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大学受験の前置詞を整理する核と判別法
大学受験の英語において、前置詞は単なる日本語訳の丸暗記ではなく、核となる基本概念で捉えることが不可欠です。前置詞は名詞と結びついて形容詞句または副詞句を作り、文の骨格を決定づけます。
核となる概念と使い分けの判別基準を理解すれば、文法問題の空所補充はもちろん、長文読解の構文把握や英作文の失点防止まで幅広く対応できます。
大学受験における前置詞の役割と機能
英語の前置詞は、必ず名詞(代名詞や動名詞、名詞節を含む)の直前に置かれ、その名詞と一体となって「前置詞句」を構成します。前置詞句は文全体の中で、大きく分けて形容詞句または副詞句の2つの役割を果たします。この文法的働きを瞬時に見抜くことが、長文読解での構文把握(文型把握)の土台となります。
前置詞句の2つの役割
- 形容詞句としての役割:直前または関連する名詞を修飾し、補語(C)になることもあります。修飾する対象が名詞に限定されます。
- 副詞句としての役割:動詞、形容詞、他の副詞、あるいは文全体を修飾します。時、場所、理由、条件、譲歩、手段などの補足情報を追加します。
読解において文構造を見失う主な原因は、前置詞句の修飾先を取り違えることにあります。英文を読む際は、前置詞句を丸括弧で囲み、それが名詞にかかっているのか動詞・文全体にかかっているのかを常に確認する習慣が有効です。
例えば次の例文を見てみましょう。
The book on the desk is mine.(机の上の本は私のものです。)
この文では、on the desk が名詞 The book を後ろから修飾しているため、形容詞句として機能しています。一方、次の文では機能が異なります。
He put the book on the desk.(彼は机の上に本を置きました。)
ここでは on the desk が動詞 put の動作の場所を示しているため、副詞句として働いています。このように、同じ前置詞句であっても文脈と位置関係によって働きが変化します。
辞書の多義語を丸暗記しない学習法
多くの受験生が辞書に載っている無数の日本語訳を1つずつ暗記しようとして挫折します。しかし、前置詞の日本語訳は、1つの核となる概念(空間的・物理的な位置関係)が文脈に応じて派生したものに過ぎません。
核となる概念を視覚的に押さえることで、未知の熟語や見慣れない表現に出会った場合でも、文脈から意味を論理的に推測できるようになります。
形容詞句
- 名詞を修飾(補語Cになることも)
- 修飾対象が名詞に限定される
- 例: The book on the desk
副詞句
- 動詞・形容詞・副詞・文全体を修飾
- 時・場所・理由などの情報を追加
- 例: put the book on the desk
前置詞句は修飾する対象によって形容詞句または副詞句として機能します。
次の疑問前置詞句が担う副詞の働きをより深く整理したいなら、大学受験の英語副詞一覧で修飾関係を確認しておくと理解が深まります。
大学受験最重要の前置詞10選と基本概念
国公立・難関私立大の入試で頻出する最重要前置詞10語について、核となる概念と入試標準レベルの例文を整理します。
1. at(点)
空間や時間の広がりを持たない「特定の1点」を指します。地図上の一点、時計の針が指す時刻、狙いを定める標的などを表します。
- She was waiting at the entrance.(彼女は入口のところで待っていました。)
- The lecture begins at nine sharp.(講義は9時ちょうどに始まります。)
- He aimed the camera at the speaker.(彼はカメラを登壇者に向けました。)
2. in(空間の内部・枠組み)
立体的な空間、容器、境界線の中にある「内部」を表します。時間の広がり(月・年・季節)や、言語・衣服・心理状態の枠組みの中に入っている状態も示します。
- There are many students in the classroom.(教室には多くの生徒がいます。)
- The new curriculum will start in April.(新カリキュラムは4月に始まります。)
- She explained the problem in clear English.(彼女は明確な英語でその問題を説明しました。)
3. on(接触・線上・特定基準)
物理的な面への「接触」が核です。上面だけでなく、壁への接触(on the wall)や天井への接触(on the ceiling)にも使われます。そこから派生して、特定のテーマへの接触(〜に関して)や、支え(依存)、特定の曜日・日付を表します。
- A picture was hanging on the wall.(壁に絵が掛かっていました。)
- He wrote a report on modern politics.(彼は現代政治に関する報告書を書きました。)
- The committee relies heavily on private donations.(その委員会は民間からの寄付に大きく依存しています。)
4. to(到達・方向)
ある対象に向かって進み、最終的にそこに「到達する」ことを意味します。目的地への移動や、影響が届く範囲を表します。
- They walked to the station together.(彼らは駅まで一緒に歩きました。)
- The policy applies to all registered students.(その方針はすべての登録生徒に適用されます。)
5. for(方向・目的・等価)
