モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 為替は英語で?レートや円高・円安表現

為替英語の基本表現と例文集

為替英語の基本表現と例文集

為替は英語で一般にforeign exchangeと表現し、日常会話ではexchange、市場や金融取引ではForexやFXと略されます。為替レートはexchange rateと言い、レートを尋ねるときはWhat is the exchange rate?と表現するのが標準的です。

為替の英語表現と基本用語一覧

「為替」と一口に言っても、外国為替相場そのものを指す場合、空港での通貨両替を指す場合、あるいは郵便為替などの送金手段を指す場合によって使われる英語が異なります。まずは、最も頻繁に用いられる基本用語の一覧を確認しましょう。

日本語英語表現主な使用場面
為替/外国為替foreign exchange外国為替全般、金融ニュース
為替(略称)FX / Forex外国為替証拠金取引、国際市場
為替レートexchange rate相場、換算比率の確認
両替(行為)currency exchange空港窓口、銀行での外貨両替
為替手数料exchange fee / commission両替や送金にかかる費用
郵便為替/送金為替money order / postal money order公的な為替送金手段
為替市場foreign exchange market経済ニュース、市場レポート
為替相場変動exchange rate fluctuationビジネスリスク、市況分析

外国為替は英語でforeign exchangeですが、口頭や看板では単にexchangeとだけ表記されることも珍しくありません。また、金融業界や個人投資の分野では、Foreign Exchangeを短縮したForexやFXという呼称が広く定着しています。

一方、私たちが街中や空港で見かける「両替所」はcurrency exchangeやmoney exchange、あるいはforeign exchange bureau(両替窓口)と呼ばれます。単語ごとのニュアンスを理解することで、状況に応じた正確な英語表現を選べるようになります。

Nathan英語の言い方は、話して覚えよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

シーン別の使い分け解説

日本語の「為替」は非常に幅広い概念を含んでいるため、英語に訳す際は「何の為替なのか」を文脈に応じて切り分ける必要があります。ここでは代表的な3つのシーンに分けて、それぞれの適切な語彙と使い分けのポイントを解説します。

1. 通貨を交換する「両替」:currency exchange

手持ちの日本円を米ドルやユーロなどの現金に換える行為は、英語ではcurrency exchangeまたはexchange currency(動詞句)を用います。看板などではMoney ExchangeやCurrency Exchangeと書かれているのが一般的です。

2. 金融・経済の「外国為替市場」:Forex / foreign exchange market

国家間の通貨取引が行われる国際的な金融市場や、マクロ経済の文脈で語られる外国為替はforeign exchange market、または短縮形のForexを用います。通貨ペア(米ドル/日本円など)の取引を論じる場面で頻出します。

3. 証書による送金手段「郵便為替・普通為替」:money order

現金を直接送るのではなく、郵便局や金融機関が発行する証書を介して送金を行う仕組みを指す場合、foreign exchangeは使いません。このような送金為替はmoney order、特に郵便為替はpostal money orderと呼びます。

文脈で使い分ける「為替」の英語
為替の英語表現

現金の交換

  • currency exchange
  • exchange currency
  • Money Exchange

金融・市場

  • foreign exchange market
  • Forex

証書送金

  • money order
  • postal money order

日本語の「為替」は文脈によって使うべき英単語が異なります。

次の疑問貿易や企業取引での為替リスクを避ける仕組みについて知りたいなら、「為替予約」の英語表現で実務的な語彙を確認できます。

円高・円安を正しく伝える構文

「円高」「円安」の英語表現は、学習者が最も混乱しやすい分野の一つです。英語には日本語の「円高」「円安」に1語で完全に一致する形容詞がないため、通貨の価値が「強い/弱い」と捉えるか、「価値が上がった/下がった」と動詞で表すのが一般的です。

名詞で表現する「円高」「円安」

ニュースの見出しやビジネスの概況説明では、strong(強い)とweak(弱い)を用いた名詞表現が定番です。また、経済学やフォーマルな報告書ではappreciation(増価・上昇)、depreciation(減価・下落)という語も多用されます。

日本語一般的な表現専門的・公式な表現
円高a strong yenyen appreciation
円安a weak yenyen depreciation
ドル高a strong dollardollar appreciation
ドル安a weak dollardollar depreciation

動詞を使って「対ドルで円高・円安が進む」を表す構文

相場が動いたことを文章で説明する際は、「主語+動詞+against+比較対象の通貨」という構文を基本形として覚えると、迷わず正確に表現できます。主語が「円」なのか「ドル」なのかによって、選ぶ動詞の意味が逆転することに注意しましょう。

