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TOEFL大学生の平均点とiBT・ITPの違い・対策

TOEFL大学生の平均点とiBT・ITPの違い・対策

日本人大学生のTOEFL公式テスト(iBT:120点満点)の平均スコアは70点台半ば、学内団体テスト(ITP:310〜677点)の平均は約475点です。

留学選考ではiBT換算で約70〜80点、コミュニティカレッジでは約50〜61点、難関大の交換留学や大学院入試では約90〜100点以上が要求水準の目安となります。

TOEFLの大学生平均とiBT・ITPの根本的な違い

大学生が「TOEFLの平均点」を調べる際、最も注意すべき点は、受験した試験が「TOEFL iBT(インターネット版公式テスト)」なのか、それとも大学のクラス分けや学内審査で実施される「TOEFL ITP(団体向けテスト)」なのかという違いです。

配点形式も試験目的も異なるため、数値を混同すると自分の正確な立ち位置を見誤ることになります。

試験種別による配点と平均点の比較

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試験種別満点・スコア範囲日本人・大学生の平均スコア主な用途
TOEFL iBT0〜120点(4技能各30点)70点台半ば海外大学・大学院留学、海外進学、交換留学公募
TOEFL ITP (Level 1)310〜677点(3セクション)約475点前後大学の語学クラス分け、学内交換留学選考、単位認定

TOEFL iBTは、大学レベルのアカデミックな英語運用能力を測定する試験で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能各30点、合計120点満点です。海外の大学や大学院に出願する際に世界中で利用されます。

一方、TOEFL ITPは過去のペーパー版TOEFL(PBT)の問題を再利用した団体向けテストです。セクションはリスニング、文法(Structure and Written Expression)、リーディングの3分野で、スピーキングやライティングの試験は含まれません。

スコア範囲は310点から677点となっており、日本の平均スコアは約475点前後です。大学の学内選考では利用できますが、外部の海外大学へ直接出願する公式スコアとしては原則認められません。

TOEFL iBTとITPの根本的な違い

TOEFL iBT

  • 4技能(RLSW)各30点の120点満点
  • 大学レベルの英語運用能力を測定
  • 海外大学・大学院・交換留学の公式出願用
  • 日本人・大学生平均は70点台半ば

TOEFL ITP (Level 1)

  • 3セクションの310〜677点満点
  • ペーパー版PBTの過去問を再利用
  • 大学の語学クラス分けや学内選考用
  • 日本の平均スコアは約475点前後

試験目的や測定技能が異なるため、自分の目的に合った試験か確認しましょう。

次の疑問学内試験と公式テストの違いをさらに詳しく把握したい方は、TOEFLの種類と違いを比較解説した記事で各テストの特徴を確認できます。

toefl ibt 大学生平均と属性別の比較早見表

toefl ibt 大学生平均は70点台半ばですが、受験者の属性(高校生・一般大学生・大学院生・帰国子女)によってスコア帯には明確な開きが存在します。各属性の平均スコアと到達目標を把握することで、自分が目指すべき具体的な数値を設定しやすくなります。

受験者属性ごとのTOEFL iBT平均スコアと水準

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属性平均スコア帯の目安中央値・ボリュームゾーン上位層・難関基準
日本の高校生約65〜70点60〜72点80点以上
日本の一般大学生70点台半ば68〜78点90〜100点以上
日本の大学院生70点台後半〜80点74〜84点100点以上
英語圏滞在経験の帰国子女約90〜105点以上95〜108点110点以上

一般的な大学生が初受験した場合、スピーキングやライティングの対策不足により、60点台前半にとどまるケースが珍しくありません。一方で、早期から交換留学を志望して対策を重ねている層は80点前後を獲得しており、大学生の内部でも準備期間によって二極化が進んでいます。

留学や就活を見据えた学習計画は、大学生の英語で詳しく解説しています。

toefl ibt 平均点大学別と学部別の要求水準

ETS公式による大学別の平均スコア公表はありませんが、各大学が設定している交換留学の出願基準や大学院入試の優遇ライン、推薦要件から、実質的な学生層の目安スコアを逆算することができます。toefl ibt 平均点大学別の目安水準は以下の通りです。

大学群別のTOEFL iBT目安スコアと交換留学要件

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大学群一般学生の平均的目安学内留学選考の足切り基準難関協定校への推薦水準
東京大学・京都大学80〜90点台前半70〜80点100点以上
早稲田大学・慶應義塾大学78〜88点70〜80点90〜100点以上
上智大学・国際基督教大学(ICU)85〜95点79〜80点100点以上
MARCH・関関同立68〜78点61〜71点80〜90点以上
国公立・私立中堅大学60〜70点50〜61点75〜80点以上

