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英語の文の作り方と語順の基本ルール
英語の文の作り方は、いかなる場合も「主語(誰が)+動詞(どうする)」を文頭に並べるのが鉄則です。日本語は動詞が文末に来るため最後まで結論が見えませんが、英語は動詞を主語の直後に置いて結論を先に伝えます。
この基本順序に「何を・どこで・いつ」を順番に付け足すだけで、どのような英文でも迷わず組み立てられます。
英語の文の作り方の基本公式と日本語との語順の違い
英語で文を組み立てるときに最初につまずく原因は、日本語と英語の発想順序の違いにあります。日本語は「私は 昨日 カフェで 友達と コーヒーを 飲んだ」のように、主語のあとに状況が続き、一番大切な「飲んだ」という動作が文末に現れます。
これに対して英語は、最初に「誰が」「どうする」の核心を言い切る構造を持っています。
英語と日本語の構造の違い
言語構造の違いを整理すると次のようになります。日本語は主語(S)+目的語(O)+動詞(V)の順で並ぶ SOV 型の言語ですが、英語は主語(S)+動詞(V)+目的語(O)の順で並ぶ SVO 型の言語です。
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日本語をそのまま英語の単語に置き換えて I English speak. と並べてしまうと、英語の規則から外れてしまいます。英語を話す・書くときは、頭に浮かんだ状況からまず「主語」と「動詞」だけを抜き出して文頭に置く習慣をつけることが第一歩です。
文を組み立てる基本の穴埋めシート
英文の基本構造は、次の順番で並べる穴埋めパズルのように捉えると整理しやすくなります。
- ステップ1(誰が):I(私は)
- ステップ2(どうする):drank(飲んだ)
- ステップ3(何を):coffee(コーヒーを)
- ステップ4(どこで):at the cafe(カフェで)
- ステップ5(いつ):yesterday(昨日)
完成する英文は I drank coffee at the cafe yesterday. となります。「誰が・どうする・何を」という骨組みを固めてから、「どこで・いつ」という追加情報を後ろに添えるという流れを押さえておくと、語順の混乱がなくなります。
主語を置く(例: I)
動詞を置く(例: drank)
目的語を置く(例: coffee)
場所の情報を添える(例: at the cafe)
時間の情報を添える(例: yesterday)
骨組みを固めてから追加情報を後ろに添える5つのステップです。
語順ごとの具体的な文例をさらに確認したいときは、英語の語順のルールの例文集が参考になります。
英文法作り方の土台となるbe動詞と一般動詞の使い分け
英文法作り方において、英語のすべての文は「be動詞の文」か「一般動詞の文」のどちらか一方に分かれます。この2種類の動詞を混同しないことが、文作りの最も重要な土台となります。
be動詞は「=(イコール)」を表す
be動詞(現在形は am, is, are)の役割は、主語と、そのあとに続く語句(名詞や形容詞)を「=(イコール)」で結ぶことです。主語の「正体・身分」や「状態・性質」を説明します。
be動詞 自体には「走る」「食べる」といった具体的な動作の意味はありません。主語と説明語句をつなぐ接着剤の役割を果たします。
一般動詞は「動作・状態」を表す
be動詞 以外のすべての動詞は一般動詞と呼ばれます。歩く、話す、好きである、持っているなど、主語の具体的な行動や内心の状態を表現します。
初心者が最もやりがちな混同ミス
英語学習の初期によく見られる誤りが、1つの文の中に be動詞 と 一般動詞 の原形を並べてしまうミスです。
| 誤った文 | 正しい文 | 誤りの理由 |
|---|---|---|
| I am play tennis. | I play tennis. | play(する)という動作があるため am は不要 |
| She is like music. | She likes music. | like(好きだ)という動詞があるため is は不要 |
| I live in Tokyo. | I live in Tokyo. | 正しい文(am を入れない) |
1つの主語に対して、述語として置ける動詞は原則1つだけです。自分が伝えたい内容が「主語の身分や状態(=)」なのか、それとも「主語の動作・行動」なのかを意識し、どちらの動詞を使うか決めてから文を書き始めます。
be動詞
- 主語と後ろを=で結ぶ接着剤
- 主語の正体・身分や状態・性質を表す
- 具体的な動作の意味は持たない
- 例: I am a teacher. / He is busy.
一般動詞
- be動詞以外のすべての動詞
- 主語の具体的な行動や内心の状態を表す
- 歩く・走る・好き・持つなど
- 例: I run in the park. / She likes cats.
