モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 英語で「〜してください」の頼み方

して下さいの英語表現と使い分け
英語で「〜してください」と伝える最も無難で確実な表現は Could you please...?(クジュ・プリーズ)です。日本語の「してください」の感覚で Please + 動詞の原形 を多用すると、命令文が土台にあるため上から目線の指示に聞こえてしまう恐れがあります。
相手や媒体に合わせて助動詞や仮定法を正しく選ぶことで、失礼のない自然な依頼ができます。
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して下さい英語の丁寧度別一覧表
英語の依頼表現は、カジュアルな日常会話から改まったビジネス文書まで幅広い段階があります。相手との心理的距離や立場に合わせて適切なフレーズを選ぶ必要があります。
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| 表現 | 読みの目安 | ニュアンス | 使う相手や場面 |
|---|---|---|---|
| Can you...? | キャン・ユー | 〜してくれる?(平易・直接的) | 親しい同僚・友人・家族 |
| Could you...? | クジュ | 〜していただけますか(丁寧・標準的) | 同僚・一般的な取引先・対面接客 |
| Would you please...? | ウジュ・プリーズ | 〜していただけないでしょうか(改まった依頼) | 上司・社外の取引先・業務依頼 |
| Would you mind -ing? | ウジュ・マインド | 〜していただけますでしょうか(遠慮がち) | 初対面・目上の人・少し負担のある依頼 |
| I was wondering if you could... | アイ・ワズ・ワンダリング・イフ・ユー・クッド | 〜していただけないかと思いまして(控えめ) | 上司への相談・日程調整・英文メール |
| I would appreciate it if you could... | アイ・ウド・アプリシエイト・イット・イフ・ユー・クッド | 〜していただけますと幸甚に存じます(格式高い) | 社外への公式メール・契約交渉 |
| It would be great if you could... | イット・ウド・ビー・グレイト・イフ・ユー・クッド | 〜していただけると助かります(柔らかい依頼) | チーム内の業務依頼・チャットツール |
| Please + 動詞原形 | プリーズ | 〜してください(指示・案内) | 手順案内・マニュアル・駅や店舗の案内 |
| Do you think you could...? | ドゥ・ユー・シンク・ユー・クッド | 〜していただくことは可能ですか(打診) | 納期の前倒し・追加作業の相談 |
| Any chance you could...? | エニ・チャンス・ユー・クッド | もしできたら〜してもらえる?(口語的) | 親しい同僚・チャットでの急な依頼 |
| I would like you to... | アイ・ウド・ライク・ユー・トゥ | あなたに〜していただきたい(職務上の指示) | 上司から部下への業務指示 |
英語の発音では、Could you が「クッド・ユー」ではなく語尾と先頭がつながって「クジュ」、Would you が「ウジュ」のようにリンキング(音の連結)します。
また、mind や appreciate の母音を明瞭に発音し、語尾のイントネーションを穏やかに下げる、あるいは軽く上げると丁寧な響きになります。
次の疑問ビジネスや改まった場面でさらに格式を高めたいときは、英語でのお願いや丁寧な依頼表現も確認しておくと安心です。
相手と媒体で選ぶ依頼マトリクス
「誰に」「どの媒体で」依頼するかによって、最適な表現は変わります。失礼にあたらず、かつ過剰にかしこまりすぎない基準を整理しました。
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| 相手 | 対面・オンライン通話 | ビジネスメール | チャット(SlackやTeams) |
|---|---|---|---|
| 社外・顧客 | Could you please...? | I would appreciate it if you could... | Could you please...? |
| 役員・直属の上司 | Could you...? / Would it be possible to...? | I was wondering if you could... | Could you please...? |
| 同僚(一般的な関係) | Could you...? | Could you please...? | Can you...? / Could you...? |
| 親しい同僚・友人 | Can you...? | Can you...? | Can you...? / Any chance you could...? |
ビジネスのチャットツールでは簡潔さが好まれるため、メールほど長い構文を使わず、Could you please check this? のように短く要点を伝えるのが実務上の標準です。
