モチタン辞典 › 読みもの › 発音 › アルファベットの発音・口の形

英語の発音アルファベット完全図解

英語の発音アルファベット完全図解

英語のアルファベット26文字には、文字の名前である「レターネーム(A=エイ)」と、単語を読むときの実際の音である「フォニックス音(A=ア、ェア)」の2通りが存在します。

アルファベット発音の基本2原則

英語のアルファベットを学ぶ際、最初に理解しておくべき重要な原則が2点あります。1点目は「文字の名前」と「文字の音」の違い、2点目は「母音」と「子音」の役割分担です。この2つを押さえることで、単語のスペリングと実際の発音の結びつきが明確になります。

1. 文字の名前(レターネーム)と文字の音(フォニックス音)

日本の学校教育や歌で親しまれている「エイ、ビー、スィー、ディー」は、アルファベットの「文字の名前(レターネーム)」です。自分の名前をアルファベット順に伝えるときや、略語(USAやVIPなど)を読むときには文字の名前を使います。

一方で、英単語を読むときに使われる音は「フォニックス音」と呼ばれます。例えば、CATという単語は文字の名前通りに「シー・エイ・ティー」と読むのではなく、それぞれの文字が持つ音を組み合わせて「ク・ア・トゥ」と発音します。

このフォニックス音の仕組みを理解することが、カタカナ英語を脱却するための基礎となります。

2. 母音(5文字)と子音(21文字)の分類

アルファベット26文字のうち、A、E、I、O、Uの5文字が母音です。母音は、肺から出た息が唇や舌、歯などで遮られずに発声される音です。音節の中心となる不可欠な音であり、文字数が5つであるのに対し、実際の英語の母音の音は短母音、長母音、二重母音など10種類以上に分岐します。

残りの21文字(B、C、D、F、G、H、J、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W、X、Y、Z)は子音です。子音は、唇を閉じたり、舌を上あごに付けたりして、息の通り道を狭めたり塞いだりして出す音です。

なお、Yは単語の位置や文脈によって子音として働く場合(例: yes)と、母音として働く場合(例: gym)があり、半母音と呼ばれることもあります。

文字の名前と文字の音の違い

文字の名前(レターネーム)

  • 「エイ、ビー、スィー」などの呼び名
  • 名前のスペル説明や略語(USA等)で使う
  • CATは「シー・エイ・ティー」と読む

文字の音(フォニックス音)

  • それぞれの文字が持つ実際の音
  • 英単語を読むときに組み合わせて使う
  • CATは「ク・ア・トゥ」と発音する

アルファベットの「文字の名前」と単語を読む「フォニックス音」の役割の違いです。

英語の発音アルファベット一覧表

アルファベット全26文字の「大文字・小文字」「文字の名前(発音記号・カタカナ)」「フォニックスでの基本音」「代表的な単語例」をまとめました。まずは文字名とフォニックス音の違いを確認してください。

表は横にスクロールできます →

文字文字の名前(IPA / カタカナ)フォニックスの基本音代表単語例
A a/eɪ/ エイ/æ/ ァエ、/eɪ/ エイapple(りんご)
B b/biː/ ビー/b/ ブbook(本)
C c/siː/ スィー/k/ ク、/s/ スcat(ねこ)
D d/diː/ ディー/d/ ドゥdog(いぬ)
E e/iː/ イー/e/ エ、/iː/ イーegg(卵)
F f/ef/ エフ/f/ フfish(魚)
G g/dʒiː/ ヂィー/ɡ/ グ、/dʒ/ ジgorilla(ゴリラ)
H h/eɪtʃ/ エイチ/h/ ハッhat(帽子)
I i/aɪ/ アイ/ɪ/ イ、/aɪ/ アイink(インク)
J j/dʒeɪ/ ジェイ/dʒ/ ジュjam(ジャム)
K k/keɪ/ ケイ/k/ クking(王)
L l/el/ エル/l/ ルlion(ライオン)
M m/em/ エム/m/ ムmoon(月)
N n/en/ エン/n/ ヌnet(網)
O o/oʊ/ オウ(米) /əʊ/(英)/ɑ/ ア(米) /ɒ/ オ(英)orange(オレンジ)
P p/piː/ ピー/p/ プpen(ペン)
Q q/kjuː/ キュー/kw/ クワqueen(女王)
R r/ɑːr/ アール(米) /ɑː/(英)/r/ ルrabbit(うさぎ)
S s/es/ エス/s/ ス、/z/ ズsun(太陽)
T t/tiː/ ティー/t/ トゥtiger(トラ)
U u/juː/ ユー/ʌ/ ア、/juː/ ユーumbrella(傘)
V v/viː/ ヴィー/v/ ヴvan(バン・車)
W w/ˈdʌbəl.juː/ ダブリュー/w/ ウwater(水)
X x/eks/ エクス/ks/ クス、/gz/ グズbox(箱)
Y y/waɪ/ ワイ/j/ イェ、/aɪ/ アイyellow(黄色)
Z z/ziː/ ズィー(米) /zed/ ゼッド(英)/z/ ズzoo(動物園)