目標に向かって気持ちや視線が向いている「志向」を表します。to とは異なり、実際に到達したかどうかは含みません。そこから「目的」「賛成・支持」「交換(等価関係)」へと展開します。
- The train bound for Tokyo departed on time.(東京行きの列車は定刻に出発しました。)
- Are you for or against the proposal?(あなたはその提案に賛成ですか、それとも反対ですか。)
- I bought this secondhand dictionary for ten dollars.(私はこの中古の辞書を10ドルで買いました。)
6. by(近接・経由・期限)
基準となるものの「すぐそば」にある状態を表します。そこから、近接した手段を使って動作を行う「手段・方法」、その地点を通過する「経由」、そしてその時刻までに完了する「期限」を表します。
- The cottage stands by a quiet lake.(その小屋は静かな湖のそばに建っています。)
- You can submit your assignment by email.(課題は電子メールで提出できます。)
- Please finish this work by five o'clock.(5時までにこの仕事を終えてください。)
7. from(起点・分離)
何かが始まる「出発点(起点)」を表します。空間的な出発点から、時間の開始点、原因・原料、区別や分離の対象へと広がります。
- The train runs from Osaka to Kyoto.(その列車は大阪から京都まで走っています。)
- Wine is made from grapes.(ワインはブドウから作られます。)
- It is difficult to tell right from wrong.(善悪を区別することは困難です。)
8. of(所属・分離・関連)
何らかの全体から切り離せない「密接な結びつき(所属・構成)」が核です。全体の一部、同格関係、材料、または性質を表します。同時に、本来結びついているものから引き離す「分離・剥奪」の動詞とも結びつきます。
- The legs of the table are made of steel.(そのテーブルの脚は鋼鉄でできています。)
- He was robbed of his wallet on the train.(彼は電車の中で財布を奪われました。)
- She is a woman of great intelligence.(彼女は非常に知性のある女性です。)
9. with(同伴・調和・道具)
何かが「共にある(同伴・付帯)」ことが核です。人との同行、道具を手にしての作業(手段)、状況を伴っていること(付帯状況)を示します。
- He solved the puzzle with great care.(彼は細心の注意を払ってパズルを解きました。)
- Please cut the paper with these scissors.(このハサミで紙を切ってください。)
- She listened to the lecture with her eyes shining.(彼女は目を輝かせながら講義を聴きました。)
10. about(周辺・おおよそ)
中心となるものの「周囲・近辺」を取り巻いている様子を表します。そこから、あるテーマの周辺を語る「〜について(関して)」、確定していない数値の周辺を示す「およそ」に展開します。
- We had a long discussion about the budget.(私たちは予算について長い議論を交わしました。)
- There were about fifty people in the hall.(ホールにはおよそ50人の人々がいました。)
広がりを持たない特定の1点。時刻や標的を表す。
立体的な空間や容器、境界線の中にある内部を表す。
物理的な面への接触が核。依存や特定テーマも表す。
前置詞ごとの核となる空間的・物理的なイメージを押さえましょう。
入試で差がつく前置詞の使い分けと判別基準
大学入試の4択問題や空所補充問題で最も頻繁に問われるのが、似た日本語訳を持つ前置詞の使い分けです。感覚的な判断を排除し、文脈から機械的に正解を絞り込むための判別基準を整理しました。
期限と継続:by と until(till)
どちらも日本語では「〜まで」と訳されることが多いですが、文の動詞が要求する性質が根本的に異なります。
表は横にスクロールできます →
| 前置詞 | 意味 | 動詞の性質 | 例文 |
|---|---|---|---|
| by | 〜までに(期限) | 一回限りの完了動作・瞬間動詞 | You must submit the report by Friday.(金曜日までに報告書を提出しなければならない。) |
| until | 〜までずっと(継続) | 状態や動作の継続動詞 | She stayed in the library until it closed.(彼女は閉館するまでずっと図書館に滞在した。) |
判別手順は明快です。文の主語と動詞を見て、「その動作をずっと続ける(継続)」のか、「ある時点までに1度完了させる(期限)」のかを確認してください。
submit, finish, arrive, leave は by と相性が良く、stay, wait, continue, remain は until と結びつきます。
期間の表し方:for と during
ともに「〜の間」を意味しますが、直後に置く名詞の種類が厳格に決まっています。
表は横にスクロールできます →
| 前置詞 | 直後に続く語句 | 性質 | 例文 |
|---|---|---|---|
| for | 数字を含む数詞表現 | 期間の長さ・総量 | We lived in Paris for three years.(私たちはパリに3年間住んでいました。) |
