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英検5級に長文読解はある?出題内容と解き方のコツ

英検5級に長文読解はある?出題内容と解き方のコツ

英検5級のリーディング(筆記)試験には、長文読解問題は1問も出題されません。試験内容は「短文の語句空所補充」「会話文の文空所補充」「日本文付き短文の語句整序(並び替え)」の3形式・計25問のみです。

まとまった英文のパッセージや説明文を読む必要はないため、長文対策ではなく、基本単語の暗記と一文の語順ルールの理解を優先して進めることが合格への最短ルートです。

英検5級に長文問題はある?出題形式と問題数の一覧

英検5級を受験するにあたって「どのような長文問題が出るのか」と不安を感じる方が多くいますが、英検5級の筆記試験には長文読解(パッセージ問題)は一切ありません。出題されるのは、短い1文または2〜3往復の対話文を読んで答える問題だけです。

一次試験のリーディングは試験時間が25分、問題数は全25問で、すべて4肢選択式のマークシート形式です。各大問の形式と問題数は次のように決まっています。

表は横にスクロールできます →

大問問題形式問題数出題内容の概要
大問1短文の語句空所補充15問短い英文の空所に当てはまる単語・熟語・文法を選ぶ問題
大問2会話文の文空所補充5問2人の短い会話の空所に当てはまる適切な発言を選ぶ問題
大問3日本文付き短文の語句整序5問日本文の意味に合うように4つの語句を正しく並び替える問題

このように、英検5級の筆記問題は合計25問で構成されており、段落に分かれた長いストーリーや説明文を読み進める問題は含まれていません。

なぜ「英検5級に長文読解がある」と勘違いされるのか

長文が出題されないにもかかわらず、多くの受験生や保護者が長文対策を気にする理由は主に2つあります。1つ目は、大問2の「会話文」で複数のセリフが並ぶ様子や、大問3の「並び替え」で英文が長く見える形式を、初学者が「長い文章を読む問題」と捉えてしまうためです。

2つ目は、英検の上位級(4級以上)の過去問や一般的な英語の試験情報を見て、5級にも同様のパッセージ問題があると連想してしまうためです。実態としては1文ごとの正確な理解が問われる試験ですので、長文用の特別な速読練習などは不要です。

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長文読解は英検4級から!5級と4級の出題範囲の違い

まとまった文章を読み取る「長文読解問題」が正式に登場するのは、英検5級の次の段階である英検4級からです。5級と4級のリーディング試験の違いを整理すると、難易度と出題形式の差が明確になります。

項目英検5級英検4級
筆記試験時間25分35分
リーディング問題数25問35問
長文読解の有無なし(0問)あり(大問4で計10問)
長文の種類—掲示・案内文、Eメール、説明文
文法範囲現在形、現在進行形、助動詞 can など過去形、未来表現、助動詞、比較など

英検4級になると、ポスターや掲示物を見て日時・場所を答える問題や、日常的なEメールのやり取り、短い説明文(パッセージ)を読んで設問に答える長文読解(大問4)が追加されます。

英検5級を受験する段階では、長文読解の解き方に頭を悩ませる必要はありません。まずは5級で出題される単語・定型表現・基礎的な語順を確実に定着させることが、将来的に4級の長文読解を難なく突破するための土台となります。

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次の疑問次の目標として4級の長文を意識し始めた方は、英検4級の長文読解問題と解き方で具体的な出題形式や読み方のコツを確認しておくと安心です。

英検5級リーディング大問別の特徴と解き方のコツ

英検5級のリーディング全25問をスムーズに解くために、大問ごとの特徴と具体的な解法アプローチを解説します。

大問1:短文の語句空所補充(15問)の解き方

大問1は、1文の中に空所(カッコ)が1つあり、文脈に最も適した語句を4つの選択肢から選ぶ問題です。15問のうち約10問が単語・熟語の意味を問う知識問題で、残りの約5問がbe動詞・一般動詞・代名詞・前置詞などの基礎文法を問う問題です。

解き方の手順は以下の通りです。

  1. 空所の前後だけでなく、文の最初から最後まで通して読む。
  2. 文全体の意味を把握し、主語が誰か、時制が現在なのかを確認する。
  3. 選択肢の単語を1つずつ代入して意味が自然に通じるかを確かめる。

例文を見てみましょう。

I (   ) soccer in the park every Sunday.
1: plays 2: play 3: playing 4: played

主語が I で、every Sunday(毎週日曜日)という習慣を表す表現があるため、動詞の現在形原形である play(選択肢2)が正解になります。三単現の -s の有無や代名詞の格変化(he, his, him)など、基本ルールを正確に覚えているかが得点の鍵です。

