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中学英語 三単現のsの付け方・条件と見分け方
中学英語の三単現のsとは、主語が「三人称」かつ「単数」で、文が「現在形」の肯定文であるときに、一般動詞の語尾につける -s や -es のことです。主語が I(私)や you(あなた)以外の1人・1つで、過去や未来ではない普段の習慣・事実を表すときにつけます。
中学英語三単現の3条件と3秒見分け判定法
中学英語三単現という言葉は、「三人称(さん・にんしょう)」「単数(たん・すう)」「現在形(げん・ざいけい)」の頭文字を並べた略語です。一般動詞に -s をつけるかどうかは、この3つの条件がすべて同時に成立しているかで判定します。
三単現の3条件
- 三人称:話し手である I(私)、聞き手である you(あなた)以外のすべて(人だけでなく、犬・車・本などの物や事柄も含まれます)。
- 単数:人数や個数が「1人」または「1つ」であること(2人以上、2つ以上は複数です)。
- 現在形:過去(昨日や先週)でも未来(明日や来年)でもなく、現在の状態や日頃の習慣的な行動を表す文であること。
この3つの条件を瞬時に判定するには、「主語を he、she、it のいずれか1語に置き換えられるか」を考えるのが最も確実です。
| 判定フロー | 確認内容 | 結果(肯定義・現在形の場合) |
|---|---|---|
| ステップ1 | 主語は I や you ですか? | YESなら -s は不要(原形) |
| ステップ2 | 主語は2人・2つ以上(複数)ですか? | YESなら -s は不要(原形) |
| ステップ3 | 主語は he / she / it に置き換わりますか? | YESなら動詞に -s または -es をつける |
たとえば My mother は女性1人なので she に置き換えられます。したがって三単現の -s が必要です。一方、Ken and Tom は2人いるため they(彼ら)に置き換わり、複数となるため -s はつきません。
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中学英語三単現の sの付け方・スペル変化4規則
動詞の語尾に -s をつける際、単語のスペル(つづり)によって4つの変化パターンに分かれます。定期テストや高校入試で失点しやすいポイントですので、例外なく整理して覚えましょう。
パターン1:語尾にそのまま -s をつける(通常)
大半の一般動詞はこの基本ルールに従います。語尾にアルファベットの s をそのまま付け足します。
パターン2:語尾が s, sh, ch, x, o の動詞は -es をつける
語尾の音が「ス」「シュ」「チ」「クス」「オ」に近い音で終わる単語は、発音を滑らかにするために -es をつけます。合言葉として「ス・シュ・チ・エックス・オ」と覚えると定着しやすくなります。
- teach → teaches(教える)
- watch → watches(見る)
- wash → washes(洗う)
- pass → passes(通り過ぎる、合格する)
- box → boxes(箱に詰める、ボクシングをする)
- go → goes(行く)
- do → does(する)
パターン3:「子音字 + y」で終わる動詞は y を i に変えて -es
アルファベットの母音字(a, i, u, e, o)以外を「子音字」と呼びます。「子音字 + y」で終わる動詞は、語尾の y を i に書き換えてから -es をつけます。
- study(dは子音字 + y) → studies(勉強する)
- fly(lは子音字 + y) → flies(飛ぶ)
- try(rは子音字 + y) → tries(試す)
- carry(rは子音字 + y) → carries(運ぶ)
注意が必要なのは play や enjoy です。これらは a や o という母音字の後に y が続いている(母音字 + y)ため、パターン3ではなく通常ルール通り plays、enjoys となります。
パターン4:不規則変化動詞 have → has
持っているを表す have は、語尾に -s をつけるのではなく、単語そのものの形が has に変わります。haves という単語は存在しません。
- have → has(持っている、食べる)
| パターン | 条件 | 変化の例 |
|---|---|---|
| 基本形 | 大半の一般動詞 | walk → walks, run → runs |
| -es をつける | 語尾が s, sh, ch, x, o | watch → watches, go → goes |
| y を i に変えて -es | 語尾が「子音字 + y」 | study → studies, cry → cries |
| 不規則変化 | 動詞 have | have → has |
そのまま -s
- plays
- walks
- reads
- likes
- makes
語尾が s,sh,ch,x,o
- teaches
- watches
- washes
- goes
- does
子音字+y(yをiに)
- studies
- flies
- tries
- carries
母音字+y(そのまま)
- plays
- enjoys
動詞の語尾によって4つの変化規則に分かれます。
次の疑問スペルの変化が分かったら、声に出すときの語尾のs・edの発音ルールも合わせて確認しておくと安心です。
否定文・疑問文の公式と動詞が原形に戻る理由
主語が三人称単数であっても、否定文や疑問文にするときは動詞に -s をつけません。その代わりに助動詞 does または doesn't(does not)を用い、後ろの動詞は辞書に載っている最初の形である「動詞の原形」に戻します。
否定文の公式:主語 + doesn't + 動詞の原形
主語が I や they のときは don't を使いますが、三単現のときは doesn't を使います。
肯定文で動詞 play についていた -s が、否定文では助動詞 do に移動して does に吸収された、と捉えると理解しやすくなります。
1つの文の中に三単現の印(s)は1箇所にあれば十分なため、動詞本体は原形 play に戻ります。Ken doesn't plays tennis. と書いてしまうミスが非常に多いため注意してください。
疑問文の公式:Does + 主語 + 動詞の原形 〜?
