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動詞と前置詞の間に入る語とは?副詞と名詞の見分け方

動詞と前置詞の間に入る語とは?副詞と名詞の見分け方

動詞と前置詞の間に入る品詞は、原則として動詞を詳しく修飾する「副詞」か、他動詞の目的語となる「名詞」のどちらかです。自動詞の後ろには様態などを表す副詞(look closely at など)が自然に割り込み、他動詞の後ろには目的語となる名詞(remind him of など)が入ります。

文型(第1文型か第3文型か)を把握することで、どちらが入るべきかを迷わず判断できます。

動詞と前置詞の間に入る基本の2大パターン

英文法において、動詞と前置詞が並ぶ位置関係には決まった構造があります。動詞と前置詞の間に単語が挟まる場合、その正体は主に副詞か名詞(目的語)のいずれかです。動詞が自動詞か他動詞かによって、入る品詞が明確に分かれます。

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パターン文型挟まる品詞代表例
自動詞 + 副詞 + 前置詞第1文型(S+V+M)副詞(動詞の修飾)listen carefully to(〜を注意深く聞く)
他動詞 + 名詞 + 前置詞第3文型(S+V+O+M)名詞(他動詞の目的語)remind him of(彼に〜を思い出させる)

自動詞は直後に目的語を取らないため、直後に置かれる前置詞との間に動詞を修飾する副詞を挟むことができます。一方で他動詞は直後に必ず目的語(名詞)を必要とするため、目的語を置かずに前置詞を続けることはできません。

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自動詞+副詞+前置詞の仕組みと実例

学校文法や単語帳では「動詞+前置詞」を一塊の熟語として暗記することが多いため、「間に何も挟んではいけない」と誤解されがちです。しかし、英語の規則上、自動詞の動作がどのように行われたかを表す様態の副詞(多くは -ly で終わる語)は、動詞と前置詞の間に自然に入ります。

具体例と文構造

このように、第1文型(S+V)の骨格において、動詞の様子を説明する副詞は、後続する前置詞句(修飾語M)の直前に割り込む配置が極めて自然な語順です。

自動詞+副詞+前置詞の構造
She+looked+closely+at the contract

She looked closely at the contract.彼女は契約書を注意深く見た。

自動詞と前置詞の間には、動作の様子を表す副詞が自然に入ります。

修飾の役割や位置を詳しく確認したいときは、英語副詞の総まとめをご覧ください。

他動詞+名詞+前置詞の仕組みと実例

動詞と前置詞の間に名詞が入る場合は、その動詞が他動詞であり、挟まれている名詞がその動詞の目的語(O)です。他動詞は目的語を直接取るため、前置詞の前に必ず目的語となる名詞や代名詞が置かれます。

代表的な他動詞構文

これらは「動詞+目的語+前置詞」がセットで特定の意味を成す語法です。間に名詞が必要な動詞を自動詞と混同して目的語を抜かしてしまうミスに注意が必要です。

他動詞+名詞+前置詞の構造
The photo+reminds+me+of my hometown

The photo reminds me of my hometown.その写真は私に故郷を思い出させる。

他動詞の場合は直後に目的語(名詞)が必要なため、前置詞の前に名詞が入ります。

セットで覚えるべき表現は、動詞と前置詞の組み合わせ一覧でまとめて確認できます。

句動詞との混同:turn it onのonは前置詞ではない

学習者が最も混乱しやすいのが、turn it on や pick them up のように、代名詞が動詞と短い語の間に挟まる現象です。「前置詞の前に代名詞が挟まっている」と捉えてしまいがちですが、この場合の on や up は前置詞ではなく不変化詞(副詞)です。

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分類構成代名詞目的語の位置例文
動詞+副詞(群動詞)他動詞 + 副詞必ず動詞と副詞の間turn it on(○) / turn on it(×)
動詞+前置詞(前置詞動詞)自動詞 + 前置詞必ず前置詞の後ろlisten to it(○) / listen it to(×)

見た目が同じ on や in、up、off であっても、後ろに名詞を従えて前置詞句を作るものは「前置詞」であり、動詞と一体化して場所や状態の方向性を示すものは「副詞」として機能します。

前置詞である listen to や look at の場合、目的語を間に挟んで listen it to や look him at とすることは文法的に不可能です。代名詞が挟まるのは「動詞+副詞」型の句動詞に限られるという区別を整理しておきましょう。