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PleaseやI want youの注意点
日本人が親しみやすい Please や I want you to には、母語話者が受け取る独特のニュアンスがあり、使い方を誤ると相手に不快感を与えることがあります。
Pleaseは丁寧な命令文
Please + 動詞の原形 は、文法上は命令文(Imperative sentence)に丁寧さを添える副詞 please が付いた構造です。
そのため、意味の根本には「指示」が含まれます。対等な相手や目上の人に対して使うと、「指示に従ってください」という一方的な響きになりかねません。
案内標識(Please keep off the grass.「芝生に入らないでください」)や、相手に利益がある提案(Please have a seat.「どうぞお座りください」)以外での単独使用には配慮が必要です。
I want you toは一方的で子どもっぽい響き
「〜してほしい」を直訳して I want you to check this report. と書くと、「あなたがこの報告書を確認することを私は欲している」という個人の強い欲求の押し付けになり、稚拙な印象を与えます。
職務として相手に動いてほしいときは、控えめな仮定表現である I would like you to... や、相手の都合を尋ねる疑問形 Could you...? に言い換えるのが適切です。
助動詞の過去形が丁寧になる理由
Can や Will ではなく、過去形の Could や Would を使うと丁寧になるのは、語法として「心理的・時間的な距離」が生じるためです。「もし可能であれば〜していただけますか」という仮定のニュアンスを含ませることで、相手に断る余地(逃げ道)を残し、配慮を示す敬意へとつながります。
命令文に添える副詞のため指示の響きがあり、対等や目上には配慮が必要。
個人の欲求の押し付けになり稚拙な印象。Could you等へ言い換えます。
CouldやWouldは心理的距離を作り断る余地を残すため丁寧になります。
直訳や慣れた表現が相手に与えるニュアンスの違いを確認しましょう。
実務で使える依頼の定型表現集
業務連絡で頻出する動詞(check、confirm、reply、send、let me know)を用いた実用テンプレートです。
確認してください(Check / Review / Confirm)
書類やデータの確認を依頼する際の例文です。単に「見る」なら check、内容を吟味してほしいなら review、事実関係を確かめてほしいなら confirm を選びます。
- Could you please review the attached document?
(添付書類をご確認いただけますでしょうか。) - I would appreciate it if you could confirm the meeting schedule.
(会議の日程をご確認いただけますと幸いです。) - Please take a look at the slides when you have time.
(お時間のあるときにスライドに目を通してください。)
返信してください(Reply / Let me know)
回答を催促する際も、クッションとなる言葉を添えることで穏やかに伝えられます。
- Could you please let me know your availability by Friday?
(金曜日までにご都合をお知らせいただけますでしょうか。) - We would be grateful for your prompt reply.
(ご返答をいただけますと大変助かります。) - Please get back to me at your earliest convenience.
(ご都合のつき次第、ご返信ください。)
送付してください(Send / Provide)
資料や情報の提供を求める際の定番フレーズです。
- Could you send me the updated spreadsheet?
(更新されたスプレッドシートを送っていただけますか。) - Would you be able to provide more details about the issue?
(その件について詳細をご提供いただくことは可能でしょうか。)
単に見る
- check
内容を吟味する
- review
事実を確かめる
- confirm
見てほしい深さや目的に応じて動詞を適切に選び分けます。

次の疑問業務連絡でとくに送付依頼をスムーズに行いたい場合は、メール送信を頼む英語表現の使い分けも役立ちます。
角を立てない期日指定と至急の頼み方
急ぎの案件や締め切りを設定する際は、命令口調を避けつつ明確な期限を伝える工夫が求められます。
ASAPの使い所とリスク
ASAP(as soon as possible)は非常に広く知られていますが、ビジネスでは「大至急やれ」という一方的で雑な指示に聞こえることがあります。
関係性が構築されている同僚間のチャットを除き、社外宛てのメールでは避けるのが安全です。代わりに at your earliest convenience(ご都合がつき次第)や、具体的な日時を指定する表現を用います。
期日を明確かつ丁寧に伝える表現
- Could you please submit the draft by tomorrow, 3 PM?