疑問文を作るときは、文頭に Does を置き、文末にクエスチョンマーク(?)をつけます。動詞は否定文と同じく「原形」にします。
- 肯定文:She lives in Tokyo.(彼女は東京に住んでいます。)
- 疑問文:Does she live in Tokyo?(彼女は東京に住んでいますか?)
疑問文への答え方の公式
Does で聞かれた質問には、does を使って答えます。また、答えの主語は必ず代名詞(he, she, it, they など)に直します。
| 文の種類 | 文の形(公式) | 例文 |
|---|---|---|
| 肯定文 | 主語 + 動詞の三単現の形 | He watches TV.(彼はテレビを見ます。) |
| 否定文 | 主語 + doesn't + 動詞の原形 | He doesn't watch TV.(彼はテレビを見ません。) |
| 疑問文 | Does + 主語 + 動詞の原形 〜? | Does he watch TV?(彼はテレビを見ますか?) |
Ken plays tennis.(動詞に-sがつく)
否定文を作るため助動詞doが入る
動詞の-sがdoに移動してdoesn'tになる
Ken doesn't play tennis.(playに戻る)
助動詞doesがsを吸収するため動詞本体は原形に戻ります。
次の疑問三単現以外の主語も含めて作り方を復習したいときは、一般動詞の疑問文の作り方を整理した解説が役立ちます。
He is playsの混同を防ぐbe動詞と一般動詞の判別
英語の初学者が最も起こしやすい誤答が、He is plays soccer. や She is lives in Kyoto. のように、be動詞(is)と一般動詞を1つの述語に並べて書いてしまうケースです。このミスを無くすには、英語の動詞の根本的な役割分担を理解することが近道です。
英語の文は「1文に本動詞が1つ」が原則
通常の肯定文において、中心となる動詞(本動詞)は1文の中に1つしか入れられません。is も動詞(be動詞)であり、play も動詞(一般動詞)です。2つの動詞を意味もなく合体させることはできません。
- 誤り:He is plays soccer.(動詞が2つ重なっており文法的に成立しません)
- 正しい文(一般動詞):He plays soccer.(彼はサッカーをします。)
- 正しい文(be動詞):He is a soccer player.(彼はサッカー選手です。)
be動詞と一般動詞の役割の違い
表は横にスクロールできます →
| 動詞の分類 | 表す内容 | 三単現のときの形 | 否定文・疑問文の作り方 |
|---|---|---|---|
| be動詞(am, is, are) | 「イコール関係(主語=〜)」「存在(〜にいる)」 | is | not を後ろに置く / Is を文頭に出す |
| 一般動詞(play, runなど) | 「動作」「状態(好む・知っている等)」 | 語尾に -s や -es | does や doesn't を使う |
日本語で文を作るとき、「〜です」「〜にいる」と言いたい場合は be動詞(is)を使い、「〜する(走る、食べる、勉強するなど)」という動作を言う場合は一般動詞に -s をつけます。主語の直後に is を書きそうになったら、「この文には動作を表す一般動詞が入っていないか」を確認する習慣をつけましょう。

次の疑問文の組み立てで迷いやすいなら、根本的なbe動詞と一般動詞の違いを例文で整理しておくとすっきり理解できます。
テストで迷いやすい主語の代名詞置き換え一覧
テストで点数を落としやすいのは、主語が he や she といった分かりやすい代名詞ではなく、名詞句になっている場合です。主語を代名詞に置き換えて三単現の -s がつくかどうかを一覧で整理しました。
表は横にスクロールできます →
| 主語の例 | 置き換えられる代名詞 | 三単現のsはつくか | 正しい英文例 |
|---|---|---|---|
| Ken(ケン) | he(1人の男性) | つく | Ken walks to school. |
| My mother(私の母) | she(1人の女性) | つく | My mother cooks dinner. |
| This cat(この猫) | it(1匹の動物) | つく | This cat sleeps a lot. |
| Ken and Tom(ケンとトム) | they(彼ら・複数) | つかない(原形) | Ken and Tom walk to school. |
| My parents(私の両親) | they(彼ら・複数) | つかない(原形) | My parents cook dinner. |
| You and I(あなたと私) | we(私たち・複数) | つかない(原形) | You and I study English. |
