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「お金がかかる」の英語表現まとめ!使い分けと例文
「お金がかかる」を英語で伝える最も自然な基本表現は It costs a lot of money. または It's expensive. です。
単純に「無料ではなく有料である」と言いたい場合は It costs money. を使い、費用が高額であることを強調したい場合は a lot of などを補うか、形容詞の expensive を用います。

お金がかかる英語の定番フレーズ3選
英語で「お金がかかる」と表現したいとき、日常会話からビジネスまで幅広く使われている定番の言い回しが3つあります。まずはこの3つの違いを押さえましょう。
1. It costs a lot of money.(とてもお金がかかる)
動詞の cost を使い、「多額の費用を要する」と客観的に伝える最も標準的な表現です。日常会話からフォーマルな場面まで、あらゆるシチュエーションで違和感なく通じます。
2. It's expensive.(高額である/お金がかかる)
形容詞 expensive を用いた表現です。値段そのものが「高い」と言いたいときだけでなく、「それを維持したり購入したりするのにお金がかかる」という文脈でも頻繁に使われます。
- Living in Tokyo is very expensive.
(東京で暮らすのはとてもお金がかかります。)
3. It costs money.(有料である/お金がかかる)
注意が必要なのが It costs money. です。英語の cost money は、「無料(free)ではない」「費用が発生する」という事実を指すことが多く、必ずしも「莫大な金額がかかる」という意味にはなりません。「タダではないよ」というニュアンスを含みます。
- Museum admission is not free; it costs money.
(博物館の入場は無料ではなく、お金がかかります。) - Owning a car costs money every month.
(車を所有していると、毎月お金がかかります。)
costs a lot of money
- 多額の費用を要する
- 客観的に伝える標準的表現
- 日常会話からフォーマルまで対応
It's expensive.
- 値段そのものが高い
- 維持や購入にお金がかかる文脈
- 形容詞を用いた高額の表現
It costs money.
- 無料(free)ではない事実
- 必ずしも莫大な金額ではない
- タダではないというニュアンス
それぞれの表現が持つニュアンスの違いを押さえましょう。
会話全体の進め方や表現を広げたい方は、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
金額と負担度で選ぶ英語表現の一覧表
「お金がかかる」と言っても、単に有料である場合から、家計を圧迫するほど高額な場合まで様々です。ニュアンスや負担の度合いに応じた英語表現を一覧表で整理しました。
| 表現 | ニュアンス・意味 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| cost money | 有料である(タダではない) | 日常会話・一般説明 |
| be pricey | やや高めである・割高である | カジュアル会話 |
| be expensive | 高額である・費用がかさむ | 日常会話・ビジネス |
| cost a lot of money | たくさんのお金がかかる | 日常会話・英検・作文 |
| be costly | 高くつく・損失が大きい | フォーマル・ビジネス |
| cost an arm and a leg | 法外にお金がかかる・目玉が飛び出るほど高い | 口語・イディオム |
| cost a fortune | 莫大なお金がかかる・大金が必要 | 口語・強調 |
友人との会話で「あのレストラン、ちょっと高かったよ」と言いたいときは It was a bit pricey. が自然です。一方で、予想以上の出費に驚いたときは It cost a fortune! などの口語表現を使うと感情が正確に伝わります。
金額や支払いに関する語彙をさらに知りたいときは、お金の英単語の一覧が役立ちます。
cost・take・spendの文法ルールと違い
英語学習者が最も混同しやすいのが、cost、take、spend の使い分けです。何が主語になり、後ろに何が続くのかという文法パターンを把握すると、語順に迷わなくなります。
動詞ごとの役割と基本構文
- cost:[主語=モノ・コト]費用がかかる(目的語はお金)
- take:[主語=モノ・コト]時間や労力がかかる(目的語は時間・労力)
- spend:[主語=人]お金や時間を費やす・支払う
It costs (人) (金額) to do 〜 の型
動詞 cost は「cost + 人 + 金額」という二重目的語の構文を取ることができます。「人が〜するのに(金額)のお金がかかる」と言いたいときの定番の型です。
- It costs me 500 dollars a month to rent this room.
(この部屋を借りるのに毎月500ドルのお金がかかります。) - It will cost you a lot of money to repair this computer.