(明日午後3時までに下書きをご提出いただけますでしょうか。) - It would be very helpful if you could send the report by the end of today.
(本日中にお送りいただけますと大変助かります。) - Due to an urgent deadline, I would appreciate your quick turnaround.
(差し迫った期限のため、早急にご対応いただけますと幸甚です。)
柔らかさを添えるクッション言葉
文頭や文末に添えることで、相手の負担感を和らげる前置きフレーズです。
| クッション言葉 | 意味 | 適した状況 |
|---|---|---|
| If possible, | 可能であれば | 無理強いしたくない依頼全般 |
| When you have a moment, | お時間のあるときに | 緊急性の低い作業の確認 |
| I know you are busy, but... | ご多忙のところ恐縮ですが | 相手の負担が大きい重い依頼 |
| If you don't mind, | 差し支えなければ | 個人の意見や協力を求める場合 |
失礼な依頼を直す改善前後の具体例
日本人が直訳してしまいがちな、不自然あるいはぶしつけに聞こえる英語表現と、その改善例を比較します。
ケース1: 書類の確認を頼むとき
改善前(NG): Please check this file.
(解説: 文法的に誤りではありませんが、社外や目上の人に対しては一方的な「確認作業の指示」になります。
)
改善後(OK): Could you please take a look at this file when you have a moment?
(お時間のある際に、こちらのファイルに目を通していただけますでしょうか。)
ケース2: 至急の対応を求めるとき
改善前(NG): I want you to reply ASAP.
(解説: 強い命令調であり、大人のビジネスコミュニケーションとしては非常に失礼に響きます。
)
改善後(OK): I would greatly appreciate it if you could reply by 5 PM today.
(本日午後5時までにご返信をいただけますと大変助かります。)
ケース3: 打ち合わせの調整をするとき
改善前(NG): Tell me your schedule.
(解説: 完全な命令文であり、取り調べのような詰問のトーンを与えてしまいます。
)
改善後(OK): Could you let me know what time works best for you?
(ご都合のよいお時間を教えていただけますでしょうか。)
改善前(NG)
- Please check this file.(一方的な作業指示)
- I want you to reply ASAP.(強い命令調で失礼)
- Tell me your schedule.(詰問のようなトーン)
改善後(OK)
- Could you please take a look...(お時間のある際に)
- I would greatly appreciate it if...(本日17時までに)
- Could you let me know what time works...(都合を尋ねる)
一方的な命令調を避け、クッションや仮定表現を用いた形に改善します。
依頼を頼む自然な英会話の具体例
職場や日常の対面・通話で使えるリアルな会話例です。
会話例1: 同僚に手伝いを頼む(社内)
A: Hey Ken, do you have a minute?
(ねえケン、今ちょっと時間ある?)
B: Sure, what's up?
(いいよ、どうしたの?)
A: Could you help me move these boxes to the storage room?
(この箱を保管室に運ぶのを手伝ってもらえる?)
B: No problem at all. Let's do it now.
(全然問題ないよ。今やっちゃおう。)
会話例2: 上司や社外へ丁寧に打診する(フォーマル)
A: Excuse me, Mr. Davis. I was wondering if you could review my proposal before the client meeting.
(失礼いたします、デイビスさん。
クライアントとの会議の前に、私の提案書をご確認いただくことは可能でしょうか。)
B: Certainly. Send it over, and I will read it this afternoon.
(かしこまりました。
送っておいてください、今日の午後に読みます。)
A: Thank you so much. I really appreciate your time.
