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英検スピーキングテストとは?受け方・点数・過去問を解説

英検スピーキングテストとは?受け方・点数・過去問を解説

英検スピーキングテストとは、自宅の端末から録音形式で受けられる英語の発話テストです。4級と5級の受検者は任意で受けることができ、受検しなくても、あるいは判定が不合格であっても、一次試験の合否(級の認定)には一切影響しません。

3級以上の対面面接とは仕組みが大きく異なるため、自分が受ける級の形式と点数の仕組みを正しく把握することが大切です。

英検スピーキングテストとは?級ごとの違いと合否への影響

英検を受検するにあたって、多くの方が最初に突き当たる疑問が「スピーキングテストとは何なのか」「受けないと不合格になるのか」という点です。結論から言うと、4級・5級のスピーキングテストは任意受検であり、級そのものの合否には一切影響しません。

一次試験のリーディングとリスニングで合格基準スコアに達していれば、スピーキングテストを受けなくてもその級の合格証書が授与されます。

一方、3級以上ではスピーキングが「二次試験」として位置づけられており、合格しなければ級そのものが認定されません。ご自身やお子さまが受ける試験がどちらに該当するか、まずは以下の違いを確認してください。

項目4級・5級スピーキングテスト3級以上(二次試験)
受検の位置づけ任意受検(合否に影響なし)必須受検(合格に必須)
実施形式Webブラウザによる録音式面接官との対面面接(一部PC型)
受検場所自宅等の任意の場所指定の二次試験会場など
受検機器パソコン・タブレット・スマホ原則不要(対面式の場合)
所要時間約4〜5分約5〜10分(級により異なる)
受検可能期間一次受検から1年間有効指定された二次試験期日のみ
追加料金不要(検定料に含まれる)不要(検定料に含まれる)

このように、4級・5級の受検者は「申し込んだけれど受けるのを忘れていた」「忙しくて受けていない」という状態でも、一次試験を通過していれば資格取得として履歴書や出願書類に記載できます。ただし、追加料金なしで自分の発話力を客観的に測れる機会であるため、期限内に挑戦することをおすすめします。

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4級・5級スピーキングテストの試験内容と問題構成

4級と5級の英検スピーキングテストは、4級は約4分、5級は約3分と所要時間が短く、集中力が続きにくい小学生でも無理なく受検できる構成になっています。試験は画面の案内に従って進行し、ヘッドセットや端末の内蔵マイクに向かって声を出して回答を吹き込みます。

5級スピーキングテストの構成(全3問・約3分)

5級は、英語を習い始めて間もない受検者を想定した基礎的な内容です。日常生活で触れる身近な単語や表現が出題されます。

4級スピーキングテストの構成(全4問・約4分)

4級は、5級の内容に加えて簡単なストーリー性のある英文や、複数の動作を描いたイラストが用いられます。

どちらの級も、難しい文法や高度な語彙を流暢に操る必要はありません。相手に伝わるはっきりした発声で、質問の意図に沿った単語や文を返す姿勢が求められます。

4級・5級スピーキングの出題構成
スピーキングテスト

5級(約4分・全3問)

  • パッセージの音読
  • パッセージについての質問
  • イラストに関する質問
  • 受検者自身に関する質問

4級(約4分半・全4問)

  • パッセージの音読
  • パッセージについての質問
  • イラストについての質問2問
  • 受検者自身に関する質問

5級(全3問)と4級(全4問)の出題形式の比較と構成です。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

次の疑問5級の具体的な出題パターンや受検前の練習手順を知りたいときは、英検5級スピーキングテスト対策で流れを掴んでおくと安心です。

英検スピーキングの点数と合格判定の仕組み

英検スピーキングテストの「点数」に関して、最も多い誤解が「一次試験の点数と合算されるのではないか」という点です。英検では国際標準規格に準じたCSEスコアが導入されていますが、4級・5級のスピーキングテストのスコアは、一次試験のスコアとは完全に独立して判定されます。

一次試験の合否とスピーキング判定の関係

4級・5級の資格認定は、リーディングとリスニングの合計スコアのみで決まります。スピーキングテストを受けると、その結果は「スピーキングテスト単体としての合否判定」および「スピーキングCSEスコア」として個別に発行されます。