表の通り、母音(A, E, I, O, U)は文字名と同じ「長母音」と、より短い「短母音」の2つの基本パターンを持っています。また、子音のCやGには、硬い音(Hard sound: /k/, /ɡ/)と柔らかい音(Soft sound: /s/, /dʒ/)の2種類が存在します。

記号ごとの細かい読み方を確かめたいときは、アルファベットと英語発音記号一覧が役立ちます。

アルファベット発音口の形の詳細

日本語の母音は「アイウエオ」の5種類で唇や舌の動きが小さめですが、英語は唇の丸め方、顎の開き具合、舌の位置(調音点)を大きく動かします。特に重要な母音と、発音しにくい代表的な子音について、具体的な口の形と動かし方を整理します。

母音の口の形と舌の位置

下唇と上の歯を使う音(FとV)

FとVを発音する際は、上の前歯の先端を下唇の内側(乾いている部分と湿っている部分の境目)に軽く当てます。下唇を噛むのではなく、「軽く触れさせる」程度が目安です。

その隙間から息を強く押し出すと無声音の/f/(F)になり、同じ口の形のまま声帯を震わせて「ヴー」と声を出すと有声音の/v/(V)になります。

舌の巻きと引きを使う音(R)

英語のRは、日本語の「ラ行」とは根本的に異なります。日本語のラ行は舌先が上の歯茎に当たりますが、英語のRは舌先が口内のどこにも触れません。

唇をタコのように少し前に突き出し、舌の両脇を上奥歯の内側に押し当てて、舌先を口の中央に引きます(後ろに引く、または軽く反らせる)。その状態のまま喉から声を響かせると、英語特有の/r/の音になります。

舌先を歯茎につける音(L)

Lは、舌先を上の前歯のすぐ裏にある歯茎(歯槽堤)にしっかりと押し当てます。舌の両脇から息や声を逃がすようにして「ル」と発音します。発音の瞬間に舌先が弾かれるように離れるのが単語の最初に来るL(Light L: light)、舌先を押し当てたまま終わるのが単語の最後に来るL(Dark L: milk)です。

英語の主要母音と口の形
🗣️A(/æ/)

指縦2本分口を開け舌先を下前歯裏につける

👄E(/e/)

口角を横に引き指1本半の開きで短く発声

😮I(/ɪ/)

力を抜いて少し開きエに近いイを短く出す

⭕O(/ɑ/・/ɒ/)

指2〜3本分顎を落とすか唇を丸め発音

英語の5大母音を発音する際の顎の開き方と舌・唇のポイントです。

日本人が混同しやすい子音ペア

カタカナ表記に引っ張られると、日本語にない音の区別があいまいになりがちです。ここでは、特に聞き分けと発音し分けの難易度が高い4組のペアを取り上げ、決定的な違いを解説します。

混同しやすいペア発音のメカニズムの違い聞き分け用ミニマルペア
B と VBは両唇を閉じて破裂させる無振動の開始音。Vは上前歯を下唇に当てて息を摩擦させる連続音。bat(コウモリ)/ vat(大だる)
berry(液果)/ very(とても)
L と RLは舌先が上の歯茎に接触する。Rは舌先がどこにも触れず唇をすぼめる。light(光)/ right(右)
glass(コグラス)/ grass(草)
M と NMは両唇を完全に閉じて鼻に抜く音。Nは口を開けたまま舌先を上歯茎に密着させて鼻に抜く音。sum(合計)/ sun(太陽)
comb(くし)/ cone(円すい)
S と SHS(/s/)は舌先を前歯の裏に近づけて鋭い息を出す。SH(/ʃ/)は舌をやや奥に引き唇を突き出して「静かに」の音を出す。see(見る)/ she(彼女)
sink(沈む)/ think(思う)

