モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 「そういえば」の英語表現
そういえば英語の決定版フレーズ集
英語で「そういえば」を表現するとき、最も自然でよく使われるのは That reminds me と Come to think of it です。
相手の話を聞いて連想したときは That reminds me、自分の記憶を振り返ってふと思い当たったときは Come to think of it と使い分けるのが基本です。
会話の文脈に合わせて適切な表現を選ぶことで、不自然な話題転換を防ぎ、スムーズなやりとりができます。

そういえば英語の代表4表現と選び方
日本語の「そういえば」は、直前の話題から何かを連想したとき、自分の記憶をたどってふと思い出したとき、あるいは脈絡なく新しい話題を切り出したいときなど、非常に幅広い場面で使われます。
しかし英語には、日本語の「そういえば」と1対1で完全に一致する単一の単語はありません。英語では「なぜ思い出したのか」「直前の話題とどう関係しているのか」という文脈に応じて、異なる表現を使い分けます。
まずは、日常会話で頻出する代表的な4つのフレーズの使い分けを確認しましょう。フォーマル度は1(とてもカジュアル)から5(極めて改まった表現)で示しています。
表は横にスクロールできます →
| 英語表現 | 主なニュアンス | きっかけ・状況 | フォーマル度 |
|---|---|---|---|
| That reminds me | それを聞いて思い出した | 相手の発言や周囲の出来事からの連想 | 2/5 |
| Come to think of it | よく考えてみると・そういえば | 自分の記憶や思考を頭の中で整理した結果 | 2/5 |
| Speaking of which | その話といえば・そういえば | 直前の話題に含まれる特定の単語やテーマ | 3/5 |
| By the way | ところで・そういえば | 直前の文脈と直接関係のない話題への切り替え | 2/5 |
どの表現を使うか迷ったときは、次の思考順序で判断すると自然な英語が選べます。
- 相手の発言を聞いて「あ、その関連で思い出した!」となった場合 → That reminds me または Speaking of which
- 相手に言われて初めて「言われてみれば確かにそうだ」と気づいた場合 → Now that you mention it
- 自分の頭の中で考え事を深めて「考えてみたら、そういえば…」と思い当たった場合 → Come to think of it
- これまでの話題とは直接関係がない用件をふと思い出し、話題を変えたい場合 → By the way または Before I forget
- ビジネスの打ち合わせや改まった書面で、関連事項を添えたい場合 → Incidentally または On a related note
会話全体の組み立て方を基礎から学びたいときは、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
相手の話から連想するそういえば英語表現
相手の発言や身の回りの出来事をきっかけにして「そういえば、それで思い出した!」と言いたいときは、連想型のフレーズを使います。会話の流れを崩さずに話題を広げられるため、日常会話で最も役立つ表現です。
1. That reminds me(それで思い出した・そういえば)
That reminds me は、相手の発言や現在の状況が引き金となって記憶が呼び覚まされたときに使います。文頭に Oh, を付けて Oh, that reminds me と言うと、まさに今ひらめいたような自然な響きになります。
この表現は、後ろに文章を続けずに単体で相槌として使うことも可能です。
- That reminds me!(あ、それで思い出した!)
- That reminds me, did you call the clinic?(そういえば、クリニックに電話した?)
- That reminds me of our trip to Kyoto.(それで京都旅行のことを思い出したよ。)
会話ダイアログで実際のやりとりを確認してみましょう。
A: I need to stop by the post office after work today.(今日、仕事のあとに郵便局へ寄らないと。
)
B: Oh, that reminds me, I have to mail this package too.(あ、そういえば、私もこの荷物を郵送しなきゃいけなかったんだ。)
2. Speaking of which(その話といえば・そういえば)
Speaking of which の which は、直前に相手または自分が話した内容を指す関係代名詞です。「直前のその話に関連して言うと」というつながりを明確に示すため、前の話題からスムーズに関連トピックへ移行できます。
特定の単語を拾って「〜といえば」と繋げたいときは、which の部分を名詞に変えて Speaking of 〜 とします。
- Speaking of which, have you seen the revised schedule?(その話で言えば、修正版のスケジュールはもう見た?)
