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前置詞で迷わない!英語の使い分けと一覧完全ガイド

前置詞で迷わない!英語の使い分けと一覧完全ガイド

日本語の「〜で」を英語にする際、手段や交通なら by や with、場所なら at や in や on を選びます。「電車で」は by train または on the train、「ペンで」は with a pen のように、後ろに続く名詞の冠詞の有無や単語の性質によって使う前置詞が決まります。

「〜で」を表す前置詞の逆引き早見表と判別フロー

日本語で「〜で」と一言で言っても、英語では文脈や後ろに続く語句の性質によって前置詞が明確に分かれます。まずは全体像を素早く把握できるよう、用途別の対応関係を整理しました。

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用途使う前置詞文法ルール・冠詞例文
交通手段(抽象)by無冠詞・単数形I go to work by bus.
(バスで通勤しています。)
乗り物(大型・開放)on冠詞・所有格+名詞I was on the train.
(私は電車の中にいました。)
乗り物(小型・乗用車)in冠詞・所有格+名詞She came in a taxi.
(彼女はタクシーで来ました。)
具体的な道具with冠詞・複数形が必要He cut it with a knife.
(彼はそれをナイフで切りました。)
通信・連絡・送金手段by無冠詞・単数形Contact us by email.
(メールでご連絡ください。)
狭い地点・施設at冠詞+名詞 / 固有名詞We met at the station.
(私たちは駅で会いました。)
空間の内部・広域in冠詞+名詞 / 地名I live in Tokyo.
(私は東京で暮らしています。)
表面・接触面on冠詞+名詞It is on the desk.
(それは机の上にあります。)
材料(性質そのまま)of名詞(物質名詞など)made of wood
(木で作られた)
原料(化学変化)from名詞(物質名詞など)made from grapes
(ブドウから作られた)

「〜で」を3秒で判別するフローチャート

どの前置詞を使うべきか迷ったときは、以下の手順で思考を整理すると瞬時に判別できます。

  1. 乗り物や移動手段か?
    ・手段そのものを抽象的に言う(無冠詞)なら by を使います(例: by train)。
    ・特定の乗り物の内部を指す場合、立ったまま歩ける乗り物なら on(例: on the bus)、体をかがめて乗り込む小型車両なら in(例: in a car)を選びます。
  2. 手でつかむ具体的な道具か?
    ・ナイフ、ペン、ハサミなどの手に持つ器具なら with を使います(例: with a pen)。
    ・素材や手段そのものなら別の前置詞を検討します。
  3. 場所を表しているか?
    ・地図上のピンポイントな地点なら at を使います(例: at the airport)。
    ・境界線で囲まれた空間や都市なら in を使います(例: in the room, in Japan)。
    ・床や壁などの平面に接しているなら on を使います(例: on the floor)。
  4. 原因や理由を表しているか?
    ・病気や疲労による直接の原因なら of や from、感情や状況なら with を使います。
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交通手段の「〜で」|by・on・inの使い分け

交通手段を表す「〜で」は、英語学習者が最も間違いやすいポイントの1つです。最大の違いは「抽象的な手段として捉えているか」それとも「具体的な物理的空間として捉えているか」にあります。

1. by:無冠詞名詞を伴う「純粋な移動手段」

by を交通手段に用いる場合、後ろに置く名詞には a や the などの冠詞を付けず、複数形にもしません。名詞の形をそのまま置くことで、乗り物という物体そのものではなく「移動手段・輸送方法」という抽象的な機能を表します。

冠詞を付けないため、by the train や by a car と言うのは文法的に誤りです。特定の車両を指定したい場合は、次に説明する on や in を使います。

2. on と in:冠詞や所有格を伴う「具体的な乗り物」

乗り物の前に the や a、あるいは my などの限定詞が付く場合は、前置詞は by ではなく on または in を選びます。この2つの使い分けは、ネイティブスピーカーの空間認識に基づいています。

なぜ電車やバスは on で、車は in なのか?

