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英語の三単現・過去形・複数形の発音ルールまとめ
英語の三単現・複数形の語尾-s / -esと過去形の語尾-edの発音は、直前の音が「無声音」か「有声音」かによって規則的に決まります。無声音の後なら無声音(/s/ や /t/)、有声音の後なら有声音(/z/ や /d/)が続き、同じ系統の摩擦音や破裂音の衝突を避ける場合のみ母音を挟んで /ɪz/ や /ɪd/ に変化します。この根本ルールを押さえれば丸暗記は不要です。
検索頻出単語の即引き発音早見表
語尾の処理で検索されることが多い代表的な単語の発音記号と、音の分類理由を一覧にまとめました。まずは自分の調べたい単語の結論をこちらで確認してください。
表は横にスクロールできます →
| 単語 | 品詞・形 | 直前の音 | 語尾の発音記号 | カタカナの目安 |
|---|---|---|---|---|
| likes | 動詞三単現 | 無声音 /k/ | /s/ | ライクス |
| books | 名詞複数形 | 無声音 /k/ | /s/ | ブックス |
| cars | 名詞複数形 | 有声音 /r/ | /z/ | カーズ |
| degrees | 名詞複数形 | 母音(有声)/iː/ | /z/ | ディグリーズ |
| prices | 名詞複数形 | 摩擦音 /s/ | /ɪz/ | プライスィズ |
| voices | 名詞複数形 | 摩擦音 /s/ | /ɪz/ | ヴォイスィズ |
| wagged | 動詞過去形 | 有声音 /g/ | /d/ | ワグド |
| talking | 動詞 -ing 形 | 母音(有声)/ɪŋ/ | /ɪŋ/ | トーキング(鼻音) |
表を見ると分かる通り、単語のスペル(文字の並び)ではなく、語尾を付ける「直前の実際の発音」が有声音か無声音か、あるいは特定の衝突しやすい音かによって、付加される音が3パターンずつに分かれています。
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有声音と無声音を見分ける基礎知識
英語の語尾変化を理解する上で最も大切な基礎が、「有声音」と「無声音」の区別です。語末の文字を見るのではなく、喉仏(声帯)が振動しているかどうかで判断します。
喉を触って振動を確かめる方法
喉仏のあたりに指先を軽く当てて、音を出してみてください。声帯が震えてビリビリとした振動が指に伝われば「有声音」、声帯が震えず息が抜けるシューッ、ハーッという音だけであれば「無声音」です。
例えば、s の音(息だけで「スーー」)を出すときは喉が震えません。そのまま音を「ズーー」に変えると、喉仏が激しく振動し始めることが確認できます。前者が無声音 /s/、後者が有声音 /z/ です。
母音はすべて有声音
日本語の「アイウエオ」に相当する母音(英語の /æ/, /iː/, /aɪ/ など)は、発声時に必ず声帯を振動させるため、すべて例外なく「有声音」に分類されます。したがって、単語の最後の音が母音で終わっている場合は、すべて有声音のルールが適用されます。
同化(発音の省エネ)のメカニズム
なぜ直前の音によって語尾の発音が変化するのでしょうか。その理由は、人間の喉の構造と発声の省エネ(同化現象)にあります。
声帯を震わせずに無声音を出した直後に、急に声帯を震わせて有声音を出すのは喉に負担がかかります。逆に、声帯を震わせている状態から瞬時に振動を止めて息だけの無声音を出すのもエネルギーを要します。
そのため、自然な発音の流れとして「無声音の後には無声音」「有声音の後には有声音」を連続させるという規則が生まれました。
有声音
- 喉仏(声帯)がビリビリと振動する
- 母音はすべて例外なく有声音
- 例: /z/, 母音(/æ/, /iː/ など)
- 後ろには有声音が続く
無声音
- 声帯が震えず息だけが抜ける
- シューッ、ハーッという息の音
- 例: /s/
- 後ろには無声音が続く
喉仏の振動の有無と、直後に続く音の同化ルールを確認できます。
次の疑問無声音と有声音の区別を過去形で練習したい方は、過去形-edの発音ルールで具体的な単語の分類を確認できます。
三単現・複数形-s/-esの発音3分類
名詞の複数形や動詞の三人称単数現在形(三単現)の語尾につく -s および -es は、直前の音によって /s/, /z/, /ɪz/ の3種類に分かれます。
1. 無声音に続く場合:/s/
直前の音が /s/ を除く無声音(/p/, /t/, /k/, /f/, /θ/)で終わる場合、語尾は無声音の /s/ と発音します。カタカナ表記では「ス」に近い音です。