円を主語にする場合、円高になることは「円が強くなる」または「円が上がる」ことなので、strengthenやrise、gainを使います。反対に円安になることは「円が弱くなる」または「円が下がる」ことなので、weakenやfall、dropを使います。

例文のように、The dollar gained against the yen.(ドルが円に対して上昇した)は、実質的に「円安」を意味します。海外メディアのニュースを読む際は、主語にどの通貨が置かれているかを確認する習慣をつけましょう。

対通貨での相場変動を表す基本構文
主語(通貨)+strengthened / weakened など+against+比較対象の通貨

The yen strengthened against the dollar.円は対ドルで上昇しました[円高が進んだ]。

主語の通貨が強くなったか弱くなったかで動詞を選びます。

次の疑問相場の動きをニュースや日常会話でスムーズに伝えたいときは、円安・円高を英語で表現する基本パターンが役立ちます。

相場の変動を説明するニュース英語

為替相場の動きは、緩やかな上昇から急激な乱高下まで様々です。市況レポートや経済ニュースを正確に読み解くために、相場の変動幅やスピードを言い表す動詞・副詞を整理して身につけましょう。

値動きの度合いを表す動詞

相場の上下動を表す動詞は、変動の激しさに応じて使い分けられます。

状況動詞ニュアンス
上昇するrise / climb通常の水準で上がる
急騰するsurge / soar / jump一気に大きく跳ね上がる
下落するfall / drop / decline通常の水準で下がる
急落するplummet / plunge / tumble垂直に落ちるように急落する
乱高下するfluctuate上下に激しく変動する

市況を伝える実践例文

上記の動詞に副詞を組み合わせることで、値動きの速度や背景を詳細に描写することができます。

為替は英語で?レートや円高・円安表現のイメージ

海外旅行で使える両替英会話フレーズ

海外旅行の際、空港や現地の両替カウンターで希望どおりの通貨を受け取り、余計な手数料を取られないようにするための英会話フレーズです。定型句としてそのまま使える表現を厳選しました。

レートと手数料の確認

窓口で最初に行うべきなのは、適用レートと手数料(commission / fee)の確認です。提示されているレート表の見方が分からない場合や、手数料が引かれるか不安な場合は次のように尋ねます。

両替の依頼と紙幣の指定

金額を提示し、どの通貨に換えてほしいかを伝えます。小額紙幣を混ぜてほしい場合のリクエストも頻出です。

窓口での両替英会話の流れ
1レート確認

What is the exchange rate...?

2手数料確認

Do you charge a commission...?

3両替依頼

I would like to exchange 50,000 yen...

4紙幣の指定

Could you give me some small bills...?

レートと手数料の確認から現金の受け取り指定までの基本ステップです。

旅行先でのやり取りをスムーズにしたい方は、英会話の総合ガイドを参考にしてください。

ビジネスメール:為替と価格改定

貿易取引や海外クライアントとの業務では、為替相場の変動が仕入れコストや売上に直接響きます。為替リスクに関する専門用語と、為替変動に伴う価格改定の通知メールの文例を紹介します。

知っておくべき金融・貿易の関連用語

日本語英語表現意味・用法
為替差益foreign exchange gain為替変動によって生じた利益
為替差損foreign exchange loss為替変動によって生じた損失
為替差損益foreign exchange gains and losses為替変動による損益の総称
為替リスクforeign exchange risk / currency risk為替変動によって損失を被る不確実性
為替予約forward exchange contract将来の取引レートをあらかじめ確定させる契約

為替変動に伴う価格改定の英文メール例文

急激な為替変動(円安やドル高など)により、従来の納入価格を維持できなくなった際に海外取引先へ送る通知メールのテンプレートです。

Subject: Notice of Price Revision due to Exchange Rate Fluctuations
(件名:為替レート変動に伴う価格改定のお知らせ)

Dear Mr. Smith,

Thank you very much for your continuous support.
(平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

)

Due to the recent sharp depreciation of the yen, our procurement costs have increased significantly. Although we have made every effort to absorb these costs, it has become difficult to maintain our current pricing structure.
(昨今の急激な円安に伴い、弊社の調達コストが大幅に上昇しております。

コスト吸収に最大限努めてまいりましたが、現行の価格体系を維持することが困難となりました。)

Therefore, we regret to inform you that we will adjust our product prices by 8%, effective October 1.
(つきましては誠に心苦しい限りですが、10月1日付けで製品価格を8%改定させていただきたく存じます。

)

We greatly appreciate your understanding regarding this unavoidable circumstance.
(このやむを得ない事情につきまして、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。)