- Speaking of coffee, a new cafe just opened down the street.(コーヒーといえば、通り沿いに新しいカフェができたよ。)
会話ダイアログです。
A: Marcus said he might move to Chicago next month.(マーカスが来月シカゴに引っ越すかもしれないって言ってたよ。
)
B: Speaking of which, isn't his sister already living there?(その話といえば、彼のお姉さんもすでにそこに住んでるんじゃなかったっけ?)
That reminds me
- 相手の発言や出来事が引き金
- 記憶がふと呼び覚まされる
- 文頭にOhを付けても自然
- 単体で相槌としても使える
Speaking of which
- 直前の発言内容を指すwhich
- 前の話題とのつながりを明示
- 特定の単語を拾うならof〜
- 関連トピックへ移行できる
直前の話の何に反応して思い出したかで使い分けます。
自分でふと思い出したときのそういえば英語で
相手の話とは直接関係なく、自分の頭の中で記憶をたどったときや、忘れないうちに伝えたいことがある場合の表現です。回想型と念押し型の2つに分かれます。
1. Come to think of it / Now that I think about it(考えてみれば・そういえば)
Come to think of it は、頭の中で事実や記憶を改めて振り返り、「そういえばそうだった」「考えてみれば思い当たることがある」という気づきを表します。もともとは when it comes to thinking of it という構文から派生した慣用表現です。
同等の意味を持つ表現として Now that I think about it も非常によく使われます。どちらも内省的なニュアンスを含みます。
- Come to think of it, I haven't seen Daniel all week.(そういえば、今週ダニエルを全然見かけていないな。)
- Now that I think about it, he did look a bit tired yesterday.(今考えてみると、そういえば彼、昨日少し疲れている様子だったよ。)
- Come to think of it, we never finalized the venue.(よく考えてみたら、会場を確定させていませんでしたね。)
会話ダイアログです。
A: Is the library open on Sundays?(図書館って日曜日開いてる?)
B: I'm not sure. But come to think of it, I saw people going inside last Sunday.(分からないな。
でもそういえば、この前の日曜日にも中に入っていく人を見かけたよ。)
2. Before I forget / Oh, before I forget(忘れないうちに言うと・そういえば)
話題が他のことに移ってしまう前に、急ぎの用件や伝え忘れていたことを差し挟むときに使います。日本語の「あ、そういえば忘れるところだった」という感覚にぴったり合致する便利なフレーズです。
- Before I forget, here is the book you lent me.(忘れる前に言っておくと、これ、借りていた本です。)
- Oh, before I forget, the meeting starts at three tomorrow, not two.(あ、そういえば、明日の会議は2時じゃなくて3時開始だよ。)
会話ダイアログです。
A: Thanks for helping me move the desk.(机を動かすの手伝ってくれてありがとう。)
B: No problem. Oh, before I forget, someone left this notebook on your chair.(どういたしまして。
あ、そういえば、誰かがあなたの椅子の上にこのノートを置いていったよ。)
Come to think of it
- 回想型:内省的な気づき
- 事実や記憶を頭で整理する
- 「考えてみれば」というニュアンス
- Now that I think about itも同等
Before I forget
- 念押し型:急ぎの用件
- 話題が移る前に差し挟む
- 伝え忘れを防ぐための切り出し
- 文頭にOhを添える形も多い
記憶を内省して振り返るか、急ぎの用件を挟むかで選びます。
言われて気づいたときのそういえば英語表現
相手の発言を聞いて、それまで意識していなかった事実やすっかり忘れていた記憶に初めて思い当たったときは、受動的な気づきを表すフレーズが最適です。
Now that you mention it(そう言われてみれば・そういえば)
Now that you mention it は、直訳すると「あなたがそれに言及した今となっては」という意味です。相手に指摘されたり話題を振られたりして、「言われてみれば確かにそうだ」「そういえば思い当たることがある」と同意・追認する場面で使います。
会話の相槌として Now that you mention it, yes.(言われてみれば、確かにそうですね)のように一言で返すこともできます。
- Now that you mention it, my phone battery has been draining very fast today.(そう言われてみれば、今日スマホの充電の減りがすごく早いな。)
- Now that you mention it, she did mention something about traveling abroad.(そう言われてみると、そういえば彼女、海外旅行について何か言っていたかも。)
会話ダイアログです。
A: Doesn't the air conditioner smell strange today?(今日、エアコンのにおい少し変じゃない?)
