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準二級英検の文法完全攻略ガイド

準二級英検の文法完全攻略ガイド

準二級英検の文法は、中学で習う3級レベルの基礎に高校1〜2年で習う高校基礎文法を加えた範囲から出題されます。中学文法の復習を完璧にした上で、関係詞や分詞、助動詞の応用など頻出の8項目を押さえれば十分に合格点を狙えます。

分厚い大学受験用の文法書に取り組む必要はなく、長文やライティングに直結する重要構文を効率よく学ぶことが最短合格の秘訣です。

準二級英検の文法範囲と出題傾向の全体像

英検準2級のレベルは「高校中級程度(高校1〜2年レベル)」と定義されています。文法の出題範囲は、中学3年間の英語すべてに加え、高校前半で学習する基本英文法が対象となります。

一次試験にはリーディング、リスニング、ライティングの3技能があり、二次試験では面接によるスピーキングテストが実施されます。すべての技能の基盤となるのが文法力です。

筆記試験の大問1は「短文の語句空所補充問題」です。全15問のうち、単語や熟語(句動詞)の知識を直接問う問題だけでなく、純粋な英文法や語法を問う問題も出題されます。

大問1の文法問題は割合こそ限られますが、文法知識は大問2の会話文、大問3の長文空所補充、大問4の長文読解、そしてライティング(意見論述・Eメール)の成否を大きく左右します。

試験の大問問われる文法力の役割重要度
大問1(短文語句空所補充)空欄に入る正しい時制・態・品詞・助動詞を素早く判断する高
大問2(会話文空所補充)会話特有の助動詞表現や応答表現の文構造を理解する中
大問3・4(長文読解)修飾語句や節を見抜き、返り読みせずに一読で文意を把握する最高
ライティング(英作文・Eメール)語順の誤りや時制ミスを防ぎ、減点されない正確な英文を書く最高
リスニング・スピーキング聞こえた語順、話す語順のまま英語を瞬時に組み立てる高

したがって、「大問1の文法問題のためだけ」に膨大な時間を割くのではなく、「長文を正確に読むため」「ライティングで減点されないため」という視点で文法を整理することが合格への最短距離となります。

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3級と準2級の文法的な決定的な違い

「中学英語(3級レベル)の文法知識だけで準2級に合格できるのか」という疑問を持つ受験者は非常に多くいます。結論から述べると、中学英文法のみでは語彙力が高くても合格点に届かない可能性が高いといえます。その理由は、3級と準2級では文の「修飾構造の複雑さ」と「時制の細かさ」が大きく異なるためです。

英検3級では、1文に含まれる主語と動詞が1組だけの短い文が中心でした。接続詞で文がつながる場合も、前後関係が単純なものが大半です。一方で準2級になると、1つの名詞を後ろから修飾する後置修飾(分詞、関係代名詞、関係副詞)が長文のいたるところに登場し、1文の長さが2〜3行におよぶようになります。

項目英検3級(中学英語レベル)英検準2級(高校基礎〜中級)
文の構造短文が中心。単一のSV構文が多い修飾語句が重なり、主語と動詞が離れる
後置修飾who や which の主格の基本用法まで関係副詞(where, when)、接触節、分詞の限定用法
時制現在・過去・未来・基本の現在完了形過去完了形、現在完了進行形、時制の一致
受動態・助動詞be made of などの基本受動態助動詞を含む受動態、完了形の受動態、助動詞+完了形
ライティング3級:英作文(25〜35語)+Eメール問題(15〜25語)準2級:意見論述(50〜60語)+Eメール問題

中学英語の文法が完璧であれば、準2級に必要な文法の約7割はカバーできています。残り3割にあたる「高校入門〜基礎文法」を上乗せすることで、長文の読みやすさと英作文の安定感が格段に向上します。

最短で点数につながる最重要文法項目8選

準2級の筆記試験で頻出する最重要文法項目を8つ厳選しました。それぞれの基本的な型と、本番レベルの例文を確認しながら理解を深めてください。

1. 現在完了形・過去完了形

現在完了形(have + 過去分詞)は「完了・結果・経験・継続」を表しますが、準2級では過去完了形(had + 過去分詞)との組み合わせが頻出します。過去のある時点よりもさらに前に起こった出来事(大過去)を表す型を押さえましょう。