- cups(/kʌps/):語幹が /p/ で終わるため /s/。
- cats(/kæts/):語幹が /t/ で終わるため /s/(/ts/ の結合音)。
- stops(/stɑːps/):動詞 stop の語幹が無声音 /p/。
2. 有声音・母音に続く場合:/z/
直前の音が /z/ を除く有声子音(/b/, /d/, /g/, /v/, /ð/, /m/, /n/, /ŋ/, /l/, /r/)または母音で終わる場合、語尾は有声音の /z/ と発音します。カタカナ表記では「ズ」に近い音です。
- dogs(/dɔːɡz/):語幹が有声子音 /ɡ/ で終わるため /z/。
- boys(/bɔɪz/):語幹が二重母音 /ɔɪ/ で終わるため /z/。
- plays(/pleɪz/):語幹が二重母音 /eɪ/ で終わるため /z/。
3. 摩擦音・破擦音に続く場合:/ɪz/
直前の音が「シュー」「ズー」「チュッ」「ジュッ」といった摩擦音や破擦音(/s/, /z/, /ʃ/, /ʒ/, /tʃ/, /dʒ/)で終わる場合、そのまま /s/ や /z/ を続けると音が衝突して聞き取れなくなります。
音の衝突を防ぐクッションとして母音 /ɪ/ を挟み、/ɪz/(イズ)と発音します。
- busses(/bʌsɪz/):語幹が /s/ で終わるため /ɪz/。
- dishes(/dɪʃɪz/):語幹が /ʃ/ で終わるため /ɪz/。
- watches(/wɑːtʃɪz/):語幹が /tʃ/ で終わるため /ɪz/。
- judges(/dʒʌdʒɪz/):語幹が /dʒ/ で終わるため /ɪz/。
/s/(無声音)
- 直前が無声音
- cups (/kʌps/)
- cats (/kæts/)
- stops (/stɑːps/)
/z/(有声音)
- 直前が有声子音・母音
- dogs (/dɔːɡz/)
- boys (/bɔɪz/)
- plays (/pleɪz/)
/ɪz/(衝突回避)
- 直前が摩擦音・破擦音
- busses (/bʌsɪz/)
- dishes (/dɪʃɪz/)
- watches (/wɑːtʃɪz/)
- judges (/dʒʌdʒɪz/)
直前の音の種類によって語尾の発音が3パターンに分かれます。
次の疑問発音ルールだけでなく歴史的背景も知りたいときは、三単現のsはなぜ必要か解説した記事を読むと理解がさらに深まります。
likesやcarsなど頻出単語の詳細解説
検索されることの多い6つの個別単語について、なぜその発音になるのか、音の成り立ちを詳しく解説します。
likes 発音:/laɪks/
動詞 like の語末のスペルは「e」ですが、発音上は無音(サイレントe)です。実際の発音記号は /laɪk/ であり、最後の音は無声破裂音の /k/ です。喉が震えていない無声音の後に続くため、語尾は無声音の /s/ となり、全体で /laɪks/(ライクス)と発音されます。
例文:He likes classical music very much.(彼はクラシック音楽がとても好きです。)
books 発音:/bʊks/
名詞 book(/bʊk/)も同様に、語末の音が無声音の /k/ です。息だけで破裂させる /k/ の直後には同じく息だけの /s/ が続くため、語尾は /s/ となり、全体で /bʊks/(ブックス)になります。
例文:She bought three books yesterday.(彼女は昨日3冊の本を買いました。)
cars 発音:/kɑːrz/
名詞 car(アメリカ英語で /kɑːr/)の語末は、有声音である接近音の /r/、または長母音 /ɑː/ で終わります。声帯がしっかりと振動している有声音の直後には、同じく有声音である /z/ が連結します。そのため、全体で /kɑːrz/(カーズ)と発音されます。
例文:There are two cars in the garage.(車庫に2台の車があります。)
degrees 発音:/dɪˈɡriːz/
温度や角度、学位を表す名詞 degree(/dɪˈɡriː/)は、語尾が長母音 /iː/ で終わっています。すべての母音は有声音ですので、後ろに付く複数形の -s は有声音の /z/ になります。カタカナでは「ディグリーズ」となります。
例文:The temperature rose by two degrees today.(今日、気温が2度上がりました。)
prices 発音:/ˈpraɪsɪz/
