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過去形(英語)の作り方と使い方
英語の過去形は、「すでに終わった過去の動作や状態」を表す形です。動詞に -ed を付ける「規則動詞」と、独自の形に変化する「不規則動詞」の2種類があり、主語の人称に関わらず形は原則として同じです。
否定文や疑問文では did を使い、動詞を原形に戻すのが鉄則です。基本ルールを整理して正しく使えるようにしましょう。
- 過去形はすでに終わった過去の動作や状態を表し、主語による形の変化はありません
- 動詞には-edを付ける規則動詞と形が独自に変わる不規則動詞の2種類があります
- 否定文や疑問文ではdidを使い、後ろの動詞を必ず原形に戻すのがルールです
先に読むと分かりやすい: 現在形の使い方
過去形の作り方と使い方とは(結論)
英語の過去形は、過去のある時点で起きた出来事や、すでに完了した過去の状態を表します。日本語の「〜した」「〜だった」に相当します。主語が誰であっても(一人称でも三人称単数でも)、動詞の過去形そのものは形を変えません(be動詞を除く)。
過去形を作る方法は、動詞の種類によって大きく2つに分かれます。語尾に -ed を付ける規則動詞と、単語ごとに形が変わる不規則動詞です。文の形(肯定文・否定文・疑問文)による基本的な作り方は次の表の通りです。
表は横にスクロールできます →
| 種類 | 肯定文 | 否定文 | 疑問文 |
|---|---|---|---|
| 一般動詞 | 主語 + 過去形(worked / went) | 主語 + did not (didn't) + 動詞の原形 | Did + 主語 + 動詞の原形 〜? |
| be動詞 | 主語 + was / were | 主語 + was not / were not | Was / Were + 主語 〜? |
日常会話で頻出する Yes, we worked together last year.(はい、昨年一緒に働きました)のように、過去を表す語句と一緒に使うのが基本です。
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be動詞の過去形(wasとwere)
be動詞の過去形には was と were の2つがあります。一般動詞と異なり、主語によって形を使い分ける必要があります。主語が単数の場合は was、複数の場合および you の場合は were を用います。
表は横にスクロールできます →
| 主語 | 現在形 | 過去形 | 否定形(短縮形) |
|---|---|---|---|
| I, he, she, it, 単数名詞 | am / is | was | was not (wasn't) |
| you, we, they, 複数名詞 | are | were | were not (weren't) |
否定文は was / were の直後に not を置きます。疑問文は be動詞 を主語の前に移動させます。例えば Were you at the meeting yesterday?(昨日の会議に出席していましたか?)のように尋ねます。did は使わない点に注意してください。
規則動詞のつづりと-edの発音規則
規則動詞の過去形は、原形の語尾に -ed を付けて作ります。ただし、単語の語尾によってつづりの変化パターンが4つあります。
| 語尾の条件 | 変化の規則 | 具体例 |
|---|---|---|
| 通常の動詞 | そのまま -ed を付ける | work → worked, start → started |
| 語尾が -e | -d だけを付ける | move → moved, order → ordered |
| 「子音字 + y」 | yをiに変えて -ed | apply → applied, study → studied |
| 「短母音 + 子音字」 | 末尾の子音字を重ねて -ed | stop → stopped, drop → dropped |
語尾の -ed の発音は、直前の音によって3通りに分かれます。無声音の後は /t/(例: watched /wɑːtʃt/)、有声音の後は /d/(例: stayed /steɪd/)、そして /t/ や /d/ で終わる単語の後は /ɪd/(例: started /ˈstɑːrtɪd/)と発音します。
/t/(無声音の後)
- watched
/d/(有声音の後)
- stayed
/ɪd/(/t/ /d/の後)
- started
語尾の-edは直前の音によって3通りに発音が分かれます。
不規則動詞のパターンと覚え方
不規則動詞は、過去形にするときに -ed を付けず、単語の形そのものが不規則に変化する動詞です。日常会話でよく使われる基本動詞の多くがこの不規則動詞に当てはまります。
不規則動詞の変化にはいくつかの代表的なパターンがあります。
- A-B-A型(原形と過去分詞が同じ): come → came → come
- A-B-B型(過去形と過去分詞が同じ): sleep → slept, have → had, send → sent
- A-B-C型(原形・過去形・過去分詞がすべて異なる): go → went → gone, write → wrote → written
- A-A-A型(すべて同じ形): cut → cut → cut, put → put → put
例文 I went on a date last night.(昨夜デートに行ってきたよ)の went や、Yes, I got here ten minutes ago.(うん、10分前に着いたよ)の got は代表例です。
すべての不規則変化を確認したい場合は、当サイトの不規則動詞一覧ページを参照してください。
A-B-A型
- come - came - come
A-B-B型
- sleep - slept
- have - had
- send - sent
A-B-C型
- go - went - gone
- write - wrote - written
A-A-A型
- cut - cut - cut