BとVの発音し分け

Bを発音する際は、上下の唇をしっかりと結び、口の中に息をためてから「パッ」と弾くように唇を開きます。これに対してVは、唇を閉じません。上前歯を下唇に当てたまま、息と声を出し続けることができます。veryを「ベリー」と唇を閉じて発音すると、英語圏ではberry(果実のベリー)として聞こえてしまいます。

LとRの発音し分け

Lは舌先の「接触」の音、Rは舌の「奥への引き」と唇の「突き出し」の音です。例えばlightを発音するときは、舌先を前歯の裏に強く押し付けた状態からスタートします。rightを発音するときは、口を尖らせて舌を奥に引っ込め、発音開始時に舌先が口蓋に一切触れないようにします。

アルファベットの発音・口の形のイメージ

次の疑問Rとの違いに迷いやすいLの音を重点的に練習したいときは、アルファベットLの読み方・発音のコツを詳しく確認できます。

アルファベット発音音声の聞き分け

アルファベットの「文字の名前」を正確に聞き取るための重要なポイントとして、アメリカ英語とイギリス英語の差異や、語尾の母音のグループ分けがあります。

文字「Z」の米英での発音差

文字Zの名称は、アメリカ英語とイギリス英語で明確に異なります。国際的なビジネスや旅行の場面で混同しやすいため、両方の音を覚えておきましょう。

韻(ライム)で覚えるアルファベットグループ

アルファベット26文字の名前は、含まれる母音の音によっていくつかのグループに分けることができます。グループごとにリズムよく発音練習をすることで、文字の名前を効率的に記憶できます。

特にF, L, M, N, S, Xは、日本語のカタカナで考えると「エフ、エル、エム…」と語頭がすべて「エ」から始まります。この「エ」の音を短く鋭く出し、後ろの子音の口の形へ素早く移行させるのが綺麗に発音するコツです。

母音の韻で分ける文字名グループ
文字名の母音分類

/eɪ/(エイ)

  • A
  • H
  • J
  • K

/iː/(イー)

  • B
  • C
  • D
  • E
  • G

/e/(エ)

  • F
  • L
  • M
  • N
  • S

/aɪ/・/oʊ/・/juː/

  • I, Y
  • O
  • Q, U, W

アルファベット26文字の名前を共通して含まれる母音ごとに分類した図です。

初見単語が読める基本フォニックス

アルファベット単体の音が身についたら、文字が組み合わさったときの基本的な読みのルール(フォニックスの超基礎)を理解しましょう。代表的なルールを2つ知るだけで、多くの短い英単語が自力で読めるようになります。

ルール1:CVC(子音+母音+子音)の短母音ルール

単語が「子音+母音+子音」の形になっている場合、真ん中の母音は基本的に「短母音」で発音します。

ルール2:マジックE(サイレントE)の長母音ルール

「子音+母音+子音+e」の並びになると、語尾のeは発音せず(サイレントE)、直前の母音が「文字の名前(長母音)」の読みに変化します。

このように、文字単独のフォニックス音と名前の読み分け規則が頭に入っていると、知らない単語に出会っても綴りから正確な発音を推測できるようになります。

2大基本フォニックスルール

ルール1: CVC短母音

  • 「子音+母音+子音」の並び
  • 真ん中の母音を短母音で発音する
  • 例: cat(/æ/)、cup(/ʌ/)

ルール2: マジックE長母音

  • 「子音+母音+子音+e」の並び
  • 語尾のeを読まず直前の母音を文字名読み
  • 例: cap→cape、hop→hope

初見の短い単語を自力で読むための短母音と長母音の基本規則です。

次の疑問より多くの単語を読めるように規則を広げたいなら、フォニックスのルールと一覧のまとめで組み合わせの基本を学べます。

発音を定着させる3ステップ練習

頭で理解した口の形や発音を、無意識に再現できるようにするための自習トレーニング手順を提案します。毎日5分〜10分程度、鏡とスマートフォンを活用して継続することが上達の近道です。

ステップ1:手鏡を見ながら口の形を作る(視覚確認)

手鏡を手元に用意し、自分の口元を映しながら1文字ずつ発音します。確認すべき項目は以下の3点です。

  1. FやVのときに上の前歯が下唇に触れているか
  2. Lのときに舌先が前歯の裏についているか、Rのときに唇が丸まっているか
  3. Aのときに縦に指が2本入るくらい顎が下がっているか

日本語の話し方に慣れていると口の動きが小さくなりがちです。鏡を見て、自分が思っている以上に大げさに口を動かす意識を持ってください。

ステップ2:自分の音声を録音して聴き比べる(聴覚確認)

