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英語の助動詞を中学レベルで完全整理
中学英語の助動詞は、動詞の直前に置いて「話し手の気持ちや判断」を添える単語であり、後ろには必ず動詞の原形を置くのが絶対のルールです。中学で登場する主要な助動詞はcan、will、must、may、shouldの5つで、基本規則とそれぞれの書き換えパターン、否定文・疑問文の語順を整理すれば定期テストや高校入試の頻出問題を確実に解くことができます。
英語助動詞一覧中学の履修学年別まとめ
中学の英語学習で習う助動詞を、履修目安となる学年別に整理しました。それぞれの核となる意味(コアイメージ)と主な日本語訳、テストで問われる書き換え表現を一覧で確認できます。
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| 助動詞 | 学年 | コアイメージ | 主な日本語訳 | 書き換え表現 |
|---|---|---|---|---|
| can | 中1 | 能力・可能性の枠がある | 〜できる、〜してもよい | be able to |
| could | 中2/中3 | canの過去形・丁寧 | 〜できた、〜していただけますか | was able to / were able to |
| will | 中2 | 未来へ向かう強い意志 | 〜するつもりだ、〜だろう | be going to |
| would | 中2/中3 | willの過去形・丁寧 | 〜だろう、〜していただけませんか | — |
| must | 中2 | 逃れられない強い圧力 | 〜しなければならない、〜に違いない | have to |
| may | 中2 | 開かれた許可・五分五分の推量 | 〜してもよい、〜かもしれない | — |
| should | 中2/中3 | 当然向かうべき筋道 | 〜すべきだ、〜したほうがよい | — |
| shall | 中2 | 相手や運命への問いかけ | (申し出・提案)〜しましょうか | — |
中学英語の助動詞は、中1のcanから始まり、中2でwill、must、may、shouldと一気に学習範囲が広がります。中3では高校入試に向けて、それぞれの丁寧な表現(could、would)や書き換え構文を組み合わせて使いこなす力が求められます。
文法全体の復習や入試対策には、中学英語のまとめをあわせて活用してみてください。
次の疑問一覧で学んだ各助動詞のニュアンスを頭に定着させたいなら、英語助動詞の覚え方と使い分けでイメージを整理するのがおすすめです。
助動詞の3大基本ルールと文の語順
助動詞を扱うときは、主語や時制に関わらず守らなければならない文法規則が3つあります。定期テストでの減点を防ぐために、まずこの基本原則を押さえましょう。
助動詞の3大鉄則
- 原則1:直後は必ず「動詞の原形」を置く
主語が三人称単数(he, she, itなど)であっても、動詞に-sや-esを付けてはいけません。過去の話であっても、助動詞の直後は常に原形です。
○ He can play tennis.(彼はテニスができます。)
× He can plays tennis. - 原則2:助動詞そのものに三単現の-sは付かない
一般動詞と異なり、主語が誰であっても助動詞の語尾は変化しません。
○ She will come tomorrow.(彼女は明日来るでしょう。)
× She wills come tomorrow. - 原則3:助動詞は2つ連続して並べられない
1つの動詞に対して助動詞を重ねて使うことは英語の文法上できません。「〜できるだろう」と言いたいときは、will canではなくwill be able toのように書き換え表現を使います。
○ I will be able to help you.(私はあなたを手伝うことができるでしょう。)
× I will can help you.
肯定文・否定文・疑問文の語順ルール
助動詞を含む英文は、否定文や疑問文を作るときも共通のパターンに従います。
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| 文の種類 | 語順の型 | 例文 | 和訳 |
|---|---|---|---|
| 肯定文 | 主語 + 助動詞 + 動詞の原形 | She can swim fast. | 彼女は速く泳ぐことができます。 |
| 否定文 | 主語 + 助動詞 + not + 動詞の原形 | She cannot swim fast. | 彼女は速く泳ぐことができません。 |
| 疑問文 | 助動詞 + 主語 + 動詞の原形 〜? | Can she swim fast? | 彼女は速く泳ぐことができますか。 |
否定文ではnotを助動詞の直後に置きます。cannotは1語で書くのが標準的で、短縮形はcan't、will notの短縮形はwon'tとなります。
疑問文への返答はYes, she can.やNo, she can't.のように、質問で使われた助動詞をそのまま使って答えます。
主語が三人称単数や過去でも-sなどを付けません
主語に関わらず助動詞自体の語尾は変化しません
重ねて使えないためbe able to等に書き換えます
主語や時制に関わらず守るべき3つの文法原則です。
canとcouldの意味・書き換え表現
canの核となるイメージは「能力や状況から判断して、実現する余地や可能性がある」ということです。中学英語では主に「能力・可能」「許可」「依頼」の3つの用法を学習します。
1. 能力・可能(〜できる)
生まれ持った、あるいは訓練によって身につけた能力を表します。この用法ではbe able toへの書き換えが可能です。
Ken can speak English very well.