主語のイコール関係を表すか、具体的な動作・状態を表すかで使い分けます。
次の疑問2つの動詞の区別にまだ迷いがあるなら、be動詞と一般動詞の違いを具体的な例文で見直しておくと文作りがよりスムーズになります。
頭のフリーズを防ぐ和文和訳3ステップ思考法
「英語で話そうとすると頭が真っ白になる」という原因の多くは、頭に浮かんだ日本語表現をそのまま直訳しようとすることにあります。直訳が難しい日本語は、英語の型に当てはまる素朴な日本語に変換する「和文和訳」の手順を踏むとスムーズに英文へ変換できます。
ステップ1:言いたいことを素朴な日本語に直す
日本語特有の慣用表現や主語が省略された文を、主語と動詞が明瞭な単純な文に言い換えます。
- 「よろしくお願いします」 → 直訳は不可。「あなたと一緒に働けて嬉しいです」と言い換える。
- 「肩がこった」 → 「私の肩が硬く感じる」と言い換える。
- 「お腹がペコペコだ」 → 「私はとてもお腹が空いている」と言い換える。
ステップ2:「誰が」「どうする」を決定する
言い換えた日本語から、主語と動詞を確定させます。
- 「あなたと一緒に働けて嬉しいです」 → 主語:I / 述語:am glad
- 「私の肩が硬く感じる」 → 主語:My shoulders / 述語:feel
- 「私はとてもお腹が空いている」 → 主語:I / 述語:am
ステップ3:後ろに必要な情報をつなげる
確定した骨組みの後ろに、目的語や修飾語を配置します。
| 元の日本語 | 言い換えた日本語(和文和訳) | 完成した英文 |
|---|---|---|
| よろしくお願いします | あなたと働けて嬉しいです | I am glad to work with you. |
| 肩がこっています | 私の肩が硬く感じます | My shoulders feel stiff. |
| お腹がペコペコです | 私はとても飢えています | I am very hungry. |
| 遠慮しないでね | くつろいでください | Please make yourself at home. |
日本語の言い回しに引きずられず、「誰がどうするのか」という事実に焦点を当てて日本語を単純化することが、瞬時に英文を作るための思考法です。
日本語から英語へスムーズに変換する手順は、英作文の書き方:和文英訳と自由英作文の型で詳しく学べます。
5パターンの語順テンプレートと使い分けガイド
英文法では文の構造を「5文型」と呼びますが、文法記号(S・V・O・C)を覚えなくても、意味の役割に注目すれば5つのパターンは直感的に理解できます。英語のあらゆる文はこの5つのうちいずれかのテンプレートに収まります。
パターン1:誰が+どうする(自立型)
主語と動詞だけで意味が成立する文です。目的語を必要としない動作を表します。
パターン2:誰が+どうだ(=関係型)
主語の正体や状態を説明する文です。動詞の前と後ろがイコール関係になります。
パターン3:誰が+どうする+何を(対象型)
日常会話で最も頻繁に使われるパターンです。動作が向けられる対象(目的語)を必要とします。
- I bought a new computer.(私は新しいパソコンを買った)
- He plays the guitar.(彼はギターを弾く)
- We clean our room.(私たちは部屋を掃除する)
パターン4:誰が+与える+相手に+物を(授与型)
「誰かに何かをあげる、教える、伝える」という授与の意味を持つ動詞で使われます。相手、物の順で並べます。
- My father gave me a watch.(父は私に時計をくれた)
- She taught us English.(彼女は私たちに英語を教えた)
- He sent her an email.(彼は彼女にメールを送った)
パターン5:誰が+どうする+対象を+どんな状態に(結果指定型)
動詞のあとに置く「対象」と、その対象が「どのような状態か」を並べる文です。後ろの2語の間にイコール関係が成立します。
- The news made me happy.(その知らせは私を幸せにした / 私 = 幸せ)
- We call him Ken.(私たちは彼をケンと呼ぶ / 彼 = ケン)
- I found this book difficult.(私はこの本が難しいと分かった / 本 = 難しい)
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| パターン | 意味の骨組み | 動詞後ろの要素関係 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| 第1文型 | 誰が+どうする | 動詞のみで完結 | Birds fly.(鳥が飛ぶ) |
| 第2文型 | 誰が+どうだ | 主語 = 後ろの語 | He is tired.(彼は疲れている) |
| 第3文型 | 誰が+どうする+何を | 動詞の対象を置く | I made a cake.(私はケーキを作った) |
| 第4文型 | 誰が+どうする+誰に+何を | 相手 + 物 | He gave me a gift.(彼は私に贈り物をくれた) |
| 第5文型 | 誰が+どうする+何を+どんな状態に | 対象 = 後ろの語 | She made me smile.(彼女は私を笑顔にした) |
自立型・=関係型
- パターン1: 誰が+どうする
- パターン2: 誰が+どうだ
対象・授与型
- パターン3: 誰が+どうする+何を
- パターン4: 誰が+与える+相手に+物を
結果指定型