スマートフォンのボイスメモ機能などを使い、アルファベットの読み上げやミニマルペア単語を録音します。録音した自分の音声と、辞書のお手本音声を交互に再生して聴き比べます。自分で喋っている最中には気づけない「カタカナっぽさ」や「子音の破裂の弱さ」を客観的に把握できます。

ステップ3:フォニックス・チャンツでリズムに乗せてリピート

「A says /æ/, /æ/, apple」「B says /b/, /b/, book」のように、リズムに乗せて【文字名 → 音 → 単語】を連続で発声する練習(チャンツ練習)を行います。

一定のテンポで発音することで、舌や唇の筋肉がスムーズに連動するようになり、英語特有のイントネーションやスピードに対応できる発音筋が鍛えられます。

発音定着の3ステップ練習法
1手鏡で視覚確認

前歯の位置や顎の開きなど口の形を大げさに確認する

2録音で聴覚確認

スマホで録音し辞書のお手本音声と交互に聴き比べる

3チャンツ練習

文字名・音・単語をリズムに乗せて連続発声する

手鏡とスマホを使って1日5〜10分で発音を定着させる手順です。

理解度チェック確認クイズ

本記事で解説したアルファベットの発音ポイントが身についているか、以下の選択問題でセルフチェックしてみましょう。

第1問:口の形についての問題

次のうち、発音する際に「上の前歯を下唇に軽く当てる」アルファベットの組み合わせとして正しいものはどれでしょうか?

  1. B と P
  2. F と V
  3. L と R

正解:2
解説: FとVは唇歯音と呼ばれ、上の前歯と下唇を接触させて隙間から息を出す摩擦音です。1のBとPは上下の両唇を閉じる両唇音、3のLとRは舌の位置がポイントになる音です。

第2問:文字名についての問題

文字Zの呼び名として、イギリス英語で一般的に使われる発音はどれでしょうか?

  1. ズィー(/ziː/)
  2. ゼッド(/zed/)
  3. ジー(/dʒiː/)

正解:2
解説: アメリカ英語では「ズィー(/ziː/)」と呼びますが、イギリス英語では「ゼッド(/zed/)」と呼びます。3の「ジー」は文字Gの発音です。

第3問:フォニックス規則についての問題

単語timeにおいて、真ん中のiが「イ(/ɪ/)」ではなく「アイ(/aɪ/)」と文字の名前通りに発音される理由はなぜでしょうか?

  1. 語頭が子音のTだから
  2. 語尾に発音しないe(サイレントE)があるから
  3. 単語全体の文字数が4文字だから

正解:2
解説: 語尾に発音しないeが付く「サイレントE(マジックE)」の働きによって、直前の母音が文字の名前通りの長母音(/aɪ/)に変化するためです。

続けて読む

発音の疑問をすべて見る「アルファベット英語」のまとめ

理解度チェック

Q1. 英語の「R」を発音するときの口や舌の動きとして正しいものはどれ?

  1. 舌先を上の前歯のすぐ裏の歯茎に押し当てる
  2. 上下の唇を強く結んで息をためてから弾く
  3. 舌先は口内のどこにも触れず唇を少し突き出す
  4. 上の前歯の先端を下唇の内側に軽く触れさせる
答えを見る

正解: C. 舌先は口内のどこにも触れず唇を少し突き出す
英語のRは舌先が口内のどこにも触れず、唇を少し前に突き出して発音します。舌先を上の歯茎につけるのはLの動きです。

Q2. マジックE(サイレントE)のルールが適用されている英単語はどれ?

  1. pin
  2. hope
  3. cup
  4. cat
答えを見る

正解: B. hope
子音+母音+子音+eの並びでは語尾のeを発音せず直前の母音が長母音になります。本文ではhopがhopeに変化する例が挙げられています。

Q3. 文字「Z」の文字名(レターネーム)に関する説明として正しいものはどれ?