(このコンピューターを修理するには、あなたに多額の費用がかかるでしょう。)
人が主語になる spend の構文
人間を主語にして「お金を使う・かける」と言いたい場合は cost ではなく spend を使います。構文は「spend + 金額 + on 名詞」または「spend + 金額 + (in) -ing」です。
- I spend a lot of money on books every month.
(私は毎月本にたくさんのお金をかけています。) - She spent 100 dollars buying new shoes.
(彼女は新しい靴を買うのに100ドル使いました。)
cost
- 主語はモノ・コト
- 目的語はお金(費用)
- 型:cost + 人 + 金額
take
- 主語はモノ・コト
- 目的語は時間や労力
- 達成に必要なリソースを要する
spend
- 主語は人間
- 目的語はお金や時間
- 型:spend + 金額 + on 名詞
主語がモノか人か、目的語に何を取るかで動詞を使い分けます。
「It takes money」は不自然?誤用の理由
「時間がかかる」を It takes time. と言うため、類推して It takes money. と言いたくなることがあります。しかし、通常の「お金がかかる」という意味で take を使うのは、ネイティブスピーカーにとって不自然に聞こえます。
take と cost の意味の違い
動詞の cost は「対価として支払う必要がある金額」を表します。商品やサービスの価格、生活費など、支払うべき負担を述べる際の基本動詞はあくまで cost です。
一方、take は「何かを達成するために必要なリソースを吸い上げる・必要とする」という感覚(=require)を持ちます。そのため、単に「お金がかかる」と言いたい文脈で It takes money. と言うと、「何か大きなプロジェクトを成し遂げるために、資金という要素を要する」という少し特殊な響きになります。
- 不自然:Going to Hawaii takes money.(ハワイ旅行はお金がかかる)
- 自然:Going to Hawaii costs a lot of money.
- 自然:Going to Hawaii is expensive.
take money が自然に使われる例外
ことわざやビジネスにおいて「事業を興すには元手が必要だ」「利益を得るには先行投資が必要だ」という文脈では、必要条件としてのニュアンスで It takes money to make money.(お金を稼ぐにはお金がかかる/元手が必要)という定型句が用いられます。
ただし、一般的な「出費がかさむ」という意味では cost を使うのが原則です。

主語別パターンで使いこなす書き換え例文
「お金がかかる」を英語でスムーズに話すためには、主語を「形式主語の It」「動名詞(〜すること)」「具体的なモノ」に変えて柔軟に表現できる力をつけることが大切です。
1. It を主語にするパターン(最も作りやすい型)
- It costs too much money to eat out every day.
(毎日外食するのはお金がかかりすぎます。) - It is expensive to raise a child in a big city.
(大都市で子どもを育てるのにはお金がかかります。)
2. 動名詞(-ing)を主語にするパターン(理由や事実をすっきり述べる型)
- Maintaining a car costs more money than taking the train.
(車を維持することは、電車を利用するよりもお金がかかります。) - Traveling abroad during the peak season is very expensive.
(繁忙期に海外旅行をすることはとてもお金がかかります。)
3. 具体的な名詞を主語にするパターン(シンプルで会話的な型)
- Medical care costs a lot of money in that country.
(その国では医療にたくさんのお金がかかります。) - Organic food is usually pricey.
(オーガニック食品はたいてい割高でお金がかかります。) - The new heating system will cost thousands of dollars.
(新しい暖房設備は何千ドルもの費用がかかる見込みです。)
形式主語 It
- It costs too much...
- It is expensive to...
動名詞 (-ing)
- Maintaining a car...
- Traveling abroad...
具体的な名詞
- Medical care costs...
- Organic food is...
- The new heating...
主語の形を3パターンに分けることで柔軟に英文を作れます。
英検・スピーキングで使える理由説明テンプレート
英検の二次面接やライティング試験、スピーキングテストでは、「〜はお金がかかるため問題がある」「費用がかかりすぎるため反対だ」という理由付けが頻出します。そのまま使えるテンプレートを用意しておくと便利です。
反対意見・課題を述べるときのテンプレート
「〜は多額の費用がかかるため、すべての人にとって容易ではありません」と論理的に主張する型です。
- One major problem is that it costs a lot of money to do so.
(1つの大きな問題は、そうするのに多額のお金がかかるという点です。) - Introducing new technology can be very costly for small businesses.