| during | 特定の出来事・期間の名詞 | ある期間枠の内部 | He fell asleep during the lecture.(彼は講義の間に眠ってしまった。) |
空所の直後に two weeks, five months, several days などの「数字+単位」が来れば for を選び、the summer vacation, the meeting, my stay などの「特定の出来事や名詞」が来れば during を選びます。
時間の経過と期限:in と within
時間表現における in と within の区別も誤答率の高い論点です。
- in + 時間の長さ:「〜が経過した後に(〜後)」という意味になります。未来時制とともに使われるのが標準的です。
The train will leave in ten minutes.(列車は10分後に出発します。) - within + 時間の長さ:「〜の枠組みを超えないうちに(〜以内に)」という意味になります。
You need to reply within forty-eight hours.(48時間以内に返信する必要があります。)
目的と理由:for と because of
目的と理由は因果関係の時間軸で判別できます。for は「未来に向かう目標」を指すことが多く(例:study for the exam)、because of は「すでに起きた過去の事実や原因」を指します(例:delayed because of the heavy rain)。
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大学受験で頻出の重要群前置詞一覧
群前置詞(複合前置詞)とは、2語以上の単語が組み合わさって1つの前置詞と同じ役割を果たす表現です。後ろには必ず名詞(代名詞・動名詞を含む)が続きます。私立大の正誤判定や国公立大の英文和訳で得点差が開きやすい重要表現を意味機能別に整理しました。
理由・原因を表す群前置詞
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| 群前置詞 | 意味 | 用法・ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| because of | 〜が原因で、〜のために | 最も一般的・口語から論文まで可 | The flight was canceled because of thick fog.(濃霧のため便が欠航となりました。) |
| due to | 〜が原因で、〜のために | 形容詞的用法が多いが副詞的にも使用 | The accident was due to human error.(その事故は人的ミスによるものでした。) |
| owing to | 〜のために | やや硬い文語表現 | Owing to unexpected delays, we arrived late.(予期せぬ遅れのため、私たちは遅れて到着しました。) |
| on account of | 〜の理由で | 客観的な原因を述べる | He retired early on account of poor health.(彼は健康不良を理由に早期退職しました。) |
| thanks to | 〜のおかげで、〜のせいで | 好ましい結果にも皮肉にも使用可能 | Thanks to your advice, I passed the test.(あなたのアドバイスのおかげで試験に合格しました。) |
譲歩・対比を表す群前置詞
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| 群前置詞 | 意味 | 用法・ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| in spite of | 〜にもかかわらず | despite(1語)と同義 | They went out in spite of the heavy rain.(大雨にもかかわらず彼らは外出した。) |
| despite | 〜にもかかわらず | 前置詞であり of は不要(頻出誤文訂正) | She won the prize despite her young age.(若い年齢にもかかわらず彼女は賞を受賞した。) |
| regardless of | 〜に関わりなく | 条件を無視するニュアンス | The club welcomes anyone regardless of age.(そのクラブは年齢を問わず誰でも歓迎します。) |
| instead of | 〜の代わりに | 行動や選択の代替 | She chose water instead of coffee.(彼女はコーヒーの代わりに水を選びました。) |
関連・情報源・手段を表す群前置詞
表は横にスクロールできます →
| 群前置詞 | 意味 | 用法・ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| according to | 〜によれば、〜に従って | 情報源を示す(1人称には不可) | According to the weather report, it will snow.(天気予報によれば、雪が降る見込みです。) |
| in terms of | 〜の観点から、〜に関して | 基準や視点を限定する論説頻出表現 | The project was a success in terms of cost.(費用の観点からは、その計画は成功でした。) |