動詞と前置詞の間に置く語順のイメージ

次の疑問文末の語が前置詞か副詞か判断がつかないときは、前置詞と副詞の違いと見分け方を把握しておくと迷わなくなります。

動詞+副詞+前置詞の頻出フレーズ10選

日常会話やビジネス文書で頻出する「自動詞 + 副詞 + 前置詞」の組み合わせを整理しました。副詞を挟むことで、ニュアンスを細かく調整できます。

フレーズ意味例文
listen carefully to〜を注意深く聞くListen carefully to the instructions.
(指示を注意深く聞いてください。)
speak directly to〜と直接話すI need to speak directly to the client.
(私は顧客と直接話す必要があります。)
rely heavily on〜に大きく依存するWe rely heavily on imported oil.
(私たちは輸入石油に大きく依存しています。)
depend entirely on〜に全面的に左右されるSuccess depends entirely on your effort.
(成功は全面的にあなたの努力次第です。)
focus primarily on〜に主に焦点を当てるThe study focuses primarily on youth trends.
(その研究は主に若者の動向に焦点を当てています。)
agree completely with〜に完全に同意するI agree completely with your proposal.
(私はあなたの提案に完全に同意します。)
differ significantly from〜と著しく異なるResults differ significantly from expectations.
(結果は予想と著しく異なっています。)
wait patiently for〜を辛抱強く待つThey waited patiently for the bus.
(彼らは辛抱強くバスを待った。)
contribute greatly to〜に大いに貢献するShe contributed greatly to the project.
(彼女はその計画に大いに貢献しました。)
participate actively in〜に積極的に参加するStudents participate actively in discussions.
(生徒たちは議論に積極的に参加します。)

TOEIC等の空所補充で迷ったときの3ステップ判定法

文法問題で 動詞 ___ 前置詞 のような空所補充が出題された場合、次の3つの手順で考えることで正解を素早く絞り込めます。

  1. 動詞の自他を確認する
    動詞が目的語を必要としない「自動詞(rely, participate, respond など)」であれば、空所に入るのは動詞を修飾する副詞です。
  2. 他動詞構文(V + O + Prep)の型でないか確認する
    動詞が「人・物」を直接必要とする「他動詞(remind, provide, inform など)」であれば、空所には目的語となる名詞・代名詞が入ります。
  3. 選択肢の品詞を吟味する
    自動詞と分かれば -ly で終わる副詞を選択します。他動詞であれば名詞(または代名詞の目的格)を選びます。形容詞が入ることは基本的にありません。

「動詞と前置詞の間だから何も入らない」と決めつけず、動詞の語法と文型から客観的に判断するのがポイントです。

空所に入る品詞の判定手順
1動詞の自他確認

目的語不要の自動詞なら空所は副詞

2他動詞構文確認

目的語が必要な他動詞なら名詞が入る

3選択肢の吟味

-lyの副詞か名詞・代名詞を選択

動詞の自他と文型を確認することで、空所に入る品詞を素早く絞り込めます。

次の疑問そもそも動詞が直後に前置詞を必要とするか迷ったら、自動詞・他動詞と前置詞の使い分けで判別のコツを掴めます。

副詞を挟むと不自然になるNGパターンと誤答例

動詞と前置詞の間には副詞を挟めるケースが多いものの、語と語の結びつきが固定化している慣用句や、副詞の配置ルールに反する場合は不自然になります。

挟むと不自然になる主なパターン

副詞を挟むと不自然なNG例
⚠️固いイディオム

look for等は間に副詞を置かず文末に配置する

❌形容詞の誤配置

前置詞の直前には形容詞ではなく副詞を置く

🚫目的語の脱落

他動詞の直後に副詞を挟んで目的語を抜かさない

動詞と前置詞の間に入れる際に注意すべき3つの不自然なパターンです。

続けて読む

英文法の疑問をすべて見る「前置詞」のまとめ

理解度チェック

Q1. 自動詞と前置詞の間に単語を挟む場合、入る品詞はどれ?

  1. 名詞
  2. 副詞
  3. 形容詞
  4. 接続詞
答えを見る

正解: B. 副詞
自動詞は目的語を取らないため、直後の前置詞との間には動詞を修飾する副詞が入ります。

Q2. 他動詞informの語法として本文に照らして正しい英文は?

  1. They informed us of the change.
  2. They informed of us the change.
  3. They informed closely to us.
  4. They informed carefully of us.
答えを見る

正解: A. They informed us of the change.
他動詞informは直後に目的語(名詞・代名詞)を必要とするため、usが直後に入ります。

Q3. 代名詞を目的語にする際、本文で不自然とされている文は?

  1. turn it on
  2. pick them up
  3. listen it to
  4. listen to it
答えを見る

正解: C. listen it to
listen toなどの「自動詞+前置詞」型では代名詞を間に挟めず、前置詞の後ろに置きます。

よくある質問

Q. 動詞と前置詞の間に形容詞は入りますか?
原則として入りません。動詞を直接修飾できるのは副詞です。ただし、他動詞の目的語として「形容詞+名詞」の塊が挟まる場合(例:give special attention to)は、名詞を修飾する形容詞が含まれることがあります。
Q. 「look at」の間に副詞を入れてもよいですか?
文法的に問題ありません。look closely at the picture(その写真を注意深く見る)のように、見つめ方・観察の仕方を表す副詞(closely, directlyなど)は自然に挟むことができます。
Q. 自動詞と他動詞のどちらか迷ったらどう解きますか?
後ろの前置詞を消したときに文が成立するか考えます。前置詞がないと目的語を取れない動詞(rely, listenなど)は自動詞なので副詞が入ります。前置詞の前に人や物を置く型(inform, provideなど)は他動詞なので名詞が入ります。
Q. 句動詞で副詞を文末に置くのと間に置くのはどちらが良いですか?
目的語が名詞の場合は「動詞+前置詞句+副詞」(文末)の配置が最も安定します。ただし様態を際立たせたい場合や、前置詞句が長い場合は「動詞+副詞+前置詞句」の語順が好まれます。

2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部