型: S + had + 過去分詞 ... when + S' + 過去形動詞 ...
例文: When Ken arrived at the station, the train had already left.(ケンが駅に到着したとき、電車はすでに出発してしまっていた。)

2. 関係代名詞と関係副詞

名詞を後ろから説明する関係詞は、読解の要です。主格の who, which, that だけでなく、目的格の省略(接触節)や、場所・時を表す先行詞を修飾する関係副詞 where や when が高頻度で登場します。

型: 先行詞(場所) + where + 完全な文
例文: This is the park where I used to play soccer with my friends.(ここは私が昔よく友達とサッカーをした公園です。)

3. 分詞の形容詞的用法

名詞の前後から修飾する現在分詞(-ing / 「〜している」)と過去分詞(-ed / 「〜された」)の判別です。特に名詞の直後に置かれる後置修飾を瞬時に見抜く必要があります。

型: 名詞 + 現在分詞(〜している名詞) / 名詞 + 過去分詞(〜された名詞)
例文: The language spoken in Brazil is Portuguese, not Spanish.(ブラジルで話されている言語はスペイン語ではなくポルトガル語です。)

4. 受動態の応用表現

基本的な be + 過去分詞 に加え、助動詞を伴う形(can be done)や、現在完了進行形・進行形の受動態(is being repaired)が出題されます。

型: 助動詞 + be + 過去分詞
例文: These plastic bottles must be recycled properly.(これらのペットボトルは適切にリサイクルされなければなりません。)

5. 不定詞と動名詞の使い分け

動詞の直後に不定詞(to + 動詞の原形)をとるか、動名詞(動詞-ing)をとるかの区別は大問1の典型問題です。また、意味上の主語を表す for + 人 + to do も必修です。

型: It is + 形容詞 + for + 人 + to 不定詞
例文: It is necessary for high school students to manage their study time.(高校生が勉強時間を管理することは必要です。

)
動名詞のみを目的語にとる動詞: enjoy, finish, stop, give up, practice など。
不定詞のみを目的語にとる動詞: decide, hope, plan, promise, refuse など。

6. 仮定法の基礎

準2級では、現在の事実と異なる願望や仮定を表す仮定法過去(If + S + 過去形 ..., S' + would / could + 原形 ...)が、会話文や長文で登場します。

型: If + S + 過去形動詞, S' + could / would + 動詞の原形
例文: If I had enough free time, I would join the volunteer activity.(もし十分な自由時間があれば、そのボランティア活動に参加するのですが。)

7. 助動詞の応用表現

義務を表す should や must に加え、推量を表す may、強い確信を表す must be(〜に違いない)、否定の推量を表す cannot be(〜のはずがない)を識別できるようにします。

型: S + must be + 名詞 / 形容詞(〜に違いない)
例文: She has been practicing all day, so she must be very tired.(彼女は一日中練習しているので、とても疲れているに違いありません。)

8. 比較構文の応用

単純な -er than だけでなく、原級を用いた倍数表現(twice as ... as 〜)や、最上級相当の構文が出題されます。

型: A is + 倍数 + as + 原級 + as B
例文: This new smartphone is twice as fast as the old model.(この新しいスマートフォンは古い機種の2倍の処理速度があります。)

過去完了形(大過去)の基本構造
When Ken arrived+the train+had already left

When Ken arrived at the station, the train had already left.ケンが駅に到着したとき、電車はすでに出発してしまっていた。

過去のある時点より前に起きた出来事を表す文の組み立て方です。

大問1(短文空所補充)での文法問題の着眼点

大問1で出題される文法・語法問題を解く際は、文全体を漫然と読むのではなく、空欄の直前直後にある「文法的な手がかり」に素早く注目することが正解率向上のポイントです。

着眼点1: 時制を示すキーワードの一致

文中に含まれる時間表現を見落とさないようにします。たとえば文末に yesterday や two days ago があれば過去形、since last week や for three years があれば完了形、by next Monday があれば未来完了や未来表現を選びます。

また、when や before などの時や条件を表す副詞節の中では、未来のことでも現在形を用いる規則(時・条件の副詞節)も狙われやすいポイントです。

着眼点2: 主語と動詞の態(能動態か受動態か)