大問2:会話文の文空所補充(5問)の解き方

大問2は、AさんとBさんの2〜3往復の対話文を読み、空所に入る適切な発言を選ぶ問題です。多くの場合、質問に対する返答、または返答に対する質問のどちらかが空所になっています。

解き方のコツは、疑問詞(Wh-語)と応答の定番パターンを結びつけて考えることです。

日常会話の定型フレーズ(You're welcome.「どういたしまして」、Here you are.「どうぞ」など)も頻出するため、会話の場面をイメージしながら解き進めましょう。

大問3:日本文付き短文の語句整序(5問)の解き方

大問3は、提示された日本文に合うように、バラバラになった4つの英語表現を正しい順番に並び替える問題です。マークシートでは、並び替えた後の「2番目」と「4番目」にくる選択肢の番号をマークします。

この整序問題は文法の語順ルールが分かっていないと勘で解くことになりがちですが、一定の解法プロセスを身につければ確実に満点が狙えます。

大問2:疑問詞と応答パターンの対応

Where(どこ)

  • 場所を表す前置詞で答える
  • 例: at the park, in my room

When / What time

  • 時間や曜日で答える
  • 例: at seven, on Sunday

Do you ~?

  • YesまたはNoで答える
  • 例: Yes, I do. / No, I don't.

Can you ~?

  • 依頼への応答をする

疑問詞の質問に対して答えるべき内容の組み合わせです。

大問3の並び替え問題を攻略する3つのステップ

大問3の整序問題を小学生や英語初学者が解く際、頭の中だけで考えようとすると順番が混乱しやすくなります。問題用紙の余白に鉛筆で実際に書き込みながら解く「3ステップ手順」を身につけましょう。

ステップ1:日本文から「だれが(主語)」と「どうする(動詞)」を見つける

英語は基本的に「主語 + 動詞」の順番で文が始まります。まずは日本文を見て、主語と動詞に対応する英単語を4つの選択肢の中から選び出します。

例題:
私の兄は毎日英語を勉強します。
My brother (   )(   )(   )(   ) every day.
選択肢: 1: studies 2: English 3: hard 4: very

すでに英文の冒頭に主語である My brother が与えられています。次に必要なのは「どうする」にあたる動詞です。選択肢の中で動詞は studies(勉強する)のみですので、1番目に来る語は studies だと決まります。

ステップ2:動詞のあとに「なにを(目的語)」をつなげる

動詞の次には、その動作の対象となる目的語「なにを」を配置します。「何を勉強するのか」を考えると、選択肢の English(英語を)が続きます。

ここまでの並び:
My brother studies English ...

ステップ3:残った語句(修飾語)を組み合わせて完成させる

残った選択肢は hard(熱心に)と very(とても)の2つです。「とても熱心に」は very hard というセット表現になるため、very のあとに hard を置きます。

完成した英文:
My brother studies English very hard every day.
並び順: 1 (studies) → 2 (English) → 4 (very) → 3 (hard)

問題で問われているのが「2番目と4番目に入るものの組み合わせ」であれば、2番目の「2」と4番目の「3」をマークします。このように「主語 → 動詞 → 目的語 → 修飾語」の順でパズルのように組み立てることで、ケアレスミスを大幅に減らせます。

並び替え問題の3ステップ手順
1主語と動詞

日本文から「だれが」「どうする」を見つけて選択肢から選ぶ

2目的語をつなぐ

動詞のあとに「なにを」にあたる語を配置する

3修飾語を完成

残った語句をセット表現などで組み合わせて文を完成させる

主語と動詞から順番に組み立てる解法手順です。

英検5級に長文問題はある?のイメージ

次の疑問語順のルールがあやふやに感じる場合は、英検5級の出題文法範囲まとめで並び替えによく出る文の型を整理しておきましょう。

英検5級リーディング25分の理想的な時間配分

英検5級の筆記試験時間は25分間です。25問を25分で解くため、単純計算で1問あたり1分使えますが、実際には見直しやマークシートの記入ミス確認の時間を確保する必要があります。

表は横にスクロールできます →

大問問題形式問題数目標所要時間1問あたりの目安
大問1短文の語句空所補充15問10分〜12分約45秒
大問2会話文の文空所補充5問4分〜5分約50秒
大問3日本文付き短文の語句整序5問5分〜6分約1分10秒
見直しマークのズレ・空欄チェック—3分〜4分—