(ケンは英語をとても上手に話すことができます。)
書き換えの際は、主語に合わせてbe動詞を正しく変化させます。
Ken is able to speak English very well.
過去の能力を表すときはcouldまたはwas / were able toを用います。
I could run fast when I was young.
(私は若いころ、速く走ることができました。)
= I was able to run fast when I was young.
2. 許可(〜してもよい)
「〜してよい」と相手に許可を与える、または許可を求める場面で使います。
You can use my pen.
(私のペンを使ってもいいですよ。)
Can I open the window?
(窓を開けてもいいですか。)
3. 依頼(〜してくれますか)
相手に何かを頼む表現です。Could you ~?にすると、丁寧で控えめな依頼になります。
Can you pass me the salt?
(塩を取ってくれますか。)
Could you pass me the salt?
(塩を取っていただけますか。)
能力・可能
- 〜できる
- be able toに書換
- 過去はcould
許可
- 〜してもよい
- 許可を与える・求める
- Can I ~?
依頼
- 〜してくれますか
- 相手に頼む表現
- Could youで丁寧に
中学英語で学習するcanの主要な3つの意味分類です。
実際の会話で役立つフレーズをさらに知りたい方は、canとcouldの使い方の例文集も参考になります。
willとwouldの意味・be going toとの違い
willのコアイメージは「話し手の意志がその方向へ一直線に向かっている」ことです。未来の予定を表すだけでなく、その場で決めた強い意志や未来の推量を示します。
1. 単純未来・推量(〜だろう)
話し手の予測や推測を表します。
It will rain tomorrow.
(明日は雨が降るでしょう。)
2. 意志未来(〜するつもりだ)
話し手が「今、その場で〜しようと決めた」という積極的な意志を表します。
I will call you tonight.
(今夜、あなたに電話します。)
3. 依頼(〜してくれませんか)
相手の意志を尋ねる形から転じて、依頼の表現になります。Would you ~?にすると丁寧さが増します。
Will you open the door?
(ドアを開けてくれませんか。)
Would you open the door?
(ドアを開けていただけますか。)
will と be going to の書き換えとニュアンスの違い
中学のテストではwillとbe going toの書き換え問題が頻出します。文法的には書き換え可能とされることが多いですが、ニュアンスには明確な違いがあります。
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| 表現 | 決定のタイミング | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| will | 今その場で決めたこと | 話し手のその場の強い意志・推量 | I will answer the phone.(私が電話に出ます。) |
| be going to | 以前から決めていたこと | すでに進んでいる計画・予定 | I am going to visit Kyoto next week.(来週京都を訪れる予定です。) |
書き換え問題では、主語に応じたbe動詞の形(am, is, are)の選択ミスに注意してください。

日常会話での具体的な表現をもっと確認したいときは、willとwouldの特別用法の例文集をご覧ください。
must・should・mayの使い分けと意味
must、should、mayは、それぞれ話者の圧力や確信度合いが大きく異なります。それぞれの強さと意味を正しく把握しましょう。
must(義務・強い推量)
mustのイメージは「逃れられない強い圧力」です。法律や規則、強い命令など、選択の余地がない場面で使われます。
- 義務(〜しなければならない):You must clean your room today.(あなたは今日、部屋を掃除しなければなりません。)
- 強い推量(〜に違いない):He must be tired after the long trip.(長旅のあとだから、彼は疲れているに違いない。)
義務のmustはhave toに書き換えが可能です。主語が三人称単数ならhas to、過去形ならhad toを使います。
should(義務・当然の助言)
shouldのイメージは「常識や道徳的に考えて、そうするのが自然である」という道筋です。mustのような強制力はなく、「〜すべきだ」「〜したほうがよい」というアドバイスの響きを持ちます。
You should go to bed early tonight.
(今夜は早く寝たほうがいいですよ。)
We should be kind to elderly people.
