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英検で単語がわからない時の対処法と暗記術
英検で単語がわからない場合でも、文脈推測や消去法、CSEスコアの配点特性を活かせば十分に合格できます。すべての語彙を暗記していなくても、語源や前後の論理関係を手がかりに正解を導く技術と、ライティングや読解で得点を補う戦略があるからです。
試験本番の切り抜け方から、準1級をはじめとする難単語の定着手順まで具体的に解説します。
英検単語がわからないときの解法4選
筆記試験の大問1(短文空所補充)や長文読解の途中で見知らぬ単語に直面したときは、勘で選ぶのではなく、文構造と論理マーカーから意味を絞り込みます。
1. 前後の論理マーカーからプラス・マイナスを判定する
空所や未知語の直前直後にある接続詞や副詞に注目し、文脈が肯定的な方向(プラス)か否定的な方向(マイナス)かを特定します。
- 順接のマーカー(therefore, moreover, and など):前後の文が同じ評価になります。
- 逆接のマーカー(however, although, despite など):前後の文で評価が反転します。
例文を見てみましょう。
Although the economic forecast was gloomy, the company reported substantial profits.(経済予測は暗かったものの、その企業はかなりの利益を報告した。
)
ここで substantial の意味がわからなくても、Although(〜だけれども)とマイナス表現の gloomy(暗い)があるため、後半はプラスの単語が入ると推測できます。
2. 語源(接頭辞・語幹・接尾辞)から意味と品詞を分解する
英単語はパーツに分けることで、大まかなニュアンスを掴めます。
表は横にスクロールできます →
| 要素 | パーツの例 | 本来の意味 | 単語例と推測 |
|---|---|---|---|
| 接頭辞 | un- / dis- / in- | 否定・反対 | unprecedented(前例のない) |
| 接頭辞 | pre- / fore- | 前もって・先 | precaution(事前の用心・予防策) |
| 接尾辞 | -able / -ible | 可能(〜できる) | feasible(実行可能な) |
| 接尾辞 | -ify / -ize | 動詞化(〜化する) | clarify(明確にする) |
3. 大問1での消去法と1問45秒の制限時間管理
短文空所補充問題で4つの選択肢の中に知らない単語がある場合、まず「確実に文脈に合わない知っている単語」を消します。知っている2つを消去できれば、正答率は25%から50%へ上がります。
また、1問に1分以上かけると長文読解やライティングの時間が不足するため、45秒考えてわからなければマークして次の問題へ進む規律を持ちましょう。
4. 長文読解における未知語の読み飛ばし判断
長文読解では、わからない単語が出てきても立ち止まらずに読み進める判断が重要です。固有名詞、専門用語、同格のカンマや that is で言い換えられている語は、大意の把握に直接影響しないことが多いためです。設問の選択肢に直接絡んでいる単語だけ、前後の1文を精読して意味を補います。
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英検面接で単語がわからない時の対処法
二次試験(面接・スピーキングテスト)で面接官の質問や問題カードにわからない単語があった場合、減点を最小限に抑える手順があります。
面接官への聞き返しフレーズ
面接では、聞き取れなかったり語句の意味が掴めなかったりした際に沈黙することがもっとも不利になります。5秒以上の沈黙や無言は減点の対象となるため、間を置かずに自然な英語で聞き返します。
- Pardon me? Could you repeat the question, please?(失礼ですが、もう一度質問を繰り返していただけますか?)
- Could you say that again more slowly?(もう少しゆっくりおっしゃっていただけますか?)
- Could you explain what that means?(それがどういう意味か説明していただけますか?)
聞き返しは1〜2回程度であれば減点されません。不自然に黙り込まず、コミュニケーションを継続する姿勢を示すことが評価につながります。
単語が思い浮かばないときの言い換え表現
自分の意見を述べる際に言いたい英単語が思い出せないときは、簡単な語句を使って説明的に表現します。
| 使いたい難単語 | 意味 | 簡単な英語での言い換え表現 |
|---|---|---|
| preserve | 保存・保護する | keep something in good condition / protect |
| ubiquitous | 至る所にある | seen everywhere / very common |
| detrimental | 有害な | harmful / bad for |
| alternative | 代替手段 | another choice / different way |
言葉に詰まったときは、Well, Let me see, In other words などのつなぎ言葉(フィラー)を挟みながら、知っている基本語で言い換えて発話を完結させます。
Pardon me? Could you repeat the question, please?
Could you say that again more slowly?
Could you explain what that means?