空欄に動詞を選ぶ問題では、主語が「その動作を行う側(能動)」なのか「受ける側(受動)」なのかを必ず判定します。主語が物である場合、多くは受動態になります。空欄の直後に前置詞(by, in, with など)が続いている場合は、受動態の過去分詞が入る有力な合図です。

着眼点3: 動詞の語法(後ろに続く形)

動詞の単語の意味だけでなく、「その動詞が直後にどの品詞・前置詞を要求するか」を見ます。たとえば空欄の直後に to + 動詞の原形 がある場合、選択肢の中で tell + 人 + to do や allow + 人 + to do の形をとれる動詞を瞬時に特定します。

代表的な語法パターン主な動詞例文
V + 人 + to do(人に〜するよう…する)ask, tell, want, allow, encourageThe teacher told the students to be quiet.(先生は生徒たちに静かにするように言った。)
V + O + from -ing(Oが〜するのを防ぐ)prevent, stop, keepHeavy rain prevented us from going out.(大雨のため私たちは外出できなかった。)
V + O + for 理由(理由に対してOを…する)thank, praise, blameI thanked my friend for helping me.(手伝ってくれたことに対して友達に感謝した。)
英検準2級に必要な文法一覧のイメージ

長文読解で返り読みを防ぐ文法力の活用法

リーディング試験で時間が足りなくなる最大の要因は、英文を日本語の語順に合わせて後ろから前に戻って訳す「返り読み」です。準2級の長文を素早く正確に読むためには、英文の主要素(主語S、動詞V、目的語O、補語C)と、名詞を修飾する修飾節・修飾句を頭から瞬時に切り分ける文法力が必要です。

1. 後置修飾の始まりに「心のカッコ」を入れる

準2級の長文では、主語と述語動詞の間に長い修飾語句が挟まる構造が頻発します。名詞の直後に「現在分詞(-ing)」「過去分詞(-ed)」「関係代名詞(who / which / that)」「前置詞句」が来たら、その直前でスラッシュを入れ、修飾のかたまりとして認識します。

例文: The students / [who participated in the volunteer program] / learned many valuable skills.
直読直解: 生徒たちは / [ボランティアプログラムに参加した] / 多くの貴重なスキルを学んだ。


このように、who から program までを主語 The students に対する修飾語句として区切ることで、文全体の述語動詞が learned であることが明確になります。

2. 形式主語・形式目的語の構文を前から処理する

It is ... that 〜 や It is ... to do などの構文に出会った際、「〜することは…だ」と後ろから訳すのではなく、「それは…だ、具体的には〜すること」と英語の語順通りに意味を捉えます。

例文: It is important / to reduce plastic waste / in our daily lives.
直読直解: それは重要だ / プラスチックごみを減らすことが / 私たちの日常生活の中で。


この語順処理を徹底することで、リーディング速度は大幅に向上し、リスニングで流れてくる英語も前から順に理解できるようになります。

返り読みを防ぐ2つの処理法
✂️後置修飾の区切り

分詞や関係代名詞の前にカッコを入れ、修飾のかたまりとして捉える

➡️形式主語の前処理

「それは重要だ、具体的には〜」と後ろから戻らず語順通りに意味を掴む

英文を前から順に理解するための区切り方と捉え方のコツです。

ライティングで減点されない安全な構文とNG文法

準2級のライティング(意見論述問題およびEメール問題)において、合格点を確実に獲得する秘訣は「難解な表現を使わず、文法的に絶対に間違えない安全な型を使うこと」です。採点基準には文法(正確さ)が含まれており、スペルミスや時制の不一致、三単現の -s 脱落などは厳しく減点されます。

減点を防ぐ鉄板の安全構文テンプレート

意見論述問題(賛否や是非を問う問題)では、以下の骨組みに語句を当てはめるだけで、文法ミスのない強固なエッセイが完成します。

役割安全なテンプレート構文日本語の意味
自分の主張(冒頭)I agree with this opinion. / I think that S + V.私はこの意見に賛成です。/ 私は〜だと思います。
理由の提示(1点目)First, it is + 形容詞 + for 人 + to do.第1に、人が〜することは…だからです。
具体例・展開For example, S + can + 動詞の原形.たとえば、〜することができます。
理由の提示(2点目)Second, S + also + 動詞の現在形.第2に、〜もまた…するからです。
結論(結び)Therefore, I believe that S + V.それゆえに、私は〜だと信じます。

