モチタン辞典 › 読みもの › 英語の言い方 › 英語で「慣れていない」の表現

慣れていないの英語表現!会話やビジネスで使えるフレーズ集
「慣れていない」を英語で伝える最も自然で代表的な表現は I'm not used to ~(アイム ノット ユーストゥ 〜)です。
この表現の to は不定詞ではなく前置詞であるため、後ろには動詞の原形ではなく「名詞」または「動名詞(-ing)」を置くのが文法上の明確なルールです。
単に経験が浅いことだけでなく、まだしっくりきていない感覚まで自然に伝えられます。
英会話の総合ガイド ›あいさつ・よく使うフレーズ・場面別の会話・発音・話す練習・検定の会話試験まで、英会話のことをまとめて見る
基本表現「be not used to」の文法と使い方
英語で「〜に慣れていない」と現在の状態を伝えるときは、be not used to + 名詞 / 動名詞(-ing) を使うのが最も一般的です。
学習者が最もつまずきやすいのが、後ろに置く語の形です。この to は「go to school」の to と同じ前置詞です。そのため、後ろに動詞の原形を置くことはできません。必ず名詞、または動詞を名詞化した動名詞(-ing)を続けます。
- I'm not used to this cold weather.(この寒さには慣れていません。 ※名詞が続く例)
- I'm not used to waking up early.(早起きすることに慣れていません。 ※動名詞が続く例)
また、文末に yet(まだ)を添えて I'm not used to it yet.(まだそれには慣れていません)としたり、just を添えて I'm just not used to it.(単に慣れていないだけです)と表現したりすると、角を立てずにやわらかいニュアンスで気持ちを伝えられます。
I'm not used to waking up early.早起きすることに慣れていません。
toは前置詞のため、後ろには動詞の原形ではなく名詞または動名詞が続きます。
be used to・get used to・used toの比較表
形が似ていて混同しやすい3つの表現があります。「慣れている(状態)」の be used to、「慣れる(変化・プロセス)」の get used to、そして「かつて〜していた(過去の習慣)」の used to do です。それぞれの違いを下表で整理します。
表は横にスクロールできます →
| 表現 | 後ろに続く形 | 意味とニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| be not used to | 名詞 / 動名詞(-ing) | 〜に慣れていない(現在の状態) | I'm not used to public speaking. (人前で話すことに慣れていません。) |
| can't get used to | 名詞 / 動名詞(-ing) | 〜に慣れることができない(適応の困難) | I can't get used to the time difference. (時差にどうしても慣れることができません。) |
| used to + 動詞の原形 | 動詞の原形 | かつて〜していた(過去の習慣・状態) | I used to live in London. (かつてロンドンに住んでいました。) |
「状態」を表す be not used to に対し、動作や適応のプロセスを表すのが get used to です。「だんだん慣れてきた」と進行中の変化を言いたいときは I'm getting used to it.、「どうしても馴染めない」と苦戦しているときは I can't get used to it. と使い分けます。
一方、助動詞のように働く used to + 動詞の原形 は「以前は〜していたが、今はしていない」という意味になり、「慣れ」の意味は一切含まれません。直後に原形が来るか、名詞・動名詞が来るかで見分けがつきます。
次の疑問「かつて〜していた」の used to や動詞 use の使い方を詳しく整理したいなら、動詞use・used toの文法まとめも参考になります。
慣れていないを表す英語表現10選
カジュアルな日常会話から改まったビジネスシーンまで、状況に応じて使い分けられる10通りの表現を紹介します。
表は横にスクロールできます →
| 英語表現 | カタカナ発音の目安 | ニュアンス | 適した相手・場面 |
|---|---|---|---|
| I'm not used to ~ | アイム ノット ユーストゥ | 最も標準的で幅広い「慣れていない」 | 同僚・友人・初対面の相手など全般 |
| I'm still getting used to ~ | アイム スティル ゲティング ユーストゥ | 現在進行形で適応しようとしている | 新しい職場・引っ越し直後の会話 |
| I can't get used to ~ | アイ キャント ゲット ユーストゥ | 努力しているが馴染めない・受け入れがたい | 友人・同僚への愚痴や雑談 |
| It's new to me. | イツ ニュー トゥ ミー | 初めての経験で勝手が分からない | 日常会話・案内を受けた際の返事 |
| I'm unfamiliar with ~ | アイム アンファミリア ウィズ | 知識や経験が不足していて詳しくない | ビジネスメール・商談・公の場 |
| I'm unaccustomed to ~ | アイム アンアカスタムド トゥ | 経験が薄く作法などに不慣れである | フォーマルな式典・目上への改まった発言 |
| I'm new to this. | アイム ニュー トゥ ディス | この分野・環境の新参者である | 新入社員の挨拶・コミュニティ参加時 |
| I'm rusty. | アイム ラスティ | 昔はできたがブランクがあって腕が鈍い | 久しぶりのスポーツ・英会話・楽器 |
| It feels awkward to me. | イット フィールズ オークウォード トゥ ミー | 気まずい・しっくりこない・落ち着かない | 慣れないパーティーや社交の場 |
| I'm still learning the ropes. | アイム スティル ラーニング ザ ロープス | 業務のコツや手順を覚えている最中だ | 仕事仲間・上司への近況報告 |
場面別の英会話例文3選
「慣れていない」を実際の会話でどのように切り出し、相手とやり取りするかを場面別に紹介します。
1. オンライン英会話や初対面のレッスンで
英語を話す緊張を和らげ、聞き取りやすく話してもらうための定番のやり取りです。
- A: Welcome to the lesson! How are you feeling today?