- put - put - put
原形・過去形・過去分詞の変化パターンごとに分類して覚えましょう。
過去形の否定文と疑問文(didの使い方)
一般動詞の過去形を否定文や疑問文にする際は、助動詞 do の過去形である did を使います。主語が何であっても常に did を使い、did の後ろにある本動詞は必ず「原形」に戻します。過去形を2回重ねないよう注意が必要です。
否定文の作り方
否定文は「主語 + did not (didn't) + 動詞の原形」の形になります。I didn't sleep well last night.(昨夜あまり眠れなかった)のように、sleep は過去形の slept ではなく原形を使います。
疑問文の作り方
疑問文は「Did + 主語 + 動詞の原形 〜?」とします。疑問詞(where, what, why など)を用いる場合も同様に、疑問詞の直後に did を配置します。
例文 Where did you go yesterday?(昨日どこへ行ったの?)や、Why didn't you come yesterday?(どうして昨日来なかったの?)のように表現します。
I didn't sleep well last night.昨夜あまり眠れなかった
主語に関わらずdid notを使い、動詞は必ず原形に戻します。
過去形と現在完了の使い分け・時の表現
過去形と現在完了形(have + 過去分詞)の決定的な違いは、「現在の視点が含まれているかどうか」です。過去形はすでに切り離された「過去の事実」だけを述べます。一方、現在完了形は「過去に起きたことが今どうであるか」という現在の影響やつながりを表します。
そのため、明確に過去の一点を指す語句は、過去形と一緒に使えますが、現在完了形とは一緒に使えません。過去形とセットでよく用いられる代表的な時の表現は次の通りです。
- yesterday(昨日)、the day before yesterday(一昨日)
- last + 名詞: last night(昨夜)、last week(先週)、last month(先月)、last year(昨年)
- 期間 + ago: ten minutes ago(10分前)、an hour ago(1時間前)、three years ago(3年前)
例文 The meeting started ten minutes ago.(会議は10分前に始まりました)のように、ago や yesterday が文中にある場合は、現在完了形ではなく必ず過去形を選びます。
過去形
- 切り離された過去の事実のみを表す
- 現在の視点は含まれない
- yesterdayやagoなど過去の語句と使える
現在完了形
- 過去の出来事が今どうであるかを表す
- 現在への影響やつながりを持つ
- 過去の一点を指す語句とは併用不可
現在の視点が含まれているかどうかが2つの時制の決定的な違いです。
過去の出来事が2つあるときは、過去形と過去完了形の違いを時系列図で確認すると、どちらが先に起きたのかを整理できます。
辞典の例文で見る過去形の作り方と使い方
| 英文 | 和訳 | ポイント |
|---|---|---|
| Yes, we worked together last year. ▶ | はい、昨年一緒に働きました。 | 規則動詞 worked と過去を表す last year の組み合わせ |
| Yes, I got here ten minutes ago. ▶ | うん、10分前に着いたよ。 | 不規則動詞 got(getの過去形)と ago の用法 |
| Why didn't you come yesterday? ▶ | どうして昨日来なかったの? | 否定疑問文 didn't + 動詞の原形 come の形 |
| I didn't sleep well last night. ▶ | 昨夜あまり眠れなかった。 | didn't の後ろに動詞の原形 sleep を置く否定文 |
| The meeting started ten minutes ago. ▶ | 会議は10分前に始まりました。 | started の -ed 発音(/ɪd/)と ten minutes ago |
| Where did you go yesterday? ▶ | 昨日どこへ行ったの? | 疑問詞 Where + did + 主語 + 動詞の原形 go |
| I went on a date last night. ▶ | 昨夜デートに行ってきたよ。 | 不規則動詞 went(goの過去形)と last night |
| Were you at the meeting yesterday? ▶ | 昨日の会議に出席していましたか? | 主語 you に対する be動詞過去形 were の疑問文 |
英語文法における過去形と過去進行形の違い
英語の文法で過去の出来事を表す際、past tense(単純過去形)と過去進行形(was / were + 動詞の -ing 形)の使い分けで迷う場面が少なくありません。両者の決定的な違いは、動作を「完了した1点の事実」として捉えるか、「その瞬間に継続中だった動作」として捉えるかという時間軸の視点にあります。
過去形は、過去のある時点で動作が完了し、すでに終わっている事実を客観的に述べます。一方で過去進行形は、過去の特定の時点を切り取り、その瞬間にまさに進行中だった動作の途中を描写します。
| 文法形式 | 英文と日本語訳 | ニュアンス・時間軸 |
|---|---|---|
| 過去形 | I watched TV yesterday.(昨日テレビを見ました。) | 過去の出来事として視聴を完了した事実を伝える |
| 過去進行形 | I was watching TV when you called me.(あなたが電話をくれたとき、私はテレビを見ていました。) | 電話が鳴った過去の特定の瞬間に、視聴の動作が進行中だった |
上記のように、when(〜のとき)を用いた過去の特定の動作と組み合わせる場合、「背景で続いていた動作」には過去進行形を使い、「その途中で割り込んで起きた出来事」には過去形を用います。時間軸を意識して使い分けましょう。