この使い分けの判断基準は「乗り物の床の上で直立して歩けるかどうか」、あるいは「公共交通機関のプラットフォームのような台に乗る感覚があるかどうか」です。

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表現形態電車・バス・飛行機車・タクシー自転車・バイク
手段(無冠詞)by train / by busby car / by taxiby bicycle / by bike
特定の乗物(冠詞あり)on the train / on a busin the car / in a taxion the bicycle / on my bike
徒歩(例外)on foot(by walkは不可)——

なお、「歩いて・徒歩で」と言いたいときは by foot ではなく on foot と表現します。自分の両足という接地面を使って進むため on が用いられます。

交通手段の前置詞の使い分け

by

  • 無冠詞・単数形の名詞が続く
  • 抽象的な移動手段・輸送方法を表す
  • 例: by train / by car

on

  • 冠詞や所有格を伴う
  • 立って歩ける大型交通機関やまたがる乗り物
  • 例: on the train / on the bus

in

  • 冠詞や所有格を伴う
  • 体をかがめて乗り込む小型車両
  • 例: in a car / in a taxi

無冠詞で手段を表すか、冠詞付きの乗り物の形状で選ぶかが基準です。

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次の疑問乗り物に乗る前置詞だけでなく、会話で役立つ「移動手段」を表す英語表現も合わせて押さえておくと便利です。

道具・手段・材料の「〜で」|with・by・of・from

「〜で作業する」「〜で作る」といった道具や手段、材料を表す日本語の「〜で」にも、それぞれ厳密な英語の使い分けが存在します。

1. 道具の with と手段の by

道具や器具を用いて何かを行うときは with を用います。with の本質は「手に取って身近に伴う」という感覚です。一方、通信や支払いなどの「システムや仲介手段」を利用するときは by を用います。

言語の「〜で」は in を使う

「英語で話す」「日本語で書く」のように言語を媒体として用いる場合、前置詞は with ではなく in を使います。言語を「その世界・体系の内側に入り込んで表現する媒体」と捉えるためです。

2. 材料・原料の「〜で」|of と from の違い

何かの素材から製品が作られていることを表す場合、be made of と be made from の使い分けが定番です。

道具・手段・材料の「〜で」
✏️with(道具)

手にとって身近に伴う具体的な器具に使う(with a penなど)。

💳by(手段)

決済や通信など無冠詞のシステム・仲介手段に使う(by postなど)。

🗣️in(言語)

その世界や体系の内側に入り込む媒体として表す(in Englishなど)。

🪵of / from(素材)

見た目で素材が分かれば of、化学変化なら from を使う。

手持ちの道具、システム、媒体、加工度合いによって前置詞を選びます。

言語に in を用いる表現については、in Englishと前置詞で詳しく解説しています。

場所の「〜で」|at・in・onの境界線

場所を表す「〜で」には at、in、on の3大前置詞が用いられます。日本語ではすべて「〜で」と訳せますが、英語の空間に対する捉え方は明確に異なります。

1. at:地図上の一点(ピンポイント)

at のコアイメージは「点」です。広がりを持たない特定の地点、待ち合わせ場所、あるいは施設全体を機能的な「1つのスポット」として捉える際に使います。

駅や図書館などの建物であっても、建物の構造や内部の広さではなく「目的地・活動の拠点」という1つの地点として見ているときは at が好まれます。

2. in:三次元の空間・立体的な内部

in のコアイメージは「囲まれた空間の内側」です。部屋の中、建物の中、あるいは都道府県や国のように明確な境界線で囲まれた広いエリアの内部で何かが行われるときに使います。

同じ場所でも at と in でニュアンスが変わる例

同じ建物であっても、話し手がどう捉えるかによって前置詞を選び分けることができます。

3. on:二次元の表面・接触面

on のコアイメージは「面への接触」です。床、壁、通り(道路)、階数など、平らな表面の上で行われる動作に用います。

場所を表す3大前置詞の捉え方

at(点)

  • 地図上のピンポイント・特定の1地点
  • 施設全体を機能的なスポットとみなす
  • 例: at the station / at the library

in(立体内部)

