モチタン辞典 › 読みもの › 英単語・語彙 › put into practiceの意味と使い方

put into practiceの意味と使い方・語順
put into practiceは、「(考え・理論・知識・計画などを)実行に移す」「実践する」という意味を持つ重要イディオムです。頭の中にあるアイデアや本などで学んだ理論を、実際の行動や目に見える形に移す場面で広く使われます。
通常はput A into practiceの形で使われ、目的語が代名詞の場合は必ずput it into practiceと間に挟むルールがあります。
put into practiceの意味と成り立ち
put into practiceの基本的な日本語訳は「実行に移す」「実践する」です。机上の空論にとどめず、現実の場面で使える状態に持っていく動作を表します。
3つの単語からコアイメージをつかむ
この表現は、次の3つの単語で構成されています。
- put(〜を置く、持っていく)
- into(〜の中へ)
- practice(実践、実行、実際の行動)
これらが組み合わさることで、「特定の対象を、実践という領域の中へ運び込む」というニュアンスが生まれます。
practiceは「練習」ではなく「実践」
日本の中学英語ではpracticeを「練習する」という動詞として覚えることが一般的です。しかし名詞のpracticeには「理論(theory)に対する実践」「現実の活動・業務」という意味があります。
したがって、put into practiceは「練習させる」という意味ではなく、「知識や考えを行動に落とし込む」という意味になります。
〜を置く、持っていく
〜の中へ(方向・移動)
実践、実行、実際の行動
特定の対象を実践という領域の中へ運び込む
各単語の意味が合わさり、知識を行動の領域へ移すニュアンスになります。
動詞のputを用いた他の表現も整理したいときは、putを使う句動詞を確認してみてください。
次の疑問そもそもpracticeという単語が持つ多様なニュアンスを深掘りしたいなら、practiceの意味と活用の基本も合わせて押さえておくと納得できます。
語順ルールと代名詞・冠詞の注意点
put into practiceを使うときは、目的語を置く位置や冠詞の有無に明確な文法ルールが存在します。試験やビジネス文書で誤りを防ぐために確認しておきましょう。
基本の語順:短い目的語は間に挟む
通常の短い名詞が目的語になる場合は、putとinto practiceの間に目的語を挟みます。
- She put her skills into practice.(彼女は自分のスキルを実践に移しました。)
- We should put the plan into practice.(私たちはその計画を実行に移すべきです。)
長い目的語は後ろに回す:put into practice A
目的語が関係代名詞節やwhat節を伴って長くなる場合は、語全体のバランスを保つためにput into practice Aの順序が好まれます。
- We will put into practice what we learned at the workshop.(私たちはワークショップで学んだことを実践に移します。)
- The company put into practice a new strategy designed by the marketing team.(その企業はマーケティングチームが考案した新戦略を実行に移しました。)
代名詞(it / them)は必ず真ん中に挟む
目的語がitやthemなどの代名詞である場合は、後ろに回すことはできません。必ず間に挟みます。
- ○ I want to put it into practice.(私はそれを実践に移したいです。)
- × I want to put into practice it.(文法的に誤りです。)
practiceには冠詞(a/the)を付けない
この熟語に含まれるpracticeは「実践」という抽象概念を表す不可算名詞として扱われます。そのため、aやtheを付けたり、形容詞のpracticalに変えたりしてはいけません。
- × put it into a practice
- × put it into practical
- ○ put it into practice
通常の短い名詞
- put と into practice の間に挟む
- She put her skills into practice.
代名詞(it / them)
- 必ず真ん中に挟む(後ろは不可)
- I want to put it into practice.