名詞 price の発音は /praɪs/ であり、末尾の音は無声摩擦音の /s/ です。この音の直後に再び /s/ や /z/ を直接重ねると発音が区別できません。
そのため母音 /ɪ/ を挟んで、/ˈpraɪsɪz/(プライスィズ)と発音します。スペルが「-es」になっている点も発音変化と連動しています。
例文:Food prices are increasing every month.(食料品の価格が毎月上がっています。)
voices 発音:/ˈvɔɪsɪz/
名詞 voice(/vɔɪs/)も price と全く同じ構造です。語末が摩擦音の /s/ で終了しているため、母音 /ɪ/ が間に入り、語尾は /ɪz/ となります。全体の発音は /ˈvɔɪsɪz/(ヴォイスィズ)です。
例文:I heard strange voices outside the window.(窓の外から奇妙な声が聞こえました。)

文全体での使われ方を確認したいときは、三単現のs のルールの例文集を参考にしてください。
過去形-edの発音3分類とwagged
動詞の規則変化過去形・過去分詞形の語尾 -ed も、三単現の -s と全く同じメカニズムで3パターンに分類されます。
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| 分類 | 語幹の最後の音 | -edの発音記号 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 無声音の後 | /p, k, f, s, ʃ, tʃ/ 等 | /t/ | stopped, walked |
| 有声音の後 | /b, g, v, z, m, n, l, r/・母音 | /d/ | played, opened |
| /t/, /d/ の後 | 破裂音 /t/, /d/ | /ɪd/ | wanted, needed |
1. 無声音の後は /t/
動詞の原形の語尾が無声音(ただし /t/ を除く)の場合、過去形の -ed は無声音の破裂音 /t/ になります。
- looked(/lʊkt/):語幹が無声音 /k/。
- washed(/wɑːʃt/):語幹が無声音 /ʃ/。
- helped(/helpt/):語幹が無声音 /p/。
2. 有声音・母音の後は /d/
語幹の語尾が有声音(母音を含む、ただし /d/ を除く)の場合、過去形の -ed は有声音の破裂音 /d/ になります。
- loved(/lʌvd/):語幹が有声子音 /v/。
- called(/kɔːld/):語幹が有声子音 /l/。
- stayed(/steɪd/):語幹が母音 /eɪ/。
wagged 発音:なぜ /wæɡd/ になるのか
犬が尻尾などを振るという意味の動詞 wag(/wæɡ/)の過去形 wagged は、検索で疑問を持たれやすい単語の一つです。語末の子音字が重なって「-gged」という表記になりますが、語幹の最後の音は有声破裂音の /g/ です。
直前の音 /g/ を発声しているとき声帯が震えているため、続く -ed も有声音の /d/ に同化します。したがって、発音記号は /wæɡd/(ワグド)となります。「ワギッド」のように母音を挟んで発音しないよう注意が必要です。
例文:The dog wagged its tail happily.(その犬は嬉しそうに尻尾を振りました。)
3. /t/ や /d/ で終わる語幹の後は /ɪd/
原形の語尾がすでに /t/ や /d/ の破裂音である場合、そのまま /t/ や /d/ を重ねると発音不能になります(「ウォント・ト」とは言えないため)。そこで、間に母音 /ɪ/ を挟んで /ɪd/ と発音します。
- wanted(/ˈwɑːntɪd/):語幹が /t/ で終わるため。
- needed(/ˈniːdɪd/):語幹が /d/ で終わるため。
次の疑問日常的によく使う代表例の発音を確かめたいなら、workedの発音とedの読み方で口の動かし方を学べます。
ing発音のコツ:日本語のイングとの違い
現在分詞や動名詞をつくる語尾 -ing の発音記号は /ɪŋ/ です。カタカナ英語の感覚で「イング」と発音してしまうと、不自然な英語に聞こえてしまう大きな原因になります。
/ŋ/ は「グ」と破裂させない鼻音
日本語の「グ」は、喉の奥を閉じた後に息を強く破裂させて出す音(破裂音)です。しかし、英語の /ŋ/(軟口蓋鼻音)は破裂音ではなく、鼻に息を抜く「鼻音」です。
日本語で「リンゴ」「漫画(マンガ)」と言うときの「ン」の発音を思い出してください。舌の後ろ側が上あごの奥(軟口蓋)にくっついて息を鼻から抜いています。その「ン」の口の形のまま、破裂音の「グ」を出さずに音を止めるのが /ŋ/ の正確な発音です。