初心者がやりがちなNG文法ミスと修正例

ライティングの添削で圧倒的に多く見られる4大文法ミスをまとめました。提出前に必ずセルフチェックを行ってください。

表は横にスクロールできます →

ミスの種類NGな英文修正後の正しい英文解説
三単現の -s の付け忘れHe work hard every day.He works hard every day.主語が三人称単数で現在形の場合、動詞に -s / -es が必須です。
1文に動詞が2つあるI am agree with you.I agree with you.agree は動詞なので be 動詞は不要です。最も多い間違いの一つです。
理由を表す接続詞の誤用Because it is convenient.This is because it is convenient.Because で始まる文を単独でピリオドで終わらせてはいけません。主文が必要です。
名詞の単複・冠詞ミスI like book.I like books.可算名詞を無冠詞の単数形で置くことはできません。総称を表す場合は複数形にします。

単語と文法の優先度と最短合格勉強法

「単語暗記と文法対策のどちらを優先すべきか」という点について、効率的なバランスと学習手順を解説します。

時間配分の黄金比は「単語7:文法3」

準2級の合否を分ける最大の要素は語彙力です。大問1の約8割が語彙問題であり、長文読解でも単語が分からなければ文脈が追えません。そのため、勉強時間全体の約7割は語彙(単語・熟語)のインプットに充て、残り3割を文法の理解と整理に充てるのが最も費用対効果の高いバランスです。

最短合格への3ステップロードマップ

  1. ステップ1:中学文法の総復習(1〜2週間)
    3級レベルの中学全範囲の英文法に抜けがないか確認します。特に受動態、現在完了、不定詞の3用法、関係代名詞の主格・目的格が曖昧な場合は、準2級の問題集に入る前に中学総復習ドリル等で穴を埋めます。
  2. ステップ2:準2級頻出文法を長文・ライティングの「型」としてインプット(2〜3週間)
    分詞の後置修飾、関係副詞、仮定法などの頻出項目を例文とともに頭に入れます。この際、ただ文法問題を解くだけでなく、音読を通じて「英語の語順のまま理解する訓練」を取り入れます。
  3. ステップ3:過去問演習とライティング添削によるアウトプット(3〜4週間)
    実際の過去問を解き、大問1の文法問題で間違えた原因を分析します。また、書いたライティングをセルフチェックシート(三単現、時制、可算名詞の複数形など)と照らし合わせ、文法ミスをゼロにする修正作業を繰り返します。
最短合格への3ステップ手順
1中学文法復習

受動態や現在完了など3級範囲の抜けを1〜2週間で埋める

2頻出文法インプット

分詞や関係副詞などの型を例文や音読とともに2〜3週間で定着

3過去問と添削

3〜4週間で大問1の原因分析とライティングのミス修正を行う

中学文法の確認から過去問演習まで、合格に必要な学習の手順です。

次の疑問配分の大きい語彙力を効率よく強化したいなら、英検準2級 単語攻略ガイドで覚えるべき優先順位がわかります。

準2級文法に最適な参考書・問題集の選び方

準2級の文法学習において最も避けるべき失敗は、「高校生用の分厚い総合英語参考書や大学受験用の網羅型文法問題集(1000問以上収録されたもの)」に手を出してしまうことです。これらは準2級の出題水準を大きく超えるマニアックな文法事項や例外事項を多く含んでおり、消化不良に陥って挫折する原因になります。

選ぶべき教材の2大条件

  1. 英検準2級に特化した専用教材
    「英検準2級の総合対策書」や「英検準2級用の単語帳」に付属している文法解説ページを活用するのが最も効率的です。出題頻度の高い項目だけに絞り込まれているため、無駄がありません。
  2. 中学英語の復習と高校基礎が1冊にまとまった薄いドリル
    中学英語に少しでも不安がある場合は、高校入試レベルの中学英語総復習問題集、あるいは高校1年向けのごく平易な基礎英文法ワークを1冊仕上げるだけで十分です。

分厚い本を1周するよりも、基礎的な薄い問題集や過去問を2〜3周して知識を定着させる方が、はるかに短期間で確実にスコアを伸ばすことができます。

選ぶべき教材と避けるべき教材

選ぶべき教材

  • 準2級に特化した総合対策書や単語帳付属の解説
  • 出題頻度の高い項目だけに絞り込まれている
  • 2〜3周して知識を定着できる基礎的な薄い問題集

避けるべき教材

  • 高校生用の分厚い総合英語参考書
  • 1000問以上収録された大学受験用の網羅型問題集
  • 準2級水準を超えるマニアックな事項や例外が多い本

挫折を防ぎ短期間でスコアを伸ばすための教材選びの基準です。

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理解度チェック

Q1. 大問1(短文語句空所補充)における文法問題の特徴はどれ?