| by means of | 〜によって、〜を用いて | 具体的な手段・道具・方法を示す | Thoughts are expressed by means of words.(思想は言葉によって表現されます。) |
| in addition to | 〜に加えて | 付加的な要素を足す | In addition to English, he speaks German.(英語に加えて、彼はドイツ語も話します。) |
| with regard to | 〜に関して | regarding / as to と同義 | I have no comments with regard to this issue.(この問題に関してコメントはありません。) |
特に注意すべき点は、despite の後ろに of を付けてしまう誤文訂正問題です。in spite of と despite は全く同じ意味を持ちますが、構造が異なるため厳密に区別してください。

次の疑問群前置詞と合わせて動詞を中心とした定型表現も押さえたいときは、大学入試の英熟語・イディオムで頻出フレーズを確認できます。
他動詞と自動詞の混同による前置詞の誤用対策
大学受験の文法正誤問題および英作文において、最も失点しやすいのが「前置詞を伴わない他動詞」に不要な前置詞を付けてしまうミス、あるいは「前置詞を必須とする自動詞」の前置詞を脱落させてしまうミスです。
前置詞が不要な重要他動詞(誤って前置詞を付けやすい動詞)
日本語の「〜について」「〜と」「〜に」という助詞に引きずられて前置詞を補いたくなりますが、他動詞であるため直後に名詞(目的語)を直接取らなければなりません。
表は横にスクロールできます →
| 誤った表現(×) | 正しい表現(○) | 意味 | 例文 |
|---|---|---|---|
| discuss about A | discuss A | Aについて議論する | We discussed the environmental issue.(私たちは環境問題について議論した。) |
| marry with A | marry A | Aと結婚する | He married an architect last month.(彼は先月建築士と結婚した。) |
| reach to A | reach A | Aに到着する | They reached the summit before noon.(彼らは正午前に山頂に到着した。) |
| approach to A | approach A | Aに近づく | The plane approached the runway.(飛行機は滑走路に近づいた。) |
| mention about A | mention A | Aについて言及する | She didn't mention her future plans.(彼女は将来の計画について言及しなかった。) |
| enter into A(建物) | enter A | Aに入る | The students entered the classroom.(生徒たちは教室に入った。) |
| resemble to A | resemble A | Aに似ている | She strongly resembles her mother.(彼女は母親に非常によく似ている。) |
※なお、enter into は「(議論・契約・関係など)を始める」という抽象的な意味のイディオムとしては成立しますが、「建物や部屋に入る」という物理的な移動には前置詞を用いません。
前置詞が不可欠な重要自動詞(前置詞が脱落しやすい動詞)
逆に、目的語を取るために特定の前置詞を必要とする自動詞も頻出です。これらは前置詞とセットで1つのまとまりとして覚える必要があります。
- apologize to A for B(BのことでAに謝罪する)※apologize A は不可
- complain about [of] A(Aについて不満を言う)※complain A は不可
- graduate from A(Aを卒業する)※graduate A は不可
- object to A(Aに反対する)※to は前置詞のため動名詞・名詞が続く
- participate in A(Aに参加する)※participate A は不可
次の疑問前置詞の有無で迷いやすい動詞そのものの用法を見直したいときは、大学受験の必須英動詞一覧で語法をまとめて整理できます。
前置詞を最短で定着させる入試実践学習法
前置詞の知識を実際の入試問題(文法、長文、英作文)で得点に変換するための具体的な学習手順を解説します。
ステップ1:問題集を何周も解き直さないための整理法
網羅型の英文法問題集に取り組む際、前置詞の章を何周も機械的に解き直すのは非効率的です。間違えた問題の解説を読むときは、次の2点に分類して整理してください。
- 動詞の語法・結合パターン:deprive A of B, regard A as B などの決まり文句。動詞と前置詞のペアを声に出して反復する。
- 前置詞単体の持つ空間的感覚:across(横断), through(通過・貫通)などのイメージ理解。図を描いて核の感覚を確認する。
間違えた理由が「前置詞の語義・感覚の欠落」なのか「動詞の構文知識の欠落」なのかを区別して復習することで、2周目以降の正答率が大きく向上します。
ステップ2:長文読解での前置詞句スラッシュリーディング
長文読解で複雑な構文を素早く分解するために、前置詞句を丸括弧 ( ) で括る訓練を行います。文頭から読み進め、前置詞が見えたら開き括弧を付け、名詞の終わりで閉じます。
[In spite of the severe economic condition], many young entrepreneurs (with creative ideas) started their businesses (in this city).