大問1は知っていればすぐ解ける知識問題が多いため、テンポよく解いて10分から12分程度で終えるのが理想です。分からない問題で2分以上止まってしまうと後半の大問3で時間が足りなくなります。迷った問題には問題用紙に印をつけ、ひとまずマークを塗ってから先へ進みましょう。

大問3の並び替えは語順を慎重に考える必要があるため、1問あたり1分強の時間を配分します。最後に最低3分を残して、マークシートの段ズレがないか、塗り残しがないかを確認してください。

長文対策の代わりに優先すべき5級の合格勉強法

長文読解が出題されない英検5級において、合格点を取るために最も優先順位が高い勉強法は次の3点です。

1. 頻出単語・熟語の反復暗記(最優先)

英検5級の合否を左右するのは単語力です。大問1の15問中大半が単語の知識で解けるだけでなく、リスニングでも知っている単語がそのまま得点源になります。

身の回りの名詞(家族、学校、動物、食べ物、スポーツ、曜日、月、季節など)や、日常でよく使う動詞(play, watch, like, have, go, eat など)、形容詞(big, new, good, happy など)を中心に覚えます。

スペルを完璧に書ける必要はありません。単語を見て「日本語の意味」がパッと思い浮かぶ状態を目指しましょう。

2. 疑問詞と基本の文法パターンの整理

文法学習では、以下の項目を重点的に押さえておきます。

3. 声に出す音読トレーニング

英検5級のテキストに載っている例文や会話文を、音声を聞きながら声に出して読む「音読」を繰り返します。英語の語順感覚が耳と口に染み込むため、大問3の整序問題を解くときに「声に出してみるとこの順番が一番しっくりくる」という直感が働くようになります。

また、音読は筆記試験だけでなくリスニング対策にも直結する極めて効果的な学習法です。

英検5級合格のための優先勉強法3選
📖頻出単語・熟語の暗記

身の回りの名詞や基本動詞・形容詞を日本語の意味が出る状態にする

✍️基本文法パターンの整理

be動詞・一般動詞・助動詞can・現在進行形・疑問詞を押さえる

🗣️声に出す音読練習

例文や会話文を音読して語順感覚を身につけ、リスニング力も高める

長文対策の代わりに優先して取り組むべき3つの学習法です。

英語の文が苦手な小学生のための読解トレーニング法

小学生や初学者が「英語の文が2〜3行並ぶだけで読むのを嫌がる」場合、長文を読ませるのではなく、短い文を意味のかたまりで区切って読む練習が効果的です。次の3ステップでトレーニングを進めましょう。

ステップ1:スラッシュリーディングで文を区切る

一続きの英文を単語の羅列として眺めてしまうと、どこで意味が切れるのかが分からず苦手意識が生じます。文の構造ごとに斜線(スラッシュ)を入れる練習を取り入れます。

例:
Ken plays soccer / in the park / after school.
(ケンはサッカーをします / 公園で / 放課後に)

「だれが何をする / どこで / いつ」という3つのパーツに分けることで、長い1文も短い情報の組み合わせに過ぎないことが理解できるようになります。

ステップ2:指差し音読で語順通りに意味をつかむ

英語を日本語の語順に直して後ろから戻って訳す「返り読み」をすると、読むスピードが落ちて混乱します。英文を指でなぞりながら音読し、スラッシュで区切った順番のまま意味を前から理解していく練習を行います。

ステップ3:主語と動詞に丸をつけるゲーム感覚の演習

過去問や練習問題を解く際、英文を見たらまず「主語(だれが)」を青い鉛筆で、「動詞(どうする)」を赤い鉛筆で囲む作業をルール化します。主語と動詞を最初に見つける癖がつくと、大問1・大問2・大問3のすべての問題で英文の骨組みを瞬時に見抜けるようになります。

小学生向け読解トレーニング3ステップ
1スラッシュ区切り

意味のまとまりごとに斜線を入れて短いパーツに分ける

2指差し音読

文を指でなぞりながら音読し、語順通りに前から意味をつかむ

3主語と動詞の印付け

主語を青、動詞を赤で囲み、英文の骨組みを瞬時に見抜く

英語の文への苦手意識をなくすための練習手順です。

次の疑問お子さんの学習ペースに合わせた進め方を知りたいときは、小学生の英検5級対策と勉強法が毎日の家庭学習のヒントになります。

一次試験合格基準とリスニング戦略・4級への橋渡し

英検5級の一次試験を確実に突破するために、合否判定の仕組みとリスニング試験の重要性を把握しておきましょう。

一次試験の合格基準スコア(英検CSEスコア)