Sincerely,
Ichiro Suzuki

海外取引先への連絡をより整えたい場合は、メール(書き出し・締め)の英会話フレーズが役立ちます。

業務連絡で使える他の定型文も知りたい方は、ビジネスの例文集もあわせて確認してみてください。

日本人が間違えやすい為替英語の注意点

為替に関する英語表現には、日本語の直訳から生じる典型的な間違いがいくつか存在します。自然な英語として通じるよう、注意すべきポイントを押さえましょう。

「How much」ではなく「What」を使う

「為替レートはいくらですか?」と尋ねる際、日本語の「いくら」に引きずられて How much is the exchange rate? と言ってしまいがちです。しかし、英語圏ではrate(比率・割合)を尋ねる疑問詞にはWhatを用います。

金額そのものを尋ねる場合はHow much will I get...?のようにHow muchを使うことができますが、「レートそのもの」を問うときは必ずWhatを選択してください。

「円高」を「high yen」と言わない

日本語で「高い」「安い」と言うため、high yenやlow yenと言ってしまいがちですが、これもネイティブスピーカーにとっては不自然に聞こえます。通貨の購買力や相場の強弱を表す際は、strongとweakを使うのが基本規則です。

ただし、相場チャートの「高値」「安値」を指す場合は、a six-month high(6か月ぶりの高値)やa record low(過去最安値)のように名詞のhighやlowを用いることができます。

通貨そのものを形容するときはstrong / weak、水準の高低を言うときはhigh / lowと区別して覚えましょう。

間違えやすい為替英語の対比

不自然な表現(NG)

  • How much is the exchange rate?
  • high yen / low yen(通貨の形容)

自然な表現(OK)

  • What is the exchange rate?
  • strong yen / weak yen(通貨の強弱)
  • a six-month high(水準の高低)

直訳による不自然な表現を避け、正しい単語を選択しましょう。

理解度チェック

Q1. 郵便局などで発行される「郵便為替」の英語表現はどれ?

  1. foreign exchange bureau
  2. postal money order
  3. currency exchange
  4. forward exchange contract
答えを見る

正解: B. postal money order
本文では、郵便局や金融機関が発行する証書による送金為替は money order、特に郵便為替は postal money order と呼ぶと解説されています。

Q2. 「円高が進んだ」ことを表す英文として適切なものはどれ?

  1. The yen weakened against the dollar.
  2. The dollar gained against the yen.
  3. The yen strengthened against the dollar.
  4. The yen dropped against the dollar.
答えを見る

正解: C. The yen strengthened against the dollar.
円を主語にして円高(円が強くなる)を表す際は strengthen や rise を用います。本文でもこの英文が円高を表す例として挙げられています。

Q3. 窓口で為替レートを尋ねる際の注意点として正しいものは?

  1. How much is the rate? と尋ねる
  2. 比率を尋ねるため疑問詞 What を用いる
  3. 必ず high yen を使って質問する
  4. commission ではなく gain と表現する
答えを見る

正解: B. 比率を尋ねるため疑問詞 What を用いる
本文では、レート(比率・割合)を尋ねる際は日本語の「いくら」に引きずられず、疑問詞 What を用いて What is the exchange rate? とすると解説されています。

よくある質問

Q. 為替レートを英語で尋ねる一番簡単なフレーズは?
最も自然で標準的な表現は「What is the exchange rate?」です。対象通貨を指定したい場合は「What is the exchange rate for US dollars to Japanese yen?」のように前置詞forとtoを添えます。
Q. 「円安ドル高」は英語でどう言いますか?
「a weak yen and strong dollar」と名詞で表すか、動詞を用いて「The dollar strengthened against the yen.(ドルが対円で強くなった=円安ドル高)」と説明するのが自然です。
Q. 両替所の手数料を英語で確認するには?
「Do you charge a commission?」や「Is there an exchange fee?」と尋ねます。手数料無料の看板には「No commission」や「Zero fee」と表記されています。
Q. 「為替差損」「為替差益」の英語表現は?
為替差損は「foreign exchange loss」、為替差益は「foreign exchange gain」と言います。決算書等では「FX gain / loss」と短縮して記載されることもあります。
Q. 外国為替と郵便為替の英語の違いは?
通貨市場や両替を指す外国為替は「foreign exchange」ですが、郵便局などで現金を証書に換えて送る郵便為替・普通為替は「money order」や「postal money order」と呼びます。

2026年9月30日更新・モチタン辞典編集部

あわせて読みたい

英語での為替レートの書き方と読み方

英語の言い方の疑問をすべて見る