このように修飾要素を括弧で除外すると、主節の骨格が many young entrepreneurs started their businesses(第3文型:SVO)であることが瞬時に浮き彫りになります。複雑な修飾語句に惑わされず、文の骨格を把握するスピードが劇的に改善します。
ステップ3:英作文での前置詞減点を防ぐセルフチェック
自由英作文や和文英訳において、日本人が不自然な前置詞ミスを犯しやすい典型例を添削形式で確認します。
不自然な例(添削前):
I discussed about the topic with my friends.
修正例(添削後):
I discussed the topic with my friends.
解説:discuss は他動詞であるため、about は不要です。
不自然な例(添削前):
I stayed at Tokyo during three days.
修正例(添削後):
I stayed in Tokyo for three days.
解説:都市などの広い空間には in を用い、数字を伴う期間の長さには for を用います。
英作文を書き終えたら、動詞の直後に不要な前置詞が置かれていないか、期間や期限の前置詞が正しく対応しているかを必ず点検する習慣を身につけてください。
間違えた問題を語法か空間感覚かに分類して整理する
長文読解で前置詞句を丸括弧で括り文の骨格を把握する
英作文で不要な前置詞などの典型ミスをセルフチェック
問題演習から長文読解、英作文へと段階的に知識を定着させます。
文型や品詞全体の基礎を固め直したいときは、大学受験の英文法対策を確認しておくとスムーズです。
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理解度チェック
Q1. 前置詞句が果たす2つの文法的役割は何ですか。
- 名詞句と動詞句
- 主語句と述語句
- 形容詞句と副詞句
- 接続詞句と間投詞句
答えを見る
正解: C. 形容詞句と副詞句
本文では、前置詞句は文全体の中で「形容詞句」または「副詞句」の2つの役割を果たすと説明されています。
Q2. 「〜の間」を表すforとduringの使い分けは?
- forは特定の出来事、duringは数字の表現
- forは数字を含む表現、duringは特定の出来事
- forは過去時制、duringは未来時制のみ
- forは状態動詞、duringは瞬間動詞のみ
答えを見る
正解: B. forは数字を含む表現、duringは特定の出来事
本文によると、forの直後には数字を含む数詞表現が続き、duringの直後には特定の出来事や期間の名詞が続きます。
Q3. 本文に基づき、正しい英文はどれですか。
大学受験の前置詞一覧で差がつく混同ペアの判別基準
入試の4択文法問題では、日本語訳が同じでも文脈の条件によって使い分ける前置詞ペアが頻出します。感覚ではなく論理的な識別基準を押さえることで、失点を確実に防ぐことができます。
二者と三者以上:between と among
「〜の間に」を表す場合、対象の数が判別の基準になります。二者の間には between を用い、三者以上の間には among を用います。
| 前置詞 | 対象の数 | 用法・特徴 | 例文 |
|---|---|---|---|
| between | 2者 | 明確に区別される2つの対象の間 | The treaty was signed between the two nations. (その条約は2国間で調印されました。) |
| among | 3者以上 | 明確に区別されない集団・群衆の中 | He disappeared among the crowd. (彼は群衆の中に消えていきました。) |
材料と原料:be made of と be made from
素材から製品が作られる際、完成品を見てもとの素材が目に見えて分かる(物理的変化)なら of を使い、化学変化を経て素材の原型が残っていないなら起点・分離を表す from を使います。
| 表現 | 変化の性質 | 判別の目安 | 例文 |
|---|---|---|---|
| be made of | 物理変化 | 目で見て素材が分かる(木、石、金属など) | This chair is made of wood. (この椅子は木で作られています。) |
| be made from | 化学変化 | 目で見て元の素材が分からない(乳製品、酒など) | Cheese is made from milk. (チーズは牛乳から作られます。) |
大学受験の私大文法・長文で狙われる追加重要群前置詞一覧
私立大学の文法問題や国公立大学の和訳問題では、単語1語の前置詞だけでなく、2語以上で構成される群前置詞(句前置詞)の知識が合否を分けます。既出の表現に加えて確実に得点源とすべき重要群前置詞を整理しました。
| 群前置詞 | 意味 | 入試頻出の識別ポイント | 例文 |
|---|---|---|---|
| but for | もし〜がなければ | 仮定法過去完了の主節とセットで頻出(without と同義) | But for your advice, I would have failed. (あなたのアドバイスがなかったら、失敗していただろう。) |
| prior to | 〜より前に | before と同義だが、後ろには名詞・動名詞が続く | Please arrive thirty minutes prior to the exam. (試験の30分前に到着してください。) |
