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英検三級の文法範囲と頻出項目まとめ

英検三級の文法範囲と頻出項目まとめ

英検三級の文法範囲は「中学卒業程度」であり、中学1年生から中学3年生までに学習する英文法がすべて出題対象となります。4級と異なり、現在完了形、受動態、関係代名詞、分詞の後置修飾といった高校入試レベルの文法が加わる点が大きな違いです。

英検三級の文法範囲と4級との違い

英検三級の試験範囲は、日本英語検定協会が公表している基準において「中学卒業程度」と定められています。つまり、中学1年生、中学2年生、中学3年生で学習する教科書レベルの英文法がすべて網羅されます。

4級の基準が「中学中級程度(中学2年生修了レベル)」であるのに対し、3級では中学英語の完成形としての知識が求められます。

4級から3級へステップアップするにあたって、新しく追加される代表的な文法項目は次の4つです。

また、3級からは一次試験においてリーディング・リスニングだけでなく、自分の意見を書く英作文に加えてEメール問題も含まれる「ライティング」が導入されます。読解・リスニングで問われる文法知識を理解するだけでなく、基本的な文法を正しく使いこなして英文を作成する力も求められます。

3級で新しく追加される文法項目
3級の新出文法

時制・態

  • 現在完了形
  • 受動態

修飾構文

  • 分詞の後置修飾
  • 関係代名詞

4級から3級に進む際に追加される代表的な4つの文法項目です。

4級の試験内容や出題傾向を復習したいときは、英検4級のまとめを確認しておきましょう。

英検三級の文法一覧表(中1〜中3)

英検三級で出題される文法項目を、学年別に一覧表で整理しました。試験直前のチェックシートとしても活用してください。

表は横にスクロールできます →

学年文法項目基本の形・主な用法例文
中学1年be動詞・一般動詞am / is / are, 現在形・過去形(-ed)She is a student.(彼女は学生です。)
中学1年疑問文・否定文Do / Does / Did ~?, notDo you play soccer?(あなたはサッカーをしますか。)
中学1年助動詞 cancan + 動詞の原形He can swim fast.(彼は速く泳ぐことができます。)
中学1年命令文・進行形動詞の原形〜 / be動詞 + -ingThey are studying now.(彼らは今勉強しています。)
中学2年過去進行形was / were + -ingI was cooking dinner.(私は夕食を作っていました。)
中学2年未来表現will / be going to + 動詞の原形It will rain tomorrow.(明日は雨が降るでしょう。)
中学2年助動詞の発展must / should / may + 動詞の原形You must wash your hands.(手を洗わなければなりません。)
中学2年不定詞(3用法)to + 動詞の原形(名詞・副詞・形容詞)I want to visit Paris.(私はパリを訪れたいです。)
中学2年動名詞動詞の -ing 形(〜すること)She enjoys reading books.(彼女は読書を楽しみます。)
中学2年比較表現原級(as ... as)、比較級(-er / more)、最上級(the -est / most)Ken is taller than Tom.(ケンはトムより背が高いです。)
中学2年接続詞when / if / because / thatI stayed home because it rained.(雨が降ったので家にいました。)
中学3年現在完了形have / has + 過去分詞(継続・経験・完了)I have lived here for five years.(私はここに5年間住んでいます。)
中学3年受動態be動詞 + 過去分詞(+ by 〜)This room was cleaned by Mary.(この部屋はメアリーによって掃除されました。)
中学3年分詞の後置修飾名詞 + -ing / 過去分詞The boy playing tennis is my brother.(テニスをしている少年は私の兄です。)
中学3年関係代名詞先行詞 + who / which / thatI know a girl who speaks French.(私はフランス語を話す少女を知っています。)
中学3年間接疑問文疑問詞 + 主語 + 動詞Do you know where he lives?(彼がどこに住んでいるか知っていますか。)

英検三級の文法まとめ:最重要項目ベスト5

英検三級の筆記試験・大問1(短文の語句・文法空所補充、全15問)で特に出題頻度が高い文法項目を5つ厳選し、見分け方と公式をまとめました。

1. 現在完了形(have / has + 過去分詞)