東京大学や京都大学などの最難関国立大学や、国際教養系学部(早稲田大学国際教養学部、上智大学外国語学部など)では、一般学生でも80点以上、留学志望者では90〜100点超えを保持している学生が多数存在します。

一方、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や関関同立(関西学院・関西・同志社・立命館)では、一般的な英語講義の履修者平均は60点台後半から70点台前半ですが、協定校交換留学の応募ラインである71点や80点を突破するために多くの学生が再受験を重ねています。

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toefl 高校生平均点と学年別のレベル感

toefl 高校生平均点は、日本人全体平均(70点台半ば)よりやや低い約65〜70点前後となっています。ただし、TOEFL iBTを受験する高校生自体が海外進学や国内の総合型選抜・帰国生入試を視野に入れた高い英語学習意欲を持つ層に限定されている点に留意が必要です。

高校生の学年・志望別レベルの目安

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学年・対象区分平均的なスコア帯国内大学総合型選抜での評価海外大学直接進学の目安
高校1・2年生(初受験)55〜65点出願基準を満たす学部が出始める準備段階(基礎力養成)
高校3年生(一般英語専攻志望)65〜75点中堅〜上位私大の優遇基準コミュニティカレッジ等(約50〜61点)
高校3年生(難関国際系志望)80〜90点早慶・上智等の出願で有利一般的な海外4年制大学(約70〜80点)
高校生(海外大トップ校志望)100点以上最難関大学入試で極めて高評価欧米の難関名門大学(約90〜100点以上)

日本の高校英語教育では、アカデミックライティングや即時応答を求めるスピーキングの訓練機会が少ないため、高校生はリーディングで20点前後を取れてもスピーキングで12〜15点前後に低迷する傾向が見られます。

大学受験対策の英語力がある生徒であっても、専用の試験対策を行わずに受験した場合は60点前後に落ち着くのが標準的です。

TOEFL平均点!大学生・高校生の目安のイメージ

toefl ibt 帰国子女の平均スコアと大学入試基準

toefl ibt 帰国子女の平均スコアは、滞在国や滞在期間によって差があるものの、概ね90点から105点以上の範囲に集中します。英語圏の現地校やインターナショナルスクールに3年以上通っていた生徒の場合、100点超えが標準的な水準となります。

帰国子女大学入試における必要スコアの目安

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志望校区分実質的な合格目安スコア最低出願要件の目安求められる能力の特徴
東京大学・京都大学・一橋大学105点以上出願資格のみ規定(足切りなし)学術論文レベルの読解・高度な論述力
早稲田大学・慶應義塾大学100〜105点以上学部により80〜90点以上論理構成力・自然で洗練された語彙表現
上智大学・ICU95〜100点以上72〜80点以上流暢なスピーキングと速読力
MARCH・関関同立80〜90点以上60〜70点以上日常的アカデミック英語の正確な運用

難関大の帰国子女枠入試では、TOEFL iBT 100点〜105点以上が実質的な目安ラインとなります。出願基準自体は80点前後で設定されている大学であっても、実際の志願者の多くが100点前後を提出するため、ボーダーライン付近の点数では面接や小論文での大きな挽回が必要になります。

次の疑問帰国生入試の基準や滞在歴ごとの詳しい到達目標を知りたいときは、帰国子女のTOEFL平均点と目安が参考になります。

TOEFLスコアとTOEIC・英検・IELTS・CEFR換算表

自身の英語資格とTOEFL iBTの難易度を比較するためのスコア換算対照表です。TOEIC L&Rテストはリスニングとリーディングの2技能測定であり、スピーキング・ライティングを含むTOEFL iBTとは試験構造が大きく異なりますが、一般的な相関関係は以下のようになります。

主要英語試験とCEFRの難易度対照表

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TOEFL iBTTOEFL ITPTOEIC L&R実用英語技能検定IELTSCEFR
100〜120点600〜677点950点〜満点1級合格7.5〜8.5C1〜C2
80〜99点550〜599点870〜945点準1級上位〜1級6.5〜7.0B2〜C1
70〜79点520〜549点785〜865点準1級合格6.0B2
60〜69点490〜519点700〜780点2級A〜準1級5.5B1〜B2
50〜59点460〜489点600〜695点2級合格5.0B1
〜49点310〜459点〜595点準2級〜2級〜4.5A2〜B1

