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英検5級と4級の違いを徹底比較!難易度や問題形式の差を解説

英検5級と4級の違いを徹底比較!難易度や問題形式の差を解説

英検5級と4級の最大の違いは、必要語彙数が約600語から約1,200〜1,300語へ倍増し、筆記試験に「長文読解」が加わる点です。さらに文法では過去形や不定詞が登場し、試験時間も計45分から計65分へと延びます。中学初級レベルの5級に対し、4級は中学中級レベルの実用的な読解力が求められます。

英検5級と4級の違いを一覧表で比較

英検5級と英検4級の基本的な試験スペックの違いをまとめました。級を選ぶ際や、ステップアップの目標を立てる際の目安として確認してください。

項目英検5級英検4級
審査基準の目安中学初級程度中学中級程度
必要な語彙数約600語約1,200〜1,300語
一次試験の技能リーディング・リスニングリーディング・リスニング
筆記試験時間25分35分
リスニング時間約20分約30分
合計試験時間約45分約65分
筆記の大問構成短文空所補充・会話文空所補充・語順整序短文空所補充・会話文空所補充・語順整序・長文読解
合格基準CSEスコア419点(満点850点)622点(満点1,000点)
スピーキングテスト任意受験(一次合否に影響なし)任意受験(一次合否に影響なし)

どちらの級も一次試験の合否はリーディングとリスニングの2技能で判定されます。コンピュータ端末等を用いて受けるスピーキングテストは任意受験であり、スピーキングの結果が一次試験の合否に影響を与えることはありません。

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英検5級4級違いの核心となる4つの変更点

英検5級から4級へ進むにあたり、受験者が直面する大きな変化は主に4点あります。学習計画を立てる前に、それぞれのハードルを正確に把握しておきましょう。

1. 必要語彙数が約600語から約2倍に増加

5級で求められる語彙数は約600語ですが、4級では約1,200〜1,300語と約2倍になります。5級では家族、色、動物、曜日、身の回りの名詞が中心でしたが、4級では感情を表す形容詞、頻度を表す副詞、街の施設、日常生活の動作を表す動詞などが数多く加わります。

2. 過去形や不定詞など重要文法が新規追加

5級の文法範囲は現在形、現在進行形、助動詞の can、命令文などの基礎にとどまります。一方、4級では以下の文法項目が新規に出題範囲へ加わります。

3. 筆記試験に長文読解問題が新登場

5級の筆記試験は、すべて1文から数往復の短い対話文で完結する問題形式でした。しかし4級では、大問4として長文読解(掲示・お知らせ、手紙文・メール文、説明文など)が出題されます。文章全体の文脈を把握し、必要な情報を素早く探し出す情報検索力と読解力が求められます。

4. 試験時間が合計45分から約65分へ延長

筆記試験が10分、リスニング試験が約10分延び、試験全体の拘束時間が約20分長くなります。特に小学生の受験者の場合、合計1時間以上にわたり集中力を維持できるかどうかが合否を左右する要因になります。

4級で新規追加される重要文法
4級の新規文法

時制・助動詞

  • 規則・不規則過去形
  • 過去進行形
  • 未来表現(willなど)
  • 助動詞(mustなど)

準動詞・比較

  • 不定詞(3用法)
  • 動名詞(-ing)
  • 比較級・最上級

4級から新たに出題範囲となる主な文法項目の一覧です。

次の疑問まずは土台となる5級の文法事項を整理しておきたい方は、英検5級の出題文法範囲まとめで基本の確認ができます。

出題例で見る5級と4級の難易度差

同じ「週末の予定・行動」という身近なテーマを扱った場合、5級と4級で出題のされ方がどう変化するのかを対比して確認してみましょう。

短文空所補充問題の対比

5級では、現在の習慣や基本的な疑問詞を問う問題が中心です。

5級の出題イメージ:
A: What do you do on Sundays?(日曜日は何をしますか。)
B: I (   ) soccer with my brother.(弟とサッカーをします。

)
選択肢:play / plays / playing / played
正解は現在形の play です。主語が I であることを見抜けば正解できます。

4級の出題イメージ:
A: Where did you go yesterday afternoon?(昨日の午後、どこへ行きましたか。)
B: I (   ) to the library to study math.(数学を勉強するために図書館へ行きました。

)
選択肢:go / went / going / goes
正解は過去形の went です。質問文の did と yesterday から過去の文脈を読み取り、不規則動詞の過去形を選択する必要があります。