  1. 全20問のうち約15問を占める
  2. 配点は全体の約2割から2割5分程度である
  3. 長文読解やライティングには影響しない
  4. 大学受験レベルの例外事項が多く問われる
答えを見る

正解: B. 配点は全体の約2割から2割5分程度である
大問1の文法問題は全20問中4〜5問で、配点は全体の約2割から2割5分程度です。

Q2. ライティングで初心者がやりがちなNG文法ミスと正しい英文は?

  1. 「I like books.」ではなく「I like book.」と書く
  2. 「He works hard every day.」と三人称単数のsを付ける
  3. 「I am agree with you.」ではなく「I agree with you.」とする
  4. 「Because」で始まる文を単独でピリオドで終わらせる
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正解: C. 「I am agree with you.」ではなく「I agree with you.」とする
agreeは動詞のためbe動詞は不要で、「I agree with you.」が正しい形です。

Q3. 英検準2級の合格に向けた学習法として適切なものはどれ?

  1. 勉強時間全体の7割を文法、3割を単語に充てる
  2. 1000問以上収録された大学受験用の網羅型問題集を使う
  3. 長文読解では日本語の語順に合わせて返り読みをする
  4. 基礎的な薄い問題集や過去問を2〜3周して定着させる
答えを見る

正解: D. 基礎的な薄い問題集や過去問を2〜3周して定着させる
分厚い本を避けて、基礎的な薄い問題集や過去問を複数周することが推奨されています。

英検準2級の文法まとめ:使役動詞と知覚動詞の頻出構文

英検準2級で3級との大きな違いとなる高校基礎文法が、使役動詞(make / have / let)と知覚動詞(see / hear)です。これらは「主語 + 動詞 + 目的語 + 原形不定詞(動詞の原形)」の語順をとり、空所に to 不定詞を選ばせるひっかけ問題が大問1で頻出します。

動詞の分類動詞意味合い例文
使役動詞make強制的に〜させるMy mother made me clean my room.(母は私に部屋の掃除をさせました。)
使役動詞have当然のこととして〜してもらうThe teacher had the students read the textbook.(先生は生徒たちに教科書を読ませました。)
使役動詞let〜することを許可するMy father let my brother drive his car.(父は兄に自分の車を運転させてくれました。)
知覚動詞see〜が…するのを見るI saw a boy cross the street alone.(私は男の子が一人で通りを渡るのを見ました。)
知覚動詞hear〜が…するのが聞こえるWe heard someone play the piano in the music room.(私たちは音楽室で誰かがピアノを弾いているのを聞きました。)

長文読解においても、「誰が」「誰に」「何をさせたのか・見届けたのか」という主述関係を取り違えると意味を大きく誤読する原因になります。目的語の直後に動詞の原形が続く形を見たら、使役または知覚の構文であると瞬時に見抜く練習を重ねましょう。

英検準2級ライティング(Eメール問題)で使える文法まとめ

新形式で導入されたEメール問題では、相手への返信やお礼を述べる導入、質問への回答、そして指定された事柄について2つの疑問文を正確に書く文法力が求められます。疑問文の語順ミスや時制の不一致は即座に減点対象となるため、安全な定型パターンを型として身につけておくことが重要です。

メール内の役割鉄板の文法パターン例文
メールの冒頭Thank you for + 名詞 / 動名詞.Thank you for your email about the festival.(お祭りについてのメールをありがとうございます。)
質問への回答Regarding your question, I think that S + V.Regarding your question, I think that the event will be held indoors.(ご質問について、そのイベントは屋内で開催されると思います。)
具体的な提案Why don't we + 動詞の原形? / How about + 動名詞?Why don't we meet at the station at ten?(10時に駅で会いませんか?)
丁寧な質問(疑問詞)Where [When / What time] will S + 動詞の原形?What time will the meeting start tomorrow?(明日は何時に会議が始まりますか?)
丁寧な質問(可否)Could you please tell me + 疑問詞 / if 節?Could you please tell me if we need to bring lunch?(昼食を持参する必要があるか教えていただけますか?)

