わります。規則を知っておくとスペルミス防止に役立ちます。
Q. 接頭辞と語根の境目が分かりにくい単語はどう見分ければよいですか?
単語の頭から既知の接頭辞(re-, dis-, in-, ex- など)を隠してみて、残りの部分に他の単語と共通する文字の並びがないか確認するのがコツです。例えば export, transport, report から共通の -port(運ぶ)が浮き彫りになるように、同じ語幹を持つ仲間を思い浮かべることで境界線を特定できます。
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