表は横にスクロールできます →

一次試験(R・L)スピーキングテスト結果級の資格認定発行される書類
合格基準以上合格判定合格合格証書 + スピーキング合格判定
合格基準以上不合格判定(または未受検)合格合格証書のみ
合格基準未満合格判定不合格不合格通知 + スピーキング合格判定
合格基準未満不合格判定(または未受検)不合格不合格通知のみ

表の通り、たとえスピーキングテストが不合格判定であっても、一次試験に合格していれば級の合格が取り消されることはありません。また、一次試験が不合格だった場合でも、受検期間内であればスピーキングテストを受検でき、スピーキング単体での合格スコア証明を得ることも可能です。

採点の観点と評価基準

スピーキングテストの採点は、主に以下の3つの観点から行われます。

満点を取る必要はなく、多少の言い間違いや発音のぎこちなさがあっても、質問に対して前向きに答えようとする発話が吹き込まれていれば、合格基準スコアに届く設計になっています。

英検スピーキング過去問とサンプル問題の確認方法

スピーキングテストの対策を始める際、多くの方が「英検スピーキング過去問」を探します。しかし、4級・5級のスピーキングテストはWeb上で個別に実施される試験であるため、紙の過去問題冊子としては一般公開されていません。

その代わりに、日本英語検定協会の公式サイトにて本番と同一の画面遷移を体験できるツールが提供されています。

公式体験サイト(サンプル問題)の活用法

対策の第1歩として、公式サイト内にある「スピーキングテスト体験コーナー」を利用するのが確実です。体験サイトでは、以下の流れを無料で確認できます。

  1. パソコンやスマートフォンの画面上で、どのようにマイク確認が行われるか
  2. どのようなスピードでナレーションや質問音声が流れるか
  3. 回答準備時間(タイマー表示)がどのように進むか
  4. 実際の録音時間が画面上でどうカウントされるか

小学生や英語初学者の場合、操作の仕方が分からないことが最大の緊張要因になります。事前に保護者と一緒に体験サイトの画面を一通り見ておくだけで、本番での戸惑いを防ぐことができます。

市販の過去問題集・予想問題集を使った練習ステップ

実践的な問題数をこなしたい場合は、市販されている英検4級・5級の過去問題集や対策本に付属しているスピーキング対策コーナーを活用します。以下の3ステップで進めると無理がありません。

問題集を使った練習3ステップ
1音読の反復練習

付属音声に合わせ英文を声に出して読む

2疑問詞の即答練習

疑問詞を聞いて文頭の言葉を瞬時に返す

3スマホでセルフ録音

自分の声を録音し声量や語尾を確認する

市販問題集を活用してスピーキング力を養う3段階の手順です。

英検スピーキングテストとはのイメージ

次の疑問問題の雰囲気を事前に掴んで対策を進めたい場合は、英検4級スピーキングテスト対策で練習の進め方を確認できます。

小学生でも答えられる!質問タイプ別テンプレート

スピーキングテストで点数を安定させるための近道は、質問の型に合わせた「型(テンプレート)」を頭に入れておくことです。完全な長文を話そうとして口ごもるよりも、簡潔で正しい形の短文をすばやく返すほうが高い評価につながります。

パッセージ問題の解答テンプレート

音読したパッセージについての質問では、文章の中に答えがそのまま書かれています。質問で使われた動詞や名詞と同じ言葉を本文中から探し出します。

例題英文:Ken likes soccer very much. He plays soccer in the park every Sunday.(ケンはサッカーがとても好きです。彼は毎週日曜日に公園でサッカーをします。)

質問:Where does Ken play soccer?(ケンはどこでサッカーをしますか?)

