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英検5級の英作文対策と並べ替え問題の解き方

英検5級の英作文対策と並べ替え問題の解き方

英検5級に手書きで英文を書く記述式の英作文(ライティングテスト)はありません。試験はリーディングとリスニングの全問マークシート方式です。受験者が「英作文」と呼んでいるのは、日本文に合わせて語句を並べ替えるリーディング大問3「語句整序」のことです。

単語のつづりを正確に書く練習よりも、正しい語順を見極めるルールの理解が合格への最短ルートになります。

英検5級に記述の英作文はない!試験の基本形式

英検5級の一次試験には、記述式の英作文は一切出題されません。問題用紙に鉛筆で英文を自作して書く形式ではなく、すべての問題をマークシートに鉛筆で塗りつぶして解答します。

一次試験の構成は以下の通りです。

表は横にスクロールできます →

セクション問題形式試験時間問題数
リーディング(筆記)マークシート方式(四者択一)25分25問
リスニングマークシート方式(三者択一/絵・会話文)約20分25問

なお、コンピュータ端末等を使って音声を吹き込む録音型のスピーキングテストも用意されていますが、これは一次試験の合否には一切影響しません。スピーキングテストを受けなくても、筆記とリスニングのマークシート試験で合格基準を満たせば英検5級の合格証書が交付されます。

そのため、試験対策として「英単語のスペルをノートに何回も書いて覚える」「自分で英語の文を紙に書く」といった記述練習に長い時間を割く必要はありません。

マークシート試験のリスニングで着実に得点したい方は、英検5級のリスニング対策:形式・コツ・勉強法を参考にしてください。

次の疑問英作文以外の問題構成も気になる方は、英検5級の長文問題の有無をまとめた解説も確認してみてください。

英作文と呼ばれる大問3「語句整序」の出題形式

検索で調べられている「英検5級の英作文」の正体は、リーディング(筆記試験)の最後に出題される大問3「日本文付き短文の語句整序」です。

この大問3は、日本語の文と、一部が空欄になった英文、そしてバラバラに並んだ4つの選択肢が与えられます。日本語の意味に合うように選択肢を並べ替え、指定された位置(主に2番目と4番目)に入る語句の番号の組み合わせを選ぶ問題です。

大問3の出題イメージ

【問題例】
日本文:私は放課後にテニスをします。
英文:(  ) ( [ 2番目 ] ) (  ) ( [ 4番目 ] ) school.
選択肢:
1. play
2. I
3. after
4. tennis

正しい語順に並べると I play tennis after school. となります。このとき、2番目に来るのは play(1)、4番目に来るのは after(3)です。したがって、解答用紙には「1」と「3」のマーク欄をそれぞれ塗ることになります。

大問3は全5問出題されます。記述式ではありませんが、日本語から正しい語順の英語を組み立てる力を見るため、「選択式の英作文問題」と呼ぶことができます。

この記事に出てくる英単語(イラスト・音声つきの辞典ページへ)

大問3の並べ替え問題を確実に解く3ステップ

大問3で高得点を取るためには、勘で解くのではなく、決まった手順で英文を組み立てることが大切です。小学生や英語初心者でも迷わない3つのステップを紹介します。

ステップ1:文の先頭になる「主語(だれが)」を決める

英語は基本的に「だれが」から始まります。日本文を見て「〜は」「〜が」にあたる語を最初に見つけます。
例:I(私は)、Ken(ケンは)、My mother(私の母は)、We(私たちは)

ステップ2:主語の直後に置く「動詞(どうする)」を決める

日本語では「〜をします」「〜です」と文末に来る動作や状態を表す言葉が、英語では主語のすぐ後ろに来ます。ここが日本語と最も異なるポイントです。
一般動詞(play、like、have、go など)または be動詞(am、is、are)を選択肢から探して、主語の右側に置きます。

ステップ3:残った語で「ナニを・ドコで・イツ」の順に並べる

動詞が決まったら、残った言葉を「ナニを(目的語)」「ドコで(場所)」「イツ(時)」の順番で並べます。
場所や時を表す言葉(in the park、at seven、on Sunday など)は、通常文の一番後ろに置かれます。

マークミスを防ぐメモ書きの手順

頭の中だけで並べ替えようとすると、2番目と4番目の番号を取り違えるミスが起きます。必ず問題用紙の余白に数字を書き込んで解きましょう。

  1. 並べ替えたい文の全体を、番号でメモする(例:2 - 1 - 4 - 3)。
  2. 問題文の「2番目」の空欄の上に「1」、「4番目」の空欄の上に「3」と丸をつける。
  3. マークシートの該当する列に間違いなく塗る。