- パターン5: 誰が+どうする+対象を+どんな状態に
英語のすべての文は意味の役割ごとに5つの型に分類できます。

否定文と疑問文の作り方|be動詞・一般動詞・5W1H
平叙文(肯定文)の語順が理解できたら、否定文と疑問文への変換手順を整理します。ここでも be動詞 と 一般動詞 でルールが分かれます。
否定文の作り方
否定文は「〜ではない」「〜しない」を表す文です。動詞の種類によって否定語 not を置く場所が異なります。
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| 動詞の種類 | 否定文のルール | 肯定文 | 否定文 |
|---|---|---|---|
| be動詞 | be動詞の直後に not を置く | He is busy. | He is not busy.(彼は忙しくない) |
| 一般動詞 | 動詞の前に do / does / did not を置き、動詞を原形に戻す | She plays tennis. | She does not play tennis.(彼女はテニスをしない) |
主語が三人称単数(he, she, it など)の現在形では does not を使い、動詞末尾の -s を取って原形に戻す点に注意してください。過去形の場合は主語に関係なく did not +動詞の原形となります。
疑問文の作り方(Yes/Noで答える文)
相手に尋ねる疑問文では、文頭の語順を入れ替えます。
- be動詞の疑問文:be動詞 を主語の前に出す。
肯定文:You are ready. → 疑問文:Are you ready?(準備はできましたか?) - 一般動詞の疑問文:文頭に Do / Does / Did を置き、動詞を原形にする。
肯定文:You know him. → 疑問文:Do you know him?(彼を知っていますか?)
肯定文:He lives here. → 疑問文:Does he live here?(彼はここに住んでいますか?)
疑問詞(5W1H)を使った疑問文の作り方
「何」「どこ」「いつ」など具体的な情報を尋ねたいときは、疑問詞(what, where, when, who, why, how)を文の最前頭に置きます。その直後には、先ほど作った疑問文の語順をそのまま続けます。
- 基本の疑問文を作る:Do you live here?
- 聞きたい場所を where に変えて文頭に置く:Where do you live?(どこに住んでいますか?)
- be動詞 の場合:What is your name?(あなたのお名前は何ですか?)
「疑問詞 + 疑問文の語順」という形を守るだけで、多様な疑問文を作ることができます。
次の疑問一般動詞の疑問文でDoやDoesの使い分けに迷ったら、一般動詞の疑問文の作り方で語順ルールを復習できます。
文を自然に長くする肉付け法|修飾語と接続詞の使い方
主語と動詞を中心とした短い文(3〜4語程度)が作れるようになったら、修飾語や接続詞を使って文を広げる練習に進みます。この段階を踏むことで、表現の幅が広がります。
修飾語(場所・時間)を並べる順序ルール
「どこで」「いつ」といった追加情報は、原則として文末に配置します。場所と時間の両方を添える場合は、「場所 → 時間」の順序で並べるのが英語の標準的な配列です。
- 基本文:I studied English.(私は英語を勉強した)
- 場所を追加:I studied English at the library.(私は図書館で英語を勉強した)
- 時間を追加:I studied English at the library yesterday.(私は昨日、図書館で英語を勉強した)
時間を強調したい場合は、Yesterday, I studied English at the library. のように文頭に出すことも可能ですが、迷ったときは「場所 + 時間」の順で文末に置く形を基本にしてください。
前置詞を使って詳しい情報を足す
名詞の前に前置詞(in, at, on, with, for など)を置くことで、文の骨組みを壊さずに追加情報を付け足せます。
| 前置詞 | 追加できる意味 | 例文 |
|---|---|---|
| with | 誰と一緒に / 何を使って | I went there with my sister.(妹とそこへ行った) |
| for | 誰のために / 何の目的で | I bought this for you.(あなたのためにこれを買った) |
| about | 何について | We talked about the movie.(その映画について話した) |
接続詞を使って2つの文をつなぐ
文をさらに発展させるには、接続詞(and, but, because, when など)を使って短い文同士をつなぎ合わせます。
- and(そして):I went to the station, and I met John.(駅に行き、ジョンに会った)
- because(なぜなら):I stayed home because it was raining.(雨が降っていたので家にいた)
- when(〜のとき):I was taking a shower when you called.(あなたが電話をくれたとき、シャワーを浴びていた)
最初から1つの長い文を作ろうとせず、「短い文 + 接続詞 + 短い文」という組み合わせを意識すると、破綻のない正確な長文が書けるようになります。
主語と動詞を確定(I studied English.)