5級や4級では、In the park. のように前置詞句だけで答えても正解として扱われます。無理に完全な英文を作ろうとして混乱するくらいなら、核心となる語句を大きな声ではっきり答えることが大切です。

イラスト問題の解答テンプレート

イラスト問題では、人物が何をしているか、物がどこにあるかが問われます。主語を He や She、They に置き換えて現在進行形(be動詞 + 〜ing)で答えるのが基本です。

自己表現問題の解答テンプレート

最後の質問では、受検者自身の好みや習慣が聞かれます。使い勝手の良い汎用フレーズを覚えておくと本番で迷いません。

難しい単語を無理にひねり出そうとせず、自分が確実に正しく発音できる身近な単語(apple、cat、baseball など)を選んで答えるのが高得点を取るコツです。

面接やテストで使える表現を増やしたいときは、英検5級の例文集が役立ちます。

次の疑問声に出して本番通りに練習したいときは、英検スピーキング対策と練習法を参考にしながら発話のコツを身につけましょう。

自宅受検の手順と推奨環境・マイク準備ガイド

4級・5級のスピーキングテストは、一次試験の合否結果が判明する前であっても、一次試験を受検した直後から受けることができます。受検可能期間は一次試験の受検日から「1年間」です。受検日当日になって慌てないよう、準備の手順を確認しておきましょう。

必要な端末と通信環境

受検には、インターネットに接続された以下のいずれかの端末が必要です。

通信環境は、途中で途切れない安定した光回線や高速Wi-Fiを使用してください。また、周囲の雑音(テレビの音、家族の会話、道路の騒音)をマイクが拾ってしまうと採点に悪影響を及ぼす可能性があるため、静かな個室で受検しましょう。

受検当日の5つのステップ

  1. 受検者マイページへログイン:一次試験の受検票や合否通知に記載されている個人番号や暗証番号を用意し、スピーキングテスト専用のログインページにアクセスします。
  2. 動作環境チェックとマイクテスト:画面の案内に従って、スピーカーから音が聞こえるか、マイクに吹き込んだ声が正しく録音・再生されるかをテストします。この段階で必ず音量を確認してください。
  3. 試験ガイダンスの確認:操作方法や回答時間の目安が画面に表示されます。操作に不慣れなお子さまの場合、保護者が隣についてガイダンスの読み合わせを行っても問題ありません。
  4. 本番試験の実施(約4〜5分):試験が始まると自動的に進行します。受検者本人が一人で端末に向かい、指示に従って音読や発話を行います(試験中の保護者による代答や助言は不正行為となります)。
  5. 受検完了と送信:すべての問題に答え終わると、録音データの送信が行われます。「受検完了」の画面が表示されたことを確認してブラウザを閉じます。

受検結果は、テスト完了から通常約3〜4週間後に受検者マイページ上で確認できるようになります。

受検当日の5つのステップ
1マイページログイン

個人番号や暗証番号を入力してアクセス

2マイクテスト

音声の再生とマイク録音・音量を確認

3ガイダンス確認

画面の操作方法や回答時間の目安を確認

4本番試験の実施

指示に従い一人で音読や発話を行う

5受検完了と送信

録音データを送信し完了画面を確認

自宅でのテスト開始から送信完了までの一連の流れです。

機材トラブル・沈黙してしまったときの対処法

自宅受検という形式上、機械のトラブルや緊張によるミスは誰にでも起こり得ます。よくあるトラブルと、その場での正しい対処法をあらかじめ把握しておきましょう。

マイクが音声を拾わなかった場合

テスト開始前のマイクチェックで波形が動かない、あるいは録音された音声が小さすぎる場合は、以下の原因が考えられます。

もし試験開始後に回線切断や端末のフリーズが発生した場合は、慌てずに端末を再起動し、再度ログインを試みてください。試験が途中で中断された場合でも、公式の案内に従って再受検の手続きを取ることが可能です。

緊張して言葉に詰まった・沈黙してしまった場合

本番で質問の意味が分からず、沈黙してしまったとしても、そこで諦める必要はありません。スピーキングテストは減点方式ではなく加点方式の側面が強いため、無言のまま録音時間が終了するのが最ももったいない状況です。

本番で困ったときの対処法
👂聞き取れないとき

文字やイラストから推測し単語だけでも話す

⏳言葉に詰まったとき

WellやLet me seeを挟み沈黙を防ぐ

🔄言い間違えたとき

Sorryと言って最初から言い直せば有効

聞き取れなかったり言葉に詰まったりした際の対応のコツです。

合否に影響しないのにスピーキングを受けるメリット

「級の合否に影響しないなら、わざわざ準備して受ける必要はないのでは?」と考える方も少なくありません。しかし、英語学習の長期的なステップとして見ると、4級・5級のスピーキングテストには非常に大きな受検メリットがあります。