英検準1級に合格している人でも、TOEFL iBTを初受験すると70点前後に留まるケースが多々あります。TOEIC 800点保持者であっても、スピーキングとライティングの対策ができていない場合は65〜75点程度になることが一般的です。

スコア帯別レベルと留学・院試・就活の目標基準

TOEFL iBTのスコア帯ごとに、どのような用途で通用するのか、求められる基準を整理しました。

1. スコア〜55点(基礎構築レベル)

英語圏の大学授業を履修するには語学力不足とみなされます。一部のコミュニティカレッジで条件付き入学が認められる水準です。

2. スコア56〜70点(コミュニティカレッジ・一般留学基準)

米国のコミュニティカレッジ留学の目安は約50〜61点です。日本の大学における一般的な協定校交換留学の最低出願資格(足切りライン)に設定されることが多い帯域です。

3. スコア71〜80点(一般的な4年制大学留学基準)

一般的な4年制大学は約70〜80点が要求水準となります。日本の大学生平均(70点台半ば)はこの帯域に位置しており、学内の交換留学選考で多くの大学を選択肢に入れられるボーダーラインです。

4. スコア81〜99点(難関大学留学・院試・就活で強力な武器)

欧米の中堅〜上位4年制大学や国内の難関大学院進学に十分なスコアです。就職活動の履歴書でも極めて高い英語力として評価されます。

5. スコア100点以上(最難関名門大学基準・帰国生トップ層)

難関名門大学(アイビーリーグ等)は約90〜100点以上が要求水準となります。専門分野の議論やアカデミックライティングを母語話者と同等にこなせる証明になります。

TOEFL iBTスコア帯別レベルと目標基準
◀ 基礎構築レベル最難関名門大基準 ▶
〜55点一部コミカレで条件付き入学の水準
56〜70点コミカレ留学や学内交換留学の最低出願資格
71〜80点一般的な海外4年制大学の留学基準
81〜99点欧米中堅〜上位大・国内難関院試・就活で評価
100点以上欧米最難関名門大学基準・母語話者同等レベル

スコア帯ごとに到達できる留学基準や国内での評価レベルを整理しています。

平均点から80点・100点を突破するセクション別対策

日本人受験者の4技能別平均スコアは、リーディング(約20点前後)、リスニング(約19点前後)に比べ、ライティング(約18点前後)、スピーキング(約16〜17点前後)が低くなる傾向が顕著です。平均点から80点・100点を目指すためのセクション別対策を解説します。

Reading対策:専門語彙の暗記と段落構造の把握

TOEFLの長文は生物学、地学、歴史などの学術トピックから出題されます。大学受験英語には登場しない専門単語の習得が不可欠です。各段落のtopic sentence(主題文)を素早く特定し、全体の論理展開を整理しながら読み進める練習を行います。

Listening対策:講義の流れとシグナルワードの聞き取り

大学の講義形式の音声を理解するためには、教授の話の展開を示すシグナルワードに注意を払う必要があります。単語を個別に追うのではなく、「問題提起 → 原因分析 → 具体例 → 結論」の骨組みをメモする訓練を行います。

Speaking対策:定型フレームワークの反復練習

スピーキングは準備時間が短いため、テンプレートを活用して思考時間を削ることが必須です。理由を2点述べる枠組みを徹底的に身体に覚え込ませます。

Writing対策:要約力と明確な論証ロジック

ライティングでは、読んだ内容と聞いた講義の論点を対比させて要約する「統合型(Integrated)」と、ディスカッション形式で短時間で自分の意見を簡潔に展開する「アカデミック・ディスカッション問題」が出題されます。

Listening講義形式のメモ取り手順
1問題提起の把握

シグナルワードを合図に講義の主題を掴む

2原因分析の整理

提起された問題の背景や要因を聞き取る

3具体例の確認

教授が提示する具体例や詳細をメモする

4結論の理解

全体の論理展開から導かれる最終結論を捉える

講義音声は単語を個別に追わず、話の展開の骨組みを順に捉えます。

世界平均とのスコア比較と日本人平均73点の母集団

ETS公表データによると、TOEFL iBTの世界全体の平均点は約86点であり、日本人平均の約73点(リーディング19点、リスニング19点、スピーキング17点、ライティング18点)は世界平均を下回っています。