(レッスンへようこそ!今日の調子はいかがですか?) - B: I'm a bit nervous because I'm not used to speaking English yet. Could you speak a little slowly?
(まだ英語を話すことに慣れていないので、少し緊張しています。少しゆっくり話していただけますか?) - A: Of course! Don't worry, we'll take it step by step.
(もちろんです!心配しないで、一歩ずつ進めましょう。)
2. パーティーや立食イベントの社交場で
賑やかな雰囲気に圧倒されているとき、気まずくならずに自分のペースを保つ会話です。
- A: Hey, you look a bit quiet. Are you enjoying the gathering?
(こんにちは、少し静かですね。集まりは楽しめていますか?) - B: Yes, it's nice, but I'm just not used to this kind of big party. It's a little overwhelming.
(ええ、素敵ですね。ただ、こうした大きなパーティーには単に慣れていなくて。少し圧倒されています。) - A: I totally understand. Let's go grab a drink outside where it's quieter.
(すごくよく分かりますよ。もう少し静かな外へ飲み物を取りに行きましょう。)
3. 新しい職場や業務でのやり取り
新しい業務システムに不慣れであることを伝え、アドバイスを求める会話です。
- A: How are you finding the new project software?
(新しいプロジェクト管理ソフトの使い心地はどうですか?) - B: To be honest, I'm still getting used to the interface. I'm not used to working with this layout.
(正直に言うと、まだ画面構成に慣れようとしているところです。この配置で作業するのに慣れていなくて。) - A: No problem at all. Let me know if you want me to walk you through it.
(全く問題ありませんよ。もし手引きが必要なら声をかけてくださいね。)

次の疑問初対面で「英語を話すのに慣れていない」と伝えたいときは、「最近英語を話してない」の英語表現を合わせて知っておくと便利です。
ビジネスメールで使える不慣れの表現
ビジネスメールや改まった文書では、I'm not used to よりも客観的で礼儀正しい表現が好まれます。代表的な語句が unfamiliar with(〜に不慣れな、精通していない)と unaccustomed to(〜に慣れていない)です。
担当者が代わった直後や新しい業務の連絡
As I am still unfamiliar with this procedure, I would appreciate your guidance.
(当手順にまだ不慣れでございますので、ご指導をいただけますと幸甚に存じます。)
返信や確認に時間がかかることへの配慮
Please accept my apologies for any inconvenience, as I am unaccustomed to handling this system.
(本システムの取り扱いに不慣れなため、ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。)
着任直後の挨拶文
I am new to this role and still learning the day-to-day operations. I look forward to working closely with your team.
(本職務に就いたばかりで日常業務に不慣れな点もございますが、皆様とお仕事ができますことを楽しみにしております。)
unfamiliar with を使い、手順への不慣れと指導を仰ぐ姿勢を伝えます。
unaccustomed to を用い、システムに不慣れで生じる不便を詫びます。
new to this role と伝え、日常業務を学びながら取り組む意欲を示します。
場面や目的に応じてフォーマルな語句を使い分けます。
円滑にするクッション言葉と返し方
単に「慣れていません」とだけ答えると、人によっては消極的あるいは無愛想な印象を与えることがあります。前後に一言添えるクッション言葉と、相手から不慣れだと言われたときの優しい返し方を押さえておくと便利です。
クッション言葉を添えたフレーズ
- Please bear with me, as I'm not used to this yet.