さらに文末には不定詞の副詞的用法(to study)が含まれており、文構造も複雑化しています。

読解問題の対比

5級の会話文は2往復程度の短いやり取りですが、4級では掲示板の案内やEメールなどのまとまった文章を読みます。

4級の掲示文読解のイメージ:
Notice: School Library
The library will be closed this Friday for cleaning. If you want to return books, please put them in the green box next to the front door. You can borrow up to three books at one time.
(お知らせ:学校図書館。

今週の金曜日は清掃のため閉館します。本を返却したい場合は、正面玄関の隣にある緑色の箱に入れてください。本は一度に3冊まで借りることができます。)

設問例:
What should students do to return books this Friday?(今週の金曜日に本を返却するために、生徒は何をすべきですか。

)
正解の根拠:put them in the green box next to the front door(正面玄関の隣にある緑色の箱に入れる)

このように、4級では「いつ・どこで・誰が・何をするのか」という条件を文章中から正確に見つけ出す処理能力が試されます。

短文空所補充の出題レベル比較

5級の出題例

  • 現在の習慣や基本的疑問詞が中心
  • 主語(I)に合わせた現在形を選択
  • 文構造が1文で完結しシンプル

4級の出題例

  • 過去の文脈から動詞の過去形を選択
  • 不規則動詞の変化(went)を問う
  • 不定詞副詞的用法などで文が複雑化

週末の行動を問う問題に見る5級と4級の文法・構造の違いです。

どっちから受けるべき?セルフ判定チャート

「5級から順番に受けるべきか、最初から4級に挑戦してよいか」を判断するための判定基準です。現在の学習状況に合わせて選んでください。

セルフ判定チェックリスト

  1. 英語のアルファベットを正確に書くことができ、簡単な英単語の読み書きができる。
  2. like, have, play などの一般動詞の現在形を使った肯定文・否定文・疑問文が理解できる。
  3. 過去形(played や went など)の形と意味をすでに知っている。
  4. 40〜50語程度のまとまった英語の文章を読んでも、抵抗感がない。
  5. マークシート試験で60分以上の時間、机に座って集中し続けられる。

判定結果の目安

チェックが1〜2個の方:まずは「5級」からスタート
英語学習を始めたばかりの小学生や、文法学習の基礎を固めたい中学生は、5級から受験することをおすすめします。合格体験を積むことで自信がつき、4級への学習意欲につながります。

チェックが3〜5個の方:「4級」から受験可能
中学校で1年生後半以降の内容を学習中の中学生や、英語教室で一定期間の学習経験がある小学生は、5級を受験せずに最初から4級に挑戦しても合格を狙えます。

受験級セルフ判定チェックリスト

当てはまる項目数を確認し、5級か4級かの判断目安にしてください。

英検5級と4級の違いを比較のイメージ

4級を飛ばして3級を受ける選択肢とリスク

受験料や時間を節約する目的で、5級合格後に4級を飛ばして3級を受験するルートを検討する方もいます。この選択にはメリットと明確なリスクの両面があります。

スキップして問題ない受験者の特徴

4級をスキップする際のリスクと注意点

4級と3級の間には、5級と4級以上の大きな差が存在します。3級からは以下の要素が加わります。

基礎が固まりきっていない状態で3級に挑むと、長文やライティングでつまずき、英語学習への苦手意識を生んでしまう恐れがあります。文法理解に不安がある場合は、4級を着実に経由する学習ルートが適しています。

5級合格から4級合格への学習時間と対策法

5級合格から4級合格までに必要な学習期間は、一般的な目安として約2〜3ヶ月、学習時間としては約50〜100時間程度です。分野別の対策ポイントを押さえて効率よく進めましょう。

1. 単語対策:過去形とセットで覚える

4級単語では、動詞の原形だけでなく過去形をセットで覚えることが最優先です。特に不規則動詞は単語カードや音読を活用して暗記します。

2. 文法対策:語順のパターンを整理する

大問3の語順整序問題では、不定詞(to + 動詞の原形)や助動詞(can / will / must + 動詞の原形)を絡めた文構造が頻繁に問われます。「主語 + 助動詞 + 動詞の原形」などの基本文型を声に出して体に定着させましょう。

3. 長文読解対策:設問を先に読んでから本文を見る

小学生など長文に慣れていない受験者は、まず設問文を先に読み、「何を聞かれているのか(時間なのか、場所なのか、理由なのか)」を確認してから本文を探す練習を重ねます。本文のキーワードと設問の選択肢が言い換えられている点に注目するのが正解への近道です。