節を伴う長い名詞
- put into practice の後ろに回す
- put into practice what we learned
目的語の長さや品詞によって、間に挟むか後ろに置くかが決まります。
put into actionとの違いと使い分け
put into practiceとよく似た表現にput into actionがあります。どちらも「実行する」と訳されることが多いですが、焦点の当て方に明確なニュアンスの差があります。
| 表現 | ニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| put into practice | 知識・理論・学びを行動に移して試す・活かす | 研修の成果、理論の実践、アドバイスの実行 |
| put into action | 計画や人を始動させ、直接的・活動的な動きを起こす | 作戦の決行、緊急時対応、機械・組織の稼働 |
頭の中の理論や学びを形にする場合はput into practiceが適しており、停止していた計画を力強く前進させる・作戦を始動させる場合はput into actionが自然です。
単語と例文をアプリで定着させるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す
carry outなど類似表現との違い比較
英語には「実行する」を表す動詞が複数あります。状況に応じて適切な単語を選択できるように整理しましょう。
| 表現 | 主なニュアンス | 典型的な目的語 |
|---|---|---|
| put into practice | 知識やアイデアを行動に移す | idea, theory, advice, knowledge |
| carry out | 決められた計画や指示、調査を最後までやり遂げる | plan, survey, order, task |
| implement | 方針、制度、システムを公式に導入して運用する | policy, system, measure, regulation |
| apply | 知識、法則、ルールを特定の状況に応用・適用する | rule, method, formula, law |
例えば、セミナーで得た知識を日々の業務に活かすときはput into practiceを用います。上司から指示された業務手順を完了させるときはcarry out、社内に新しいITツールや人事制度を導入するときはimplementを使うのが正確です。

次の疑問実行を表す動詞のなかでもフォーマル度の違いに迷ったら、carry outとconductの違いを整理した解説が参考になります。
相性の良い目的語一覧とコロケーション
put into practiceの目的語として自然に組み合わさる代表的な名詞を分類別に紹介します。
考え・アイデア・理論
- an idea:put an idea into practice(アイデアを実行に移す)
- a theory:put a theory into practice(理論を実践する)
- a concept:put a concept into practice(構想・概念を具現化する)
- a philosophy:put a philosophy into practice(哲学・理念を実践する)
計画・提案・方針
- a plan:put a plan into practice(計画を実行に移す)
- a proposal:put a proposal into practice(提案を実行に移す)
- a strategy:put a strategy into practice(戦略を実行に移す)
知識・学び・助言
- advice:put advice into practice(助言を実行に移す)
- knowledge:put knowledge into practice(知識を実践で活かす)
- what one learned:put what one learned into practice(学んだことを実践する)
- teachings:put teachings into practice(教えを実践する)
考え・アイデア・理論
- an idea
- a theory
- a concept
- a philosophy
計画・提案・方針
- a plan
- a proposal
- a strategy
知識・学び・助言
- advice
- knowledge
- what one learned
- teachings
考えや計画、知識など行動に移す対象ごとに自然な名詞が決まっています。
受動態be put into practiceの使い方
ビジネス文書やニュース記事では、主語を「計画」や「方針」にして受動態で記述されるケースが頻繁に見られます。
受動態の基本形はbe put into practiceとなり、「(計画などが)実行に移される」「施行される」という意味になります。
- The new regulation will be put into practice next month.(新しい規則は来月施行されます。)
- Good ideas are meaningless unless they are put into practice.(優れたアイデアも、実行に移されなければ意味がありません。)
- The proposed policy has not been put into practice yet.(提案された方針はまだ実行に移されていません。)
主語に人が来ない客観的な報告やプレゼンテーションでは、この受動態のパターンが重宝されます。
The new regulation will be put into practice next month.新しい規則は来月施行されます。
主語に計画や規則を置き、客観的な事実や方針を伝える型です。
次の疑問計画や法律が「施行される・効力を生じる」という視点の英語を知りたいときは、come into effectの意味と使い方が役立ちます。
場面別例文と自己PR・面接テンプレート
実際の日常会話、ビジネスシーン、採用面接でそのまま活用できる例文と定型パターンです。