現在完了形は「過去に起きたことが現在に関わっている」ことを表します。3級では主に3つの用法が出題されます。文末や文中のキーワードを見つけることで、瞬時に正解を判断できます。

2. 受動態(be動詞 + 過去分詞)

受動態は「主語が〜される」という意味を表します。空所の直後に by(〜によって)がある場合や、主語が「物」で「作られる」「使われる」「話される」といった動作を受ける関係になっているときに使います。

3. 不定詞の3用法と動名詞

to + 動詞の原形 を用いる不定詞は、文中での役割によって3つの用法に分かれます。動名詞(動詞の -ing)との使い分けも頻出です。

4. 関係代名詞(who / which / that)

直前にある名詞(先行詞)を後ろから文の形で説明する接続詞の役割を持ちます。英検三級では主格(主語の役割をするもの)が中心に出題されます。

5. 分詞の後置修飾(現在分詞・過去分詞)

名詞の後ろに -ing(〜している)や過去分詞(〜された)を置き、2語以上のまとまりで名詞を説明します。

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大問1の文法問題を一瞬で見分ける解法フロー

大問1の短文空所補充問題(全15問)のうち、約4〜6問程度が純粋な英文法や構文の知識を問う問題です。空所の前後と選択肢の語尾を見るだけで、短時間で正解を絞り込める解法パターンをまとめました。

ステップ1:選択肢の品詞・語形をチェックする

選択肢に同じ動詞の形違い(例:play, playing, played, to play)が並んでいる場合、100%文法知識を問う問題です。前後の単語と文構造を確認します。

ステップ2:空所の前にあるキーワードを確認する

ステップ3:空所の後ろにあるキーワードを確認する

文法問題の即解ステップ
1選択肢を確認

動詞の形違いが並ぶ文法問題かチェック

2空所の前を見る

haveやbe動詞、直前の動詞を確認

3空所の後ろを見る

thanやby、forなどのキーワードを確認

選択肢と空所の前後にあるシグナルを確認して正解を絞り込む手順です。

英検3級の文法範囲と総まとめのイメージ

次の疑問文法問題を素早く解く練習とあわせて、筆記全体の英検3級の試験時間と時間配分も把握しておくと本番で焦らず解き進められます。

中1・中2・小学生向けの未習文法先取り学習法

小学生や中学1〜2年生が英検三級を受験する際、最大の壁となるのが学校でまだ習っていない「中3文法(現在完了・受動態・関係代名詞・分詞)」です。未習文法を最短で習得するための学習順序とポイントを解説します。

1. 不規則動詞の過去分詞を先に暗記する

現在完了形と受動態、さらには過去分詞の後置修飾のすべてにおいて「動詞の過去分詞形」が必要不可欠です。文法規則の勉強を始める前に、基本動詞の「現在形 - 過去形 - 過去分詞」の3変化表(例:go - went - gone, see - saw - seen, make - made - made)を声に出して覚えてしまいましょう。

過去分詞さえ分かれば、文法構造の理解が格段にスムーズになります。

2. 日本語の「言い換え」でイメージを掴む

小学生や低学年の生徒には、文法用語を使わずに感覚的なルールとして教えるのが効果的です。

3. 過去問の短文を音読して「形」ごと覚える

理論から入るのではなく、大問1の良質な短文を何回も声に出して読み、「この単語の次にはこの形が来る」という英語のリズムを体になじませることが、先取り学習における最も確実な対策法です。

未習文法の先取り学習手順
1過去分詞の暗記

動詞の3変化表を声に出して覚える

2言い換え理解

文法用語を使わず感覚的にイメージを掴む

3短文の音読

大問1の短文を声に出して形ごと定着

中学3年生の文法を効率よく身につけるための3段階の勉強法です。

次の疑問先取り学習の進め方だけでなく全体の対策方針も知りたいときは、小学生・中学生の英検3級受験のポイントも参考になります。

英作文でミスを防ぐ安全な文法テンプレート

英検三級のライティングでは、Eメール問題(15〜25語)に加えて、質問に対して自分の意見と理由2つを25〜35語程度で書く英作文問題が求められます。

ここで重要なのは、「難しい中3文法を無理に使わない」ということです。英作文の採点では、難しい構文を使った加点よりも、文法やスペルの間違いによる減点のリスクのほうが大きくなります。