4. リスニング対策:第1部・第2部の先読みを徹底する

4級のリスニングは会話の応答文や対話文の内容一致などが出題されます。問題冊子のイラストや選択肢を、音声が流れる前にあらかじめ目を通しておく習慣をつけることで、聴き取るべきポイントを絞り込めます。

4級合格に向けた分野別対策法
📖単語対策

動詞は原形と過去形をセットで暗記する

✍️文法対策

不定詞や助動詞を含む語順パターンを整理

🔍長文読解対策

設問を先に読んで聞かれている内容を確認

🎧リスニング対策

音声が流れる前にイラストや選択肢を先読み

4級合格に必要な50〜100時間の学習で押さえるべき4つの対策です。

試験時間延長への対策とマークシートの注意点

4級の筆記試験時間は35分です。5級の25分と比べて10分長くなっていますが、長文読解の大問が追加されているため、時間的な余裕は決して多くありません。試験本番で実力を出し切るための時間配分と注意点を確認しておきましょう。

おすすめの筆記試験時間配分

大問問題内容目標時間
大問1短文空所補充(15問)約10分
大問2会話文空所補充(5問)約5分
大問3語順整序(5問)約7分
大問4長文読解(掲示・手紙文など)(10問)約11分
見直しマークのずれ確認・見直し約2分

長文読解に最低でも10分以上の時間を残すため、大問1の単語・熟語問題は1問あたり40秒前後でテンポよく解き進めることが大切です。わからない問題に遭遇した場合は、印をつけて後回しにし、長文を先に解き終える戦略も有効です。

小学生が特に気をつけたいマークシートの落とし穴

問題数が多くなることで、マークシートの段落が1列ずれてしまうトラブルが発生しやすくなります。大問が切り替わるタイミングで、「今解いている問題番号」と「マークシートの解答番号」が一致しているかを指差し確認する練習を、過去問演習の段階から徹底しておきましょう。

※ 試験日・申込期限・料金などは年度や回によって変わります。最新の情報は、各試験・サービスの実施団体の公式サイトでご確認ください(この記事の最終確認日: 2026年9月26日)。

次の疑問5級の試験全体の流れや当日の時間配分を詳しく知りたいときは、英検5級の試験時間と時間配分の解説が役立ちます。

続けて読む

英検の疑問をすべて見る「英検5級」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英検4級の筆記試験で、5級から新たに追加される大問は何ですか?

  1. 短文空所補充
  2. 会話文空所補充
  3. 語順整序
  4. 長文読解
答えを見る

正解: D. 長文読解
5級の筆記は短文・会話文空所補充と語順整序ですが、4級では長文読解が加わります。

Q2. 英検4級の出題例として、空所に入る適切な英文はどれですか?

  1. I go to the library to study.
  2. I went to the library to study.
  3. I going to the library to study.
  4. I goes to the library to study.
答えを見る

正解: B. I went to the library to study.
過去の質問に対して不規則動詞の過去形 went を使うのが正解と解説されています。

Q3. 英検4級の筆記試験の時間配分で、長文読解に残す目安は何分以上?

  1. 約2分
  2. 約5分
  3. 約7分
  4. 約10分
答えを見る

正解: D. 約10分
大問4の長文読解には最低でも10分以上の時間を残すことが大切だと書かれています。

よくある質問

Q. 英検5級と4級の合格率はどのくらいですか?
一般に、5級・4級ともに合格率は約80%前後とされています。基礎事項を正しく学習していれば合格しやすい試験です。
Q. 小学生の場合、5級を受けずに4級から受けても大丈夫?
過去形や簡単な長文読解をすでに学習済みであれば、いきなり4級を受験しても問題ありません。不安がある場合は、公式の過去問を解いて手応えを確認してから決めましょう。
Q. 4級のスピーキングテストに落ちたら一次試験も不合格?
いいえ、スピーキングテストの結果は一次試験の合否に一切影響しません。スピーキングテストを受けなかった場合や不合格の場合でも、一次試験の基準を満たしていれば4級合格となります。
Q. 5級と4級の同日ダブル受験は可能ですか?
はい、可能です。本会場や準会場の試験時間が重ならない時間割であれば、同一日程で5級と4級の両方を受験することができます。
Q. 4級の長文読解で時間が足りなくなる場合の対処法は?
設問文を先に読んで探すべき情報(日時・場所・登場人物の行動など)を明確にしてから本文を読み進める練習を重ねると、解答時間を大幅に短縮できます。

2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部