このメモ書きを徹底するだけで、うっかりミスをゼロに抑えることができます。

並べ替え問題を解く3ステップ
1主語を決める

文の先頭になる「だれが」を見つける

2動詞を決める

主語の直後に置く「どうする」を選ぶ

3残りを並べる

「ナニを・ドコで・イツ」の順で置く

だれが・どうするを決めてから、残りの語順を整理します。

英検5級で頻出の語順パターン5選

英検5級の大問3で出題される英文は、基本的な型が決まっています。以下の5つの語順パターンを覚えるだけで、ほとんどの問題に対応できます。

1. 肯定文(主語 + 動詞 + 対象)

最も基本となる語順です。動作の対象(ナニを)が動詞の後ろに来ます。
・I like soccer very much.(私はサッカーがとても好きです。)
・My father has a new car.(私の父は新しい車を持っています。)

2. 否定文(don't / doesn't / not)

一般動詞の否定文は動詞の前に don't または doesn't を置きます。be動詞の場合は後ろに not を置きます。


・We do not know his name.(私たちは彼の名前を知りません。)
・She is not in the kitchen.(彼女は台所にいません。)

3. 一般的な疑問文(Do / Does / be動詞)

質問文では、文頭に Do、Does、または be動詞(Are、Is)が出ます。文末にはクエスチョンマークが付きます。
・Do you study English every day?(あなたは毎日英語を勉強しますか?)
・Is this your notebook?(これはあなたのノートですか?)

4. 疑問詞を使った疑問文(What / Where / When など)

「何を」「どこで」「いつ」などを尋ねる疑問詞が文の一番最初に来ます。その直後に疑問文の語順(助動詞や be動詞)が続きます。
・What time do you get up?(あなたは何時に起きますか?)
・Where is my bag?(私のカバンはどこにありますか?)

5. 命令文・Let'sの文

主語がなく、動詞の原形から始まる文です。「〜しましょう」と誘うときは Let's + 動詞の原形となります。
・Please open the window.(窓を開けてください。

)
・Let's play baseball this afternoon.(今日の午後、野球をしましょう。)

英検5級の頻出語順パターン
📝肯定文

主語+動詞+対象(例:I like soccer)

❌否定文

don'tやnotを動詞の前後に置く

❓疑問文

文頭にDo/Does/be動詞を出す

🔍疑問詞の文

文頭にWhatやWhereなどを置く

大問3で頻出する5つの基本文型と具体例です。

英検5級に英作文はある?のイメージ

次の疑問語順とあわせて出題される文法ルール全体を押さえたいときは、英検5級の出題文法範囲まとめが役立ちます。

記述式の英作文は何級から?級別の出題比較

英語検定において、自分で鉛筆を持って英文を書き上げる「記述式ライティングテスト(英作文)」が始まるのは何級からなのかを整理しました。

表は横にスクロールできます →

級一次試験の形式英作文(ライティング)の有無出題内容
5級全問マークシートなし(記述なし)並べ替え問題(大問3)のみ
4級全問マークシートなし(記述なし)並べ替え問題(大問3)のみ
3級マークシート + 記述式あり(記述式)Eメール(15〜25語)と英作文(25〜35語)を記述
準2級マークシート + 記述式あり(記述式)Eメール(40〜50語)と英作文(50〜60語)を記述

表の通り、4級までは記述式の英作文はありません。マークシートの並べ替え問題が出題されるのも4級までです。

3級になると、Eメール問題(15〜25語)と英作文(25〜35語)のライティングテストが必須になります。配点割合も全体の約3分の1を占めるため、3級以降はスペルや文構造を正確に自作する対策が必要になります。

スペルを書く練習は不要?最短合格の学習法

英検5級の対策を始める際、多くの保護者や学習者が「単語のつづりをノートに10回ずつ書いて覚える」という学習をしてしまいがちです。しかし、5級の短期合格を目指す上では、この方法は効率的ではありません。

5級対策でスペル練習を後回しにしてよい理由

英検5級は全問マークシート方式です。単語のつづりを1文字も間違えずに手書きできなくても、以下の2点ができれば満点で合格できます。

Wednesday(水曜日)や beautiful(美しい)といった長い単語の正確なつづりを覚える作業には多くの時間がかかります。その時間を「単語を見て意味を言う練習」や「音声を聞いて意味を理解する練習」に充てる方が、得点に直結します。

将来の3級を見据えた基礎作りのバランス

ただし、「一生スペルを書かなくてよい」わけではありません。3級に進むと手書きの英作文が課されます。そこでおすすめなのが以下の役割分担です。

対象の語句5級の段階で必要な到達度理由・具体例
基本代名詞・be動詞正しく書けるようにするI, you, he, is, can など、文の骨組みになる超基本語
一般の名詞・形容詞見て意味が分かれば合格library, delicious など、マークシートで選べれば十分な語