Eメール問題で特に失点しやすいのが、疑問文における助動詞や do / does / did の抜け落ちです。平叙文の語順のまま末尾に疑問符を付けるような文法ミスを避け、上記の基本文型に語句を当てはめて記述しましょう。

英検準2級の大問1で迷わない文法ひっかけパターンと消去法

大問1の文法問題では、形が似ている選択肢を並べて文構造の把握力を試す「ひっかけ問題」が定番化しています。文全体を漫然と眺めるのではなく、空所の前後から品詞や態を特定し、選択肢を消去していく手順を押さえておくことで、ケアレスミスを大幅に減らせます。

ひっかけの型紛らわしい選択肢の並び見分けるポイントと消去法
使役・知覚の補語原形 / to do / doing / 過去分詞空所の前に make / have / let / see / hear があれば to do は即座に消去し、原形を選ぶ。
動名詞・不定詞の目的語to do / doing / 原形 / 三単現-s直前の動詞を確認。mind, enjoy, give up, finish の直後なら to do を消去し動名詞を選ぶ。
分詞の後置修飾-ing / -ed / 過去形動詞 / 原形文全体の述語動詞(V)が別にあるかを確認。すでに述語動詞があれば過去形や現在形の選択肢を消去する。
受動態 vs 能動態is clean / cleans / was cleaned主語が動作主か対象かを確認。主語が「物」で後ろに目的語の名詞がなければ能動態の選択肢を消去する。

選択肢を見た瞬間に「何が問われている単元か(時制か、語法か、準動詞か)」を分類し、文法的にあり得ない選択肢を2つ即座に消す消去法を身につけると、本番での解答スピードと安定感が格段に高まります。

よくある質問

Q. 準2級の文法は中学英語だけで合格できますか?
中学文法だけでは合格は困難です。7割程度はカバーできますが、関係副詞や分詞の後置修飾など高校基礎文法が出題され、長文読解やライティングで大きな失点につながります。
Q. 大問1の文法問題は何問くらい出題されますか?
筆記大問1の全15問中、文法や語法を直接問う問題は4〜5問程度です。残りの多くは単語・熟語の意味を問う問題であるため、語彙学習との並行が不可欠です。
Q. 高校用の分厚い文法問題集を買うべきですか?
買うべきではありません。大学受験用の網羅的な問題集は準2級には難しすぎます。英検準2級専用の対策本や、高校基礎レベルの薄い文法問題集で十分対応可能です。
Q. ライティングで文法ミスを減らすにはどうすればよいですか?
書き終えた後に「三人称単数の-s」「時制の一致」「数えられる名詞の冠詞(a/an)や複数形の-s」の3点を必ず確認するセルフチェックを行うことが効果的です。
Q. 長文読解で文法が分からないときの対策は?
過去問の英文を1文ずつスラッシュで区切り、主語(S)と動詞(V)を特定する精読練習を行いましょう。特に名詞を後ろから修飾する分詞や関係詞を判別する練習が有効です。
Q. 新形式のEメール問題ではどの時制を意識して書くべきですか?
相手のメールで尋ねられている出来事が「過去の感想」なのか「これからの予定」なのかに応じて、過去形と未来表現(will や be going to)を明確に使い分けます。また、質問を投げかける文では、予定を聞く未来表現や丁寧な依頼を表す Could you ... ? を活用すると時制の不一致による減点を防げます。
Q. 使役動詞の文で後ろに to 不定詞を選んでしまうミスを防ぐには?
want + 人 + to do や tell + 人 + to do など中学で習った「動詞 + 人 + to 不定詞」の印象が強いために起きるミスです。準2級対策では「make / have / let の後ろは動詞の原形が直接来る」という例外ルールを声に出して例文ごと暗記し、識別を自動化するのが有効です。

2026年10月12日更新・モチタン辞典編集部

関係する文法現在完了形の使い方関係代名詞(who・which・that)の使い方仮定法の基本(仮定法過去・過去完了)