面接で単語がわからない時は沈黙せず、1〜2回程度自然に聞き返しましょう。
次の疑問本番で沈黙せず落ち着いて切り返したいなら、英検面接で使える便利なフレーズ集をあらかじめ確認しておくと役立ちます。
英検単語が難しいと感じる原因と暗記法
英検の単語を「覚えてもすぐ忘れる」「難しすぎて頭に入らない」と感じる場合、記憶の仕組みに合致していない学習手順をとっていることが主な原因です。
単語が覚えられない2大原因
単語が定着しない理由は主に次の2点に集約されます。
- 復習の頻度不足:ドイツの心理学者によるエビングハウスの忘却曲線が示す通り、人は新しく覚えた情報を復習しないと短期間で大部分を忘れてしまいます。1回に時間をかけても、次の復習が1週間後では記憶に残りません。
- 日本語訳との1対1丸暗記:英単語のつづりと日本語訳だけを機械的に眺めても、使われる文脈や音声イメージが結びつかないため、脳が重要な情報と認識しません。
科学的アプローチに基づく定着の5ステップ
語彙を定着させるためには、「浅く高頻度に接触する」サイクルを作ります。
- 正しい発音の確認:最初に音声を聞き、自分で声に出します。発音できない単語はリスニングでも認識できず、記憶の保持率も下がります。
- 1日100語をざっと確認する:1日10語をじっくり覚えるのではなく、1日100語の「見出し語・発音・第一義」を素早くチェックします。1語にかける時間は3〜5秒です。
- 6日間連続で同じ範囲を周回する:忘れることを前提に、同じ100語を6日連続で繰り返します。接触回数が週に6回に達すると、脳の海馬が長期記憶へと移行させます。
- コロケーション(連語)と例文で文脈をつかむ:単体で覚えるのが難しい単語は、セットで使われる前置詞や動詞と一緒に覚えます。例えば prohibit は単体ではなく prohibit someone from doing(人が〜するのを禁止する)という型でインプットします。
- 仕分け作業で未定着の語を絞り込む:7日目にテストを行い、「即座に意味が出た語」と「出なかった語」を分類します。覚えた単語は除外して、出なかった語だけに絞って次のサイクルへ回します。
音声を聞いて自分で声に出す
1語3〜5秒で第一義をチェック
同じ100語を6日連続で繰り返す
例文やコロケーションで覚える
出なかった語だけを次のサイクルへ
1日100語を素早くチェックし、6日間連続で周回して記憶に定着させます。
英検準一級の単語がわからない時の対策
英検は級によって出題される語彙レベルが段階的に明確に分かれています(3級、準2級、2級、準1級、1級)。特に2級から準1級へ進む際、語彙の難易度が跳ね上がり、多くの学習者が壁にぶつかります。
表は横にスクロールできます →
| 級 | 語彙の特徴 | つまずきやすいポイント | 効果的なアプローチ |
|---|---|---|---|
| 2級 | 高校卒業程度。社会性のある基本語 | 多義語の意味の取り違え | 派生語・反意語の整理 |
| 準1級 | 大学中級程度。学術的・抽象的な専門語 | 単語帳の日本語訳自体が難解 | 過去問の文脈回収・類語グループ化 |
| 1級 | 大学上級程度。専門性の高い語・時事用語 | 使用頻度が低く日常で見かけない | 英語の語源学習・英英定義の確認 |
準1級の抽象語・専門用語を攻略する手順
準1級では、自然科学、環境、歴史、社会問題など学術的な文脈で使われる抽象名詞や動詞が頻出します。単語帳の字面だけでは頭に入りにくいため、以下の手順で回収します。
- 多読・過去問の文脈から語彙を拾う:単語帳が進まないときは、過去問の長文読解(大問2・大問3)を先に解きます。文脈の中で出会った未知語にマーカーを引き、文章全体のストーリーと一緒に記憶します。
- 類語をグループで束ねる:準1級では似た概念の言い換えが多く出題されます。例えば「悪化させる」という意味群であれば、deteriorate, aggravate, worsen を1つのグループとしてまとめて覚えます。
- 学習者タイプに合わせたツールの選択:
- 高校生・受験生:例文付きの頻出順単語帳を使い、通学電車で音声を聞きながら回転させる学習が適しています。
- 忙しい社会人:1回数分で進められる語彙学習アプリを活用し、スキマ時間に接触回数を増やします。
- 小学生・中学生:抽象概念の日本語訳が難しいため、画像検索やイラスト付き単語カードを活用して視覚的にイメージを捉えます。
高校生・受験生
- 頻出順単語帳
- 通学時の音声確認
忙しい社会人
- 語彙学習アプリ
- スキマ時間の接触
小・中学生
- 画像検索の活用
- イラスト単語カード
学習者の属性やライフスタイルに合わせて適切な学習ツールを選択します。

全体の得点戦略を見直したい場合は、英検準1級に受からない理由と合格の裏ワザも参考になります。
語彙以外の効率的な進め方は、英検準1級の勉強法で詳しく解説しています。