中学1年〜2年生レベルの文法をミスなく正確に書くだけで満点を狙えます。

減点を防ぐ3大チェックポイント

そのまま使える高得点テンプレート

以下の型に自分の使いやすい単語を当てはめるだけで、文法ミスを完全に排除した解答が作れます。

【質問例】 Which do you like better, reading books or playing video games?(読書とテレビゲームのどちらが好きですか。)

このように、it is 形容詞 や I can + 動詞の原形 といった基本文型を組み合わせるだけで、語数も内容も十分な英作文が完成します。

より詳しい書き方の型や解答例を知りたい場合は、英検3級のライティング対策が役立ちます。

直前チェック!試験に出る文法公式チートシート

試験会場に向かう直前や前日の見直しに役立つ、最重要文法公式の総まとめ表です。空所補充の正解パターンを頭に叩き込んでおきましょう。

文法テーマ重要公式パターン着目すべきシグナル単語
現在完了(継続)have / has + 過去分詞for(期間), since(起点), How long
現在完了(経験)have / has + 過去分詞ever, never, before, once, twice
現在完了(完了)have / has + 過去分詞already, just, yet
受動態(受け身)be動詞 + 過去分詞文脈上の「物」主語, by + 行為者
不定詞(目的)文 + to + 動詞の原形「〜するために」(in order to の簡略)
不定詞をとる動詞want / hope / decide + to 不定詞動詞の直後に置く動作
動名詞をとる動詞enjoy / finish / stop + -ing-ing のみが続く特定の動詞
関係代名詞(主格)先行詞(人) + who + 動詞空所の前が「人」、後ろが「動詞」
関係代名詞(主格)先行詞(物) + which + 動詞空所の前が「物」、後ろが「動詞」
分詞修飾(能動)名詞 + 動詞-ing名詞が「自ら〜している」関係
分詞修飾(受動)名詞 + 過去分詞名詞が「〜されている」関係
比較級-er / more + 形容詞 + than文中の than(〜よりも)
最上級the + -est / most + 形容詞文中の in the world / of all

不定詞と動名詞の重要構文と使い分け

不定詞(to + 動詞の原形)と動名詞(〜ing)は、大問1の短文空所補充で毎回のように狙われる重要単元です。3級では名詞的・副詞的・形容詞的の基本3用法に加え、以下の決まった構文パターンを押さえておく必要があります。

また、動詞の直後に「〜すること」を置く場合、どちらの形をとるかが動詞によって決まっています。enjoy、finish、stop、give up は動名詞のみを目的語にとり、want、hope、decide、promise は不定詞のみをとります。

like や start、begin は両方をとることができます。さらに、前置詞(about, for, of など)の後ろに動詞を置く場合は必ず動名詞になるルールも覚えておきましょう。

具体的な使い分けを例文で確認したいときは、不定詞と動名詞の使い分けの例文集が参考になります。

間接疑問文の語順ルールと見分け方

英検3級のリーディング大問1やリスニング第2部(会話応答文)で頻出するのが「間接疑問文」です。通常の疑問文と語順が異なるため、選択肢問題でつまずきやすい単元のひとつとなっています。

間接疑問文の最大のルールは、動詞の後ろに疑問詞を置く場合、語順が「疑問詞 + 主語 + 動詞」という平叙文(普通の文)の並び順に戻る点です。疑問文の語順である is や does などを主語の前に出してはいけません。

主語が三人称単数で現在形なら一般動詞に s を付け、過去の出来事なら動詞を過去形にします。大問1の空所補充では、選択肢に where does he live と where he lives が並んで語順が直接問われるため、主語と動詞が逆転しないことを意識して解き進めましょう。