(まだこれに慣れていないため、少々ご容赦ください。) - I'm still learning, but I'm doing my best.
(まだ不慣れで勉強中ですが、最善を尽くします。) - I might be a bit slow since I'm not used to this tool.
(このツールに慣れていないため、作業が少し遅いかもしれません。)
相手から「慣れていなくて」と言われたときの返し方
相手が緊張しているときは、共感や安心感を与える返答を返すと会話が円滑になります。
- Take your time. There's no rush.
(焦らなくて大丈夫ですよ。ご自身のペースでどうぞ。) - It takes time to get used to it. You're doing great!
(慣れるのには時間がかかるものです。とても順調ですよ!) - Don't worry about it. Everyone starts as a beginner.
(気にしないでください。最初はみんな初心者ですから。)
クッション言葉を添える側
- ご容赦を求める(Please bear with me…)
- 努力姿勢を示す(I'm still learning…)
- 作業の遅れを予告(I might be a bit slow…)
言われたときの返し方
- 焦らないよう促す(Take your time.)
- 時間が必要と励ます(It takes time…)
- 皆初心者と伝える(Everyone starts as…)
角を立てないクッション言葉と、相手の緊張を解く返し方を整理します。
よくある間違いと発音のコツ
直訳や文法の思い込みによる間違いを防ぐための注意点と、通じる発音のコツを解説します。
直訳によるよくある間違い
- 誤り:I don't use this.
(× 慣れていません → ○ これを普段使いません)
動詞 use(使う)の否定文にしてしまうミスです。「慣れていない」という意味にはならないため、必ず受動態の形を持つ be not used to を用います。 - 誤り:I'm not used to drive in snow.
(× 雪道の運転に慣れていません)
to の後ろに動詞の原形 drive を置いてしまうミスです。前置詞であるため、I'm not used to driving in snow. と動名詞にします。 - 誤り:It's unaccustomed.(単独で使用する)
unaccustomed は通例、I am unaccustomed to ~ や an unaccustomed silence(慣れない静けさ)のように、前置詞 to や修飾する名詞を伴って使います。単独で「慣れていません」と言いたいときは I'm not used to it. が自然です。
通じる発音のポイント
used to の発音は「ユーズド トゥ」と濁りません。s の音は濁らずに「ユーストゥ」と発音します。国際音声記号(IPA)では /juːst tuː/ または /juːstu/ と表記されます。
また、used の末尾の d と to の先頭の t が重なるため、音が連結(リンキング)し、ひと息に「ユーストゥ」と発音されます。I'm not used to it. は「アイム ノット ユーストゥイット」のように、to と it もつながって発音されるのが自然な響きです。
I don't use this. は「普段使わない」の意味になり誤りです。
toは前置詞のため、driveではなくdrivingと動名詞を続けます。
単独では使わず、後ろにtoや修飾する名詞を伴って使います。
直訳や文法的な勘違いによる誤りを正しく把握しましょう。
続けて読む
英語の言い方は、話して覚えよう。会話アプリ「モチスピ」英語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
よくある質問
- Q. 「慣れない」と「慣れていない」の英語の違いは?
- 「慣れていない」という現在の状態は be not used to を使います。一方、「なかなか慣れない」と環境への適応の難しさを表す動作・変化には can't get used to を使うのが自然です。
- Q. used to の後ろはなぜ原形ではないのですか?
- be used to の to は不定詞ではなく前置詞だからです。前置詞の後ろには名詞相当語句を置く規則があるため、動詞を続ける際は動名詞(-ing形)にします。
- Q. 「こういう場に慣れていない」は英語で何と言いますか?
- I'm not used to this kind of setting. や I'm not used to events like this. と言います。気後れしているなら I feel a bit out of place.(場違いに感じる)も自然です。
- Q. ビジネスで「不慣れでご迷惑をおかけします」は?
- Please accept my apologies for any inconvenience, as I am still unfamiliar with this procedure. などの表現がフォーマルで丁寧です。
- Q. used to の発音は「ユーズド」と濁りますか?
- 濁りません。「慣れている」の意味でも「かつて〜した」の意味でも、used to は「ユーストゥ」と濁らず発音するのが正しいルールです。
2026年10月16日更新・モチタン辞典編集部
be used to
get used to
used to
awkward