  • 囲まれた3次元の空間の内側
  • 部屋の中や市区町村・国など広域エリア
  • 例: in the kitchen / in Tokyo

on(接触面)

  • 2次元の表面・接触面
  • 机の上や壁などへの接触を表す
  • 例: on the desk / on the wall

空間をピンポイントの点、立体の内部、接触面のいずれで捉えるか比較します。

「〜で」を表す英語前置詞のイメージ

具体的な例文を確認したい方は、at・in・onの時と場所の使い分けの例文集も参考にしてください。

次の疑問境界線に迷いやすい場所の使い分けは、atとinの違いと使い分けの基準を整理した記事でさらに詳しく確認できます。

原因・理由や動詞と結びつく「〜で」の表現

「病気で倒れる」「事故で遅れる」といった原因・理由を表す「〜で」や、特定の動詞と結びついて「〜で」の意味を成す頻出フレーズをまとめました。

原因・理由を表す前置詞

前置詞ニュアンス例文
from疲労・怪我・間接的原因He died from overwork.
(彼は過労で亡くなりました。)
of病気・飢餓・直接的原因She died of cancer.
(彼女は癌で亡くなりました。)
with感情・体の生理反応He was trembling with fear.
(彼は恐怖で震えていました。)
at知覚・感情の引き金She was surprised at the news.
(彼女はその知らせに驚きました。)

病気による直接的な死因には die of a disease が慣用的に好まれ、過労や怪我など間接的な要因からの死には die from が用いられる傾向があります。

また、寒さや恐怖などで体が震えるような「生理現象を伴う感情」には with cold や with anger のように with が使われます。

動詞とセットで覚える「〜で」の重要句動詞

試験や実用英語では、前置詞単体ではなく動詞と一体化して決まった「〜で」の意味を作るパターンが頻出します。

前置詞の基本知識と主要12語のコアイメージ一覧

英語の「前置詞(Preposition)」とは、文字通り「名詞の前に置く詞(ことば)」です。名詞の前に置かれることで、その名詞と文中の他の言葉との関係性(場所、時間、方向、手段など)を示し、全体として修飾語(副詞句または形容詞句)の役割を果たします。

前置詞をマスターする最大のコツは、日本語訳を丸暗記するのではなく、ネイティブが持っている「コアイメージ(中心的な空間的感覚)」を捉えることです。

主要な前置詞12選のコアイメージ一覧

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前置詞コアイメージ基本的な意味・日本語訳代表的な例文
at特定の1点(ピンポイント)〜で、〜に、〜の時点でat noon(正午に)
in立体的な空間の内側〜の中に、〜の範囲でin the box(箱の中に)
on面への接触・付着〜の上に、〜に接してon the wall(壁に)
to目標に向かい到達する矢印〜へ、〜まで(到達)go to school(学校へ行く)
for目的方向への視線・指向〜に向かって、〜のためにleave for Paris(パリへ出発する)
from離れていく出発点・起点〜から、〜を起点にしてfrom morning(朝から)
byすぐそば・近接・期限の限界〜のそばに、〜までに、〜でstand by me(私のそばに立つ)
with同伴・つながり・手に持つ〜と一緒に、〜を持って、〜でwith my friends(友人と一緒に)
of一部分の切り離し・所属〜の、〜から成るa cup of tea(一杯のお茶)
about周辺・周りを取り囲む〜について、およそ〜talk about sports(スポーツについて話す)
under真下・影響や支配の下〜の下に、〜の影響下でunder the tree(木の下で)
over覆いかぶさる・上を弧を描いて越える〜を越えて、〜の上にjump over the fence(柵を跳び越える)