また、この日本人平均約73点という数値を評価する際は、受験者の母集団に注意が必要です。TOEFL iBTの受験者は、海外大学進学や交換留学を目指して長期対策を積んできた学習者や英語専攻の学生が中心となっています。

そのため、一般的な大学生が無作為に受けた平均点ではなく、専門的な対策なしで初めて受験した場合は40点から50点前後に留まることも珍しくありません。

これに対し、大学入学直後に全員参加で実施されるTOEFL ITP(大学生のチャレンジTOEFLテストなど)は、一般入試を終えたばかりの学生全員が母集団となるため、約475点という平均点は実態に近い数字といえます。

高得点を狙うための解答テンプレートと英文例

平均点突破や目標スコア獲得に向けて、試験特有の形式に対応した表現パターンや学習法を押さえておくことが有効です。

スピーキングの即答テンプレート

スピーキングは準備時間が15〜30秒と短いため、「主張 → 理由 → 具体例 → 結論」の型を固定して練習します。

ライティング統合型の対比表現

パッセージと講義を比較する統合型(Integrated Task)では、反論の対比構造を明確にする表現が不可欠です。

また、リスニング復習時にスクリプトを見ながら音読するシャドーイング(shadowing)を取り入れることで、音の脱落や連結を聞き取る耳を作ることができます。

本番で使える表現を増やしたいときは、TOEFLの例文集が参考になります。

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TOEFL・IELTSの疑問をすべて見る「TOEFL」のまとめ

理解度チェック

Q1. TOEFL ITPの特徴として正しいものはどれですか?

  1. スピーキングとライティングを含む4技能試験
  2. 海外大学へ直接出願する公式スコアに認められる
  3. 満点は120点で4セクション各30点である
  4. リスニング、文法、リーディングの3分野で構成
答えを見る

正解: D. リスニング、文法、リーディングの3分野で構成
TOEFL ITPは3分野で構成され、スピーキング等の試験はなく、海外大への直接出願には原則使えません。

Q2. 日本の一般大学生のTOEFL iBT平均スコア帯は?

  1. 約65〜70点
  2. 70点台半ば
  3. 85〜95点
  4. 約90〜105点以上
答えを見る

正解: B. 70点台半ば
本文の比較表において、日本の一般大学生のTOEFL iBT平均スコアの目安は「70点台半ば」と記載されています。

Q3. 本文のListening対策で紹介された英文はどれ?

  1. Before we examine the primary hypothesis...
  2. The discovery of deep-sea hydrothermal vents...
  3. Archaeological evidence indicates that early...
  4. I prefer studying independently rather than...
答えを見る

正解: A. Before we examine the primary hypothesis...
Listening対策の例文として「Before we examine the primary hypothesis...」が挙げられています。

よくある質問

Q. TOEFL iBTで61点は大学生としてどのレベルですか?
英検2級〜準1級、TOEIC 650〜700点程度に相当します。大学生平均(70点台半ば)よりはやや低めですが、米国のコミュニティカレッジ留学基準を満たし、一般的な大学の交換留学選考で出願可能な大学が見つかるラインです。
Q. 大学の単位認定やクラス分けで使われるTOEFLは何点必要?
学内テストのTOEFL ITPが採用されることが多く、日本の大学生平均は約475点です。上級クラス分けや単位認定の要件としては500〜550点以上がひとつの目安となります。
Q. TOEFLで80点を取ればどこの交換留学に行けますか?
TOEFL iBT 80点は一般的な英語圏の4年制大学の入学基準を満たすスコアです。学内選考でもMARCH・早慶などの多くの提携校で出願資格をクリアでき、選考対象の選択肢が大幅に広がります。
Q. TOEFL iBTとITPのスコアは直接換算できますか?
ITPにはスピーキングとライティングがないため正確な直接換算はできませんが、ITP 500点はiBT 61点程度、ITP 550点はiBT 79〜80点程度が対照の目安とされています。
Q. 大学生が就活の履歴書に書けるTOEFLの点数は?
TOEFL iBTなら80点以上、ITPなら550点以上が目安です。ただし一般的な国内企業ではTOEICスコア(700〜800点以上)を提示するほうが認知されやすい傾向にあります。
Q. 初受験で50点台だった大学生は平均点に届かない?
全く問題ありません。対策なしの初受験で50点前後は標準的です。学術単語の暗記とリスニングの要約練習を2〜3か月集中的に行うことで、日本人平均の73点前後に到達できます。

2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部