3級以上の面接試験に向けた最良の予行演習になる

英検は3級から一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接)に分かれ、面接を突破しないと資格が取れません。多くの受検生が「筆記は受かるけれど、面接で頭が真っ白になって話せない」という壁にぶつかります。

4級・5級のスピーキングテストで出題される音読やパッセージについての質問、イラストや自分自身についての質問は、3級の二次試験と共通する形式です。自宅でリラックスした状態でこの形式を一度経験しておくだけで、3級にステップアップした際の面接への恐怖心が大幅に軽減されます。

英語を「話す自信」が育ち、リスニング力も向上する

マークシートの試験だけを解いていると、学習がインプット偏重になりがちです。自分で声に出して英語を話し、それが判定スコアとして可視化される体験は、子どもにとって大きな自信につながります。

また、音声学的に「自分が正しく発音できる音は、耳でも正確に聞き取れる」という原則があります。スピーキングの練習を通じて英文を声に出して読む習慣がつくと、結果としてリスニングセクションの正答率も大きく向上するという相乗効果が得られます。

追加の検定料もかかりませんので、ぜひ1年間の有効期限内に挑戦してみてください。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年9月30日)。

基礎的な発話力を幅広く伸ばしたいときは、英会話の総合ガイドを参考に練習を進めてみてください。

理解度チェック

Q1. 英検4級・5級のスピーキングテストの特徴として正しいものは?

  1. 受検しないと一次試験に合格しても級は不認定となる
  2. 追加料金なしで受検でき、級の合否には影響しない
  3. 受検可能期間は一次試験の受検日から3か月間である
  4. 一次試験とスピーキングの点数は合算して判定される
答えを見る

正解: B. 追加料金なしで受検でき、級の合否には影響しない
4級・5級のスピーキングテストは任意受検で検定料に含まれており、結果は級そのものの合否には影響しません。受検可能期間は1年間です。

Q2. Where does Ken play soccer?への返答は?

  1. He plays in the park.
  2. Yes, he does.
  3. He likes soccer very much.
  4. He is reading a book.
答えを見る

正解: A. He plays in the park.
場所を尋ねるWhereの質問には、本文のテンプレートにある通り「He plays in the park.」や「In the park.」と答えます。

Q3. スピーキングテスト本番中に言葉に詰まった際の対処法は?

  1. 無言のまま制限時間が終了するのを静かに待つ
  2. 保護者が代わりにマイクに向かって正解を答える
  3. Well...などの言葉を挟み考えている姿勢を示す
  4. すぐにブラウザを閉じて最初から試験をやり直す
答えを見る

正解: C. Well...などの言葉を挟み考えている姿勢を示す
無言になるのではなく、「Well...」や「Let me see...」などのつなぎ言葉を挟んで考えている姿勢を示すことが推奨されています。

よくある質問

Q. スピーキングを受けないと4級・5級は不合格?
不合格にはなりません。4級と5級の級認定(合格)は一次試験のリーディングとリスニングの成績だけで決まります。スピーキングテストを受けない場合でも、合格基準スコアに達していれば合格証書が授与されます。
Q. スピーキングテストの有効期限はいつまで?
一次試験の受検日から1年間です。この期間内であれば、平日の夜や休日など、受検者の都合が良い日時にいつでも自宅のパソコンやスマートフォンから受検できます。
Q. 受検に追加料金や別料金はかかりますか?
追加料金は一切かかりません。4級・5級の一次試験申込時に支払った通常の検定料の中に、スピーキングテストの受検料もあらかじめ含まれています。
Q. 4級・5級のスピーキングテストに過去問はある?
冊子としての公式過去問は配布されていませんが、英検公式サイトで本番と全く同じ操作画面や質問形式を体験できる無料ツールが提供されています。市販の問題集でも類似の予想問題が多数収録されています。
Q. スマートフォンだけでも受検できますか?
スマートフォンでも受検可能です。ただし画面が小さく、パッセージの文字やイラストの細部が見づらい場合があるため、可能であれば画面の大きなタブレットやパソコンでの受検が推奨されます。

2026年9月30日更新・モチタン辞典編集部

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