B: Now that you mention it, there is a slight burning smell. Let's turn it off.(そう言われてみれば、少し焦げたようなにおいがするね。消そう。)
エアコンのにおいなど相手が話題を振る
Now that you mention itと切り出す
言われてみれば焦げ臭いと認めて本題へ
相手の指摘をきっかけに受け身で気づいたときのプロセスです。

次の疑問「そういえばそうだった!」と相手に同意して肯定したい場面では、「はいそうです」の英語表現が役立ちます。
ビジネスメールで使える丁寧なそういえば英語
職場のミーティング、上司や取引先との会話、業務メールやチャットツール(Slackなど)では、あまりカジュアルな「そういえば」を使うと場にそぐわない印象を与えることがあります。ビジネスシーンに適した品のある表現を整理しましょう。
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| 英語表現 | 意味・役割 | 利用媒体 | フォーマル度 |
|---|---|---|---|
| Incidentally | ついでながら・付言しますと | 会話・メール | 4/5 |
| On a related note | 関連した事項として・関連して申し上げますと | 会話・メール・チャット | 4/5 |
| As a side note | 補足ですが・参考までに | メール・チャット | 3/5 |
| While on the subject | その件に関連してついでに言うと | 会話・会議 | 3/5 |
1. Incidentally(ついでながら・付言しますと)
Incidentally は副詞で、文頭に置いてコンマで区切って使います。意味としては by the way とほぼ同じですが、口語特有のくだけた響きがなく、落ち着いた改まったトーンを保つことができます。
- Incidentally, we received the signed contract from the client this morning.(ついでながら申し添えますと、今朝クライアントから署名済みの契約書を受領いたしました。)
- The system maintenance is scheduled for Friday. Incidentally, the network may slow down briefly.(システム保守は金曜日に予定されています。なお、一時的にネットワーク速度が低下する可能性がございます。)
2. On a related note(関連した話として・そういえば)
直前の議題や用件と関連性のある別のトピックを補足・追加する際に最適な定型表現です。メールのパラグラフの冒頭に置くことで、読み手に話のつながりを論理的に示せます。
- Thank you for the update on the marketing budget. On a related note, the design team submitted their invoice yesterday.(マーケティング予算の進捗共有をありがとうございます。関連した事項として、デザインチームから昨日請求書が提出されました。)
- On a related note, please remember to submit your travel expenses by Wednesday.(関連して申し添えますが、出張経費の申請は水曜日までに忘れずご提出ください。)
ビジネスチャットでそのまま使えるテンプレート
SlackやTeamsなどのテキスト連絡で、本題のあとに別の用件を添えたいときのテンプレートです。
Hi team, here is the summary of today's meeting: [URL]. On a related note, please make sure to review the presentation slides before tomorrow's call.
(チームの皆さん、本日の会議の要約はこちらです: [URL]。
関連して、明日の通話前にプレゼン資料を必ずご確認いただくようお願いいたします。)
業務での連絡をより円滑に進めたいときは、メール(書き出し・締め)の英会話フレーズも確認してみましょう。
By the wayの乱用を防ぐコツと不自然なNG例
学校教育で「ところで・そういえば=By the way」と習うことが多いため、日本人の英語学習者はあらゆる場面で By the way を多用してしまう傾向があります。しかし、使い方を誤ると相手に唐突感や不快感を与える危険があります。
By the wayが持つ本来の働き
By the way は、直前の文脈を意図的に断ち切り、まったく別の新しい話題を持ち出すときに機能する表現です。相手が熱心に話している最中に By the way を挟むと、「あなたの話には興味がないので別の話をします」と聞こえてしまうことがあります。
よくある不自然な例と改善例
直前の相手の発言を受けて話を広げたい場面で By the way を使ってしまうと、文脈が不自然に切れてしまいます。
| 状況 | 不自然な例(By the way乱用) | 自然な改善例 |
|---|---|---|
| 相手が映画の話をしたとき | A: I watched that movie. B: By the way, who was the director? | B: Speaking of which, who was the director? |
| 同僚が有給休暇の話題を出したとき | A: I'm taking Friday off. B: By the way, that reminds me to book tickets. | B: That reminds me, I need to book my flight tickets too. |