(私たちは高齢者に親切にすべきです。)
may(許可・推量)
mayのイメージは「障害物がなく道が開いている状態」です。五分五分の推量や、改まった場面での許可を表します。
疑問文のMay I ~?は「〜してもよろしいですか」という丁寧な許可伺いとして頻出します。
次の疑問それぞれの助動詞が表す推量の強さを詳しく比べたいときは、英語の助動詞の推量表現と確信度で違いを確かめてみましょう。
中学助動詞最大の落とし穴:must notとdon't have to
定期テストや高校入試で最も受験生の失点が多いポイントが、mustとhave toの否定文における意味の違いです。肯定文ではほぼ同じ意味を表しますが、否定文になると全く別の意味に分かれます。
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| 英語表現 | 文法上の意味 | 日本語訳 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| must not | 禁止 | 〜してはいけない | 絶対にしてはダメ(ゼロ%の余地) |
| don't have to | 不必要 | 〜する必要はない | してもしなくても自由(不要) |
具体例で見る意味の激変
You must not eat this cake.
(あなたはこのケーキを食べてはいけません。)
※毒が入っている、誰かの特別なケーキであるなど、食べる行為を厳格に禁止しています。
You don't have to eat this cake.
(あなたはこのケーキを食べる必要はありません。)
※お腹がいっぱいなら残しても構わないという、義務の免除を表しています。
主語による have to の変化ミスにも注意
have toは助動詞的な働きをしますが、文法上は一般動詞と同じ扱いを受けます。そのため、三人称単数現在形ではhas to、否定文ではdoesn't have toになり、過去形ではhad to、疑問文ではDo you have to ~?の形を取ります。
- 肯定文(三単現):She has to get up early.(彼女は早起きしなければならない。)
- 否定文(三単現):She doesn't have to get up early.(彼女は早起きする必要はない。)
- 過去形:I had to study hard yesterday.(私は昨日、一生懸命勉強しなければならなかった。)
- 過去の否定文:I didn't have to study yesterday.(私は昨日、勉強する必要がなかった。)
mustには過去形が存在しないため、「〜しなければならなかった」と過去の義務を表す場合は必ずhad toを用いる必要があります。
定期テスト頻出の助動詞会話表現まとめ
助動詞を用いた疑問文は、日常会話やリスニングテスト、対話文完成問題で定番の決まり文句として出題されます。主語がIなのかyouなのか、weなのかによって意味が大きく変わるため、整理して覚えましょう。
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| フレーズ | 意味 | 用途 | 応答例 |
|---|---|---|---|
| Can I ~? / May I ~? | 〜してもいいですか | 許可を求める | Sure. / Of course. |
| Can you ~? / Will you ~? | 〜してくれますか | 相手に依頼する | Sure, I'd be glad to. |
| Could you ~? / Would you ~? | 〜していただけますか | 丁寧な依頼 | Certainly. / I'm sorry, I can't. |
| Shall I ~? | (私が)〜しましょうか | 自分が手助けを申し出る | Yes, please. / No, thank you. |
| Shall we ~? | (一緒に)〜しましょうか | 相手を誘う・提案する | Yes, let's. / No, let's not. |
Shall I と Shall we の区別
Shall I ~?とShall we ~?は混同しやすい代表格です。
Shall I carry your bag?
(あなたのカバンをお持ちしましょうか。)
※話し手「私」が行動を起こす申し出です。断るときはNo, thank you.と答えます。
Shall we play soccer?
(一緒にサッカーをしましょうか。)
= Let's play soccer.
※「私たち」で一緒に何かをしようという誘いです。同意するときはYes, let's.と答えます。
Shall I ~?
- 意味:(私が)〜しましょうか
- 用途:話し手自身の申し出
- 応答例:Yes, please. / No, thank you.
Shall we ~?
- 意味:(一緒に)〜しましょうか
- 用途:相手への誘い・提案(Let's)
- 応答例:Yes, let's. / No, let's not.
主語によって申し出か勧誘か意味と応答が変わります。
テスト直前チェックシート&確認演習問題
試験前の見直しに使える重要公式シートと、理解度を測る演習問題です。解き終わったら解答と解説を確認しましょう。
テスト直前要点チェックシート
- 助動詞の後ろは動詞の原形になっているか。
- can = be able to(主語と時制でbeを変化)。
- will = be going to(主語と時制でbeを変化)。
- must = have to / has to(過去形はhad to)。
- must notは「禁止(〜してはいけない)」、don't have toは「不必要(〜しなくてよい)」。
- Shall I ~?は「〜しましょうか(申し出)」、Shall we ~?は「〜しましょう(勧誘=Let's)」。
確認演習問題(全5問)
【問1】次の日本文に合うように、空所に適語を入れなさい。
私の兄は上手にギターを弾くことができます。
My brother ( ) ( ) ( ) play the guitar well.