比較表現(原級・比較級・最上級)の整理

2つ以上の人や物を比べる「比較」は、大問1の語句空所補充や長文読解で必ず出題される重要文法です。英検3級では「原級」「比較級」「最上級」の3種類を正確に見分ける力が求められます。

表は横にスクロールできます →

分類基本構造意味出題の合図となるキーワード
原級as + 原級 + as〜と同じくらい…2つの as に挟まれる
比較級比較級 + than〜よりも…後ろにある than
最上級the + 最上級 + in / of〜の中で最も…直前の the、後ろの in / of

大問1では、空所の直前・直後にある単語が正解を選ぶヒントになります。後ろに than があれば比較級を選び、前に the があれば最上級を選びます。

また、good - better - best のような不規則変化も頻出です。最上級の後ろに続く前置詞は、場所や集団を表す単数名詞なら in(例: in Japan)、複数名詞や数字なら of(例: of all)を使い分けます。

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理解度チェック

Q1. 英検4級から3級で新しく追加される文法項目はどれですか。

  1. 比較表現
  2. 助動詞 can
  3. 過去進行形
  4. 受動態
答えを見る

正解: D. 受動態
受動態は現在完了形や関係代名詞などとともに、3級で新しく追加される代表的な文法です。

Q2. 空所の前に enjoy がある場合、直後に入る適切な形は?

  1. 動名詞(-ing)
  2. to + 動詞の原形
  3. 過去分詞
  4. 原形動詞
答えを見る

正解: A. 動名詞(-ing)
解法フローにおいて、空所の前に enjoy があるときは動名詞(-ing)を探します。

Q3. 現在完了形の「経験」を表す文として本文にある英文はどれ?

  1. I like to play tennis.
  2. Have you ever visited Kyoto?
  3. This room was cleaned by Mary.
  4. He can swim fast.
答えを見る

正解: B. Have you ever visited Kyoto?
本文の現在完了形(経験)の項目で、例文として挙げられている英文です。

よくある質問

Q. 英検3級の文法は中学何年生までの範囲ですか?
中学3年生修了程度(中学全範囲)です。中学1年・2年の基礎文法に加えて、中3で学習する現在完了形、受動態、関係代名詞、分詞の後置修飾などがすべて含まれます。
Q. 英検4級と3級の文法で一番大きく変わる点は何ですか?
中3の文法(現在完了形、受動態、関係代名詞、分詞修飾)が追加される点です。また、3級からは長文読解の語数が増え、ライティング(英作文)の記述試験が加わります。
Q. ライティングで難しい文法を使わないと減点されますか?
減点されません。英検3級のライティングでは中3文法を使う義務はなく、中学1〜2年レベルの正確な英語で理由を明瞭に伝えることが高得点への近道です。
Q. 合格するためには文法を完璧にする必要がありますか?
全問正解する必要はありません。大問1の文法問題で6〜7割程度正解し、読解やリスニング、ライティングで手堅く得点できれば十分に合格ラインへ到達できます。
Q. 中1や小学生でも中3の文法を理解できますか?
可能です。まず動詞の過去分詞を暗記し、文法用語ではなく「受け身=される」「現在完了=過去から今まで続いている」というイメージから学ぶことで短期間で習得できます。
Q. 間接疑問文で主語が三人称単数の場合、動詞はどう変化しますか?
疑問詞の後ろは平叙文(肯定文)と同じ語順になるため、主語に合わせて動詞を変化させます。例えば Where does he live? を組み込む場合、疑問文用の does は消え、一般動詞に s を付けて where he lives とします。過去形の場合も did を消して動詞を過去形に戻します。
Q. 最上級の後ろに置く in と of はどうやって使い分けますか?
範囲を表す名詞が単数か複数かで見分けます。国や学校、クラスなど場所やひとまとまりの集団を表す単数名詞には in the world や in our school のように in を使います。一方、of the three(3人の中で)や of all(すべての中で)のように複数名詞や数字が続く場合は of を選びます。

2026年9月24日更新・モチタン辞典編集部

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