正しい発音の手順
- 短くはっきりとした母音 /ɪ/(エとイの中間のような音)を出す。
- 舌の後ろを持ち上げて上あごの奥に密着させ、声を鼻へ響かせる(/ŋ/)。
- 最後の「グッ」という破裂音は発声せず、息を鼻腔へ流したまま余韻を止める。
例えば singing は「シング・ギング」ではなく、鼻音を連続させて /ˈsɪŋɪŋ/ とスムーズに発声します。
例文:She is talking on the phone.(彼女は電話で話しています。)※「トーキング」の語末で「グ」を強く弾かせないように注意します。
短くはっきりとした母音 /ɪ/ を出す
舌の後ろを上あごの奥に密着させ鼻へ響かす
「グッ」と破裂させず鼻へ息を流し余韻を止める
最後の「グ」を破裂させず、鼻腔に息を抜いたまま止めるのがコツです。
カタカナ英語の罠とリンキングの実践
日本人が三単現や複数形、過去形の発音で間違いやすい最大の原因は、日常のカタカナ外来語に引っ張られてしまうことです。
タイガースは間違い?カタカナ表記の罠
日本のプロ野球チーム名などで定着している「タイガース」ですが、英語の原義である名詞 tiger の複数形 tigers の実際の発音は /ˈtaɪɡərz/(タイガーズ)です。語末が有声の接近音 /r/ で終わるため、後ろの -s は必ず有声音の /z/ になります。
同様に、文房具の「ルーズリーフ」は英語で loose leaf(ルース・リーフ:綴じられていない葉)が本来の形ですが、形容詞 loose(緩い)の語末は無声音 /s/ であり、動詞 lose(失う、負ける)の発音が /luːz/ です。
スペルと音の混同がカタカナ語に多く存在するため、耳と発音記号で音を確認する習慣が不可欠です。
文の中でのリンキング(音の連結)
語尾の -s や -ed は、後ろに母音で始まる単語が続いたときに直後の母音と結合(リンキング)します。このとき、語尾の正しい発音が身についているかがリスニングやスピーキングの成否を分けます。
- books are → /bʊk/ + /s/ + /ɑːr/ が連結して「ブック・サー」のように聞こえる。
- cars and → /kɑːr/ + /z/ + /ænd/ が連結して「カー・ザンド」のように聞こえる。
- stopped it → /stɑːp/ + /t/ + /ɪt/ が連結して「ストップ・ティット」のように聞こえる。
- played a → /pleɪ/ + /d/ + /ə/ が連結して「プレイ・ダ」のように聞こえる。
例文:The cars are parked outside.(車は外に停めてあります。)※ cars are が「カーザァ」と滑らかにつながります。
音のつながりを意識しながら話す練習をしたい方は、英会話の総合ガイドを参考にしてください。
テストで迷わない機械的仕分け手順
定期テストや各種英語入試の「語尾の発音が他と異なるものを1つ選べ」という識別問題は、以下の3ステップの手順を踏むだけで確実に正解を導き出せます。
語尾判定の3ステップ
- 文字(スペル)を無視して語幹の「最後の音」だけを抜き出す
例えば leaves であれば、語末の文字「s」の直前は文字「e」ですが、音は /liːv/ なので最後の音は子音 /v/ です。 - 衝突回避グループ(母音を挟む形)に当てはまるか判定する
-s/-es の問題なら直前が摩擦音・破擦音(/s, z, ʃ, ʒ, tʃ, dʒ/)かどうかを確認(該当すれば /ɪz/)。
-ed の問題なら直前が破裂音 /t/ または /d/ かどうかを確認(該当すれば /ɪd/)。 - 喉を触って「有声」か「無声」かを判定する
ステップ2に該当しない場合、直前の音を出した瞬間に喉が震えるかどうかを確認します。
震えれば有声音なので -s は /z/、-ed は /d/。
震えなければ無声音なので -s は /s/、-ed は /t/。
この3段階のフィルターを通すだけで、どのような初見の単語であっても迷うことなく分類できます。
スペルを無視し語幹の最後の音だけを抜き出す
摩擦音・破擦音なら/ɪz/、/t//d/なら/ɪd/
喉が震えれば有声(/z/, /d/)、震えなければ無声
3つのフィルターを順に通すことで確実に語尾の発音を識別できます。
基礎からの定着や腕試しには、中1英語の三単現のsルールと練習問題で問題を解いてみるのがおすすめです。
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理解度チェック
Q1. 複数形や三単現の語尾の発音が/ɪz/になる語幹の末尾の音は?