混同しやすい前置詞ペアの比較と確認クイズ

意味が似通っていて、英語学習者が試験や英会話で誤用しやすい前置詞のペアを比較解説します。

1. to と for の使い分け

どちらも方向を表すことができますが、「実際に到達したかどうか」が決定的な差となります。

2. by と until の使い分け

時間を表す「〜までに」と「〜まで」の混同も極めて多い間違いです。

理解度をチェックする空所補充ミニクイズ

本記事で学んだ内容をもとに、空所に最も適切な前置詞を考えてみてください。

  1. We usually go to school (    ) bus.
    【解答】 by
    【解説】冠詞のない無冠詞単数名詞 bus が続いているため、移動手段を表す by が適切です。
  2. She was waiting for me (    ) the bus.
    【解答】 on
    【解説】the bus と冠詞が付いており、車内で直立して歩ける大型交通機関であるため on を使います。
  3. He signed the contract (    ) a fountain pen.
    【解答】 with
    【解説】万年筆(a fountain pen)という手に持つ具体的な器具を用いて動作を行うため with が正解です。
  4. Cheese is made (    ) milk.
    【解答】 from
    【解説】牛乳からチーズへの変化は形状や性質が大きく変わる化学変化であるため、原料を表す from を用います。
  5. I met my old friend (    ) the airport.
    【解答】 at
    【解説】空港を地図上・移動ルート上の1つの特定の集合地点(点)として捉えているため at が自然です。
混同しやすい前置詞ペアの比較

to vs for(方向)

  • to: 実際にたどり着く到達点を含む矢印
  • for: その方向を向いている志向(到達は未言及)

by vs until(時間)

  • by: 期限前のどこかで1回完了する動作
  • until: その時点まで途切れずずっと続く状態・動作

到達の有無や動作の継続性という決定的なニュアンスの違いを整理します。

続けて読む

英語の言い方の疑問をすべて見る「前置詞」のまとめ

理解度チェック

Q1. 交通手段の「by」を使う際の文法ルールはどれですか?

  1. 後ろの名詞に冠詞を付けず単数形にする
  2. 必ず「the」などの冠詞を付ける
  3. 乗り物の名詞を必ず複数形にする
  4. 所有格を名詞の前に置く
答えを見る

正解: A. 後ろの名詞に冠詞を付けず単数形にする
交通手段にbyを使う場合、名詞に冠詞を付けず複数形にもしないため、無冠詞・単数形で置きます。

Q2. 「その机は木で作られている」を表す適切な文はどれ?

  1. The desk is made of wood.
  2. The desk is made from wood.
  3. The desk is made with wood.
  4. The desk is made by wood.
答えを見る

正解: A. The desk is made of wood.
加工しても素材の性質や外見がそのまま残る材料(物理変化)には「of」を使います。

Q3. 言語を媒体として話したり書いたりする時の前置詞は?

  1. with
  2. by
  3. in
  4. of
答えを見る

正解: C. in
英語などの言語を媒体として用いる場合、その体系の内側に入り込む感覚から「in」を使います。

よくある質問

Q. 電車に乗っているときはby trainと言えませんか?
言えません。移動手段全般を指す場合は「by train」と言えますが、「車内にいる」という現在の居場所を指す場合は冠詞を伴って「on the train」と表現します。
Q. 「車で」を英訳する際、by carとin a carはどう使い分けますか?
単に移動の手段として「車を使って移動した」と言いたい時は「by car」を用います。特定の誰かの車の中に乗っている状態を指す時は「in my car」「in a car」を用います。
Q. 「箸で食べる」の「で」はどの前置詞を使いますか?
箸という具体的な道具を手にとって使うため「eat with chopsticks」のように「with」を用います。道具や器具を使った動作には「with」が基本です。
Q. 「英語で話す」をspeak with Englishと言ってはいけませんか?
誤りです。言語は手で扱う道具ではなく表現の媒体・枠組みと見なされるため、空間の内側を表す「in」を用いて「speak in English」と表現します。
Q. 前置詞の後ろには動詞をそのまま置けますか?
そのままでは置けません。前置詞の後ろには名詞が来る原則があるため、動詞を置く場合は「〜ing」の動名詞の形(例: by studying hard)にする必要があります。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部

関係する文法前置詞の使い分け(in・on・at など)at・in・onの時と場所の使い分け