(誠にありがとうございます。お時間をいただき感謝いたします。)
会話例3: 親しい同僚にチャットで頼む(カジュアル)
A: Any chance you could share the slide link from yesterday?
(昨日のスライドのリンク、もしよかったら共有してもらえる?)
B: Here you go! Let me know if you cannot open it.
(どうぞ!もし開けなかったら教えてね。
)
A: Got it, thanks a lot!
(受け取ったよ、本当にありがとう!)
依頼された時の引き受け方と断り方
相手から「〜してください」と頼まれた際の返答表現です。承諾と辞退の双方を使いこなす必要があります。
快諾する時の英語表現
| 英語フレーズ | 日本語訳 | 適した場面 |
|---|---|---|
| Certainly. | かしこまりました。 | 上司・顧客への改まった返答 |
| I would be happy to. | 喜んでお引き受けいたします。 | 好意的なビジネス対応 |
| Sure thing. | もちろんいいよ。 | 同僚や友人への気軽な承諾 |
| Consider it done. | お任せください(もう終わったも同然です)。 | 頼もしさを伝えたい業務 |
角を立てずに断る時の英語表現
断る際は、まず謝意や残念な気持ちを示し、理由を簡潔に述べるのがマナーです。
- I would love to help, but I am currently tied up with another project.
(お手伝いしたいのは山々なのですが、現在別のプロジェクトで手が塞がっておりまして。) - I am afraid I cannot take this on right now due to a tight deadline.
(恐れ入りますが、締め切りが迫っているため今は引き受けることができません。) - Unfortunately, I am not the best person for this. You might want to ask Sarah.
(あいにく私では力不足かもしれません。サラに聞いてみてはいかがでしょうか。)
Would you mindへの返答トラップ
Would you mind -ing? は直訳すると「〜することをあなたは嫌がりますか」という問いです。そのため、引き受けるときは「嫌ではない」という意味で No を使います。
- 引き受ける場合(問題ない): Not at all. / No, not a bit. / No problem.(まったく構いませんよ)
- 断る場合(嫌である・できない): I am sorry, but I can't.(申し訳ありませんが、できません)
うっかり「はい、やります」のつもりで Yes と答えると、「嫌です」という意味に取られてしまう危険があります。迷ったときは Sure! や I'd be glad to. と返せば、肯定・否定の文法混乱を避けて自然に承諾できます。
引き受ける場合(嫌ではない)
- Not at all.(まったく構いません)
- No, not a bit.(少しも嫌ではありません)
- No problem.(問題ありません)
断る場合(嫌である・できない)
- I am sorry, but I can't.(申し訳ありませんができません)
直訳が「嫌ですか」のため、引き受けるときは否定語で返します。
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よくある質問
- Q. 「ご確認ください」の英語メールの結びは?
- 「Please check.」ではなく「Please let me know if you have any questions.(ご不明点がございましたらお知らせください)」や「I look forward to hearing from you.(お返事をお待ちしております)」を結びとして添えるのが標準的です。
- Q. Could you と Would you の違いは?
- Could you は「(能力や都合として)可能ですか」という実行可能性を尋ねるニュアンスを含み、Would you は「(進んで)していただけますか」という相手の意思を丁寧に問うニュアンスを含みます。どちらも丁寧さは同等です。
- Q. 接客で「少々お待ちください」と言う時は?
- 「Please wait」は指示口調に聞こえるため、接客では「Just a moment, please.」や「Could you hold on for a moment, please?」を使うのが一般的です。
- Q. 目上の人に「教えてください」と頼むには?
- 「Please teach me」は学校の勉強を教える響きがあるため不自然です。情報を求める場合は「Could you let me know...?」や「I would appreciate it if you could share the details.」を用います。
- Q. チャットで「〜してね」と軽く言うには?
- 同僚への軽い依頼には「Can you check this when free?(空いてるときにこれ見ておいて)」や「Just letting you know(共有まで)」を添えた依頼がよく使われます。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部