(新しい技術の導入は、中小企業にとって非常に費用がかさむ可能性があります。) - Not everyone can afford it because it is too expensive.
(費用が高すぎるため、誰もがその余裕があるわけではありません。)
理由付けの具体例(面接での回答例)
Q: Do you think more people will buy electric cars in the future?(将来、より多くの人が電気自動車を買うと思いますか?)
A: No, I do not think so. Electric vehicles are very expensive compared to conventional cars. In addition, it costs a lot of money to install charging stations at home, so many people hesitate to buy them.
(いいえ、そうは思いません。
電気自動車は従来の車と比べて非常に高額です。加えて、自宅に充電スタンドを設置するのにも多額のお金がかかるため、多くの人が購入を躊躇しています。)
面接での発答力を高めたい方は、英語のスピーキング練習法をあわせて確認してみましょう。
ビジネスで使う「費用を要する」「経費がかさむ」
ビジネスメールやプレゼンテーションでは、カジュアルな cost a lot だけでなく、よりフォーマルな語彙を使って「費用を要する」「予算を圧迫する」と伝えることが求められます。
costly(多額の費用を要する・高くつく)
形容詞 costly は、ビジネスにおいて「コストがかさむ」「大きな出費を伴う」という意味で重宝されます。金銭的なコストだけでなく、時間的・労力的な代償を伴う場合にも使われます。
- Adopting this software could be a costly mistake.
(このソフトウェアを採用することは、高くつく失敗になりかねません。) - The delayed shipment resulted in a costly penalty.
(出荷の遅れにより、高額な違約金が発生しました。)
require significant funds / budget(多額の資金を要する)
「資金を必要とする」と客観的に述べたい場合は、動詞 require(必要とする)に funds(資金)や budget(予算)を組み合わせます。
- The facility renovation will require substantial funds.
(施設の改修には多大な資金が必要となります。) - Developing a new mobile app requires a considerable budget.
(新しいモバイルアプリの開発には、かなりの予算(費用)を要します。)
expense / expenditure(費用・経費)
名詞の expense を使い、「大きな出費になる」「経費がかさむ」と表現することも一般的です。
- Relocating the headquarters is going to be a major expense.
(本社の移転は、大きな経費(出費)になる見込みです。)
「お金がかからない(無料)」を表す対義英語
「お金がかかる」の反対である「お金がかからない」「無料である」「手頃である」を表現する英語も合わせて覚えておくと、対比を用いた豊かな表現ができるようになります。
1. 無料である(0円)
- It's free. / It is free of charge.
(無料です/料金はかかりません。) - It costs nothing.
(まったくお金がかかりません。) - It doesn't cost anything.
(何の費用もかかりません。)
2. 費用がほとんどかからない・安価である
完全に無料ではないものの、「ほとんどお金がかからない」「手頃な値段で済む」と言いたいときは次の単語が適しています。
- It hardly costs anything.
(ほとんどお金がかかりません。) - It is inexpensive.
(費用があまりかかりません/安価です。) - It is affordable.
(手頃な価格です/無理なく出せる金額です。) - It's budget-friendly.
(家計に優しい/お財布に優しいです。)
完全な無料から手頃な価格帯までの表現の段階です。
理解度チェック
Q1. 「It costs money.」が持つ本来のニュアンスは?
- 無料ではなく費用が発生する
- 法外に高額で手が出ない
- 時間と労力が必要である
- 毎月大赤字になる
答えを見る
正解: A. 無料ではなく費用が発生する
cost moneyは「無料(free)ではない」「費用が発生する」という事実を指し、必ずしも莫大な金額を意味しません。
Q2. 動詞「cost」の文法的な特徴として正しいものは?
- 人間を主語にして用いる
- 目的語に時間や労力だけを取る
- 「cost+人+金額」の構文が取れる
- 前置詞onとセットで用いる
答えを見る
正解: C. 「cost+人+金額」の構文が取れる
costはモノ・コトを主語とし、「cost+人+金額」という二重目的語の構文を取ることができます。
Q3. 「私は毎月本にたくさんのお金を使う」を表す自然な英文は?
- I spend a lot of money on books.
- I cost a lot of money on books.
- I take a lot of money to books.
- Books spend me a lot of money.