すべての単語を書けるようにする必要はありません。まずは「見てわかる語」を増やし、合格を優先させましょう。

まずは意味の理解を優先したい方は、英検5級によく出る単語200で頻出語を確認してみましょう。

英語が初めての小学生へ語順を教える家庭学習法

小学生や英語学習を始めたばかりのお子さまにとって、日本語と英語の語順の違いは最大のつまずきポイントです。家庭で無理なく語順感覚を身につけるための具体的な練習法を紹介します。

「だれが + どうする + なにを」の箱を用意する

文法用語(主語、述語動詞、目的語)を使わず、3つの「言葉の箱」をイメージさせます。

「英語は『だれが』のすぐ隣に『どうする』を置くんだよ」と伝え、カードを使って並べ替える遊びを取り入れると、小学生でも直感的に理解できるようになります。

1日1文の「口頭英作文」トレーニング

ノートに英文を書かせる代わりに、声に出して英文を作る「口頭英作文」が効果的です。耳と口を使うことで、英語の語順が自然と体に染み込みます。

  1. 保護者が日本語を言う:「私はペンを持っています。」
  2. 子どもが英語で答える:I have a pen.
  3. 保護者が日本語を言う:「彼女は走ることができます。」
  4. 子どもが英語で答える:She can run.

1日2〜3分、身近な5級レベルの例文を声に出して言う習慣をつけるだけで、並べ替え問題を解くスピードが上がり、将来の3級ライティングやスピーキングの土台にもなります。

英語の語順の基本ルール
だれが(主語)+どうする(動詞)+なにを(目的語)

I play soccerわたしは サッカーを する

日本語と異なり、「だれが」のすぐ隣に「どうする」を置きます。

毎日の口頭練習には、短文を声に出して覚えられる英検5級の例文集を活用するのがおすすめです。

次の疑問語順以外の学習手順や全体の進め方を知りたいときは、小学生向けの英検5級対策と勉強法を参考にしてください。

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英検の疑問をすべて見る「英検5級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検5級の一次試験に関する説明として正しいものはどれ?

  1. 記述式の英作文が2問出題される
  2. スピーキングを受けないと一次は不合格になる
  3. すべての問題をマークシートで解答する
  4. 単語の正確なスペルを手書きする問題がある
答えを見る

正解: C. すべての問題をマークシートで解答する
英検5級の一次試験は記述式がなく、全問マークシート方式です。スピーキングテストを受けなくても合否に影響はありません。

Q2. 大問3の解き方で、主語と動詞の後に並べる正しい順序は?

  1. イツ(時)→ ナニを → ドコで
  2. ナニを → ドコで(場所)→ イツ(時)
  3. ドコで(場所)→ イツ(時)→ ナニを
  4. ドコで(場所)→ ナニを → イツ(時)
答えを見る

正解: B. ナニを → ドコで(場所)→ イツ(時)
本文のステップ3では、動詞が決まったら残った言葉を「ナニを(目的語)」「ドコで(場所)」「イツ(時)」の順番で並べると説明されています。

Q3. 本文の頻出パターンに合う正しい語順の英文はどれ?

  1. I soccer like very much.
  2. Do you study English every day?
  3. What you do get up time?
  4. Let's baseball play this afternoon.
答えを見る

正解: B. Do you study English every day?
一般的な疑問文は文頭にDoなどが来ます。他の選択肢は動詞と対象の位置や、疑問詞・Let'sの語順が本文の説明と異なり誤りです。

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よくある質問

Q. 英検5級に記述の英作文はありますか?
ありません。英検5級の筆記試験は全問マークシート方式です。英作文と呼ばれる問題の正体は、大問3の「日本文付き短文の語句整序(並べ替え問題)」です。
Q. 大問3の並べ替え問題は何問出ますか?
大問3は全部で5問出題されます。筆記試験(リーディング)全25問のうちの5問を占めており、合格に向けて確実に得点しておきたいパートです。
Q. 英検5級対策で単語を書く練習は必要?
合格だけを目的にするなら不要です。マークシート方式のため、単語のつづりを書けなくても、見て意味が分かり、発音を聞き取れれば合格できます。
Q. 記述式の英作文テストは何級から始まりますか?
英検3級から始まります。3級ではEメール(15〜25語)と英作文(25〜35語)の記述式のライティングテストが課されます。
Q. 大問3のマークシートでよくあるミスは何ですか?
並べ替えた4つの単語のうち、問題文で指定された「2番目」と「4番目」の番号を取り違えてマークするミスです。問題用紙に全体の数字の並びをメモして防ぎましょう。

2026年10月9日更新・モチタン辞典編集部