| These books(これらの本) | they(それら・複数) | つかない(原形) | These books look interesting. |
特に間違いが多いのが My parents や My friends のように、主語に my がついているケースです。「my は私(一人称)だから -s はつかない」あるいは「my の後ろが何であれ全部 she や he と同じ」と思い込んでしまう間違いが見られます。
主語の中心となる名詞が単数形(parent)か複数形(parents)かを見ることが判定の鍵です。
子どもや生徒につまずきを解きほぐす指導のコツ
保護者の方や指導者が三単現を教える際、文法用語をそのまま並べるだけでは定着しにくいことがあります。つまずきやすい箇所には、視覚的なイメージと言い換えを用いた声かけが役立ちます。
声かけのコツ1:「世界で自分と相手以外の誰か1人」と言い換える
「三人称単数」という漢字の並びは中学生にとって抽象的です。「会話している『私(1番目)』と『あなた(2番目)』を除いた、外にいる誰か1人・1つのことだよ」と伝えると、主語の範囲が直感的に伝わります。
声かけのコツ2:sの移動を「マグネットの引っ越し」で例える
否定文で He doesn't plays... と書いてしまう生徒には、動詞のお尻についていた s のバッジを助動詞 do が奪い取って does に進化した、と説明します。
「does がすでに s を持っていったから、動詞は身軽なすっぴん(原形)に戻るよ」と声をかけると、二重に s をつけてしまうミスが減ります。
私とあなた以外の外にいる誰か1人・1つと伝える
doがsを奪ってdoesになり動詞はすっぴんの原形に戻る
つまずきやすいポイントは視覚的イメージと言い換えで伝えます。
中学最初のつまずきを整理したいときは、中1英語のまとめも参考にしてみてください。
中学英語三単現の定着チェック演習問題(解答付き)
理解度を確認するための練習問題です。肯定文・否定文・疑問文・スペル変化の重要パターンを網羅しています。
問題編
- 次の( )内の動詞を適した形に直してください。(変化しない場合はそのままの形)
(1)She (watch) TV every evening.
(2)My father (have) a new car.
(3)Ken and I (play) basketball.
(4)He (study) math very hard. - 次の英文を指示に従って書き換えてください。
(1)Tom lives in Osaka.(否定文に)
(2)Emi likes music.(疑問文にして、No で答える文も書く)
(3)They speak French.(主語を He に変えて全文を書く) - 次の英文の間違いを1箇所見つけて正しく直してください。
(1)Mike is likes apples.
(2)Does your sister plays tennis?
解答と解説
- 動詞の適形問題の解答
(1)watches:主語が She で語尾が ch のため -es をつけます。
(2)has:主語 My father は he に置き換えられるため、不規則変化の has になります。
(3)play:主語 Ken and I は「私たち(we)」なので複数です。三単現の -s はつかず原形のままです。
(4)studies:study は「子音字 d + y」で終わるため、y を i に変えて -es をつけます。 - 書き換え問題の解答
(1)Tom doesn't live in Osaka.(doesn't の後ろは動詞の原形 live に戻します)
(2)疑問文:Does Emi like music? / 答え:No, she doesn't.(Emi を代名詞 she に置き換えて答えます)
(3)He speaks French.(主語が三人称単数の He になるため、動詞に -s をつけます) - 誤文訂正問題の解答
(1)Mike likes apples.(is を削除します。一般動詞 likes があるため be動詞は不要です)
(2)Does your sister play tennis?(疑問文の文頭に Does があるため、動詞は原形 play に戻します)
さらに多くの例文で確認したい方は、三単現のs のルールの例文集を活用してください。
疑問詞whatを使った文の三単現ルール
疑問詞 what を使った文では、文の構造によって動詞に -s がつく場合と、助動詞 does を使う場合に分かれます。
パターン1:whatが文の主語になっている場合(動詞に-sがつく)
what そのものが「何が」という主語として機能するとき、what は単数扱い(三人称単数)となります。助動詞の does は使わず、直後の一般動詞に三単現の -s(または -es)を直接つけます。疑問文であっても動詞は原形にならず、三単現の -s が残る点が特徴です。
- What happens next?(次に何が起きますか?)