次の疑問難易度が急上昇する語彙を集中的に強化したい方は、英検準1級の単語の覚え方と対策で具体的な学習手順を詳しく解説しています。
単語力不足でもCSEスコアで合格する配点戦略
英検の合否は各問題の単純な素点ではなく、リーディング・リスニング・ライティング(一次試験)の各技能に均等に配分されたCSEスコアで判定されます。大問1の単語問題が苦手でも、他の分野で得点を確保すれば十分に合格ラインへ到達できます。
大問1を落としても合格できる得点配分シミュレーション
例えば2級や準1級において、大問1の短文空所補充(語彙問題)で半分程度しか正解できなかった場合の合格戦略モデルです。
| 問題セクション | 目標正答率 | 得点確保の考え方 |
|---|---|---|
| リーディング大問1(語彙) | 50%(約半分解ければOK) | 消去法で2択まで絞り、確実に取れる問題を拾う |
| リーディング大問2・3(長文読解) | 75〜80% | 段落ごとの要点把握で正答率を最大化する |
| ライティング(英作文) | 80〜85% | 構成テンプレートを用いて語彙ミス・文法ミスを減らす |
| リスニング(第1部〜第3部) | 70〜75% | 先読みを徹底し、会話や要点の流れを逃さない |
ライティングへの注力が高スコアを生む理由
大問1の語彙問題は1問あたりのCSEスコアへの寄与度が比較的小さいのに対し、ライティングは少ない設問数でリーディング全体の合計スコアと同じ比重(技能ごとの満点スコア)を持っています。
使いこなせない難単語を無理に暗記するよりも、自分が正確にスペルを書ける基礎的な単語を用いて、論理的な構成で英作文を書ききる練習をした方が、CSEスコアは大幅に伸びて合格に近づきます。
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理解度チェック
Q1. 大問1の短文空所補充で1問にかける時間の目安は何秒ですか?
- 15秒
- 30秒
- 45秒
- 60秒
答えを見る
正解: C. 45秒
大問1で1問に1分以上かけると時間が不足するため、45秒考えてわからなければマークして進むとされています。
Q2. 面接で質問の意味がわからない時の聞き返し表現はどれですか?
- Could you explain what that means?
- Could you speak much faster?
- Please translate this into Japanese.
- Why do you ask such a question?
答えを見る
正解: A. Could you explain what that means?
意味が掴めない時の聞き返しとして「Could you explain what that means?」が挙げられています。
Q3. 本文で推奨されている単語暗記の手順として正しいものは?
- 1日10語を1時間かけて覚える
- 1日100語を6日連続で周回する
- 日本語訳の丸暗記を優先する
- 復習は1週間後に1回だけ行う
答えを見る
正解: B. 1日100語を6日連続で周回する
語彙定着のため、1日100語を素早くチェックし、同じ範囲を6日間連続で周回する手順が推奨されています。
よくある質問
- Q. 試験前日なのに単語が全然わかりません
- 前日に新しい単語を詰め込むのは避け、過去問の大問1の正解選択肢になっていた頻出単語や熟語のみを見直してください。また、ライティングの定型表現を確認し、本番での得点を最大化する準備に時間を使いましょう。
- Q. 大問1は何点取れれば合格できますか?
- 大問1(語彙問題)は5割程度の正答率でも、長文読解で7割以上、ライティングで8割前後の得点が取れれば、CSEスコアの合計で一次試験の合格基準に到達可能です。
- Q. 単語を書いて覚えるのは効果的ですか?
- 一次試験の大問1対策としては効率が落ちます。短文空所補充はスペルを書く必要がないため、「見て0.5秒で日本語の意味が出る」状態を目指して発音とセットで高速周回する方が定着します。
- Q. 頻出順の単語帳は何周すべきですか?
- 最低でも5周から7周の反復が推奨されます。1周に1か月かけるのではなく、1周を1〜2週間で素早く終えて周回数を増やす方が長期記憶に移行しやすくなります。
- Q. 準1級の単語帳が終わらないときは?
- 頻出度の高い基本セクション(出題頻度が高いランクなど)だけを確実に定着させ、残りは過去問の長文演習の中で出会った単語から順に覚える方法に切り替えるのが現実的です。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部
substantial
gloomy
precaution
feasible
clarify
preserve