- 無声音の /k/ や /p/
- すべての母音
- 摩擦音や破擦音
- 有声音の /g/ や /d/
答えを見る
正解: C. 摩擦音や破擦音
直前の音が摩擦音や破擦音の場合、音の衝突を防ぐクッションとして母音/ɪ/を挟み、語尾は/ɪz/と発音します。
Q2. 過去形の語尾-edが /d/ と発音される英文はどれ?
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正解: B. The dog wagged its tail happily.
wagの語尾は有声音の/g/のため、過去形-edは有声音の/d/になります。stopやwalkの後は/t/、needの後は/ɪd/です。
Q3. 現在分詞や動名詞の語尾-ingの発音に関する正しい注意点は?
- 最後の「グ」を強く弾かせる
- 母音を長く伸ばして発声する
- 喉を全く震わせずに無声で発音する
- 破裂音の「グ」を出さず鼻に息を抜く
答えを見る
正解: D. 破裂音の「グ」を出さず鼻に息を抜く
英語の/ŋ/は破裂音ではなく鼻音です。日本語の「リンゴ」の「ン」の口のまま、破裂音の「グ」を出さずに発音します。
よくある質問
- Q. carsの発音はなぜカースではなくカーズなのですか?
- carの語尾が有声音の/r/(または長母音)で終わっているためです。有声音の直後には声帯の振動を保ったまま有声音の/z/が続くという発音のルールがあり、carsは/kɑːrz/(カーズ)となります。
- Q. waggedの発音はなぜワグドなのですか?ワギッドになりませんか?
- 原形wagの最後の音が有声破裂音の/g/だからです。-edが/ɪd/(母音を挟む形)になるのは語末が/t/か/d/のときだけです。/g/の後はそのまま有声音/d/が続くため、waggedは/wæɡd/(ワグド)と発音します。
- Q. pricesとvoicesの発音の共通点は何ですか?
- 両単語とも語幹の最後の音が無声摩擦音の/s/(price /praɪs/, voice /vɔɪs/)で終わる点です。同系統の摩擦音が連続すると聞き取れなくなるため、母音/ɪ/を挟んでそれぞれ/ˈpraɪsɪz/, /ˈvɔɪsɪz/と発音されます。
- Q. ingの発音で語末のgを強く発音しないのはなぜですか?
- -ingの発音記号は/ɪŋ/であり、最後の音は軟口蓋鼻音と呼ばれる鼻から抜ける音です。日本語の「グ」のような喉を弾く破裂音ではないため、喉の奥を閉じて息を鼻へ流したまま音を止めるのが本来の正しい発音です。
- Q. housesの複数形の発音で注意すべき点はありますか?
- houseの単数形は/haʊs/と無声音の/s/で終わりますが、複数形のhousesになると語幹の音が有声化して/ˈhaʊzɪz/(ハウズィズ)へと変化します。語幹末尾の音自体が濁る例外的な単語として頻出します。
2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部