答えを見る
正解: A. I spend a lot of money on books.
人間を主語にして「お金を使う」と言う場合はspendを使い、「spend+金額+on 名詞」の形にします。
日本人が間違えやすい「お金がかかる」英語の落とし穴
「費用がかかる」「値段が高い」と言おうとして、The price is expensive. や The cost is expensive. と表現してしまう間違いが英語学習者によく見られます。これは英語として不自然な表現です。
expensive は商品やサービスなどの「物や行為」に対して「高価である・費用がかさむ」と述べる形容詞です。一方で、price(価格)や cost(費用)は金額の数値そのものを表す名詞であるため、「高い・低い」を表す際には expensive ではなく high や low を組み合わせるのが文法上の明確なルールです。
例えば、「宿泊費が高かった」と伝えたい場合、宿泊施設という実体を主語にして The hotel was expensive.(そのホテルは高かった)と言うか、金額を表す名詞を主語にして The cost of the hotel was high.(そのホテルの費用が高かった)と言い換えます。主語が「対象となる物」なのか「金額を表す語」なのかを意識して形容詞を選びましょう。
状況別に使い分ける「お金がかかる」の実用フレーズ
実際の日常会話や実務では、単に「高い」と伝えるだけでなく、「維持するのにお金がかかる」「予想外の追加費用がかかる」「想定以上にお金がかかってしまった」など、具体的な出費の性質を説明する機会が多くあります。
文脈に合わせて以下の表現を使い分けると、出費の状況を的確に伝えられます。
| 言いたい状況 | 適した英語表現 | ニュアンス |
|---|---|---|
| 予想以上にお金がかかった | cost more than expected | 事前の想定や予算を超過した |
| 維持費がかかる | require maintenance costs | 状態を保つために継続的にお金がかかる |
| 追加費用がかかる・発生する | incur extra costs | 付随して追加の出費を被る(ビジネスにも対応) |
例文で使い方の感覚をつかみましょう。
- It cost much more than I expected to repair the roof.(屋根を修理するのに予想以上にお金がかかりました。)
- Owning a private pool requires high maintenance costs.(個人用のプールを所有すると維持費がたくさんかかります。)
- Cancellations made within 24 hours will incur extra costs.(24時間以内のキャンセルには追加費用がかかります。)
よくある質問
- Q. 「お金がかかる」はIt takes moneyと言えますか?
- 通常の会話では不自然です。「時間がかかる」はIt takes timeですが、お金がかかる場合の基本動詞はcostです。「It takes money to make money(元手が必要)」のような定型表現を除き、It costs a lot of moneyなどと言いましょう。
- Q. cost moneyとIt's expensiveの違いは何ですか?
- cost moneyは「無料ではなく有料である(お金を支払う必要がある)」という客観的な事実を表します。一方、expensiveは「価格が高い・負担が大きい」という金額の高さそのものを表します。
- Q. 「高くつく」を強調するネイティブ表現は?
- 口語では「cost an arm and a leg」や「cost a fortune」がよく使われます。どちらも「目玉が飛び出るほど高い」「莫大なお金がかかる」という誇張を含んだ定番のイディオムです。
- Q. 「〜にはお金がかかる」を英語で書くときの主語は?
- 「It costs (money) to do 〜」のように形式主語Itを使うか、「Studying abroad costs a lot」のように動名詞を主語に置くのが自然です。人を主語にする場合は動詞spendを使います。
- Q. ビジネスで「経費がかさむ」と伝える丁寧な英語は?
- 形容詞costlyを用いて「It will be costly」とするか、「require a significant budget(多額の予算を要する)」や「be a major expense(大きな出費になる)」といった表現を使います。
- Q. 「The price is expensive」と言ってはいけないのはなぜですか?
- expensive は物やサービスが高価であることを表す形容詞であり、値段そのものを修飾できないためです。price(価格)や cost(費用)を主語に置く場合は、high(高い)や low(低い)を用います。
- Q. 「予想以上にお金がかかった」は英語でどう表現しますか?
- 比較級を使って It cost more than expected. や It cost more money than I thought. と表現します。想定していた基準よりも費用が膨らんだことを自然に伝えられます。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
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関係する文法It takesとIt costsの使い分け
cost
expensive
pricey
costly
affordable