英語の単語の過去形・主要不規則動詞の一覧
英語の単語を過去形にする際、語尾に -ed を付ける規則動詞と並び、日常会話や試験で極めて重要なのが不規則動詞です。不規則動詞は変化の規則ごとに「A-A-A型」「A-B-A型」「A-B-B型」「A-B-C型」の4つに大別できます。
まずは出現頻度が高い代表的な不規則動詞の変化形を押さえましょう。
| 変化の型 | 原形 | 過去形 | 過去分詞 | 意味 |
|---|---|---|---|---|
| A-A-A型 | cut | cut | cut | 切る |
| A-A-A型 | put | put | put | 置く |
| A-B-A型 | become | became | become | 〜になる |
| A-B-A型 | run | ran | run | 走る |
| A-B-B型 | buy | bought | bought | 買う |
| A-B-B型 | say | said | said | 言う |
| A-B-B型 | make | made | made | 作る |
| A-B-C型 | eat | ate | eaten | 食べる |
| A-B-C型 | take | took | taken | 取る、連れて行く |
| A-B-C型 | see | saw | seen | 見る、会う |
これらの動詞を過去の肯定文で使う際は過去形をそのまま配置し、in 2020(2020年に)や when I was a child(子どもの頃)のように過去の特定の一点を表す語句と組み合わせます。
英語過去形の疑問文への答え方とよくある間違い
過去形の疑問文(Did + 主語 + 動詞の原形 〜?)に対して返答する際は、一般動詞を繰り返さず、助動詞の did を用いて短く答えるのが基本ルールです。
- 肯定の返答: Yes, I did.(はい、しました。)
- 否定の返答: No, I didn't.(いいえ、しませんでした。)
英会話や英文法テストで初心者が犯しやすい間違いとして、did と過去形動詞の二重使用があります。
| 誤った表現(NG) | 正しい表現(OK) | 理由・解説 |
|---|---|---|
| Did you went there? | Did you go there?(そこへ行きましたか?) | 助動詞 did が過去を表しているため、動詞は原形 go に戻す |
| I didn't saw him. | I didn't see him.(彼を見かけませんでした。) | 否定の didn't の直後に過去形 saw を重ねず、原形 see を置く |
| Yes, I went.(返答として) | Yes, I did.(はい、行きました。) | 疑問文の did を受けて did で答えるのが英語の定型表現 |
「疑問文と否定文では、過去の印を did に預けて動詞を原形に戻す」という基本を徹底することで、不要な文法ミスを防ぐことができます。
「英語過去形」のよくある疑問
確認問題(5問)
次の空所に入る最も適切な語を選びなさい。 I didn't ( ) well last night.
答えと解説
正解: sleep
否定文でdid not (didn't) を使う場合、後ろの本動詞は必ず原形に戻します。規則動詞の過去形「started」の語尾 -ed の発音として正しいものを選びなさい。
答えと解説
正解: /ɪd/
/t/ や /d/ で終わる単語の後の -ed は、/ɪd/ と発音します。次の文のうち、文法的に正しいものを1つ選びなさい。
答えと解説
正解: Where did you go yesterday?
疑問詞の疑問文でも「疑問詞 + did + 主語 + 動詞の原形」となり、goが正解です。「The meeting started ten minutes ago.」の日本語訳として正しいものを選びなさい。
答えと解説
正解: 会議は10分前に始まりました。
「期間 + ago」は「〜前」を表す過去の表現なので、「10分前に始まりました」となります。be動詞の過去形を用いた文として、誤りを含むものを1つ選びなさい。
答えと解説
正解: Did you were at the meeting yesterday?
be動詞の過去形の疑問文はbe動詞を主語の前に出します。didは使いません。
よくある質問
- Q. 否定文で動詞を過去形のままにしてはいけませんか?
- いけません。否定文では過去を表す役割を助動詞 did が担うため、続く動詞は必ず原形に戻します。例えば「I didn't went」は誤りで、「I didn't go」が正しい英語です。
- Q. 過去形と現在完了形を簡単に見分けるコツは?
- 文中に yesterday、last week、ago など「過去の特定の時点」を表す言葉がある場合は必ず過去形を使います。今現在の状態や影響に意識がある場合は現在完了形を使います。
- Q. -ed の発音を見分ける一番簡単な方法は?
- 動詞の語尾が /t/ または /d/ で終わるときだけ「イッド」(/ɪd/) と発音します。それ以外は、息だけの音(無声音)の後が「ト」(/t/)、声が出る音(有声音)の後が「ド」(/d/) です。
- Q. 「過去形」は英語で何と言いますか?
- 一般的に past tense と呼ばれます。また、過去完了形や過去進行形などの複合的な時制と区別して「単純過去形」と呼びたい場合は simple past と表現します。
- Q. 過去形と一緒に使える「過去の時を表す語句」にはどのようなものがありますか?
- yesterday や ago、last week のほか、in 2018(2018年に)のような「in + 過去の年号」や、when I was a student(学生だったとき)のような過去の一点を指す when 節が代表例です。これらは現在完了形とは併用できず、過去形と一緒に使います。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部
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