  1. アメリカ英語では「ゼッド(/zed/)」と発音する
  2. イギリス英語では「ズィー(/ziː/)」と発音する
  3. アメリカ英語の「Z」は/iː/の韻グループに属する
  4. イギリス英語の「Z」は/eɪ/の韻グループに属する
答えを見る

正解: C. アメリカ英語の「Z」は/iː/の韻グループに属する
アメリカ英語のZは/ziː/と発音し/iː/グループに属します。イギリス英語では/zed/と発音し/e/グループに属します。

カタカナ英語を脱却するアルファベット発音の改善ポイント

日本語のカタカナ表記に慣れていると、母音を平坦に伸ばしたり、余計な母音を後ろに付け足したりしてしまい、ネイティブスピーカーに通じにくくなります。例えば、Aを「エー」と伸ばすのではなく、後半をすぼめるように二重母音の「エィ」と発音するだけで、英語本来の響きに近づきます。

また、Cを日本語の「シ」ではなく歯の隙間から息を出す「スィ」、Vを「ブイ」ではなく上前歯を下唇に軽く当てる「ヴィー」に変えることも大切です。日本人が特に間違いやすい文字のビフォーアフターを整理しました。

文字通じにくいカタカナ通じる近似発音改善のポイント
Aエーエィ後半に向けて口を少し狭め、二重母音として発音する
Cシースィー日本語の「シ」ではなく、上前歯と舌先の間から息を摩擦させる
Hエイチエィチュ語尾に母音の「イ」を残さず、最後の子音を息だけで鋭く止める
Jジェージェィ平坦に伸ばさず、口をやや突き出しながら「ジェィ」と滑らかに移行する
Vブイヴィー上下の唇を閉じず、上の前歯を下唇に当てて振動音を出す
Wダブリューダァヴリュ「ダ」にアクセントを置き、後半をコンパクトにまとめる

カタカナの語尾に母音(ウやオなど)を付け足さず、息を素早く切る感覚を意識すると、アルファベット単体でもクリアで聞き取りやすい発音へと改善できます。

電話や窓口で正確に伝えるアルファベット発音とスペルアウト

海外のホテル予約、窓口手続き、電話越しで名前やメールアドレスを伝える場面では、アルファベットを1文字ずつ読み上げる「スペルアウト」が必要です。特に通話中は音声の解像度が落ちるため、BとV、MとN、DとTなどの子音は聞き間違いが起こりやすくなります。

相手にスペルを正確に伝える際は、文字の名前をはっきり発音するだけでなく、誤解を防ぐための定番フレーズである as in(〜の…)を添える表現を活用するのが確実です。

例えば、Bを伝えるときは B as in Boy(BoyのB)、Vなら V as in Victor(VictorのV)のように、誰でも知っている一般的な単語を添えます。

実際のやり取りで使える実践フレーズを確認してみましょう。

この表現を身につけておくと、聞き返された際にも慌てず正確に情報を伝えることができます。

Nathan英語の発音は、話して直してもらおう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す

よくある質問

Q. CとSの発音はどう違いますか?
文字の名前はCが/siː/(スィー)、Sが/es/(エス)です。単語内でのフォニックス音としては、Sは基本的に/s/ですが、Cは後ろに続く母音によって/k/(catなど)と/s/(cityなど)の2通りの音に変化します。
Q. フォニックス音だけで英語の全単語が読めますか?
英語の単語の約75%はフォニックスの規則通りに読めますが、残り約25%は不規則な読み方をする単語(サイトワーズ:theやoneなど)です。規則的な音を土台にしつつ、例外単語は個別で覚えます。
Q. カタカナで発音を覚えるのは避けるべきですか?
最初の大まかな目安としてカタカナを参考にするのは問題ありませんが、最終的には発音記号や口の形、実際の音声に置き換える必要があります。カタカナにはない英語特有の息の出し方や舌の形を意識することが大切です。
Q. 大文字と小文字で発音は変わりますか?
大文字と小文字で発音やフォニックス音が変わることはありません。文字の形状や文中での役割(文頭や固有名詞を大文字にする等)が異なるのみで、音そのものは全く同一です。
Q. 電話でスペルを伝えるときは、どんな単語を例に出せばよいですか?
相手が即座に理解できる、誰でも知っている中学生レベルの基本単語を使います。例えば、A as in Apple、C as in Cat、D as in Dogのように、短く広く親しまれている名詞を選ぶのが確実です。
Q. アルファベットの発音記号で使われるスラッシュ「/ /」にはどんな意味がありますか?
発音記号を挟んでいるスラッシュ「/ /」は、言語の中で意味を区別する最小の音の単位である「音素」を表す学術的な表記です。辞書や教材で発音の目安を示す標準的な記法として用いられます。

2026年10月3日更新・モチタン辞典編集部