ビジネス・業務での例文
- It took three months to put the marketing plan into practice.(そのマーケティング計画を実行に移すのに3か月かかりました。)
- Our team successfully put the new workflow into practice.(私たちのチームは新しい業務フローを順調に実践へ移しました。)
学習・日常生活での例文
- I try to put the English phrases I learned today into practice immediately.(私は今日覚えた英語フレーズをすぐに実践で使うように心がけています。)
- He decided to put his doctor's advice into practice by walking every morning.(彼は毎朝ウォーキングをすることで、医師のアドバイスを実行に移すことに決めました。)
自己PR・採用面接で使える定型テンプレート
自己PRや職務経歴書の結びで、「これまでの知見や研修内容を実務に還元する姿勢」を伝える際に役立つ文面です。
- I am eager to put what I have learned through my studies into practice in this role.(私が学んできた知見を、貴社のこのポジションで実践に移したいと強く願っております。)
- In my previous job, I focused on putting academic theories into practice to improve operational efficiency.(前職では、業務効率を向上させるために学術的な理論を実務で実践することに注力いたしました。)
- I will immediately put the feedback into practice to achieve better performance.(より高い成果を出すため、いただいたフィードバックを直ちに実践へ移します。)
間違いやすい誤用と注意点まとめ
ライティングやスピーキングで学習者が誤りやすいパターンを整理しました。
誤用1:語順の間違い(代名詞の後置)
代名詞は必ず動詞と前置詞句の間に配置します。
誤用2:品詞の間違い
intoは前置詞ですので、直後には形容詞のpracticalではなく名詞のpracticeを置きます。
誤用3:不必要な冠詞や複数形
- × They put the theory into a practice.
- × They put the theory into practices.
- ○ They put the theory into practice.
ここでのpracticeは「実践」という数えられない概念名詞であるため、単数形のままで冠詞なしで用います。
itなどの代名詞は後ろに回さず必ず間に挟む
intoの後には形容詞practicalでなく名詞を置く
抽象概念の不可算名詞なのでaや複数形は付けない
代名詞の位置・品詞・冠詞の有無について誤りやすい点を整理しました。
前置詞の感覚をより深く掴みたいときは、into・in の違いの解説が参考になります。
続けて読む
理解度チェック
Q1. put into practiceのpracticeの意味として最も適切なものは?
- 反復練習
- 理論に対する実践
- 業務の効率化
- 公式な規則
答えを見る
正解: B. 理論に対する実践
ここでのpracticeは「練習」ではなく、「理論に対する実践」や「現実の活動」を意味する不可算名詞です。
Q2. 目的語が代名詞「it」の場合、文法的に正しい語順の英文は?
- I will put into practice it.
- I will put into a practice it.
- I will put it into practice.
- I will put it into practical.
答えを見る
正解: C. I will put it into practice.
目的語が代名詞の場合は必ずputとinto practiceの間に挟みます。またpracticeに冠詞は付けません。
Q3. put into practiceとput into actionの違いは?
- 前者は制度を公式導入し、後者は指示を完遂する
- 前者は作戦を始動させ、後者は助言を実行する
- 前者は不可算名詞を伴い、後者は代名詞のみ伴う
- 前者は知識や学びを活かし、後者は計画を始動させる
答えを見る
正解: D. 前者は知識や学びを活かし、後者は計画を始動させる
知識や学びを行動に移して活かす場合はpractice、計画や人を始動させて動きを起こす場合はactionを使います。
よくある質問
- Q. put into practiceの読み方は?
- カタカナ表記の目安は「プット・イントゥ・プラクティス」です。putとintoがつながって「プッティントゥ」のように発音されることが一般的です。
- Q. put A into actionとの使い分け基準は?
- 理論や学び・助言などを実地で試すときはput into practiceを使い、計画や人を始動させて活動を起こすときはput into actionを選びます。
- Q. practiceをexerciseに変えても通じる?
- 通じません。exerciseは主に「運動・練習問題」を指します。知識や考えを行動に移す決まり文句としては必ずpracticeを用います。
- Q. 受動態での自然な使い方は?
- be put into practiceの形で使います。「The idea was put into practice(そのアイデアが実行に移された)」のように、計画や法案が主語になります。
- Q. put into effectとの違いは何ですか?
- put into effectは主に「法律・規則・制度を発効・施行させる」という意味で公的な決定に対して用いられる硬い表現です。
2026年9月26日更新・モチタン辞典編集部
関係する文法putを使う句動詞
carry out
implement
apply
execute
practice