| apart from | 〜は別にして、〜から離れて | 除外(except for)と付加(in addition to)の両義がある | Apart from a few mistakes, her essay was excellent. (2、3のミスを除けば、彼女の小論文は素晴らしかった。) |
| as for | 〜について言えば | 文頭で主題を提示し、話題を切り替える際に頻出 | As for me, I agree with the proposal. (私について言えば、その提案に賛成です。) |
| out of | 〜の中から、〜から外へ | 範囲からの抽出や、動機(例: out of curiosity)を表す | Nine out of ten students passed the test. (10人中9人の生徒が試験に合格しました。) |
句動詞を前置詞のコアイメージから論理推測する大学受験対策
大学入試に出題される無数の「動詞+前置詞」からなる句動詞(イディオム)は、丸暗記に頼ると本番で記憶が混同しやすくなります。動詞本来の動作に対して、前置詞が持つ空間的な基本概念(コアイメージ)を掛け合わせることで、見慣れない句動詞の意味も文脈から正確に推測できます。
接触・継続を表す on の掛け合わせ
on は「面への接触」から「途切れずにくっついて続くこと(継続・進行)」へと意味が派生します。この概念を動詞と結びつけると、熟語の意味が自然に導けます。
- carry on(運ぶ+接触して継続 → 〜を続ける): They carried on their research despite difficulties.(彼らは困難にもかかわらず研究を続けました。)
- depend on(ぶら下がる+接触 → 〜に依存する・頼る): Success depends on your effort.(成功はあなたの努力次第です。)
起点・分離を表す off と out の掛け合わせ
off は接触の反対である「分離・離脱」、out は空間の「内から外への移動」や「限界まで出し切ること(枯渇・完全)」を表します。
- call off(呼ぶ+離脱 → 〜を中止する): The match was called off because of rain.(雨のため試合は中止されました。)
- run out of(走る+外へ出し切る → 〜を使い果たす): We ran out of fuel on the way.(私たちは途中で燃料を使い果たしました。)
よくある質問
- Q. 前置詞の後は動名詞ですか、不定詞ですか?
- 前置詞の直後には名詞相当語句が置かれるため、動詞を置く場合は必ず動名詞(-ing)になります。不定詞(to do)を置くことはできません。ただし、例外として「〜を除いて」を意味する but や except の後ろに原形不定詞が続く構文が存在します。
- Q. look at などの句動詞の前置詞と副詞はどう見分けますか?
- 目的語が代名詞(it や them)の場合の位置で見分けられます。句動詞を構成する語が副詞(turn on 等)なら turn it on のように代名詞を間に挟みますが、前置詞(look at 等)なら look at it のように代名詞は必ず後ろに置かれます。
- Q. 大学入試で頻出の前置詞 of の同格用法とは何ですか?
- 「A of B」の形で「BというA」と訳す用法です。the city of Kyoto(京都という都市)や the news of his arrival(彼が到着したという知らせ)のように、前後の名詞が実質的に同一の内容を表す場合に用いられます。
- Q. 難関大の和訳で差がつく with の付帯状況とは何ですか?
- with + O + C(形容詞・副詞・分詞・前置詞句)の形で、「OがCの状態で」という意味を表す構文です。with his arms folded(腕を組んで)や with tears in her eyes(目に涙を浮かべて)のように、主文の動作と同時に起きている付帯状況を簡潔に示します。
- Q. 前置詞の丸暗記を脱却するために最も効果的な練習は何ですか?
- 前置詞の核となる空間的・物理的な位置関係を簡単な矢印や図でイメージしながら、4〜7語程度の短い定型例文を声に出して音読することです。文脈と結びつけて記憶することで、本番の空所補充でも直感的に適切な語を選べるようになります。
- Q. between は必ず2者間でしか使えませんか?
- 大学入試では「2者は between、3者以上は among」が原則ですが、3者以上であっても個々の対象が明確に区別され、それぞれが1対1の具体的な関係を結んでいる場合は between が用いられます(例: between England, France, and Germany)。一方、漠然とした集団や群衆全体を指す場合は among を用います。
- Q. above と over は入試でどのように使い分けますか?
- どちらも「〜の上に」を意味しますが、基準面から離れて垂直または真上を覆う位置にある場合は over を使い、基準面よりも単に高度・位置が高いことや数値が上回っていることを示す場合は above を使います。例えば「平均以上」は above average と表現し、over average とは言いません。
2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部
関係する文法前置詞の使い分け(in・on・at など)
according to
in spite of
because of
due to
instead of
by means of