文末に場所を添える(...at the library.)
場所の後ろに時間を置く(...yesterday.)
基本文の後ろに「場所→時間」の順序で追加情報を添えて文を広げます。
次の疑問1つの文からまとまった段落へと文章を組み立てたいときは、英語の文章の作り方と基本構成を参考にしてみてください。
ステップアップ英作文練習クイズ
学んだ語順ルールを活用して、日本語を英文に組み立てる演習問題です。頭の中でパーツを組み立ててから解答を確認してください。
第1問:be動詞と一般動詞の見極め
問題:「ケンは親切です。」を英語にしてください。
第2問:基本文型の並び替え
問題:「母は私に本を買ってくれた。」を英語にしてください。
第3問:場所と時間の肉付け
問題:「私たちは先週の日曜日、公園でサッカーをしました。」を英語にしてください。
- 思考手順:まず骨組み「私たちは + サッカーをした」を作り、後ろに「公園で(場所)+ 先週の日曜日(時間)」を足します。
- 正解:We played soccer in the park last Sunday.
第4問:疑問詞を使った疑問文
問題:「あなたはどこでそのペンを買いましたか?」を英語にしてください。
間違えた問題は、主語の選定、動詞の種類、あるいは修飾語の順序のどこに原因があったかを確認し、該当するセクションの解説を見直してみてください。
続けて読む
理解度チェック
Q1. 「私はテニスをします」を表す正しい英文はどれですか?
答えを見る
正解: C. I play tennis.
playという一般動詞があるためbe動詞のamは不要であり、SVOの語順で並べます。
Q2. 英文に場所と時間の両方を追加する標準的な順序は何ですか?
- 時間 → 場所の順で文頭に置く
- 場所 → 時間の順で文末に置く
- 時間 → 場所の順で文末に置く
- 主語の直後に場所と時間を置く
答えを見る
正解: B. 場所 → 時間の順で文末に置く
「どこで」「いつ」という追加情報は、「場所 → 時間」の順序で文末に配置するのが標準です。
Q3. 「和文和訳」のステップ1で行う作業は何ですか?
- 英単語を日本語と同じ語順で並べる
- 言いたいことを素朴な日本語に直す
- 英文に接続詞を足して文を長くする
- 文頭に置く疑問詞を確定させる
答えを見る
正解: B. 言いたいことを素朴な日本語に直す
慣用表現や主語が省略された文を、主語と動詞が明瞭な単純な日本語に言い換える作業を行います。
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よくある質問
- Q. 英文法作り方の勉強はどこから始めるべき?
- まずは「主語+動詞」の基本語順と、be動詞・一般動詞の違いの理解から始めてください。この2つが身につくと、否定文や疑問文への展開が容易になります。
- Q. 主語を省略して英文を作っても通じますか?
- 命令文を除き、英語では主語の省略は原則できません。日本語で主語が省略されている場合でも、英語にする際は「I」や「It」などの主語を必ず補う必要があります。
- Q. 修飾語(場所や時間)を文頭に置くのは間違い?
- 文頭に置いても文法的な間違いではありません。特に時間を強調したいときは文頭に置くことがあります。ただし基本の語順は文末の「場所+時間」です。
- Q. 前置詞の後ろにはどんな単語が来ますか?
- 前置詞(in, at, with など)の後ろには必ず名詞または代名詞の目的格(me, him など)、あるいは動名詞(〜ing)を置くルールになっています。
- Q. be動詞と一般動詞を1文で一緒に使う例外はある?
- 進行形(be動詞+現在分詞-ing)や受動態(be動詞+過去分詞)の構文では並びますが、動詞の原形同士を重ねて置くことはできません。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部
subject
verb
object
complement
conjunction