| 上司に業務報告をするメール | Here is the report. By the way, about the budget... | Here is the report. On a related note, regarding the budget... |
話題を関連付けて深めたいときは Speaking of which、連想したときは That reminds me、ビジネスで丁寧に添えたいときは On a related note を選ぶことで、会話の引き出しが広がり、よりスムーズな意思疎通が実現します。
文頭のつなぎ言葉としての発音と相槌のコツ
英語の「そういえば」表現を会話で自然に響かせるためには、発音時のリズムとイントネーションが重要です。文頭のつなぎ言葉(filler / transition word)として機能させるためのポイントを押さえましょう。
1. 発音と音の連結(リエゾン)
各フレーズは単語を一つひとつ区切って読むのではなく、1つのまとまった塊(チャンク)として滑らかに発音します。
- That reminds me: 「ザット・リマインズ・ミー」と切らず、reminds の ds と me が滑らかにつながり、全体として軽やかに発音します。
- Come to think of it: think of it の部分が連結し、「シンカヴィット」のように発音されます。アクセントは think に置きます。
- Speaking of which: Speaking of が「スピーキンガヴ」と繋がり、最後の which は弱めに添えます。
2. ピッチと間(ポーズ)の取り方
「そういえば」とひらめいた感情を伝えるには、文頭の音調を少し高く(高ピッチで)始めます。例えば Oh, that reminds me! と言うときは、Oh をやや高めのトーンで発声し、フレーズの直後にごく短いポーズ(コンマの間)を置いてから本題に入ります。
この短い間を置くことで、聞き手は「あ、新しい話題や関連したトピックが来るな」と心の準備ができ、会話が聞き取りやすくなります。
3. 一言だけで返す便利な短縮リアクション
後ろに長い文章を続けなくても、相手の発言に対するリアクションとして短く返せるパターンです。
- That reminds me!(それで思い出した!)
- Now that you mention it.(言われてみれば確かに。)
- Come to think of it, yeah.(考えてみたら、そうだね。)
これらの短い相槌をストックしておくと、英会話のテンポを落とさずに自然なやり取りが楽しめます。
単語を切らずチャンクとして滑らかに発音する
文頭を高めに入り直後に短いポーズを置く
文を続けずThat reminds me!等と一言で返す
発音・ピッチ・短縮の工夫で会話のテンポを落とさず話せます。
理解度チェック
Q1. 相手の発言を聞いて連想して思い出した時に適した表現は?
- Come to think of it
- Now that you mention it
- That reminds me
- Incidentally
答えを見る
正解: C. That reminds me
That reminds meは相手の発言や出来事から連想して思い出した時に使います。
Q2. 自分の頭の中で記憶を整理し「考えてみれば」と思い当たった時の英語は?
- Come to think of it
- Speaking of which
- Before I forget
- On a related note
答えを見る
正解: A. Come to think of it
自分の記憶や思考を頭の中で整理して思い当たった時にはCome to think of itを使います。
Q3. By the wayの本来の働きとして本文で説明されているものは?
- 相手の発言に同意して追認する
- 直前の文脈を断ち切り別の話題を出す
- 直前の特定の単語を拾って深掘りする
- ビジネスメールで関連事項を丁寧に添える
答えを見る
正解: B. 直前の文脈を断ち切り別の話題を出す
By the wayは直前の文脈を断ち切り、まったく別の新しい話題を出す際に機能します。
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よくある質問
- Q. 「そういえば」は英語1語で言えますか?
- 副詞の Incidentally なら1語で表現できます。ただし硬い語のため、日常会話では That reminds me や Come to think of it などの定型句を使うのが最も自然です。
- Q. That reminds me と By the way の違いは?
- That reminds me は直前の話や周囲の状況から何かを連想したときに使います。一方、By the way は前の文脈とは関係のない全く新しい話題を切り出すときに使います。
- Q. 日常会話で一番使われる「そういえば」は?
- 相手の話から思い出したときの That reminds me と、自分の考えを巡らせて思い当たったときの Come to think of it が日常会話で最も頻繁に使われます。
- Q. ビジネスチャットで「そういえば」は何と書く?
- 関連事項を添えるときは On a related note や As a side note が適しています。失礼にならず、本題との関連性を明確に伝えることができます。
- Q. 「そう言われてみれば」と同意したいときは?
- Now that you mention it を使います。相手の指摘を聞いて初めて「確かにそうだ」と気づいた場面にぴったり合致します。
2026年9月27日更新・モチタン辞典編集部