- What makes you happy?(何があなたを幸せにしますか?)
- What comes after Tuesday?(火曜日の次は何が来ますか?)
パターン2:whatが目的語で、別の主語がある場合(doesを使い動詞は原形)
what が「何を」という意味で、文の中に別の三人称単数の主語(he, she, Tom など)が存在する場合、疑問文を作る助動詞 does を前に出します。このとき、後ろの一般動詞は原形に戻ります。
- What does he want?(彼は何を欲しがっていますか?)
- What does this word mean?(この単語は何を意味していますか?)
表は横にスクロールできます →
| 構造 | Whatの役割 | 動詞の形 | 例文 |
|---|---|---|---|
| What + 一般動詞-s ...? | 主語(何が) | 三単現の -s がつく | What smells so good?(何がいい匂いを出しているのですか?) |
| What does + 主語 + 動詞の原形 ...? | 目的語(何を) | 動詞の原形 | What does she cook?(彼女は何を料理しますか?) |
名詞の複数形sと動詞の三単現sの違い
英語学習の初期段階で混同しやすいのが、「名詞の複数形の -s」と「動詞の三単現の -s」です。語尾に同じ -s がつくものの、役割と付く位置は正反対です。
| 項目 | 動詞の三単現の -s | 名詞の複数形の -s |
|---|---|---|
| つく品詞 | 一般動詞(動作・状態) | 名詞(モノ・人・場所) |
| 意味・役割 | 主語が「1人・1つ(単数)」であることを表す | そのモノが「2つ以上(複数)」あることを表す |
| 例 | He reads a book.(彼は本を読む。) | I have two books.(私は本を2冊持っている。) |
| 主語と動詞の関係 | 主語が単数だから、動詞に -s がつく | 主語が複数なら、動詞に -s はつかない |
次の文のように、1つの文の中で両方が同時に現れることもあります。
- The girl likes cats.(その少女は猫が好きです。)
この文では、主語 The girl が単数なので動詞 likes に三単現の -s がつき、目的語の cats は2匹以上の猫を表すため名詞の複数形の -s がついています。単語が「動作を表す動詞」なのか「モノの名前を表す名詞」なのかを意識することが大切です。
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理解度チェック
Q1. 三単現の条件に当てはまり、動詞に-sがつく主語はどれ?
答えを見る
正解: B. My mother
My motherは女性1人なのでsheに置き換えられ、三人称単数となるため動詞に-sがつきます。他は代名詞theyやweになる複数です。
Q2. 「子音字+y」で終わる動詞の三単現のスペル変化規則は?
- 語尾にそのまま-sをつける
- 語尾に-esをつける
- yをiに変えて-esをつける
- 不規則に形が変わりhasになる
Q3. 次のうち、文法的に正しい英文はどれですか?
- Ken doesn't plays tennis.
- He is plays soccer.
- Does your sister plays tennis?
- Tom doesn't live in Osaka.
答えを見る
正解: D. Tom doesn't live in Osaka.
否定文や疑問文では助動詞does/doesn'tを用いるため、後ろの一般動詞は原形に戻します。また、be動詞と一般動詞を重ねて使うことはできません。
よくある質問
- Q. 三単現のsをつけ忘れると減点されますか?
- 学校の定期テストや高校入試では、三単現のsの付け忘れは文法ミスとして1点〜2点の減点、もしくは完全な不正解(0点)として処理されます。
- Q. EveryoneやSomeoneの主語にはsがつきますか?
- はい、つきます。Everyone(みんな)や Someone(誰か)は文法上「単数扱い」となるため、現在形の一般動詞には三単現の -s や -es をつけます。
- Q. 過去形の文でも三単現のsは使いますか?
- いいえ、使いません。三単現は「現在形」のルールです。過去の文では主語に関わらず過去形(-edや不規則変化動詞)を使うため、三単現のsは不要になります。
- Q. 三単現のsの発音の違いはどう見分けますか?
- 直前の音が無声音(p, k, tなど)なら「ス」、有声音(b, d, g, 母音など)なら「ズ」、s, sh, chなどの後(-es)は「イズ」と発音します。
- Q. 三単現のsはなぜつけるのですか?
- 古英語の時代に主語の人称や数に応じて動詞の語尾を細かく変化させていた名残です。現代英語では大半の変化が消失しましたが、三人称単数現在の-sのみが区別の目印として残りました。
- Q. 助動詞canがある文でも動詞にsはつきますか?
- いいえ、つきません。主語が三人称単数であっても、canやwill、mustなどの助動詞の直後に置かれる動詞は必ず原形になるため、-sをつけることはありません。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部