英検5級の一次試験は「英検CSEスコア」で合否が判定されます。満点は850点(リーディング425点/リスニング425点)で、合格基準スコアは419点です。

各技能の満点が等しく425点ずつ配分されているため、リーディングだけでなくリスニングでもバランスよく得点することが求められます。ただし、全50問のうち約6割(30問前後)の正解が合格の目安となるため、満点を取る必要はありません。

リスニング(25問・全問2回放送)は最大の得点源

英検5級のリスニング試験は約20分間で、問題数は全25問です。英検5級リスニングの最大の特徴は、すべての音声が2回繰り返して放送される点です。

1回目の放送で大まかな内容をつかみ、2回目の放送で選択肢を確定できるため、読解力に不安がある小学生でもリスニングで高得点を稼いで合格することが十分に可能です。

5級合格後に4級の長文読解でつまずかないための準備

5級に合格したあと英検4級へステップアップすると、前述の通り大問4で長文読解問題が出題されます。4級の長文でつまずかないためには、5級の学習段階で「前置詞句(in the morning, on the desk など)」や「疑問詞で始まる文の構造」を丸暗記ではなく意味のかたまりとして捉えられるようにしておくことが大切です。

5級の基本文法と頻出単語が完全に定着していれば、4級の掲示物や短いEメール文もスムーズに読み進められるようになります。

リスニングの配点や詳しい解法の手順は、英検5級のリスニング対策:形式・コツ・勉強法で確認できます。

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理解度チェック

Q1. 英検5級の筆記試験(リーディング)に関する記述で正しいものは?

  1. パッセージ問題などの長文読解は一切出題されない
  2. 大問4でEメールや掲示物の長文問題が出題される
  3. 試験時間は35分間で、問題数は全部で35問ある
  4. 大問2では過去形や未来表現の長文会話が出題される
答えを見る

正解: A. パッセージ問題などの長文読解は一切出題されない
英検5級の筆記試験には長文読解(パッセージ問題)はなく、短い1文や対話文のみが出題されます。長文読解が登場するのは4級からです。

Q2. 大問1の空所に入る適切な英文表現は? I (   ) soccer in the park every Sunday.

  1. plays
  2. play
  3. playing
  4. played
答えを見る

正解: B. play
主語が「I」で「every Sunday」という習慣を表す表現があるため、動詞の現在形原形である「play」が入ります。

Q3. 大問3の語句整序(並び替え)を解くステップとして正しい順序は?

  1. 目的語を見つける → 修飾語を置く → 主語と動詞を探す
  2. 修飾語を組み合わせる → 目的語をつなぐ → 主語を決める
  3. 主語と動詞を見つける → 目的語をつなぐ → 残りを組む
  4. 動詞の過去形を選ぶ → 目的語をつなぐ → 主語を置く
答えを見る

正解: C. 主語と動詞を見つける → 目的語をつなぐ → 残りを組む
記事では「主語と動詞を見つける」→「動詞のあとに目的語をつなげる」→「残った語句(修飾語)を組み合わせて完成させる」の3ステップが推奨されています。

よくある質問

Q. 英検5級に長文読解問題は出ますか?
いいえ、英検5級に長文読解(パッセージ問題)は出題されません。リーディング試験(25分)は「短文の語句空所補充(15問)」「会話文の文空所補充(5問)」「語句整序・並び替え(5問)」の全25問で構成されています。
Q. 英検で長文読解が出るのは何級からですか?
本格的な長文読解問題が出題されるのは英検4級からです。4級の大問4では、お知らせなどの掲示・案内文、短いEメール文、説明文の3種類のパッセージ問題(計10問)が出題されます。
Q. 大問3の並び替え問題が苦手です。対策法は?
日本文を見て「主語(だれが)」と「動詞(どうする)」を最初に見つけることがコツです。問題用紙に「主語 + 動詞 + 目的語」の順で語句を書き出し、余った修飾語をつなげる3ステップの手順で解くとミスを防げます。
Q. 小学生が5級に合格するための時間配分の目安は?
大問1(15問)を10〜12分、大問2(5問)を4〜5分、大問3(5問)を5〜6分で解き、残り3〜4分を見直しとマークのズレ確認に使う時間配分が理想的です。
Q. 長文が出ないなら何を優先して勉強すべき?
日常的な名詞・動詞を中心とした頻出単語の暗記が最優先です。次いで疑問詞やbe動詞・一般動詞の語順ルールを整理し、過去問の英文を声に出して読む音読練習を行いましょう。

2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部