【問2】次の英文を否定文に書き換えたとき、意味が「〜する必要はない」となるように空所を埋めなさい。
You must wash the dishes.
→ You ( ) ( ) ( ) wash the dishes.
【問3】次の2つの文がほぼ同じ意味になるように、空所に適語を入れなさい。
Let's have lunch together.
→ ( ) ( ) have lunch together?
【問4】次の文の誤りを1か所見つけて正しなさい。
He must visits his grandmother yesterday.
【問5】次の日本文を英語に直しなさい。
窓を開けていただけますか。(丁寧な依頼で)
解答と解説
【問1】解答:is able to
解説:canの書き換えはbe able toです。主語のMy brotherは三人称単数なので、be動詞はisになります。
【問2】解答:don't have to
解説:must notにしてしまうと「洗ってはいけない(禁止)」になります。「洗う必要はない」にするにはdon't have toを使います。
【問3】解答:Shall we
解説:Let's ~(〜しよう)はShall we ~?に書き換えることができます。
【問4】解答:must visits → had to visit
解説:文末にyesterday(昨日)があるため過去の文です。mustには過去形がないためhad toを用い、後ろは動詞の原形visitにします。
【問5】解答:Could you open the window?(またはWould you open the window?)
解説:丁寧な依頼なので、Could you ~?またはWould you ~?で文を始めます。
- 助動詞の後ろは動詞の原形になっているか三単現のsや過去形に注意
- can = be able to の書き換え主語と時制でbeを変化
- will = be going to の書き換え主語と時制でbeを変化
- must = have to / has to過去形はhad to
- must not と don't have to の区別禁止と不必要の違い
- Shall I と Shall we の使い分け申し出か勧誘(Let's)か
試験直前に見直したい重要公式のチェック項目です。
次の疑問基本ルールを確認したあとさらに実戦力をつけたい方は、英語助動詞の練習問題と解説で腕試しができます。
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理解度チェック
Q1. 「〜する必要はない」という不必要を表す英文はどれ?
- You must not go there.
- You don't have to go there.
- You may not go there.
- You cannot go there.
答えを見る
正解: B. You don't have to go there.
must notは「〜してはいけない」という禁止を表し、don't have toは「〜する必要はない」という不必要を表します。
Q2. 助動詞の基本的な文法ルールとして正しいものはどれ?
- 直後には必ず動詞の原形を置く
- 主語が三人称単数のときは-sをつける
- 1つの動詞に助動詞を2つ並べてよい
- 疑問文では動詞を主語の前に置く
答えを見る
正解: A. 直後には必ず動詞の原形を置く
助動詞の直後は常に動詞の原形を置きます。助動詞に三単現の-sは付かず、2つ連続して並べることもできません。
Q3. 「相手を誘う・提案する」場面で使う表現はどれ?
- Shall I ~?
- May I ~?
- Shall we ~?
- Could you ~?
答えを見る
正解: C. Shall we ~?
Shall we ~?は「(一緒に)〜しましょうか」と相手を誘う表現です。Shall I ~?は自分が手助けを申し出る表現です。
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よくある質問
- Q. 助動詞の過去形はどう覚えたらいいですか?
- canの過去形はcould、willの過去形はwouldです。mustには過去形が存在しないため、過去の義務「〜しなければならなかった」を表すときは必ずhad toを使います。
- Q. canとbe able toに意味の違いはありますか?
- 中学英語のテストでは基本的に同じ意味として書き換えられます。厳密にはcanが一般的な能力を表すのに対し、be able toは特定の状況で「何とか実行できた」ニュアンスを含みます。
- Q. will notの短縮形は何ですか?
- will notの短縮形はwon'tです。つづりや発音が不規則で定期テストでも狙われやすいため、必ず書けるように練習しておきましょう。
- Q. Shall weへの返事の仕方はどう答えますか?
- 賛成するときはYes, let's.、断るときはNo, let's not.やI'm sorry, I can't.と答えるのが中学英語における標準的な返答です。
- Q. may notの意味は何ですか?
- may notは「〜してはいけない」という柔らかい禁止、または「〜ではないかもしれない」という否定の推量を表します。文脈に応じて判断します。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
can
could
will
would
must
have to